2014年 釣行記

2014年10月19日
佐波川 12:00〜17:00  本橋  13cm〜17cm  13匹

 前日の鮎を生かして囮が確保できている。ホントは錦まで行くと楽しめるところだけれど、朝に家の用事が入ってしまい足止めを喰らってしまった。そこで佐波川へ昼前に向かう。本橋は昨日攻めたので今日は新橋を・・・と思ったが、新橋には先客さんの姿が見えた。そこでまたまた本橋から入る。
「よし、今日はまだ攻めてない上の瀬を探ってみるぞ。」
チビ鮎が群れているトロをトントンと上り浄水場下の瀬尻で竿を伸ばす。流れいい。石もいい感じ。なのに反応なし。
「え〜、、え〜、、?」
という感じでどんどん上へ上へと引き上がる。囮は数匹抱えているので大胆に思い切って引き上げる。しかし、
「ここもか。ここもダメかい。」
という感じで一匹も掛からない。大石の頭にはハミ跡も見られるのに鮎は掛からない。姿も見えない。ついに瀬のてっぺんまで登り切ってしまった。
「はぁ〜この瀬はダメだな。」
一気に場所替えと行こうかとも思ったが実はこの場所は二股の流れで中州の向こうにもう一つ流れの緩い瀬がある。ハミ跡だけは確認できていたので
「ひょっとしたら緩い方についているか?」
と期待を持ってもう一方の瀬に入ってみる。けれど・・・残念ながらこちら側も鮎の気配が感じられない。中途まで下ったところで
「あかん!」
と見切って竿をたたむ。



「どうしよっかな〜」
と思ったけれど、やっぱりすがるのは経験。昨日掛かった橋下の瀬へ行ってみる。
 ここは橋桁付近が超浅場の瀬肩になっている瀬。この超浅場にチビ鮎が遊びに出ていることが多いのでそっと近づき、そっと囮を下げていく。するとほんのちょっと掘り込んだ溝のところでビビビンと軽い手応えでチビ鮎が掛かってきた。
「おった、おった。」



しかし、この一匹で鮎はパッと散ってしまってその後音沙汰無し。さぐって歩くと逆効果。鮎をどんどん散らしてしまう感じ。そこで浅場を見切って下の本瀬へ下がっていく。
 しかし、やっぱり昨日やり尽くした場所。掛からない。これだけ掛からないのが続いて、ちと疲れてしまった。一番強い流れで、水あたりが強く、深さもあるところの石裏に囮を入れて、止めてひと休憩。



ところがしばらく止めているとビビビンと反応があり掛かってきた。小さい15cmほどのオスで色変わりしている。これを囮にして再び同じところに入れて同じように待つと・・・ビビビンでまた掛かる。付近に群れがいて、そのうちの一匹が鮎(囮)を見つけてからんでくる。。。そんな感じだ。同じ感じでさらに一つ追加。ここで背中から声が掛かる。
「なんや、誰がやってるんかと思ったら、あんたかいな。」
昨日の三釣会さんでした。橋の下で仲間とバーベキューしようと思ったら川に人がいるから様子を見に来たということだった。
「昨日は、どうもありがとうございました。おかげで、こうやって今日もできてますw。」
と、お礼を言う。
「ひょっとしたらあんたはいつも佐波川のホームページに書き込みしてる○○さんと違うか?」
「いいえ。・・・・・僕はかずべ〜です。」
「はぁ、かずべ〜さんかいな。」
三釣会さんも時々このホームページを見てくれてるらしく、こちらの事を知って下さっていた。
それからしばらく今シーズンを振り返る鮎談義。
三釣会さんも時々高津にも行かれると言うことで話は佐波川から高津へも広がって、気がつくと小一時間もしゃべり続けていた。
「それではまた、来シーズン、川で会いましょう。」
ということでお別れしました。
その後、さらに同じ場所での止め釣りで3匹追加。けれど、掛かるのは同じような型の小さなオスのサビ鮎ばかりなのでやめました。そうして最後に瀬尻の緩瀬に下ってみます。



 するとたまたまラッキーなことにここが竿抜けだったようでビビビン、キューンと気持ちいい追いアタリが出ました。型もいい17cm級で色もまだそんなには変わってないいい鮎です。ここで連続掛かり。陽が落ちて来て肌寒さを感じると同時にそのアタリも消えました。
「これで、今年は終わりやな。最後に気持ちいい掛かりがあってよかったよかった。」

  
2014年10月18日
佐波川 12:00〜17:00  本橋  12cm〜17cm  7匹

 先週、錦で掛けた鮎を2匹、水槽で生かしておいたのでいるにはいるが絶食の囮はおなかぺちゃんこで心許ない。錦までいけばまだいい釣りができるとわかっていてもこの囮で突っ込む勇気が出ません。
「まずは佐波川へ行って、いい囮が手に入ったら明日は錦へ出向こうか・・・」
ということで佐波川へ。
 しかし・・・金波掛からない。広いポイントに誰もいないので前回もやって掛からないのはわかっていたけどついつい広く探り歩いてしまう。それでもやっぱり掛からない。天然遡上がここまで上ってないことの証拠ですね。遡上鮎がいるのは浄水場の堰堤より下・・・・佐波川も結構天然遡上鮎が上がるのですから遡上時期に堰堤下にとまってしまう遡上鮎をくみ上げ放流したら状況も少しは変わるんと違うかと思うのは素人の考えか。。。
 本橋に変わってみると瀬にはお一人の釣り人。やってる人がいるだけで同士感が持ててうれしいものです。その方の邪魔にならないようにとこちらは橋上のトロを探ります。橋上のトロにはチビ群れがいっぱい。あちこちでピチャピチャ跳ねてます。けれど、落ち前のこの群れは掛からない・・・。かなり粘って群れと囮を同調させてみたが完全スルーです。今日もゼロ。。。こちらもくたびれ、囮もヘナヘナ。
 申し訳ないけどちょっと先客さんがやっている瀬の上におじゃまさせてもらいます。けれど、緩い流れの瀬の上では掛かる気配はありません。囮を流れに沈めているだけな感じでやっていると。下にいた先客さんが竿をたたんでこちらへ様子見にこられました。その方は金波でちょくちょくお見かけした三釣会さんでした。
「どうですか?」
「いや〜掛かりません。」
「下の速いところは小さいけれど瀬の中で小さいのがちょこっとだけ掛かるで。やってみたら?」
「ん〜でも、もう囮もヘナヘナで入らへんやろう。。」
「あ〜囮やったらあるで、あげよう。ちょうどそろそろやめようかと思ってたところやし。」
「そうですか、それでは悪いけれど、お一つだけいただけますか。」
「実はこれから河原でバーベキューするのに塩焼きも添えようと思ってやってみたんやけど、型も小さいし数も少なくて役に立たんのよ。一匹といわず、もう全部あげよう。」
と気前よく9匹の鮎をくださいました。
確かに小さくてしかも小さいながらもすでにさびが出ている鮎でおいしくなさそうでしたが囮には使えます。
お礼を言って三釣会さんがおられなくなった速い瀬の中段へ入ってみます。少し大きめの石を選んで囮を張り付かせるとグビビビビと手応えがあって掛かってくれました。
「はぁ〜やっと掛かった。」
ありがたいことです。

  

さすがに名手が攻めた後ですから後は続きません。
「下の方は竿を入れてないから掛かるかもしれんで。」
と三釣会さんからアドバイスをいただいてたので下の瀬尻へ下ります。
するとここにはほんとに鮎が残っていました。
鮎がいるとまだこの時期でも反応は早いのです。
竿を寝かせての留め置きでグビビグビビと連続掛かり。
暗くなるまで残り時間は少なかったけれど、ちょっと入れ掛かり感を感じることができてよかったよかったです。
鮎はやせていて、色変わりしたのも多く、小さいやつでもこの感じはさすがに終わりのようです。台風19号の雨とその後の冷え込みでさすがに下ったようですね。錦だったらまだ残ってるかもしれないが・・・・明日再度佐波川のチビアユに遊んでもらって今シーズンの竿納めにしようと思います

  

2014年10月12日
錦川 12:00〜17:00 南桑 20cm〜24cm 10匹 

 前日、一匹だけでも佐波川で囮が確保できたのでそれを持って錦まで行ってみます。錦下流部はこの時期当日券を買うのが一苦労。南桑前のスーパは閉まってる・・・・仕方ないから下手20分の商店まで券だけを購入しに下って戻ってきたらこれまた昼になっていた。



 川へ降りてみると釣り人はいたけれど、やっぱり囮の確保に苦労してるみたいで友釣りの竿にコロガシの仕掛けをつけてしゃくっておられます。ぐいぐい目の前の瀬に立ち込んで下りながら竿を降っておられるのでそこをさけて上へ上がります。そうしていつものチャラ瀬肩へいってみるとここもすでにチビ鮎は数が減っている。いや、ひょっとしたらやな場の人たちが投網を打って鮎を捕っているのかもしれません。それでも持っている囮は一匹と心許ないのでこの浅く流れの緩いところで囮を大事にして野鮎に変えたいところ。しかし・・・掛かりません。分流側には群れになって固まっているところもあるけれど、なんとかそこまで囮を誘導して泳がせて群れになじませてみたりもしたけど無情かな掛かりません。
「なんとか一つ・・・。」
と場所を変え、釣り方を変えてじっくりねばってみたけれど空振りです。そのうち芯の瀬で竿を振っていた釣り人たち一行も姿を消してしまいました。
「はぁ〜〜。」
こちらも天を仰ぎます。
 一息入れるため川を上がって遅い昼食。おにぎりを食べて気合いを入れ直し再開。
 さすがに一匹だけの囮も弱っていたので、最後の勝負と腹をくくります。そうしてころがしていた釣り人のいなくなった芯へ特攻です。
「どうせダメよね。」
ってな気分でただ友釣りのスタイルだけを取るように強い流れにふっと囮を沈め、浮かないように引くことなくそこに囮を留め置きます。そのまま待っているとクイクイっと囮が頭を振る感触が手元に届き
「ん?」
っと思ったときにガキーン!と手応え。掛かりました。
「うわっと。」
ちと驚いたけど、体勢を立て直してあしらいます。結構型がいい。流れも強いので下へ下げながら手前の岸に誘導し、流れの霜までついて下がり、流れをはずs他ところで寄せに掛かります。たった一匹の囮に掛かった野鮎ですからばらすわけにはいきません。大事に大事に寄せてすくいます。
「やったね。」
たもに入ったのは22cmの良型の鮎。

  

「くるもんやなぁ〜。」
そんなに鮎が濃いとは思えないので狙い場はその一匹掛かった一点場所。同じところに囮を沈めて同じように留め置いて待ちます。しばらくするとグググッと掛かります。掛かる鮎は全部良型。まだそんなに色変わりもなく当然産卵を追えた鮎ではありません。若い鮎です。同じきつい流れの筋ではオス。ちょっと上に上がって対岸側の駈け上がりの段の上では肥えたメス。

  

