2023年 釣行記



2023年11月05日
佐波川  10:30〜16:30

いよいよ今日で泣いても笑っても今年は最後です。まあまさか11月になっても友釣りができるなんて思ってなかったですから今年は十分満足です。季節外れの好天気♪でも、来週末は一気に気温が下がって冬日になると言うことで納竿も踏ん切りがつきました。
さて、どこで今日の一日を過ごすか…。いろいろと思いつく場所はありますが、「やっぱり今年の終盤をゆっくりと楽しませてくれた金波の浅トロ。ここで石に座ってゆっくりと囮を泳がせ、川のせせらぎを聴き、暖かな秋日和を味わいたい。」と心に決めて金波へ。
 ところが、この日も残念なことにすでにコロガシの人が3,4人も竿を振っている。「そんなに掛かるんだろうか?いや、そのぐらい他に掛かるところがないのかもしれない…。」どうでもいいけど竿を出すところがない。掛からない老人ホーム前まで移動しようかとも考えたけれど、あそこは流れも結構あり、立ち込まないと釣りがしにくいので「のんびり」という感じの釣りはできない。「仕方がない、昨日の三石で時を過ごすか。。」昨日の掛かり具合から、ここのポイントは一通り掛け切ったと思える。そして水温も低いこの終盤の時期、掛け切ったポイントに再度縄張り鮎が着くには相当な日数を要する。いや、もう次の鮎が着かないで今季は終わるかもしれない。つまりこのポイントは掛かる見込みのないポイントなのだ。「最後の納竿は釣れなくてもいい。」と思ってはいてもやっぱり最初から掛かる見込みのないところでやるよりも少しは掛かる可能性があるところでやりたいものなんだが…。誰もいない広いポイントでのんびりやれる魅力にここを最後の場所と決めた。で、昨日の出発点と同じ足場に立って第一囮出しを…掛からない。それだけじゃなく変に魚っ気が感じられない。「もしかしてやっぱり昨夜大規模な瀬付きが行われ、鮎が全部落ちてしまったのか?あちこち走り回ってた群れ鮎の気配も感じない。鮎がいないのだから掛かるわけがない。手前の激浅のチャラも前方のかけ上がりも大石回りも対岸際も…全くの反応無し。一匹も掛からない。下手の瀬肩の波立ちに移っても同じく反応無し。逆に上に上って大石回りの掘り込みや深トロをやってみても全然ダメ。ついにノーヒットのまま1時間が経過。「これじゃあ囮がだめになる。仕方がない、オスでもいいからとりあえず午後からも使える囮を確保せねば」ということでさらに上に上がって荒瀬の瀬尻、流れの走るところに囮を沈めた。
するとグググッ☆やっと掛かった。流れのあるところなのでやっぱりオス。けれど、これは珍しいけれどまだ瀬付きをしてない白いオスだった。「これなら囮に使えるでしょう。」なんとか生き延びた感じ。その元気のいい囮を流れの芯に入れてみたらここでもギュン☆しばらく竿が入ってなくて居残ってたんでしょう。でもここではこの2つだけ。その後元気な囮に変えて少しずつ探り下りしたけれど、囮が元気でもやっぱり掛かってはきません。そして入川口まで下がったところで午前の部終了で昼食にします。
 ラーメンを食べながら考えます。「さて、昼からどうしようか…。最後だし、お天気よくて気持ちいいし…このまま掛からないけどゆったりと時を楽しもうか…。でも、ちょっと物足りないな。ちょっと狙いを変えてチャレンジしてみようか。」チャレンジというのはまだ本気で竿入れしていないポイントを本気で攻めてみようかと言うことです。そこは下手の小さな瀬の瀬尻で下手の大トロに続くところです。上は瀬の流れが生きていて、下端は全くの流れ止まり。石は適度に入っているけれど、その裏の石は泥かむりだったりします。どうみてもそんなに掛かりそうなポイントではないので竿を差さずにいた場所です。けれど、逆に言うと竿を入れてないからサラ場とも言えます。どうせ掛からないのならこの未開拓な場所を攻めてみようというのです。
 さて、午後の部開始。自分の目の前から初めて少しずつ下手へ下がっていきます。流れが生き出す瀬肩へ。並んでいる石の回りを丁寧に泳がしてもやはり掛かりません。「やっぱりな。」ということで粘らずさらに下手の瀬の中を探ります。…掛かりません。ここも長居すると囮が弱るのでさっさと下がりきります。そして少し下がって流れ尻に立ち直し、「さて、やってみるで〜」っとそっと静かに囮を泳がせ出します…と…グルリン!掛かりました♪

    

「おおっ、ここには残っておるんかい。」石の並びや流れの通り方など複雑で少し筋を外すと泥カムリの中を泳がせてしまって釣りにならなかったりするけどよく川を見て丁寧に泳がせて攻めるとポツポツと掛かります。



「こんな見過ごしポイントで掛かるとは!」ぽつりぽつりと拾う感じではあるけれどもちゃんと掛かり所では掛かってくれてその後夕方まで楽しく掛け続けることができました。そうしてポイントを一通り探り尽くして掛かりが止まったところで…「今年もおもしろく鮎が掛けられたな。」と満足して竿をたたみました。
 来年の6月までさようなら♪

    

18cm〜21cm 17匹
2023年11月04日
佐波川  9:30〜17:00

 さぁ、今日もいい天気☆いざ出発♪
 この3連休は全て好天気夏日の予報。そして自分にはなんにも予定がない。いよいよ心に決めたのです。「この3連休、思う存分友釣りをして今年の納竿とする!」と。もちろん掛かるとは思ってません。もうこの時期、友釣りしてる人は見える限りにおいて自分以外に誰もいてません。それでも、風も無い穏やかな天気の下、川のせせらぎを聞きながら竿を持って、その竿の先には囮が泳いでて、囮と自分と川が一体となる時間。そんな時間の中に自分がいると言うことは幸せなのです。場所は佐波川金波。やっぱり?昨日と同じように浅トロのポイントには車が数台止まっていて、コロガシの竿を振る人が数人います。けれど、その下手の三石には誰もいません。昨日の終わり前にここには鮎が残っているのを見つけて、「ひょっとしたらここはまだ掛かるんじゃない?」って思ったので、今日やってみたいと思ったのです。少ない数ではあるけれど、昨日野鮎が掛かって、今日の囮は確保できてます。そこで河原に降りて、早速最初から足首水深の岸際に立って竿を伸ばします。狙いの本流は足場から6mほど先。そのかけ上がりの手前には大きめの座り石が二つ三つ。その石の間を沖へと出ようとしたときにギラリン☆
「わお!掛かった☆」
いい手応え。受けたのは上の浅トロでは掛からなくなった20cm級の抱卵鮎。
「おお!こんなのがまだいるんだ。」

    

それからはビックリするほどの掛かり。まだ最盛期であるかのようなほぼ時速10匹の勢い。上に上れば背びれが出るような浅チャラで水しぶきが上がる。正面に出ればかけ上がりでギラリンと光る。下へ下れば頭出しの石の水道でグググっと引き込まれる。

    

「こりゃどうしたことだ?こんな事があってもいいのか?」
最後の最後にしてこの最盛期並みの掛かり。まだまだできるのではないかと錯覚を起こしてしまうほどだ。それでも少しずつ掛かり速度が落ちてきた。でも、午後になって水温が上がればさらに調子がよくなるのではないかという期待を持って川を上がり、昼食タイム。
 早く続きをやりたいとはやる気持ちでさっさと焼きそばを食べきり後半の部開始。しかし…??掛からない。追いがよすぎて一気に着き鮎を掛け切ってしまったのだろうか。それともつけた囮の泳ぎが悪いのか?元気に泳いでるように見える囮だけれど舟の中の新しい囮に変えてみたりする。けれど…掛かりません。ついに辛抱が切れて前に出ます。さらには下手に下がります。けれど掛かりません。長く一カ所に囮を止めていると時にビビンと掛かります。けれど、それは色黒やせ細のオス。きっと走り回る群れの中の鮎が偶然張りに絡まって掛かってるのでしょう。川の中をよく見てみるとあちこちでギラリンギラリン腹を返す鮎が見えます。さらに動かず静かに座っているとなんとも目の前が鮎だらけに。「これはどうしたことか?」まるで今晩一斉に瀬付きを行う鮎がここら一帯に集まったかのようにそこら中鮎だらけになった。出した囮もこの数の野鮎に全く落ち着きをなくして浮いている。「ああ。これで掛からなくなったんだ。。」これだけ川底一面に鮎が群れ着いてしまっては縄張りを守って追い回っていられないだろう。きっと縄張りなんて消えてしまってるはずだ。ならそっと群れの中に囮を入れたら掛かるだろうと囮を入れるけど群れて岩の苔を食みまくっている野鮎に囮が逃げてなかなかなじまない。無理矢理鼻オモリをつけて群れの中に沈めて時々あおりを入れたら確かに掛かる。…けれどこの鮎は全部色黒やせ細のオス。これじゃあ掛けても仕方がない。なのでわざとその群れ鮎たちが入ってこない岸際対岸際の超浅場だけを狙って泳がせるがそこは午前中に一通り掛けたところなので鮎は残ってない。結局後半の部は夕方までやって3っつ追加できただけで終わってしまった。でもいいお天気、暖かな日に午前中のひとときだけでも、思わぬポイントで思わぬ入れ掛かりを堪能することができ、ステキな一日だった♪

    

17cm〜23cm  20匹
2023年11月03日
佐波川 9:30〜17:00
 11月の最初の週末は3連休。鮎釣りは先週でもう完全に終わったとはわかっているけれど、この3連休の天気予報は絶好の好天気予報。気温も10月初旬並みに上がるという。いつもの年ならもう海に転換し、筏に上がるところだが、今年はなんとも友釣りに憑かれている。
「釣れなくてもいい、最高の天気で今年の川とお別れしよう。」
ということで今回も佐波川へ向かった。
 狙いのポイントは後期いつもの浅トロ。石に座ってゆっくり囮を操縦したい。けれど、まずは囮の確保。幸い階段の上の瀬が空いていた。ここで素掛けの竿を振る。これがやっぱり掛からない。先週と同じように芯まで出て瀬中まで下がる。ここでようやっと掛かったけれど12cmほどの小さいオス。これじゃあ囮には不安と続けるけど同寸のチビ鮎ばかり。1時間ほどやって10匹掛けて、その中で1番大きい15cmの2匹を囮としてキープして他は全部放流。
「この2匹でなんとかなってくれ〜〜〜」
で瀬尻から始める。が…これが掛からない。右往左往してやっと1匹まともなのが掛かった。

    

これで本命ポイントの下の浅トロへ…っと思ったらコロガシの人が3人もそこで竿を振っておられる。きっと瀬ではまともな鮎が掛からなくなったのだろう。いつもなら段々下へ下がって瀬場に行かれるのだが見てると全然動く気配がない。これじゃあ移動ができない。仕方がないので階段下の瀬の間の流れの緩いところでやるが全くの反応無し。ありがたいことに水温が低いから休ませながら泳がせてると囮はいつまでも元気に泳いでくれるのだが…掛かりません。そのまま昼食の時間に。
「まぁ掛からないとはわかっていたし、いい天気で気持ちいいからいいよね。」
ゆっくりとラーメンを食べます。
 昼にはコロガシの人も移動するかと思いきや、浅トロでのコロガシが掛かるのでしょう。午後も続けて竿を振っておられます。仕方なくこちらも続けて階段でやり続けますが、どうにも掛かりません。えーいと思い切って本瀬の中へ囮を入れるとその脇でガツン!こんなところに若い元気なのが残っていました。「へえ〜」っともう一度同じ筋に入れてもう一匹。「やったね♪」って思ったけれど、付いていたのはその2匹だけ。それっきりそこも掛からなくなりました。
 3時を回ってやっと下手のコロガシさんが川を上がられました。この階段下は全然掛からないので、その浅トロへ移動。けれど、さんざんコロガシの人が歩き回った後だからか、ここも掛かる気配がありません。
 もう夕方になるので思い切って下手の瀬へグングン下がって探ります。けれどやっぱりこちらは真っ黒な瀬付き中のやせ細ったオスが時々掛かるだけ。これは囮にもならないのですぐに放流。こういうのはやっぱり掛けたくないので瀬はすっ飛ばして下へ下がります。
 ついに三石まで来てしまいました。するとあれれ、、ここには鮎がいるのが見えます。
「へえ〜ここには鮎が残っているんだ。」
で、鮎が見えたところに囮を出すと一発で掛かってきました。
「やったね☆」
で囮を変えてもう一度出すとまたクリン☆その後は続かなかったけど…
「ここって明日朝からやったら結構掛かるんとちゃう?」
ということでここは粘らずもう一度上の浅トロまで引き上がって終了です。

    

15cm〜20cm 7匹
2023年10月29日
佐波川    9:00〜17:00

 昨日はもう強烈な風でひどい目に遭わされました。これでもかと言うほど打ちのめされて、それだけダメージを食らわされたのならもうやめる!ってところでしょうが、今年、特に後半の佐波川釣行はとても楽しめたいい釣りができた友釣りだったのです。その最後がこんなにひどい釣りで終わらせるというのは残念だと思ったのです。幸い天気予報では翌日のこの日は風も収まり次第に暖かさが戻るという予報。その予報に期待を寄せてもう一日追加の釣行です。
 今日は最初から囮もあるので狙いの瀬肩の浅トロに入ります。それでもやっぱり思った通り、全然掛かりません。静かに泳がせてもらちがあきません。追いが悪いのじゃなくて、鮎がいないのですから。でも、鮎が薄い分、石についた鮎がいれば追いは激しく一発で掛かってきます。

少々エリアから離れていても、しばらく尾を振らせていると遠くからでも飛んできて掛かります。ですから当てもなくとにかく鮎を広範囲に入れまくります。
 しかし、天気予報では風は収まるとのことだったのに昼からはドンドン風は強くなって昨日と同じくらに。雲も広がって日射しが届かなくなり、やっぱりジャケットを着る寒い釣りに。糸は吹き上げられてオバセ操作はできなくなって、ポイントを上の瀬の流れのあるところにし、竿先を下げて引き泳がせにします。なんとか囮を引けても、野鮎が掛かっても竿が立てられない。。。そんなですからやっぱりバレ事故多発。
 夕方こそ少し風が緩んでなんとか風の合間を見て竿が立てられるようにはなったけど、やっぱりきつい釣りで終わってしまいました。
「こんな辛い釣りで今年は竿を納めないといけないのか…。」
 あっ、ウェーダーの修理の方はどうだったか?修理部分は治ってましたが、どうもまだ他のところに水漏れ箇所があるのが判明。けど、こっちは小さな水漏れですぐに治りそうなので、来春の渓流釣りには間に合いそうです(^^)

    

13cm〜23cm 13匹
2023年10月28日
佐波川 9:30〜17:00

 先週の釣行で今年の鮎友釣りは終わり!とわかったんです。でも、先週は納竿する気分の準備ができてなかったのです。「今日で終わりにしよう」と気持ちの準備をして終えたかったのです。それと気がかりがもう一つ。それはスリムウェーダー。僕は1年中スリムウェーダー履きです。どんだけ暑い真夏の日中でもスリムで通します。スリムをずっと履いてると当然穴が空いて水漏れがします。1年平均40日釣行。それを全部スリムで通したらどんな高いスリムを買ってもせいぜい3年しか持ちません。いや、長く履けるかどうかは値段やグレードとは関係ありません。僕の友達は僕がスリムを勧めるので7万円もする有名メーカー最高峰のスリムを買ったのだけれど6回履いただけで太腿から水が漏れ出したそうです。その人はメインはタイツ履きなのでたった6回目の使用が購入から1年を超えてしまってたようで、修理保証が効かなくて自分で修理したけど完全に水もれが止まらず、怒って廃棄してしまいました。「もうウェーダーは2度と履かん!」とあきれて怒ってしまいました。品物のアタリが悪かったり、使い方が悪かったりしたらそんなことも起こります。ですからウェーダーは高級物は必要ない。どうせ3年で履きつぶすのに8万円も出して買うものじゃありません。おっと話が大きくずれてウェーダー論に走ってしまいました(^^ゞ実はお気に入りだったウェーダーが2年目にして水漏れしたので修理したんですけれど、その修理で水漏れがなくなったかどうか確認がしたかったのです。それで、もう鮎は掛からないとわかっていたけれど、竿納めの釣行に出かけたのです。
 天気予報では天気はまずまずだけれど、風が出てくる予報。朝はまだ風は無い。最初の囮確保は本橋の方がよさそうだが、なんか本橋の広場でイベントがあるみたいで大勢の人が本橋に集まっている。数百人のギャラリーの前で竿を振るのはちょっと勇気がない。そこできっとここしばらく竿抜けになっているだろう金波階段に入った。読み通り釣り人はいなくて、悠々と釣り支度を終えて川に入る。でも、ここもやっぱり岸際のチャラにチビ鮎・遊び鮎の姿はない。瀬肩に立って手前の岸際チャラから素掛けを始めるが、いつものように簡単には掛からない。しばらくやったけど掛かる気配がないので仕方がない少しずつ前に…芯流れに近づいていく。ついにド芯の一番ポイントに仕掛けを投入。さすがにここは掛かってくれた。このきつい流れでも石についているまだ若く、型も結構いい体力十分のメス鮎。けれど掛かったのはこれ1匹だけ。もうしばらく粘ったが、掛かりそうもなかったので素掛けは終わりとし、友釣りにチェンジ。
 ところが思ったほど強くないと思った風が、このころからきつくなりはじめた。冷たい風、体感は寒い。ちょっと竿を置いて車に戻りウェアーを冬仕様にチェンジ。冬仕様というのは春先の渓流釣りスタイルなんだが、、(^^ゞ
 再開は瀬尻に降りて流れの弱いところから。いくら元気と言ってもこの時期です。荒っぽい囮使いをしたらいっぺんに浮き泳ぎしてしまいます。流れの緩いところで囮主体で泳がせる。けれど、強風のため丁寧なオバセ操作ができない。それでもなんとか2匹ほどの鮎が掛かった。

    

これで囮の方は心配なくなったけれど、強風と鮎の薄さで厳しい展開。やっと掛かっても風で竿が立てられなかったり、抜くタイミングが取れなかったり、あおられて抜いた鮎がとんでもない方向に飛んでいったり…キャッチミスに抜きバレ、身切れ、受け損ないのバレと事故多発で数が増えません。そしてこの階段付近は流れの弱いエリアは広くないのでそろそろ手詰まり。下手のいつもの朝トロに場所を変えようかと思ったらちょうどそこに2人ほど釣り人が入ってこられた。まあそれでも入れるところはあるだろうと思いきや、その方々はなんと鮎イング。「こんな時期に鮎イングで掛かるのか??」見ているとポイントを大きくあちこち動き回り、ルアーを投げ回っている。
「これじゃあ入るところはない。まあきっと釣れることはないだろうから昼には他へ移動するだろう。」
あきらめて午前中はこの狭いエリアで我慢することにした。昼までになんとか4匹確保。やっぱり下手の釣り人は移動したのか見えなくなっていた。依然として風は強く吹き通していたが下手のポイントならもう少しどうにかなるだろうと思いラーメンを食べて冷えた体を温める。
 ところが???食べ終わって、さて場所を移動しようかと思ったとき、さきほどの釣り人たちが車で帰ってきた。
「ええ??午後もあそこでやるの?」
ということで場所移動はあきらめて午後も同じ場所で。午後は午前中に探ったところをさらに探るのですからさらに厳しい。夕方には風も少しは弱まるかと思ったけれど、結局竿をたたむまで吹き続け。もう風にあおられる竿を支える腕が痛い。結局この日の釣果は6匹。寒さ、強風、貧果で強烈ダメージ。
「今日で竿を納めるつもりだったけど、こんだけひどい目に遭ったままで竿を納めるのは辛すぎる。納竿は明日に持ち越しだあ〜〜!!」

    

15cm〜17cm 6匹
2023年10月22日
佐波川  9:30〜17:00

 昨日の本橋でいよいよ終わりだなと感じた。昨日確保した囮を持って金波へ。もうだいぶ釣り人も少なくなっていて、狙いの先週と同じポイントに入ることができた。
 さて、先週はとてもいい感触だったこのポイントはどうだろう。状況調べな感じで竿を伸ばし、囮を放す。このところの夜の冷え込みで水温も下がって15度前後。なので鮎も弱らず元気いっぱい。手を離れた囮は元気よく尾を振って沖へと出て行った。けれどポイントポイントで探ってみたけれど反応は無し。石裏のポイントを一通り探り尽くして掛からないので難易度の高い石頭を上がらせるとやっと一匹目が掛かった。

    

しかし、型が先週まで掛かってたサイズより2回りほど小さい。掛かったばかりの元気囮に変えても次はなかなか来ない。広範囲に探り回してやっと2つ目。でもやっぱりこれも1匹目と同じサイズで小さい。数も減って型も小さくなって…やっぱりここも終わりの様相。
「いや、しかし、それはこのポイントだけの話かも。」
前回と同じように大石に座って静かに泳がせて目前180度を探っていたけれど、ここは鮎が薄く、粘っても後が続かないようなので立ち上がって探り回します。けれど、周囲はどこも同じ感じで魚影が薄い。見える鮎も岸際に群れる鮎も少ない感じ。この浅場のトロを探り尽くしてやっと3つ追加。



「やっぱりもうダメみたいだな。」
少し早いけどお昼にします。
 午前の調子では午後もパットしないだろうと予測できるけど、もう時期も時期、どこに行っても同じようなものでしょうから午後もここでやることにします。
「このトロは見切って,流れが残ってるから竿を入れてなかった上の瀬をやってみよう。」
ということでトロを上がって上の瀬尻から始めます。流れの生きているところにはもう若い鮎は着いてないと思ったけれどこの瀬尻の大きめの石回りで2つ掛かってきました。この瀬は水深も浅く、高低差が小さいので流れも優しいので瀬付きの鮎は少ないようです。掛かる鮎は型も一回り小さく雄が多いけれど、まだ放精してない若いオスです。数は少ないけれど丹念に磯回りを探るとぽつりぽつりと掛かります。他に釣り人はいないので悠々と探って回れます。ぽつりぽつりと拾って回ってお日様が傾いたら掛かりが止まったので終了としました。
「こりゃ、もう納竿だね。」

    

