2023年 釣行記

2023年12月29日
宮島 可部島の筏 7:30〜14:30

 いよいよ2023年も年の暮。前回の釣行を納竿とするのでは悔いが残るということで宮島への再チャレンジを決めた。早朝(夜中)起きで高速2時間は朝が弱い自分にはとっても厳しいのだが前回がひどかったのでがんばってリベンジだ。年末押し迫った時季なのに大知渡船さんに電話を入れたら快い返事。そして自分の他に2組の釣行者がいると聞いてほっとした。
 さて、乗船前に乗る筏決め。他の二組の方の希望を聞くと自分の好きな可部島1番の筏が空いている。ここのところ好調なのは玖波2番のようでそこも空いてるようだったが自分の好きな可部島1番にあがれるとあれば行くしかない。実に一番乗りたいこの筏に上がれるのは4年ぶりだ。「やっと上がれる♪」とうれしくってここに上がれるならボウズでもいいやって言う気分です。まぁ、小さいのが1匹だけながらもとりあえず前回の釣行でチヌは釣ったし、毎年この1年最後の釣行はチヌよりお正月用のタイが本命なのだ。水深の深い可部島の筏の方がタイは釣れる可能性が高いといえる。ただ。ここの筏が難しいのは潮流が早いこと。その日の干満の潮を考えてポイントを決めないと潮が飛んで釣りにならないこともあるくらいだ。この日は大潮で満潮が11時前後。到着時は上げ潮で東流れ、潮止まりを経て昼からは下げ潮で西流れ。午前に焦点を当てて東向きに座るか午後に焦点を当てて西向きに座るか…それとも両潮に対応できるように筏横の南向きに座るか…。」これまでの経験からここの筏は午前中に時合いが来ることが多いので東向きに座って午前中勝負に決めた。

    

 釣り座を構え、団子を5つほど投入してから仕掛けをセットし、いよいよ釣り開始だ。やっぱり潮流は速く、筏ぎりぎりの足元に団子を落としても着底時には道糸は斜め前方に張る。でも、やっぱりこの筏は感触がいい。最初の一投目から雑魚の反応がある。今日一日に期待が膨らむ。1時間もすると穂先を引き込むアタリが出る。これは例によってデカフグ。2号の針だと時々きれいに針がなくなっている。けれど、今日の狙いは小鯛とあって、そのまま小針の2号で続ける。時に餌が残ってふわっと潮下に仕掛けが舞い上がったとき、ギュンっと竿先が突っ込む。これは小鯛だ。コクンコクンと首を振り、結構手応えがある。上がってきたのは30cmをちょっと切るマダイ。
「やったね☆今日の狙いはこいつだよ。」

    

タイはどうやら底より上にいるらしい。しかし、フグが多くて付け餌はあっという間に取られてしまう。餌が残ったとしても仕掛けが舞い上がってアタリがぼけてしまう。針上1mに4Bのカミツブシをつけて仕掛けが舞い上がるのを防ぐ。これで仕掛けを底付近でキープして潮下へ流すことができる。デカフグの猛攻に耐えながら2匹3匹とタイを追加。
「これでお正月用のタイはキープできたね☆」
けれどどんどん団子を入れていくうちに団子からこぼれる餌の流れについて魚がどんどん浮いてきたようで底付近ではあまりいいアタリがなくなって来た。だからと言って中層で団子を割って餌を落とし込んでいくと早々に手のひら大の小鯛が餌を喰ってしまう。中層にはかなりな量の小鯛が集まっているようで、瞬殺で小鯛が針に掛かってしまう。そこで狙いを再び底付近にしたがこちらは魚は薄く、喰えばデカフグで針を取られる。一袋の針がなくなったのを機に針を2号から4号に切り替える。これで針を取られることは少なくなったがフグがでかいので4号でも時々針を取られる。そうしてるうちに満潮の潮止まりを迎えた。仕掛けが前に出るのがゆっくりとなり、釣りやすくなった。すると今まで出なかった竿先をズンズンと押さえ込むアタリ。静かに見送って一段大きく押さえ込んで竿先が止まったときに「いまだ!」竿先を天に突き上げる。ガツーン☆掛かった!グーンと重量感グイングインと首を振る。
「あ〜これだよ、これ。」
数度の締め込みも親指のサミングであしらってスーっと浮いてきたのは立派なチヌ。今回はミスなくちゃんと網に入りました。厳つい顔した38cm級のチヌ。魚体が真っ黒け。

    
「こりゃ、どうみても居着きだなぁ。それがこんだけ遅く来るとはチヌの魚影は薄いなぁ。後は続かないかもね。」
ビクの中に魚を入れてすぐに次の団子を入れたが、読みは当たったようで、次はこない。すぐにまたデカフグが来て回りにチヌはいないことを知らせる。潮が止まって仕掛けが落ち着くので、誘いが掛けやすい。この潮止まりの間に上に誘い上げてタイを3匹追加。しばらくして潮が変わり今度は逆に筏下へと仕掛けが入り出した。それと共にアタリが消えたのでここで小休止、お昼を食べる。いいお天気で風も無くとっても気持ちいい♪ゆっくりと温かいカップラーメンを食べてコーヒーも飲んでゆっくりする。
「冬やのにこんな温かくていい天気で釣りができる日は今日だけやろうなあ。1年最後の釣りがこんな気持ちのよい釣りで幸せ♪」
 さて、一服後に後半戦の釣り開始。けれど、残った時間は後2時間。下げ潮で場所が変わったポイントに魚が寄り直してくれるだろうか。手前の筏下に向かって仕掛けは流れるので団子は前方へ投げ入れる。やっぱり1時間ほどはアタリも静かな状態が続いた。そしてやっと再び魚が餌に着くようになった。といっても相手はやっぱりデカフグ。それでもなんとか数匹の鯛を追加して納竿の時間を迎えた。この日が今年の竿納めとなったが、真冬とは思えない暖かくていいお天気の下、4年ぶりに好きな筏に乗ることができ、狙いのお正月用の鯛も釣れ、まともなサイズのチヌも釣れてとてもいい竿納めとなった♪