ダンダンダンといい感じで掛かり続けます。ただ掛かるところは強い流れの芯の向こうで、型のいい鮎なので一匹掛かったら取り込むのに下へ下らなくてはいけず、ちょっと時間が掛かります。この調子で連続で10匹。気がつけば、もう陽が山の端に消えていて周囲が暗くなってきています。
「ああ・・・掛かるけど、もう終わりやな。」
少し掛かるが遠くなったところで川を上がりました。夕暮れになるともう体が震えるほど寒いのです。

  
2014年10月11日
佐波川14:00〜17:00  コロガシ22cm 一匹

 佐波川は残念ながらこの時期、囮が入手できません。
 まずは囮確保と転がしの仕掛けをセットしてチャレンジ☆ところが・・・これが掛かりません(^^ゞ
1時間・・・2時間・・・場所替え、ポイント換えて・・・あ〜しんど。もうあきらめようかと思った頃、やっとギュ〜ンでラッキー☆
 これを囮にしてさんざんやってみたけど反応はゼロ。。きびしい〜

  
2014年10月04日
匹見川 13:00〜17:30   21cm  2匹

 高津釣行最終。本所にあった囮が最低で、養殖が13cmのドチビ 天然が14cmのおなかぺったん 出荷がなかったのでしょう。それでも一匹500円取られました><
 へなへなドチビ囮ではまともな釣りができないと瀬肩のチャラで遡上鮎が掛かるところを探します。豊川の上の瀬肩のチャラを狙ってとりあえず川へ降りますが・・・野鮎の姿は見えません。ヘナヘナ囮を泳がせてみるけど反応なし。早く掛けないと囮がへたる。。ちょっと無理して下の早瀬にも入れてみたけど反応なし。1時間ほどやって見切り移動。チビ放流の残りはいないかと澄川まで上ります。釣り人の姿なし。川に降りるととってもいい感じ・・・・だけど鮎の姿なし。一応泳がせたけど全く掛かる気配なし。こちらも1時間であきらめ・・・囮はさらに弱くなったし、掛かる見込みもないし・・・最後がこれか・・・勤勉に通ったのになぁ・・・神も仏もないものか・・あきらめないで最後まで努力することが大事?あきらめが悪い?最後にもうちょっとだけ泳がせて帰ろう・・・16時、匹見ふれあい公園。前に翔さんと二人入って全くだめだった・・見込みなしね。
 瀬肩の鏡とモヤモヤの際に立ち(流れが弱いところ)先発の休養が長い方を出して泳がせる。当然掛からない・・・泳ぎも悪い・・30分が経過、、、上れ〜〜〜っと1mのオバセを入れてやる。目印5つ引きずってススーと上って石裏のモヤモヤから石の横を通過・・・っとスーーーと目印が走ります。
「掛かった?」
竿を立てたらギューーんと走る。小さいの狙って先調子の竿持ってたので風の強い中で止めるのも抜くのも一仕事。ズドンとたもに収まったのは21cmのきれいな鮎。
「わ〜〜努力するものは報われる^^」

  

ところがこの囮が変わってからすごいことに・・・。そっと上に上らせるとドッピューンと目印が飛んですぐ2匹目。下の瀬に走られて風のきつい中必死の対処でドーンとたもへ。。しかし、こいつは腹掛かりのオスで泳ぎ悪くしも下りたがる。無理矢理テンション掛けて上へ誘導すると石の下へ入り込んでガッチン☆
「あ〜〜・・ポイント・・・つぶれるな。。」
根掛かり外しに入って鏡回りは静かになってしまいました。しかたがないからそのまま下へ走らせて瀬の中に止めて止め泳がせで待ってるとゴリンゴリン、ビュ〜〜〜で掛かりました☆連続3匹。ここでお日様が山際に隠れます。くらくなったらアタリが止まる。この暗さになれる20分後からまた掛かる。これはいつものことだからじっと20分ほど我慢・・・日が当たらないと寒い・・・震えてきます。30分後。石の頭から反転させて石裏に滑り込ますときにゴン☆とショック。。ん?引き戻すとハリス(1.2号)が飛んでます。針を変えてさらに下げながら探ると急に囮が横幅1mを行ったり来たり・・ん?追われてる??と思う間にガッツーーン☆

  

グイっと竿を効かせたところでプッツーーン☆複合005が切れました。親子どんぶり。。1時間で5つの良型HITは今期初の好リズム。17:30・・・仕掛け張り替えるのはやめました。。。寒い寒いブルブルブル結局キープは21cm2匹ですが最後の最後に好手応えを感じたのでよかったよかったの高津竿納めでした^^

  
2014年09月30日
高津川 12:00〜17:30  日原道の駅下 22cm 一匹 

 休日出勤の振替休日。いつもの年なら平日釣行ということでホクホクなのだが、今年の高津川では週末釣行と変わりはない。なんたって、鮎おらん・つり人おらんの川ですから。ゆっくり眠って起きてからゆっくり出動・・・通勤時間をさけたら着いたのはもうお昼です。
 それでも釣り人はいません。道の駅の下手は広いポイントに誰もいません。
「こんだけ広かったらどっか掛かるところがあるやろう・・・」
と車を河原へ下ろします。まずは目の前の小さなポイントから・・・・ところが気配なし。1時間ほど探り回して、
「ポイントは広い。次に行こう、次に。」



と上へと移動します。けれど、次のポイントも全くの反応なしの気配なし。浅場も深場も流れの速いところもトロも・・・・あらゆるところに囮を入れ回しますが反応は皆無。終盤のこの時期で今にも雨が降りそうなほど曇って暗いことが影響しているのか・・・・。ついに一番上の目指すポイントに到達。ところがここでも反応なしの気配なし。川を歩いても鮎の姿も見えません。ちび鮎も一匹もいません。さんざん探り回ってここでは2時間を費やします。それでも一回の追いも感じられず囮も弱ってしまいました。
「はぁ〜今日はこてんぱんにやられた・・・・ボウズ・・・か。。」
あきらめて帰ることにします。瀬をだんだん下がって入川点へ向かいます。囮はつけたまま引きずって下げて・・・・水温が下がってきたこの時期でありますし、引き下げはあまり囮は弱らないんですよね。犬の散歩で家に帰るときのように鼻先を吊って引っ張り下げていく。。。まぁ色気を出してここぞというところでは一応囮を止めて尾を振らせてみたりします。・・・・と、、なんてことのない浅場の平瀬でキューン!糸が走りました。
「わわわっ!」
で竿を立てて鮎を止めてあしらい抜きでドン☆たもに入ったのはやっぱり良型22cm。しかし囮が変わったからと入って状況は変わりません。気も滅入っていたのでそのまま引き下がって入川点まで戻ったのでやめました。これぞボウズ逃れ、「今日一日、ご苦労さん。」と慰め、ご褒美の一匹という感じでしたね。


2014年09月21日
高津川 8時〜12:00 池村専用区 1匹 13:00〜17:00 イリョウの瀬  0匹

 翌日は再び翔さんと大型狙い。前日、瀬落ちの岩盤で大きいのが出たので、そういう場所でやってみようということになって、考えて思い浮かんだのは池村専用区の下流部。二人して朝から入ります。
 まずは瀬肩からと一段目の瀬頭石に囮を出すとズキューンで一発掛かり。それもいい型24cmです。掛けて瀬に下がったので一匹目は大事にとついて下がって大きな石裏に誘導してそこでとめてこちらが近づいてたもですくいます。川の色はとてもよくたくさんの鮎が着いててもおかしくない石の色。

  

「こりゃ幸先いいわい。」
と大漁かとほくそえんだのですがその後ぴったり音信不通。・・・全く鮎がいません。ひょっとしたら時間で、夕方になったら上ってくるのかもしれませんが瀬落ちあたり、深い落ちも一段浅い棚も対岸の際も手前の浅場も二人とも皆目気配なし。瀬の中段、ところどころにできたたまりでは小さい鮎がピチャピチャ跳ねています。もう落ちの準備です。一跳ね千匹。きっとあそこには真っ黒になるほど鮎がたまってるんだろうな。瀬の流れの中ではいっこうに掛からないのでそのたまりにそっと囮を入れてふれ掛かりを期待して留め置きます。けれど、、、落ち準備の群れ鮎って掛からないですねぇ。囮の周りでピチャピチャ跳ねるし糸にはビビビンと触れてくるのに全く掛かりません。群れはあちこち移動するのでそれに合わせてこちらもポイント移動して追っかけますが・・・掛かりません。
「おちょくってんのか?」
むしゃくしゃしてきます。時間ばかりが経つので2時間近くやって見切りました。
 翔さんは移動して上のトロでこれまた粘り強く泳がせているので掛かるかどうか聞きに行きます。声を掛けようと思ったとき、川の中に目をやってびっくりしました。そのトロではちょっと小さい型の鮎ですが底でギラギラとヒラを打っているのです。底石のコケをはんでいるのです。
「こりゃ、すげぇ。」
思わずごっくん生つば飲み込みです。ところが・・・翔さんに聞くと鮎が見えるからやってるけど、全く掛からないということです。これを見たのではすぐに「変わりましょう。」とは言えません。下手でこちらも竿を出させてもらいます。けれども、こちらの囮ももう上に上るほどの元気は残っていません。
「掛かってくれるかなぁ。。。」
と思いつつ囮を出したけれども・・・掛かりません。そっと川の中をのぞき見て、鮎が底に着いているのを確認して底へ囮を誘導するのですがさっぱりです。あっちこっちと場所を変えてやってもみるけどダメダメです。それは翔さんも同じ。二人して野鮎に翻弄されました。1時間ほど続けたけれどまるでダメでさすがに降参しました。
 弱った囮で挽回できる可能性のあるところ・・と考えてイリョウの瀬へと移動。すると川の中に立ってるお一人の先客さんが手前の岸際で掛けました。
「おっ?!掛かってる?」
「あ・・・あれは。」
よく見るとへいぼんさんでした。そこでここでやることに決定します。川へ降りてへいぼんさんに「久しぶり」の挨拶をします。へいぼんさんもこちらに移動してきたばかりということで入ってすぐに掛かって一安心と言うことでした。そのままへいぼんさんは下手へ攻め下るということだったので、こちらは上手に入ります。まずは翔さんが瀬の中、僕は瀬の肩のトロへ。。。でもこちらも掛かりません。なんとか囮を変えようと動きます。いつしか場所取りは二人入れ替わってました。それから1時間・・・でもやっぱり二人ともノーヒットです。夕方になり用事が控えている翔さんは一足先に川を上がられました。
 もう囮もヨタヨタになっているので、最後のぶちアタリと下の急瀬まで思い切って下がります。ガコン!
「ん?追われた?」
と思ったけれど、掛かっていません。
「ん〜残念。起死回生と思ったのに・・・。」
なんとなく鮎はいそうなのでかなりねちっこく探り囮が振れる感じも有りながらダメダメです。ここまで下がると瀬尻まで下がったへいぼんさんの様子が見えます。・・・と、へいぼんさんの竿が曲がりました。ググーーっと引き回されて下っているのがわかります。そしてしばらくやりとりした後で引き寄せてたもですくっています。
「おお〜、いいのを穫ったな。」
と思ったらそれからはへいぼんさんに火がつきました。囮を変えて次に出すなりすぐに竿がギューンと曲がっています。一つ、また一つと連チャン入れ掛かりです。掛かる鮎が型が良さそうで、一つ穫るのにかなり時間が掛かっているので匹数はそんなには上がっていませんが見るにずっと掛かってる感じで圧倒されてしまいました。夕暮れの時合いなのかもしれないけれど、こっちは一つも掛かりません。
「参った、参った」
で5時になったのであきらめて囮を引き寄せます。ここでびっくりです。なんと知らぬ間に4本イカリのハリが全部フトコロで折れてしまっていました。根掛かりしたわけでもないのに・・・きっとあの手応えがあったときに鮎が掛かって折れたのでしょう。針先を点検しない僕が悪いのですが逆針点検の際に一応ハリは見ているのですが老眼のぼやけで、針が折れているのは見過ごしてしまっていたのです。
「これじゃぁ掛からんわな。」
がっくり力が抜けてしまいました。
去年からこういう事故が何度かありました。どうも昨年からカツイチハリは折れる感じがします。僕はハリは針先の鋭さが好きでカツイチファンだったのですが・・・・来年からは使えないね。。

