2023年 釣行記

2023年04月22日
紙祖川      11:30〜18:00

 週末、雨風の天気が続き、釣行の間が空いた。
 久しぶりに晴れの週末。。風が少し気になるが気温も高く、晴れ上がって気持ちいい。まずは餌の川虫を…と思ったら、虫取り場所の駐車帯を地元の方が草刈りをしておられる。
「そんなところに車入れていけないよね〜。」
ってことで川虫取りをあきらめて近くの紙祖川下流部のポイントへ直行する。
「まあいつものブドウ虫の餌はちゃんと持ってきていたので、それで釣りながらチャラ瀬で川虫を捕ってみよう。」
川へ降りて目前の好ポイントに投餌するが反応は無い。降り口には無数の足跡。
「連日、攻められてるんだろうなぁ。」
まともなポイントでは全く反応がない。ヘチやたまりに入れて少し待つと反応が出てくるがこれはウグイとカワムツ。無視しそうな岸辺の浅チャラだとヤマメが出るが、針に掛からないチビヤマメばかり。それも初投にふっと反応が出るが、なかなか食い込まないし、2度目は来ない。その頃から下流から吹き上げる強い風が吹き出した。出るところはシビアなところだけなのに道糸が吹き上げられて正確な投餌ができず、流すのも不自然になってしまう。
「こりゃ、ここはダメだ。。」
と判断し、竿を置いて少し川虫を捕って川を上がる。ここでは2匹。
 一息入れて昼食カップラーメンを食べながら後半の釣りを考える。
「里は風が吹き通してるから谷へ入ろう。。」
ということで場所を変えて両岸とも山が迫る中流域の谷へ入った。あんまり入らないところだが、読んだとおりここは風がまともに当たらず、軽い仕掛けでもちゃんと振り込める。けれど、この場所は解禁当初にちょっと入ってみたときに、足跡だらけでさらに生命反応がなかったところなので期待薄と思いつつの入川である。が??あれれ、アタリは無いだろうと思いながらの投餌に一発で反応あり。カッと掛かったが…なんと途中バラシ。そして同じポイントで次々と当たる…が、掛からない。。掛かってもバラシ…なんと10回ほども続けて当たったのに1匹も釣り上げられない。…そしてついにアタリは途絶えてしまった。
「なんでや?あわせのタイミングが悪いんか??」
仕方がないのでそこを見切って上のポイントに進む。するとここでもアタリが出る。が…やっぱりなかなか掛からないし、掛かってもバレる。餌の川虫がなくなってブドウ虫を使ってるから川虫のタイミングで合わせてしまって針掛かりのタイミングがずれているのか?????そこで流れの緩い瀬尻のたるみで、あたってから竿先を送って送って引き込んでから合わせることでやっと掛かった。確かに少し型は小さかったが普通に対象の大きさのヤマメだ。

    

それからはアタリがあってから送り込んでのタイミングでいくつか針掛かりしてやっとキープできるようになったが、それでも出たアタリの3分の一ほどしか掛からない感じだ。
 そしてその原因は根掛かりしてやっとわかった。根掛かりした仕掛けが外れない。仕方がないから切ろうと引っ張っても切れない。
「ん?なんで??」
糸を持ってぐいーっと引っ張ってプツンやっと切れた。仕掛けを手元に持ってきて気づいた。
「あれま、これは太糸0.25号の仕掛けだ。」
そう、間違って太糸仕掛けを張っていたのであった。
「ああ…それで…」
糸が太いから瀬で喰わせても水勢で糸が引っ張られてヤマメが違和感を感じ、餌を離してしまう。ブドウ虫を食い込ませさせようと送り込んでもそれだけ流れに糸を持って行かれて送り込みができていない。浅食いだからバレもする。太糸仕掛けは重いおもりを付けて大針でアタリ即合わせ掛けしなくてはいけない。なのに糸が太いのに軽おもりの食い込ませ合わせをしたんじゃ釣れる魚も釣れません。
 早速仕掛けを0.15号の細糸仕掛けに張り替えます。もう夕方、竿じまいして帰らなければいけない時間が迫ってたけどこのままではストレスがたまったままと延長を決めます。やっぱり細糸軽おもりだと瀬でもばんばん掛かります。ただ、やっぱり型の小さい魚が多かったです。キープ魚よりも放流魚の方が多い。それでもしっかり針掛かりさせられたので満足、満足で日暮れ時までやって、竿をたたみました。