    

チヌ38cm 1匹 タイ20cm〜30cm 13匹 ウマヅラ 1匹 27cm
2023年12月26日
玖波の筏 7:30〜14:30

 仕事が年末休みに入った。前回の釣行後、この冬一番と言われる寒波に襲われ、悪天候続きで釣りに出られなかった。けれど、ありがたいことにこの年末は好天続きの予報。今シーズンはじめからボウズ続きだが、なんとか今年の竿納めまでにはボウズ逃れでチヌの顔が見たい。ということで早速大知渡船さんに電話を予約の電話を入れる。
 「平日だから望みの筏上がることができる♪」と期待が膨らむ。船長に降ろしてもらったのは玖波一番。「このところ好調」と船長のご推薦に従った。

    

 早速釣り支度をして実釣開始。釣りはじめの感触は…あまりいい感じがしない。団子を入れながら状況を探るが、どうも魚影が薄い感じがする。「これはがんばって団子を打って魚を寄せないといけないな。」ということで握りを軽くし、割れやすい団子にしてせっせせっせと団子打ちを繰り返す。するとうれしいことに時間と共にどんどん反応がよくなってきた。「魚が寄ってきてる。」ということで少し団子割れ後間を置いて魚に喰わせてみると…見事に押さえ込んでデカフグが掛かった。全く、ここのフグは大きい。そのまま振り上げたら竿が折れてしまいそうなぐらいだ。だからと言って合わせずスルーすると針を口の中に加えてしまい、歯がちょうど針のチモトに当たってハリスをかみ切られてしまう。アタリもなく針がなくなったり、掛けてあげる途中でぷっつんしたり…「これじゃああっと言う間に針が一袋なくなってしまう。」ということで針を2号から4号へと大きくする。これで口の小さいフグは針を口の中に入れられなくなるのでハリスを歯で切られる心配はなくなる。釣り方を飲ませから掛け合わせに変える。合わせるタイミングを引き込みから押さえ込みに変えるのだ。これで針を切り取られることはほとんどなくなった。けれど、フグの猛攻は続く。見事に上あごに針掛かりしてデカフグが上がってくる。しかし、ここでひるんだら団子打ちのペースが遅くなり、チヌを寄せる事ができない。デカフグを釣っては逃がし、釣っては逃がししながら団子を打ち続ける。
 すると急に竿先をひったくるアタリ。これはタイ。結構いい手応えで首振り、そして2度3度の締め込みを見せて上がってきたのは27cmほどのマダイ。「やったね、ついにタイが寄ってきた。」この後の展開に期待が持てる。そしてしばらく後にきれいな押さえ込みのアタリが出てガツン!と針掛かり。「うおー!ついに来た!」手応えは大物。ガックンガックンの首振り、ぐーっと重い突っ込み。しっかり竿で受け止めてやりとりし、後10mというところでふっと竿が軽くなる。「えっ??バラシ??」あれだけしっかりやりとりしてたのに急に。仕掛けを回収してみたら針はついていて針外れ。針先を確認してみるとなんと鈍っている。何匹かデカフグを掛けている間に針先が鈍っていたのだった。「くっそー!」せっかくボウズ逃れの1匹が来たのにまたバラしてしまった。せっかく寄って来始めたチヌを散らしてはいけないと針を付け替えて、すぐに団子打ちを再開する。すると10分後にもう一度小さな押さえ込みアタリ。さっきの針外れの2の舞いはごめんとしっかり力強く合わせる。するとガツンの手応えの次にギュンと魚を引っ張る感じ。これは掛かったチヌが小さいということ。小気味よい手応えを感じながら魚を浮かせて今度はきちんとタモに入れられた。30cmほどのチヌ。「はぁ〜ちょっと小さいけれどやっと釣った☆これでボウズ街道は抜けられたぜ!」っと一安心。この型が喰ってくると言うことは数が多く寄ってきてる可能性が高い。

    

 「今日は数釣りかぁ?」どんどんおもしろくなってきた。魚を外してタモに入れ、「さぁ、戦闘開始だ。」と気合いを入れ直したとき、あれれ?向こうからこっちに向かってクレーンのついた牡蠣上げ船が向かってくる。「まさか、この筏じゃないよね?」って思ってるうちにどんどん船は近づいてきて…見事に自分の釣り座のすぐ横に船付けがされた。「はい〜?…」あまりのショックで力が抜けた。ガーンと船付けのショックで大きく筏が押されて動いた。回ったままのスクリューに付近の水中は混ぜ繰り回される。そして筏にぶら下がっていた牡蠣かごが次々にクレーンで海から上げられていく。約30分ほどその作業は続いた。当然大揺れと大移動する筏で釣りは続行できず、唖然として作業を見守り、終了を待つ。「あかんやろう…今日はこれで終わりやろう…。」やっと作業が終わり、作業船は離れていったが…周囲の海は洗濯機でかき回した後のよう。
 釣りを再開したが、やはり全くのサラ場な感じで餌を全く触らない。「あ〜もう今日は終わった。帰りたい。」と思っても筏の上だからそれはかなわない。もう一度一からポイントを作り直したら午後からぐらいは魚も帰ってくるかも?」そういう淡い希望を持ってやり続けるしかない。餌もとらないが団子が割れれば針を回収して再び団子を打つ。
 3時間が経ち、昼食後になって、やっとフグやカワハギが少し餌を突くようになったがそのまま迎えの船が来る時間となった。ついてないなぁ〜…
チヌ1匹 30cm、マダイ1匹27cm
2023年12月10日
野波瀬釣りデッキ   10:30〜15:30

