2015年 釣行記

2015年10月11日
佐波川        11:00〜17:00      16cm    3匹

 まいりました。もうシーズンも残り少ないとがんばって出動しようと意気込んでたのに、10月の最初の週末は、木曜日の夜に降った雨が思わぬ高降水量でどこの川も一気増水。産卵の下りに入ったこの時期にこれだけ水位が上がってしまえば残り少ない鮎がさらに下って薄くなる。。なんとかならんかと各河川の水位表とにらめっこし続けていたけど、思うように水位下がらず、釣行を断念せざるを得なかった。(と言ってもじっとしていられなかったので、大竹の筏へと繰り出したのだが(笑)・・・そちらは「筏釣りのページ」に記載予定。。
 というわけでさらに日は過ぎて2週の三連休。
「やっぱり最後は佐波川かあ?」
と言うことでふしの川漁協に行って囮を調達。なんとふしの川漁協の囮の扱いはこの連休でおしまいという表示が有り、ギリギリセーフ。漁協のおじさんに聞くと
「今年は例年になく色変わりが早かった。」
ということだ。やっぱり8月後半からの気温の低さと雨天気が続いたのが影響したのだろう。漁協でこの状況を聞くとますます「もう終わり」感が増してきた。
 かめやで入漁券を買って、佐波川へ到着してみるとねらいの本橋下の瀬には5人も6人も人がいる。やはり終盤ということで遠征してこられた方々だろう。あきらめて上へ上る。新幹線下の瀬が空いていたのでここから始めることにする。瀬はとてもいい感じなのだがどうも鮎の気配がしない。瀬上のトロにも遊び鮎、群れ鮎の姿は見えない。それでも流れの中には鮎はいるかもと囮を出す。が、ふしの川で買った囮がいけない。話をしながらで漁協のおじさん任せにしたのがいけなかった。当然2匹とも色変わりしたオスなのだが、2匹のうち一匹は魚体がすでにザラザラで泳ぎも悪く、使い物にならない。
「使えるのは一匹だけかぁ。。」
心細くなる。早く一匹がほしいところだが、瀬肩一番は空振り。芯に沿って下へ探りながら下がるが全く反応なし。だんだん危機感を感じ始めた頃、対岸の際のかけ上がりでビビビンと反応があり掛かってきた。16cmほどの色変わりをしたオス。それでも元気のいい囮が手に入ったので一安心。しかし、後は続かない。その後は瀬尻まで下がり、さらに下手のトロまで下がって探ったが全くの反応なし。もう一度一匹が掛かったところまで上ってねちっこく探ってみたがやっぱりダメ。

   

 もう手を尽くしてしまったので一旦竿をたたむ。
「やっぱり堰堤より下でないとダメか。」
ということで本橋はダメだから新橋まで下がってみる。川へ降りてみるとここにもすでにお二人が竿を出している。仕方が無いので橋上のトロはあきらめ、一段上の瀬に立つ。この調子だとここもすでにやりつくしの後だろうとは思うけれど、もう他にポイントはない。ここも瀬上のトロに群れ鮎、遊び鮎の姿はない。もう瀬上のトロにたまる時期も過ぎたのかもしれない。そしてここも瀬肩一番反応なしでグイグイと瀬の中へと下がっていくしかない。そして反応はない。どこをやっても全く反応がないのだからダラダラと瀬全面に囮を渡らせる。そうして一歩、また一歩と瀬を下る。まさに掃除するという感じ。ダラダラやっているとふいに竿先に反応が出た。
「掛かった?」掛からないと思っているので、掛かったかどうかも半信半疑。軽く抜いて手だもへポン。これまた16cmほどの黒いオス。そして囮を変えてもやっぱり状況は変わらない。
「今日はこれで終わりかな。」
と終わり感がしてきたとき、下の緩瀬でやっていた人が竿をたたんでぐっと上に移動された。そこが空いたのでこちらも下へ移動してやり残し感を残さないためにその人の後に立ってみた。するとここではあまり時間が掛からないうちに一つ掛かった。
「このゆるいところに鮎はいるのか?」
とちょっと期待を持ったが、その一匹だけで後は続かなかった。そのまま夕暮れを迎え、淋しいながら今年の竿納めとした。

2015年09月28日
錦川          10:00〜17:30       7匹

 日曜出勤だったもので、振替休日。チャンスと思い意気込んで出漁。
「さぁ、もう終わりが近いし、思いっきりやるぞ〜〜!」
 前回掛けた鮎を持って帰って囮もあるし、やる気満々で南桑へ入ります。ところが・・・・・・ポイントにはお一人、素掛けの方がおられたけれど、合間を見計らいながらポイントに入ります。
 最初は脇のチャラで様子見。遊び鮎はちらほら見られたけれど、型は小さく数も少ない。しばらく追いかけたけれど、掛かり鮎はいそうもないので本線へ移動。
 瀬肩の浅いところからだんだん下の本線へと移動しながら囮を入れて探っていきますけれど、、、、
「掛からん。掛からん。」
全部はずれのスカです。全くの反応なし。この時期、抜かれたら釣り返しが効きにくいとは思っていたが・・・前日、土日にすっかり抜かれてしまったのか??それでもどこかに残っているはずとさらに下へ・・・
 減水してはいるけど早瀬の勢いが残る瀬にも思い切って囮を入れる。囮はもう水温が下がってきているのでそれほど弱りません。瀬の止め泳がせでもずっと尾を振って泳いでくれます。なのに・・・掛かりません。さらに広く移動してあそこも・・・そこも・・・こっちも・・・午前中をかけて主だった流れには全部囮を通しましたが全くの無反応。
「もう、鮎はここには残ってないのか??」
なんか意気消沈でグッタリ。戦闘意欲も下がり、もう掛かる気はしません。
 昼飯を食べに車まで戻って一息入れます。
 もうだめな感じいっぱいですが、それでも心にムチ打って、再び最初の瀬に立ち入ります。しばらくやってもやっぱり同じ事。お天気もいいので、昼も過ぎてもう十分に水温も上がっているはず。。そんな時、入れ替わりでやってた素掛けのおじさんが声をかけてくれました。
「友は掛からんやろう。」
「全然掛からん。」
「そやろう、もう友で掛かる奴は残ってないやろう。掛かるとしたらあそこだけやろうで、今、わしがやったらええ型の鮎がポンポンと掛かってきたわ。あそこぐらいやろうで。」
と教えてくれました。
 教えてくれた筋は対岸側に流れる筋の分流。ここは深みがあって鮎が着くところで確かに可能性はあると思ってたところ。おじさんがぐっと下がって下に移動して行かれたので、ここはもう素直におじさんのアドバイスを聞いて狭いその筋に立ち入って囮を放します。すると・・・一発で追ってきました。あまりにあっけらかんと掛かったのでびっくり。掛かったのはたまたまではありません。次も掛かる。少し上に狙いを移してまた掛かる。掛かる鮎はまだ魚体もきれい。いや、一匹だけなんか一回目のセズリが終わってヤセヤセになった色変わりのオスが掛かってきましたが、そのほかはオスもメスもきれいなものです。でも、そこはそんなに広い場所でもないのでいくつかかけたらさすがに掛からなくなります。少しずつ下がって瀬尻まで、ポイント終端まで探って2つバラして7匹キープ。一時のお祭りでした。アドバイスをくれたおじさんに感謝感謝です。

  

 ところがここではこれだけ景気よく掛かったのに、そこが静かになってしまって、場所を変えたらまたまた音沙汰なしです。元気のいい囮を持って下300m移動して下の瀬もトロもやってみましたがやっぱりダメ。
 結局、掛かったのはあの分流筋だけ。
「ああ〜・・・南桑ももう終わりになったんやなあ・・・。」
まだまだ時期は早い感じがするのに錦もこんなに終わり感を感じるとは・・・今年の鮎は早く終わりそうです。淋しいなあ。。

2015年09月26日
高津川           11:00〜17:00     17cm〜22cm       5匹

 終盤を感じる今日この頃。高津は急な漁期変更で10月1日から禁漁にはいるということだったので、週末釣り師にはこの週末が釣行の最終チャンスかな。釣り人のことを考えるなら休み明けを漁止めとするでしょうが、ここはそういうのは全く考慮に入れてはくれませんから。なんせ高津では釣り人は邪魔者悪者扱いですからね・・・きっと鮎の激減も釣り人のせいにされてるのかもしれません。
 ・・・グチはこのぐらいにして、終わりの時期が近いのに雨が降り、水位は高い状態が続いています。
「上の方がちょっとでも水位が低いか。」
ということで行き先を柿の木に決めます。
 橋上の瀬に入りたかったのですが先行者がいました。
「夕方になったら釣り場が空くかも。」
と考えて、橋下の急瀬肩から入ります。養殖囮を野鮎に交換するのに肩上のトロのゆるいところから始めますが、鮎がいる気配がありません。それでも泳がせて探りますが、やっぱり掛かりません。このままやっても囮が弱るだけのようなので
「仕方がない。元気のあるうちに。」
と急瀬を肩から下がり、流れの中へ攻め入ります。けれど、中心の流れではこれまた全然反応なしです。そこで沖の岩盤肩の深みの筋に囮を入れますとここには鮎がとどまっていました。ガツンと掛かったのは良型。でも、ちょっと色変わりが見られる下り前の鮎です。

  

それでも掛かるのはそこだけと続けて探りなんとか同じような色変わりを始めた鮎を2つ追加。さらに沖のたまりでは下がり準備に入った群れ鮎がはねています。
「囮の元気なのが入ったから。」
と先ほどの中心に入れてみますがやっぱり掛かりません。鮎は薄そうです。一通り段々を下がりながら探ったけれどだめです。急瀬をあきらめ最初に戻って瀬肩上のトロへ。泳がせ探りながら上へ移動しますが、ここは結局ノーヒット。鮎の薄さに終盤を感じます。
 上へ上って橋の上のポイントをのぞきますと、予想したとおりに釣り人がいなくなってます。
「よし、あそこならチビ鮎が残ってるだろう。」
とすかさず移動します。けれど・・・昨年は終わりまでチビ鮎が遊んでいたチャラに鮎は見えません。それでも落ち口の肩の小さなポイントでなんとか一つ拾えました。

  

しかし、それっきり。さらに上へあがりながら探りますが、状況は好転しません。あちこち歩きながら鮎の居場所を探しているとき、先ほどまでやっていた浅チャラに人影が見えます。
「あら、もう次の釣り人が入ったのか。。」
と思ったけれど見ているとなんか違います。よくよく目をこらしてみてみたら、その人は浅チャラで投網を打ってます。
「はは〜ん、ああやって網で攻められたなら鮎はおらんくなるわなあ。」
こんな風に思ってしまうと、もう鮎が掛かる気はしません。竿をたたみました。
 ちょっと移動して今度は道の駅下の瀬に入ります。ずっと上にあがって瀬の肩のトロを泳がせます。するとすぐに勢いよく追ってきて掛かりました。
「おお!こりゃ脈ありか?」

  

と一瞬浮かれましたが、たまたま居残ったのがいただけのようで、反応はそれっきり。さらに肩から下がって瀬の中段までがんばって下がりながら探ったけれど、瀬の中は一匹の反応もなしです。
「上はもう終わりに入ってるんだなぁ。」
と寂しさを感じて竿をたたみました。

2015年09月22日
錦川         14:00〜17:30        10匹

 遠征から帰ったら、なんかこちらはどっと終盤が近づいた感じ。こうなってくると囮の確保が難しくなります。
 朝に翔さんから電話があって、南桑に来ていると言うことです。ポツポツ掛かって
「囮あるよ。」
のお誘いに出発します。
 すでに昼過ぎ。あまり時間もないのですがトロで泳がせ攻めの翔さんから元気のいい囮を貸してもらって、とりあえず囮確保と下の瀬の肩、浅いところに囮を持っていって止めますと、意外や意外、グリグリグリンと早い手応え。

  