2014年09月20日
匹見川  豊川発電所下   13:00〜17:00 2匹

 昼に高津到着。日原の漁協から囮が消えました。仕方なく、横田の本所まで走ります。そこまで本流を下るのに「ここだ!」という場所が見つかりません。
 それで、匹見へ入ります。匹見は思う以上に釣り人がたくさんいます。
「掛かるんかなぁ・・・。」
 誰もいない豊川発電所の上の瀬に入ります。川相はとってもいいのに鮎の気配なし。一人独占の瀬なのに瀬肩から瀬尻まで囮を入れて探り回って0ヒット。ガックリ力落ちて場所移動。
 気も落ちているのですぐ下の放水口下の瀬へ。一番上の瀬肩から・・・しかし、全く掛かりません。かなりねばって瀬肩の浅トロから瀬尻までやってまたまたノーヒット。



「あかんなぁ〜・・・。鮎がおるところあるんかいなぁ・・・。」
そしてその瀬の尻の淵への落ち口。
「型のいいのやったらこういうところにおるんやけど・・・。」
深みに囮を落としてのほほんと泳がせるとガッツン!竿をグーンと曲げて鮎より先に下へ走ります。うまいこと回り込めたので、引き回されずにそこでやりとりできました。寄せてすくったのは23cmの良型。



「おお!ここにおったんかい。」
囮が変わって元気よく、今度は岩盤沿いに下から上へと泳がせて上らせます。二度ほど往復させたところでガッツーーーーン!
「うをっ!」
手応えが違う。
「こりゃ大物だ。」
とまた走って先に下へ下ります。体勢をととのえて、竿でやりとりしますけど、今度はなかなか寄ってきません。引きずられて上へ下へとついていき、かなりじっくりやりとりしてようやく弱って引き寄せます。囮は鼻釣り宙ぶらりん。
「もうこの後使い物にはならないなぁ・・・。」
そのまままた2,3度引き回されてやっとタモにすくい入れます。なんとかゲットできたのは27cm。でも、これで底の小さなポイントはつぶれてしまいました。大きい獲物は囮に使う気にならなかったので弱った囮に再登場してもらったけれど、掛かりません。しばらくやったけど、ダメなので見切って下へと下って探りましたがその後は掛かることはありませんでした。

  
2014年09月14日
高津川  9:00〜17:30     20cm〜21cm           3匹

 本流型狙いの二日目。昨夜は久しぶりの日原道の駅車中泊。釣り終えて、ゆっくり温泉に浸かり、夕食を食べ、星空を眺めながら静かに眠りにつく。こういう時を過ごすと、仕事も家庭もすっかり忘れ、全く異種の世界に一人身を置く感じになる。自由感にがっぷり包まれ、実に開放感に包まれるが、こんなに自分の時間を過ごしていいのだろうかと小さい自分は少し不安にすらなってしまう。車中泊をしたから夜明けと共に全開スロットルと言うことはありません。ゆっくりと朝の支度と朝食を済ませ、ゆっくりスタートで竿を出したのは9時になっていました。
 昨日、結構鮎を感じたゲンゴロウで今日もまずは囮変えと始めますが、昨日は昼過ぎだから鮎の追い気が高かったのか、今日は反応なしでどんどん探っていきます。



「このままじゃスタートがボウズ・・・・。」
瀬頭のトロから瀬へと下り、さらに早瀬、段落ちの急瀬の肩・・・ついには段落ちの急瀬の中にまで囮を入れたけれどノーヒット。
「・・・・こりゃ、ここだけでつぶれる。。」
翔さんも到着し、二人両岸向き合いで攻めたけれど2時間で結局ノーヒット。囮がつぶれる前に場所替えとします。
 次はどこへ?実は本流の大型フィーバーはもうすでに広まってたようで、思いの外本流部に釣り人が多いのです。入れる広いところと考えて、道の駅裏に行ってみることにします。翔さんは真下の平瀬へ、僕は上の小さな瀬の頭へと位置します。この小さな瀬の頭はいつもなら終盤は天然のチビ鮎がいっぱいついてキラキラしているところです。しかし、今年はやっぱり・・・この場所ですら天然鮎がほとんど見えません。やっと見えるのは小さすぎて群れで走るだけで追ってくれるようでありません。それでもちょっとやってみます。そっと足音を立てないように川岸に座り込んで静かに囮を放します。スススーっと上っていきますがノーアタック。登り切ったところで引き戻して違うコースをまた上らせる・・・。しかしいくらやっても反応はありません。しばらくこうやって静かに攻めていると散っていたチビ鮎が帰ってきてピチャピチャ跳ねます。その跳ね鮎のそばを通過しても全くのヒット無し。仕方なくこのチャラ場をあきらめ、本線の瀬を攻めますが・・・瀬肩もダメ。そのまま急瀬まで思いきって囮を下げても全くだめ。小さい瀬ですから攻めきって、やり場がなくなりました。見切って翔さんのところまで下がります。
 翔さんに状況を聞いてみるとこちらも全くだめということです。それでもここは良型の狙い場らしく二人の釣り人が新たに入っておられました。その下手から入ります。けれど、どうも掛かる気がしません。昨日の後半からずっと一匹の鮎も掛かってないのですから、もう自分の内側からダメダメ光線を吹き出しているのがわかります。だから粘り気も持てず、ずいずいずいと広い釣り場を囮を引きながら渡り歩きます。下の瀬までの長い距離をず〜っと歩いて再び元の位置まで戻ります。当然のようにノーヒット。すでに時間は3時です。残り時間はあと2時間ほど。でも、この時間が時合いだったようです。後から来られたお一人にようやく一匹の鮎が掛かりました。かなりな良型のようで引き回されて下がってついていってようやく引き寄せタモに入れてました。そしてその方は続けてあと2匹ゲット。そうしてじっと我慢で同じところで泳がせ続けていた翔さんにもついにヒット。ズズズっと引き寄せた鮎は24cm級でした。ちょこっとそこのポイントに割り込ませてもらって囮を出したけれど、すでに囮は弱っていて泳ぎ回ってはくれません。
「あかん。これじゃあ今日はボウズで終わる。」
おとなしい平瀬でアタリもないのに泳がせてじっと待つのは僕には性に合わないのです。ついに我慢が切れて、翔さんに
「最後の勝負をしに場所替えします。」
と別れを告げて川を上がります。
 残り後1時間にかけてイリョウノ瀬に移動します。もう日暮れ前、イリョウの瀬には誰もいません。時間も無いので狙いをつけた瀬の中段の対岸へ一直線で入り込みます。
「弱った囮でも掛かる可能性があるところ・・・。」
流れが一段速くなるところの掛かり石の後ろへ囮を入れて引き気味にして待ちます。と、、、なんとラッキー。掛かってくれたのです。型はそんなに大きくなく20cmほどでしたがやっと、やっと、やっと掛かったのです。このうれしいこと。元気な囮に変えて、「ここぞ」というところに次から次へと囮を入れて回るとその後同型が2匹追加できました。朝からずっとノーヒットでここでは小1時間で3匹ゲットとは・・・。まあボウズでなくってよかったよかったです。

2014年09月13日
高津川  14:00〜17:00  3匹

「終盤は本流だ。」
と考えていたら、すでに終盤フィーバーは始まっていた。匹数は相変わらずだが、大型が出現してるらしく、何匹も尺鮎が出ているという噂が聞こえてきた。
 すでに噂を聞き入れていた翔さんから連絡があり、今日は先日尺が出たらしい青原に朝から入っていると言うことだった。けれどこちらは相変わらずの遅出。
「久々の本流、まずは囮変え。」
と今年では一番信頼を置いているゲンゴロウに入る。うまいぐあいに空いていた。対岸へ向けてスススっと囮を泳がせると早いうちに難なく一匹目が掛かった。囮確保ができればすぐに翔さんのところへ合流するつもりだったので攻めは早い。掛からなければ次々と狙い場を変える。案外いい調子で掛かり、小一時間で3っつキープできた。

  

「これで、囮は安心」
とさっさと竿をたたんで青原へ移動する。
 到着して早速翔さんと合流。ところが状況はよくないらしい。数の出る瀬肩の浅トロは午前中に先客が2人入っていて、鮎をさらった後。型狙いの瀬尻はずっと翔さんが攻めているけれど反応なし・・・。この時期ですから抜かれた後はしばらくダメでしょうね。とりあえずひさ〜しぶりの青原。状況把握と瀬の岸際を探り下ってみるが反応はない。きれいさっぱりさらわれている感じ。そこでぐっと下がって瀬尻から広がるトロ瀬を探り回るがこれまた全くの無反応。広く歩いたが遊び鮎の姿も見えない。ぐるりと一回りして元に戻ったがノーヒット。それから翔さんと二人して瀬尻の深みを攻めてみたが結局この青原はボウズで日暮れを迎えた。


2014年09月07日
錦川 南桑 12:30〜17:30  14匹

 前日に掛けた鮎があったので、後半に望みを持っていた錦川南桑に行ってみた。
 お昼着。想像以上に今年の南桑は人気場所のようで、見える範囲に釣り人は10人はいる。けれども、ここ南桑は釣り場が広く、竿を出している釣り人の間に入ろうと思えば入られるところはまだまだある。しかし、きっと空いているところもすでに午前中に誰かが竿を差した後だろう事は想像できる。見回したところ前回結構鮎がたまっていた一番上の瀬の肩は人気が無いようだったので、上に上がってみた。

  