 昨日の釣行、雰囲気を感じたにもかかわらず、最後までチヌのアタリを見ることなく終わって少し残念な気持ちが残ってしまった。それにかなりな量の団子が残って持って帰っていたので、「よし!今日も行こう!」と連日釣行を決めた。
 ただ、今日は今日で風があまりよくない。北西の風がちょっと強く吹く予報。この風を背に受けてやれるポイントは1番か2番か…。けれど、渡船で沖へ出てみたら1番も2番もすでに人が乗っていて風を背に受ける場所に釣り座が作れない。となると結局また団体西しかない。団体西にもすでに先客さんがお二人筏に乗っておられたが、北向きに竿を出しておられ、自分が座りたい南向きが空いてたので挨拶をして同乗させていただく。
 筏に乗った午前中は風はほぼ無風。でも、午後からは北西風の風が出る予報。自分は午後がメインの釣りなので昨日と反対向きの南側に釣り座をセットしたのだ。釣り座をセットして早速釣り開始。前日の北向きポイントよりこちらの方が反応がいい。最初の一投の団子割れから餌をつついてくる。こういうのが自分にはうれしい。餌が早くとられるのでそれだけ仕掛けの回収が早くなり、次の団子投入ができる。手返し早く団子を打ってチヌを寄せるのが自分の掛かり釣りスタイルだ。このポイントはほとんどチヌ釣の人が座ることはない。なので釣り始めに出る居着きのチヌの拾い食いは当然無い。いかに団子打ちでチヌを寄せるか。つまり寄せ打ち勝負の腕の見せ所とも言える。1時間もすると時々餌を喰ってくるアタリが出だした。最初に針に掛かったのはフグ。しばらくこのフグの相手をする。時折小さなカサゴも上がるがこれらは全部即放流。さらに30分後、竿先をぐーっと引き込んでいくアタリが出て小鯛が掛かってきた。竿下に順調に魚が寄ってきていることがわかる。そして2時間後には小さいながらキビレが喰ってきた。「今日は釣れるかも?」期待が膨らむ。しかし、お昼を過ぎた頃から予報通り風が北西に変わり、だんだん強くなってきた。こうなるとこの筏は風のないときとは位置がぐんと変わってしまう。おそらく5mから10mは動いてしまうのがこの団体筏だ。思った通り竿下のポイントは大きく動いてしまったようだ。あれだけにぎやかに竿先を振るわせてたのに団子が割れても音沙汰がなくなり、付け餌がそのまま上がってくるようになってしまった。「あ〜あ、やっぱりなぁ〜。」で、ここでいったん竿を置き、昼食にする。
 ラーメン食べて、団子を作り直してと1時間ほど時間を空けて後半の釣り開始。風はずっと北西の風が吹き続けている。けれど、これは読んでいたので背中で風を受けるので釣りには問題なし。また、風は方向も強さも一定なので、筏は前半に比べるとかなり動いてはいるが、ありがたいことに突風ではないので筏は風で押されたまま一定であまり移動しない。なので団子打ちポイントは固定できる。前半とはずれてはいるが新たなポイントを作るつもりで団子を打ち直す。せっかく午前中にポイントを作ったのにまた作り直しだ。けれど、少しずれてはいるが結構近場に魚を寄せているので移動したところに新たなポイントを作っても魚の寄りは早いだろう。北西の風は波を生み、筏はかなり上下に揺れる。竿先も踊ってアタリは取りにくいがそれに負けじとせっせせっせと団子を打つ。そして1時間もすると魚が寄ってきてくれたようで竿先の動きがにぎやかに戻った。それからは時々小鯛が竿先を押さえてくれ、その中でも大きめのものはお土産用にキープ。さらに団子も突きだして、どうやらボラも寄ってきたようだ。「ボラの次はチヌ!」と期待を持ち続けて団子を打ち続ける。
 15時過ぎ、「残り後30分しかない。今日は出ないかな…」日が少し傾きだした頃、団子突きがおとなしくなった。「おっ!チャンスタイム?」と思ったら読んだとおりに重く竿先を押さえ込むアタリ。筏の動きに穂先を合わせてじっくりとアタリを見切って「今だ!!」と大合わせ。ガックーンと竿が止まってガッチリと針掛かり。「うっほ!ヤッター!!」ついに掛けた。タイミング的にも手応え的にもばっちし針掛かった感触。手応えの重量感からかなりな大型。慎重にやりとり、締め込みに何度か糸を出されながらもあしらって上へ上へ…っと取る自信があったのに急にふっと軽くなった。「えっ????あれれ???」バラシだ。はてさて、あれだけバッチリだと思ったのになぜ??仕掛けを回収したら針は着いていた、針ハズレだ。「クッソー!!なんでや??」思わず声を出してしまった。そしてがっくりと力が抜けた。やっと今年の初物を掛けたと思ったのにバラしてしまうとは…残念無念。バラしたからだろうその後残り時間の15分の間に次のアタリが出ることはなかった。

    

