2024年 釣行記

2024年04月28日
紙祖川 10:30〜16:00

 やっと天気もよくなり、水位も風も落ち着き渓流釣りにいい条件となったのでひさびさの釣行。でもGWの前半の中日である日曜日だから渓にはたくさんの釣り人が入り、どうせ釣り荒れ状態だろうと思いながらの紙祖川釣行だ。ところが道中、横道、福川、高尻には釣り人と思えし路上脇に駐車された車があちらこちらに見えたが、峠を越えて紙祖川に入ると車もなく、釣り人も見えない。
「あれれ??今シーズン絶不調解禁だった紙祖川は釣り人に見捨てられてしまったのだろうか…。」
などと思いながら車を上流点ポイントの一番下手に停めて釣り支度。
 今回も下手はスルーしたので川虫取りはせず、付け餌は洋食ブドウ虫オンリー。ここからどんどん上手へ釣り場移動していく計画だ。
「ひょっとしたらサラ場かも?」
とうほうほして川へ降りてみたが、残念、やっぱり…降り場の砂利岸には盛り石がへこむほどの足跡があった。そして第一ポイントの瀬からの段落ちとなる広い淵のポイントではウグイやカワムツ、カダヤシは数匹釣れたがヤマメは一つも出なかった。
「やっぱり釣り後、釣り荒れ場かぁ。。とりあえず段の上の瀬を少しやって場所替えとするかぁ。」
と段上に上がって足元上の岸際チャラ瀬に餌を打つとクククっとアタリが出た。
「おや?魚、残ってるぞ。」
ということで、その筋を丁寧に流して3投目に食いアタリ!合わせて掛かって上がってきたのは少し小さめ放流サイズギリギリのヤマメ。

    

小さいけれど、ちゃんとヤマメが残っていることがわかったのでそれからは少しずつ沖の筋へと狙いを変えて攻める。すると本ポイントはアタリは出ないが所々の小さなポイントや対岸ギリギリなどの見逃しがちなポイントを丁寧に探るとアタリが出る。

    

おもしろいのでここで続けて釣り上がる。釣り進んでもやっぱりここぞという第一ポイントはいくらやってもアタリは出ない。川岸にはところどころ足跡があるので間違いなく先行者の後追いだ。でも見逃すようなところを攻めるとちゃんとアタリが出てヤマメが釣れる。そんな数ある小さなポイントを一つ一つ全部つぶしていくので釣り上がるのにとても時間が掛かる。
 最初の川上がり点で7匹。ここで川を上がって場所替えするかどうか悩む。けれど、実は今回昼食ラーメン用のお湯を持ってくるのを忘れてしまってて、昼食を食べるのに店まで行かないといけない。悩んだが今回は昼食抜きでやり続けることにした。ということで川を上がらずここでさらに釣り上がる事を選択した。
 釣っているうちにアタリパターンが読めてきた。昼になり、気温も上がり水温も上がってるだろうけど、流れる餌に飛びついたり、追ってきて食いつくヤマメはほとんどいない。うまく流れのよどみや巻き返しに餌が入り、餌が止まったときに食ってくる。

    

このパターンを読んで少し水深のある深場では鉛を打ち替えて餌を底に沈め底すれすれをゆっくりと流して探ることで、そこに居着いている良型を喰わせる事ができるようになった。ただ、攻めにくい竿抜けを攻めるので覆い木や対岸の木や草に仕掛けを絡ませてしまうことも多く、仕掛けのロストがとても多い。針も一袋使い果たしてしまった。
 そんな調子で一つ一つと釣果を増やし、このポイントの最終点まで行き着くのと納竿時間が一緒になったのでそこで釣り終えた。GW中の日曜日と釣果を期待しない釣行だったが意外にも良型を含め、まずまずの釣果をあげることができた。

    