瀬の上にはもうヤナが立っている。ポイントはヤナの下に当たるので問題は無いのだが、ほんとうはヤナ場は上300m、下50mは釣り止めの規約。ちょうどヤナ守の方がいすに座っておられたので、竿を出す前に挨拶。
「こんにちはヤナのすぐ下で竿を出させてもらっていいですか?」
「ああええよ、鮎いっぱいおるやろう。やってみい、掛かるで。」
と気安くOKをいただいた。
「ほんとは下50はダメなんやけどな。でも、ヤナより下はかまわん。」
「すんません。じゃやらせてもらいます。」
こうやってちゃんとことわりを済ませておけばあちらも気に障らないだろうし、こちらも引け目を感じず、気持ちよくやれるというものだ。
 川岸から中央の、本線の広い瀬肩のチャラへと川をきる。細い分流の方には小さいながらも遊び鮎が見えている。
「こっちにそっと泳がせてみれば掛かるんじゃないかな?」
水深は足首くるぶしほどなので岸際にそっと腰を下ろして静かに囮を放す。流れは弱いからうまく囮は上がって行ってくれた。少し大きめの石が並んでいるところにさしかかったところでグルリン。
「掛かった!」
うまく抜きも決まって早々に囮を野鮎に変えることができた。



この元気鮎で本線のチャラを泳がして攻める。浅く、あまりパッとしないチャラなのでみんなに見向きされてなかったのだろう。少し掘れている筋を攻めると遡上鮎らしい元気な反応で掛かってくる。しかし、一筋一匹という感じでそんなには続かない。一通り掛けたらぱたりと反応がなくなった。しばらくしつこく探ってみたが音沙汰はない。そこでここは見切り、分流側の浅場に囮を向かわせる。こちらはぱっと見、ステキに見えないので、釣り人からも相手にされてなかったのだろうか、型は小さいけれど素直に掛かってくれる。ただあんまり浅いので2つ3っつも掛けると周囲の鮎が警戒して散るのか続かない。そこで徐々に下へと下がりながらポイントを変えて拾っていく。勢いよく落ちる吸い込みの肩までずっと掛かり続けた。やれるポイントは一通り釣りきった。

  

 船の中にはタマがたくさんたまったので
「よし!」
っとばかりに本流側に打って出る。ところが・・・グイグイと攻め込んでいったがアタリは全くない。ズンズン急瀬を下がっていきながら攻めたが結局2つほど追加できただけ。上の浅場を攻めた倍の時間を費やしてこれですからくたびれてしまった。
 一旦川を上がり車に戻って休憩。ぐっと下がって一つ下の瀬肩まで行ってみようかとも思ったが、そこではずっとねばっておられる方がお一人おられるのでやっぱりもう一度上へ上って最初の浅場を攻めてみることに決める。
 しかし、浅場の釣り返しはきつい。ようやく2つ追加しただけで一回りしきったので終わりとした。


2014年09月06日
宇佐川  16:00〜17:00 17cm   1匹

 長雨が続いて、ひょっとしたら上流部は下りが早いのだろうか。人気でなかなか入るところがなかった錦へもうこの時期だから人も減っただろうとのぞいてみた。
 囮屋さんに置いていた現地の野鮎はもうすでに産卵前の色気たっぷりのメス。さて、本流部はやっぱり人人人で入るところがない。支流の宇佐川に入ると人はぐんと減る。
「やっぱり上流部の鮎は下ったのだろうか・・・。」
まずは上流部の様子を見ようと今期はあまり調子がよくなかったという上流部ポイントに到着。ここは人がいないのでゆっくり釣れると車を駐車。ところがここで局地的豪雨情報のメールが着信。ネットで雨雲を見ると厚い雨雲がこっちにやってきているのが確認された。
「30分後にはここに到達かぁ。。。」
このところこの局地的豪雨の威力はすさまじい。あちこちで災害になっている。また、雨だけならいいが雷を伴ってたら大変だ。仕方がないので車の中でこの雨雲が通過するのを待つことにする。今日の天気予報はピッタリ的中。30分後には雨粒が大粒になり、フロントガラスをたたきつける勢いで降り始め、そして雷光が光り、雷鳴がとどろいた。
「ふう〜、待避してて正解だったな。。。」
ついでだからそのままちょっと仮眠。。。。目が覚めたら空は明るくなっており、雨雲が去ったところだったようで雨も小粒になっていた。
 しかし、もうすでに時刻は16時。
「ワンチャンスだな。」
急いで用意し、川へ降りる。狙いを瀬肩にしぼり一気に川を上へ徒渉し瀬肩の脇に座り込む。囮は岸際から上へと元気よく上がって行く・・・が・・・反応はない。そのまま沖へ誘導し芯の深筋へ潜らせ上へ泳がせるが・・・こちらも反応なし。鮎は薄い。引き戻して瀬肩の肩石回りを探るがこれもダメ。
「外したな。。。」
ここで掛からなければ期待は持てません。仕方が無いのでそのまま囮を下げて瀬の中を引き探ります。ダメダメダメと次から次へと筋を変えていますとっやっと一カ所反応があった。そこでそこで止めて泳がせしばらく待つとグリグリグリっとやっと掛かりました。けれど、この一匹はすでに腹がオレンジ色。
「あっ、終わりなんだ。」
水温の低い宇佐川上流部が終わってることがわかりました。その元気鮎に変えて続きを探りますが、全然反応なし。天気が悪いのも影響してるのか。。。時間が経つにつれて周囲もどんどん暗くなってきて、、、条件は悪くなる一方です。どんどん早く下がって、ついに瀬尻まで下がりきってしまいました。結局反応なしです。気持ちも終わってるので早々に川を上がりました。

  
2014年08月30日
高津川    9:00〜18:00   午前 0 午後 20cm〜25cmを7つ

 ついに8月も終わり。鮎釣りも終盤。いつもなら天然遡上が掛かり始める楽しみな時期、しかし、今年はその楽しみな天然遡上がいない。さて、、、これからは何を楽しみにするのか・・・・・
 久しぶりに翔さんと待ち合わせ。やっと長雨がやみ、落ち着いた高津はどうなのか?様子見は柿木専用区。あれでも小さめの鮎が数いたのだから・・・
 ところが鮎はいません。先に竿を出した翔さんもほんの2,3匹掛けただけ、こちらはゼロです。これじゃあダメねと場所移動。
 例年後半に型のいいのが出る大野原へ転戦です。長いポイントに釣り師の姿なし。これはありがたいことだけど鮎はいるのか?
 簡単な昼食を終えて、下手を翔さん、上手は自分と二手に分かれて午後の部開始。

  

 瀬肩に立って川を観察するけれど、いつもの年ならいくつかの鮎が石についているのが見えるのだが今日は全然見えない。
「ん〜、ダメかなぁ。。。」
手前からそっと囮を入れて上へと泳がせ探ります。けれども全くの無反応。さらにだんだん沖へと囮を出して大石の回りを探るけど、、、全然無反応。午前中も空振りだったことからダメ信号が頭を巡り、集中力も途切れ、もう次々次と狙いの石を変え、下へ下へと探り下がります。結局肩の少しゆるめの流れはさっさと囮を通して流れの速い尻側へ下がります。
 水引きの川だからかこの瀬尻の流れの速いところにやっと鮎がいました。ガガガガン!と穂先を押さえ込んでやっと一匹目が掛かった。少々大きくても場所が瀬尻だから下らせて流れを切ったところで鮎を止めて寄せます。20cm越のいい鮎がたもに入りました。その元気な囮に変えて同じところでもう一つ追加。しかし、ここではそれだけ。決して鮎が濃いわけではないようです。



 短いポイントなので鮎を通し終えてさらに下へ。そこでは翔さんがじっくりと泳がせています。見ているとギュイーンと竿が曲がります。
「ほう!翔さんも掛けてるんだ。」
翔さんが攻めているのは流れの緩い瀬。このポイントの下はそういうポイントがしばらく続きます。こちらも淵は飛ばして翔さんを追いかけます。大きな石が並んで流れが複雑になっているところを狙い目として囮を泳がせて行きますと、グイングインと囮が横に振れて逃げ惑っています。そのまま囮を止めてしばらくするとコンっと竿先に感じたと思ったら根掛かりのように止まってしまいました。
「ん?」
と竿を立てて力を込めるとギュイーンと引っ張ります。掛かっていたのです。型のいい鮎にありがちな掛かっても動かない手応え。それからは掛かり鮎が走り出し、竿を絞って・・・・止めるのが大変。午前中掛からなかったので囮温存釣法と竿を柔らかい泳がせ用に変えたのです。かなり引き回されてようやく寄せてタモに納めたのはこの日最長寸の25cm。これはちょっと囮には使えません。船の中から使い古しをもう一度出して活躍してもらいます。鮎はやっぱり濃いわけではありません。ゆっくりじっくり泳がせて、
「ダメだなぁ〜。」
と思い出したらポコンと掛かる。そんな感じです。

  

でも、掛かるのは全部22cm越の良型。一匹掛かったら取るのに一苦労。そしてポツポツではあるけど掛かり続けるのでそのままゆっくりと下へ移動しながら掛け続けます。
 夕方、日が陰ったらついに掛かりは止まりました。数は少ないけれど、型が良かったのでまずまず満足できた1日でした。

  
2014年08月25日
高津川   12:00〜18:00  13cm〜23cm  13匹

 振替休日。
 平日はゆっくり家を出たら市内渋滞で行くのに時間がかなりかかります。日原で囮を買って柿木まで行ったらもうお昼になってました。
 水はかなり落ち着いていい感じ。橋の上の専用区へ行ってみると平日、お盆明けというのに3人も人がいる。やり後かもしれないけれど、一番下のチャラチュアラだけ空いていたので囮換えと竿を伸ばしてそっと岸際に立つ。しかし、浅チャラにアユは少ない。手前のくるぶし水深でやっとドチビアユが一つ掛かって囮が変わった。しかし、この囮に変えて浅チャラを丁寧に泳がせて探るけど全然掛からない。しびれを切らして段落ちの瀬に囮を下げたらやっとまともな大きさの野鮎が掛かった。しかし、この段落ちの瀬はポイントが少ない。2匹ほど掛けたらそれで沈黙。その後上の芯流れも引きながら上がって探ってみたが全くの空振り。再度下がってもう一度浅チャラを攻めてみたがこちらも掛かる感じがしない。
「ああ・・・今日はダメだな。。」
 くたびれてあきらめ気分で場所替えと車まで戻ったが、
「え〜い、もう時間も少ない。ここで今日は討ち死にしよう。」
と橋の下へと出てみる。水はちょうどで石も感じいい。