ボウズ バラシ1 小鯛20cm 5匹 ヘダイ 25cm 1匹
2023年12月09日
野波瀬釣りデッキ     10:30〜15:30

 この週末は久しぶりに好天気予報。
「こりゃ、行くしかない!」
と野波瀬釣りデッキへ。
「風が南の風となると…」
っと攻めたい場所はみんなすでに人が入っていたので、このところあまり釣果が出ていない団体西の筏に上げてもらう。ほんとは風のある日はこの団体筏は風で流れて動きまくるので避けたいところだが仕方がありません。
 筏に上がると結構南東の風が強いので、トイレを盾に風が当たりにくいところを探して釣り座を決定。開始するがあまりいい手応えがない。団子をつついてくる魚がいない。団子が割れても小さくつつくアタリだけで餌がとられている。これはポイントにいる魚が小さいジャコであることを物語っている。そして餌がきれいになくなるのはカワハギ…。突き方から推し量ると手裏剣サイズ。この状況は時間が経ってもなかなか変わらない。針に魚は掛からない。時に小さく竿先を押さえ込むのを合わせて10cmほどのカサゴやキジハタが上がってきたがもちろんこれらは速報流。そして大きな当たりが出たらフグ。
「あちゃ〜こりゅこのままじゃあお土産も無しの丸ボウズか?」
そんな感じで団子も一杯目を終わり、昼食にする。この頃から少し風が収まり、筏の移動も小さくなってきた。
 昼食後再開からきれいに風が落ちて波も穏やかになり、とても釣りやすくなった。
「これならポイントも定まり、魚が連れ出すかも。」
そして1時間後、やっと竿先を引き込むアタリで小鯛が上がってきた。その後も時折大きめのアタリが出だし、フグに交じって小鯛が釣れるようになった。ただしちょっと型が小さい。手のひらが主なので釣ってリリース、釣ってリリースの繰り返し。なんとか20cmを越えるのをお土産に2つ3っつとキープする。そんな状態が2時間。
「筏の位置が定まって2時間過ぎたからそろそろチヌが喰ってきてもいいかも?」
そんな風に思ったのと急に付け餌が残りだしたのは同じくらい。でも…そんないい雰囲気になったのはやっぱり15時過ぎ。残り時間はあとわずか。
「なんとか喰ってきてくれ〜。」
と期待しながら誘いを入れて攻めていくが…残念ながら喰いアタリが出ないまま時間切れの終了〜。残念無念のまたボウズ。

    

ボウズ 小鯛20cm〜22cm 5匹
2023年12月06日
12月6日(水) 15:00 ? 17:00 
丸尾港  15:00〜17:00

午後から仕事が空いた。調べてみたら天気も潮時もいいので丸尾港にフカセ釣行。久しぶりに行って見たが、ここは去年から少し不調とあってか波止場には誰も居ず、がら空き。堤防はきれいなもので誰かが釣りをした気配も感じない。仕事をさっさと片付け、急いで餌を買って来たつもりだがそれでも到着は15時前。12月の初旬と言えば1年で一番日没が早い時期だ。17時には暗くなるので実釣時間は2時間足らず。「2時間で寄ってくるか?」とにかく急いで仕掛けをセット。寄ってきたチヌに早く喰ってもらうために軽めの3B、かや浮きをセットし、餌は生沖アミ。短時間に作った撒き餌の量が多いので使い切るため1投に10杯の撒き餌を打つ。当然のごとく最初の30分は音沙汰無し。っていうか、ここは基本小魚少なく餌取りもほとんど来ない。アタリがあればほぼ本命のチヌという場所だ。そしてなぜか釣り開始1時間後に最初の時合いが来る。居着きのチヌが喰うのだろう、単発1匹だけだがこの時が一番大物が来ると言うことが多いのだ。で、やっぱり今日も…もうすぐ1時間と言うときに不意にぴょこんぴょこんと浮きが踊る。糸のたるみを取ると一気に浮きが引き込んだ。つっぱしりを止めるように聞き合わせを入れるとグインと竿に乗った。静かにやりとりして寄せて浮かせると30cm級のチヌ。そのまま抜いても上がりそうだが竿を抱きかかえたままタモを組んで掬う。短時間で釣果は見込めないと思ったがボウズを逃れた。

    

その後もすぐに撒き餌を打って続けるが、やっぱりこの1匹だけ。静かなポイントに戻った。次の時合いは2,3時間後。こっちの時合いが本当に撒き餌に寄ってきたチヌが喰い出す時合い。1時間半後に時々浮きに変化が出て刺し餌を取られるようになった。1匹針に掛かったが、その活性は上がることなく鎮まっていった。もう日が沈み掛け薄暗くなってきたのだ。夕まずめ、チヌが寄ってきてたなら喰うかも?と思ったが、付け餌がそのまま上がってくるようになって、道具が片付けにくい暗さになったので終了にする。やっぱり日暮れが早い。今回は時間不足。しかしそれでもチヌの顔はちゃんと見れた。かかり釣りはずっとボウズなのに・・・

30cm 1匹
2023年12月03日
宮島 可部島の筏   7:30〜14:30
 
 やはり週末には日本海は北西の風が強く吹く。北西なので中国山地の南側では風は弱まる。今週も野波瀬釣りデッキは大風大揺れ。宮島なら耐えられる程度の風で釣り可能。と言うことで大知渡船さんに電話を入れて予約を取った。
 今回は釣り人は少なく4パーティー。これなら自分の好きな筏に乗れるかと
「可部島へやって」
と船頭さんに頼む。しかし…筏に降りて周りを見たら…あ、あれれ…一番自分が相性の悪い筏。1年ぶりなので降りたときは気づかなかったがしばらくしたら記憶がよみがえった。この筏、もう宮島に通って10年は経つがこの筏でチヌを掛けたことがない。もうここに渡ったらその日はチヌは釣れないと自分で決めつけてしまう筏だった。ということで
「あ〜今日はチヌは釣れない。そうだ、せめておかず用に小鯛を釣って帰ろう。」
と気持ちを切り替えたら少しはやる気も出てきた。
 開始早々はそれでもひょっとするとと思い、居着きを拾う探り釣りをしてみたがやっぱり無反応。この筏、筏回りについている魚も少ないのでいくら誘っても餌の沖アミは無傷のまま。数投やったけどすぐに切り替え団子打ちにする。
「ようし、小鯛を集めるぞ〜!」

    