17cm〜20cm  20匹
2023年10月21日
佐波川    10:00〜17:00

 10月ももう後半に入った。そろそろ「納竿」の言葉が頭によぎるところだが…先週のいい感触♪今年はこの10月に入ってからは好天気続き、10月でありながら毎日夏日の更新中。まとまった雨も降っておらず、増水もほとんどない状況。彼岸花の開花が遅れるなど植物暦は2週間以上遅れてもいるし、
「今年はいつまで釣り続けられるのか…。」
そんなことを思いながら、今週もまずは囮確保と本橋へ入る。が、んん?いつも河原に立つとピュンピュンと逃げるチビ鮎が見えるものだが今日は全くいない。そういえばあちこちで跳ねるチビ群れも静かな感じ。違和感を感じながらも、いつもの筋に素掛けの仕掛けを振り込むが…掛かってこない。好天続きでチャラがさらに浅くなっているからか?少し水量のある筋に狙いを変えても掛からない。どうもいつもの手前の流れに鮎は入ってないようだ。仕方がないので前に出て本流れを攻める。ここでも瀬肩では掛からず、瀬尻の開きでようやく一つ、いい囮をゲット。継いで小さめの群れ鮎を二つゲット。小さいのはちょっと囮には心許ないが、この鮎の薄さから素掛けを続けても執拗に時間が過ぎていくと読んでの友釣りチェンジ。
  信頼できる囮は一匹しかないので、最初からぐっと下がって本瀬の肩へ。元気さ頼りに瀬肩上のトロで泳がせる。するとこれはラッキー一発で掛かってきた。きれいなメス♪しかし少し型は小さめ。
「このまま前回よく掛かった上のトロへ泳がせながら上っていったらいくつか掛かるやろう。」
と安易に考えてたが…掛からない。全然掛かりません。まだ十分な囮も確保できてないのでちょっと焦って一番掛かりそうな対岸ぎりぎりに囮を向かわせ、岸沿いにゆっくり上がらせる…掛かりません(^^;
「こりゃダメだ。」
と返して瀬の中を攻めていきます。大きめの石が入ってる筋で探ると、こっちはなんとかぽつりぽつりと掛かってくれました。けれど、型が小さい。なんとかぎりぎり囮には使えるけれど引けません。そして粘って流れのきついところまで下げると黒く色変わりしたオス。
「やっぱり流れのきついとこはダメね。」
芯の流れの向こう側にくるぶしほどの浅いチャラ棚があります。そこへ囮を泳がせて入らせると一発でコン!グイーン☆思いの外強い手応えで引き回されて、思い切って対岸から抜き飛ばすと丸々太った23cmのメス。

    

せっかくですがこれはちょっと囮には使えません。そしてその対岸のチャラ棚は掛かりは続きません。きっとついた鮎が少ないからさっきの野鮎は飛びついてきたのでしょう。とはいえ流芯は瀬付きのオスばかりなので、狙う場所はその浅チャラしかありません。そこを中心に探りながら瀬を下っていきます。でも鮎は薄いし掛かるのは小さい。ぱっとしないまま瀬尻まで下りつきました。時間はもうお昼。一旦竿をたたんで車に戻って昼食とします。
 どうもこの本橋はもう終わったって言う感じがします。鮎は薄いし型は小さいし、垢付きのいい場所にも鮎は出てきてないし。。先週はまだまだいい感じだったのにこの一週間でこんなに変わってしまったのかという感じです。でも…午前中の最後に行った瀬尻がちょっと気になります。流れが広がる瀬尻。あちこちに結構大きな石が沈んでいてあそこなら掛かってもいいんちゃうか?って思わせる感じだったのです。とりあえず明日の囮も確保できたのでやってみることにします。
 午後の部開始。狙いの瀬尻までは結構距離があるので、とりあえず竿を伸ばして探りながら下がっていきます。昼も過ぎたので、少しは鮎が出てきたかなと思ったけれど、別段変わりません。釣り下がって行くけど全然反応無くゼロヒットで瀬尻にたどり着きます。で、期待の瀬尻。。けれど、ここも空振りです。早いうちに2匹ほど掛かってきたけれどその後は音沙汰無し。対岸際でもう一つ追加しただけ。時間ばかりが空しく過ぎていく。
「もう少し早い時期なら縄張り鮎がもっといたのだろうか…。来年は早い時期に試してみる価値はあるな。」
ポイントはいい感じなのに着いている鮎は少ない。来年に期待して日も下がってきたのでここを見切ります。再度本瀬を釣り上がって…やっpりなんとか掛かるのは瀬肩のトロでした。といっても魚影薄くちょろちょろっとっかっただけです。
「型も小さくなったし、石付き鮎もぐんと減った感じだし、瀬付き鮎はもう一度放精を終えた鮎ばかりだし、ここ本橋はもう終わったな。。」

    

13cm〜23cm 17匹
2023年10月15日
佐波川  9:30〜17:00

 昨日ちゃんと囮が確保できたので今日は最初から余裕の金波釣行。
 行って見ると、もうさすがに10月中旬。友釣り師も順々に竿納めをしている時期です。思ったよりも空いてまして、じっくりやってみたかった瀬肩上の大石が並んで座ってるポイントには入れました。この正面は全般的に浅いトロ。水深は膝下ぐらいです。そこで鮎に警戒心を与えないようにできるだけ川中に立ち込まないように川岸際の舟がようやく浸かるところにそっと立って竿を伸ばします。最近は短竿流行で8.5mが主流になりつつありますが、警戒心が高い終盤の鮎釣りでは9.5mの方が向いてます。
 足場を変えずに足元からそっと囮を放します。竿先を操作して水中糸に抵抗を加えて囮を沖へ向かわせます。一番手前の大石の裏に囮が入ったけどここでは反応無し。そこで石脇に流れる筋に入れて上らせるとクイン☆っと掛かりました。第一号はきれいなメスです。

    

元気な野鮎に囮が変わって次を期待。ところがこお囮、元気すぎ?で言うことを聞いてくれず下手へ下がります。でも、ここで引き上げません。この時期の抱卵鮎は鼻を引くと浮き癖がつくからです。しばらく勝手に泳がせているとおとなしくなって言うことを聞き出します。囮はグーっと下がって下手の岸際葦の根元へ…ってここでキュイーンと掛かります。しめしめと思って抜くとおやまあこれは色変わりし始めたオス。この時期のオスは落ち着きがなくあちこち走り回って掛かりが悪いのです。交換すべきかどうか少し悩みましたが元気さを頼りに交換して出発。やっぱりたあ〜っと一気に沖へ走り出ますがちょうど追い気のある野鮎がいたのか走る最中にコン☆といいアタリ。今度はちゃんとメスが掛かりました。掛かる鮎は全部型のいい21cm級の塩焼きサイズ。そしてこの時期は流れのある瀬を避けてトロを釣ると8割がたメスが掛かるのです。3匹確保でゆとりが出て、足場近くの大石に座り込みます。座り込んで広範囲を泳がせて探るのもやっぱり9.5mが有利ですね。そして座り込んで釣ると影が低くなり警戒心を与えずに済みます。鮎が掛かっても座ったままで抜きます。そして座ったまま囮を付け替える。じっと同じところで座って釣るとポイントもよく見えてきます。石の並び具合も流れ筋も波立ち具合も。じっくりゆっくり泳がせられるので掛かりも多く出る気がします。ということでこの後も調子よく掛かります。狙い場所は真上から真正面、そして真下まで180度。なんかどんどん調子がよくなっていっときは入れ掛かり状態に。座ったままで掛け続け、少し掛かり速度が落ちたところで一旦竿を置いて昼食にします。
 この日はお天気もいいし、風も無く、釣り人も周りにはいない。ゆっくりと時を楽しむ釣りです。ゆったりした気持ちで温かいカップラーメンを食べて、さて、午後の部開始です。
 前半と同じようにそっと川へ降り、石に座って囮を放ちます。が?…あれ?全然掛かりません。狙い場を変えても無反応。ひょっとして囮に浮き癖がついてるか?と思って囮を変えても掛かりません。一匹も掛かりません。どうしたんでしょう。もうこのポイントの野鮎を抜ききってしまったのでしょうか。でも、初めて囮を泳がせてみたところでも全然無反応です。1時間以上無反応が続くとさすがにあきらめます。よいしょっと石から立ち上がります。この付近の浅トロは広いのです。立ち込んで沖へ出ます。囮が入ってない領域に入りますが…掛かりません。一歩、二歩、三歩…一つほど掛かりましたが後が続きません。今度は元に戻って上へ上っていきます。…が、こちらも不発。ということであっちこっちと探り回り。でも、ほとんどどこも空振り。ついに上の瀬の瀬尻まで上ってやっと一つ二つと追加。でも、流れが囮に効くところまで上ると色変わりのオスが掛かってきてこれ以上はパス。元の位置に戻って今度は下手へ。こっちも反応が薄く下手へ下手へ…。そして下手の瀬の肩を下がって流れが走りところでオスが掛かってこちらもアウト。結局また最初の位置に戻ってゆっくりと囮を泳がせるのを楽しんで、2つほど追加して終了です。

    

17cm〜22cm 24匹
2023年10月14日
佐波川  9:30〜17:00

 先週の阿武川・佐波川釣行でいよいよ終盤に入ったのを感じた。鮎が下って薄くなってる。これでは囮確保の素掛けもままならないかもしれない。佐波川の終盤と言えば総合堤より下流の本橋か新橋だ。でも、今年は1台2台しか駐車できない新橋にはいつもすでに車が止まっていて入れない。またコロガシに適した早瀬があるのは本橋の方。ということで安全に囮確保できる確率の高い本橋に。
 けれど、全然心配することはなかった。入川口目の前の小さな瀬であっという間に囮確保。今年はこのかずべ〜式囮確保素掛けの釣法を会得したのは大収穫だと言える。来シーズンからもどんどん値が上がる囮の確保も心配しなくても済む。竿を5回振っただけで小さいけれど3匹の野鮎が確保できたので早々に友釣りにチェンジ。



 さて、久しぶりの本橋。終盤を迎えて鮎の着きはどのように変わってるか、また、変わってないか。調べる意味で最初から橋上まで上がって浅トロを泳がしてみます。けれど渇水に入って水深が浅くなったと言うこともあるのだろうか全然反応がない。それでも少ししつこく探って願って2つ3っつ掛けた。だが…なんとも型が小さい13cm級。「これじゃあ掛かっても仕方ないやな。」と判断し、早々に橋上を見切って橋下に。けれどもこちらの浅チャラやトロでも掛かりは散発。気持ちも釣果も盛り上がらないところでお昼となった。
 昼食を食べながら午後からどうしようかと一思案。とりあえず囮も確保できたから場所替えしたい…が、まだ本場所の下手の本瀬には竿を入れていない。
「あそこを触らないで場所を変えるのはどうだか…。」
ということで場所替えは一旦お預け、やっぱり本瀬に竿を入れてみることにする。
 一気に川を下がって本瀬の肩に立つ。瀬頭の三角に囮を滑りこませてみたが反応は薄い。さらに波立ちまで下げるとやっと掛かった。しかし、ここでもチビ鮎。3っつ4っつと掛けたけどそれは変わらない。荒いところの方が追うようなので脇筋の荒瀬に入れてみたがここでは入れ掛かりに掛かるけど、掛かるのは真っ黒なオスの瀬付き鮎。
「こりゃいかん。」
とすぐにそこはやめる。自分は黒変した瀬付き鮎は釣らない主義なので。そこで逆に脇ぎりぎりのチャラ場に囮を入れて泳がせるとここはいい反応。良型の雌が掛かってきた。でもここに残る鮎は数少ないようで、付き鮎は追いがよく、すぐに飛びついて掛かるが、抜き終わったら全く無反応に。そんな感じでどんどん本瀬を下ったがたいした掛かりもなくついに瀬尻まで下がってしまった。トントントンと下がったのでもう一度丁寧に探り直せば追加できるだろうけど、あまりおもしろくないのでもう一度瀬肩まで上がって瀬肩上のトロを攻めてみる。
 すると肩口では掛からなかったのに流れから離れたなんてことのないところで掛かってきた。それも良型のメス。
「こんなところに残ってるのか?」



で、そのトロの深場と対岸際の葦の根元を丹念に探って一つ一つ拾っていった。単発でぽつりぽつりの掛かりだが、型のいいのが掛かるのでそのままやり続けた。終盤だからか鮎が元々薄く、追い鮎を掛け切ってしまったからか夕方は早く掛かりが止まってしまった。最後に引き上げて入川口のチャラに戻ったらここには浅場に鮎が出ていたけれど掛かるのはやっぱりチビばかりなのでもう竿をたたんだ。

    

13cm〜22cm  21匹
2023年10月09日
佐波川 10:00〜17:00

 あらビックリ!!雨でだめだと思っていたのに一転、天気予報が外れて晴天に☆この3連休は竿を出せないかもと思っていたのに連日釣行となりました。一応追加釣行と言うことでここはチャレンジ。今年全然だめな感じの老人ホーム前に言ってみます。今年の佐波川は中・上流部では尺級の大型もたくさん出ているのでここの深瀬なら型のよいのも出るのではないかと言う思いで挑戦です。
 さすが絶不調の老人ホーム前、3連休最終日の日曜日というのにポイントはがら空き。ゆっくりと着替えます。狙いの場所は中央部だけど、がら空きですから一番上流部のトロ頭から入ってみます。ところが…なんとやっぱりここはひどい。大きめの石があちこち良さそうなところに座っているのにその周辺の底石は泥をかぶっていて完全に曇ってます。
「これじゃあ掛からんわ…。」
トロ端の両脇の浅チャラは石がきれいですがそこにチビ鮎の姿はゼロ。
「なんでここはこんなに鮎が薄いねん?」
もちろんダメ波長を出しているので鮎は全く掛かりません。掛かる気がしないのでドンドン流れのあるところに下がっていきます。モヤモヤのところまで下がってやっと小さい鮎が見え始めます。それでも石に着いている鮎はいないようで全然追いません。さらに下がって短い絞り込みの筋。この時期、こんな強い押しが当たるところは鮎が着いてないだろうと思ったけれど、なんのここにまだ元気な鮎が着いてました。芯ではさすがに来ませんが、対岸際のかけ上がりで連発☆20cm級のいい鮎が掛かりました。これでいい囮も手に入ったので調子が上がるかと思ったのだけれど、気がつくと狙いの中央部には知らないうちに釣り人が入ってました。
「あちゃ〜残念。」
と中央部深トロに注ぐ水深の浅い瀬回りをいろいろと広く探ってみたけれど、流れの様相のわりに鮎は掛かりません。やっぱり本筋の方も鮎の魚影は薄いようです。まるで上手な人にきれいに抜かれた後のように、狙い所では全く掛かりません。それであっちこっち適当に囮の置き場を変えてたら急に掛かります。法則も何もない。掛かる鮎は20cm越えと型はいいのですが、こんな目着け所のない鮎釣りはおもしろくありません。なんとか7つほど掛けて昼飯にします。
 「はぁ〜午後からは場所を変えようか…。」
っと思ったら、先ほどまでいた深瀬辺りに入っていた釣り人の姿がなくなっていました。
「場所替えしたんだ。やってみようと思ってたところが空いたんだからやっぱりやってみるかぁ。」
ということでやっぱり昼からも続けることにしました。
 午後からは最初から狙いの深瀬へ。けれど、ここもやっぱり午前中の上手の瀬とおんなじ。全然掛かる気配がない。仕方がないので徐々に下がる。そしていよいよ次の荒瀬の肩に着いたときコン☆っと手応え。その後グーンと底走り。ありがたいことにこれが上に走ってくれたので、竿で走りを止めてグングン竿を曲げてやりとり。引き寄せて掬おうと思ったけれど手元まで寄ってこなくて近くまで来ると上へ突っ走るので思い切ってエイッと抜きあげてドスン!これが25cm。

    

中上流ほどではないけれど、ここにはやっぱり大きいのがいました。と言ってもここに集まっているわけではありません。この瀬肩ではこの一匹だけ。大きいので囮には使えず、そのまま舟に入れて別の囮にチェンジ。そしてそのまま荒瀬の中へ入れて下がりながら探ったけれど、きつい流れの中に鮎はいません。芯では一匹も掛かりません。脇のチャラで一つ二つ。それでこの荒瀬はおしまいです。そのまま瀬尻まで下がったけれど、ここもさっぱり。広く歩き回ったので疲れてしまいました。
 再度荒瀬を上がってその上の深瀬に囮を沈め、そのまま囮を留めて石に座ってひとやすみ。ところがじっと止めていたらコン!小さな当たりとともに囮がぐーんと上へ上ります。
「あれ?」
っと竿を立てて効かせたらグーンと強いテンションが掛かります。
「掛かった?」
これも25cm級でドスン☆

    

どうも鮎が少ないから縄張り鮎がいれば、その射程距離内に侵入者がいれば飛んできて追い払うようです。しかし、なんともアタリが小さい。いつ掛かったかわからない状況も何度か。それでわからないうちに針が外れてバレてしまったような感じも何度かありました。結局ここでは数は少なかったけれどやっぱり型は大きめのがいくつか釣れました♪

    

18cm〜25cm 15匹
2023年10月08日
阿武川    10:00〜17:00

 3連休☆けれど初日は用事でつぶれてしまい、2日目の今日はお天気下り坂の予報。「このままじゃあせっかくの3連休に竿出しができない。」と何とか竿が出せる方法を探します。すると雨は南から、なので北部なら雨の降り出しが遅く、なんとか昼過ぎまでやれそうと判断。予想最高気温は18度と寒い釣行が予想されるが釣り可能な阿武川へ突撃してみることにした。
 川に着いてみると思った通り、曇ってはいるがまだまだ雨が降る感じはない。今年は魚影の薄い阿武川ダム下。おまけにこの時期とあって釣り人は誰もいない。寂しいような、ちょっと恥ずかしいような感じで着替えを済ます。
 さて、囮が確保できるかが一番目の課題だけれど、これは思ったよりも簡単に。入川口目の前の小さな瀬で一つ二つとすぐに素掛けに掛かってくれてクリアー♪さっさと車に戻って友釣り仕様に装備替え。やっぱり気温低く相当寒い。渓流用の防寒ジャケットを着込んでいざ出陣。
 入川口に近い瀬の下手から釣り上がる。最初の狙いは瀬尻上の浅段の棚。しかし、前回入れ掛かりだったここは鮎がそんなに着いてない。それでも2匹ほどまともなサイズの鮎が掛かって、今日はちゃんと友釣りが成立することがわかった。



少しずつ瀬を引き上がっていくとぽつりぽつりと掛かるけど、「狙い目はここだ!」という決め手が見つからない。ほんとにところ構わず、まんべんなく掛かるし、掛からない。囮をあっちこっち入れ回って鮎がそこにたまたまいたら追ってくるし、そこに鮎がいなければうんともすんとも言わない。そんなこんなで昼までに9匹ゲット。天気の方はいつもで持つかわからないけど雨が落ち出すまではがんばることにして熱々のカップ麺で体を温める。
 後半の狙いは瀬の上の緩瀬とトロ場。泳ぎがへたくそになった抱卵鮎はこういう流れのないところに固まってることが多いものだ。ということでがんばって一気に瀬を上って瀬肩の上までいきついてさぁ後半戦の開始だ。ところが…思ったようには鮎は掛かってこない。囮はいい泳ぎをして川中に座っている大石の回りを探ってくれているのだが鮎は掛からない。「狙いは外れたのか…」と仕方なく少しずつ下がって瀬の流れに近づいていく。やっと一つ掛かったのは白泡一番。どうやら追い鮎は流れのあるところしかいないようだ。少しずつ流れの中に入っていく。しかし、気温も低く、雲も厚くて暗い昼だからか追いの活性は上がらない。午後もやっぱり狙い所のつかめない偶然掛かりだけ。まぁ強いて言えば対岸側の浅チャラとのかけ上がり。ここだけは3連発があった。



 3時を越えるとさすがに雲は厚さを増してきていよいよ暗くなってしまった。追いはさらに活性が低くなり掛かり速度は時速2匹と極端に落ちた。そして4時を過ぎるとひんやりする風が漂ってきて雨を教える。「降り出す前にやめよう。」と入川口に向かって下がり下がり掛けてそのまま入川口到着で竿をたたんだ。ちょうど竿をたたみ出すとポツポツと雨が落ち始め、道具片付けて着替えを済まし、車を出すと共に雨は本降りに。少し走って山間に掛かったときには大雨になった。
「あ〜鮎もそれなりに掛かったし、本降りになる前にやめてよかったよかった☆」



13cm〜25cm 23匹
2023年10月01日
佐波川  9:30〜17:30

 昨日は冷たい雨という悪天候の中でちょっとだけの高津サヨナラ釣りだったけど、今日はお天気一転、快晴です。
 昨日の高津鮎を囮確保として佐波川へ向かいます。今回は佐波川の鮎釣り道場である金波へ。ここ金波は平日休日にかかわらず、毎日たくさんの鮎釣り師が集まるポイント。いつもは人が多いのでちょっと敬遠してたのですが、
「これだけ人気のある釣り場ってどんな感じなんだろう。」
と興味が湧いたので仲間に入れてもらいます。
 釣り人は多いけど広い釣り場で、ここに集まる人は地元の人も多く、とにかくたくさんの釣果をあげるというよりも鮎釣りを楽しむという感じが強い。お互いを気遣い、お互いに配慮する雰囲気があって温かい釣り場です。混み合っててもちゃんと竿2本以上の間隔を取り合って釣っておられます。
 川を見ると下の瀬と上の瀬の間にある狭い緩流帯が空いてます。そこでそのポイントに入ります。まずは下の瀬の瀬肩からやってみますが思うように掛かりません。そりゃあ毎日入れ替わり立ち替わりで攻められてるのですから瀬の中に居着いた鮎はすぐに抜かれていなくなる。次に着くまでは空き家ですから掛かりません。まあそれでも広く探ればポッツリポツリとは小さい鮎が掛かってくれます。とりあえず数匹の囮が確保できたので瀬から上に上ってトロを泳がせます。後半のトロの鮎は必要以上に敏感になってます。こちらがじっと止まって、動くときはすり足で、ポイントが定まったらそこに座り込んでとデリケートに泳がせて探ります。するとコン!っと竿先を叩くようなアタリで野鮎がかかってきます。アタリはコン!と小さいのに、竿を立ててテンションを掛けるとぐーっと走る良型です。平均サイズ21cm。なぜか下の本橋にいる鮎より一回り大きいサイズでうれしくなってしまいます。午前中、浅トロ、浅チャラをメインに目の前のポイントで結構掛かりました。けれどエリアが狭いのでさすがにアタリは止まってしまいました。

    

 ここで昼食。ラーメンをすすりながら午後の組み立てを考えます。って言っても回りのそれぞれのポイントには他の釣り人がおられるので、思うようには動けません。
「対岸に渡って分流を釣ってみるか」
と作戦決定。
 後半は最初から川を切り、竿を入れてないところから始めます。ところが…全く掛かりません。掛かる気配もありません。ポイントを変えても場所を移動しても全くの不発です。
「いったいどうなってるの?」
後半に入ってこういうことって結構起こってます。午前中は追うのに午後からぴたっと追いが止まる。今回もそれなのか?まわりの釣り人を見てみても竿は曲がってません。浅いところ、深いところ、流れの走るところ止まってるところ。いろいろやるけど結果は同じ。そうこうしてるうちに2時間が経過。2時間ボウズです。まいったまいったでくたびれて最初の場所に帰ります。あたふたしてるうちにやっと一つ掛かりました。するとそれからは再びぽつりぽつりと掛かり出しました。3時を過ぎて夕方の時合いに入ったのでしょうか。かと言って追いが上がったわけでもなく、ポツポツリズムです。結局そのまま夕方まで続いて竿をたたむ時間となりました。まぁそれでも魚影は結構濃いのでしょうね。ポツポツリズムで23匹になってました。

    