けれど、ここはいつも釣り荒れなのか良く掛かったためしがない。あきらめ気分でまずは瀬肩のトロから囮を入れて泳がせる。ツツツーと囮が沖へ出て行く途中でキラリンと魚体が光る。
「あれ??掛かった??」
竿を立てるとギューンと走る。掛かった掛かった出抜いてポン。
「掛かるんかい。」
と今度は真剣に川底を見ると石の並びがはっきり見える。その石並びに反って泳がせるとギューンと走って2匹目ゲット。けれど、調子に乗りかけたところで大石の隙間に引っかかっていた木の枝に針が引っかかってしまった。これははずれないので仕方なく腰まで入って外します。これで、ポイントつぶしてその後は掛かりが止まってしまった。仕方がないのでだんだん下へと下がって、ついには荒瀬の肩へ。肩に並んでる大石の頭が狙い目と囮を下げるとここで一発掛かり。一匹目はうまく取ったけれど。続く2匹目はそのまま瀬へと走られて下がって取ります。再び方へ戻るのもつらいのでそのまま瀬の中に立ち込んで瀬の中の大石の裏にできた流れのたるんだところを狙って見ると、それがアタリで鮎がたまっていた。ガツーンと強いアタリで掛かり鮎はピューと走る。そのままたるみで アユをあしらい、筋の流れに乗せて手前へ寄せて抜く。掛かる鮎が大きいので一匹掛かったら取り込むのが一仕事だ。同じたるみで連続掛かりでポンポンポン。そのうちアタリが遠くなったので勢いで荒瀬の中にもアユをぶち込むとここでもガガガーーン。9匹掛けたところで、もう暗くなってきて掛かりが遠くなったのでやめました。
 増水の引き水で竿抜けだったのでしょうね。腕と足が痛くなりました。

2014年08月17日
高津川   8月17日 7:00〜10:00 柿木消防署前 10匹

 CAST鮎釣り大会でした。
 受付の日原道の駅へ向かう道中、携帯の防災メールが入った。ここ数日、局地的豪雨警報があちこちで発令される不安定な気象状況。防災メールを無視はできない。車を駐車帯にとめてメールを確認。30分後に日原で時間50mmの降雨予報だった。それでなくても水位は高いのに一気豪雨で増水なら大会は中止になる?すぐにネットで雨雲レーダーを確認するとほんとに局地豪雨で日原周辺だけに厚い雨雲が・・・しかもその雲は30分もすれば通り過ぎるようだった。メールが入ったのは七日市。ここはまだ雨も降ってなく、道路は乾いている。
「これなら支障なく大会はやれるでしょう。」
と判断し、運転再開。実にこの予報はずばり的中。左鎧あたりから急に厚い雲が広がり、そして雷光がピカピカまだ暗い空を走る。そして日原に入ると雷鳴とどろきバケツをひっくり返したような激しい雨。駐車場に着いたが誰も車から出られず人気がない状態だった。それでも受け付け開始時刻が近づくと一人二人と受付場所に人が立ち始めた。通り雨の情報は主催CASTスタッフもよく承知で、予定通り開催の進行。
「大丈夫、柿木方面は10分前でも道路が乾いてたよ。」
と告げると
「やっぱりね。それならOK!予定通りでいきましょ。」
と不安も吹っ飛んだようだ。今年のこの高津川の不調に加え、開催日前に続く増水の水況という悪条件下での開催にもかかわらず、勇猛な22名の参加者が集まった。開会式の夜明け時刻には、もう雨は小降りになり、この程度の雨なら川の増水もない。大会は予定通りの時刻で開始された。
 開会式後早速囮をもらって出発。
「さて、、どこにいこうか。。。」
釣りには来てるがずっと不調続きで目当ての場所もない。とりあえず、雨が降ってなかった上流部へ向けて車を走らせる。きっと参加者の皆さんも同じだろうと思いきやあんまり車がついてこない。
「ふ〜ん、これなら結構場所も空いてるかな。。」
ここ最近入っている柿木の専用区も上と下二つのポイントを釣ることができたらうまくいけば10匹ぐらいは確保できるかもと思い、とりあえず車を止める。川をのぞいてまだ誰も入っていないのを確かめて釣り支度。けれど、支度している間にキュっと車が入ってきて、さっさと先を越され、思うポイントに入って行かれました。
「やっぱり若いと勢いが違うなぁ。。。」
支度もゴソゴソ、歩みものんびりの自分ではこれも仕方がないなと納得です。
 二つのポイントのうち下の浅い場所は空いているのでとりあえず水温の低い間様子を見ることにする。
「朝の水温の低いうちはこの浅場は追わないだろうな。。。」
と思いながら場所を荒らさないよう静かに川岸にしゃがみ込み囮を放します。静かに石裏のくぼみに定位させた囮の動きが何となくおかしい。そして水中糸にビリビリ反応が出ます。どうやら群れのチビ鮎がこの瀬頭に入っているようです。
「うまく偶然で群れ鮎が掛かってくれないか?」
そのまま同じ場所でしっぽを振らせておきます。するとしばらくたってジビジビジビジビと反応があって掛かってくれました。まさに群れ鮎、12cmほどのおちびちゃん。普通なら囮にするにも心許ないのでそのまま放流というところですが、
「今日は大会だからこれでも一匹のうちだよね。」
とそのまま船に入れます。囮はそのまま再び石裏のくぼみへ。しかし、やっぱり群れ鮎。あちこち移動しているようで反応は消えていました。それから石裏石裏と囮を移動させているとピチョンと群れ鮎が跳ねました。
「おや、今度はここにおるか?」
と再び囮を定位させ、そこで尾を振らせて待ちますと再びジビジビジビで掛かりました。
「縄張り鮎が動き出すまでこれをやってよっか」
と思って再度囮を出したところ、増水で流れてきて石の下に挟まっていた木の枝にイカリが絡まってしまいました。
「アイタ!外しに入ったら群れを散らしちゃうな。。。」
なんとかはずそうと竿をしゃくって抵抗してみましたがダメです。はずれません。仕方がないので川に入って外しました。囮はちゃんと回収できたけど、やっぱり残念、群れは散ったようで気配がなくなってしまいました。再び川岸に戻って仕切り直し。今度の狙いは瀬の中の追い気の強い鮎。
「そろそろ追い気が立ってきてないかな・・・」
とちょっと期待して水勢のある筋に囮を入れてみます。これもラッキー、思った通りに反応があってすぐにギュルンと掛かってくれました。段下がりの頭で掛けたのでついて下がらなくてはいけないところですが、掛かった鮎が小さいので場を荒らすことなくその場で抜くことができました。小さいと言っても先程の群れ鮎とは違います。早速囮を野鮎へと交換します。元気な野鮎が囮となったので、いよいよ本格的に泳がせでこの浅場を攻めることにします。
 ところが勇んで攻めた流芯は全く反応がありません。
「はぁ〜、期待したようには鮎はいないかぁ。。。」
かなりしつこく、また広く囮を泳がせて探りましたが全くだめです。
「やっぱりダメかぁ〜。」
今年のへそ曲がり放流鮎は勢いのある流れの瀬には入らない・・・この傾向をこれまでの高津での釣りでわかっていましたから「やっぱり」です。
 そのままずずず〜いと流芯及び対岸際の太い流れを探って上がりましたが結局全くの反応なし。再度元の瀬の肩付近まで下ります。反応があったのはピチャピチャ浅場の岸際だけ。そこで針を小さく、ハリスを固くして立ち位置芯から岸際ピチャピチャへ囮を向かわせます。するとやっぱりここだけ鮎がいました。型はとっても小さくて囮にしてもとってもデリケートに扱わないとすぐに参ってしまうので、とっても慎重に竿操作して泳がせます。これで、ぽつりぽつりとおちび野鮎を追加。しかし、掛かるのはピチャピチャ水深だけですからポイントはそんなに広くありません。3回も囮を通して、、、ついに全く反応がなくなってしまいました。
 「ああ〜普通ならこれはもうポイント移動のタイミングだがなあ。。。」すでに時間は終了時間が近く、場所を移動しても釣る時間はほとんどありません。仕方なく、再度芯と深みを探ってみたけれど、時間が経って昼が近くなったにもかかわらずやっぱり流れの中に鮎の反応はありません。ちょっとねちっこく探っていたらまたまた石底に引っかかっていた流れ枝に針がからんでしまいました。これが勢い強く深さもあるところで外しに入ったけれど手を突っ込んでも囮に手が届きません。手を伸ばしてなんとか外そうとしてたらプチンと付け糸で切れてしまいました。1っぴきロスト。
「どうせ掛からんし、無理してやってもせっかく掛けた鮎をロストしたんじゃ情けないよね。」
とまだ少し時間は余っていたけれど、やめて検量本部へ帰ることにしました。
 結構時間は余っているのに検量所にはすでにかなりの選手が帰ってました。どうやらみなさん苦労されたみたいですね。自分のアユを数えてもらったら、小さいながらもなんとか込みの12匹になっていました。これがなんとトップ同匹数でした。CASTの釣り大会は同匹の時はジャンケンで順位決めする決まりです。
「ああ・・・ジャンケンならダメね。。。」
そう、読者の皆さんはもうご存じでしょうが、かずべ〜はジャンケンがとっても弱いですから。。まあ、同匹になる前に「もう一匹釣っとかんかい!」という話しですね。・・・・・結果ジャンケンで負けて準優勝となりました。ちょっと小さいアユを相手にして集中しっぱなしでちと疲れました。表彰式が終わったら、用事もあったのでこの日はそのまま帰宅しました。

         
2014年08月13日
佐波川  13:00〜16:00   金波堤跡 7匹

 雨雨雨と続いていますが、瀬戸内側の佐波川の方が水位は低いようです。昨日掛けた鮎がまだ元気なのでそれを持って佐波川へ向かいます。
 金波堤跡の上、老人ホーム前に行くと親子づれが水遊びをしていました。
「おっと邪魔しちゃいけないな。。。」
と少し下から川に入ります。しかし、瀬頭のヨレ場にはすでにお一人人が入っていました。これも邪魔にならないように対岸へ渡り、上へ上りました。しかし、そこはどうも流れも底も変化の少ないところで攻め味がありません。水が高いときにはよくぽつりぽつりと掛かっているのを見ますが、低いとなんてことのない場所です。それでも大きい石が並んでいるところをしつこく攻めているとなんとか囮が変わってくれました。型はまずまずの20cm級。

  

けれど、その後は反応なく上へ上っても下へ下がっても音沙汰なし。瀬肩でやってた人もぽつりぽつりとは掛けてた様子だけれど、パッとしない感じ・・・。
 先客さんは瀬肩におられたので、その後きっと瀬に下られるだろうと思って空いていたけど竿を差さずに上のトロに上がったのだが、どうやらその方は瀬を責めるつもりはないようだ。そこでぐっと変わって瀬尻まで移動し、囮を入れてみますとガガンと強い手応えがあり20cm級の良型が掛かりました。けれど、これまたそれっきり。下へ下へと探り下がってみるけど反応なしです。今日はこのまま実家へ向かうのでそんなに遅くまではできません。
 あきらめて竿をたたみかけたときに先客さんもやめられる様子が見られました。

  