「ありゃ?瀬にも残ってるんかいな。」
で、ちょっとねちっこくこの浅い瀬肩を攻めますとポロリポロリと掛かります。そのまま前に出て流芯の肩から対岸際までやって・・・結局ここが一番掛かりました。



 そのまま対岸を上にあがって一つ上の早瀬に囮を入れますが掛かりません。狙いはもう少し上にあったのですが、ちょうど上から他の釣り人が下がってきたのであがれなくなりました。
 仕方がないから最初の小さな瀬に戻りますが、ここの瀬も真ん中から下は全然掛かりません。最初に戻って浅い瀬肩をねちっこく探り、一つ追加したところで5時になったので翔さんはお帰りです。
「沖側の白い小石回りしか掛からん。」
とアドバイスをもらったので翔さんの後に入り、腰までつかって狙いを沖の小石回りに絞って引くと、アドバイス通りに勢いよく掛かりました。沖に残っていたのでしょう3連チャンで追加したところで辺りも薄暗くなり甥が止まったので僕も終了としました。

  

 この時間で10匹になったのは今シーズンではよく掛かった方ですね。

2015年09月21日
一つ瀬川      7:30〜11:00        16cm〜21cm       13匹

 さて、明けまして二日目です。昨日散々やられまして、「ここは自分の通常の釣りとは違う。」とわかったので今日は宿のご主人のアドバイスを素直に聞き入れてやることにしました。前日は出発時、すでにポイントには釣り人がたくさん立っていたので、今日は遅れを取らじと早々に宿を後にしました。
 ご主人のポイントアドバイスは昨日納竿前に行った大木橋のポイント。しかし、われわれが立つ瀬ではなくてその上にあるトロ。瀬では掛からないと昨日の釣りで結論が出ていたので、トロ攻めは納得のアドバイスです。とはいうもののさすがに夜明け直後。さすがにまだトロでは追うとは思えない・・・ということでタケさんは入川点にあるおいしそうな瀬へ。僕はその上500mに見える瀬へと上って調子見です。
 ところががんばって歩いて歩いてやっとついたその瀬は大石が幅狭く入り、段差の大きい落ち瀬となっており、一目でいいポイントではないとわかるところでした。この辺が川を知らない奴がおかす失敗ですね。それでもせっかくきたのだからと竿を伸ばして囮を出します。数少ない囮の入り場所に一つ一つ囮を落とし込みなんとか一匹だけ掛けました。それでも囮が入れられるところは少なく、ねばる気にはなれず、早々にこのポイントを見切って元に戻ります。
 その段落ちにできた瀬尻の深トロ。水深のあるこの深トロには鮎がたまってそうではありますが朝の時間に攻める気にはなれず、さらに下へ。その深トロからのかけ上がりのところでなんだかかかりそうな気がして足を止めました。川岸を見ると、いつか誰かがここで竿を出していたような形跡があります。
「掛かったらうれしいけど・・・」
と半信半疑で囮を放し、底へ向けて泳がせます。何度かそうやって探っていると掛かってくれました。魚影が濃いというわけではなく、ゆっくり探ってクイッっと掛かると行った感じで3っつ追加。
 さて、これで十分に囮も確保できたので、ご主人推薦のトロへ立ちます。まだ時間は9時と早く、この日は天気予報は快晴とあったのに早朝から空は曇っており、なかなか陽が川には差さず、水温の方もそんなに上がってきていません。「まだトロには早いかな・・・」とは思いますが、他に攻める場もなく、今日は帰路につくので釣り時間は昼までしかありません。とにもかくにもやってみます。ご主人推薦のトロは確かに石の色はいいのだけれど、そこに泳ぐ鮎は見えません。「掛かるんかいなぁ〜。」という感じで囮を出し、泳がせます。沖へ、上へ・・・とキラリンと魚体がひねられ掛かりました。
「掛かったよ!」

   

ってちょっと驚き。掛かったばかりの元気な鮎に囮を変えてビューンと上に上ったらまたまたキラリン☆
「あ〜やっぱりここ一ツ瀬の鮎はこれなんだ。」
とトロ攻め正解に自信が持てて、だんだん本気で泳がせます。しかし、ここは人気場のトロ今日までの休日でもきっと連日攻められているはず、鮎も少なくなっているのでしょう、姿は見えないのです。それでもこちらの気配が消えるところに泳がせて行くとキラリンと掛かり鮎が反転します。そんなに入れ掛かりと言うまでは行かないけれど、いいテンポで掛かってきます。特に良く掛かったのは水中糸の複合メタルをぐっと水中に入れて大オバセをとる方法。天井糸との接続箇所まで水中糸を入れたら上へズズッ、ズズッという感じで囮は上へへつり・・・そして目印が走る。このリズムで連続追加。「トロは掛かる。」と確証が持てたのでタケさんを呼びます。タケさんはおいしそうな瀬で有りながら、やはり釣り荒れてしまっている最初の瀬で苦労してました。おまけにその瀬には次から次へと後から釣り人が入ってきています。元気な囮を渡して二人してその広いトロを泳がせます。泳がせ釣りはおもしろい。あっという間に時間が経ってしまい、もう竿をたたまなければいけない時間となっていました。ちょうどその頃からやっと眩しい陽差しが川へ差し込むようになり、
「あ〜〜〜ほんまやったらこれから午後の方が追いがたつんやろうけどなぁ〜。」
とちょっと心残りですが、帰り道中も6時間ですから、やむなく竿をたたみました。

   
2015年09月20日
一つ瀬川      8:00〜18:00        16cm〜20cm       13匹

 秋の大型連休シルバーウィークは去年のチームかずべ〜忘年会で提案のあった一つ瀬遠征を企画しました。
 しかしながら設定した期日がメンバーみんなの都合に合わず、結局タケさんと二人釣行となりました。行き先は宮崎は一つ瀬・・・初めての挑戦でしたがやっぱり遠い。片道6時間の行程は一人では行く気にはなりませんね。タケさんと二人交代運転で2泊というゆっくりした計画だからこそ行けたというものです。移動は前日の19日。けれど、ゆうに出発したらその日は移動だけで一日がつぶれました。民宿に泊まって翌朝からのチャレンジです。
 しかし、一つ瀬がどんな川でどういう掛かり方をするのか・・・予備知識が全くありません。とりあえず川を見て回って、よさそうで人があまりいないキャンプ場前からスタートすることにしました。そんなに広いポイントではなく、深くなった主線は右岸の流れ、それに対して左岸半分は浅いチャラ。朝の早い時間だからか、この浅いチャラには鮎が見えませんし、入ってる様子ではありません。まずは右岸にはタケさんが入り、こちらは左岸のチャラへ。すると竿をのばすといきなりタケさんが掛けます。そして連続で2匹、3匹。
「うをっ!こいつはやられたな。」
正面で入れ掛かりですからたまりません。そしてこちらは・・・やはり読み通り、鮎はいないようで反応はありません。泳がせたり止めたりしてチャラの一つ一つの筋へ囮を入れて回りますが反応は出ません。こりゃタケさんの一人舞台か?と思いましたが、タケさんの方もたまたま竿入れしたところにウブい鮎がついていたらしくひとしきり勢いよく掛かったらピタリと止まってしまいました。こちらは唯一水あたり強く深みになっている急瀬の肩でようやくなんとか一匹掛かり囮だけは変わったけれど、他は全部チャラなのでそれ以上の尽くしようもなく攻めあぐね。タケさんが早瀬に下ったのを見てその本筋の肩上に入らせてもらいました。するとここでは簡単に二つ。どうやら湖産鮎っておればいとも簡単に追ってくるらしい。しかし、そこもたまたま二つ鮎がついていただけなようでその後沈黙。早瀬に下ったタケさんも素振りに終わる。こうなってしまうと狭いポイントなので後の展開がなく、すでに時間も昼前となっており、初めてのとこなので他のポイントも気になるので場所移動することにする。

  

 早めの昼食をとって今度入ったのは見た目おいしそうな長い瀬。だけど不思議なことにここだけは人がいない。300mは続くかという長い瀬なので二人で入ってもゆうな場所。ワクワク期待して入ったが・・・・・この瀬が掛かりません。上から下へと次から次にポイントを変えてぐいぐい攻めていきますが、どこもかしこも空振りばかり。先行するタケさんも同じです。どうやらこのおいしそうな瀬には鮎はいないようです。しかし・・・長いポイントなのでついつい攻めきるのに時間を掛けてしまい、
「もう、ここはダメだ。」
と見切った時はすでに日は傾いていました。ここでは根掛かりにて2つ放流となんとか5つゲット。  
 一つ瀬では平均釣果が30匹と聞いたのに散々。。。「つ」抜けすらできません。今夜ももう一泊する予定。なので早くやめて宿に帰っても仕方がありません。
 最後のチャレンジ、
「人気場所へ行ってどういうところで掛かっているのか見に行こう。」
ということになって、朝一番からすでに車も人もたくさん入っていた木製大橋下のポイントに行ってみます。もう夕暮れ時というのに見える限りでも4人の人が入っています。しかし、すでに攻め尽くされたのか瀬肩が空いていたので二人して入ります。タケさんはその瀬をドンと攻めます。こちらは対岸に渡って瀬の肩にできた浅チャラにそっと囮を入れます。すると・・・こんなところに?というところなのにグリグリグリンと反応有りですぐに掛かってきました。そのまま手前から上へと泳がせで連続ヒット。
「なんだ〜?答えはトロにあったのか?」
そのまま水際に座って囮を上に出して泳がせると一つ、また一つと拾えます。・・・が五つほど掛けたところで石の巻き返しで根掛かり。これが外れずしょうがなしに外しに入ってポイントをつぶします。ちょうどそのとき、瀬の下からタケさんが
「入れ掛かりやった。」
とちょっと興奮気味に帰ってきました。瀬の芯にも鮎が残っていたと言うことはここは鮎の濃密ポイントか?
「やっぱり人気ポイント、人が入ってるところでないといかんなぁ。」
ところで入れ掛かりのタケさんがなんで帰ってきたのか?とよく見るとタケさんの手には折れた竿が・・・調子に乗って抜きあげてたら瀬尻で良型が掛かったときにボキッ!っと折れたということで、ショックを受けての帰還だったのです。ということでこちらもポイントを荒らして掛かりが止まったのでこの日はこれで終了としました。

  

 宿に帰ると近くに大衆温泉があると教えてもらえたので直行でその温泉に向かいます。「カリコボーズの湯たーと」この温泉が何とも実にいいお湯でした。入るとヌルヌル。しかしあがったらさっぱりつるん。体の奥から暖まって、夜中まで体の芯からポッポと暖かく感じる。釣りの方は満足いくものとはなりませんでしたがゆっくりした旅行気分に包まれゆったり満足気分で就寝となりました。

2015年09月13日
錦川     12:00〜18:00        18cm  3匹

 せっかくの好釣期である8月後半から9月初旬が今年は雨、雨、雨の増水増水増水で竿が出せない。ようやく少し水位が下がったようなので南桑に行ってみる。けれど、やっぱりまだ水位が高く、釣り人は少し入るけれど、岸から届く範囲を素掛けする程度。ちょっとがんばって立ち込んでみたが、押しが強くて立っているのも辛いし、囮も楽には入らない。鉛をつけたら入らないことはないが、鮎が掛かるでもなく、囮がすぐにばててしまいそうだったので、僕も岸際から竿をのばす程度で釣りをした。
 当然鮎は掛かることはなく、
「今日はダメだな。」
と思いつつ下へ下へと下がっていくとふと鮎が掛かった。
「うわっ!こんなところで掛かってくるんだ。」
たまたまそこに風来坊の鮎がいたのだろう。それでもボウズを逃れてほっとする。