15cm〜22cm 23匹
2023年09月30日
高津川     10:00〜16:30

 この夏も楽しませてくれた高津川もいよいよ今回で最終日。ところがこのところいいお天気続きだったにもかかわらず、この最終日だけがお天気下り坂の昼から雨予報。
「最終日に雨の中で辛い釣りはしたくない。」
ってことで天気予報アプリとにらめっこしながらの釣行です。
 雨は北からという予報なので終盤だから下流域が狙い目とは思いながら益田方面は断念。日原は漁協前からスタート。ということで漁協近くだから今回は漁協で囮を購入します。養殖囮は大きめのを選んで元気いっぱい。これなら少々囮変えに時間が掛かっても大丈夫そうです。ちょっと不安な今年初の漁協前でしたがなんと思いの外野鮎はいい反応。囮換えは入れ掛かり。

    

その後瀬肩で7連チャン♪その間に翔さんも合流します。が…この7連チャンが止まったら全然掛からなくなります。なぜ??って言うほど反応が出なくなります。陽が差していたのがドンドン曇って暗くなったからでしょうか?それから1時間、岸際のチャラで一つ。上の深トロで一つ追加できただけでした。ここは2時間で9匹。
 昼はちょっと寒いのでカップ麺。ほっと一息温まって、空をみると見事に天気予報通りに黒く厚い雲が空を覆って、今にも雨が落ちてきそうな感じ。出てきた風もひんやりしてきてもう秒読みな感じ。天気予報アプリをみると上手の柿木方面は2時頃まで大丈夫そう。なので移動を決めます。この時期に上の柿の木で掛かるのかどうか不安でしたが釣果より気持ちよい釣りをと雨を避けました。
 柿の木に着いてみると、なんと空はまだ青空。陽も射してます。
「やったね。」
って天気がよければうれしくなります。気持ちよく車を停めて用意して川に降りると…
「あれ〜?」
青空はどんどん消えていく…。日原にあった雲がどしどしこちらに流れてきてるって感じです。いそいそと川へ入り囮を泳がせます。すると…ポツポツながらちゃんと鮎が追ってきます。それも掛かるのは全部まだ色のきれいな鮎ばかり。おもしろさが増してきたけれど空は暗くなり、ついにポツポツと雨が…見事天気予報アプリの通り、2時。その後しばらくすると雨が川面を叩くようになったので急いで橋の下へ飛び込んで雨宿り。やめるには早すぎるのでそのまま様子を見ます。
 1時間ほど経って、雨は小さくなりました。
「今度ひどくなったらやめましょう。」
と打ち合わせをしてさっき雨宿り前に釣っていたポイントまで行って釣り再開。でも、こちらも雲に覆われ暗くなったからか追いは今ひとつになってしまいました。それでも一つ二つと掛かったところで再び雨がひどくなったので二人、竿をたたみました。
 釣ってた時間より雨宿りしてた時間の方が長かったかもしれませんが雨にびしょ濡れになることもなく適当に鮎も掛かって、気持ちよく高津最終日を送ることができました♪

    

16cm〜22cm  14匹
2023年09月24日
佐波川  11:00〜17:30

 今日はゆっくりと佐波川へ。狙いは前回楽しめた本橋橋上の浅トロ。
「ここでゆっくりと泳がせて楽しい釣りをしたい。」
まずは、例によって素掛けで囮取り。橋下の小さい瀬を狙って、これはいつも通り15分ほどで2匹確保。
 すぐに竿を変えて友釣り開始。一直線に橋上のトロへ。ところが放した囮はスースーで上へ泳ぎ上がってしまう。全くの反応無し。長く泳がせてあちこち回らせても引き戻して泳がせ直してもダメ。
「こりゃどうしたんだ?水位が低いからか?まだ水温が低いからか?」
深いタナを泳がせてみたり、浅い棚を泳がせてみたりといろいろして、やっとっかったのは浅い棚。しかしポツポツで、しかも型が小さい15cm未満。



「これじゃあ話にならん。。」
とこの浅トロをあきらめます。かと言ってそのままゆっくり釣り下って橋下の小さな瀬は瀬肩も瀬も瀬尻もチビ鮎が単発で掛かるだけ。とりあえず午後の部の囮は確保できたというところで昼食休憩。
 さて、午後の部はどうしたものか。。午前中の手応えがあまりよくなかったので、ちょっと悩みます。
「場所替えするか?う〜んでもまだ下手の本瀬にはまだ囮を入れてないし…。」
午前中はコロガシをされてる人がいた下手の本瀬も、もうその方は川を上がられたのでスッカラカンに空いてます。
「せっかくだからどんな調子かやってみるだけやってみよう。」
ということで午後もここ本橋で続けることにします。入川口の目の前の小さな瀬はすっ飛ばして下手の本瀬の瀬肩まで一気に下ります。みると瀬脇の浅チャラにチビ鮎がたくさん見えましたので、まずはここからと足元から下げていくと見事に一発掛かり☆追いのいい元気な鮎がいましたが、いかんせん型が小さい15cm級。2,3匹同じ岸際のチャラで掛けた元気囮を瀬肩から一段下まで瀬をやってみたけれど真ん中はそんなにいい反応は無く、ここで掛かる鮎も型が小さい。なので瀬を力入れて攻めるのはやめました。
 肩から少し引き上げて…トロを泳がせてみます。
「ここで掛かれば楽でおもしろいんだけどなぁ〜。」
って上に引き上げながら移動しているとクククっと掛かってくれました。それもいい型。
「おっ!掛かるじゃん。」
っと適当なところに大石があったのでそこに腰を掛けて泳がせるとビビビン☆入れ掛かりとはいきませんけどゆっくりぽつりぽつりと掛かります。ここで掛かるのは
「こんないい型の鮎がここにおったんか!」
という感じのいい型20cm級。なのでそのまま続けます。座ったまんま。



「なんか釣り堀で釣ってるみたいやなぁ〜。」
竿の届く180度泳がせながら続けます。ぽつりぽつり…いいリズムで掛かり続けて結局夕方までそのままその石に座ったまんま釣り続けられました♪
 今日はとっても楽しい釣りができました♪



12cm〜23cm 33匹
2023年09月23日
錦川  11:30〜15:30

 今日はお彼岸の中日ということで実家の岩国で仏壇に線香あげて錦町にあるお墓に参りに。
 途中寄り道してちょっぴり南桑で竿だしって言うと罰が当たるかもしれませんがせっかくのチャンスなので短時間ですが南桑チャレンジします。
 5年前まで岩国に帰っていた頃懇意にしていただいていたサンフードは閉まっています。それでは残念ながらここでの入漁券と囮の購入はできません。上手のウッドヴィレッジ美川に行ってみると時間がもう昼近くになっていたのでお店が開いていてラッキー♪入漁券を買うことができました。
 車をもう一度サンフード前のスロープに戻し、目の前のトロから始めます。先客さんがお二人いますが、広いポイントなので問題なく入れます。期待は去年先客さんが調子よく大型を掛けていた正面の小さな緩瀬。しかし、全くの無反応。かなりしつこく探ったけれど無反応。あきらめて泳がせながら上へ移動してみるけれど全然掛かる気配がありません。先客さんも全く掛けている様子はありません。
「こりゃダメかな。。」
昼になったので今度は囮を泳がせながら下がります。途中最初に期待した緩瀬をもう一度さらいますが無反応。入川点まで来て、
「ちょっとだけ下手の瀬の様子も見ておこう。」
と下手へ下げていきます。そして色がいいと見て取ってた下手の瀬肩のトロへ下竿で囮を流し込むと…不意に竿先がひったくられました。
「うわっ!!」
ほとんど下竿いっぱいになってた竿を伸されまいとぐいっと力を込めて綱引きすると…ブチン☆身切れしちゃいました。。。手応えからして相当のデカバンでした。
「ここにはおるんだ。」
と今度は体制をしっかり整え、囮を新しいのに変えて同じように下手へ滑り混ませますとやっぱり一発でコン☆っと当たってグググッと突っ走るデカバンの手応え。力強くて止められません。そのまま瀬に引き落とされたら万事休す。が、瀬口に向かうのを逆に勢いをつけたらうまく瀬口を越えて岸際の浅チャラまで行ったのでしめしめで突進を止められたのでそれから竿を上へ倒してのやりとり。かなり引き回されたけど竿でためて耐えて徐々に引き寄せてやっとタモに掬いゲット!丸々太った25cm級。

    

「ふう〜」
っとため息一つであの下の瀬には鮎がいるとわかったので、午後から本格的に攻めてみようということで昼食にします。
 気がはやるのでつるつる一気にカップ麺をすすって後半開始。さっさとさっきの瀬の尻に立ちます。よさそうなのは瀬肩ですが、さっきはたまたまうまくいったけど、瀬に引き込まれたらとても取れそうもありません。瀬の後半なら下に下げて瀬尻まで落としたら流れのないトロで勝負できますから取れるのはここしかないと読んだのです。問題はこのポイントで掛かるかです。けれど…元気な囮に鼻環を通して流れの中に入れると…コツン☆と小さなたたきの後でグーン!!ここに鮎はいました。狙い通り掛けた後は下へ引き下げてトロでやりとりするとうまく取り込めました。けれど、持ってきた囮は一匹掛けたら引き回されて一発でダウン。持ってきた囮は大きさが20cmほどなのでデカバンを掛けてもやっりとりできるけど、掛けた25cmの丸々太ったデカバンを囮につけたのでは同型が掛かったらとてもじゃないけど取り込めそうもありません。なので持ってきた囮を使い回しするしかありません。なんとこのポイントに鮎が固まっていたのか連続で掛かります。囮は鯉のぼりでくるくるりん。なんとか2回り回したけどさすがに囮3匹ノックダウン(^^; まだ瀬尻の開きも瀬肩の石の色のいいトロもやり残しているけれど囮に使う弾も撃ちきったし、お墓参りも明るいうちに済ませたいので早々に竿をたたみました。

    



24cm〜26cm 5匹
2023年09月22日
佐波川 15:30〜17:30

 仕事が早く終わったので行って見ました。実は9月後半は佐波川は梁が立つ時です。その梁が立つ前に人丸のあの瀬の上のチャラトロにもう一度入ってみたかったのです。ところが…直行で人丸に行ってみるとすでに梁が立ってしまっていました。。「くー悔しい残念。」梁が立ったら上流100m、下流20mは釣り禁止です。仕方がないのであきらめて人丸橋の下の瀬に入ります。
 夕方からなのであまり時間がないところ、すぐに瀬肩の素掛けで囮が確保できました。すぐに竿を友竿に持ち替えてそのまま瀬肩上の浅トロを泳がせますが、どうも石に鮎が着いてないようで掛かりません。広いトロを泳がして探る手もあったのですが、時間も限られているのですぐに切り替えて瀬の中をやります。ドーンと芯に入れたら一発掛かり!

    

竿抜けだったのでしょうか。その後もぽつりぽつりと掛かりますが思うほど反応は早くない。きついところに鮎は少ないようです。少し上に上がって対岸際のかけ上がり。ここが正解でした。5連チャン。そこから深い方で掛かるのか浅い方で掛かるのか…これは浅い方が正解でした。足首水深のチャラでさらに連発。かけ上がり舌の深い方は掛かるけど散発でした。夕暮れが早くなり、掛かりも早く止まります。でも、明日の分の囮が確保できたのでよかったです。♪

    

17〜22cm 16匹
2023年09月18日
佐波川 9:00〜17:30

 昨日、一昨日と2連チャンしてますから、今日はゆとりのゆっくり釣行、佐波川へ。
「数は釣れなくてもいいからゆっくり泳がせて型がいいのが来たらいいな。」
という気持ちで、昔は後半よく大型が掛かってた三石へ。行って見ると数人の釣り人がすでに入っておられたけど、下手のポイントが空いていたので入らせていただく。
 ここ佐波川の金波周辺は佐波川の鮎釣り道場。周年禁網区間ともなっているが,釣りやすいポイントも連続していて、鮎も結構いるので釣果もほどほどある。車も駐めやすく入川しやすいということもあって、平日休日にかかわらず。地元の鮎師を中心に、いつ行っても10〜20人の釣り人が入っている。
 三石はその一番下手のポイント。しかし、川岸に立ってみてちょっと落胆。ここは名前の通り大きな岩が3っつ入っていて、その周辺は深トロや深瀬となり、そこに型のいい鮎が潜んでいたものだが…っていうのは前に入った20年前の川相。今はこの周辺全域川底整地によって平坦な浅場に改変されているがここ三石も例に漏れず膝程度の浅いトロになってしまっていた。渇水の今、底の状態が丸見えだけれども鮎の姿はあまり見えない。
「こりゃ、釣れんでしょ。」
初見でそんな印象を受けたけど、
「まぁ今日はそれでもいいと思ってここに来たのだから…」
と竿を伸ばす。昨日の鮎を2匹ほど生かしていたので早速友釣りを開始する。まずは一番早く掛かりそうな下手の短い瀬に囮を入れる…けれど、ここはさっきまで先客さんが入っていたポイント。抜かれ後なのだろうピリっともしない。手前からそっと1本目、2本目、3本目の筋と順次囮を入れていったが、ノーアタック。4本目、一番奥の押しの強い水量のある落とし瀬は、囮を弱らせてしまいそうだったけど、もう囮を変えなくては次につながらないということで、吸い込み直前の石の回りをダンスさせてやっとHIT!囮交換ができました。

    

この元気囮を持って、瀬の上のトロを泳がせます。よく見ると手前に幅50cmほどのほんの短い掘り込みを見つけたので、そこへ囮を向かわせると…これが正解☆この狭いポイントで5連チャン♪けれど、それで掛け切ったのだろう。反応は無くなった。
「この調子なら結構楽しい釣りになるか?」
とぬか喜び。その後は全然掛かりません。小さな変化を見取ってそこをねちっこく丁寧に泳がせながら探りますが掛かったらラッキーみたいな確率。掛かる鮎も20cm前後と特段大きなサイズでもありません。
「やっぱりこのポイントはダメでしょう。」
初感で感じたとおりパットしません。
「でも、ここでずっと竿を出してる人たちがいるのだから何か目玉があるんじゃないかな。。ひょっとしたら午後から鮎がドバッと出てくるとか?」
って昼食後もここで続けます。
 午後の最初は対岸際の勢いある落とし瀬の中へ元気な囮を選んでぶっ込んでみます。すると一発!バキューンと強いアタリ!それでも短い瀬ですから瀬を下らせて緩い流れでやりとりし、弱らせてから抜いてドスン!これが今日の最長寸の23cm。



でも取り込みで時間を掛けて暴れさせてしまったのでポイントの鮎を警戒させてしまったか、その後はそのポイントでは鮎は掛かってきませんでした。もいちど上のトロに戻って浅場、深筋、足元から沖目、対岸際と広く探るけど全然いいこと無し。時間ばかりが過ぎていってもう夕方。まわりの釣り人も一人、また一人と帰って行かれます。自分も
「もうやるすべもないし、夕方まで粘っても追いも上がらなかったし、今日はこの辺でやめよか…。」
と思ったけれど、最後にトロの上にある瀬、そこはずっと他の釣り人が入っていたのですがその方も帰られて空き場所になっていたので、
「ラストに瀬を引いてみよう!」
と思い切って瀬の上まで上がってみました。時間もないので見てみて一番かかりそうな筋へ直撃すると…これが一発掛かり☆同じ足場で同じ筋に囮を入れて実に5連発!
「あんだけずっと攻められ続けてた瀬なのになんで入れ掛かりで掛かるねん?」
連発が終わって掛かりが止まったところで終了〜♪



15cm〜23cm 13匹
2023年09月17日
高津川     11:00〜17:00

 人の多い高津川、しかも3連休の中日の日曜日となると…なんて考えると腰が重たくなりますが、あまりにいいお天気に背中を押されて家を出ます。道中どこへ向かおうかと思案思案。釣り期も終盤、鮎も下がったと考えて釣り人も下手へ下がってるだろうと考えてあえて上の柿木に入ります。
 河原の駐車場は空いてたのでしめしめと思って川へ降りてみたら、いやいや消防署前のポイントには3人の釣り人が見えます。
「ありゃま、ここですらこんだ人がいるのか…。」
とりあえず橋下のポイントは空いていたので入ります。
 まずは囮確保と素掛け・・・瀬の中でしゃくってもなかなか掛かりません。
「こりゃ、瀬の中には鮎は少ないな。。」
30分かかってやっと小さめの囮を2匹確保できました。



 車に戻って友釣り仕様に変えて荒瀬の肩に位置します。すると上手の瀬に2人の釣り人が入ってこられました。これで上手には動けなくなりました。
「どうする?場所を変えるか?…まぁせっかく準備したんだからこの瀬肩だけはやってみましょ。」
と座って瀬肩のトロに囮を出します。すると意外にも小さな浅くなるかけ上がりでよく掛かります。くるん、ギラリンっと浅いところなので掛かるのが目に見えます。手前で掛からなくなったら沖目の岸際、そして堤防際の深い筋と思ったように掛かってくれます。昼までの1時間半で15匹。

    

 「これだけ掛かるのなら動けなくてもいいでしょう。」
と午後も続けてここでやることにします。
「今日はとってもいい天気。気温もぐんぐん上がって、水温も上がり、午後からはさらに追い気もあがるだろう。」
ところが…あれ?はい?どうなってんの?昼からは全く追わなくなりました。どうしたんでしょう。いったい何があったのか?そのポイントを釣りきってしまったのか?と少し釣り座を上にずらしてみたり、筋を変えたり浅場へ、深場へ下手へ上上げしてと手を尽くしますが全くだめです。そのうち囮が弱ってくるので仕方なく囮を下手の荒瀬へ入れて…こちらも朝に読んだとおりに掛かりが悪いのですが、それでもなんとか掛かります。下手の瀬で一つ掛けて元気囮で上のトロを泳がせて…また弱って瀬に入れて新しいのを掛けて上で泳がせて…この繰り返しで囮は継げるのですが上のトロは全然好転しません。午前中あれだけ追いがよかったのだから…夕方の時合いになると再び追い出すかもと期待して粘りますが…状況はよくなりません。結局それは終わりまで続いて試合終了です。

    

15cm〜20cm 23匹
2023年09月16日
高津川     10:30〜17:00

 今シーズン、高津川での鮎釣りもいよいよ後半残りわずかとなりました。それでも変わらぬ高津人気。今日も日原周辺は満員御礼です。先に入った翔さんの左鎧ポイントも数人の釣り人が入っていて合流できません。どこか他に空いてるところは?と川を見ながら下がっていくけどどこも複数人の釣り人が入ってこれでは邪魔せず素掛けで囮を確保できません。日原の漁協に帰って養殖囮を2つ購入して再探索。頼みの綱の道の駅裏。ここは道から見えないので案外空いてることが多いのです。道の駅に車を止めて裏をのぞいてみるとありがたことに空いてました。
 早速着替えて川入りします。がら空きと思ったけれど、自分が川切りをして立ち位置を決めたとき2人、また2人と人が入ってきました。先の2人はぐっと下手に歩いて行って下の瀬へ。後の2人は上の場所へと移動して行かれました。自分が立った場所は広く空いています。ここ数日、お天気が落ち着かず、局地的なにわか雨が多数発生。その雨で高津川も若干の増水があり、今日はやっと水位が落ち着いたところ。この場所のように天然遡上鮎対象のポイントは若干の水位変化でさえ付き場所が大きく変わる。平水ならチビ鮎がたくさん遊んでいる岸際のチャラに遊び鮎が見えません。
「こりゃ厳しいかな。」
瀬頭に立って岸際から順に沖目へと囮を出しながら探っていくけど反応は薄い。最初の囮替えまで30分かかります。

    

囮が天然に変わっても掛かりがよくなると言うことはありません。 しかしこの瀬頭で掛からなければこの先見通し暗いので、じっと座ってここで粘ります。なんとかぽつりぽつりと囮を継いで午前中は7匹。昼食に一旦上がります。下の瀬まで下がった釣り人も上の場所にあがった釣り人も川を上がってどこかへ移動して行かれました。きっと調子はよくなかったのでしょう。翔さんに連絡してみると午前中の釣り人に動きはないようです。ここはいまいちな感じですが朝の様子を考えると移動してもきっと入れるところはありません。そこで午後もここでがんばることに決めます。
 さて、昼になったから追いがよくなったかというとそうでもありません。午前中にじっくり攻めた瀬肩付近は抜き終わったのでしょうか全く反応がなくなりました。そこでゆっくり少しずつ下手へ下がりながら探っていきます。けれど、どこも同じように掛かりません。たまにポツンと単発で掛かるだけ。今日はこの道の駅裏一帯は追いが悪いようです。ついに下の瀬の肩まで下がりましたが結局掛かり場所は見つけられませんでした。下の荒瀬のかかりまで囮を入れてもみましたが先客さんがダメだったように早瀬の中も全く掛かりません。下がるのを止めて再び少しずつ上がっていきます。すると中央付近でふいに一つ掛かりました。
「ん?」
っとよく川の中を見てみるとここに4畳半ほどのほんの少し浅くなっている棚を見つけました。そしてここだけ掛かるのです。そんなに追いがいいというわけではないけれどもじっくりと泳がせて誘うとポツポツと掛かってきます。
「しめしめ」
とここで粘って2時間で10本掛けることができました。時間的に追いがよくなったのかというとそうではありません。10本抜いて掛かりが止まったので再び上へ少しずつ移動しても他では全然掛かりません。ついに最初の瀬肩まで戻ってしまいました。そのまま瀬肩上手のトロまで上がり泳がせてみましたが追いはありません。
「ここまでだな。」
もう攻めようもないので竿をたたみました。

    

13cm〜21cm 25匹
2023年09月10日
佐波川 9:00〜17:30

 昨日の鬱憤晴らしは、ゆっくり思うような釣りができる佐波川へ。
 まずは、囮取りの素掛けができるところを…と下手の場所から空き場所を探すと2場所目で発見。これまたすぐに素掛けで囮が確保でき、友釣りへチェンジ。そのまま瀬を釣るとバキューン!と勢いのよい掛かりを見せてくれて、10連発☆どれも20cm級の良型だ。けれど、小さいポイント。10匹も抜いたらもう縄張り鮎は少なくなったようで反応が薄くなった。そのまま瀬肩上のトロ場へ移り、泳がせで狙ってみたが、トロ着きの鮎は少ないようで追いは薄い。
「この場所は今日は終わり。」
と判断したけれど、昼までに他の場所へ行こうという欲もない。そのまま瀬とトロを交互に攻めてぽつりぽつりと拾って午前の部終了。ここまで12匹。

    