16cm〜22cm 17匹
2024年04月13日
紙祖川     10:30〜17:00

 今年は週末になると雨が降ったり強風が吹いたりと悪天候続きでなかなか思う釣りができない。「今回はちゃんと普通に釣りができるだろう。」とまずは匹見街中で餌の川虫採集と行ってみたが…なんと水位はちょっと高。昼中は好天だったが、夜に降った雨で水位が上がってるようだ。「これじゃあ川虫取りは一苦労だな。」と川虫取りをあきらめて、常備しているブドウ虫で釣ることにして釣り場へ向かう。
 まずは下流部の街中から…今年ここに入るのは3度目。これまで2度は全く魚の気配がなかった。解禁初期は水温が低すぎて魚が動かなかったのかもと繰り返し入っているのだが…なんと今回も全くのノーアタック。流れの止まるところで餌を止めて待ってカワムツを2匹針にかけたがヤマメは反応がない。気配がない。「ここは今年は魚がおらん。」さすがに3度目のボウズなのでさっさと川を上がった。
 お昼のカップ焼きそばを食べる。前回上流部はヤマメの反応があったので、今回は一気にその反応があったところまで上がろうと決めた。紙祖川は見るにとってもキレイでいい川相なので、どこでも釣れそうな感じなのだが、残念ながらそうはいかない。特に釣りやすそうな下流部中流部は魚影がとても薄く、魚影が薄いところで川に惚れて執拗に釣り探ったりすると丸ボウズになりかねない。これまでの経験から言うと錦川のように天然魚の繁殖がほとんどなく、放流魚がないとヤマメ釣りが成り立たない川と言えるだろう。鮎の解禁初期の時期、錦川は錦町辺りでは本流でも宇佐川でもあちこちで大型のサツキマスが見られるが、高津・匹見川ではサクラマスの姿を見たことはまずない。「いや、下流部でルアーで釣れるよ。」と聞いたことはあるが、数は錦川と比べるとぐっと少ないのであろう。「えっ?でも漁協情報では紙祖川の放流量はとても多いよ。」と思う人もいるだろうが、残念ながら漁協は分散放流をしていない。「魚は雨が降ったらどうせ下流へ流されるんだから」と放流は最上流部に固めて放流する。ヤマメは水温の低い上流部へ遡る魚だから下流点には魚が広がらないのだろう。
 さて、昼食後、14:00から釣り再開。狙いの釣り場へ車を回すと、ありがたいことに駐車帯が空いていた。早速車を停めて川へ降りる。入川点は急落ちの瀬落ちの淵場だが、ここにはヤマメはいない。思う数点に餌を入れてはみたが、反応がないので急落ちの瀬の上へ上がる。ここも反応は無い。それでもいい川相なので少ししつこく攻めていると頭上の木に仕掛けを絡ませてしまった。これを機に、これまで若干水量が多い下流部で釣っていたので道糸0.25号、鉛Bでやっていたのだが、ボウズ気分を一新しようと道糸0.15号鉛4号の細仕掛けに張り替えた。そして段々の瀬を上がって釣り再開。するとこの浅い瀬の開きで反応が出た。「おお!おるぞ!」ということで一筋一筋丁寧に餌を打って流す。そしてついに針掛かり。今日の一匹目をゲットできた。

    

それからは丁寧に攻めていくとポツポツとアタリが出て、一つまた一つと釣果が上がるようになった。釣れるヤマメは結構型がよく。18cm〜20cm級。放流サイズはほとんどいない。

    

そんなに数が多いとは言えないが、ちゃんと魚はいるのでゆっくりと釣り上がり、次の川降り点まで釣ったところで帰る時間となったので川を上がった。本当は夕方の好時合いを釣りたいところだが、3時間の復路を考えると早上がりしないといけないのが残念無念。