と一日分の撒き餌用の沖アミを全部混ぜ入れ、握りを軽くし、早割れ団子でどんどん打っていく。魚が着いている筏なら最初の数投は居着きの魚が食ってきて、意外なお土産魚をゲットすることもできたりするのだが、この筏はダメ。時折つつくのは小さいカワハギかフグかどんこか?針に掛からない雑魚ぐらい。ほとんど餌に反応を見せない。それでもバンバン団子を打って魚寄せ。
 2時間経ってようやく餌を喰ってくるアタリが出始めたがこれはフグ。ここのフグはでかいから掛けたら結構な手応えがある。掛けるのが嫌だと放置したら針を飲んでチモト上のハリスを切ってしまう。始末が悪い。
 さらに1時間、時折竿先を引き込むアタリが出だした。
「小鯛が寄ってきたか?」
フグに食い切られないようにと大針5号をつけていたが、食い込みやすい小針2号に付け替えるとギューンと喰い突っ込みのアタリが出て足の裏サイズの小鯛が上がってきた。
「やっほー!やったね☆」

    

それからは時に上に誘い上げ、時に上げてからの落とし込みと誘いながら小鯛を喰わせていく。けれど寄り切ってからはマダイからチダイに変わってしまい、型も足の裏サイズから手のひら強に小さくなってしまった。
「ちょっとポイントを休めるかぁ。」
団子がなくなりかけたのを機に昼食休憩。
 1時間後に再開すると魚影が薄くなった分マダイが食ってくるようになった。グングン掛けるが手のひらサイズのチダイはそのままリリース。足の裏サイズだけをキープして。迎えの14時30に合わせ、片付け開始の14:00までに10枚の小鯛を手にすることができた。やっぱりこの筏では最後までチヌが寄ってきた雰囲気すら出ずチヌはボーズ。潮が悪いわけではない。他の筏では好調にチヌは上がっていた。



ボウズ 小鯛25cm〜27cm 10匹 ガシラ20cm1匹
2023年11月26日
野波瀬 釣りデッキ 10:30〜15:30

 この週末もダメかと思っていたら天気予報が少し変わって風が少し弱まる予報となった。これならちょっと難しいがなんとかホームの野波瀬釣りデッキで掛かり釣りをやることができる。それでも風は北西の風。となると風を背に受けて釣ることができるポイントは限られてくる。野波瀬到着は10時過ぎ。この時点で空いているポイントはここしかない。ということで団体西の筏に降ろしてもらった。ここ最近、野波瀬釣りデッキで腰を据えて掛かり釣りでチヌを狙う人はガクンと少なくなった。なので常時団子が打たれ、チヌが居着いている筏はABの筏ぐらいだ。他の筏のポイントは団子の餌付けがされてないのでその日のうちにしっかりと団子を打ってチヌを寄せきらなければチヌの顔を見ることができない。
 そう思ってバンバンと団子を打っていく。開始時は風はほとんど無風。波もなく筏も動かず全く釣りやすい。この条件ならきちんと団子を打っていったらちゃんと魚たちは寄ってきてくれる。開始1時間から結構にぎやかに魚の反応が出だして、はっきりした喰いアタリの押さえ込みが出たのを見とらえて合わせると小鯛やヘダイが上がってきた。小さくても鯛類が団子回りに寄ってきてくれたので
「こりゃ、今日はチヌが餌を喰ってくるかも?」
とうれしい期待。ちょうど1回目の団子を打ち切ってなくなったので、ここで一旦竿を置いて昼食休憩。
「このままいけばいい展開になるかもしれない。」
ただ、ここ野波瀬釣りデッキは夕方15時過ぎからチヌの食いが立つことが多いのだが、去年から残念ながら最終便が16時になってしまって夕方の時合いを狙うチャンス時間が短くなってしまった。片付ける時間を考えれば落ち着いてできるのは15時半まで。さて、それまでに喰いアタリが出てくれるかどうか…。
 やる気十分で後半の開始。ところが…ここで風が変わり南の微風が、北西に変わり、しかもだんだん強くなる。風が変わるのは天気予報で確認済みのことではあったが、強さが予想以上。どんどん強くなってついに海上は波立ち始め、筏が大きく揺れだした。この風を予想して釣り座は南を向いて設定しているので、背中に風を受ける形になって釣りには支障はないのだが…ここまで風が強いと筏の動きが大きい。野波瀬釣りデッキの筏は波の大きさからロープが少しゆるめに張ってあるので、風によって大きく筏が動いてしまう。しかも他の筏に比べてこの団体筏は動き幅が大きいのだ。風上から風下へ向けて一方向に動くのならまだいいが、この団体筏は回転すらしてしまう。どのくらい動いてしまうのかというと団子が仕掛けについていて、底で仕掛けが落ち着いた後で風が吹くと竿先からの糸は斜めになり、さらにドラッグブレーキを緩めているとどんどん糸が出ていく。その様子から推測すると軽く10mは移動しているだろう。これでは午前中にせっせと団子を打って作り上げたポイントもぼけてしまい、かえってその位置に魚を張り付かせてしまい、移動後の位置に団子を打っても魚が寄ってこなくなってしまうと言うこともある。実際あれだけ餌取りが餌を食いに来てくれてたのに強風が吹き付けるようになってからは餌の沖アミが捕られずにそのまま上がってくることがしばしば。ありがたいことに風は強いながら結構一定に吹いているので、筏は押された地点に落ち着いて居るようだがここが新たなポイントになるには再び2時間程度の団子打ちが必要になりそう。最終迎えまでの残り時間はあと2時間ほど。
「はたして間に合うか?」
移動前の地点に餌を打てればいいのだが、目印のない海上でそれは不可能。とにかく打つ続けるしかない。がんばった効果は少しずつ出てきて、1時間半後には、団子をさわる反応が出て、小鯛も喰ってきた。だんだんにぎやかになってきたポイントで、ふっと付け餌の沖アミが無傷で上がってきた。
「あれ?」
2投、3投…そのまま…
「これってチヌが寄ってきた?」
と期待の状況になったのが15時半。時すでに遅しで片付け始めるまでの10分で喰ってくることはなかった。
「去年までの最終17時だったら…。」
残念無念。