「空くのだったら最後にあの瀬の掛かりの一番強いところに囮を入れてみるか。」
ほんとはそこが一番囮を入れてみたかったところなのです。急流の中、掛かったら良型であることはわかっていたので、ガツンに対処できるように上竿構えで囮を手前に入れると・・・一発ガガガーーンです。それからは連発。囮を入れるごとにガガガンとひったくるアタリで良型が掛かります。しかし6連チャンしたところで大石の下に挟まっていた木の枝に根掛かり。これははずれません。しかたなく外しに入ったけれど、囮が石の下に入り込んでいて救出不能。しかたなく仕掛けを切りました。もうやめなくてはいけない時間が迫っていたのでそれで終わりとしました。

  
2014年08月12日
高津川 12:00〜17:00   10匹

 夏休み釣行も終盤、せっかく楽しみにしていたのにこの絶好期がずっと雨模様。カ〜!っと太陽の熱射が照りつける真夏の友釣りを体験できずに終わりそうです。
 今日も天気は曇り。お天気が悪いと出発もなんとなく遅くなります。ちょうど12時に柿木の到着。今日はちょっといつもはいかない上へと歩いて探訪してみます。福川川側を歩いて上っていくと上に堰堤。その少し下になんともおもしろそうな浅瀬が段落ちの瀬の上にありました。
「こりゃ、おもしろそうなところだな。」



水深は膝までのチャラ水深。そして結構大きな石によって幾筋もの流れの筋ができています。ごくりつばを飲むおいしそうなポイント。
「浅く細い川幅だからそっと静かに・・・・」
川岸に腰を下ろして座って囮を出します。それぞれの筋に鮎が着いていそう・・・・ですが・・・石の色もいいのになぜか鮎は掛かりません。囮は元気でピュピュと泳いでくれるのに・・・全然掛かりません。
「おかしいなぁ・・・」
思ったように掛からず、次から次へと筋をつぶして30分経過。ようやく一番深い筋で一匹だけ掛かりました。その元気囮に変えて再度攻めるけど、後は続きません。さらに次々にポイントをつぶしてそこで根掛かり。この根掛かりが外れないので仕方なく外すために流れの踏み込みます。



するとそれぞれのおいしい流れには鮎が見えません。
「ありゃりゃ、、、この流れには鮎が着いていないんかい。」
結局その後も鮎を追加することなく段落ちの瀬の肩まで下がってしまいました。
「こりゃ、ダメだ。」
おいしそうなポイントはダメポイントでした。。。。しかし、また天然遡上が柿木まで上がってきた年にはもう一度攻めてみたいところです。思ったところで全く掛からないこの浅瀬ポイントは早々に見切ります。
 そして再びトコトコトコと下へと歩きます。すると、お昼を過ぎて思うように掛からなかったのか、グッドポイントに入っておられた先行者のお二人さんの姿が消えてました。
「ラッキー、これならいいところに入れる。」
午前中の攻められた後だからそんなにいい感じでは掛からないだろうけど、他に思いつく場所がありませんので入ります。トロから少しずつ下がって下がって・・・太もも水深のトロは掛かりません。下へ下がるとかけ上がりで段々浅くなります。そうして抱え石の頭が上に出てきます。

 

 ここからが狙い目。囮を自分より上へと泳がせ上らせ、その頭出しの石の頭に囮を泳がせて石裏から石の横の水道を上らせ、石の頭でぐるりと反転これを2,3回やるとしの石のついている鮎はまずアタックしてきます。囮にしょわせた水中糸に常に水流の重さを掛けてしっぽを振らせ続けないとすぐに囮が流れに負けて針が根掛かりを起こしてしまいますので囮の元気さとオバセの管理がミソです。グルリン、狙い通りに一匹目。囮が変わったらさらに元気よく泳いでくれるので捜査が楽になります。けれど、今度は水中糸の水流の重さを少なくしないと勢いよく上りすぎてポイントを通り過ごしてしまいます。鞭を打つようにヒュンヒュン水中糸をあおってストップアンドゴーやヨタヨタ泳ぎで次の狙いの石へと誘導します。
 狙いの本筋、おいしそうな筋ではやっぱり掛からない。もうすでに午前中に攻められた後です。けれど、さらに浅場へと下がって頭大の小さな石を丹念に囮を通していくといくつかは鮎が残っています。こういう浅場は大事なのはこちらがあまり動かないこと。竿の角度で囮の位置を変えて探り、掛かっても一歩も動かず座ったままで抜き受けをして座ったままで囮交換をし、そのままの姿勢で再び囮を出していく・・・。これで、攻め続けられるときは調子よく掛かり続けます。しかし、その場で立ち上がったり、一通り竿が届くところを探り終えて、ポイント替えに立って5mもそっと動いたら、もう掛かりズムが狂ってしまいます。下手したらその後は一匹も掛からなくなってしまったりします。根掛かりしても万事休す。ということでおもしろく5匹を拾って、掛かりが遠のきます。

  
 けれど、大丈夫。もう一つ下にこれまたおもしろいポイントのチャラチャラの瀬肩が控えています。ここは攻めやすいのでいつも誰かが竿を出した後なのか水深のある本筋ではいっこうに掛かりません。普通なら誰も見向きもしないようなヘチの浅場。水深が浅くなれば浅くなるほど鮎が掛かる・・・そんな場所なのです。しかし、雨で水深が上がっている今日は調子よく掛かってくれません。もしかして先行者が上手に掛けきった後だったのかもしれません。かなりしつこく攻めてみたのですが、チョロチョロの流れで小さいのが2つ掛かっただけです。
「やっぱりおもしろいのは中段の石ゴロゴロや。」
ということで再び上がって石ゴロゴロの袋場へ移動します。
 さすがに一度さらったところはなかなか出てくれません。根掛かり覚悟で葦の際すれすれを探ってなんとか2つ追加したけれど、曇り空の日暮れは早い。目印が見えづらくなってきたと思ったら全く掛からなくなったのでやめました。

  
2014年08月10日
高津川  柿の木 14:00〜16:00   2匹

 雨ばっかり。でもそんなに多い降水量ではないから竿が出せないほどではない。
 朝ゆっくり起きて、ネットで確認、竿が出せることを確認して家にいてもどうせゴロゴロするだけの休日だからと思って高津へ向かう。
 雨ばかりで全然暑くない真夏。いいこともあります。鮎を持って帰ってもブクブクを欠かさず、水を入れ替えれば翌日まで囮は生きているのです。囮があるから昼からでも行く気になれます。
 またまた入った柿木には他に釣り人もいません。水が落ち着かないとここの鮎は瀬から姿を消すのです。さらに昨日自分が攻めたポイントです。自分向きの鮎はすでに昨日掛けているのですから残り物はいません。ぐっと下がったチャラ肩でなんとか2つだけ掛かったけれど、後は広範囲に探り歩いても全くの反応なし。だんだん気がめげてきます。おまけにちょっとだけ期待した夕方の時合いも夕方にさらに天候が悪くなり重く厚い雲に空が覆われ、真っ暗状態で全く追いそうもありません。そうしてついに雨が落ち始めたので早々に退散しました。
2014年08月09日
高津川       12:00〜17:00   10匹

 8月初旬はいつもの年なら一番鮎が掛かる時期です。しかし、今期は不調にくわえてこのいい時期に雨雨雨です。増水でままなりません。
 今日も雨後の増水。冒険はせず、鮎がいるのがわかっている柿木専用区へ。
 上のトロから始めます。増水は鮎に追い気が出て好漁期待ですけど、不思議にここの鮎は増水すると反対に鮎が姿を消します。あまり影響のない水深のあるトロにはなんとか鮎が残ってます。ゆっくりと鮎を泳がせるとひょんと目印が跳ねて鮎が掛かります。しかし、一カ所でまとまった数は出ません。ゆっくり静かにこちらが動いてポイントを広く探ります。すると交通事故のようにひょんと鮎が掛かる。まあまあよかったのは対岸ギリギリの葦の根元。増水におびえて葦の間に魚体を隠すのかもしれません。その葦の根元の筋を縦に探ってこの筋では5つ出ました。
 元気のいい囮も手に入ったのでちょっと冒険に波立ちのある早瀬に囮を入れて引いてみますが、やっぱりこれは不発。この最盛期ですら鮎は瀬にはいないのです。これが高津の放流鮎です。なんでしょうか、泳ぎがへたくそなんでしょうね。瀬につかない鮎では全く友釣りがおもしろくありませんし、数も掛かりません。
 泳ぎの下手な鮎はチャラに集まります。浅いチャラ瀬でポンポンと追加できたけど、最初に調子よく掛かった後は音沙汰がなくなります。掛けたところでの釣り返しが効かないので結局最後まで調子は上がらず、曇り空の元では夕方も早く暗くなり、追いも止まります。
 全く音沙汰がなくなったところで早めの納竿となりました。
2014年08月05日
高津川 11:30〜17:30     9匹

 そろそろいいはず…と七日市へ
 けど、まだ思ったよりも水位が高く、太い流れを漕いで上のポイントへ上るのは厳しそう…と、横の高尻川を見るとチャラチャラだけど石の色がすこぶるよい。



「ひょっとして、こっちに鮎が入ってない?」
と竿を出してみる。ポイント狭く、でも竿抜けなら案外掛かりそうだった・・・けれど、鮎は掛かりません。橋の下手の合流落ちの瀬の頭でなんとか一つだけ掛かってくれました。



「まぁ、一匹でも囮の天然が手に入ったのだからよしとしよう。」
 早々に竿をたたんで柿木専用区へ移動。前回の土砂降り強制終了の続きがやりたかったのです。しかし、、、今年の傾向ですね。増水して勢いが出た瀬の流芯からは鮎が消えてしまう…。いつもの天然遡上元気鮎なら増水したら瀬に隠れてた鮎が出てきて芯は爆釣となるのに、どうやら高津の地場産養殖鮎は流れに弱いようで芯にはいません。かといって中下流部のように瀬の近くにドン深の淵があったら底に固まってて動かない…網にも掛からない。いくら大きい鮎を育てると言っても放流が遅く、流れに弱く、群れて散らばらず、移動もしなくて釣りにも網にも掛からないのであれば漁獲の対象にならず宝の持ち腐れみたいなものでたくさん放流しても放流してないのとおんなじ事ですネ。
 ということでやっと掛かったのは対岸際の普段は足の裏程度の水深の浅チャラ。ここでなんとか掛かって囮確保。

  

そして上のトロへ移動…してたら途中の小さな瀬の回りにできた普段はフクロの

場所でハミ跡を発見。そこでじっと固まって静かに泳がせて探ると掛かってくれました。
「なんだ、ここが一番掛かる場所なんか。」
途中アタリが遠くなったときに上のトロ、下のチャラと回ってみたけれど、結局掛かるのはここだけでした。左岸本筋はアタリが少ない。右岸浅場の石ゴロゴロで静かに泳がし石の頭でくるりんぱでグルンと掛かる。天気が悪いので早く暗くなり、追いも早く止まった。