 でも型がいいのばっかりなので十分おみやげは確保できた。ということで昼食を食べながら一思案。
「よし!大型チャレンジやってみよう!」
この時期、佐波川も上流部では数は少ないが尺に近い大型鮎が出ている。久しぶりに上へ上がってこの良型鮎を狙ってみることにした。車でぐんぐん徳地へ向かって行くと大型チャレンジの鮎師が瀬ごとに入っている。その人たちを見送りながらもっともっと上へ。昔、湖産放流で全河川好調だった頃は自分のメインポイントはこの徳地周辺だったので知り得たエリアだ。けれど、その昔懐かしのポイントに行って見ると入川口が草伸び放題でふさがってしまっている。地元の人たちも高齢化で鮎釣りをする人も減って、道普請をするのもままならないのかもしれない。首丈まで伸びた草をかき分けてポイントに入るにはちょっと敬遠。好ポイントを見送ってさらに上へ。徳地に入って島地・本流合流点で川を見る。磨かれた石は少なく見える鮎も少ないが石が大きいので数は少ないけれど、
「こういうところにデガ版はおる!」
と判断し入川する。瀬尻まで行って少しずつ瀬を探り上ろうと囮を入れて徐々に引き上げる…とゴロゴロと響く音。
「えっ?!」
と空を見上げると真っ黒い雲がわき上がってきている。雲の流れはこちらへ向かっている。雷鳴がドンドンひどくなる。
「こりゃダメだ。」
囮を入れてなんぼも経ってないけれど残念見切って退避を決める。
 遠い空を見ると入道雲は山沿いだけで防府市内は青空が広がっている。
「下へ下ったら平気かも。。」
と車を南へ向ける。土砂降りになった徳地から市内に入ると雨は止み、見事に日差しが射しだした。
 人丸橋まで下がってみると午前中は人が入っていた人丸のポイントが空いていた。
「ここも久しぶり、入ってみるか。」
この人丸ポイントも昔よく入ったところで懐かしのポイントだが、昨今人気ポイントでいつ来ても誰かが竿を出していたのでずっと入っていなかったところだ。さっそく上手の瀬から入るがやっぱり午前中に抜かれた後。反応は薄く。ぽつりぽつりとしか掛からない。対岸まで広く瀬肩を中心に探ったがパットしない。
「まぁ、こんなもんか。」
と再度左岸際まで戻ってみると瀬肩の上の浅いトロが黄金色に光っている。
「ひょっとして、こんなところに鮎が残っていたりして?」
っとそこまで上がって岸際からそっと囮を泳がせ出すと2mm前に出ないうちにギラリン☆と鱗光が光った。
「うほっ!おるんかい。」
で、早速掛かったばかりの元気鮎を囮に上にのぼらせるとギラリンと即掛かり。その場に座って送り出すと次から次へと連続掛かり☆一歩も動かずに時速10匹以上の速度で掛かってくる。そのまま陽が陰って追いが止まるまで気持ちよく入れ掛かりを楽しんだ。
「ここで朝から一日中やってみたいな。」
次回を楽しみに竿をたたんだ。

    

13cm〜22cm 9:00〜12:00 12匹  15:00〜17:30 21匹  計33匹
2023年09月09日
高津川     11:00 〜 17:30 

 人気一番満員御礼の高津川。日原から順次空き場所を探しながら下って行ってやっと空いてたのは本流横田専用区。
 ここも一番ポイントにはすでに先客さんが入っていて細い分流から始めます。今日は翔さんに囮を貸してもらって最初から友釣りができます。さすがに幅2mほどの分流は竿抜けだったようですぐに1匹掛かります。

    

しかし着いてたのはこれだけだったようでその後沈黙です。あとは空き場所ウロウロあれやこれややってみるけど音沙汰無しで午前の部終了。
 これではどういもならんので午後は移動すべきところですが、先客さんたちが移動されて場所が空いたので「移動するにしても他に空き場所あるかぁ〜?」ということでそのまま粘ることにしました。けれど、さすがに午前中に抜かれた後。掛かる鮎は残っていません。上の橋下のトロも不発。荒瀬尻の緩瀬も攻めどころがはっきりしません。上へ下へ、岸際へ沖へとあっちこっち探りまくって単発がぽつりぽつり。そのまま最後まで調子変わらずで終了となりました。

    

15cm〜17cm 10匹
2023年09月03日
阿武川   10:00〜16:00

 さて、今回は前回これからという時になって雷雨退散で、まともに釣りができなかった阿武川を再調査です。
 川に着いてみてみると今回はダムの放水もなく平水位です。
「これならおもしろい釣りができるかも?」
前回と同じく河川公園の下端に車を駐めて釣り支度。この正面にいい感じの瀬があったのを前回見ていたので早速囮取りの素掛け開始。ところが…このいい感じの瀬、前回は増水してたのでわからなかったけど、この瀬の石は全くひどいものだ。周囲すべての石が表面に何か着いているようでざらざら。おまけに緑ゴケがあちこち生えていて、これじゃあ鮎が着くわけがない。少し歩き回って流れの激しい瀬はひょっとしたら石が磨かれているかと探したが全然ダメ。
「ひょっとしてここら一帯全部こんな調子??」
と、この瀬を見切って上へ上ります。すると次の瀬からはまともな石でした。
「なんであの一帯だけあんな死んだ石なんだろう。。。」
ということで次にあった脇線の細く小さな瀬で素掛けをしたらすぐに一匹ゲット☆その後ちょっと時間が掛かったが本流筋の荒瀬肩脇でやっともう一つ掛かり、ここで友釣りにチェンジ。
 この荒瀬肩が狙い目と囮を入れるとポツポツポツと3っつ掛かったが、



それほどいい反応でも無いので、少し上の瀬肩まで上がって泳がせにスイッチ。どうも、そんなに魚影は濃くないようだが、ぽつりぽつりとここでも三つ。とりあえず囮も十分確保できたのでここで昼食とする。
 あまり鮎は見えないし、去年のように大型が掛かると言うこともないが、まあまあの型の天然遡上鮎が掛かることがわかったので、午後が楽しみ。あまり釣り荒れてる様子でもないので、どこかに入れ掛かりポイントがあるのではないかと午後からは下手から釣り上がっていくプランを立てた。
 温かカップ麺の昼食をとって後半の開始。対岸へ川を切って瀬尻に立って釣り再開。ところがこの瀬尻は全くの無反応。少しずつ引き上がって瀬の中へ突入。すると一段上がったところで対岸側にある浅瀬の棚を発見。ここに囮を入れて引くといい反応で即掛かり。
「これは鮎が着いてるか?」
と囮を変えて同じ筋に囮を沈めて引くとすぐにグビビビ!

「やったね☆入れ掛かりポイント発見!」
と同じポイントで入れ掛かり10連チャン。さすがに少し掛かりが遠のいたので、そのポイントの前後を細かく引き探って3っつ追加したところで根掛かりさせてしまった。ポイントのど真ん中まで外しに入って、完全にアタリが遠のいてしまった。
「しばらく置いたらまた掛かるでしょ。」
まだまだ上へ瀬は続いているので、どんどん釣り上がって探っていくことにする。ところがこの後全然掛からなくなってしまった。ずんずん引き上がっていくが全くの無反応。それでも先は昼前に少し掛かった瀬肩のポイントがあると、ぐいぐい引き上がって狙いの瀬肩ポイントまでたどり着いた。けれど…掛からない。どうしたのか?と落ち着いて川を見たらどうも水位が上がっている。
「あれれ?」
ポイントに見えていた大石の頭がちらりとしか見えない。
「えっ?ダムが放水してる?」
雨も降ってない。放水の合図もなかったのに確かに水位が上がっている。
「こりゃ、戻れなくなったら大変だぁ。」
と見切って上がってきた瀬を下る。下っている間にも水位は上がり続けたようで、さっきの入れ掛かりポイントまで下がってみたけどそのポイントがどこだったのかわからない。ところどころ頭を出していた石が全部完全に水没しているのだ。
「…ということは30cmは増えている?」
水位の急な上昇で鮎が動いたのか、その入れ掛かりポイントも全く反応がない。全然掛かる気配がなくなってしまって…
「こりゃダメだ、」
阿武川はこれがあるから落ち着いた友釣りができないのだ。まだ時間はあるけど
「これじゃあどうにもならん。」
と早々に竿をたたんだ。

    

16cm〜22cm  24匹
2023年09月02日
高津川  11:00〜17:30

 なんか佐波川で手応えのある友釣りができるので高津の鮎釣りにあまり魅力を感じません。掛かる鮎は一回り小さいし、追いもそんなに強くない。片道2時間かけて行っても、いいポイントにはどこも人がいっぱいで入れない。そして今年は掛けた鮎もいいように買い取ってもらえない。
 今回も例に漏れず日原周辺は人人人です。今日も翔さんが入っているポプラ裏に行って見るとすでに車が数台止まっていて無理止めしたら通行しにくくなりそうだからあきらめました。
 場所探し、富田に行くとがら空きでここで素掛けしてスタートにします。チビ天然が瀬脇にたくさんいるので、素掛けでの囮確保は簡単にいきます。この日も10回もしゃくらないうちに囮2匹ゲット。早速友釣りに変えますが、抜かれ後なのか正面のポイントはうんともすんとも反応がありません。下がりながら探ってあちこち囮の入れ場を変えてやっとぽつりぽつりと拾います。開始が遅かったのですぐお昼になりました。ここまで小さいのがなんとか10匹。

    

 お昼を食べて翔さん移動先のセンター前へ。土手上からみると結構石に着いてる鮎が見えます。対岸へ川を切って下手の瀬肩へ。しかし不思議、いつもはチビ鮎がたくさん見られる脇のチャラにチビがいません。水位はちょっと高、チビ鮎は水が増えると群れでどこかに避難するんだけどそんなに水が高いというわけでもないのに…水位下がってまだ逃げ鮎が戻ってきてないのでしょうか。まあそれでも瀬肩にはいくらか掛かる鮎がいるでしょうと瀬肩に囮を入れるけど全くの無反応。仕方がないのであれやこれやと石を渡らせるけど全然掛かる気はがしません。水温も高いしあんまりきつい流れのところを攻めていると囮がもちません。少しずつ上へ引いて流れの緩いところに移します。けれどここも泳がせて探っても全然手応えなし。ぐんぐん上へのぼってついに鏡まで…かすりもしません。「これはいかん。最悪のパターンにはまってしまう。」ともう一度瀬肩まで下がって元気囮にチェンジして再挑戦。今度はいよいよの岸際からもっと下手の荒い段々瀬へ。これでやっと2つ掛かったのは鼻環を通すのをためらうほどのドチビ鮎。ということで狙いの筋をもう少し沖目に変えてまた上へ上へと泳がせ探り。それでも全く無反応。もうやるすべがありません。
「こんなことならもっと缶から囮を舟に入れておくべきだった。。。」
舟の中の3匹は使い回してだいぶへばってます。水温高いので舟で休ませても体力回復しません。さらに上に上がって緩トロまでやってみたけど鮎も見えない囮は泳がないでもう袋小路です。最後の手段と再び瀬へ下がって玉をつけて弱った囮で筋を引きますと…やっとまともな奴が掛かりました☆時間は5時。周りを見ると変に鮎があちこちで跳ねています。
「あれ?」
と脇の浅場を見たらいなかったチビ鮎がたくさん遊んでいます。
「ええっ?これってもしかして…」
と上の緩いところを泳がせてみると今まで全く反応無しで気配無しだったのにピューっと目印が走ります。そして囮を変えると次も即掛かり。夕方になって一気に鮎が出てきたのです。しかし…出てくるのが遅い、遅すぎます。残念だけど納竿時間。
 今日はセンター前完敗です。高津がさらに嫌になりました(^^;

    

13cm〜18cm 15匹
2023年08月31日
佐波川 16:00〜18:00

 今年はとっても手応えのいい佐波川。これだけ反応がよければちょいとだけ釣りでも行ってみようと思うのです。
 先日の雨でちょっと増水の後だけど、もう十分に竿出しできる水位。仕事が早く終わったので夕方2時間ほど竿を出そうかと向かいます。昔はよく入った人丸も今はもう昔の面影がないほど川相が変わっていて、それからはほとんど入ったことがなかったが、今回は空いていたのでやってみることにした。
 手前に立って瀬脇をしゃくると2度3度ですぐに囮が確保できた。そこですぐに友釣りにスイッチ。瀬尻から囮を入れるけど反応は無い。それではと今度は瀬肩に上がって囮を入れると今度はすぐにグググ!やっぱり良型☆



今年の佐波川は総合堤より上で掛かるのは全部良型だ。
「こりゃ、夕方の入れ掛かりか?」
と甘い期待を抱いたけど、そうはうまくはいかない。2匹3匹と掛かった後は反応がなくなった。
 まあ今回は時間もないからと早々に沖目へと歩み出す。沖には浅いチャラ瀬。そのチャラ瀬の瀬肩を泳がし、ちょっと深い筋を通ししてやるとポンポンと拾うことができた。久しぶりに入った人丸の瀬でも鮎は掛かると言うことがわかって楽しみが増えた☆ただし、ここは梁が立つ。できるのは9月中旬までだ。

    

15cm〜21cm 10匹
2023年08月27日
阿武川・佐波川   10:00〜18:00

 大鮎狙いと言えばシーズン終盤、9月も後半と考えがちだが、これまでの経験から見ると、実は8月終盤から9月初旬の方がよく実績がある。「よ〜し、狙ってみるか!」
と去年いい手応えがあった阿武川へ突撃。去年は行ったのが10月と遅すぎたので、今年は絶好期に訪れたのだが…
 橋の上から川を観察してみると思ったほども鮎が見えない。
「ん〜?今年は鮎が薄いのか?」
実は今年の阿武川には解禁当初に一度訪れている。そのときはあまりに鮎の気配がないのでダメと見切って転進したのだった。なのでちょっと不安はあったのだった。しばらく静かに見ていると、影が映って逃げてたのか瀬肩の浅場に鮎が帰ってきた。その10畳ほどの浅場の、棚の石は茶色に輝いていて、いい垢がついている。
 橋の上からのぞいているのが目にとまったのか、すぐそばに軽トラが止まった。地元の鮎釣り師のおじさんだ。そこで阿武川の今年の状況をあれやこれやと伺ったが、やっぱり今年は去年と比べると、全然鮎が少ないということだった。確かに瀬の流れの芯をしっかり見てみても去年はあちこちで見られたキラリと魚体が光るところは見えない。そして、このところ水位が上がるようなまとまった雨は降ってないのにどうも水位が高いように思ったが、ここ近日はダムが放水を続けてて水位の高い状態が続いているらしかった。
「なるほどそれで鮎が落ち着いてないのも鮎が見えない理由なのか…。」
長く小一時間もお話をしてくださって、今年の阿武川の様子がだいたいわかった。ダム下の本流は放流鮎が少なく、海遡上の鮎が主なので数は少なく、型も小さいらしい。明木川やダム上の支流は阿武川ダム湖産の放流で、数は少ないが型が大きいと言うことだ。
 さて、せっかく来たのだから竿出しを…と車を河川公園の下端にとめて釣り支度。釣り人が全くいない広い川で一人竿を出すのはちょっと恥ずかしい気もするが…まずは囮取りと手前の小さな瀬で素掛けをすると結構時間は掛かったが、なんとか2匹の囮が確保できた。そして友釣りにチェンジ。ところがこれが掛からない。下手、瀬尻から囮を弱らせないように気をつけて、無理引きしないようにきつい流れはパスをして、上へ上へと上っていく。が、すべてサラ場の脇の浅場も真の深場も、全くの無反応。ちょっと期待した瀬頭の緩瀬も…ここは少し時間を掛けて泳がせて探ってみたが、やっぱり無反応。最後の手段と橋の上から見たチャラ瀬頭の浅棚へ囮を入れてみると…一発で目印ぶっ飛び!



その鮎を囮に付け替え、放すと沖に行く前にギラリン☆激しいアタリで背掛かり鮎を即2匹ゲット!これで昼からの弾も確保でき、ポイントも間違いないので、一旦川を上がって昼食です。
 今日は曇りでちょっとそよ風が吹き、少し肌寒ささえ感じる。体を温めるためにカップラーメンを作ってゆっくりと昼食を終える。
 さて、午後の部は車から少し遠く流れを遡っていかなくてはいけない大変さはあるけど、午前の部で爆釣間違いなしがわかっているので、がんばって歩く歩く歩く。息切ってやっと到着。少し息が整うまで休んで
「さぁ、やろう!」
と竿を伸ばす。と…伸ばす竿先の向こうの空が黒く見えた。



「えっ?まさか??」
改めて空を見あげると全く予期しなかった真っ黒な入道雲がモクモクと広がっている。
「ええっ?!これって危ないやつやん。」
スマホのアプリで雨雲を確認すると真っ赤な塊がこっちに向かってくる。
「な〜んと!こりゃ降り出すまでなんぼもないやん…。」
さっさと仕掛けに囮をつけてふっと放すと出し掛かり☆と同時に雷鳴が響いた。そして冷たい風がビューっと吹き通った。
「あかん!これは」
と急いで仕掛けを巻き竿をたたんで、車までの長い距離を速歩でエッホエッホエッホ。で車にたどり着いた時、パラパラと雨が落ちだした。急いで道具を車に積んで発進。500mも走ったらすごい雷すごい雨。ワイパー高速でも前が見えないほどの勢い。
「はぁ〜よかったなぁ〜」
と胸をなで下ろしたけれど、それにして爆掛かりを目の前にして退散しなくてはいけないとは…残念無念(>_<)
 家に向かってたが、この悔しさを晴らしたくなって、急遽行き先を防府佐波川に変更。
「これから行ってもなんとか2時間は竿が出せる!」
激しかった雷雨も防府に近づくと雨は止み雲が晴れ、青空が見えてきて晴天となった。
 16:00佐波川着。うそのように穏やかに晴れ渡っている。もう時間も少ないので、川を見ながら走って、一番発見の空いたところに即入川。仕掛けを張って囮を出したら、これが竿抜けだったか出し掛かり☆グイーンと竿を引っ張る良型が来た。それからひとしきり瀬の良型鮎の強引を味わい。夕方、日が傾きだして追いが止まるまで堪能できた。長い一日になったけど、腕に残る手応えを最後に味わえて満足な一日だった

    

15cm〜21cm 計15匹
2023年08月26日
高津川  10:30〜17:30

 ここ最近の高津川は期待を裏切られてばかり。入るポイントがない。やっと入れたところは鮎がいない。網入れでとられた後。
「もう最初からB級ポイントでゆっくりやろう。」
と狙ったところは左鎧の人気のないトロ場。行って見るとありがたいことに誰もいない。
「やっと最初から狙ったところには入れた♪」
けれど、ここも前に来たときと比べるとぐっと鮎の数が少ない。こんな小さなB級ポイントでさえ網入れがなされてるんだ。
 いつもは目の前で囮を追う野鮎の姿を見ながら掛けられる瀬肩も鮎がいない。仕方がないから流れのきついところへ少しずつ少しずつ囮を下げて…やっと掛かったのはチャラ瀬の中でも一番流れのきついところ。



それでも鮎が残っているところを見つけたので、きつい筋ばかりを狙っていい囮の数を確保します。午前中になんとか6っ確保し、午後からは上のトロを泳がせます。



 さて、昼食後の開始に今一度元気な鮎で目の前のチャラを探ってみるけどやっぱり掛かりません。掛からないことを確認して、さっさと上のトロへと上がります。深いところでも太ももほどの流れのないトロ場。



川の中はよく見えるけどやぱり鮎の姿は少ない。それでも手前から駆け上がり、対岸側の岩盤回り、対岸の岸際ときわどいところを攻めるとピュンっと目印が飛んでくれます。決して入れ掛かりにはならないけれどぽつりぽつりと掛かり、囮をうまく継いでいけます。夕方になると鮎が出てきて掛かりがよくなるかと思ったけれどそれほどでもなく、一日変化なく、の〜んびりした友釣りでした。



14cm〜21cm 24匹
2023年08月19日
高津川  10:30〜17:30

 台風6号がもたらした雨によっての増水の引き水。まだ日原周辺は水位が下がりきっていない。上流の方は、ほぼ平水まで下がっている。
「こりゃ上流部が狙い目チャンスだ!!」
っと勢い込んでみたが、考えるのは皆同じ。着いたときには上の方はどこも人がいっぱい。みなさん2週間も竿を出せずにいたからか、この日は満員御礼。まだ水位の高い日原周辺すらも、どこも人がいっぱい。
 なんとか入れたのがダメ青原。今年は鮎の留まりが悪くて、数が少ないだけでなく、台風前の渇水で毎日のように網入れがなされて、数も少なく型も小さい。その小さな鮎も増水で飛ばされて、全く鮎の気配がない。それでも鮎が残っていそうなところをねちっこく探って、午前中になんとか3匹の鮎をGET。がんばって下の瀬まで下がった翔さんも、思わしくない釣果。
 午前中だけで、もうくたびれた感があるのだが…場所替え…午前中の様子だと場所を変えて探しても、どこも入るところがない可能性が高い。入るところ探しで、ウロウロさまよって、疲れて1日を終わるのはもっと辛い。悩んだけれど、今日はあきらめました。掛からなくても、誰もおらず、のびのび好きなようにやれるこの場で撃沈を選びました。
「まぁ、久しぶりに竿が出せただけでもいいわぁ〜。」
当然のごとく、午後からも掛かりません。自分もがんばって下の瀬まで行って見ましたが、やっぱりチビ鮎も見えない。流れに入れても掛からない。それでもまだ瀬の中の方がポツポツと掛かるけれど、もう疲れて瀬を上がりました。でもやっぱり瀬肩のトロは掛かりません。ありがたいのは雨増水で、水温が下がってて囮が弱らないことです。おかげで全然掛からないのに、囮は最後まで持ちました。

16cm〜21cm 9匹
2023年08月14日
佐波川 11:00〜18:00

 盆休みで次男坊が帰ってきていた。予定が変わって1日空いてしまったと言うので友釣りに誘ってみた。小さい頃から釣りバカの親父の方はあまり見ない奴で、釣りに誘ってもあまり気のない返事でつきあい程度な感じで着いてきたぐらいだったが、今回は結構乗り気な感じを見せた。そこで今日が27歳の息子の鮎デビューだ。
 選んだポイントは自分も竿を出したことのない小さな浅い瀬がぽつんとあるところ。まず友釣りの醍醐味は瀬釣りで鮎が掛かったときの衝撃。特に初心者はこの強烈に魅力を感じるものだ。初友釣りの息子にそれを是非体感させたい。そして初めての人は慣れてないのだから当然所作が悪く醜態をさらす。初めてだから仕方がないことなのだが、やっぱり人目が気になったりするだろう。そこで周りには他の釣り人がいないところ。そして川相的に危険がなく、障害物など気にせずにすむ釣りやすいところ。ほんとうはたくさん釣らせてやりたいのだが、釣果は2の次、気持ちよく入門ができる場所を選んだ。
 最初は例によって素掛けで囮取り。これはうまくいって10回も竿を振らないうちに2匹の囮を確保。これを囮に早速友釣りの開始。まずは
「見とけよ。」
と言ってゆっくりと解説しながら囮に鼻環を通し、逆針を打ち、囮を沖へ出す。さて、釣り方を解説しようと思ったら囮を沈めた瞬間にギラリン☆即掛かりしてしまった。これがまた良型の鮎でグイーンっと瀬を下る。けれど、それほど流れの速い瀬でもないので竿を立てて突進を止める。そこで竿は息子にバトンタッチ。掛かり鮎の衝撃を体感させることができた。けれど、竿がグイーンと曲がったままどうすることもできないので再度バトンタッチで竿を取り、引き抜いて見せた。
「おお〜!」
っと感激し、これで息子の目の色が変わった。生きのいい良型の囮が手に入ったので、その後は竿は息子に渡し、今度は竿の持ち方、担ぎ方、タモの刺し方、野鮎の持ち方等々、1から10まで手に手を取っての指導。他の釣りならほったらかしにして困らせ、自分からやり方を考え工夫して身につけさせていく方法をとってもいいけれど、友釣りはそれをやって手間ばかり掛けてたら囮が逝ってしまう。そしてこのポイントは絶好のサラバだったようで、どうにかこうにか囮を出すとすぐに次が掛かる。しかもどれもみな20cm級の良型ばかりだ。さすがに取り込みは引き寄せだが、引き寄せ、タモ入れ、掛かり鮎外し、舟入れ、鼻環通し、逆針打ち、囮出し、ポイント入れ、囮引き、掛けてあしらい…の循環に少しずつ手を抜いていって、昼食時間にはもうとりあえず一人で所作ができるようになった。
 ということで昼食をとって午後の部開始。舟の中には十分な囮もいるので、もし囮が弱ったら舟の中の鮎と取り替える事を助言し、一匹目の囮を仕掛けにつけてポイントまで送り出すのを見届けて、
「それじゃあこれからは一人でやってみな。父さんは上のトロ場でやるから、もしどうしようもなく困ったことがあれば呼んだらええ。」
ということでその後は放置。こちらは追うか追わないかわからない瀬肩上のトロ場に座って泳がせ釣りを開始する。するとやっぱりここも手つかずのサラ場だったようで、飛び付きのいい野鮎が開始早々掛かってきた。ここの鮎も良型。しかし、そんなに広く、いいポイントでもないので付いている鮎は少ない。丁寧に泳がせて、探って、鮎がおったらポン☆という感じ。掛かったところで続けて掛かると言うこともない。それでも適当に掛かるのでゆっくり楽しめる。いや、実はやっぱり息子の様子が気になるので、気はそっちに向いているから掛かりがいまいちなのかもしれないが…息子の方はと言うと掛かり速度は遅いが、ぽつりぽつりと掛かっている。しかしやっぱり取り込みがまずいので、バラシが多く3匹掛けてやっと一匹確保みたいな感じ。それでも見て見ぬふりで自分世界の初友釣りを楽しませる。