ボウズ 小鯛 20cm 4匹 イトヨリ 25cm 2匹 ヘダイ 25cm 1匹 タコ 小 1杯
2023年11月25日
丸尾港   9:00〜12:30

 11月に入ってから週末たんびに北西の季節風が強く、マイホームの野波瀬釣りデッキに乗ることができない。今週は瀬戸内側は比較的風が弱いとみて宇部は丸尾港へフカセ釣りに。ただし潮が最悪。朝の7時過ぎが満潮でその後の引き潮は下がりきるまでの短時間釣行だ。ここで竿を出すのは春の乗っ込み期以来。まだ秋が残ってるこの時期にチヌが釣れるかどうかわからないけど、
「まぁ、竿が出せるだけでも…。」
と行って見る。
 開始は9時。もうだいぶ潮は下がっている。今は風は無風だがこの後昼前には向かいの西風が出てくると読んでポイントは近めの15m前方に設定。タナは底スリトントンで様子見で始める。ここは砂泥底でシモリも少ないので餌取りも少ない。開始からバンバン撒き餌を打つが1時間ほどほとんど餌もとられない状況が続く。
「ああ…居着きはいないか…。」
と思ったら浮きに反応。棒浮きのトップがピョンピョン跳ねたと思ったらじわーっと引き込まれていく。止まらずぐいーっと入っていくのを見止めてからグインと引きあわせを入れるとグンと魚が乗った。餌取りが少ない分ぐーっと引き込む力強い引きはほとんど本命の喰いアタリだ。思ったより重量感があり2度3度と締め込むのを竿でいなして浮かせると立派な顔つきのチヌだ。期待してなかったのでタモを組んでなかったので、魚を竿に載せ、テンションある状態で竿を抱き、タモを組む。
「バレるなよ。」
と祈りながらの作業はなんとか間に合って、タモ入れしたのは45cmの体きれいな良型チヌ。

    

1発目でこの良型が来ると言うことはこれはきっと居着きだったのだろう。この後の2発目はなく、無反応な時間が1時間過ぎる。
 潮はぐんぐん引き、そろそろ堤防際の捨て石が出てきだした。ここは干底になると水深は2mほど。浅すぎてこの捨て石が出るとチヌのアタリは完全に消えてしまう。撒き餌打ちをしだしてから、ほぼ3時間。
「チヌがおるのなら、もう撒き餌に寄ってきてもいい頃だけどなぁ…。」
と思ったら浮きに反応。しっかり浮きを持って行くので合わせると小さいけれどチヌだ。やっぱり撒き餌に寄ってきたようでその後しばらく1投1匹でチヌやキビレが釣れてきた。
「なんや、遠い筏よりよっぽどこっちの方が反応がええやん。」
相手は小さくてもチヌのアタリを楽しむことができて満足。けれど、この小さいサイズでもやっぱり潮引きで捨て石が姿を現すとピタリと反応は無くなった。お昼も過ぎたし、
「今日はこれで終わり!」
と見切りをつけて帰った。



キビレ 20cm 3匹 チヌ 25cm2匹 45cm1匹
2023年11月23日
宮島の作業筏 7:30〜14:30

 いつもなら鮎も終盤を迎えたら、少しでも秋チヌが残ってるうちに1回でも行って、そのシーズンの初チヌを仕留めたく思うものだが、今年は思いの外、終盤の佐波川鮎がおもしろくて浸かってしまい、ついには11月に入ってまでも鮎に通い、納竿しても、まだ想いは鮎に馳せ、気分は鮎ロス。なんかチヌに気が向かない。それに加えて今年は週末ごとに天気が崩れる。特に日本海は強風、波高。あれでも思い切って日本海まで道具を積んで行っては見たけど、悪天候で竿も出さずにUターンして帰ってきたり…。そんなこんなでもう11月も後半を迎えた。
「このままではスタートが厳寒期になってしまう。」
ということで真剣に釣行計画を立てた。すると23日の祝日は宮島なら風を気にせず竿が出せると判断。宮島行きは遠いし苦手な朝早出だが…重い腰を上げなければ今季が始まらない!と思い切って大知渡船に電話した。すると
「人数は多いけどなんとかしましょ。」
とありがたい返事をいただいた。思いは決まった。やるのであれば気合いを入れて「いざ!いざー!!」
 あげてもらった筏は宮島の作業筏。



「うっ…ここはこれまで厳寒期に掛かり釣りでチヌが上がったのを見たことがないが…。」
悪い予感。。で、始めたが、団子を打ち始めたけれど魚っ気が感じられない。まだこの時季なのに、餌取りすら集まらず、付け餌の沖アミが無傷で帰ってくる。1時間…2時間…やっと時々小さな反応が竿先に出る。3時間。。本来ならここではゴールデンタイムだがようやく餌を引っ張るようになっただけ。ちょいと合わせるとやっぱり?フグ。これも時々で濃いわけではない。しかしやっかいで、小針でやると合わせずほったらかすと針奥を加え、きれいにハリスをかみ切って針を取ってくれる。見事に一袋空にされてしまった。なので針が口に入らない5号に付け替え。これで針は残るようになったが魚も掛からない。そしてゴールデンタイムはそのまま過ぎ、潮止まりも過ぎて潮が変わった。
 昼を過ぎて水温が上がったか、団子打ちの水面に小サヨリの群れが集まりだした。けれど、底の状況に大きな変化はなし。14時を過ぎて、もう希望も失せたが、竿を押さえ込むアタリでやっとフグ以外の手のひら小鯛が上がってきた。これからよくなるかな〜っと思ったがすでに時間切れ。
 奮起して出動した今季の初釣り、遠征宮島は、雰囲気も感じないいいとこなしの丸ボウズに終わった。チャンチャン。
2023年02月23日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜16:00