  
2014年08月02日
高津川 10:00〜12:00     8匹

 昨日の雨はすっかり上がって、今日は翔さんと一緒に柿木攻めです。
 翔さんは先に入って、元気のいい囮を確保してくださっていた。その元気のいい囮を持って自分は下へと下りながらトロを泳がせます。しかし、囮は結構よく泳ぐのに、全然掛かってくれません。
 このところ他では掛からない高津川なので、この柿木専用区は人気場所にもなっており釣り荒れかもしれません。変化のあるところをと狙いを変えて、下にあるチャラへと下ります。水位が落ち着いたらチャラ。今年はこのパターンだとわかってきたのです。一番下にある浅場のチャラでチャラ頭に膝をついて座り込みます。

  

 この座り込み、自分を動けなくし、また姿勢を低くすることで囮の泳ぎがよく見える。また、自分が動けない分囮を泳がせようとするのでじっくり泳ぐのを待てる。また、こちらの姿勢が低くなり、影が映らず野鮎の警戒心を薄める効果もあるのか、よく掛かるんですよね。ただし、正座したまま囮交換、また姿勢を崩さずに抜き受けする抜きコントロールが必要になります。
 よく追ったのは足下の掘り込みの筋や芯流れではなく対岸際の激浅場の頭出し石回り。ツツツと沖まで流れを横切って、上に上がりしな、頭出しの石横を通過する時にグルリンと掛かります。
「掛かるのはあの筋か?」
反応のいい筋を見つけたのでそこを集中して攻めます。これがアタリで調子よくポンポンポンといいリズムで掛かります。なんか忘れていた去年までの鮎掛けリズムが戻ってきた感じです。

  

 けれど、その展開はそんなには長く続きませんでした。暗くなってきてた空から雨が落ち始めたのです。浅いところなので、急な雨たたきに鮎がびっくりしたのか反応が出なくなりました。時間もお昼、ちょっと置いて車に昼食を取りに戻ることにしました。
 午前中の反応を振り返りながら翔さんと二人食事を取りながら話します。翔さんは深めのトロで静かに泳がせ、型のいい鮎を丁寧に掛けていました。こうやって二人で振り返りながら話すと自分の釣りを丁寧に振り返ることができるとともに、午後の釣りの組み立ても考えることができ、また心新たに意気をあげて釣りに臨むことができます。昼食をとっている間に雨も一旦上がりました。
「よ〜し、後半戦がんばりましょう♪」
 元気復活、勢い持ってそれぞれ中断したポイントへ別れます。僕の方はさっきのチャラへ。そうして竿一本分ほど動いたところに再び座り込んでそっと囮を出します。ところが・・・ちょうど囮を出したところで再びの雨・・・それも今度は大粒です。そのうち川面を音を立てて雨が落ち始め、ついには目印が見えないほどの勢いに。



「こりゃ、ひどい・・・。」
と思うまもなくゴロゴロゴロと低い雷鳴が響きました。
「あかん!」
釣り続行不能と判断し、急いで囮回収。仕掛けを撒いて入川点へ足を速めます。何も声を掛けたわけでもないけど翔さんも同じ判断で、すでに入川点にたどりついておられました。
「はぁ〜、やられましたね。」
体を強くたたきつける雨に会話も少なく、とりあえず橋の下へ入ります。そこには朝から同じく釣っておられた地元の方も雨宿りに入っておられ、「参りましたね〜」とお互いに声を掛けまして、だんだん濁りも入ってきたので釣りをあきらめ、早々に退却となりました。
2014年08月01日
匹見川       9:00〜16:00  14匹

 梅雨が明けたというのに雨が良く降ります。そんなに雨量は多くないので水はすぐに引くのだけれど、落ち着きません。
 今日は匹見の方が水が低いようなので町内まで一気に上ります。上流部の放流鮎は泳ぎが下手なのか流れのきつい瀬の中にはいません。そういうことがだんだんわかってきたので狙うのは流れの緩い瀬で泳がせで狙います。それでも最初の養殖囮から野鮎への囮変えは流れのある瀬の方が早い・・・そう考えてまずは下にある段々瀬の瀬肩に立ちます。けれど、そこに鮎は見えません。見えなくてもいくつかは石についているだろうと囮を入れて瀬肩一番の大石回りを探りますが掛かりません。次第に囮を下に下げて2番石、3番・・・全然ダメですこれ以上下がったら本流れに入るというとこまで下がってみたけれど、だめそうなのでここでの囮変えはあきらめました。
 そうしてぐっと上がって狙いの緩瀬へ。もう最初っから養殖囮で泳がせます。ちょっと危険な行為ですができるだけ対岸際の浅いところを狙って養殖に負担が掛からないように泳がせます。半分は囮任せで上らせていくと岩陰でグルンと魚体がひねられて一匹目が掛かってくれました。

  

元気な囮が手に入ったので深いところ浅いところ、流れの早めのところ緩いところと広範囲に泳がせて探りますが・・・どうも鮎が薄い。掛かるのは浅い岩場だけでした。ここで5つ拾って、もうポイントを攻め尽くしたので場所替えとします。

    
 町内はずっと人が入っているので外れた下の浅い瀬に入ってみます。この浅い瀬は石が茶色く光っているので生つばゴックン物と期待したのですが鮎はいません。石も小さいので群れ鮎の出ハミ場なのでしょう。それでもということがあるかもしれないので一通り囮を下の瀬肩まで通します。・・・・ノーヒット。そして段々瀬まで囮を下ろしたけれど、やっぱり流れの中に鮎はいません。対岸側が少し深くなっていたのでその中に大きい石を見つけちょっと念入りに攻めてみると2つほど出てくれました・・・がこの浅場はそれっきり。

  

 そこで、今度はぐっと上へ上がって、一段上の瀬肩まで移動します。この瀬は小さい瀬ですが頭出しの石が数多くありおもしろいポイントでした。泳がせながら石回り、石の間の筋、石裏と探っていくとここという場所で掛かってくれます。ただ、、、ポイントが狭い。一通り囮を通しきったところで沖に通る本筋に囮を入れて引いてみたけれど、こちら流れの中ではやっぱり掛かってくれません。仕方がないのでもう一度先程攻めた瀬肩を・・・と思ったときにパラパラと雨が落ちてきました。空を眺めるとどうやら一雨通りそうです。黒い雲が近づくと共に雨の勢いがきつくなってきたのでひとまず退散。

  

 車に戻って車中でおにぎりを食べて雨が通り過ぎるのを待ちます。けれど、なかなか雨脚が弱まりません。スマホで雨雲レーダーを見るとまだしばらく雨雲は被さるようです。1時間ほどウトウトしながら待っていたけれど、そのうちゴロゴロと雷が響きました。2,3度光もしました。
「こりゃ、ダメだ。」
 雨雲レーダーで見ると下流の方は雲がかかってないようなのであきらめて一気に匹見川を下ります。レーダー通り下るごとに雨脚が緩くなり、猪木谷から雨が上がりました。
「よし、ラストワンチャンスだから、再び豊川発電所下がどうなったかやってみるべ。」
と入ってみます。いつもの年なら大賑わいの駐車場に車はありません。らくらくで思いのポイントに入れます。
 瀬肩、石の色は結構いいけど小さな遊び群れ鮎ばかり。あちこちで跳ねが見られるけど瀬肩から瀬へと下げて探っても全く追いの反応はなし。
 瀬尻からかけ上がりのトロに鮎の姿なし。
 前に一つだけ掛かった竹藪下の浅チャラは今日もやっぱり光っている。ここを上に上らせながら探ったら、今回も早めの反応でビビビンと掛かってくれました。
「やっぱりあそこにはいるんだ・・・。」
けれど、やっぱりそこだけでした。

  
 さらに下がって本ポイントに入るといい石が並んでいるだけその石が死んでいるのが目立ってきます。色悪い、石の表面が砂をかぶったように表面が覆われ、鮎が石をなめた後が全然ない。おまけに石の間には緑黒いコケが生えている・・・。下がれば下がるほどに鮎が掛かる気がしなくなって、もう途中でやめて竿をたたみました。

2014年07月27日
錦川 南桑 9:00〜17:00      13匹

  今日は翔さんからのお誘いがあり、ぼちぼち好調子になってきたらしい錦川の南桑で一緒に竿を出すことにした。南桑に着いてみてビックリ☆すでに竿の乱立です。見える範囲ズラリと釣り師が立ち並び、
「今日はここでどこかの大会でもやってんの〜?」
っていう感じ。竿の数を数えたら20本。

  

 翔さんは一番上にいて、すでにいくつか掛けていらっしゃるよう。早速行って挨拶をし、囮をもらって瀬肩の上にちょっとできている浅棚のチャラに座ります。それより上は淵となりポイントから外れてしまうので、移動はできません。けれど、この浅棚のチャラにも少し鮎が残っていました。座り込んでじっくりと囮を泳がせて回ると、大きめの石回りで一匹一匹と拾うことができます。入れ掛かりというわけにはいきませんが変えた囮が弱る前に掛かってくれるので、これでも考えてみたら今シーズンでは一番よく掛かってるリズムかもしれません。そのまま浅棚のチャラでお昼までやって9匹になりました。お昼のサイレンで一旦川を上がります。

  

 気がつくと入川時にはあれだけいた釣り人がすっかりいなくなっています。ちょうどお昼時で食事に川を上がられたのと、場所替えで移動されたのと・・・そういえば午前中、一番上に座っていたので、全体を見渡せたんですが、あんまり竿は立ってませんでした。「釣れる!」と評判になったら一斉に人が集まって、きっと一通り鮎が抜かれてしまったのでしょう。たくさん人が入っていた下の方にはいい感じのチャラが広がっています。午前中、チャラで掛かったことから、
「人がいなくなったあのチャラは昼から水温が上がってら爆釣じゃない?」
なんて捕らぬ狸の皮算用をしながら翔さんと二人でおにぎりを頬張ります。
 けれど、やっぱり昼食で一時上がりされてた人たちが一人、また一人と川に入られ、キロリン光った瀬脇のチャラ場は足場になってしまいました。目の前付近に空きポイントはなくなったので、仕方がない、釣り下がっていってぐっと下の空いた瀬回りを探ることにする。南桑の釣り場は広い。探りながらの目的地までの釣り下がりに2時間を費やした。その間追加は0。さすがやっぱり午前中に攻められた場所。やすやすと掛かってくる鮎はいません。途中、掛かると見込んだ浅チャラにも当然囮を泳がせてみたが、もくろみはまんまとはずれ、浅チャラに鮎はいませんでした。
 夕陽が山に掛かる前になってやっと掛かる壺を発見。対岸側の深い筋。鮎は偏っていました。この壺では囮を入れて底へ沈め、止め泳がせでしっぽを振らせて待っているとそのうちグリリンといい型の鮎が掛かってくる。
「なんでこの一点にこれだけ鮎が?」

  

一通り掛けきって、これだけいるのなら手前の早瀬にもいくつかおるでしょう?と丁寧に囮を入れて探りますが全然反応なし。山に陽が落ちて暗くなったからでしょうか?それでもちょっと友釣りの楽しさを思い出させてくれる南桑釣行でした。
「もう一度終盤に来るから楽しませてね」