 元気な囮が入ったので少し立ち込んで瀬を引いてみる。やっと水位が下がったサラ場なのだから囮が入れば掛かるだろうと思ったけれど、そうはうまくはいかない。鮎は全然掛からない。この南桑はこれまでの経験から言うと増水では釣果はあがらず、どちらかというと減水の方がよく掛かる場所だ。3時間ほど粘ったけれど、追加することはできなかった。瀬でがんばっているとき、ふと素掛けの人がやってきて、最初の一匹が掛かったあたりでさおをしゃくりだした。見ていると調子よくポンポンポンと鮎が掛かるではないか。
「しまった、たまたま掛かったのではなくてあそこは鮎がついているところだったのか。」
と気づいてももう遅い。2時間ほど掛けてもうさすがに掛からなくなったのかその方は竿をたたんで帰って行かれた。こちらも他に掛かるところがあるでもないので今一度そのポイントに行ってみた。
 あらためて川底を見てみても、そこが何か特別いい状態というわけではない。
「これで鮎がおるんだからなあ。」
ダメもとで竿をのばし囮をつけて出してみた。するとぐるりんと掛かったではないか。「やっぱりここだけは鮎がおるんか。」といってもさすがに素掛けで抜かれた後。続けて掛かってくるわけではないが、6畳ほどのその場所をねちっこく泳がせて探ってもう一つ追加した。けれど、他には掛かる場所もなく。そこも掛からなくなったのでおしまいにした。

  
2015年08月24日
錦川     15:00〜18:00      18cm〜21cm        3匹

午後からちょいと時間がとれたので南桑。ここはたいして釣れないけれど、うまくやったら必ず顔を見せてくれる。ちょっとはずしたら一匹もおらん高津とはそこが違うところでちょっとの時間でもやりたくなる。今日は平日と言うこともあって川は広く空いている。いきなりど芯のポイントに突っ込むとやっぱり期待を裏切りません。ギュンと引き込むアタリでいい型の鮎がお目見えしました。しかし、後が続きません。

  

今日は時間も少ないとさっさとその筋は捨てて気になっていた真ん中の筋狙いで下がります。こちらの方がポイントは広い。けれど、思うように掛かってはくれません。「う〜ん、どう攻めたら掛かってくれるんかなぁ〜。。。」こうやって悩みながらあれやこれやと手を変えて攻めるのがまた楽しい。そのうち何がうまいこと言ったのかグググンと掛かる。簡単ではないところがまたおもしろいのかもしれません。そうこうやってると3時間などあっという間。「また明日もやりたい!けど、、、そうもいきません(笑)

   
2015年08月22日
錦川    12:00〜18:00      15cm〜20cm     8匹

 前日の鮎を生かしておいて囮があったので再び南桑へ。しかし、昨日はあれほど空いてたのに、今日は何人もの人がすでに入っている。
「昨日だいたい一通り囮も通したしなぁ。」
それで、かねてより少し興味を持っていた一つ上にある瀬へ行ってみた。
 ここにもお一人先行者が。けれど、素掛けだったのでそのうち異動されるかもと思い入川。先行者のおじさんに一言声を掛け入る。しかし、攻めてみたかった中央のチャラはその方のポイント。なので周辺を探り歩く。まずは瀬肩のトロへ。鮎は結構見えるが型が小さい群れ鮎が多い。その中へ囮を出して上に上らせる。一発では掛かってくれなかったが何筋か通すとビビンで掛かってくれた。けれど、やっぱり鮎は小さめで、掛かりも続かない。広い瀬肩のトロだが、掛かったのはそれ一匹だけ。
 そのまま沖へと進み出て芯流れの絞り込みの瀬肩まで行く。
「もし掛かるとしたらここやろうなぁ。」
この釣り場の唯一のまともな流れ。そしてこの瀬肩でいいやつが掛かってきてくれた。しかし、絞り込みの流れなのでポイントが狭い。吸い込みもきつく、掛かったらグーンと引き下げられてしまうので抜きも難しい。そんなところで5つ掛けて3っつなんとか取る。これでここのポイントもアタリが消えた。
 思い切って吸い込みの下のガンガン瀬にも囮を入れてみたがこの中では掛かってくれなかった。
 中央でやっている素掛けの糸の様子を見てみると、これが良く掛かっている。小さい鮎だが振り込むたびに針に掛かってくるようで、
「これじゃあおじさんも異動はしないよなぁ。」
 中央の広いチャラはあきらめ、反対側の分流の狭い流れに行ってみる。狭く細い流れの中で、比較的鮎が付きそうな場所を狙って囮を入れる。ここにいる鮎はおったら飛び付きが早い。きっとあまり攻められてないからウブなのだろう。しかし、いかんせん着いてる鮎が少ない。ここでも3っつでアタリは止まる。
 ここまでやったらもう日が傾いてきた。かなり抜いて掛かりが悪くなったのか、素掛けのおじさんも竿をたたまれて帰って行かれた。浅いチャラを縦横無尽に動いて竿を振られていたから
「もう友釣りは掛からないだろうなぁ。」
と思ったが思いが残っているのでいちおう竿を差してみる。しかし、思ったよりも水深も浅く、いる鮎も型の小さい群れ鮎ばかり。素掛けで追われたことのあってか全く掛かる様子にない。かといって他のポイントもたいしたことはなく、それを一通り囮を通して回ったので、ここの釣り場はもうこれ以上攻めようがない。こちらも竿をたたむことにする。
 そしてそのまま下って再び南桑へ。夕方にもなって人も少なくなっていたが、やっぱり攻められた後。どこも反応はない。メインの瀬を攻めてなんとか一匹確保したが後が続かず納竿とした。
2015年08月21日
錦川       9:00〜18:00      17cm〜21cm      13匹

 はてさて、今日も釣れない高津へ・・・と思ったが、道中錦川南桑のスーパーで訪ねると囮があるという。
「こりゃ、ありがたい。」
と購入し、そのまま南桑に降りる。釣り人はすでに何人か入っていたが、一番上のきつい瀬の流れには誰もいない。
「あそこは釣れないんかな?」



ダメ覚悟で瀬の中へ。真ん中を通しても反応はなく、
「やっぱりあかんか。。。」
と思いながら対岸際へ囮を出したらそこでヒット。

  

「あんなところにおるんか。」
で、今度は囮も変わって元気がよく、対岸までグンと泳ぎ出る。半泳がせで上へと上らせながら探ると2つ3っつと続いた。型がいいので結構引っ張り回される。これで囮は安泰と下へとさらにきつい流れに囮を滑らせる。当然入れ掛かりとは行かないが、高津と違ってうまいこと釣れば鮎が見つかって掛かる。だからおもしろい。じっくり時間を掛けて瀬の中を探り、昼までに6っつ。
 おにぎりを食べて、午後はも一つ下ってだんだら瀬を探る。ここも本命の瀬の中は出ないが対岸の緩瀬まで出して泳がせるとビュンと目印が飛んだ。竿いっぱいまで出さないとポイントまで届かないのでなかなか攻めきれなかったが、おもしろい泳がせが少しだけできた。

  

最後に瀬尻で一つ二つと拾って夕方になり追いが止まったので終了とする。数は伸びないが、鮎がいなくておるところを探って回る高津よりよっぽどおもしろい。

  
2015年08月13日
匹見川    11:00〜17:00        18cm    3匹

 10時に日原漁協着。しかし、お盆前で全部鮎を出荷したのか?囮がありません。
「本所にはあるよ。」
ということで横田の本所まで囮を買いに行く。ここまで下がってしまったので、もう一度日原まで上る気もせず、そのまま匹見川をあがる。
 近くから・・・と最初はふれあい公園前へ。なんとか瀬肩で囮は変わったが、その後は瀬の中へ下がってもアタリは皆無でぱっとせず、お昼を食べて場所移動。

   

 久しぶりに豊川の発電所前へ。しばらく置いたから、少しは鮎も入ってるんじゃないかなと期待。おりくちのたまりには若干の群れ鮎も見えたので、
「少しは掛かるかな?」
と思ったが瀬肩のチャラから空振り。下へ下へと下がりながら探るけど全く気配なし。それでもここは広い瀬なので時間ばかりがつぶれてしまった。
「遡上がある年にはあれだけ鮎がうじょうじょいるのに放流されなければこれだけ広い瀬なのに鮎は一匹もおらんのかぁ。。。」
ほんとに情けない話である。網のさせないところには鮎は放流されないのが高津である。
 くたびれて最後の場所に選んだのは澄川。けれど、こちらももう鮎は薄く姿も見えない気配もない。探り歩いてようやく一匹だけ掛かったが、囮が変わっても状況は変わらず、早じまいにした。

   
2015年08月10日
佐波川   12:00〜18:00            10cm〜18cm   21匹

 前日ボウズを食らい、テンションも低く、朝も出遅れ・・・・高津まで行く気持ちがなく途中山口で横道にそれ、ふしの川漁協で囮を買って昼前から佐波川に向かった。
 ゆっくりやろうと思ったら、意外と人が多く、目星をつけたポイントにはみんな人が入っている。どうしようかと金波に降りたら、意外にも目の前の階段下に誰もいない。
「とりあえずここから始めよう。」
ところが最初こそ瀬肩で一匹早いうちにきてくれて囮は変わったが、その後は沈黙。瀬の中を全部通して、さらに上へ上ってトロも泳がせたが掛かる感じがない。
「くう〜佐波川よおまえもか。前回はたまたま竿抜けポイントに入って掛かっただけなのかなぁ。。」
前回人丸に入って短時間でいい思いをしたから佐波川なら掛かるだろうと甘い考えを持っていたのだが、きれいに崩された。2時間ほどやってあきらめて場所替えすることにした。

  

 「堰堤より下なら天然遡上がいるだろうからちょっとは魚影が濃いかな。」
昼食をとって本橋に入る。橋の上の浅トロにはたくさんの鮎が群れ、はねている。しかし、、、、小さい。
「10cm程度か?これじゃあ追わないだろうなぁ。」
と思ったが下の瀬にはすでにお一人入っておられたのでとりあえず竿を出してみる。しかし、やっぱり追わない、掛からない。上あげツンツンでなんとか一匹きたが、やっぱり10cmほど。囮にもならない。仕方がないので、
「じゃまにならないところでやらせてもらおう。」
と橋下の瀬まで降りていく。素掛けのおじさんに
「どうですか?」
と声を掛けたら。
「朝からやってるけどもう100ぐらい掛けた。型は小さいけどなぁ。」
というのでビックリ。
「天然遡上はそんなにいるのか。?!」
「もうこんだけ掛けたらええからやめる。」
と言って竿をたたみだした。
「それなら後をやらせてもらいます。」
と交代で入った。さすがに素掛けで100も抜かれた後。まともなところは掛からない。けれども流れの強い芯や対岸の際スレスレには鮎は残っていた。

   

ぐりぐりぐりぐり!一時は入れ掛かりで掛かり。もう昔のことのように忘れ去ったリズムをよみがえる。型は小さい16cm級だけれど、3時間ほどで20匹!
「さすが天然遡上の佐波川や!」
天然遡上のある川は掛かると再認識した1日だった。


2015年08月09日
高津・匹見川     11:00〜17:00  漁協前   猪木谷   澄川  0匹

 お盆には友釣り専用区にも特別網解禁となるのが高津川。その前にハミ跡をたくさん見た漁協前の専用区でなんとか掛からないかと入ります。
 高水温、減水の厳しい状況。・・・・・掛かりません。手前から沖・・・対岸に渡って瀬肩上のトロ、瀬の中一回り全部囮を入れたけど反応は皆無。このポイントは今年はさんざんやられました。
 お昼に翔さんから電話があって、普段は誰かが入っていて竿が出せない匹見の猪木谷のポイントが空いてて一人でやってると聞き、合流することに。行ってみると翔さんはすでに2匹掛けたと言うことだったけれど、こちらはこれまた全く反応がありません。上へ上へと移動してついに瀬肩まで上り尽くして、ここでもボウズ。鮎の魚影も薄いので再び場所替え。
 今度は澄川へ。けれど、引き回して弱った囮を持って泳がせポイントに行ってもダメダメダメ。全くいいとこなしで結局丸一日ボウズ食らいました。今年の高津はこのようにちょっと攻め方を間違えれば、全く釣りにならない川なのです。
2015年08月03日
匹見川         10:00〜16:00          15cm〜20cm   8匹