17cm〜21cm 8匹
2023年04月02日
紙祖川      12:30〜17:30

 はや4月になった。
 今年の3月は気温高めの日が多く、桜の開花も例年より早かった。なので川の水温も早く高くなって、瀬にもヤマメが出ているかもしれない。そう思っていつも餌を確保する瀬に行ってみたが…おやおやそこに釣り人が入っていた。残念餌取りはあきらめて釣り場へ向かう。
 釣りながらちょっとしたチャラ瀬で川虫を捕りながら釣り上がれるところと紙祖川下流部を選んだ。けれど入川点正面のポイントに餌を振り込んで「こりゃ、すでに釣り攻められた後だ。」とすぐにわかった。あまりに魚が反応を示さないからだ。それでもちょっと川虫を確保したいためそのまま入川。釣りながら川を下った。しかし川がちょっと増水でもあるため、思ったように川虫が取れない。それでもちょっと時間を掛けてなんとか30匹ほどは確保できた。そこでその川虫を使って今度は釣り上がりかけたが、せっかくの川虫餌を使ってるにもかかわらずあまりに反応が薄いので早々に反転し、このポイントは釣り止めた。ここでは2匹。

    

 川を上がって昼食カップラーメン。お天気よくて、暖かくて、外で食べる昼食は最高♪野外食を味わいすぎてちょっと時間を費やしすぎてしまった。残り時間からするとあと1ポイント。思い切ってぐっと上がって上流部へ。
 しかしこちらももうすでに足跡いっぱい。それでもやっぱり上流部は魚影が濃い。魚は反応を見せるが川虫の餌を使い果たしてしまってのブドウ虫の餌ではちょこんと食いに出てはくれるが食い込んではくれず、非常にシビアでワンアタックですぐに身を潜めてしまう。それでも魚が反応を見せてくれるのでおもしろい。

    

 本当なら帰路の3時間を考えれば日が傾いたところで竿をしまわなくてはいけないところだが、ついつい日が陰るまでやってしまった。釣れたヤマメは型もだいぶよくなっていた。



16cm〜20cm 7匹
2023年03月26日
紙祖川      12:30〜17:30

 出だしが悪くてあまり気乗りのしない今年の渓流釣り。天気もあまりよくない週末だったこともあり、ちょっと久しぶりの釣行となった。
 釣りに行けないウィークデーにはいいお天気、気温の高い日も続いたので、そろそろ川虫の方が食いがよくなってるのではないかと匹見到着はまず川虫取りをする。けれど、ちょうど時期が悪く端境期だったのか取れる川虫のサイズが小さい。あまりに小さいヒラタは老眼ゆえ針に差すのが難しく、手足をちぎってしまうので使いづらい。30分ほどがんばったがあんまりいい餌は確保できなかった。
 川を上がってポイントに移動。まずはカップ麺の昼食をとって、紙祖川下流域に入川。解禁当初には全く魚反応がなかったけれど、水温が上がって状況は変わったのだろうか。河原に降りたらおびただしいほどの足跡。もうさんざん先行者に攻められた後なんだろうと思いながら投餌する。読み通り?いいポイントと思えしところに餌を打っても全くの無反応。それでも超浅場や荒瀬の中のピンポイントでは少しだけアタリが出た。水温が高くなってヤマメの活性は確かに上がってるようだ。けれどもやっぱり今年の魚影の薄さゆえか、先行者に攻められたためか、アタリはほんとに少ない。一区画釣り上がってやっと3っつ。それでも釣れたヤマメは結構型もよく、状態のいいヤマメばかりだった。

    