18cm〜21cm 10匹
2024年03月30日
紙祖川 14:00〜17:00

 雨上がりのいい天気。墓参りを終えて川へ入ってみようと車を錦川へ向かわせるがまたまた思いの外水位が高い。支流なら入れるかと宇佐川へ…さらに深谷川に…温
泉から土手を上がってみるけど、水は澄んでいるが釣り上がるのはきびしそう。しばらく見て回ったが、入漁券も買わないと行けないので断念して移動。
 峠を越えたら雨量も変わるかと高津筋にIN。蓼野川へ回ってみるがやっぱりきつい。
 次は高尻川…こちらはだいぶ水位が低くてなんとか入れそうだ…だがお目当ての場所には車が止まっており、どうやら先行者がいそうな感じ。
「え〜い!ここまで来たらついでに峠越えして紙祖川まで行ってやる!」
ってことで峠を一気に越えて紙祖川IN.。
 こちらもやっぱり水量は多いが上流部の浅場の瀬なら少しは釣り上がれそうということで、ここでちょっとやってみることにする。あちこち探し回ったので、もう時刻は昼を過ぎている。先にカップラーメン昼食とする。
 腹ごしらえを終えて身支度を調え、川に降りるがやっぱり水位が高く、流勢が強くてあまり流れの中を歩けない。浅場や岸を上がることができる限られたポイントしか釣りをするのは難しい。これでは攻められるポイントは限られてしまうので、狙ったポイントはじっくりと攻めることにする。いつもなら一つのポイントは狙いの筋をひと流しふた流しすると次のポイントへと狙いを変えるのだが、今日は一つのポイントでも餌の落とし場所を変えて、流す筋を10cmほど変えてとしつこく投餌して攻める。しかし、こうやってじっくり攻めると普段スルーしているヤマメも全部ひねり出してる感じがする。そしてヤマメも雨後の増水で活性が上がっているのかそこにいるヤマメはちゃんと餌を喰ってくる。

    

釣れるヤマメは型がいい。「こんな良型がここにいるのか?」っていう奴ばかりだ。流れを外してゆっくり寄せてタモで掬う。岸際の浅瀬を100mほど上がる間に6匹ゲット。そのうち小さいのは2匹リリースして4匹キープ。



 場所を移動してもう1カ所河原から釣ることができる場所をやってみることにする。こちらは雪が残る低温時には全く魚反応がなかったところ。「今年はここはダメ場所かな?」と思ったけれど、水温が上がった今回はちゃんとヤマメが反応してくれた。ここでもさっきと同じように一つのポイントに何度も投餌してしつこく丁寧に攻めていく。すると魚がいるポイントではきちんと餌を喰ってきた。立ち木を避け、藪に隠れて餌を打つ。ここで出るヤマメもやっぱり良型が多い。

    

ここで5つキープして帰る時刻となった。



16cm〜22cm 9匹
2024年03月27日
福川川・島地川 14:00〜17:00

 午後から時間ができたので行って見る。まずは峠を越えて福川川へ。しかし着いてみると思いの外水位が高い。拠点入れないことはないが遡上できなさそうなので入る気がしない。
 大堰堤下手の集落下端、瀬尻にある淵頭で数カ所溜まりができているところで入川してみるが全くの反応無し。今年はこの反応無し続きだから「またか。」という感じで別にショックは受けないがやる気はなくなる。「どうせ釣れないのだから釣りをしやすいところへ行こう。」と大きく場所替え。
 峠を戻って島地川へ。ダム上の大トロの堰堤下から始めるとあれ?小さく反応が出る。そこで丁寧に何度か流してみるとアタリが出た。合わせるとクククッと魚反応。「掛かった!」ぴょんと跳んできたのは12cmほどのチビアマゴ。

 

それでも今年やっと姿が見られた初物だ☆よしよしときれいな姿をじっくりと見てそっと針を外してリリース。同じような流れでもう一つ同型追加。こちらは少し水位は高いけど福川川ほどではなく餌入れできるポイントも結構ある。川中を遡行しなくても川沿いの遊歩道を上がればいいので釣りやすい。ゆっくりと流れをよく見て餌が入りそうなところを見極めて丁寧に投餌すると反応が出た。合わせるとクククン☆今度は手応えも小気味よく、上がってきたのは18cm級。「やっと獲物が確保できた☆」あきらめ気分で竿を振って遊ぶだけな感じで入ったところでやっと初物と出会えるだなんてビックリです。場所探しや移動に時間が掛かってここでの竿だしは1時間ほどだったけれど、この後もゆっくり丁寧にピンポイントを攻めて4匹のキープ♪やっと今日今シーズンの渓流釣りの幕が開いたって感じです(^^)