 夏休み連日の釣行。今度はタケさんと匹見行脚です。
 まずは廣瀬へ。解禁当初はかなり人が入っていた廣瀬だけど、最近は人気が見られない。どんなものかと入ってみたけれど、やっぱり鮎の魚影は薄いようだ。入川点の広いトロ場にタケさんが入り、僕は上の瀬へ上る。しかし、そこは川幅狭く、移動もたやすくないところ。瀬の落ち口で一匹掛かって囮は変わったがその後は攻めようがなく停滞。

  

下のタケさんのところに戻り、様子を聞いたが、タケさんの方もぱっとしないと言うことで早々に場所替えとする。
 今度は澄川。上にタケさんこちらは下手へと分かれてはいる。下手のこちらは泳がせでぽつりぽつりと掛かるが上のタケさんが不調。ここで遅い昼食をとる。

  

 「さて、どうしようかぁ?」
こちらは高津に錦と不調の川ばかり入っているのでこのリズムでも平気なのだが、島田川で好釣果を続けているタケさんにはこの掛かりズムでは全く不満のようだ。とは言っても今の匹見でこれ以上に掛かるところも思い当たらないし・・・。
 ぐっと下がって猪木谷へ。こちらもやっぱり魚影は薄く、あちこち探り回ってやっと3っつ。タケさんは最初は泳がせポイントで好調な感じを見せていたが根掛かりさせたらしく浅いチャラに踏み込んでポイントがつぶれてしまった模様。
「他へ行ってみるか?」
と聞くと、もうこの掛かりズムは飽きてしまったようで
「やめよう。」
ということになった。こちらも4連チャンですからそんなに食い下がる気もないので早い納竿とした。

  
2015年08月02日
錦川       10:00〜19:00           15cm〜25cm    6匹

 さて、3連チャンになりますが、翔さんからお誘いが掛かって錦は南桑へと繰り出します。
 先に到着してる翔さんは朝方順調に掛かったと言うことで期待を持って瀬尻に入ります。ところが・・・・まずは囮が変わるまで1時間を有し、その後も一匹掛かった同じ筋で一つ掛かっただけで音無となりました。囮の元気はいいので、同じ瀬の流れをじっくりと攻めますが、反応はなし。時間ばかりが過ぎていき、そしてそのまま昼食となります。

  

 お昼ご飯を食べると、他の方々も不調なのか、下の瀬におられた人が移動されて空きました。そこでぐっと下がって歩いて下の瀬へ。けれど、ここも瀬の芯はもう抜かれた後か、当たりが出ません。仕方がないので対岸際の芯の流れ。荒瀬の落としに2号の鉛をつけて囮を落とすとこれはさすがに竿抜けだったかガクンといいアタリで一匹目は良型。けれど、鮎は薄かったのか2匹目は急におちびちゃんへと代わり、その後はまたまた音無へと静かになってしまいました。竿抜けとなる場所も攻めきったのでこの場所もおしまい。ということで最初のばしょへと帰ります。
 その後、翔さんはぽつりぽつりながら追加して夕方にはツ抜けしてました。
「今日は夕方から少し用事があるので・・・。」
ということで一足先に川をあがられました。こちらももう止めようかと思ったときに瀬の上に入っておられたお二人さんがやめられました。ずっとその上の部には入れ替わりで人が入られ、竿を差してみたいなと思いながらできなかったのです。やっと空いたので、ここの瀬ががら空きとなりました。そこでやりたかった上部からもう一度一通り囮を通そうと瀬肩へあがります。



 ここの瀬は瀬肩はチャラになっていて天然遡上が少ない今年は残念ながら鮎が掛かりません。さっさと囮を通して瀬の中へと入ります。やってみたかった筋に囮を滑り込ませるとガックンと衝撃があって掛かってくれました。鮎がまたまた元気な野鮎に変わったのでさらにやる気になりますが、もうすでに時間は7時前。目印も見えにくくなっています。
「ぼちぼち最後かな。」
と思いつつ、瀬尻の荒いところにその元気囮を滑り込ませるとコン☆と衝撃。
「わ?こりゃ・・」
鮎というやつは大型が掛かるときほどアタリは弱いものです。案の定、竿を立てるとグイーンと引き回します。しかし、やってるところが瀬尻なのでちょっと下がったら瀬が切れて緩く深い流れのトロになります。そこまで下がって、トロでやりとりします。
「今日はこれで終わり。」
と決め込んでるので焦りません。ゆっくりじっくりとやりとりして最後は引き寄せてタモで掬ったのは絞めた後、家に帰っての計測で25cmあったでかぶつでした。囮として使うのも怖いのでそれでやめとしました

  

2015年08月01日
高津・匹見川            9:00〜17:30       10匹

 さて、前日手応えがよかったので、本流攻略とそのまま車中泊して翌日も同じ場所へ攻め入ります。
 今度はもう攻め方もわかってますし、掛かる鮎もわかってますからその対策をしてポイントに入ります。思った通り、早速やりはじめてすぐに囮が変わります。

  

道具、仕掛けも型対策をしてるので今日はバレもトラブルもありません。ところが・・・・やっぱり鮎が薄いので昨日掛けたところはもう掛からないのか?それとも時間が違うから追いがないのか?思ったように掛かりません。広いポイントを歩き回って探り回って午前中でやっと5匹ほど。

  

 お昼、午後からの攻めを考えながら車に戻りますがふと不穏な空気を察知しました。船の中の囮が弱っているのです。あんまり引き回さずに元気回復を願って温存していた野鮎が色が変わり、なんとなくよたよたしているのです。
「ムムム?これって水温が高くなったせい?」
今日は絶好の夏日和。朝からずっとカンカン照りです。そういえば、川の中に手をつけても冷たい感覚はゼロです。
「あかん、こりゃ囮がもたへん。」
予定変更。少しでも水温の低いところに転向しようと竿をたたみます。
 水温の低いところ・・・それは匹見です。高津本流と匹見川は水温が2度違うのはもう既知のこと。ほんとうはもっと本流攻めをしたかったのですが、高水温となると仕方がありません。横田廻りで匹見へ入ります。
「どこかな・・・?」
と考えたけれど。ちょっと上で掛かりそうなところ・・・ということで再び澄川にチャレンジしてみます。ありがたいことに釣り人はいません。川に降りて手をつけると少しですが冷たい感があります。
「やっぱり匹見の方が水温が低いなぁ。」
囮の泳ぎもやっぱり違うようです。カンカン照りの高水温渇水ですから追いはよくありませんが、囮は持ちます。

  

ここでも広く探り歩いて岸際の頭出し石回りを中心に探って一つ、一つとゆっくり追加。固まって掛かるところはありませんでしたが、まぁ、この高水温で釣り続けられただけでもいいというところか。とエリア全域一通り探り回って納竿としました。

2015年07月31日
高津川             11:00〜18:00     20cm〜23cm         6匹

 前回少しだけ手応えがあったので、もう少し違うところもやってみたいと思い再び高津本流に入ります。
 高津本流は友釣りが成り立たない。一日やってよく掛かって10匹なんていくら型がよくても相手になりません。それよりも型は少し小さくても一日に20匹のアタックが必要なのです。それでないと暑くなったら囮が回りません。それに楽しくない。釣りの楽しさは最低一日やるなら20回のドキドキがないと味わえないのです。だから高津川は友釣りが成り立たない川だといえるでしょう。なのでどっこもポイントはガラガラです。思ったところに入れます。困るのはあんまり人が入ってないので草がぼうぼう(高津川は草刈りをしませんから)で車も入りにくいし道も埋まってることですね。
 「日原道の駅下の瀬はどうだろう。」
という思いがあったので行きます。道が草で隠れてて車が草に当たって傷がつきそうでしたがポイントは広く全部がら空きです。養殖の囮をつけてまずは目の前の小さな瀬から。ダメ川になるまではここで囮を天然に変えて上へ釣り上がるのが僕のスタイルでした。ところが・・・あれれれ?それともやっぱり?全く反応がありません。一通り囮を通してダメとあきらめ上にはまだまだ広い瀬があるので移動します。
 次の瀬も全くダメ。一筋一筋通したけれど反応なしです。
「あ〜、ついに最後の頼みの瀬しか残ってない。。」
ここはある程度流がきつい瀬なので弱った囮は流れに入りませんし、長く攻めれば養殖囮は参ってしまいます。囮を弱めないように気遣いながら筋を通していきますがここでも無反応。。養殖ちゃんもだいぶ弱ってしまいました。
「はぁ〜〜、ここは掛からんのかぁ。。。」
人が入ってないのでどこも全部ダメポイントと思ってしまうのです。そのまま囮を下げながら一旦車まで戻ります。
 そして昼食。他の場所へ移動するか考えましたが囮も弱ってきてるし、他へ行っても掛かる自信がありません。
「もう一度元気が残ってる囮でやってみよう。」
 一度通したところはダメとわかっていますから、囮を入れてないところ。対岸側の深い筋に囮を沈めたら、グリグリグリンと一発できました。
「うひゃ!」
大事な大事な野鮎ちゃんです。無理せずそのままま瀬を下って寄せて掬います。22cmの良型。

  
「ふ〜〜やっときてくれたんか。」
3mほどの狭い筋ですからもう一匹だけ追加してそこは終わりでした。けれど、ちょっと掛かるところがわかりました。どうも天然鮎を掛けてた時のことが頭に残ってて同じところを攻めてしまうのですが今の高津の放流鮎はつきばが違いますね。茶色より黒。荒いところより深さのある波立ち。ポイントをこう読んでさっき一通り攻め回した上の瀬をもう一度やり直しです。
 一段上の中段の瀬は浅場ですから狙いのポイントはほとんどありません。
 上の強い瀬へ一気にあがって瀬肩の上から攻め直し。狙い所がいいのか囮が天然に変わったからか今度はぼちぼちながら反応が出ます。掛かる鮎は全部20cm以上というよりほぼ22cm以上の良型ばかり。

  

なので事故が多発します。イカリ切れ、ハリス切れ、中ハリス切れ、親子ドンブリ。真ん中の普通ポイントは素通りして狭く短い狙い目ポイントだけに囮を入れて回ってアタックは10回以上合ったのに終わってみればキープは6匹だけでした。
「こりゃ、もう一回リベンジせにゃならんな。」
と思いつつ竿をたたみました。

  
2015年07月29日
高津川            11:30〜17:30      18cm〜22cm   8匹

 久しぶりに高津本流に突撃です。あんまり釣果は期待できませんが・・・・
「とりあえず野鮎を確保しないと・・・。」
とこれまで反応がよかったゲンゴロウにまずは立ちます。ところが・・・なんとなくこれまでと違って鮎の気配が感じられません。そして、やっぱり・・・。手前から沖へ、上から下へ。どんどん囮を入れ替えて探りますが全くの無反応。直感で鮎が薄いと判断できました。それでもとにかく囮を変えないとボウズ街道まっしぐらと焦りながらも必死になって鮎を探りましたが・・・結果、ノーアタックノーヒットです。
「あかん。これじゃあ囮がつぶれる。」
とついに見切って場所替えと行きます。といっても他に場所を変えたからと言って囮が変わってくれる自信が持てるところがありません。
 イリョウの瀬。広い瀬がガラガラです。
「これだけ広かったらどっか鮎がおるやろう。」
と川へ降ります。まずは使い古しの養殖鮎に気遣って、流れの緩く浅い橋下の瀬肩へそっと送りこみます。しかし、これが不発。ここから苦渋の道が続きます。そのままだんだん下がりながらこれという感じのポイントに囮を入れて探りますが全然反応が出ません。釣りスタイルを囮温存釣法に変えてますのでなんとか囮はもってますが、それでもだんだん元気はなくなってきます。そしてついに中段まで下がりました。これ以上下はぐっと流れが強くなりますから弱くなった養殖は一発で参ってしまいそうです。それにそちらには素掛けの人が入ってきました。
「あ〜あ、ついに今日はボウズかぁ。」
そう思ったとき、堤防から手を振る人が。へいぼんさんの弟さんです。弟さんと釣り場で出会うのは珍しい。
「どうですか?」
と声を掛けられましたが気も鮎もヘタヘタですから手を横に振るしかありませんでした。弟さんもそえまで他のところへ入ってたけどダメだったようですが、足かろやかに対岸を下りながら強い流れを攻め下って行かれました。こちらは・・・まだ時間はあるけど早々と白旗を揚げかけます。もう一度さっき下がった瀬を囮いたわりつつゆっくりと探り上ります。そうしているとふと
「ん?ひょっとしたらあそこには鮎がおる?」
特別変化があると言うことはないのですが石の並びと流れの筋から直感が働きました。そこでそこ一点を粘り強く半泳がせして探ります。すると・・・ガッツン!と竿に衝撃が走りました。
「かかった?!」
最後の頼みの綱ですから大事に大事に、また掛かり鮎も結構良型なので普段よりついて下がって鮎が止まるところへ誘導し、慎重に抜きます。ドスン!とタモに収まりました。