    

こんな感じで「今日は1日楽しめるな♪」っと思ったら…えっ???15:00すぎ…なんか急に追い気を感じなくなった。「いったいどうした?何があった?」という感じで、全く掛からなくなった。ポイントを変えても囮をとびきりの元気囮に変えても全くの無反応。
「これはいったいどうしたことだ?」
自分が釣っているポイントをなにがしかで壊してしまったのかとも思ったが、いや…息子の瀬も全く掛からなくなったようだ。「おかしい…」ってことで竿を置き、息子のところに行ってみてちょっと竿を取ってやってみるが、スイスイで全くの無反応。囮を元気囮に変えてやってもみたが全く変わらない。これではどうしようもない。変わったものと言えば空を雲が覆って、それまで陽が差していたところが日陰になったことぐらい。その変化で一時掛からなくなったのであれば、鮎が変化に慣れる時間が経てば再び掛かり出すだろうが、時間を費やしても状況は変わらず。結局その掛からない状態はその後2時間続く。17時を回って夕方の臭いがし出した頃、今度は急にチビ鮎の群れが舞い始めた。川の中はギラギラだ。しかし、その鮎はやっぱり全部ミニサイズで、時々偶然に掛かるがすぐ掛かりバレする。一つ取れたのは8cmほどのおちびちゃん。曇り空なので、夕暮れも早い。18時になるともう目印が見にくくなる暗さになった。そしてその頃やっと追いが戻り始めた。対岸際の浅場で、やっと掛かり始めた。そこで息子に最後の一匹と思い、掛かりどころを指示して狙わせたが…これが掛からない。やっぱり追いの弱い鮎は初心者には無理なよう…手元も見にくくなる暗さになったので、結局最後の一匹は体験させられぬまま竿をたたむことにした。けれど、息子は
「これはおもしろかった!」
と大満足。ガイドしたこちらも友釣りのおもしろさを伝えられて満足の1日だった。



15cm〜21cm  2人合わせて21匹
2023年08月12日
高津川  10:30〜17:30

 またまた増水後の引き水。今年はどうも引き水時はいい釣果が出ない。高津川はお盆休みは網祭り。特に日原周辺は一斉に網入れがなされ、一気に鮎の数が減る。ここ小瀬も瀬肩にはたくさんのチビ鮎がたまるところ。だいぶ水位は下がっているのだが、まだチビ鮎たちは戻りきってない。
 それでも掛かる鮎は少しはいるだろうと思ってやってみたが、反応は薄い。いつもはドチャラの手前の棚は少しの水深高でいい感じの流れになっている。ところがそのいい感じの棚の中にある幾筋もの流れ筋は囮を通しても全くの無反応。水深が上がっていい感じになったからと言って、すぐに新しい鮎が縄張りを持つと言うことはないようだ。上のトロ場もぐっと上がって、上から下まで泳がせながら探ったけれど全然鮎が着いているところを見つけられない。減水の時にすっかり網入れで取り尽くされているのだろうか…。もうやりつくして仕方がないと、沖側の荒瀬の筋に囮をねじ込んだらこれは即掛かりでガツーン!が…思いっきり突っ込まれて荒瀬の芯に引っ張り込まれて、身切れ、ハリス切れ、親子どんぶりと全く取れない歯が立たない。どんどん仕掛けと囮をなくしていくだけだ。なんとか取れたのは23cmの良型。



きっと切っていったのはそれよりも大きいデカ版なのだろう。この日は日原数釣り用の硬中硬仕掛けしか持ってきてない。竿もそうだ。このセットじゃ太刀打ちできない。鮎がいることはわかってもそこは手が出せない。
 「夕方になったら追い気も出るかもしれない。」
と期待を込めて粘ってみたけれど、その頃にはもう持ち玉の囮もヘナヘナ。残るは大きくて使いにくいから温存していた荒瀬頭から引っこ抜いた良型鮎だけ。温存していただけに元気ピンピン☆鼻環を通して放すとビューっと沖へ泳ぎ出た。それに合わせて一歩一歩と沖へ出て行く。前に出ると思った通りチビ鮎、群れ鮎がたくさん下がってきているのが見える。石の回りにつき始めているが、残念ながらまだ少し早いみたいだ。もう時間がないので最後のチャンス。え〜いと思い切って荒瀬の頭に囮を入れると…すぐにビビビンっと追い反応が出て、その後グーン!で、そのまま一気に瀬の芯に引き込まれてバッチーン☆見事に親子どんぶりでジエンド。
 完敗を期した1日だった。

16cm〜21cm 9匹
2023年08月11日
佐波川 11:00〜18:00

 盆休み初日。今日はゆっくりと前回読んだ本橋上のトロを攻めてみることにする。
 まずはいつものように橋下の瀬肩で囮取りの素掛け。これがやっぱりうまくいって一投目から小さめの野鮎が掛かった。少し小さいのでもう一つ二つ追加を…と10分ほどで3匹の囮を確保。
「これほど簡単に素掛けで囮が取れるならひょっとしたらこのまま瀬で釣っても結構掛かるかも?」
瀬のポイントは独り占め。さらに一段下の本瀬も今日は空いているのでしっかり瀬釣りを楽しめる状況。けれど今日は上のトロをやろうと決めていたので瀬を振り切ってポイントを橋上のトロに変えた。そして前回掛かった橋のすぐ上右岸側から始める。ここは岸際を上の泳ぎ上るとクイン!っと反応よく掛かる。

    

少しずつ上に動きながらポツポツと掛けて一旦昼休憩。ここまでで10匹。



 昼食を食べて再開。ずっと上まで広がるだだっ広いトロ場。さて、どこに狙いを定めればいいのか。とりあえず右岸側はやったので川を切って左岸に渡る。右岸側に比べて左岸側は浅くなっている。さらに橋桁に向かってぐんと浅くなっている。浅い棚がいいのかその浅場に向かってのかけ上がりがいいのか、それとも一段深くなっている深場がいいのか、石が敷き詰まったところがいいのか、砂地に石が入ったところがいいのか…浅場から少しずつ上へと移動しながら掛けるがどこもポツポツとは掛かるが掛かりが集中するところがない。岸際、沖目、対岸際…あんまり歩き回ると鮎を散らすので動きたくないが、ポツポツと掛かって、掛かりが止まってしまうと場所が広いのでついつい探し回ってしまう。あまり上に上がると砂地が多くなるので鮎が薄くなる。そのことだけはわかったので、一度橋桁まで下がって再び下手から釣り上がる。一番いいのはこの浅場を静かにじっと釣るのがいいのかもしれない。ただ浅場は少し型が小さくなる。型のいいのは深みで大きめの石のあるところ。数は少ないがそこで静かにじっくりと泳がせて掛ける。夕方、日が傾いてきたら追いは遠くなってしまった。午後は21匹。

    

広いトロ場なので今日は1日中しっかりとトロ場釣りをすることができて満足♪



13cm〜20cm 31匹
2023年08月07日
佐波川 16:00〜18:00

 今日も昼から時間ができたので夕涼みに佐波川へ。
 この時間からだと時間も少ないので囮確保が簡単な本橋へ。ありがたいことに目の前の筋ですぐに掛かって囮確保。早速道具を友釣りに変えて再び瀬頭に立つ。
 先ほど素掛けで囮を掛けた手前の細いチャラ筋に囮を入れると一発掛かり。どうやら足元のこの筋が竿抜けだったみたいだ。同じ筋でポンポンと入れ掛かり。時には囮もろともびゅーっと上へ走り上がる元気な野鮎も。けれど、アタリが少なくなるごとに狙いの筋を沖目へ移していったところ大石の向こうで根掛かりしてしまって外れない。何度も外しにチャレンジしたけどどうしても外れないので仕方なく根掛かり外しに立ち込んだ。すると仕掛けは外れたがピターっとアタリがなくなった。
 仕方ないのでさらに沖へと踏み込んで主流を攻めてみたが…当然こちらの方がおいしそうなポイントなのだが…全く掛からない。きっと連日ゴロガシに友釣りと攻められ続けているのだろう。上から下まで探ってみたが一つも掛からない。むしろ瀬の上のトロに囮が泳ぎ上がった方が少しは掛かる。
「これはひょっとしたら上のトロ場は掛かるのではないか?」
 瀬を攻めるのを止めて橋の上まで上がってトロを泳がせてみる。するとポツポツではあるが掛かる鮎がいる。
「これだともっと上のたまりのトロもおもしろいかもしれない。」
今日は時間もないのでそれまでとし、もう一度最初のチャラ筋で戻ってきてた鮎を少し掛けて終わりとした。
 佐波川は総合堤の上と下では天然遡上の数が全然違う。今日本橋でこのぐらい掛かったと言うことは今年も例年と変わらぬぐらい遡上があったことを示している。
「終盤も楽しめそうだな♪」



13cm〜19cm 15匹
2023年08月05日
高津川  10:30〜18:00

 8月初旬は絶好調の高津川
「今日は入れ掛かりモードだぁ〜♪」
と期待満々の釣行。ウキウキ気分で高津に向かうが、「あっ!」忘れていたことに気づきました。このところ好天気続きの高津川。本流は渇水状態なのです。高津川の渇水は網入れ絶好機でもあるのです。そういえば前回のタケさんとの釣行時、青原では網入れ舟の浮いているポイントは極端に魚影が薄かったのです。
「ひょっとしたら日原道の駅裏にも網が入ってるのでは?…」
とやっぱりこの予測は合ってしまったようです。待ち合わせ、先に入川していた翔さんに電話を入れて様子をうかがうと…
「あんまり掛からんなぁ〜。やっと3っつや。」
やっぱりおかしい。この絶好期、いくら午前中の反応が低い道の駅裏でも3時間で3匹と言うことはないはずだと思いながら自分も到着、入川。
 入川口のトロをのぞき込んでみるとなんとか鮎は見えたが…その数はいつもより少なく、そして型も小さいように思えた。そのまま川を切って対岸に渡り翔さんの元へ。状況を聞くとその後もぱっとしないままと言うこと。さっそく自分もぐっと下がって中央部から始めて見るがほんと反応がない。そして川岸の浅チャラに遊ぶチビ鮎も少ない。ゆっくり丁寧に泳がせてやっと掛かった鮎はいつも掛かる鮎より一回り小さい。元気囮に変わっても次がすぐに掛かるということもない。じっくり川中をみてみてもやっぱり鮎の数が少ない。
「ん〜昼になると鮎が出てくるんだろうか…。」
期待を込めて昼食後もここで続ける。
 さて、後半。しかし、昼食後もなんら状況は変わらない。かえって掛けたところが空き家になるので反応は少なくなるばかり。そして15時を回っていよいよ期待の夕まずめ…が、変わらない。鮎は網の入れやすい緩いところにはいなくなりました。16時を回って、それまで下の瀬でやっておられた釣り人が川を上がられて下の瀬が空きました。そこで思い切ってぐっと下がって下の瀬に行って見ます。
「瀬は追わないはずだが…。」
先の釣り人が左岸側に立っておられたので右岸側の際に囮を入れてみると…ギュイン☆なんと一発掛かりです。その後も下がりながらポンポンポンの5連チャンです。
「こりゃ掛かる!。」
網で追われた鮎が瀬に下がったのでしょう。気持ちよく掛かるけどじつは今季この下の瀬は初めてだったので、せっかくだからさらに下手の様子もみてみたかったのでずんずん釣り下がってみました。けれど瀬尻から下の緩いところはこれまた全然掛かりません。どうやら浅いところ、緩いところは全部網が入って取り尽くしのようです。帰りに瀬を釣り上がるとやっぱり掛かる。
「はぁ〜これからは渇水になったら網が入れられてこれまでのようにチャラやトロで楽しい釣りはできなくなるんかなぁ…。」

    

15cm〜19cm  21匹
2023年08月02日
高津川・匹見川 11:00〜18:30

 今回はタケさんから連絡があって、タケさんのホーム河川である島田川が絶不調で全然掛からず、ストレスたまりまくりなので、高津川でストレス発散の友釣りをしたいのでガイドして欲しいとの依頼があったので、ガイド釣行することにした。いつもの釣行時間では漁協で購入した囮ではちょっと不安というのでまずは野鮎の囮取り。誰もいない青原でいつもの素掛けで囮確保。今回もやっぱり10分ほどでいいサイズの野鮎が1匹掛かったのでとりあえずそれをタケさんに渡し、掛かるポイントをアドバイスしてタケさんは友釣りスタート。自分はもう少し囮を確保するため素掛けを継続。30分ほど続けて小さめだけれど3匹追加。けれどタケさんもその間に2匹ほど掛けてたのでとりあえず囮の心配はなくなった。もう少しやってないところがあるというのでタケさんは継続。自分も竿を友釣り竿に変えて近くのトロ場で泳がせながらタケさんを待つ。今年は鮎の少ない青原。バンバン掛かると言うことはないけれどタケさん5匹。自分2匹掛けたところでお昼にする。

    

 さて、昼食を食べて、これからが本番。やっぱり水温が高いのが気になるので匹見を見に行ってみる。しかし…本当に今日は平日?っていうくらいに人人人。ふれあい公園に5人。豊川下に6人。。。「こりゃ、ダメだぁ。」ってここに来るまでに空いていた合流点専用区に戻る。上の橋下のトロ場は遊泳者で大盛況。とても竿を出せる状況にはない。けれど、下手の瀬は全空き。瀬釣りの好きなタケさんに思う存分瀬釣りを楽しんでもらおうと広い瀬全面はタケさんに任せる。釣り荒れか?抜き後か?とちょっと心配でみていたがスタートの瀬頭で3連発。ここで入れ即掛かりは竿抜けの証拠。囮も変わったし。こりゃ大丈夫。と一安心。タケさんもエンジンが掛かったようにどんどん釣り下がっていく。みていると順調に竿が曲がってるようなのでOKOK。ということで自分も竿を出す。と言っても瀬はタケさん、トロは子どもたちの占有となると自分のやり場がない。ぐっとタケさんが釣り終えて下がっていって空き場になった瀬肩だけ自分もやらせてもらう。ところがこれが結構掛かる。竿一本分のスペースで丁寧に探っていくと適当にポンポンポンと掛かった。ここでずいぶん掛けて、さすがにアタリがなくなったので上のコンクリート底もやってみる。意外やここでもポンポンと掛かった。
 夕方は5時を過ぎるとさすがに遊泳してた子どもたちも帰って行き、トロ場が空いたのでそこへ移動。ついさっきまでバシャバシャと騒ぎ立ててたところなのに掛かってくれる。そうしているうちに下がりきって姿が見えなくなっていたタケさんがやっと戻ってきた。
「トロの泳がせも結構おもしろいよ。」
とサラ場の右岸側をすすめるとここでもポツポツと掛けて
「あ〜今日はよく掛かった、おもしろかった♪」
と満足そうな顔をしていた。夕方、日が傾くまでやりきって竿をたたんだ。

    

タケさん  13cm〜20cm  31匹
かずべ〜  13cm〜19cm  27匹
2023年07月31日
佐波川 15:00〜18:00

 午後、用事も済み、暇になったので佐波川へ遊びに行った。ちょっとした空き時間に軽い気持ちで鮎釣りを楽しみに行けるところが佐波川のよさだ。高津川の鮎の買い取りが魅力なくなったのでこれからは佐波川への釣行が多くなりそうだ。
 今回もまた階段下が空いていた。車を停めやすいし、入川もしやすいので、魚は釣り荒れて少ないがありがたいポイントだ。まずはかずべ〜式囮取り素掛け。今回もまた10分ほどで小さいながら囮に何とか使えるサイズを3匹GET☆早速友釣りに切り替える。今回は下手にある広い瀬を攻めてみることにした。こちらの方が瀬は広いのだが水深は浅く、石が小さい。チャラ瀬様なので、天然遡上鮎ならよろこんでつきそうなものだが実際は反応は少ない。いくら囮を元気よく泳がせ上に上らせても反応は無い。チャラには鮎がついていないのだ。逆に鮎が掛かるのはその瀬の中でも少し深い筋、少し流れの強い筋に鮎はいる。掛かる鮎は型がよく、これは放流鮎。今年の佐波川は天然遡上はあるにはあったのだが遡上の時期が遅く、大きく育ちきってないのが多いようだ。瀬の中を手前に沖に、上に下へと移動しながら石の大きめのものと少し深くなっている筋を探しながら探っていく。瀬尻の方が水深的には深くなっているので鮎がついていそうな気がするが、実際は瀬尻の方ではあまり掛からない。瀬肩の方が掛かりが集中した。
 他に人がおらず、短時間だからこそ集中して自分のやってみたいことを試すことができる。こういう釣りもおもしろいものだ。

    

15cm〜19cm 7匹
2023年07月29日
匹見川  8:00〜17:00

 昨日漁協でハネられた囮があって、車中泊明けの朝から釣行。
 日原道の駅で翔さんとおちあい、一緒に今日釣る場所を探します。
「昨日は本流の水温が高かったから本流筋はやばいかも。。本流より水温の低い匹見筋でやりましょか。」
ということで、一気に横田まで下り、匹見筋へ回ります。でも…考えることはみんな一緒なんでしょうか。合流点から一カ所二カ所と見て回るとまだ時間的にそんなに遅い時間ではないのに、すでに場所には釣り人が5人、6人…激混みです。(これ以上あがってもいいポイントが空いている見込みは薄い…)実はここまで来る途中、横田の専用区は空いていたのです。
「戻ってやってみましょか。」
ということで横田専用区に戻ります。
 ありがたいことにまだ誰も入っていませんでした。横田専用区は本流合流点まで長めの瀬があるのですが、これまでの調子で瀬は掛からないという先入観があります。それでも朝一番、まずは瀬肩で囮交換がスタンダード。翔さんは瀬肩に入ります。自分は上の堰下に行き流れ筋での囮変えにチャレンジ。ところがこれが掛からない。やっぱりと言う思いと囮が弱る前にと言う思いからさっさとあきらめ、上のトロへ行き、のぞきますと鮎が見えます。そこで囮を放すと上へ泳ぎ上がったところで一発掛かり。囮が変わりました。

    

元気のいい囮はピューっと泳ぎ出てさらにもう一匹。囮が確保できたので、さっさと狙い目の橋上のトロへ移動。翔さんもやっぱり瀬肩で掛からないと上へ上がってこられました。朝からのトロはそんなには追いがいいと言うことはなく、掛かりどころが悪く、口掛かりや腹掛かりも多いけれど、ぽつりぽつりと掛かります。
「きっと日が高くなると追い気は上がってくる。」
と少しずつ移動しながら掛け続けます。するとやっぱり、時間がたつごとに掛かりがよくなります。10:00になって
「さぁ、これからだ。」
と言う感じになったとき、川土手がワイワイとにぎやかに…。遊泳に子どもたちがやってきたのです。子どもたちが泳ぐところは一番反応がよかった橋桁周辺。残念ながらそこから離れたところへこちらが移動して泳がせ探ります。それでも鮎はポツポツと掛かってくれるので、おもしろい。結局昼までは橋桁上のトロを中心に27匹。自分たちが上のトロでやってる間に、下手の瀬へお二人の釣り人が入ってこられたのですが上から下までさっさと釣り下って、すぐに場所移動され消えていきました。やっぱり瀬は全然ダメだったのでしょう。



 昼食後、場所替えも考えたけれど、朝の他の場所の混みようと、水温の上昇から考えて、ここで継続することを選択。ところがポイントの上のトロをみてみると、さらに遊泳の子どもたちが増えています。子どもたちを避けて釣るスペースもせまくなったので、自分は掛かりそうもない下手の瀬をとりあえず攻めてみることにします。すると「追わないだろうなぁ〜。」っと思ってた瀬肩で、一匹目が掛かります。続いて2匹目3匹目。
「おおっ?掛かるじゃん?!」
午前中反応がなかったんだろう瀬が昼になり、水温が上がったからか追うようになってました。でもやっぱり追いはいいとは言えません。飛びついてくる鮎はいません。囮を入れて引いてココンっと反応があるところを見つけて、そこに囮を留めて泳がせているとそのうちググンです。掛かるのもやっぱり口や腹が多い。掛かる筋は浅いチャラではなく、どちらかというと芯の深い筋。その掛かる筋を中心に攻めて、釣り下って行きます。狙うは一番下手にある荒い瀬とその頭にある広い浅棚。けれど、釣りながら下がると途中で結構掛かって、目的地まで行くのに時間が掛かってしまいます。それに…あそこまで下がったら後で上がってくるのが大変。。。ということで目的途中で下がるのを止めました(^^ゞそして狙いを対岸に切り替えて元の場所へと釣り上がり。一度探ったところはやっぱりちょっと反応が鈍いけれど、ねちっこく探ったらぽちぽちと掛かります。元の場所まで戻ったら舟の中が結構な数になってたので漁協へ持って行くことにして早じまい。

    

 ところが…やっぱりこの高水温に缶に鮎を入れすぎ(^^; 漁協に着いたら半分はあっぷあっぷしてしまっててはねられちゃいました(^^ゞ

15cm〜22cm 51匹
2023年07月28日
高津川  10:30〜16:30

 この日は安定の日原道の駅裏。入釣の遅い自分でも、心配なく入れる人気のなさ。けれど、今回は結構人が入っていた。でも、その人たちは下手の瀬付近に集中しているので、自分は上の瀬の瀬肩から。と言っても瀬の中は追いが悪いのはわかっていたので、狙いは瀬肩の上のへちのチャラ。川は梅雨後期のドカ降りによる大増水から照り続けで渇水、高水温に入ったようだ。水に手をつけても冷たさを感じない。岸際に座って、こそっとここを上へ泳がせる。するとクルリン☆アタリは弱いが掛かり鮎の反転で掛かったのがわかる。