 瀬でも喰うようになっていることがわかってちょっとやる気になってきた。そこで上の瀬釣りのポイントへ移動。だがこちらも足跡がいっぱい。先行者に釣られた後なのは明白。それでも時間も残り少ないのでそのまま釣り上がる。やはり通常のいいポイントは全く反応は出ないが、川岸ぎりぎりの超浅場に餌を打つと思わぬアタリが出た。ただ型は小さくほとんどが釣ってすぐ放流のチビヤマメだがそれでもやっぱりアタリが出るのはおもしろい。日が傾くまえ釣り上がりキープは追加4匹だけだったが、楽しい釣りになった。

    

16cm〜20cm  7匹
2023年03月11日
紙祖川      11:00〜16:30

 なんか今年の渓流解禁はぱっとしない印象で、今季この先が思いやられる感じがしたけど…どうでしょう。あんまり乗り気でないままに匹見街中へ。乗り気にならなければ釣りも雑。釣りが雑ならヤマメも釣れてはくれない。
 昼前に匹見街中到着。もう昼飯時だけど、ちょっとだけ竿を入れてみるかと本流紙祖川合流部に降りる。先日の雨で水温は低下したか?けど笹濁りにちょっと増水は好条件ではないか?いいか悪いかなどと考えながら上から下へと釣り下がるが全く魚反応がない。最初に着けたブドウ虫がきれいなままで帰ってくる。
「はぁ〜ダメだこりゃ。。。」
早々に竿をたたんで川を上がり昼食のカップ麺にする。
「さて、どこに入ってみるか…。」
 もう午後だし、紙祖川は先行者が一舐めしてるのは間違いないしと行き先に迷った。
「よし、人があんまり入らないあそこだ。」
ということで街中からそのまま本流を釣り上がることにした。
が??足跡もなく、人があんまり入ったようでもないのにここも同じく全くの魚反応無し。アタリも無ければブドウ虫がきれいなまま。餌を付け替える必要もないまま上へ上へ…。そのまま釣り上がって堰堤まで行けばヤマメのたまり場の淵があるのはわかっていたが、あまりの手応えのなさに挫折。中途で竿をたたんで川を上がった。
「なんとまぁ…今日は丸ボウズだよ。。。」
前回の福川川の後でもあり、釣れない気持ちが先行してやる気にならない。
「今日はもう帰ろう。」
と紙祖川へ入り峠越えの帰路へ。
するともう夕方だからか釣り人の姿が少ない。前回唯一ヤマメ反応があったポイントが空いていたので、時間も早いのでちょっとだけ竿を振ってみることにした。
 が、ここも…足跡がいっぱいあったので誰かの釣り後だろう事はうかがえたが、それにしても全く魚反応は無い。
ついでに上の誰もやりそうもない浅いチャラ瀬に行ってみたら…1投目から反応☆ここもあそこもそこもって餌を打つたびに反応する。ただし…小さい。10cmほどのチビヤマメ。これは釣ってもすぐ放流。やっと1匹16cmほどのキープサイズが掛かった。でも、これでやっぱりヤマメが残ってるところはちゃんと反応がある、餌を喰ってくる事がわかった。逆にやっぱり今年の渓流は魚影が薄く期待が薄い事もわかってしまって意欲薄れての竿じまい

16cm 1匹
2023年03月05日
福川川   12:30〜16:30

 前日の紙祖川解禁直後の釣行であまりに紙祖川の魚影の薄さを感じたので、
「これは今シーズンは紙祖川ではあまりいい釣りは期待できないな。他のところも様子を見ておかないと。」
と思ったので、紙祖川より近くて行きやすい福川川の様子を見に行ってみた。
 前日の疲れもあってのんびりの釣行。到着はお昼になった。
 それではまずは腹ごしらえを…と昼食の用意。このところ気に入ってる昼食は、現地でカップ麺。最近の水筒は全くよくできている。朝、出発前に沸騰したお湯を入れて持って行くと、お昼でも中のお湯が、アチチのままで、カップ麺が十分できる。大容量で、さらにお吸い物にお茶、食後のコーヒーまで入れることができる。火を使わないでもアウトドアランチを十分楽しめるのだ。