    
2024年03月17日
紙祖川      11:00〜16:00

 しばらくいいお天気が続いたので残雪が多いとは言え、もう水温の方も上がっただろうと再び紙祖川へ。しかし…
どうも食いが悪いようなのでまずは川虫取りから…と思ったけれど、結構水が多いので川虫取りは難しそうとあきらめていつものように養殖ブドウ虫で攻めることにする。
 まずは下手からと合流点から始めるが…全くの音沙汰無し。ポイントが悪いかと少しだけ移動してやってみるけど同じ事
「はぁ〜、今日もダメかぁ…」
ボウズが連発してるのですぐにあきら芽が芽生える。
 ラーメン食べて心も体も仕切り直し。
 ぐーんと遡っていつもの年ならアタリが出てくれる淵場に瀬とがんばって攻め直してみたが、ちょんちょんと餌をつつく感じが4回ほどあったが食い込むまでには至らず、今回も丸ボウズ。解禁から3連続ボウズで渓流へのテンションがドーンと落ちてしまった。
2024年03月10日
紙祖川      11:00〜16:00

 今週もまた荒れ天気。前日土曜日は山は雪予報ということで待機。天気も落ち着いたようなので、今回はボウズは嫌だとがんばって横田回りで匹見へ上がった。
 ところが道端にはまだ雪が残っている。前日の降雪はだいぶ降ったようだ。残雪の少ない街中からやってみるけどうんともすんとも言わない。まるで反応無し。餌も触らない。ひと瀬やって川を上がり昼食にする。



 下がダメなら上へ。魚のたまる淵場狙いと拠点めがけて山へと入ると日陰、さらに道路にも雪が残ってる。この水温低下のせいか淵場もなにも全く魚反応無しで結局今回も丸ボウズ(>_<)

2024年03月02日
佐波川 11:00〜16:00

 今年も渓流解禁♪やっと川に帰る事ができるときがやってきた。しかし…天気予報が最悪。冬型の気圧配置が強まり、日本海側と山間部は雪の予報。かなりな降雪と積雪が予想されるので仕方なく高津行きは断念。峰より南側なら少しはいいだろうと数十年ぶりに佐波川へ行ってみることに下。ここだと釣行路も半分ですむのでもしダメでもかえるのは楽だ。出発の時間も少し遅めにして夜中に積もった雪も溶け始める時間と考えての出発。
 しかし…防府市内こそは雪もなかったが徳地町に近づくにつれて道路端に雪が見え始め、釣り場の大原湖を越えるともう真っ白。おまけに雪は降り始め、目的地の滑地区に着くともう雪は吹雪となっていた。これじゃあ竿を出す気にもなれない。そのまま滑川を上ってとりあえず釣り場を見て回る。けれど谷に入るともちろん真っ白景色。

    

釣り人らしい車は3台ほど見えたが谷間を降りて竿を出す気にはなれず、もう一度合流点まで戻る。するとやっと降雪の勢いが弱まりあまり気にならないくらいになったので、「せっかく来たのだし…」と身支度を調え、川に降りてみる。川はこのところの雨と昨日からの雪でかなり水位が高くなっている。流れも結構激しく、初期の狙い場の流れのよどみは少なくなっている。その少ないよどみに狙いを絞って餌を入れてみるが全くの反応無し。餌も触ってくれない。魚影も全く見えない。1時間ほどやってみたけど気配がないので竿をたたんだ。場所を変えて今度は合流点の本流側へ。けれどこっちも全く同じ状況。餌を変え仕掛けを変えてやってもみたけど完全スルー。そのうちまた雪の降り方が激しくなってきたので川を上がった。「この状況じゃあ水温もかなり低くて魚も餌を食べないのかな。。」と場所を大きく移動。ダム下の本流まで下がってみる。
ここでお昼のカップ麺を食べて体も心も温め直して瀬から落ち込む大トロを攻めてみる。しかし…こちらも全くの無反応。全くの無反応にやる気も失せて「もうかえろうか…」と車を川下へ走らせるが、やっぱりせっかくの解禁出漁だからと思い直して大きく場所移動。車を鹿野へ向け、目指すは島地ダムの上流。1時間の雪道峠越えをして釣り場に到着。こっちは確かに気温は低いが積雪量は少ない。水量が多く川歩きはしにくいがキャンプ場から遊歩道沿いに釣り上がる。しかしこちらも…手を変え品を変えポイントポイントに投餌するが全くの反応無し。遡渓しやすいところを上がりきってさすがにあきらめ竿をたたんだ。結局一度のアタリも無く餌も無傷の丸ボウズの解禁釣行だった。


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