    

早いうちに囮は変わったが、追いはそんなによくないので、次が連続して来ることはない。掛かりどころもすこぶる悪く、口掛かりに腹掛かり、顔のまわりとかばかり。背掛かり率は3割あるだろうかという感じ。ポッツリポツリと掛かって、昼までに10匹。



まぁ、ここは午前中は掛かりが悪いことは承知の助。
「囮も十分確保できたし、昼からは狙いの中間地点に行こう。」
 ところが、昼飯を食べて川に戻ったら、下手の瀬におられた釣り人が中間点辺りまで上ってこられていた。
「あらま、動ける範囲が短くなっちゃったな。」
ということで、もう一度上手の瀬の肩から始めてみる。けれど、やっぱり前半でやり尽くしたところ。反応は薄くなっていた。そこで少しずつ下がりながら釣って行く。やっぱり流れの生きている瀬の中段は、掛かりが悪い。少しずつ下がって、瀬尻の流れ筋を外せるところあたりからまた掛かり始めた。できるだけ岸際の座り心地のいい石にデ〜ンと座って、いつもより少しねちっこく180度釣法で攻める。やっぱり掛かりがいいのは手前の浅い棚。沖へ出て段の向こうの深いところに入ると掛かりは少ない。だから、できるだけ沖に出さず足元から直上、直下へと囮を泳がせて行く。昼からはさらに水温が上がったのか囮の弱りが早い。泳ぎの勢いがいいのは、交換後最初の一発目だけ。その後はツンツン鼻先上げで、だましだまし上に行かせるか、竿下・下竿で止め泳がせしてなんとか掛ける感じ。あまり下がれないので同じところを3回往復通して、少し早めの終了。水温が高くなって、掛けた鮎が腹を返してしまったのが、何匹かあった。急いで漁協に持って行ったけれど、今回も思いっきりハネられた上に、またまた卸値が下がったと言うこと。なんと例年の半値以下。
「これじゃあ、卸しがいがないな…」
ちょっと高津通いもテンションが下がってしまいましたね。

    

15cm〜19cm 37匹
2023年07月27日
佐波川 14:00〜18:00

 今日は用事があるので鮎釣りは休息と思っていたんだけれど、用事の方が思いの外早く片付いて午後から時間が空いた
 そこで…今季不調不調と聞こえる佐波川はほんとに掛からないのか?ちょっと調査に行ってみることにした。
 着いてみると、平日なのにポツポツとちゃんと釣り人は入っている。けれどいつも人気の金波周辺は人が少なく感じる。入りやすくて結構いいポイントである「階段」が空いていた。これはラッキー♪と早速着替えて入川。河原に降りるとチビ鮎が結構見える。
「いるじゃんいるじゃん?」
で、早速素掛けの竿を振るとこれがまた一発で野鮎ゲット!いい型の鮎だったので早速友釣り仕様に竿を変えて瀬肩のトロを泳がせてみると…これまたすぐに掛かった。

    

「なんだ全然普通に掛かるじゃん。」
っと思ったけれど、そんなに甘くはありませんでした。掛かる鮎は型がいい。これは掛かる鮎は放流物だということでしょう。その鮎はやっぱり魚影が薄い。個体数が少ないので縄張り意識が強く、おったら一発で掛かる。けれど、密度が低いのでなかなか探し当てられない。瀬肩上のトロではぽっつんぽっつん3っつほど掛かったけどそれっきり。全体を広く探ったけれど後は続きませんでした。そこで今度は瀬の中を。囮を入れると一発でビューン。やっぱり反応はいい。このところ高津では瀬では全然掛からなかったので瀬で引いて掛かるのは久しぶりだし気持ちがいい☆「うひょ〜瀬釣りってこういうものだったんだっけ。」でもやっぱり掛かるのは単発。広く探っても後は続きません。少しずつ沖へ沖へと歩み出して対岸際の押しの強い筋で付き場を見つけて少しだけ連チャンできました。
「しかし、まぁ、この程度掛かれば適当に遊ぶことはできるじゃん。」
 近場なので夕方涼しいときまで竿が出せるというのはとてもうれしいものです。



13cm〜21cm 10匹
2023年07月26日
高津川  8:30〜16:30

 昨日、鮎を漁協に卸に行ったら、またまた、いい囮サイズの鮎をポンポンとハネられてしまい、もったいないので、車中泊して翌日も釣行と決め込んだ。まぁ、自分の場合、車中泊しても、朝はゆっくり準備で、出動は遅くなってしまうのですが(^^ゞ
 やってみたかったのは、日原道の駅裏。囮があれば朝から入って1日じっくりやってみたいと思っていたのです。トコトコと階段を降りて入川。広い釣り場なのに、いつも釣り人が少ない。今日はまだ誰もいません。自分の好きに釣りができます。流れは緩やか、目の前にいくつも小さな鮎が見えます。瀬肩のトロを川切りして…自分がやりたいのは上の瀬と下の瀬の中間付近。だけど、
「今日は時間もあるし、釣り場も広いし…まずはここから釣って徐々に下がっていこうかぁ。」
と竿を伸ばします。たいていの人が、ここのポイントに入ったら、一番竿を入れたいだろうこの上の瀬は、実はあまり掛からない場所だとわかっているので、深追いはしません。それでも5度6度と上に囮を上がらせたら、一番鮎が掛かってくれて囮が変わりました。元気な囮に変わってもすぐに次は掛かりません。まだ追いが本格的ではないのでしょう。正面から上、それで掛からなければ引き下げて正面から今度は下竿に。180度釣法をしながら少しずつ下がっていきます。どちらかというと、沖側より岸際のチャラでよく掛かる。一つ二つ三つ…ポツポツと掛かってくれますから、囮を思うがままに泳がせることができます。ちょうど上の瀬を釣り下がった頃、3人の釣り人が入ってこられました。きっとその人たちはこの上の瀬で竿を出すでしょうから、早々に瀬を離れて釣り場を空けます。瀬の流れが切れた頃から、足元の岸際にチビ鮎の群れが目立つようになります。ほんとに自分がやりたかったところはここからです。岸際の座り心地のいい岩をきょろきょろ探して、そこにで〜んと腰を下ろして囮に鼻環を通します。水の中でそっと手を放すと、喜ぶように囮は斜め前に泳ぎ出て行く。その泳ぎに合わせて仕掛けの糸を囮の後ろにたるませます。まるで犬の散歩のリードのように…こうして180度釣法を繰り出し、回りの鮎を拾っていきます。その間に下手にある次に座る座り心地の良さそうな石を探します。掛かりが遠くなったら目をつけていた座り石まで一気に場所移動します。こうして徐々に徐々に下手へ下がっていきます。ありがたいことに鮎はポロリポロリと掛かってくれて、囮が継いでいけます。ちょうど中央部まで行き着いた頃時計を見るとそろそろお昼が近くなってきていました。
「さてと、一旦上がってお昼にするかぁ。」
一気に入川口まで歩くのはくたびれるので、今度は釣り下がってきたところを少しずつ釣り上がっていきます。一度囮を通したところなので一歩ほど沖に立って、今度は立ち姿勢で少しずつ上へ移動します。ところが川を見下ろしてみると朝と比べると石の色が明るく見えます。そして朝は石付き鮎を探知してちょっとしつこく誘わないと掛からなかった鮎が離れたところから追ってきて掛かる感じになりました。掛かりどころも朝の間は顔回りや腹掛かりが多かったのに背や横に掛かる鮎が多くなってきました。
「ん?追いが立ってきた?」
結構掛かるので釣り上がる歩みが遅くなってしまいます。そして11:30を過ぎるとすごいことになります。手を離れた囮が3mも泳ぎ出ないうちにギラリン☆掛かるのです。
「どうなってんの?」
上に上っても掛かる。沖に出ても掛かる。止めても掛かる。誘っても掛かる。って入れがかるので全然上へ進めません。そうしてるうちに先に昼食休憩されていた上の瀬で竿を出されてた3人さんが川へ戻ってこられました。
「あ!これ以上遅くなるとあの方たちが釣りをされてるところを川切りするようになる…。」
それは迷惑ですからもう囮を舟に入れて一気に川を上り、川切りします。
「そんなこと全然気にしないでいいから好きに川を切ってよ。」
3人さんは釣りも穏やかですがとても気のいい方たちでした。
数えると30匹。舟の中はかなり過密になってました(^^ゞ

    

  さて、昼からですが、あの調子なら再度同じポイントで釣り続けたら相当な数になるだろうなと思いつつ、数はかかるけどちょっと型には不満が残るなぁという思いも。。。「数は十分釣れたから、型を求めてみよう!」ということでずっと上手にあるトロ場で勝負することに決めました。川に入り、えっちらほっちら歩いて上がってやっと絞り込みの急瀬の上にあるトロ場へ。ちょっと川を見てみると少し鮎が少ない気がしましたが…で、開始してみるけれど思ったほど掛かりません。「どこか追うところがあるはずだ。」と丁寧に下手のチャラ頭から淵からのかけ上がりまで、さらに急瀬の頭から対岸岸際の壁沿いと端から端まで探ったけれど型もそんなに変わらないたいしたことの無い鮎をポツポツと拾っただけに終わってしまいました。上のトロ攻めは失策でした。やり尽くしたのでえっちらほっちら歩いて元の入川口まで戻り、川切りのトロをのぞくと石についてはんでいる鮎が見えたのでちょいと竿を伸ばしてみたら、こちらは目の前でコンコンっとすぐに2匹掛かって来たので「やっぱり道の駅裏は掛かるなぁ〜」と確認して、今日は日曜日、日原漁協は早く閉まるので早々に納竿としました。午後からはなんとか10匹(^^;

    

15cm〜19cm 40匹
2023年07月25日
高津川  10:30〜16:30

 増水の引き水からやっと平水、水が落ち着いた感じがする。そろそろ消えた天然遡上も戻ってきたかな?確認の釣行でもある。
 日原について川を見る…なんとなく人が減った気がする。ひょっとして引き水で好調だった錦へみんな回ったのかもしれない。錦は例年に無い型のいい鮎がそろっているらしい。とはいえやっぱり人気の高津川、平日といえども各ポイントには一人二人の釣り人は入っている。自分のスタートは囮確保の素掛けから。じゃまにならなく素掛けをしやすいポイントを探します。っすると富田のポイントががら空きです。前に入ったときの感覚からこのポイント、今年は鮎が少ない気がしたので人気が無いのかもしれません。「まぁ、それでも素掛けで囮確保ぐらいできるでしょう。」と入ります。誰もいないから悠々と車を駐車し、ゆっくりと着替えて緩い瀬肩に立ってコロガシ竿を振ります。例によってかずべ〜式囮確保素掛け釣法。これが一降り目でいい方の囮が掛かります。あまりに早かったのでついでにもう1,2匹確保しとこと追加で竿を振ります。その後も2投に1投鮎が掛かります。けれど、バラシが多数発生。このバラシを減らし掛けた鮎をしっかり確保することがこれからの課題です。10分もやったところで3匹の囮を確保し,友釣りにチェンジします。
 やっぱり狙いの筋は芯の流れが緩んだ瀬肩上と瀬尻下、そして瀬脇の岸際のチャラ。瀬の芯や荒いところでは掛からないのが今年の高津天然遡上鮎の特徴。どうしてなのか…自分が入る週末の10時過ぎは完全に抜かれた後なのか?高津の遡上鮎は弱くて速い流れの中に入っていけないのか?とスタートは安全策で緩いところから始めます。すると瀬肩の一番石の上で一発掛かり☆完璧な囮替えができました。



そこからはやっぱりあまり鮎が濃いとは言えない感じだけれども狙いの緩い筋でポツポツと掛かってくれました。掛かりが悪くなったら少しずつ下へ下りつつ掛けていく。もちろんその途中途中速い流れ、荒い流れの瀬を引いてもみるけど…読み通りやっぱり一つも掛かりません。対岸際の岩盤沿い深瀬も型のいいのがいるかと囮を入れてみるけどそこも全然掛かりません。自分が読んだところしか掛からないのです。そしてポイントの終端まで下がりきったのでここで昼食にします。ここまでで15匹。

    

 さて、午後からだけど、もうここの釣れそうなポイントは一通り竿を入れたし、鮎もそんなに濃くないようなので、場所を変えるのが得策でしょう。ただ…ちょっとまだ自分には気になるところがあったのです。それは瀬尻端のもっと下手にある流れが止まったトロ場、そしてもう一つはずっと上の荒瀬の上にある浅いトロ場。そこは今年まだ行って見ても無いのでポイントとしては全然不明なところ。去年はそこにチビ鮎がたくさんたまっていたのでひょっとしたら天然遡上鮎がたまってるかもしれないと思ったのだ。どうしようかと迷ったが、誰もいないこのチャンス、そして今年の今後の釣行計画にも関わるので、ここで続けることにした。
 まずは下手の離れのトロ。エッチらほっちらあるいてやっと到着したが、川を見るとどうも石の色が悪い。鮎の姿も見えない。
「こりゃ、ダメかな。。。」
一応囮を泳がせ出してみたけれど全くの無反応。掛かる気もしないので早々にダメ場所と見切って今度はぐっと上へ移動。ふう〜っと一息、川を見るとこちらは去年に比べて水深が浅くなっている。鮎はいるにはいるがほんとにチビで群ればかり。石に着いている鮎は見えない。そして石も小さいのばかり。
「こっちもダメかぁ・・・」
とりあえず囮を泳がせてはみたがやっぱり無反応。こちらも続ける気もしないダメ場所だった。
「あ〜あ、どっちもダメかぁ。失敗だったなぁ。」
残念がっくり、がんばって下から上とがんばって歩いたのに徒労に終わってしまった。一気にまた歩くのもしんどいのでとりあえずそのまま荒瀬も囮を入れ、だんだん瀬を下る。やっぱり?荒瀬もポンポンと単発2匹は掛かったが、ほとんど反応は無い。ストンと瀬を通し下って、その瀬尻から流れる尻や深瀬も囮を入れたが全くだめ。どうやら最初に見取ったとおりのポイントだけが掛かるところだったようだ。時間も費やし、くたびれもしたのでもう場所替えの元気は無くなった。仕方が無いので最初に通した場所をもう一度囮を通してポツポツと拾ってやり尽くしたので早めの終了。

    

13cm〜19cm 26匹
2023年07月23日
高津川  10:30〜16:30

 車中泊明けだし、今日は休竿日にしようと思ってたのだけど、昨日の鮎、ちょっと小さめとは思ったが思いの外卸すときにハネられて生きのいい鮎を持ち帰ったのでもったいないので今日も出動となった。
 囮持参なので好きなところに入れる。
「昨日は型に不満が残ったから今日は良型狙いといくかぁ。」
で、日原から左鎧へと上がったら意外や意外、釣り人が少ない。狙いのトロ場に行って見ても釣り人はゼロ。遠く上下流を見通しても釣り人の影は見えない。「増水前はあんなに賑わっていた左鎧なのに…。」ちょっと不思議に思いながらも誰もいないので気軽な感じで入川することにした。
 まずは手前足元のチャラで囮を変えて…と少し減水気味のチャラに囮を入れるが…無反応。。
「あら、いつもはここですぐに変わってくれるのになぁ。。」
ということで狙いはだんだん遠くの石へ…さらに下手の荒い段々瀬へと手を広げていく。その間にだんだん囮も弱ってくるので焦りも出てくる。
「抜き後?それとも左鎧の鮎は増水で飛ばされて数が減った?」
確かに増水前はこの足元のチャラにはたうさんのちび鮎が見えて群れ鮎もたくさん回っていたのだが今日はそれがまったく見えない。そしてこんな時に限って…ケラレ、掛けバレそして荒瀬一番頭で掛かったいい鮎さえも抜きバレ。ついに1時間以上も費やして、1匹目の囮は自力で泳げなくなってしまった。しかたなく残り1匹、控えの2番手の登場。もう一度チャラい瀬を探ろうかとも思ったけれど、思い切ってこの囮で狙いのトロへ出してみた。ちょっとしたギャンブルな気持ちだったがこれが正解。ひと出し目のスーっと上へ泳ぎ上がったときにキラリンと光って1匹目が掛かってくれた。
「やっほー!やったね。」



で、すぐに囮交換して今度は元気よく上に上りだしたところでギュンと目印が走ってすぐに2匹目GET。これで囮は確保できたので一旦昼食にする。
 さて、午後からはいい囮も手に入ったので最初からトロ狙いでいく。すると魚影は濃いというほどではないが、適当に囮が弱る前に次が掛かってくれる。付き場所があるというわけでは無く掛かる場所は散在。どちらかと言うと対岸際のかけ上がり付近がよく掛かるかという感じ。けれどここで掛かってくる鮎は昨日の鮎と違って型がいい。ほとんどが19cm〜21cmの良型。今日は日曜日、日原漁協も早く閉まるので早めの竿じまいとした。
 他に誰もいない静かな谷間、おだやかな夏日の一日、自然の中で静かにトロ釣りを楽しむことができた。

    

14cm〜20cm 19匹
2023年07月22日
高津川  8:00〜16:30

 昨日掛けた鮎が卸すほどもなかったので、囮キープ。という訳でこの日は車中泊の丸1日釣行♪朝から翔さんとばんばん掛けるぞ〜のつもりが…
 高津本流横田専用区。今年始めて入ったのだけど、川を見ると、一番上の橋下のトロにたくさんの遊び鮎が見える。
「こりゃ、掛かるやろ〜。」
と囮を泳がせて出すけど…掛からない。。。チャラ瀬肩から始めて少しずつ上の深みへ…掛からない。。。対岸へ渡って深トロを…掛からない。じっと静かに立ってたら、遊び鮎は足元まで寄ってきて苔を食むのが見える。何匹か追ってる鮎も見える。時間が経ったら掛かるのか?囮が変わったら掛かるのか?執拗にここにこだわってしまいます。けれど、こういうときはうまくいかないものです。やっとなんとか掛かっても、ケラレ、掛かりバレ、抜きバレ、キャッチミス…1匹もとれません。そのうち囮も弱ってきて上の上らなくなる。
「よしっ、勝負だ!」
っと荒瀬頭の頭出し石の前に囮を入れると一発掛かり!が、これが思わぬ大物。竿を立てても浮かずにグイーンと底走りされてそのまま荒瀬に引き落とされて、無理だめしたらブチンと身切れバレ。。。
「昼になったら追い気が上がるか?ってもう昼前じゃん。。。」
っとおまけに橋桁の袂で子どもたちが泳ぎ始めちゃいました。これで踏ん切りがついて場所替え。川を上がります。翔さんはさっさと上トロに見切りをつけて荒瀬尻の瀬を攻めてコンスタントに掛けてあられましたがぴたりと追わなくなったそうです。せっかく早朝からやったのに自分はついに午前中はボウズ(^^;
 ちょっと早めのお昼を取って次の場所を探します。けれど、土曜日の昼、空いてるところはなかなか見つかりません。国道から遠目に見て日原道の駅の裏が人が少なく入れそうに見えたのでそこに決めました。駐車場から重い缶をかついでえっちらおっちら…が?あれま?入川点まで降りてみると見えなかった先客さんがトロで竿を出しておられます。
「これじゃあ川を切ったらポイントつぶしだよね。。」
だからと言って再度缶をかついで車に戻る気にもならないのでそこから上へ歩いて上がることにします。思うポイントはあのJC予選の時のポイント。がんばって歩き上がってみるとその上には数人の人が入ってましたが、あのときの自分エリア分は空いてました。
「よしっ!あの日の組み立てが合ってたかどうか検証してみよう。」
まずは岸際足元で囮変え…ブルン☆小さい天然鮎ですがすぐに掛かってくれました。こいつを上に上らせて…水中糸が走って今度は囮サイズGET☆元気囮が手に入ったので本命のチャラ頭攻め。ここも読み通り掛かって3匹ゲット。少しずつ沖へ出て瀬頭の一番狙いのポイント。ところがJC予選ではここが一番掛かったのに今回は追ってきません。どうも反応が薄いのはやっぱり誰もがおいしく見えるポイントは攻められ後なのか?その頭の後ろに浅いチャラ棚ができてました。そこに囮を入れるとピュン!っと目印が飛びました。
「おっ?!ここは竿抜けか?」
続けて攻めると型はちょっと小さめだけど連チャンで掛かります。時速10な感じ。追いが止まったところで少し下手の瀬尻のトロもやってみたかったので入川点へと下がりながら試してみます。しかし、まだ水が少し高でチャラも流れが走ってたので鮎が落ち着いて着いてないのか反応はなかったです。今日は午前中は散々だったけど午後から巻き返すことができてよかったです♪
 下手のトロで泳がせていた翔さんは型のいい鮎をそろえておられました。



15cm〜18cm 22匹
2023年07月21日
高津川  10:30〜17:30

 仕事が一段落したのでしばらく休暇です。ということで初日はウキウキ平日釣行。「どこでも好きなところに入れる♪」と期待して行ったけれども、人気の高津に着いてみると、平日なのに休日と変わらないぐらいに人がいっぱい。増水引き水の爆釣が人を呼んだようです。
 日原について、上から見ていきますと青原の正面が空いてました。ここは出水で川が変わり、大きな石がなくなって、鮎があまり着かなくなってしまったのですが、他が空いている可能性は低いのでここに入ります。
 高津到着時間が遅い自分は、到着すぐに漁協に行って囮を購入していたのですが、囮代がぐんぐん値上がりしてついに今では1匹600円。しかも売っている天然はチビチビで15度の低水温に長くおかれてヘナヘナです。増水時は最初から鉛をかまさないと釣りにならず、高水温時は一発目で掛けなければもう囮が浮いてしまって地獄の1日になってしまう事もしばしばという囮です。囮についてもう少し言えば、囮は日原道の駅にある宮島囮店で購入するのが一番です。値段は同じ1匹600円ですが、大きさはちょうど囮サイズの18cm前後。水槽の水温も川の水温に近くて、置き囮は3日以上長く置かないというくらいに管理もしっかりしてます。購入時に川の状況やおすすめポイントを聞くと、近日中のHOTな情報を詳しく教えてくださいます。…しかし、気をつけなければいけないのはお店は朝9時頃まで閉店です。…いつも高津到着10時以降のかずべ〜は残念ながら滅多に宮島さんで囮が買えたことはありません(^^ゞ高津川漁協はいつの時間に行っても天然物・養殖物を購入することができるので安心です。
  さて、話は元に戻して、そういう事情で最近は囮は素掛けで確保してるのです。かずべ〜式囮確保素掛けは、大抵30分以内で囮確保ができてます。この日も最初の一振りで囮サイズが掛かりました♪けれど、あいにく腹掛かり。ちょっと不安なので、もう数投して2匹のチビ鮎を確保して、さっさと竿を持ち替えての友釣り開始。けれどやっぱり目の前の瀬は魚影が薄い。囮こそは変えられたけれど、後がなかなか続かない。

    