温かい昼食をゆっくりととって、ゆったりとした気持ちで最初のポイントに入る。
 が…な〜んと全く魚反応がない。餌がそのまんま戻ってくる。あっちのポイント、こっちのポイント、さすがにここは竿抜けでしょうというところまで、打ち込めるところ、流せるところは全部餌を入れてみて、反応はゼロ。
「やっぱり今年もかぁ…。」
福川川は上流部と里川の間に大きな大堰堤があるのだが、漁協はこの大堰堤より下流には浮流をしない。大堰堤より上に放流されたヤマメはこの堰堤に阻まれて下流に下がることができないので支流から下ったヤマメしかおらず、極端に魚影は薄いのだ。昔はそんなことはなく、大堰堤より下手にも放流はされていて川幅がある里川であっちこっちとヤマメを探りながら釣り回るのがとてもおもしろい川だったのだが…残念なことだ。
 それでもたまたまポイントを外しただけかもともう一カ所、自分が昔からよく入ったポイントに移動して川へ降りようとしたら…なんとそこは河川工事後に流れが変わってしまい、川に入れなくなってしまっていた。
「これじゃあどうしようもないなぁ…。」
 あきらめて大堰堤上手へ移動。長い藪をこいで谷下の流れに入る。が…大変な思いをしてやっと川へ降りたのにここすら魚反応がない。入川点付近を探ったけれど全然反応がなく、もう釣る気が薄れてしまって止めようかとも思ったけれど、またすぐにあの長い藪こきをする気にならない。折れた気持ちにむち打って、上手の入川点までがんばって釣り上がろうと上へ進んだ。ところがいけどもいけどもヤマメは出ない。かなり長い距離を釣りあがって、ようやく2匹ほどキープ。でもそのうちの1匹はおちびちゃんで放流。釣果は1匹に終わった。
 がっくり今年も福川川はターゲットになりません。

16cm   1匹
2023年03月04日
紙祖川      11:00〜16:30

 待ちに待った渓流解禁。目指す場所は匹見、紙祖川。片道3時間の行程。でも通い慣れた釣行路は、
「今年もまたこの道を走り、この景色が見られたなぁ。」
といううれしい気持ち♪還暦を迎えて、「魚を釣る」のが楽しかったのが、「釣りに行く」事が楽しくなってきていることに気がつく。ともあれ、透き通った水がとうとうと流れる高津・匹見の川は今年も自分を迎えてくれた☆
 紙祖川に到着。麓の匹見街中から始めるが、例年のごとく下流部にヤマメの生体反応はなし。全く、漁協も少しは考えて工夫したらいいのに…。「魚は水が出たら下流に流されるから上に放流したらいい」と思い込んでるらしく毎年同じ最上流部の淵だまりにまとめて放流する。それでなくても人工育成された養魚はあまり移動せずにそこに居着く性質を持つものだから解禁当初日、その放流・滞留する淵だまりの場所を知ってる人が解禁から連日、釣り堀風にごっそりまとめて釣りきって、それでおしまい。だから解禁を楽しみに越境して訪れ、渓相のよい下流部から入る釣り人はみんな解禁当初から貧果、くたびれもうけで、空しく帰ることになる。「今年はひょっとしたら違うかも?とほとんど可能性のない期待を込めて下流部の様子見に竿を出すのだが、やっぱり
今年もその期待は裏切られた。少しずつ上流へ移動。2カ所目も全くの音沙汰無し、3カ所目も…
「かぁ〜この調子だと海に引き続き、渓流解禁もボウズかぁ〜?!でもまぁ天気いいし、暖かいし、釣りができたし…☆」
ついに自分の好きな、21尺竿が回し振りできる釣りスタイルができる最上流部までさかのぼったところで、やっと女王は顔を見せてくれました。

    

「もう出会えただけでいい☆」
 遅いホットカップラーメンの昼食にすると、車を停めて
「釣れますかぁ〜」
と声が掛かった。去年から始めたというその人は、
「初期は餌釣りと聞いたんだけど、周囲の釣具屋ではどこも全部餌が売り切れだったから仕方なくルアーでやってるけど全然釣れません。」
ということで自分が余分に持ってきていたブドウ虫を1パック進呈。
「がんばってp(^^)q」
とエールを送って見送った。
 後半、もう少し追加したが、釣り上がると、まだサビが残ってる魚が2匹連続したので、初日は少し早いけどこれで竿を置いた。

    

15cm〜20cm   10匹



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