  

「ひゃ〜〜今になってやっと生き返った。これやから友釣りはわからへんのやなぁ。」
ちょっと囮には大きいけど掛かった囮に付け替えて再び同じところに入れて攻めます。そこはほんの狭いところですが掛け下がりで周りからほんの少しだけ深くなっている筋があります。そしてそこには鮎が固まっていたようです。同じ場所で入れ掛かりとは行かないけれどぽつぽつと同型が掛かり5匹キープ。さすがにその小さなポイントではそれでアタリはなくなりました。けれど、その筋と同じ深さ同じ様相になっている筋を瀬の中で見極めてじっくり攻めるとさらに鮎を拾うことができました。ぽっつりぽつりと追加して、瀬の上段まであがりきったところで竿をたたみました。掛かり始めてから2時間半で良型8匹は結構な釣果でした。

  
2015年07月25日
佐波川      11:00〜13:00       15cm〜21cm      9匹

 今日は残念ながら早く帰らないといけない。近場・・・・ということで佐波川にのぞきに行ってみた。
「どこがいいかな?やっぱり金波かな?」
と考えながら川をさかのぼっていく途中、人丸の瀬に誰もいないのが目についた。
「けど、しばらく入ってないから鮎がいるかどうか・・・」
ということで通り過ぎて金波堤跡へ。
 けれど、いってみるとすでにポイントには釣り人が。ちょうど真ん中で釣っておられるので入る場所がない。そこであきらめてUターン。
 人丸でやってみることにした。当日はちょっと水位が高め。年々瀬の様子が変わる人丸。大石ゴロゴロの瀬は荒瀬上になっていた。
「まずは囮換え」
と瀬頭から始めるがここの瀬頭は極端に水深が浅いチャラになっている。そのチャラでは反応なし。そこで対岸に向かって深い方へと進み出る。すると深い方の瀬頭一番の石でヒット。元気な野鮎が手に入った。

  

しかし、その筋では続けては掛かってくれない。仕方がないからもう一度岸寄りに戻ってゴウゴウの荒瀬を思い切って攻めてみた。するとここには鮎がいました。大石の石と石の間にできた隙間で待つ。石回りをぐるりと回す。どうれも続けてと言うことはないが鮎が掛かってくれる。全面で掛かってくれれば言うことないがそこまで話はうまくいかない。水深の浅くなった方の流れでは掛からない。きつい流れを掛けながら下がり下がり。そのまま瀬尻も攻めてみたがここもノーヒット。掛かるのは荒瀬の中だけだ。もう一度川をさかのぼって上から順に荒瀬を攻める。いい感じで型のいい鮎が掛かったが気がついたらもう帰らなくてはいけない時間。短い時間だったけれど久しぶりに掛かりを楽しめる釣りができた。

    
2015年07月24日
匹見川      10:30〜18:30    17cm〜20cm     15匹

 さて、久しぶりに高津へ向かう。ここのところ満足に数も上げてないというよりほとんど掛かってないので、少しは数が見込める匹見へ入ってみた。
 まずは町内へ。昨年までは型の少し小さめの鮎が群れて固まっていた浅チャラのポイントに入る。けれども、どうだろう。今年はそのチビ鮎が見えない。
「だからこの時間でもここが空いていたのか・・・。」
とりあえず囮を出してみたけれどやっぱり反応がない。なんとか瀬下りの石裏で一匹掛かってくれて囮だけは変わったが、その後は全くの無反応。少し探りながら上に上ったが状況は変わりそうもないので2時間ほどやってここはあがる。

  

 場所替えしよっかと思ったら駐車帯のすぐしたのポイントに入っておられた方が川をあがり車を移動された。
「この下の瀬もダメなのか。。。」
紙祖川との合流点。ここで掛からなければこの周囲は期待薄とせっかく空いたので様子見に川を降りて竿をのばした。ほんに魚影は薄く、鮎はほとんど見えない。ねちっこく瀬を探ってそれでもなんとか3っつゲットできた。しかし、さらなる展開が見通せないので、こちらも場所移動とした。

  

 町内はあきらめてぐっと下がる。廣瀬付近は掛かるのだろうか、狭い筋に釣り人は並んで入っている。そのまま通過して澄川へ。いつものポイントによってみるとお二人先に入っておられたが、下の方はがらりと空いている。そこで先客さんからぐっと離れて下に立つ。
「梅雨も上がったのでそろそろ鮎も戻ってきてないかなあ。」
ここのところ完全に振られているポイントなのでちょっと自信はない。あんまり遊び鮎も見えなかったがしばらくさわられていなかったのか思いの外鮎は残っていた。静かに泳がせて対岸付近の石の回りを探ってみると狙いどうりに掛かってくれる。ただしそんなに鮎は濃くないので少しずつ移動しながらの探り釣りである。

  

ずっと下がって段落ちの瀬の頭に鮎はたまっていた。少しばかり調子よく連続掛けしたら・・・ああ〜残念、根掛かりさせてしまい、外しに入ってポイントアウト。時間もいい時間になっていたのでそれを契機に納竿とした。

  
2015年07月20日
錦川     11:00〜17:00           0匹

 日田の大会があまり掛からなかったので、
「もう一日やろう!」
ということになって、連休最終日は錦川南桑にタケさんトキさんと3人で集合です。
 ところが、今日の囮はよわよわ囮。しかも一匹勝負。水量は少し多め。瀬の芯に突っ込まさせるのには心許ない。仕方なく、流れの緩く浅いところに囮を泳がせ、囮交換のチャンスを待つ。けれども全然反応がない。浅いチャラ瀬で群れ鮎だろう10cmが一匹きてくれただけで他は全く反応なし。これは小さすぎておとりに使えない。唯一の囮を引き殺してしまったら今日の友釣りは終了となってしまうので気を遣いながら囮を泳がせるが時間だけがむなしく過ぎていく。下の方でやっているタケさんとトキさんも掛からないようで苦戦している模様。
「はぁ〜、今日はこのまま囮変わらずかぁ。。」
あきらめ掛けたとき、中央の瀬でやっておられた方が竿をたたまれた。
「止められるんですか?」
と声を掛け、空いた瀬に立った。
「もう、これが最後。」
となんとかこれまでもったよわよわ囮ちゃんに鉛の3号をかまして瀬の中へ出す。すると一引きでゴン!
「わを!掛かった!」
これが予想外に引く。竿は立っても流れの勢いと鮎の引きで再度のされかける。そのまま瀬を一番下までついて下って、淵で引き寄せタモで掬う。なんとでかい25cmはありそうなやつだ。
「せっかく掛かったけれど、これは大きすぎておとりに使えないなぁ。。」
けれど、唯一のタマのよわよわおとり君は引き回されてすでにグロッキー。仕方がないので怖いけれどこのでかぶつに鼻環を通して放す。すると沖まで出るまでにゴン☆
「デー、掛かったぁ。」
そしてこれがまたでかい。今度はさっきと違って囮もでかいので竿は満月状態。それでも瀬尻まで下がって淵に入れ込みグイと力を入れて寄せに掛かるがギンギンの綱引き状態。そして・・・・プッツーン!なんと上つけ糸が切れてしまった。これで弾切れ。サヨウナラです。
 下にいるタケさんに
「掛かる瀬が空いたからおいで。」
と連絡し、タケさんに掛かり場をアドバイスするとタケさんも一発掛かり。そうしてその後しばしの入れ掛かり。タケさんは残り1時間を時速10匹で抜いて大満足そうだった。
2015年07月19日
三隈川    7匹

 さて大会当日です。大会出場と言っても私たちはこの大会では何も上位入賞を狙っているわけではない。恥ずかしくない程度にそこそこ釣果があればそれでOKなのだ。遠征し、そして大会に参加し、何よりも大会終了の後参加者が全員集まって用意された軽食をほおばりながらわいのわいのと言いながら全員の賞の発表を聴く。この雰囲気がたまらなく楽しくて参加しているのだ。とは言ってもやっぱりたくさん釣れて上位に入賞できればそれはそれに越したことはないのだが・・・
 前日、十分に作戦は立っていた。あまり人のいない大山川に入ってのんびりポツポツ鮎を掛ける。腹は決まっているのでゆっくりと朝食をとって囮配布の松尾釣具店へ向かう。お店に着くと、もうすでにたくさんの参加者は出発した後のよう。そう、この大会は一斉スタートではなくて自分の好きな時間から釣り開始。それがスタートなのだ。ところがここでちょっと予想外の情報が耳に入った。
「今日はみんな一斉に大山へ登っていった。」
なんと三隈合流点付近が好調に掛かっており、しかも型も大きいと言うことで参加者はみんなここに集うと思っていたのに予想外だ。どうやら県外の私たちは知らないが少し前まで大山で好調に掛かっていたらしい。
「こりゃ、大変だ。」
 顔色変えて急いで大山へ行ってみると、すでにめぼしいポイントには人が入っている。それでもタケさんが考えてたトロは空いていたので早速タケさんをそこへ降ろし、僕は思ったポイントにはすでに3人の人が立っていたので釣り場探しにさらに上へ上る。その移動時間にも次々に釣り人が川へ入っていき、自分の入るところが消えていく。やっと道の駅の下に空いたところを見つけなんとか釣り開始。しかし、あんまりいい場所ではなく、攻めるポイントは少ないところ。鮎もそんなには濃くなく、開始30分ほどかかってやっと一匹目をゲット。そのとき入電が入る。タケさんからだ。タケさんのトロ、やっぱり?朝からは反応がなく「全くダメ。」ということで移動の要請だ。車は一台しかないので移動するには2人一緒にするしかない。こちらも竿をたたんでタケさんの元に向かう。
 それから大山をもう一度見て回ったがやっぱり人が多く入れるところがない。仕方がないので三隈までおりてみる。こちらも合流点より下はたくさんの釣り人。なんせ参加者は120名だからいいところはすでに人が入っていて当然でしょう。天瀬側で空いているところを見つけやってみる。けれど、ここもぱっとせず、二人ともなかなか釣果があがらない。時間ばかりをつぶして再度移動。
 今度は大山の支流へ入ってみた。
「こんなとこ鮎おるんかなぁ?」
昼食をほおばりながら様子見していると地元の方が話しかけてきてくれた。聴くと
「この支流にもたくさんの鮎が上ってきてる。橋の上からたくさん見える。」
ということで駐車帯と入川点も教えてくれた。さっそくタケさんは入川して釣り再開。こちらも車を止めて釣り場を探すが・・・狭い支流、そんなに入れるところはない。それに思った以上に釣り人がいる。歩いて回ったがさっぱり竿を出すところがない。時間も残り少なくなってしまったので、タケさんを置いて大山本流に一人向かう。
 いいところはやっぱり空いてないが何とか竿を出せるところを見つけ竿をのばす。しかし、ここがまた掛からない。
「こりゃ今日はもう終わったな。。。」
あきらめかけた頃一つ上で釣っておられた方が竿をたたんで川をあがって行かれた。そこでそちらへ移動。すでにさんざん竿を差した後だから当然期待はできないところだが、それでも前にいたところよりはまし。なんとかちらほら追加したところでタイムアップ。タケさんは最後の支流でぽつぽつと鮎が拾えてたらしい。
 ということで総合釣果の方はポツポツどころか無残な釣果。順位は120命中91位に終わってしまった。それでもやっぱり結果発表の会場の賑わいは楽しい。久しぶりのタケさんと二人の鮎釣り旅行を堪能できた。
2015年07月18日
三隈川      3匹