瀬はすでに抜かれてるのか?と下へ下ってなんてことのないトロをじっくり泳がせて、時間をかけてぽつぽつと追加。なんとか5つほど掛けたところで昼食休憩。
 昼食後の後半は、ぐっと移動して下手にある瀬をやってみようと、えっちらおっちらがんばって下手まで下ります。
「どうせ瀬は抜かれ後で掛からないだろう。」
とは思っていたけれど、やっぱりこの瀬は魅力のあるポイント。囮を入れずにはおられません。そして、やっぱり掛かりません(^^ゞそれでも瀬肩の浅瀬も広いので、一通りくまなく囮を泳がせ探ったら結構な時間になります。野鮎の方もポッツリぽつりと、囮が弱る前に掛かってくれます。
「やっぱりここで一番掛かるのは上のトロだろうね。」
と少しずつ上へ釣り上がっていっていると…あら、いつの間にかずっと上におられた釣り人さんが狙いのトロで竿を差しておられます。
「あらま、これじゃぁやるところがないわ。。」
ということでプラン変更して元の場所に戻ります。長い距離を歩いて上がって足がくたくたになったので、川岸の大石に座ってゆっくり囮を泳がせて休みます。それでも何とも変化の無いこの緩トロで2つほど掛かってくれました。疲れも取れて鮎も掛からないので終了とします。

    

13cm〜19cm 15匹
2023年07月17日
高津川  10:30〜17:00

 3連休最終日。本日は自宅から。
 日原回りで上流に向かいますが…な〜んと人の多いこと。ポイントというポイントには複数台の車が止まってます。空いているとこ探しで登り続けるとついに七日市の下手まで来てしまいました。そこで国道から側道に入ってやっと空き場がありました。
「どうせ、この状況で空いてるということはダメ場所か抜き後だろうけどねえ、」
ということで芯流れのメインポイントは昼からの刺し鮎を期待して置いといて、分流の浅チャラで囮確保を狙います。ところが…なんとこんな条件が悪いときに悪いことが続きます。粘って粘って泳がせて、やっと掛かった第1号が抜きバレ。。その後水中できらりと光る蹴られ、掛かりバレ。。と3連続バラシ。そんなことやってたら掛かるもんも掛からなくなります。次に掛かったのは鬼顔のオイカワ。。結局囮を変えるのに2時間掛かってしまいました。

    

やっと掛かった囮を泳がせると今度は1発掛かり♪これで元気囮2匹確保できたので昼食休憩。本当ならこれだけ反応が鈍いのなら場所を変えた方が正解でしょうが、まだメインポイントに竿入れしていないのと来るときの人の多さを考えると場所替えする気になりません。なのでそのまま午後も続行。
 さぁ、いざメインの芯を!と勢い込んで芯に立ち、囮を入れてみたのですが…音沙汰無し。。。きれいに抜かれてます。下がりながらひと瀬攻めてみたけれどノーHIT。あ〜あです。さすがにこれでは囮もヘナヘナに。仕方ないので最後の手段と芯脇岸際の白泡の中へ下竿で引きずり入れると…ここにいました。ゴクーンと力強いアタリで即竿をあげて伸されるのを防ぎ、そのまま流芯をそらせて浮いてドスン!太い22cm級☆
「お〜救われた。この筋におるんか!」
で早速囮を変えて同じ筋に入れると、即ドスン!が…さっきのヨタ囮と違って良型元気囮、それに型のいい囮がいきなり掛かったものですから竿立てが間に合わず、一気に伸されてしまいました(>_<)若いときはこういうときは一気に瀬を駆け下って体勢を立て直したものですが…下れないので竿でためようと力を込めたとたんにプッツーン。。つけ糸0.5号が切れて親子どんぶり。
「あっちゃ〜。」
一気にテンションダウン&囮ダウンでその後は浅く流れの弱いところで弱った囮をだましだまし泳がせて続けて一つ追加しましたが、夕方の追い立ちもなくいいとこなしで終わりました。。
 なんと3連休は3連激チンでした(。_・)しかし、これまでの豪雨の連続、増水竿だし不可能が続く中、気分もよどんでいたのが、カラッと晴れ上がり夏を感じる天気の下、3日連続で高津の流れの中で過ごせてとっても気持ちよく、気分も晴れ晴れできました♪

17cm〜20cm 5匹
2023年07月16日
高津川  14:00〜17:00

 長雨も上がり、天気も落ち着くと言うことで、岩国の実家の庭の草刈り作業。それを済ませて錦川を遡り、六日市から高津入り。
「今日は昨日より水も引いて入れるところも多くなってるだろう…。」
とポイントを探しながら下っていきますが…時間も昼過ぎ、入る場所がありません。七日市を過ぎるとなんと人人人(^^;普段一人二人入ってたらあきらめるポイントに5人も6人も!あんなとこどうやって入るの?みたいなところまで人が入ってます。。仕方が無いから支流へ回ろうと福川川に回ってみてもどっこも全部人が複数人入ってるという状況。
「ダメだこりゃ。」
 で空いてるところはやっぱりダメ場所の昨日と同じ柿の木専用区消防署前。下手の方の場所が空いていたので入りますが…やっぱりここは掛かりません。浅い早瀬でやっと掛かるのは13cmほどのチビ天然。それもポロポロ。下から上へあがりながら探るけどやっぱり昨日と同じでポン☆っと一つ掛かって沈黙。歩いて歩いてぽつんぽつん拾っていいとこなしの終了。

    

13cm〜20cm  7匹
2023年07月15日
高津川  11:00〜17:00

 線状降水帯発生による大雨続きで近辺の河川はどこも大増水。よって2週間も川に入れず。期待十分の3連休。しかし、まだ十分に水位は下がっておらず、よたよたの足では増水の瀬には立ち込む自信も無く、「とりあえず竿が出せればそれでよかよか。」と少々の増水でも安全な柿の木消防署前に入ります。「誰もいない。。。」今シーズンはどうもここは鮎が少なく掛からない場所ですから…
 で、橋の上から始めますがやっぱり掛からない。
「昼までやってボウズだったらさすがに場所を変わろうか…」
と思ったらやっと初ヒット!囮が変わりました。

    

けれど、囮が元気囮に変わってもすぐに次は来ません。さらに1時間ほどやっとやっと2匹目が掛かったところで昼食にします。
 誰も来なくて場所は広く空いてて、まだ竿入れしてないところもいっぱいあるし、囮もいいのがキープできたから後半もそのままここでやります。けれど、午後になってもポイントを変えても状況は変わりません。あちこち囮を入れ替えまくってやっと一つぽつんと掛かる。一つ来たからこの周辺がいいかと思っても2匹目は来ません。またあちこち放浪してポツン☆下へ下がって瀬頭を探ってもポツン。夕方になって浅い早瀬に鮎が着いたかと再度攻めても状況変わらず。結局1日いいとこなしで終了。でもまぁ3週間ぶりに竿を出せたからいいかぁ〜。



15cm〜20cm 6匹
2023年06月25日
高津川  8:00〜16:00

 よく眠って、気持ちよく目が覚めた車中泊明けの朝。せっかくという朝一チャンスだけど、車中泊明けはかえってゆっくり気分になってしまいます。「たくさん釣るぞ!」という気持ちより「楽しく釣るぞ♪」という気持ちが勝ってしまうのです(^^ゞ
 車中泊仕様の車を片付けて、コンビニに買い物に行き、朝食を食べてトイレを済まし顔を洗う。これをゆっくりとしているともう7時を過ぎてしまいます。早朝釣行の人たちよりスタートは遅いですね(^^;それから
「さて、朝一番はどこに行こうか…。」
と考えます。普通なら昨日いい調子だった日原に入るのがいいのがわかってるんですが、時間があるだけに探検欲が出てきます。そういえば今シーズンはまだ青原に入ってなかった事に気がついたのです。青原は自分の好きな場所の一つ。残念ながら友釣り専用区ではなくなってしまって釣果の安定度は低くなったけど、のんびりやれるいい雰囲気の場所です。
「ちょっと様子を見てこようか。。」
車を回してみると好きな下の瀬が空いてます。て…入っちゃいました(^^ゞ
 すぐに下手へ歩いて下の瀬へ。でも思ったほど岸際にチビ鮎が見えません。天然遡上が多いときにはここの瀬肩の岸際にはたくさんのチビ鮎が見えるものですが…
「どうやらそんなに鮎は多くないな。」
そんな思いを持ったものですからやり方が荒くなります。とりあえずど真ん中の瀬肩一番の大きな石に囮を入れてみますが空振り。
「ここで掛からないんじゃあ、たいしたことない。」
隣となりと石を渡らせて探りますが全部からぶり。だいたいの様子がわかったのでもう一度岸に立ってやり直し。そっと手前から静かに泳がせて行くとビビンと軽い反応でチビ鮎。少しおきへ出してまたチビ鮎。
「こうやってたらだんだん型のいいのが掛かるから辛抱辛抱。」
なんとか5匹目でやっと囮サイズゲット。

    

さらに囮を変えて丁寧に探るけどやっぱりチビ5対囮サイズ1。それもすぐに反応は止まってしまいます。
「抜かれ後なのかな。」
囮がよくなったので瀬に踏み込んで沖までせっせと探りましたが全然掛かりません。
「昼からなら掛かるようになるんかなぁ。」
とりあえずここのポイントは多いので他のところの調子を見に回ります。ぐっと下がった岩盤の瀬へ行って見たけど鮎が少ない掛からない。それでも岩の頭で掛かった奴は抜けない(^^;引き回されてやっと抜いたらドスン!これがでかい22cmはありそう。



やっぱり例年のデカ放流鮎は青原には健在でした。けれど残念ながら数にはなりません。今度は徐々に探り上がって…瀬の肩からもっと上のトロへ。例年通り放流鮎は着いてることがわかったのでトロのいつもの良型ポイントに立ちます。けれど…鮎が見えない薄い。。午後になったらもっと鮎が出てくるんでしょうか。それでも静かにゆっくりと泳がせるとぽつりぽつりと掛かってくれました。掛かるのは全部でかい放流鮎です。広い範囲を釣り歩き、ゆっくり泳がせて攻めたのでこれでお昼になってました。ここまでで15匹。



 えっちらほっちら歩いて車に戻って昼食です。さて、お昼からどうしましょう。あの下の瀬をやってみたら朝とは違う追いを見せてくれるでしょうか…でも、昼からお二人さんが瀬に入られるようです。そこで正面の短い瀬を少しやってみたけれど、ここは全然反応無しです。対岸にある浅い棚で3っつ。これも型は大きい。青原は型がいい鮎がいます。けれどこの後攻めるところもありませんので場所替えと行きます。
「やっぱり日原かなぁ…。」
けれど、腰の悪い僕は車から河原まで少し距離のあるのが辛いのです。
「あんまり缶をかつがなくていいところは空いてないかなぁ…。」
ちょっと車で回って探してみます。ゲンゴロウに行ってみたら…残念先客さんがいました。戻り道、池村を見たら誰もいません。
「よっしゃあ、ここでやろう。」
と鮎缶を車から下ろします。
「広いからいくらか掛かるやろう。」
ところが…鮎も見えないし全く掛かりません。
「げぇ〜どうなってんの〜。。。」
どんどん動いてポイント変えて探るけど全然です。思いっきり囮を入れにくいところに無理矢理入れてやっと一つって感じ。しかし、そういうところで掛かるのは型がいい奴ばっかりです。上へ上へと探り上がって…
「はぁ〜こりゃダメだぁ。。。」
疲れ切って入川点まで戻ったら地元の方が竿を出してました。話をすると
「ここは、最初は思いの外掛かったけど、今はさっぱりになってしまった。一雨降ったらまたリセットして掛かるようになるかもしれんけどなぁ。」
だそうです。2日連チャン、午前も午後も歩き回って疲れちゃいました。結局ここは型はよかったけど6つしか掛かりませんでした。

    

15cm〜22cm  21匹
2023年06月24日
高津川  10:30〜17:00

 今日はゆっくり落ち着いて釣りましょっと言うことで今日の釣り場はあまり調子のよくない、広くて釣り人の少ない日原道の駅裏に決めて翔さんと合流です。いつもの10時に高津川着。道の駅に行ったらあらら珍しい宮島さんがまだお店のおられました。宮島さんは普通9時にはお店を閉められるので10時着の自分はここで囮を買うことはできないんです。こんな機会は無いので挨拶&囮購入しました。「今日は特別」とやっぱり宮島さんに言われてしまいました(^^ゞ
 早速身支度をして川に入ります。ここは右岸に川切りをして広い河原を釣り歩く方が釣りやすい。でも結構水深があるので年寄りはちょっと足元に気をつけてそろりそろりと川切りします。先に入ってる翔さんと落ち合って様子聞き。予想通り朝は追いが悪く小型がポツポツという感じとのこと。「もう10時を過ぎてるからぼちぼち追いも上がるかなぁ。」ということで少し下手の岸際チャラ棚が広いところで竿を伸ばします。もちろん?腰掛け石のある場所で(^^ゞ
 今日は宮島さんの活き活き野鮎囮でスタートなので最初からチャラの泳がせです。鼻環を通して囮を放すと期待を裏切らずスーっと囮は沖へと泳ぎ出てくれます。と、少し大きめの石裏に到達したところでビューンと囮が走って一発掛かり。

    

こうなると元気囮の好循環。のっけからいい調子で掛かります。腰掛けた石に座ったままの8連チャン。なぜか浅ければ浅いほど、流れが緩ければ緩いほど型もいいんですよね。周囲180度一通り掛けたところでアタリが遠のいたので、ポイント一面、全体の調子を見るために動きます。すると…掛からなくなりました(^^;動いたからか、たまたま最初に釣ったところが好ポイントだったからか…下手の瀬頭まで下がったけれどパットせず。今度は上へと上りながら掛けます。チャラ棚で掛からないところは棚崖のかけ上がりに鮎は着いていました。けれど…1時間を過ぎた頃から急に風が吹き始め、それは時間と共にきつくなり、突風に。。掛けてもまともに抜けずキャッチに苦労。竿を支える腕が痛くなるほどに。。。こりゃたまらんと12時早々に昼食休憩に川を上がります。ここまで12匹。実に時速10匹近くのの好ペース。



 このまま午後もやればかなりな数になりそう…だけど、この風、強風は年寄りにはたまりません。お昼を食べながら風の様子を見て翔さんと相談。そしてやっぱりこの方向の風なら風が避けられる匹見へ場所替えとしました。
 横田を回って匹見へ入ると思った通り風が当たりません「こんだけ違うんかぁ〜」で、誰もいない豊川下へ着地します。考えてみれば今年初の匹見川です。「匹見はちょっと鮎の型が小さい。」と聞こえたので型のいい本流ばかり入ってたのでした。どんなもんかなと川へ降りると…入川点のトロは天然遡上が多いときにはチビ鮎の群れがいくつも見えたものだけど…あまり見えない。鮎は薄い?それでも見えないだけかとトロ尻に座ってそっと泳がせてみます。静かにやってたら幾分鮎が戻ってきましたがやはり数が少ない。そしていくら自然に泳がせていても全く掛かりません。1時間ほど粘ってみたけれどダメだとあきらめます。本流のチャラは翔さんが攻め、自分は分流側を攻めます。小さい鮎がたまっていてもおかしくない石ゴロゴロの瀬尻だけれど鮎いませんね。小さめの鮎が2つ。そしてそこから下がりながら探りますが、やっぱりどこも同じ、瀬は掛からない芯は掛からないです。そこで岸際後ろに下がって誰もやらない普通は足元の激チャラを泳がせます。するとやっぱりここは掛かりました。型のいい元気鮎。しかしここではそういうポイントは少なく、着いている鮎も少なくて1ポイントでは続きません。移動しつつ拾いながらでぽっツンぽつん。だいたい近くのポイントをやり尽くしたので本線も少しやってみます…が、これが全く掛からない。ノーヒットです。かなり広く熱く探ってみたけれど全く掛かる気配がありません。ダメだこりゃ。。風は当たらず快適な釣りはできましたが、ついにあきらめ、見切って、竿をたたみます。

    

15cm〜18cm 24匹
2023年06月18日
高津川  8:00〜16:00

 車中泊明けの日曜日。朝一から釣り場に入れる好条件だが、「さて、どうしよう。」と考えます。好条件ではあるけれど、トーナメント明けの連チャンは体に堪えるのです。ふくらはぎや足の指はつるし、太ももは張ってるし、腕の筋肉はピクピク痙攣。
「ゆっくりのんびり釣りたいなぁ〜」
ということで例年そんなときにお世話になる柿の木の消防署前専用区。今年はどんな調子なのかと様子見もかねて行くことにしました。
 8時は自分にとっては早朝です。まだ涼しい空気が流れる河原に降りると広いポイントには自分だけ。
「さて、どこから探っていこうか。」
なんて贅沢なポイント選びができます。とりあえず鮎缶で夜を過ごした囮交換するのに一番よさそうな上の瀬で竿を伸ばします。瀬尻から順次ポイントに囮を入れながら上がっていくとそれほど時間が掛からないうちに1匹目が掛かりました。

    

「この調子ならこの瀬で何匹か確保できそうだな。」と思ったけれど…その後は全然掛かりません。何段か上がったけれど反応がないのでこの瀬を早々にあきらめます。囮の元気がまだあるうちにメインの橋下のポイントをやりたいと思ったのです。まずは橋のすぐ下手の瀬尻に囮を入れますが…掛かりません。こんな一番のポイントで掛からないなんてもう先はしれてます。少しずつ下げて、掛からず、さらに沖の対岸ぎりぎりまで渡らせて、そこで上に上ってやっと掛かります。掛かるのは結構いい型ですが数はおらず後が続きません。1匹2匹と掛かればそのポイントはもう気配無し。少し狙い場を変えてみるとまたポツポツと掛かって静寂。静かにじっくりと泳がせてそんな調子です。ただ、川岸近くにある大石に腰掛けてできるので連チャンで疲れてる体には優しいのでそのまま続けます。しかし、午前中の半日もやれば、もうやるところがなくなります。とりあえず昼になったので、昼食休憩で川を上がります。ここまでが10匹。

    

 さて、車に戻ってゆっくりと昼食をとって再び川へ戻ります。普通ならもう攻めどころもないし、鮎の掛かり具合もしれてるし、活性が上がる様子も無いとなれば場所替えといくところでしょう。けれど、実は自分若いときに腰をやっていて重い鮎缶をかついでの場所替えはぎっくり腰を起こしてしまいそうで怖くてなかなか思い切れないのです。だからついついよいと思えない場所でも場所替えをせずにそのまま釣り続けることが多いのです。というわけで午後からも再び橋下にはいって釣り続けます。
 トロは結構長く続くので下へと移動しながら探れば少しは掛かるところが見つかるだろう…と思ったのですが…これが全然掛からず、掛かる場所が見つかりません。結局時間をかけてだらだらとトロを探り歩いて一匹も掛からずです。舟に入れてきた囮もそろそろくたびれて泳がなくなってきたので仕方なくさらの下手の瀬まで下がります。瀬頭、少し水深のある瀬で引き泳がせといきます。ここで掛からなければ再び上の缶まで戻って囮交換して上をやり直しというところですがうまく野鮎が掛かってくれました。元気のいい上にも上る囮に変わるとこの瀬頭の深瀬でポツポツと掛かってくれます。やはり岸際の大石に座り込んで竿の届く範囲を静かに泳がせて探ります。これでいよいよ掛かるところが無くなったところで時間はもう16時です。夕方の日落ち前はこのポイントの鮎が上る好時合いとなることが多いのですが連チャンの日曜日なので早めの竿仕舞いとしました。
 小さい遊び鮎は結構いたので、梅雨明け頃にはもう少し掛かるようになってるかなぁ。

    

16cm〜20cm 20匹
2023年06月17日
高津川  11:00〜18:00

 ジャパンカップの予選が終わった後、さっさと日常の釣りをしに移動。囮がないので素掛けがしやすいところをと場所を探すと富田が空いていました。たいてい誰かが入ってる場所なのに今日は上から下まで誰もいません。これは逆に悪い予感。
「ひょっとして全然掛からない場所なんか?まあそれでも素掛けぐらいは掛かるだろう。」
と竿を持って上の荒瀬へ。川岸に立つと…鮎がいません見えません。
「鮎が薄い。」
ポイント全体を見てみると去年とは川が変わって全体的に流れが走ってます。トロトロと鮎がたまるところがありません。
「ふむ〜」
まぁ、とりあえず素掛けの竿を振ります。瀬肩や脇で掛かりません。やっぱり着いている鮎が少なそうです。仕方なく芯まで入って荒い流れをしゃくるとゴン!っと良型が掛かりました。これ1匹で早速友釣りに変えようかと思いながら、とりあえず瀬を下りながら竿を振ります。けれど瀬尻まで下がっても結局この一匹だけしか掛かりませんでした。
 車に戻って支度を変えて友釣り開始。流れができるだけたるんでいるところを見て囮を入れます。やっぱり鮎の反応は薄い。そのうち他でやってていまいちな感じだった翔さんが合流。30分ほどかけてやっと1匹追加したところで昼食にします。
 さて、午後から本格的に探ります。誰もいない広いフィールドですから
「どこか掛かるところがあるやろう。」



と翔さん上に、自分は下手に、と別れて探っていきますが…流れの走るセンターは全くと言っていいほど掛かりません。今年の高津の傾向として、流れの走る瀬で引いても鮎は掛からないという事があります。もちろんそういうところで鮎が掛かるところが見つかれば竿抜けで爆釣ということも見込まれるのですが…どうなんでしょう、鮎が弱くて瀬には入れないのか、それとも一度抜かれたら次が着くのが遅いのか…とにかく流れが緩い、もしくは流れが止まる大石底でゆったりと泳がせてぽつりぽつりと一日中掛けた方が釣果が上がる事が多いのです。ところがここはそういうところがありません。それでここには釣り人がいないのかもしれません。渇水、減水になって流れが弱まったら掛かるのかもしれません。とにかく流れの弱いところを探して釣り下がっていきます。数少ない大石頭出しの石裏。岸際足元のチャラ瀬。瀬尻の渦巻き・・・そんなところでポッツりぽつり。掛かっても続かず1カ所1匹か2匹。3時間広く探ってチビ鮎含めてやっと14匹。



ゴールデンタイムの3時〜4時も全然調子は変わりません。対岸際の岩盤際を探ればいい鮎が着いてるのかもしれませんが体力的に対岸に差すほど流芯には立ちこめません。
「やっぱりダメだこりゃ。」
とりあえずめぼしいところには全部囮を通したのではじめのところに戻ります。
 上を探った翔さんもダメだったようで戻ってこられてました。
「ラストチャンスで場所替えしましょか。」
ということになって竿を納める前にストレス発散のちょい掛かりを求めて移動します。けれどもやっぱり空いてる場所はありません。ここもダメ、あそこも人が入ってる…で上へ上へ…と左鎧まで上がって畳が空いてました。今日の最後をここに決めて川へ降ります。僕は下手の瀬へ。翔さんは上のトロへ。掛かったのは…上のトロです。翔さんは連発。こちらは空発。それで瀬は止めて翔さんの上へ入れてもらい、チャラ瀬尻を上らせるとここはHIT!3連チャン☆ここが一番型もよく、日が傾くまでの短時間。なんとかストレス発散できました♪