 2月に入って荒れ模様が続き、とうとう月末になってしまった。自分の掛かり釣り釣り期は2月いっぱい。3月には渓流が解禁となるので海を上がり川へ行く。天気予報を見ると最後の週末も強風予報なのでひょっとしたら今日が野波瀬釣行最後になるかもしれない。このところずっとアタリらしいアタリも見ずに来ている。そこで最終日の今回は「チヌに限らずいろんな魚をたくさん釣って楽しもう♪」と割り切った。
 そうであれば上がる筏は東の筏群の3番だ。この筏は見事に魚礁の上に位置している。だからどこから竿を出しても根掛かりするので掛かり釣りは難しい。けれども、夏から秋の好シーズンにはアジやカサゴなどの根魚、うまく撒き餌をすれば尾長グロや石鯛も釣れることがある筏だ。
 早速前に何匹か尾長グロを釣った事があるポイントに釣り座を取り、上撒きをして仕掛けを作る。この厳寒の2月にどんな魚が来るかはわからない。そこでどこの棚でも釣れるように全層仕掛けにして付け餌を投入。が、が、が?期待は裏切られて魚の反応は無い。
「水深20mの底までうまく餌を沈めきれてないのだろうか…。」
と少しハリスにガン玉を追加したりして釣り続けるがどうにも魚反応がない。撒き餌を握って底まで塊が届くようにして巻いたりといろいろ工夫してみる。そのうちやっとアタリが出た。うまくとらえて針掛かり。上がってきたのは大きめの磯ベラ。
「なあんだ。」
残念ながらこの魚ではお土産にならない。針を外して海へポシャン。けれど、これでちゃんと餌が底までたどり着いていることがわかった。
「…ということはこの筏ですら魚が居着いていないということなのか…。」
最近は筏に上がる釣り客がルアーフィッシングが非常に増えて撒き餌が筏に入らなくなったが…ここまで居着きの魚が減ってしまってるとはショックだ。その後も上撒きをしながら釣り続けたがアタリは少なく、やっとアタって針掛かりしても磯ベラや小さい放流サイズのカサゴぐらい。お持ち帰りできるお土産はなし。あちこちポイントを変えたり釣り方を変えたりとやってもみたけれどどこもどれも同じようなもの。とうとう納竿まで状況は変わらず結局今回も丸ボウズ。
…こんなことなら最後も掛かり釣りをすればよかった…

追記:思いが残ったので2月最終日曜日。強風予報ではあるが風の方向からなんとか竿が出せそうな感じがあったので納竿のやり直しで最後の掛かり釣りをやろうと思って準備したが当日朝に釣りデッキの船頭さんから「今日は悪天候で出船しません。」と連絡をいただいた。出発前に連絡をいただいてほんとに助かった。ありがたい、ありがたい。…ということでこの日が今季最後の筏釣行となった。
2023年02月05日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜16:00

 天気が落ち着かない。東の筏群から竿を出したいのに今日は強い南西の風が吹いて東の筏群から竿を出すと向かい風で釣りづらい。仕方がないので団体筏に上がって風を背に受ける北向きに釣り座を構えた。
 ここは長竿フカセ釣りなら冬場の好ポイントになるのだが掛かり釣りの短い竿ではポイントに届かない。それがわかってはいたけどなんとか団子でチヌを引き寄せられないかという思いでがんばった。秋場ならうまくやれば筏下まで群れを寄せることができるのだが…やはり冬場ではここまで来てくれるほどチヌの活性が高くない。それでも前は筏前方の沈み磯の根魚が相手をしてくれたのだが、今回は餌取りもぁ相手をしてくれなかった。いくら団子を打っても付け餌の生沖アミがそのままで上がってくる始末。
 それでも根気強く時間いっぱいまで団子を入れ続けたが、状況は最後まで変わらず今回も丸ボウズ。。。
2023年01月28日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜16:00

 もう2月になる。野波瀬釣りデッキは例年2月に入るとガクンと魚の反応がおとなしくなる。毎年のこと2月は付け餌の沖アミがそのまま上がってくるような釣りになることが多い。「でも、先週は食い気があったからまだいけるかも?」っと思いつつ10:30の船で筏へ向かう。
 しかし、やっぱり東の筏群には釣り人の姿が複数見えた。
「あ〜やっぱり空いてないよなぁ・・・。」
どこへ上がろうかと悩みながら筏全体を見渡すと不思議に大抵雑魚釣りの人が上がっている西の筏群に釣り人がいない。この西の筏群は人気筏で人が上がってないことなどなくて自分が上がることはほとんどない。
「雑魚が多ければ餌がとられて退屈しないだろうし、上がったことないから状況調査といこうか。」
ということで西の筏にあげてもらった。
 もう何年と上がってないので筏の状況もよくわからないので風を背に受ける南向きに釣り座を構えた。昔の記憶をたどればこの南向きは筏のすぐ前から魚礁が沈めてあって根掛かりが頻繁にあるはず…ところがその頃から筏の位置が動いたのか根掛かりもなければ餌取りもいない。あまりの反応のなさに少し途中で釣り座を移動してみたりもしたが、魚反応は全然ない。
「あぁ…これだから釣り客が誰も上がってないのかぁ。。。」
それでもとりあえず黙々と団子入れ続けたが、時間が経っても状況は変わらず、付け餌もほとんどとられず、針に掛かる魚がいない完全ボウズで終わった。
2023年01月22日
野波瀬釣りデッキ 10:00〜16:00