 この週末、日曜日はもう恒例となった松尾釣り具の鮎釣り大会。今年もまた、タケさんとともに参加だ。しかし、このたびは大型台風が接近。最初の予想進路がこの近辺だった。幸いにも台風は予想コースを外れ、急速に勢いが衰えたのでそんなにこちらには影響はなかったが、離れた大分の川がどうだったのかわからない。そこで前日からの出発と相成った。
 日田へついてみると全く心配いらずの影響なし。ほんの少し水位が高いかなと言うほどだった。結構早く着いたので、試しに合流点で竿を出してみる。
「掛かるかな〜?」
トーナメントの頃よりは掛かるようになっているとは聴いていたが、それでもここ最近は三隈はずっと不調続き。今回もどのくらい掛かるか不安。金波荘の上でタケさんと二人試し釣りをしてみたがポチポチながら鮎の反応有り。そして型も大きい。この時期、こんなに型が大きいとは考えてなかったので竿も仕掛けも心許ない。タケさんは針をのばされ、折れ、どんぶりまでやってしまったそうだ。こちらも一匹掛けたら取り込むのに難儀しながらやっと二つ確保。

  

「大きいのはたまらん。小さくていいからぽちぽち釣れるとこを探そう。」
ということで大山へあがってみた。
 三隈が好調と言うことで、こちらは不人気。鮎は掛かるのか?釣り場はしっかり空いていたので、タケさんはトロへ。こちらはチャラへと分かれて探る。ほんの短い時間だったけれど、タケさんのトロは手応え十分。こちらのチャラは鮎がいなかったけれど、少し下がって瀬に囮を入れると反応はよく、一つゲット☆

  

「明日の大会はここでやろう。」
と作戦も立って翌日を楽しみに宿へ入った。

2015年07月11日
高津川           13:00〜17:00        20cm〜21cm        3匹

 出発が遅くなって昼からとなった。高津川もまだ水が高い。ゲンゴロウに入ったが少しまだ水も濁ってるし水位も高く、バンバン立ち込むのは無理がある。
 瀬肩の脇に立って囮を送り込むが泳がせでは鮎が止まらない水流だ。仕方がないので下へ送って引き釣りで攻める。囮が変わるかどうかが一番の難題と思ったが、意外と早いうちにガツーンと掛かってくれた。

  

 掛かる鮎は良型。下がれないのでグンと踏ん張って無理抜きするが、やっぱり事故が多発。身切れ1発。親子丼1発。おまけにゴミも多くて根掛かりも頻発。外しにいけず仕掛けを切るで鮎が増えない。結構掛かったが、キープできたのは結局3匹のみだった。

  
2015年07月05日
錦川    14:00〜17:00 15cm、17cm      2匹

 昼から時間が空き、昨日の鮎を生かしていたので出動。今年の錦川はどんなものか様子見に南桑へ。けれど、まだ水が高く、川の真ん中に出て行くのはちょっときつい感じ。そしてだれ一人川の中に入ってもないので無理をせずに浅場を中心に川を見る。瀬肩のトロ場にはたくさんのチビ鮎の群れが見える。
「こいつらが瀬で追うようになったらすごいことになるのになぁ。。。」
終盤に期待か?そのトロ場で囮を泳がせ上へと上らせるとたまたま付き鮎がいたところに囮が泳ぎ上ったようでグルリンと掛かった。  
「およ?この調子で掛かってくれるか?」
と期待したが、残念ながらそれっきり。普段チャラ場の瀬に囮を入れて引いてもみたけれど、反応はなし。なんとか囮の入る箇所を選んで泳がせてみるがやはり無理があるようだ。
 夕方、岸から竿を出していた人たちが帰った後で、その人が立っていたところにも行ってみるが鮎は見えない。それでも泳がせてみたらラッキーで一つだけ掛かってきた。鮎はいることはわかったが・・・・今回の釣行では今年の調子のほどはわからないね。

  
2015年07月04日
高津川から匹見川             11:00〜18:00        17cm       1匹

 梅雨も本番。先週は雨と増水で竿が出せなかった。やっと水も下がっていたので、出動してみた。
 とにかく最初は囮替えと前回好調だったゲンゴロウにまず向かう。少し水が高い。それでもどんなものかなと竿をを伸ばしてみる。なんとも今日は最初からアンラッキー。 1匹目の囮は、タモに移した瞬間にピチャンと跳ねて網から飛び出てしまった。水が高く不安なのに残る囮は1匹になってしまった。水が引いたといっても本流筋ではまだまだ水の勢いは強く、養殖の囮では泳いで上に上る事は不可能。仕方がないので下げて引いてみるが、なかなかかかってはくれない。増水後の水引はゴミが多い。そうこうしているうちに石の間に挟まったゴミに根掛かりしてしまう。少し水が高くてハズシに行くのは無理があるのでなんとか外れないかと竿でいろいろやってみたが石にかったのならはずれるけれどゴミに引っかかったものはなかなか上手く外れてくれない。どうしようもなく仕方なしに強く糸を引っ張ったら切れてしまった。これで弾の打ち切りである。
 仕方がないので本所までおかわりのおとりを買いに走った。本流側はまだ水の勢いが強いようなのでそのまま匹見入り。そのまま澄川へ向かう。前回は全く反応、気配がなかった澄川。さて今回はどうでしょう?残念ながら鮎の気配は全くなし。ポイントを一通り回ってはみたけれどノーフィッシュノーアタックでここを諦めざるを得なかった。
 翔さんから電話が入り「柿の木でやっている。」ということを聞いたので再度本流向かうが途中ふれあい公園の前が空いていて、流れもいい感じなのでちょっと竿を出してみる。瀬肩のいちばん石でうまい具合に1匹掛かってきてくれた。これでなんとか坊主逃れてほっと一息。そのまま続けて瀬肩あたりに一通りおとりを通したが2匹目はきてくれなかった。

  

 時間も遅くなるので早々に竿をたたみ、翔さんのいる柿の木向かう。久しぶりの再会に挨拶を交わして話をした後、僕も少し竿を出してはみるがかかってきてくれはしなかった。


2015年06月21日
高津川           12:00〜18:00        18cm〜21cm        6匹

 久しぶりに本流攻めだ〜!
11時に日原の漁協着。目の前のポイントに誰もいないんですよね。ここ、変なんです。瀬肩上のトロに転がる大きめの石には立派なハミ跡がたくさんついてるんです。けれど、、、鮎は見えない。群れが上のトロから下がってきて出ハミするんでしょうね。けれど、あれだけ立派なハミ跡がついてるんですから、
「いつか縄張り鮎が着くはず。。。」
と期待してしまうんですよね。
 ということで囮購入して、まずはここに入ります。結果。。。アウト。いくら泳がせても全くの反応なし。
「せめて瀬で囮だけでも変わってくれ。」
と波立ちに囮を入れて引いても、段々で泳がせても全くの反応なしで完敗。ボウズで退散します。
 「残り時間も少ないし、さっさと入れるところは・・・ゲンゴロウだ。うまいぐあいに空いている。」と直行。ここにもちゃんとハミ跡がついてます。
「はてさて、掛かってくれるかなぁ。」
瀬肩に立って流れの緩いところを泳がせて囮を確保しようと思ったら、ちょっとまだ水が高いので押しが強いのか、再登板の養殖ちゃんは流れに負けて上ってくれません。そのまま下がって手前の筋に降りたのを止めているとグリグリグリっといい反応。そしてこれがなかなかのいい型でなかなか抜けません。なんとか石裏へ誘導して「よいしょ。」っと抜きあげてタモへドスン。

  

抜きにくいのは仕掛けの手尻が少し長かったためでもあったのです。わかってるんだからすぐに長さを調整すればいいのに怠慢してそのまま囮を出します。同じ筋に囮を下げたら再びギューン!今度は囮も良型だからなおさら重たい。そしてやっぱり抜けなくて苦しんでいたら見切れしてバレてしまいます。怠慢したらあきません。ここでやっと手尻の長さを調整します。「ならば最初から調整しとけよ!」ですね。さすがにもう、同じ筋では掛かってきません。仕方がないからもひとつ先の筋に半泳がせ半引きで入れますと運がついています。これまたギューンです。今度はちゃんと抜けました。なんと同じように良型20cm。元気のいい囮に変わったので今度は泳がせて上へ上らせる。するとこれでもピューと目印が走る。たまたま鮎が着いていたんでしょうね。かといってそんなに魚影が濃いわけではありません。天然遡上のない高津ですから。ひとポイント一匹な感じで連続で攻めても次はきません。今度は徐々に沖へ出て対岸回りの筋を攻めるとここでもガツン☆掛からない高津ですから、納竿の6時までに丁寧に探って6匹はよく釣れた感触でした。

  
2015年06月20日
匹見町内   澄川

 先週、澄川に鮎がいることがわかったので今日は澄川に直行。途中宇佐川で囮ありの表示が出ていたので囮はここで購入。これで紙祖川回りの近道で匹見へ入れる。通り過ぎるだけのはずの町内で、ちょっと気になるポイントが・・・、見てみるとだあれもいない。ちょっとためしに竿を出してみるかと余計なことをしてしまいました。浅瀬のポイントに鮎は全然いません。囮引き回して弱らせただけです。しかも、600円もする囮なのに型は小さくおなかはぺっちゃんこ。当然のように泳がない。すぐにグロッキー。
「やばいやばい」
と長居せずに早々に竿をたたんで澄川へ。
ところが期待はずれで、先週あれだけおった鮎が今日は全く見えない。囮を入れても反応なし。急な増水で鮎が流れたのか?それとも冷水病で浮いたのか?とにかくハミ跡もないし川渡りしても鮎の姿も見えない。とりあえず一通り囮を入れて回ったけれどノーアタック。囮が悪いので場所替えもままならず、鉛を打って無理なところに囮を入れて根掛かり&仕掛けの事故切れでついに手持ち0。心も折れて囮おかわりする気力なく、ボウズで退散。
2015年06月14日
匹見川        9:00〜17:00     15cm〜17cm    15匹