13cm〜20cm  17匹
2023年06月17日
シマノジャパンカップ 中国(高津川)大会

 コロナ前の九州大会で優勝。けれども同時にトーナメントで本気で戦うには体力の限界を感じ、戦線で戦うことから引退を決意した。でも、振り返ると約20年。自分の生きがいともなっていたトーナメントから完全に去ってしまうのはとても寂しい。なので、参加してあの熱気あふれるトーナメントの雰囲気だけを味わわせてもらう形で参加だけしようという「楽しみ参加」に切り替えた。だからトーナメント参加は、1年に1度だけと決めて、今年はいつもの九州大会にだけ申し込んだのだが、申込期間が過ぎた頃、シマノが中国大会の参加者が少ないので、追加募集をしていると聞かされた。高津川は自分のホーム河川でもあるし、せっかくの大会が参加者が少なくて寂しいものに終わっても残念でしょうとにぎやかし参加と申し込みをしたら参加を認められた。そして、逆に本来参加の九州大会の方がどうしても抜けられない仕事が入って、参加を断念せざるを得なくなった。ということでこの高津川大会が唯一のトーナメント参加となったのだった。
 試合当日、早速、受付と試合エリア、囮配布順の抽選。エリアは道の駅を中心に、下流エリアAと上流エリアBに分けられた。自分の番号は43番。これがAエリアなのかBエリアなのかはまだわからない。ここ最近の高津川の状況では、上流エリアは、イリョウの瀬、池村友釣り専用区、ゲンゴロウ前と好調なポイントが並んでいて、好釣果が見込まれる。反対に下流エリアはどうも不調のようで、ポイントを外すとボウズも考えられる。そこで下流エリアだけ先週様子見に下見に入った。下見で様子がわかって、なんとか釣果をあげられそうなポイントもつかめている。上位に食い込もうという欲は全くないが、予選0釣果。これだけは避けたい。これまでたくさんのトーナメントや試合に参加してきたけど、予選ゼロ釣果で検量するあの屈辱だけはたえがたい。絶対避けたいところだ。その後エリア発表が行われ、番号前半は下流エリアA。番号後半は上流エリアBとなった。参加者数は追加募集しても65名ほどとびっくりするほど少ない。自分は上流のBエリア。囮配布順は少し速めってところでしょうか。



 いよいよ囮配布が始まってポイント取りのスタートです。
「参加者は当然好調の上流部へとどんどん足を運ぶだろう。あまりいいポイントのない本部から近いところは人が少ないだろうからゆっくりと釣っておこう。」
と思っていたのだが…いざポイント取りになってビックリ。いいポイントとは言えない本部近辺にずらりと選手が位置取っているではないか。
「どうなってんの〜?みんなトーナメントなのに下見もしてないのかな。。。」
仕方なく上へ上へと歩いて、ついにイリョウの瀬下端まで来てしまったので、ここを釣り場とする。会場の状況を知ってるのであれば、当然ここから上の釣り場こそが勝負ポイントであるはずだ。なのに、この小さなポイントでも近くに5人も選手が位置取っている。
「これじゃあ広く釣り回ることはできないなあ。。。」
目の前のチャラ瀬頭だけが自分の探れる範囲。
「まぁそれでも3っつ4っつは掛かるでしょう。」
これまで知った状況から、おそらく予選通過ラインは12匹。ここはその数が釣れる場所ではありません。しかし、自分は何匹か掛かればそれでよいのです。
 試合開始の時間が来た。岸際に立って、手前からゆっくりと半泳がせ半引きで探っていくけれども全然反応無し。元気のいいうちに一度囮をサーッと上へ突っ走らせたら反転びゅーんと下へ下った。これがおそらく掛かってたのだろうけど手感がなかったので竿を立てなかったら針外れ?鮎は掛かっていなかった。この一匹が天地を分けるんですよね。その後は全然反応のないまま時間が過ぎていきます。ぼちぼち囮の尾の振りが弱くなってきたので勝負に出ます。チャラ頭の頭出し石を直接狙って行きます。しかし…これも掛からない。少し瀬に下げて筋を引く…ダメです。前に歩み出てさらに深くなった瀬頭へ…これもダメ。
「ゲー、これで掛かってくれないと手がなくなるやん。。。」
弱った囮だからつぶしてもいいと無理引きしたのにダメだったので仕方が無い。もう一匹の控えに囮チェンジ。これでもう一度出発点に戻って少し狙い目を上下に広げてやり直し。それでもやっぱりダメです。
「あああ…この浅場は鮎が着かない場所なのか…。」
こういうのが下見をしてないとわからなくて見切りできない元になるんですよね。といっても自分の上にも下にも選手は入っているので場所替えもままならないんですけどね。時間はすでに1時間半を経過。
「はぁ〜こりゃ囮変わらずのパターンや。。。ムオー嫌だなあ〜それだけは避けたかったのになあ〜。」
控えの囮も弱ってきてるのでだんだんあきらめの気分になってきました。ダメだダメだで再度段々チャラ瀬を攻めようと自分が下がったとき、糸が緩んで囮が上へ泳いだそのとき、グルルン!
「えっ?掛かった?!」
移動の動きがイレギュラーな囮操作になったのでしょう。ずっと掛からなかった場所で掛かってくれました。
「うっひょ〜!!もうええわ。これでええわ」
ってつのっていた緊張がホット緩みました。しかし、気は抜かないで、慎重にエイッと抜いて見事にタモキャッチ☆ふう〜っとため息。屈辱のボウズ釣果を逃れられたので、もう十分です。
 楽な気持ちになって、早速囮を野鮎に変えてもう一度何度も攻めたチャラ瀬頭の石へ囮を向かわせるとなんと一発掛かりです。さらに石を変えて囮を向かわせるとまた即掛かり。追い圧があがったのか囮が野鮎だとこれほども違うのか。。。しかしこの時点でもう上手の選手も探り降りてきており、また、自分も相当ポイントを踏み荒らしてる事もあり、攻めるべきところがもうありません。さらにもう一つ追加したところでアタリが途絶えます。上にも下にも動けず、おまけにずっと上から一人の選手が降りてきて対岸からも竿を差されてしまって動けない状況。残り時間はほとんど無いけれど窮屈すぎるので広く空いている下流へぐっと大きく移動しました。窮屈からは解放されたけど追加釣果はあげられず、帰路を考えた竿仕舞いの時間となりました。予選通過ラインは11匹。自分は6匹で当然予選落ちですが、それなりの釣果もあげられ、大会の楽しさを十分味わえてよかったです☆
2023年06月11日
高津川  8:00〜17:00

 車中泊明けの日曜日。早朝からの丸一日友釣りができるチャンスです。昨日めちゃくちゃにやられたリベンジに好ポイントに入って大漁と行きたいところだけれど…。。。実は来週はシマノジャパンカップの中国大会です。還暦を迎え、トーナメンターは引退、今後は大会の雰囲気を楽しむ参加と決めたところだけれど、それでも地元開催でありながら何もしないで出るだけなんて参加選手に対して失礼だと思うのです。
 そこでこの日はここ数年竿入れしてない道の駅下流エリアを下見することに決めました。実は下流エリアに気がかりなことがあったのです。この道の駅下エリアは移動するには川を切って対岸に渡らなければ下手へ移動ができません。あまり変化のない深瀬が続くポイントなので果たしてこの弱った足で川切りのできるところがあるのかと言うことです。「川切り場所を見つける。」これが今回の下見の大きな目当てです
 さて、いざ入川と準備するとき、ちょうど久しぶりのへいぼんさんに会いました。
「おお〜久しぶり」
と挨拶し、もう何度かの下見に入っているへいぼんさんにエリアの様子を聞きました。
「この水位ならどこでも川切りできますよ。」
と軽い感じでおっしゃられたので
「そうなんだ、それなら大丈夫だな。」
と少し安心。過去の記憶から川切りしやすいのはカヌー広場下手の瀬肩のトロと駐車場下手の瀬肩の上手。まずはカヌー広場下手から。流れはそんなに速くないけど水深は腰高。押しが結構強いので老体には少し難易度が高い。すり足で一歩一歩足元を確かめながらバランスを取りながら…なんとか切れました。



「まぁ、これならなんとかなるな。」
 透明度の高いトロには小さめだけれどたくさんの遊び鮎が見えます。早速その瀬肩から囮を入れてみるけれど…掛かりません。瀬には先客さんがいらっしゃるので、しばらく瀬肩を泳がせてしつこくやってみるけれど全く掛かりません。
「こりゃ、難儀だなぁ…。」
あまりに掛からず、囮がだめになってしまいそうなので、ポイント移動。瀬を飛ばして瀬尻から深トロへ…掛かりません。全く掛かる感じがしてきません。どんどん下へ下へと探りながら下がります。ついに一段下の瀬肩まで来てしまいました。ここまでノーフィッシュ。下手の瀬にもやっぱり先客さんが2人いらっしゃるので入ってはいけません。さらにその下手の瀬にはへいぼんさん兄弟も入ってます。
「結局掛からずじまいかぁ。」
早めの昼食にするかと思ったとき、ようやく瀬脇で野鮎が掛かりました。
「ああ…掛かる鮎は流芯ではなく浅場にいるのかぁ。」
と元気な鮎でかけ上がりから浅棚を攻めるとポンポンポンと4っつ掛かりました。いい囮も手に入ったので、昼食に川を上がります。もう一つの課題であった駐車場下手の瀬肩を川切りします。ここもやっぱり腰高水深。しかし水勢が上側より強いのでより難易度は高い。少し上から下へ下がりながらの斜め切りで渡りました。
 課題の川切り箇所の確認は達成できました。けれど、この広いエリアでまだ掛かるところは見つかりませんので後半そのまま下エリアに続けて入ります。
 午後からは囮が変わったからか鮎の反応が少し違います。けれど、ばんばんと掛かると言うことはありません。少し反応があるところでねちっこく泳がせて探る。アクションを加えて誘う。と仕掛けるとくるりんと掛かってくる。掛かったところでは2匹目は出ません。広範囲を探って反応を感じたところでねちっこく探ってまた一つ。ぽつりぽつりと掛かります。ぐっと川岸を後ろに下がって足首くるぶしの水深を泳がせても掛かります。でもやっぱりぽつりぽつり。広いポイントなのに全然掛かり速度は上がりません。それでもまあ全然掛からないと言うこともないのでトーナメントではボウズになることはないでしょうという見通しが持てました。
 結局夕方までいいとこなし。
「厳しいポイントだなぁ…」

    

13cm〜18cm  17匹
2023年06月10日
高津川  10:30〜17:00

 6月、各河川解禁を迎えたというのにどこも不漁だったようで、好漁の釣果がたくさんネットに上がっている高津川は絶好調と人気を集めてるようで、人人人の高津川です。週末土曜日にゆっくり10:30に到着しても入れるところなんか1カ所もありません。日原から川を見つつ横田へと下っても各ポイントには遠征組でしょうか複数の人が入っていて、どこも入れないようです。上へ上っても道から見えるポイントはやっぱり全部埋まってます。
「どうしたものやら…」
と車を側道へ入れると
「あっ!」
空いてました。
「まぁどうせこの状況で空いてるところなんてやり後か鮎がいないところだろうけど…こうなったら竿が出せるだけでもよしとしよう。」
と車を停めて川へ入ります。瀬肩に立ってみると小さいながら遊び鮎が見えます。ところが囮を出して泳がせながら探っても全然掛かりません。
「このまま静かにやってたら昼頃には水温も上がって掛かる奴も出てくるかも。」
と石に座って動かず静かに泳がせ続けます。状況全く変わらずで2時間経過。さすがにしびれが切れて午後からの釣りのための囮替えに動きます。もうかなり囮はよたよたです。少し下へ下って流れの速い小さな瀬へと囮を入れてどんどん下げながら探る…がダメ。石段の壺へ入れて上げ下げしゃくりでやっと掛かりました。

    

「せっかく囮が変わったのでもう一つ。」
と瀬脇を泳ぎ上らせてもう一つ追加。けれど、それでストップ。後は続きません。囮が弱る前に竿を置いて昼食です。
 川幅細い竿一本ほどのポイントですがまだ囮を入れてないところが結構あります。
「なんとかなるでしょう。」
と午後からも続けて入ります。けれど、状況は変わりません。どこへ囮を入れても掛かりません(^^;。ぐるりとせめて回っても全然です。なんとか2つ追加。瀬はあきらめて上のトロへ行ってみると結構たくさんの群れ鮎、遊び鮎が見えます。ここを上に上らせて…と…掛かりません。
 ついに3時。思い切って移動します。歩いて上がってずっと上の瀬まで。本当は途中にある緩トロの泳がせポイントを攻めてみるつもりだったのだけれど、そこにはちゃんとお一人入っておられます。少し遠いけれどえっちらおっちら歩いて上がります。午前中はそこにも釣り人がいたけれどもう人影は見えません。やっと着いてみたら鮎が思ったより少ないようであまり見えません。さらに抜かれ後とあってここも全く掛かりません。いよいよ脇の細い分流の竿抜けと思われるところでやっと小さい鮎が2つ掛かっただけ。
「参った、参った。これでは帰れないなぁ。」
と今夜は車中泊と決め込みます。
 絶好調と言われる高津川、それでも、はずすとこれほどに打ちのめされます。



15cm〜19cm  6匹
2023年06月04日
高津川  10:30〜17:00

 翌日曜日、高津川はまだ水はあまり下がってません。老体はきついところに入れません。ということで柿の木専用区へ。
 残念ながらトロには先客さんがいますので下手の瀬へ。脇のチャラに立って見ると思ったほど遊び鮎がいません。
「今年もか…。」
去年と同様この専用区には鮎は少ないようです。囮を入れると当然のように芯では反応がありません。
「やっぱり抜かれ後かぁ。」
芯を外して流れ陰になるところで待つとぴりっぴりっぴりっと掛かりましたが13cmほどのおちびちゃん。大きさ姿形から天然遡上っぽい。
「今年はここまで登ってきているのかあ?」
掛からない瀬をあちこち探り回っても掛かる鮎は全部おちびちゃん。

    

「これじゃダメだよね…型のいいのはどこにいるんだ?」
去年の記憶を頼りに瀬肩まで上って対岸際の大石並びを狙ってみます。しかし左岸側に立ったので深い流芯まで歩み出ないと囮が届きません。老体ではぎりぎりまで前に出て、少し下竿にしてやっと狙いの筋に届きます。すると…ガガガーン!力強く掛かってそのまま一気に瀬の中へ下がられてしまいます。老体はここまで前に出たら下がれません。伸される竿を無理して絞るとバシャン!身切れでバレました。
「やっぱりあそこには良型がついているのか。」
で、もう一度体制を整えて囮を入れるとやっぱりガガガーン!で同じように下へ走られて身切れバラシ(^^;次はちょっと軽い手応えで、これは何とか竿を伸されずに引き抜けた18cm。
「こりゃ、掛けても取れん。」
とりあえず囮確保できたのであきらめました。下手へ下がった翔さんに様子を聞くとやっぱり数も少なく掛かるのはチビばかりということでここは場所替えとします。ここでは何とかキープサイズが6匹。

    

 さらに上へと上がって七日市下へ。ありがたいことに人がいません。川を見ると石の色も結構よく、食み後もついてます。ちょっと期待♪昼食を食べて自分は上手へ翔さんは下手へと別れて入ります。
 川岸に立つと遊び鮎も多くはないけど見えます。が、まだ新しい足跡も残ってます。そして囮を入れても反応は…鈍いのです。芯を中心とした広い攻めやすいところでは全く反応はありません。人が竿を差さないようなしょぼいところでぽっつんぽっつん。でも掛かる鮎は17cm〜20cmと型がいい。

    

川幅の狭いポイントで抜かれた後は掛かる鮎はほんと残ってません。石裏の鮎のたまりそうなところでじっと止めて尾を振らせ続けて待つと軽くビビビンと掛かります。これは掛かりが浅いのでバレが多いです。これじゃダメだと思ったけれど時間的にも体力的にももう場所替えはきついのであきらめて続けてやって時間が来たので終了とします。ここでは型はいいけれどやっぱり6匹合計12匹の貧果なれど高水で竿が出せないと思ったのに1日竿が出せただけでも感謝です。



13cm〜20cm 12匹
2023年06月03日
阿武川 10:30〜13:00 佐波川  16:30〜18:00

 台風2号の影響で大雨の後。高津川は増水で水位が高く足腰に自信の無い自分には入川は無理と判断。でも、解禁直後とあって釣りには行きたい気持ち。そこで水位があまり高く上がらなかった県内河川の様子を見に出かけてみた。
 まずは阿武川。昨シーズン終盤に久しぶりに入釣してみていい感じだったのと今年も日本海側の天然遡上鮎の好調さから期待を持って遡上鮎のいるダム下へ。この流域のお世話をされていた酒屋さんに行ってみたらご主人さんがお亡くなりになられたそうで、入漁券の取り扱いはやめたということ、時にはご主人が掛けた鮎をおとりとして分けてくれたりもした物ですが…残念、寂しいことです。変わって入漁券は少し上手の阿武川温泉にある農産物販売所で取り扱うようになったと言うことでそこへ行って購入。周辺はデイキャンプで賑わっていました。
 さて、入漁券も入手したのでいよいよ釣り開始と佐々波発電所放水口のポイントへ。けれど、すこ〜し不安が…というのは川ってそこの漁協組合員が稚魚放流の世話をしているので、組合員さんの家の近くでなされるのが常です。ご主人がお亡くなりになられ、組合を抜けられたと言うことは、この周辺でこれまで放流されてた鮎は…(^^;…まぁ天然遡上もあるだろうから…と身支度して囮取りに素掛けの竿を持って川に入ると…解禁初土曜というのに鮎がいない。石も汚い。瀬肩に立ってよくよく注視してみても全く鮎の姿は見えません。遡上鮎がいれば緩流帯に群れがいてもいいはずなのに稚鮎も見えません。跳ねも全くなし。それでも素掛け仕掛けを振って瀬を引いてみましたが全く手応え無し。上の堰下へ移動してみても全く同じで魚の気配がしません。トロ場でグインと一度魚が掛かったけれど、これは得体の知れない大魚でギューンと引っ張ってハリスの0.8号をぶち切って逃げました。ニゴイかサクラマスか…。ということでここはあきらめて場所替え。
 今度は明木川合流点の河川公園前。鮎もいなければ釣り人もいない。解禁初土曜というのにここまで一人の釣り人の姿も見ていない。そしてここもやっぱり鮎の気配は全くない。食み後もなければ川中を歩いても鮎の姿はない。素掛けの針に掛かる魚もいない。昼過ぎまで竿を振って1匹7cmほどの稚鮎が掛かっただけ。
「ダメだこりゃ。」
昼食のカップラーメンを食べたけどこの後も続ける気は無い。竿をたたんで服を着替える。せっかく阿武川の年券を購入したけれど残念ながら今シーズンは役に立つことはないかもしれない。
 車を帰路へ向かわせたが…「ん〜思い切って佐波川の様子も見に行ってみるかぁ。」と車を防府へ向かわせる。その前に防府かめやに寄って入漁券の購入。囮も置いていたので2つ購入。今年、囮の値段が急に寝上がったらしく1匹なんとここでも600円。出費が大きい(^^;
 時間も遅いので入川しやすい階段下をポイントに選定。すでに時間は16:30。けれど、案外釣り人の姿は少なく、好ポイントの階段下もがら空きで思うように入ることができた
川を見るとこちらは阿武川と違って鮎が見える。石に食み跡もついている。ただ、放流からの期間が短いからか石附縄張り鮎は少なく、群れ食み鮎が多そうだ。瀬肩に立って囮をつけて肩脇に入れるとすぐに追ってきた。

佐波川の初鮎    階段下のポイント

「これはいけるか。」
と思ったがさすがにポイントは抜かれ後のようで芯のいい場所は全く反応無し。石裏のたまりの鮎の塊場所で止めて泳がせて待ってしてやっと次が掛かる。でもやっぱり群れ鮎で型も小さくスマートな魚体の鮎。追いが本格的になるにはまだしばらく時間が掛かりそうだ。6匹ほど掛けて日が傾いたので竿をたたんだ。

14cm〜18cm  6匹
2023年05月28日
高津川  10:30〜17:00

 いつもの年はジャパンカップ九州が自分の鮎の幕開けなのだけど、今年はその日に抜けられない仕事が入って、残念、出場キャンセル。そして解禁2日目の高津川が今年のスタートとなった。
 どうせ「釣りきられ」&「人だらけ」でゲキ渋の解禁二日目。幕開けの自分祝いと道具の点検が主な目的。
「目標は20匹だな。」
 10時、日原漁協着。なんと値上がりで養殖囮が1匹600円。今年は素掛けして囮確保しよっかな…。様子見で下手へ下る。やっぱりどこも人がいる。ゲンゴロウなんて8人も!Uターンして上へ。左鎧に入って3流ポイントを見ると空いていた☆
「午前中はここでゆっくり道具点検しよう。」
と入川。今年はいろいろと道具を変えたので…。だいたいの道具は合格。でもタモの柄の接着部分が不完全でポキン。そこを瞬間接着剤で簡易固定して、いざいざ!河原は足跡だらけ。
「こんな3流ポイントでも初日は攻められ尽くしたのだろうなあ。」
 ポイントに立つと、足元に小さめの遡上鮎が結構見える。石付きでハンでる鮎も♪そっと静かに囮を出して誘ってみるが、これがなかなか掛からない。見える魚はほんとに釣れないものだ。それでも静かに丁寧に泳がせているとポツポツ掛かる。

掛かった鮎    大魚トンネルのポイント

昼までに11匹。

午前中の釣果

「この調子なら目標の20匹はなんとか達成できそう♪」
 ところが昼食後、アタリが遠くなったので川中へ踏み込んだら全く掛からなくなった。上の瀬まで移動してみたけどここは抜かれ後でスッカラカン。掛からん掛からんで結局16:00までボウズ食らいます。
「あ〜あ、なんちゅうこっちゃ。」
ぼちぼち竿を置く時間、
「最後に下手の様子を見て帰るかぁ〜。」
で、おっちらおっちら鮎缶担いで下へ移動。下の瀬肩にできた広く膝まで水深の浅い棚。石がいい色をしています。そこに座り込んでゆっくりと囮を出すと…ビュン!一気に掛かります。これが大きい20cm級。
「おお!やっぱりこんなとこに囮を入れる鼻息上がった解禁侍はいなかったのか。ここは竿抜けだぜ☆」
それからはバシバシ掛かります。掛かる鮎は全部20cm級の肥えた鮎。上に上らせても横へ横切らせても下で止めてもギュンギュンギュン☆囮を放して目の前1mでギラリン☆時速10匹以上のペース♪
「こりゃ、今日は時間延長、日暮れまでやって車中泊だぜ!」
と有頂天になったとき、対岸の川岸でガサガサガサの物音。
「ん?」
気にせずやり過ごしかけたけど、落ち着いて考えたらこんなところで大きな物音がするわけがない。サルならすぐわかる。シカがおるところではない…ということは…イノシシ?…熊?!ちょっと止まって対岸を凝視。。バキバキっと枝折れの音と共に赤黒い大きな背が見えた。
「いかん!これは。」
あわてて竿を担いで舟を持って上へ走って逃げます。バシャバシャッと大きな水音に奴もビックリしたのか、物音は崖の上へ移動していき難を逃れられたようだけど、急いで竿をたたんで仕掛けはもう無茶苦茶玉に放り込んで、一気に川を上がり、家に帰りました(^^ゞチャンチャン☆

午後の釣果    大魚トンネルのポイント

13cm〜20cm 21匹


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