 ついに今シーズンはじまって以来7連続のボーズ(^_^;ひょっとしたら今季はチヌの顔を見ることができないかもしれない。新年1月に入ってから荒天が続き、初釣りの宮島行き以来、今日まで出漁ができなかった。今週も週末は強風予報だったのだが天気予報が好転し、風が弱まる予報となったので「いざ出漁!」
 天気予報が悪かったおかげか釣り人が少ない。ずっと狙っていたけどいつも先客さんがいた2番筏に上がることができた。かねてより考えていたところに釣り座を構えて釣り開始。
「今季の野波瀬筏はなんとなく餌取りが少ない。」
と思っていたけれど、ここはちゃんと餌取りがいた。もちろんちびちびと餌をかじって取る餌取りのアタリだから合わせるようなアタリでは無く、魚が釣れてくるというのでもないが、竿先に反応が出るのを見るだけで楽しい。そして団子を打つのもリズムがとれて速く打ち返すことができる。



 釣り初めて2時間ほど経った頃、特に気配は無かったのにいきなり竿先が突っ込んだ。
「うをっ!」
っと竿を突き上げて掛け合わせ、うまく針掛かりした。結構な手応え。何度かの締め込みに対応しながら巻き上げにかかる。クインクインと首を振るので鯛類に間違いないと確信する。うまく対応できて徐々に魚が浮いてくる。後半分というところまで上がってふっと軽くなった。
「ゲ〜!バレたぁ?」
巻き上げてみるときちんと針が着いている。針外れだ。
「なんで??」
爪に立てて針先を点検してみると爪に針が立たない。針先が鈍っていたのだ。
「なんということだ。7連続ボウズでやっと掛かった奴がバレてしまうだなんて。。」
がっくり力が抜ける。1発目のチヌをバラすのは御法度。せっかく寄ってきていたチヌを散らしてしまうからだ。けれど、チヌは半分まで浮かしていたからそんなに影響は無いかも?気を取り直して釣りを再開したが…残念、アタリは途絶えた。けれど餌取り反応は相変わらず続いているのであきらめず黙々と団子を入れ続ける。
 昼食のカップヌードルを食べ終えての再開後、団子割れの少し浮いた付け餌に小鯛が喰ってきた。餌取りに小鯛が喰ってくるのはほんと久しぶりだ。
「これはチヌは喰ってくるかもしれないぞ。」
何投か後にもう一つ小鯛を追加。まだ何匹か小鯛が団子に着いているのだろうか底着した団子にアタックしてくる。
「これはひょっとしてチヌが団子をつついているのかもしれない。」
と期待を込めて団子を打つ。するとガッツンガッツンと団子を砕いた後、竿先がクーンクーンと上下をし、そのままぐんぐん引き込まれていく。
「ここだ!」
とタイミングを計って、しっかり針がかるように思いっきり竿先を突き上げるとガツン!竿が止まった。しっかりと針がかりさせることができたようだ。その後の格闘は、かなりな重量感。力強い抵抗に数度の締め込み。何度か糸を出されてやりとりに時間がかかった。もわ〜っとやっと浮いたのはでかくごつい顔。52cmの歳無しだった。



とても重くて、びくに入れたとき、なんとずしんでびくの取っ手がバキンと折れてしまった。
 ちょっと処理に手こずって、しまったけれど、喰う前とてもいい雰囲気だったので、まだ続けてくるかと思ったが、掛けたチヌを暴れさせたからか、処理に時間が掛かったからか雰囲気がころっと変わってしまった。餌取りアタリはまだ続けてあるが、そのアタリは小鯛の感じではなく、フグかカワハギという感じでぱっとしないアタリに変わってしまった。
「それでもこの感じなら続けてやっていれば必ずもう一度チャンスが来る!」
そう信じて団子を打つ。打ち続ける。
 けれど、筏での釣る時間は12月から16時までに変更された。いつも冬期の好時合いは最終16時から17時だったのにその時合いに勝負ができなくなってしまった。なんとか16時までに食い気が出てくれないかとがんばったけれどその後は数匹餌取りのフグを掛けただけでチヌが食う雰囲気は帰ってくることなく納竿の時間となってしまった。

    

52cm 1匹
2023年01月04日
大知渡船 玖波の筏  7時〜14時

 年末年始休暇も今日で終わり。最後の日は予定無しだったので思い切って大知渡船さんに電話してみたら快くOKの返事。初釣りと決定する。
 朝は4時から高速を走って集合時間の7時半に玖波港へ行くと…誰もいない。「はて?」と思いつつ荷物を下ろし、服を着替え出船場所へ荷物を運んでいると沖から大知丸が帰ってきた。船長の啓人さんに話を聞くと今日はクラブの例会らしく、参加メンバーは1便で各筏に降り、どうやら一般のお客は僕一人。またまた僕一人のために2便出船を船長さんはしてくれたのだった。空いた筏は苦手の玖波港1番だったがそんなこと言ってる場合では無い。普通なら釣行を断られて当然のところ渡してもらえたのだから。。
 さて、釣りの方はどうかといえば、やはりこの玖波1番の筏は魚影が薄い。釣りはじめは全くの反応無しで沖アミの付け餌がそのまま無傷で上がってくる。無反応がそのまま2時間続き、朝の時合いは何も無しで過ぎ去った。魚反応無しの団子入れはテンポも遅くなりがちだが意図的に早割れ握りにし、また付け餌を無理抜きして打ち返しのテンポを速くしてひたすら団子打ちに徹しつづけると昼過ぎからようやく魚反応が出だし、付け餌が取られるようになった。しかし竿先にはほとんど反応無く餌をとるのできっと犯人はカワハギだろう。その活性はどんどん上がり、団子割れ即餌がとられるという状態にまでなった。どんどん活性が上がるのでこのまま続けたらチヌも寄ってくるかと思ったが…残念迎えの船が来る14時まで状況は変わらなかった。
 ついに今年の初釣りもボウズ(>_<)


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