 前の日に頑張りすぎてくたびれたので、今年初の高津は初の車中泊とした。 1年ぶりで懐かしい夜を過ごし、気持ちは爽快。しかし、日原の道の駅、車中泊ゾーンは往年の高津に比べて何とも寂しい限り 。週末の車中泊なのに外には車は4台父ほどしか止まっていなかった。そんな調子なので、目覚めた朝もワクワク闘志がみなぎるわけでもなく、ゆっくりと朝の支度を済ませ、朝食明日をとってからのスタートである。
 さて、何処へ行こうかとも思ったが、初釣りは様子見と匹見ナンバーワンポイント豊川の発電所下に行ってみた。もう十分に陽が高い時間でありながら、広いポイントに釣り人の姿は無い。
「やっぱりここは今年もダメポイントかぁ。」
天然遡上がないのでは、このナンバーワンポイントも全くのダメポイントになってしまうのは去年で分かったことなのだ。なんせこの広いポイントにあゆが全くいないのだから話にならない。それでも様子だけは観たいと釣り支度をして瀬肩に入る。だいたいこの瀬肩に立つとここにいる鮎が見えるので、この釣り場がいいか悪いかの判断ができる。ところが瀬肩の溜まりに鮎の群れが若干回っていたのは確認できたが、本線には遊び鮎すら見えない。
「これは昨年より悪いか?」
瀬肩1番の石にもハミ跡すら見えない。竿を出さなくてもダメなのはわかったようなものだが、それでも囮を出してみる。1番良さそうな筋をおとりを通して回ったけれど、やっぱり全くの無反応。さっさと一通りおとりを入れ回ってぐっと下がって本命の瀬に回ってみる。しかしこちらもやっぱり鮎の姿が見えるどころか石も曇っていて、 掛かる気配すらない。おとりを入れても全くの無反応。ダメダメダメだ。広いポイントなので様子を見て回るのに2時間かかったが、頭の中からもダメ信号を出しているのでかからなくても
「やっぱりかぁ。」
それだけである。さっさとおとりを回収し、竿をたたんで場所替えをすることにした。
 さて、今度はどこで竿を出そうか・・・ちょっとぐらいは鮎がいるところも見てみたいと思い、匹見川は上流へと走った。天然遡上がなくなった高津水系も上流部だけは放流鮎が幾分かはかかっている。この状況はやっぱり去年とおんなじだ。匹見川側では澄川から上流、高津本流では柿の木から上流だけがなんとか鮎の友釣りが成立する。けれどもそちらは入れるポイントもかかるポイントも限られているので釣り人が集中し激戦区となっている。川を見ながらどこか入れそうなところがないかと探しまわって澄川でなんとか入れそうな場所を見つけることができた。車を止めて昼食をとり、さあ、午後の開始。入れたといってもここにも先客さんがお二人。その方たちは上流に位置しているので邪魔にならないように川を渡って下へ下がる。川を渡る時に小さめではあるが瀬の中を逃げ回るのが少しだけ見えた。
「やっぱり上流部には鮎がいるもんだよな〜。」
入ったはいいけど初めてのポイント。見るに特別変化もない場所。
「うーん。どこで竿を出そうか。」
一通り眺めてほんの少し流れの変化のある場所を見つけ、ここから始めようかと竿を伸ばす。しかし、ちょうどそこが当たりだったようで、午前中引き回して弱った養殖囮を波だちの細い筋に引き止めてまったらそれほどかからずにククンとかかってくれた。あゆは本流に比べるとかなり小ぶり、握り込める位15センチほど。

  

「わを!掛かってくれたのね。」
元気のいい囮に変わってウキウキ気分。そのままそこに座り込んで、今度は目の前のゆったりした流れへ泳がせて上らせる。するとこれまたあまりかからずにギュリュンと水中でせん光が光って2匹目ゲット。それからは火がついた。同じところに座り込んで2連ちゃん3連ちゃん・・・。
「うひょ。鮎が掛かるってこんな感じやったんかな。」
もう、とうの前から掛からない高津川で一匹一匹の拾い釣りしかしてないので、掛かりズムっていうものを忘れてしまってました。
 しかし、その気持ちのよい入れ掛かりも10匹ほどで止まってしまいました。そしてどうもたまたまそこだけに鮎が残っていただけだったようで、掛からなくなって少し場所を動いたら、そこでは全然反応なし。ピタリと止まって。またまた拾い歩く釣りに逆戻り。それでもまだここには本流と違って鮎がいる方です。細く短い筋を丹念に探って一つ一つと拾い、囮を継いでいけます。

  

そうして一通り探れるところに竿を通して終わりとしました。
 たいした数ではないけれど、それでも今年初の「つ」抜けで心はウキウキでした。

  
2015年06月13日
ジャパンカップ中国

久しぶりの太田川上流でのジャパンカップ。
「下見はしてないけれど、いつもよく釣れるところはあそこだから狙い目はあそこだろうね。」
クジ番は悪くて半分より後半。けれど、狙いのポイントに向かって歩き始める。
「足も痛いからあまり遠くまで歩けないしねぇ。。。」
ところが狙いのポイントに行ってみるとそんなには混み合っていない。
「これなら入れるところあるんじゃない?」
と川へ降りてみるとなんとか一人で占有できるところが空いていた。
ここで攻めるといたらあそことあそこと・・・
竿は出したことないところだけれど、釣りを組み立てて開始時間を待つ。
スタートになって狙いの場所に囮を泳がせて出す。けれど、一番ポイントでは反応なし。
それでもここは群れ鮎狙いが常。少し粘って待ってみる。でも・・・ぱっとしない。反応がない。それで2番目、3番目と囮を入れ替えて探ってみる。小さな瀬落ちの段を泳がせているとクククっと反応があった。
「お!おるんか?」
しっぽを振らせて待っているとグビビビと掛かった。
「きたやんか。」
掛かり鮎は小さい。そんなに遊ばずにすぐ抜きに掛かるが、あまりに掛かり鮎が小さいのと少し手尻が長かったのとで変な抜き方になってしまった。
「あちゃ!あかんあかん。」
でタモで鮎を受けに行くがあいにく囮だけ入って掛かり鮎はタモの外。さらにイカリがタモに引っかかってしまい。ポチャン☆掛かり鮎が落ちてしまった。
「あちゃ〜〜〜やってしまった。。」
このところ一匹に泣いてるからこの一匹がとても大きい感じがする。それでも開始からそんなにたってないのに一匹目が掛かったので「次ぐもくるでしょう。」的な甘い読みで次のポイントを攻める。
しかしながら、ここからは音無し。。全く鮎が掛かる感じがしない。同じポイントに入った他の選手も竿を曲げてない感じ。ただただ時間だけが過ぎる。そのうち他の選手たちもしびれを切らせて動き始めた。重いきって川をあがり大きく場所替えする人もたくさん出てきた。これで、川は広くなり、こちらは動けるようになった。
「足が痛くて動けないのだから。ここで広く探ろう。」
そう決めてぐいぐいとポイントを変えながら下へと探っていくがやっぱり無反応。ついに下のきつい瀬間で入ってやってみたがこれもダメ。
「はあ〜、、ボウズじゃあどうにもならん。みんな不調やったら一匹でも掛けたら可能性はあるんやけどなあ。。。」
やっぱりあの最初の一匹を落としたのが痛い。
もう一度上りながら探っているとビビビンと反応があり、一匹掛かってくれた。今度は手尻も調節してるし、慎重に慎重を重ねて・・・大丈夫、無事にタモに収まった。けれど、これがまたやせてやせて、おなかぺっちゃんこのよわよわ鮎。これじゃ囮を変えても次は掛からないだろうな。。。そんなことを思ってたらあららら、もう終了の時間がやってきていました。
それでも一匹キープできたからもしかしたら?と期待を持って本部へ帰る。
しかし・・・・結果悪いのは自分が入った場所。同じ場所にはいった人は全員撃沈。他も撃沈ポイントが多かったようだけれど、上の方まであがった人はしっかり群れ鮎を掛けて帰ってきていた。通過ラインは5匹。一匹だけじゃあ箸にも棒にもひっかかりません。
「やっぱり下見せんなあ、あかんわなぁ。。。」
これで今年のトーナメントは終わりです。

早々と負けが決まったので、決勝戦の終わりを待たないで会場を後にします。
高津本流の上流区域の様子が見たかったのです。高速に乗って六日市で降り、下へと向かいます。健康の里で囮を仕入れ、早速その前付近で竿を出してみます。このあたりは前の増水の後川をいらったので、見るにはいい流れができています。これで鮎がおれば楽しめるポイントなのですが・・・・。竿を入れたけどコツリともしません。鮎がいる気配がありません。放流区域ですから鮎が放流されてないとなんぼいい流れでも鮎なんていないのです。
「川はつながっているんやから魚はみんな散らばる。」
なんてことを言う組合員の人もいますが、育苗鮎は放流しても放流地点からほとんど動かないのは常識。なんぼ雨が降って大水が出たとしても鮎が広がるなんてことはないのです。2時間ほど探ったけれどあきらめて場所移動。今度はぐっと下がって柿の木へ入ります。去年の府庁の中でも柿の木だけは鮎が見えてぼちぼちながら掛かってたけど、今年は去年とは全然違う。鮎がいるのは感じますが薄い薄い。先客さんが上のポイントにお二人いたので下のチャラ瀬でやってみますがかかる感じがしません。
「去年はあの対岸へ鮎が逃げていたんやけどなぁ。。。」
そう思い出しながら対岸際のチャラに囮を出してみるとキュインといい感じでやっと掛かってくれました。
「やっぱりあそこにはおったんかいな。」
でも、鮎がいるのはそこの小さな場所だけでした。
同じ場所で5ついい調子で掛かったけれど、付き鮎を全部抜いたようでその後は音沙汰消えました。
その元気な囮を持って他の場所も攻めたけれど、他では一匹も掛からず、結局終了となりました。

  
2015年06月07日
高津川        11:00〜17:00        15cm〜17cm            3匹

 昨日はホントはマスターズ九州大会。でも、雨で水位が高くなったようで延期の知らせが入ってきた。残念ながら延期の日は平日。仕事日は休みが取れないので棄権となった。マスターズがなくなったので、来週行われるジャパンカップ中国大会(太田川上流)の下見に行けることになったが・・・・どうもダムができてからの太田川上流は石も川も汚くなって、魅力が無くなってしまった。下見に行く気がしない・・・・。解禁からずっと我慢の釣りばっかりでもあったのでこれもまた釣れないのは釣れないけれど、自由に釣れるマイホームの高津へ初竿出しすることにする。
 ゆっくり起きて日原の漁協着は11時。漁協で今年の状況を聞くが、やっぱり、
「いい話はできないんですよ。」
だそうで、まぁ、天然遡上が消え、放流河川となった高津なのでこれは予想がついていたこと。様子見でもあるからとかまわずそのまま漁協前の誰も人がいない瀬に入った。
「この前は掛からへんの?」
と聞いたら
「解禁日に5つ掛かったけどそれっきり。」
ということだったから期待はしていない。川に立つとそれでも瀬の肩の大石にはハミ跡がたくさん見られる。これは去年と違うところ。去年は日原周辺はハミ跡すら見えなかったのだから。けれど、鮎の姿は見えない。出ハミか?高津の放流鮎は瀬に付かないのも承知の助。いくら放流しても群れて深い淵に固まって友釣りでは掛からない性格なのもわかっている。これが上流や匹見ではその群れて隠れる大きな淵場がないから瀬をウロウロするしかなく、友釣りでも掛かるのだろう。ハミ跡のある瀬肩付近を探ったけれど反応なし。短い瀬の肩付近流れの中を探って、それでも二つばかり掛かってくれた。しかし後の展開がないので2時間ほどで場所替えとする。

    
 瀬肩付近にハミ跡はたくさんあったので、
「今年は日原周辺も結構鮎を放流してるんかな?」
それを確かめるために今度はイリョウの瀬に入る。ここももちろん釣り人はいない。中段から入ると瀬脇の石にはハミ跡すらない。囮を出しても反応もない。一等場所に囮を通しても反応がないのだからダメダメ光線発信で釣りも荒く、粘りもしない。釣り場は広いので時間は使う。ずっと囮の引き回して橋の下まで探り上がるけど、結局ノーアタック。目的の一つは瀬肩の石にハミ跡があるかないか確かめることだったのでこの瀬肩付近はじっくり探る。するとやっぱりこちらにもハミ跡発見。ただし、こちらのは少し小型。鮎の姿は見えません。上のトロや淵から雨後や早朝、夕方に出ハミするんでしょう。この出ハミの時に遭遇したら爆釣のチャンスかもしれません。ハミ跡を見つけた周囲の深みを泳がせたら偶然?一つだけ掛かってきました。けれど、後が続くでもなく終了です。

    

 やっぱり今年もダメ川の高津川です。しかし、去年とちょっとだけ違うのは瀬肩の大石にハミ跡が見られること。ひょっとしたら大雨後、梅雨明けにはこの鮎たちも瀬について去年よりは掛かってくれるかも?とちょっとだけ期待です。

      
2015年05月31日
シマノジャパンカップ九州大会

 さぁ、いよいよジャパンカップの本番です。戦略がない。こんな時に限ってくじ運がいいものです。 17番。
「この順番なら釣れると言われている金波荘の前まで行ってもポイントが取れるのではないか。下見には入ってないけど、釣れるとこならなんとかなるかもしれない・・・・・。」
そう考えて遠いとこまで歩くことに決める。だがしかし、ちょっと足を痛めているので、上に上り沈下橋を渡る回り道をして歩いていると選手のみなさんが川切りをしているところまで来たところで先方にはたくさんの選手の背中が見える。その背番号を見たら47番。回り道をしている間になんと半分の選手に追い抜かれたしまったことになる。これでは金波荘まで行っても入る場所がない。そう判断して最初の考えは白紙に戻す。
 さぁそれなら少しでも希望のある試し釣りで唯一鮎がかかったポイントに入ることにする。こちらには選手はあまり入っておらず狙いのポイントは1人独占でとることができた。
 ホイッスルとともに試合開始。しかしながら狙いのポイントに囮を沈めてみても全く反応がない。そのうち水温が上がってくれば鮎も動き出すかなと静の釣りに徹する。あたりもなく反応もなく時間だけが過ぎていく。そのうち1つ上に入った選手が掛ける。ぼちぼちかかり出したかなと思ったけれどこちらには全く反応がない。その選手が立て続けに竿を立て出した。その光景を見ていたら我慢なりません。
「こんなことしてたらあかんあかん。」
さすがに我慢が切れて囮回収。竿ををたたんでポイント変えです。
 川の中を100メートルも下がって昨年ダイワのマスターズでいくつかかけたポイントに到着。ここにも他の釣り人はいない。けれどもそれと思うところに囮を入れても全く反応がない。一通り思うところに囮を通して・・・・
「やっぱりダメダ。」
 このポイントを見切って今一度場所替え。再びさらにもっともっと下へと下り、きつい流れの瀬を通り過ごして、瀬戸瀬と中段にある流れが緩くなったところにたどり着く。ここは1番最初に試し釣りで入った高瀬川との合流地点。ここまでくれば下の金波荘前のポイントはよく見える。たくさんの選手が入っているけれど集中している釣り人はここまでは上がってきていない。合流点のたるんだ流れも自分ひとりで独占だ。時計を見るともう9時です。残り時間は検量場所まで歩いて帰る時間を考えたらあと1時間ほど。
「今回はもう駄目だなぁ。1匹でもかかってくれたら御の字か。」
半分諦め気分だけれど竿を伸ばして囮をつけてそっと足下の流れから入れて泳がせてみる。緩い流れから下に落ちる瀬の頭の石。ここは前回下見に入ったときにはハミ跡がついていたところだ。盛り上がった瀬頭の石を舐めるように囮を泳がせて横に動かすとビビビンビン
「あれ?掛かったの?」
ありがたや、ありがたやで、かかった鮎も小さいので軽々抜いてタモに受ける。早速囮を付け替えて続いて送り出す。先ほどと同じように瀬の1段目の頭出し石を舐めるように横切らせながら泳がせて出していくと石と石の隙間の問の流れに吸い込まれるように囮が下がった瞬間にコンっと力強い手応え。
「おお〜!もう1匹かかってくれた。」
今度のはちょっと型がよく、瀬の流れまで引き込まれてしまって、
「おっとっと、あぶない、あぶない。」
これで丼してしまいでもしたら元も子もない。けれど、ついて下がってしまったらとことん瀬をくだらないと体は止まらない。腰をぐっと落として竿でため、流れの脇に誘導し、石裏で止めて、そのまま強引に引き抜く。ドッスン。タモに収まったのは20センチクラスの良い鮎です。いいのがかかったけど、
「こんなん囮にして次もこんなのがかかって丼ぶってもバカだよね。」
そう思って、今度はちょっと上流、流れの緩い所の筋を半引き、半泳がせして探るがさすがにこのポイントでは続けてかかってくれることがない。引いて止めて、引いて止めて、そしたらなんとビリビリビン小気味よい反応が出て次の鮎がかってくれた。
 これは小さくて白い。遊び鮎がハリスに絡んでかかったのかもしれない。それでもこれで3匹目。掛かり鮎が小さいので抜いたときに少しバランスが崩れ中ハリスが団子になってしまった。この仕掛けを直すのに少し手こずって時間がかかってしまう。ようやく仕掛けを解いて時計を見てみると残された猶予はあと10分ほど。足を悪くしているのでここまで来ていたら検量所まで帰るのに少々時間がかかることが考えられる。
「ありがたいことに三つもかかってくれたんだからこんなもんかな。」
ちょっと早いけれども早いというのは心にゆとりがある。ゆっくりと仕掛けを仕舞い、竿をたたんで検量所向かう帰路についた。
 片一方の足を引きずりながら2キロ近い距離を歩くのはやはり時間がかかってしまった。後から帰ってくる選手に追い抜かれた。また、通るところでやっていた選手たちはちょうど仕掛けを回収している。ちょっと早めに竿たたんだつもりだけれど、まぁ大体いいタイミング。ちょうどいいくらいで検量所に帰り着いた。成績は囮込みの五匹。下見での不良を考えるとひょっとしたら込み5匹でも予選を抜けられる可能性はあるかもしれない。続々帰ってくる選手たち。どのくらいが予選通過ラインなのか。ポイントからこっち、検量所まで歩いて帰ってくる間に鮎を抜いている選手の姿がポロポロとよく見えたし、どうやら掛けてる人は結構掛けてるように思う。そうして予選終了。何とか通過ラインはこの込み5匹の人が19人いて、その中から抽選で2人だけが決勝進めるということになる。抽選のあみだくじは残念ながらハズレ。結局もう1匹に泣いた大会だった。
2015年05月30日
三隈川              14:00〜18:00       0匹 

 明日はいよいよトーナメントということで、前日昼過ぎに現地着です。少しだけ時間があるので下見の続きを考えるけど
「さてと、どこで竿を出そうか。。」
先週、コテンパンにやられたので、全然気持ちが盛り上がらない。
「とりあえず先週できなかったエリア上流地区に入ってみるか。」
ということで竿を伸ばす。瀬の頭の石にハミ跡はあるけれど、やっぱり鮎は追いませんしかかりません。見ておきたいところにすべて竿をさして回ったけれど結局ノーヒットのノーアタック一匹もかからずに夕方になってしまった。明日の攻め方が考えられない・・・出たとこ勝負だね。
2015年05月24日
三隈川              8:00〜14:00       0匹 

 今年の初友釣りは初車中泊。全然宿が取れなくて、日帰り覚悟で行ったけれど、やっぱり夕方までやったらくたびれたので、そのまま泊することにした。三隈は日田の街中にあるので車中泊も全く不便を感じない。食事もお風呂も意のまま。そして静かな河畔で就寝。グッスリ気持ちよく眠れて、翌朝はファミレスで朝食を取って、さて、釣り開始。
 どこに竿入れしようかと迷ったが、とりあえず昨日夕方時間が無くてすっ飛ばしたところをじっくり攻めることにした。分流上端付近はポイントが広く、丹念に囮を入れて回ったら午前中時間を使ってしまった。それで、釣果は?なんと一つのアタリも追いも感じることなく、すってんてんのボウズ。
 アタリのないのにくたびれて少し早めに昼食を取りに川を上がった。すると、ちょうど同じように昼食で川を上がった釣り人に会ったら、なんと、ビックリその方は同じ山口からのチ〜ムRSのメンバー。
「ありゃま!」
と声を掛け鮎談義。昼食を分けてもらって状況の情報交換をしながら一緒に昼食を済ます。彼らは下の方をもう少し探ると言うことで、別れてこちらは上流部天ヶ瀬流れに向かった。
 ところがこちらは入っている釣り人がいっぱい。空いてるところで竿出ししたが、鮎の反応もなく、釣り場を広く探れるでもなく、帰りの4時間ドライブも気になったので、早々に竿をたたんだ。結局こちらでもノーフィッシュ、ノーアタック。
「こんなんで、トーナメントはどこに入ればいいの?」
2015年05月23日
三隈川              14:00〜18:00        17cm〜19cm       3匹 

 さぁ!今年も始まりました。待ちに待った解禁。一足早い先駈け解禁に今年も日田詣で。しかし、今年は遠い。岩国から向かったら4時間も掛かってしまった。
 いつもの通り大倉釣り具へ寄って年券と囮を二匹購入。ご主人に状況を聞いてみたが、あまりよいようでは無いようだ。大山川の上の川に上ってみれば、よくかかるところもあるようだが、ここ三隈川合流点では解禁日こそ3 40匹の釣果が出たがその後はパッとせず、あまりかかってないようだ。例によって金波荘の前だけはやっぱりかかっているそうで、毎日人が絶えないという事だった。
 さて、こちらはトーナメントの下見です。
「やっと竿が出せる。」
ことだけでありがたいと思って、釣れないと言われる合流点に入ってポイント探しだ。金波荘の前を見てみるとかなりたくさんの人が入っていてとても竿を出す気にはなれない。なのでその少し上流高瀬川の合流点のところから入ることにした。
 もう何十年と友釣りをやっているのに、やっぱり解禁明けの最初の1発は緊張するものだ。引き船から囮を出して鼻環を通す。この時の手が思うように動かない。それでもそんなにそつなく仕掛けをセットすることができ、背針を打っておとりを出す。やっぱり予想通り鮎の反応は全くない。こちらも最初からかからないだろうという気持ちもあり、そんな釣り人の囮操作に追ってくるようなうぶな野鮎は全くいない。
 上を望んで見てもこの分流の流れには他に釣り人は全くいない。この状況を見てもこの筋でかかる可能性は非常に低いとみた。とにかくどこでもいいからかかる場所を探す。そのことを狙いとしておとりを引き上げどんどん上へ上へと移動していく。しかし、去年は少しもかかったそのポイントも今年は全くの無反応。ただただ流れの筋を見ておとりを入れて空引きをする。そんな空しい時間が淡々と過ぎていく。いくら久しぶりの竿出しで嬉しいといえどもただおとりを引くだけの空しい時間が長く続けばさすがにこちらも参ってくる。くたびれたと半分やけっぱちでポイントを絞ることなく川の全面に鮎を通していく。



 そのうち日が傾いて、やれる時間も少なくなってきたとき、何気ない手前の緩流帯におとりを入れたとき、なぜかふとかかる気配がした。別に何があったというわけでもないのにかかる気がする不思議なもので、これが 長年やってきた友釣り師の野性的な勘なのか、おとりを底に沈めてゼロオバセをとり、じっくりと腰を据えて待っているとビリビリ・・ガツン。まさかと思ったが本当にかかった。喜びながらもバレちゃいかんバレちゃいかんとはやる気持ちを抑える。そして鮎をうかして、抜いて、タモへうける。黄色い帯を持った17センチほどのいいやつだった。

  

さて、おとりを変えてもう一度同じ筋入れるとガガガガと連続掛かり。さらにもう一度。三度連続でかかったのでいい気になって少し強引に引き上げようとした瞬間、プッツン。先糸の結び目が切れてしまって親子丼だ。 抜き鮎も18cm級と結構型がいいので先糸をちょっと太めの0.4号に張り替える。それでもう一つ追加。けれどそこで私は途絶えてしまった。
 「まぁポイント探しが目標だから同じところで何匹もかけても仕方がない。」
という思いもあり、さらに上のポイントへと移った。
「鮎はかかる。」
そんな風に気持ちを持ち変えて、今度は丁寧に探ったのにもかかわらず他の筋ではやっぱり全く鮎の反応はなく、そのままその分流の頭まで上がりきってしまった。時刻も6時になっていたのでそのまま竿を納める事にした。



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