2014年07月26日
高津川   13:00〜17:00        0匹

 「今日は久しぶりに川の水も落ち着いたし、匹見筋の様子を探ってみるかな。」
という気持ちで高津に入ったがゆっくりスタートしすぎてもうお昼の時間。
「これから匹見を上がって行っても時間があんまりないよなぁ・・・」
などと考えながら横田の橋を渡る。合流点の匹見側を見ると去年と川筋が変わっており幅のある浅瀬が長く続いている。
「こんなにいい流れになったのに、鮎がいないなんてもったいない話しだよなあ。」
今シーズン、ここで竿を出してる人を見たことありません。つまり掛からないのでしょう。
「でも、やっぱり試してみたい。。。」
 ハンドルを左に切ります。
ちょっとばかりは夢を持って入ったのに、見事にその夢は打ち砕かれます。まずは瀬の中段。流れの速さが一段落した少し石の大きいのがぽつりぽつりと入っているところから
「ここなら囮も上に泳げて囮替えには一番だろう。」
思った通り、養殖囮ちゃんでも流れに負けずに上へと泳いでくれます。・・・・が、、、掛かりません。上揚げツンツンでも石頭くるりんでも石裏ウロウロでもまるっきりスカです。
 その後、囮の泳ぎが弱くなるのに合わせて瀬を下り、流速のあるところを引きながら探って下がります。ついに合流点まで下がりきって、ノーヒット。
「はあ〜、やられたか。。。」
 ポイント変えしようと思ったけれど、本流側に出ると本流側の瀬が目に入ります。こちらも大小入り交じった石が入っており、いい流れ。
「手つかずのこのポイントに囮を入れずに変わるんか?」
迷ったけれど撃沈覚悟で閉まった竿を再び伸ばします。
瀬頭の抱え石にはハミ跡がついているのに鮎の姿は見えません。囮を入れてもやはり反応はありません。遠いあっちでチビ鮎がピョンピョン跳ねてはいるけれど、掛かりそうな鮎はいない・・・・。広いポイント、誰一人いないポイントを前へ下へ瀬頭から瀬尻までグイ〜っと囮を刺してみたけど、結局ノーアタック。。。最後に瀬尻の開きのトロまで囮を変えて泳がせて探ったけれど、完全な空振りのボウズ。。テンションがくんと下がって帰ることにしました。
2014年07月24日
高津川  9:00〜18:00         5匹

 やっと雨も上がって落ち着いた感じ。休みが取れたのでのんびり平日釣行。9時に日原漁協に到着、目の前の瀬肩がいい感じに見えます。川はいい感じなのですが石の色は光っていません。この場所は好きでいつもは良く入るのですが今年はこの石の色と鮎が見えないのとでまだ竿を出してません。平日釣行のゆとり気分で「ダメでもいいかあ〜」なんて入ります。ところが・・・・川岸に立っても鮎見えません。瀬肩泳がせても反応ありません。救援の肩石に下げて引いても、、、ついには下げて急瀬にぶち込んでも全くの無反応・・・・。広いポイントを歩き回ってくたびれただけでした。昼のサイレンであきらめて川を上がります0匹。
 ゆとりでかかって、だんだん焦るのはいつものこと(汗)。次はマークしてたポイント左鎧です。天然遡上があるいつもの年なら魚影バツグンで人気場所、なかなか入れないところですが今年はやっぱり誰もいません。けれど、やっぱり川の様子はいいんですよね〜。ところが川に降りて立つと先日水量が多いときに立ち入って見えた魚影が全然見えません。「はて?どうして???」着き場所が変わったのかとポイントを変えて探ってみるけどやっぱり全然ダメです。
「もしかしたらすでに網でさらわれた???」
とにかく一匹も掛からないのです。朝からまだボウズ。。。時間は残り少なくなってきてもう余裕かましてる場合ではありません。焦りが出てきました。まだ少しポイントは残してるけど思い切って竿をたたんで再度の場所替えです。
 というわけで最後は確率の高い柿木へ。もう時間も夕方なのでポイントは空いてます。上から順々に泳がせながら徐々に下がっていきます。どうも反応が少ないのはやっぱり誰かのやり後なんでしょう。それでも脇目の石回りなどの竿抜けポイントで掛かってくれました。きびしい釣りが続きます・・・・

 
2014年07月21日
 佐波川     15:30〜18:00      5匹

  3連休の最後、運転疲れで休養と家居していたところ昼過ぎにタケさんから電話があり友人と二人で佐波川で苦戦してるらしい。そこで囮を買って応援にと佐波川へ向かった。
  到着するとタケさんたちは新しい囮をすでに入手していたので3人で金波へと入ってみる。ちょっと増水で瀬は流れが強く攻めにくそうだったので、まずは瀬肩のトロに立って元気囮の確保を狙う。タケさんから貸してもらった囮はちょっとよろよろした使い古しだったので流芯を避け脇の浅場をそろそろと泳がせて上らせる。
 「こんな際の浅場には鮎はまだ着いてないかな。。」
と思ったが運良くはぐれものの縄張り鮎がいたようでてっぺんまで登ったところでツンツン頭を持ち上げたらビビビンと掛かってきてくれた。これで元気な囮が手に入ったので早速流芯へ向けて泳ぎ出させると意外と反応よくグリングリンと掛かってくる。元気囮をタケさんに分け、ポイントを教えるとすぐにタケさんも竿を曲げだした。しかし、この日、一番追いがあったのは実は流れがきつくなっている瀬であった。瀬尻に入ったタケさんの友人は連発、入れ掛かりで良型をタモに飛ばしている。こちらもちょっと追いが遠くなって囮が押しに負け上がらなくなったら荒瀬の肩まで下がったらガーンと一発。20cm越えの良型が竿をひったくった。日が落ちかけて辺りが暗くなったらピタリと追いが止まったが、久しぶりに手応えのある友釣りができた感じがした。

  
2014年07月20日
つり具のまつお 釣り大会 囮込み5匹

  さて、いよいよ大会当日ですが・・・・前日の試し釣りでガクンと意欲減退してまして、出発前はやる気満々、受付早々フル回転でゴーするつもりで前日入りしたんですが、出発もスローリーになってしまいました。と言っても結構早い時間に受付を済ませ、とりあえず本命の天ヶ瀬温泉に行ってみます。するとすでに天ヶ瀬温泉前は向かい合いで竿が差され、トーナメント状態。割り込む隙はありましたが、気持ち的にそういう気分になれず、撤退します。
  天ヶ瀬をあきらめたはいいけど、玖珠川は全然ポイントがわかりません。川を見ながら下っていきます。すると国道から川が少し外れたところに瀬を見つけました。
 「こういうところなら案外竿抜けかも?」
なんて考えて今日のはじめをここにします。道に駐車帯があったので車はそこに楽に駐車できそうでしたが・・・ちょうど道横の畑で早朝から草抜きをされている地元の方お姿を見たので、
 「すいません、アユ掛けでこちらに来たんですが、あそこに車を止めさせてもらってもかまいませんかねぇ。」
とお尋ねしましたところ
「あぁ、おやまあ山口からわざわざ来られたのかね・・・」
と言うことでちょっとお話が弾みましたw
この日田の川は景観は素敵だけど普段高津や錦で掛けている私たちには川の中がとっても汚くてやる気をそぐところがあるのですが、お住まいの人がとってもいい人たちばかりで心が洗われます。川がよくても他県からの釣り人は冷たくあしらわれる高津でやってるとこういう人の温かさにはほっとします。おまけに庭で作っているタラの芽をいただいてありがたいありがたい。小一時間ほどお話をし、
 「ここら、車上荒らしがあったりするで、あそこじゃなくってうちの前に止めて釣りぃ。」
と言っていただけたので、車を移動し、お礼をいっぱい言って、
 「こりゃ釣れたら大会でもアユを差し上げないとなぁ。」
と二人で言いつつポイントへ。ところが結構良さそうに見えたこのポイントも反応なし。狭いポイントなので2時間ほどやって、一通り囮を通したけれど、二人ともノーヒットで場所替えにします。
 「おばちゃんにアユをあげるどころとちゃうで・・・」
 車を止めさせていただいたお礼だけ言ってその場を後にします。
  次に入ったポイントは沈下橋の下と上に瀬が広がる広いポイント。
 「これだけ広かったらいくつかぐらいはアユがおるやろう。」
 広いポイントに釣り人はいなかったので二人で占有です。右岸、左岸に分かれてお互い向かい合ってアユを探しますが、これまた反応なしで時間だけが過ぎていきます。
 時間も昼を過ぎ、未だ二人ともノーヒット。おなかも減って戦意喪失気味になったときにやっと一つこちらに掛かりました。けれど、ここもすでにだいたい一通り竿を差したので昼食&再度の場所替えとします。もう時間的に次が最後の場所ということで、どうせ釣れないなら少しは場所がわかる大山へ行こうということになりました。
  朝からがんばって、それでもノーヒット。タケさんはくたびれて一眠りするということで、車に残して過去に何度か入っていい目をしたことのある場所へ一人向かいます。大山は昨日試しに入って全然だったから期待はしてません。ポイントの下では家族づれが泳ぎに来ていましたが
「もう、それでもええわ。」
 半分投げやりな感じでポイントに入ります。ところがやけくそになったらなんとかなるものです(笑)。あちこち囮を入れて回ってるうちに掛かってくれました。
 「うを?!おった。」
 掛かる鮎は良型。手応え十分です。これといったいいポイントをねちっこく泳がせて探り回すとグイーンと掛かります。掛がいいわけではないので4匹掛けて一回親子どんぶりしたところで竿をたたむ時間となりました。
 「まぁ、ボウズじゃなかったからよしとしよう。」
というわけで検量場へ向かいます。
 結果は込み5匹は67位。全体の真ん中ぐらいかな。
  でも、この大会はほんとに参加者全員にあたる賞品がよく、また釣りでくたびれた参加者に豪勢なお食事で迎えてくれて、なので参加者も全員が最後まで会場に座り、にぎやかでとっても楽しいのです。この会場で、日田漁協の組合長さんの挨拶がありました。会長さんは開口一番
 「みなさんにご迷惑をおかけしてすいません。」
なんのこっちゃ?と思ったら今年の日田管内が釣れない状況になったことをあやまられているのでした。さらに挨拶の中身は今年の日田漁協の取り組みと来年の対策。解禁当初から良型がたくさんかかるようにと早期からの放流を開始し、しかも小分けにしてバケツ放流を行ったということで釣り人のことをとっても考えた取り組み。さらに今年の状況から来年は地家生産アユだけじゃなく他のところのアユや海産アユも取り混ぜて放流することも検討しているということでした。網漁優先で釣り人のことはあまり考えてくれない高津と違って、これだけ苦心されてる漁協の姿勢はとても好感が持てました。釣れなくてくたびれましたが、
 「来年も来ようや。」
とタケさんと二人で言い合いました。お疲れさんでした。
2014年07月19日
大山川 15:00〜17:00 0匹

  翌日のつり具のまつお鮎釣り大会に去年に引き続きタケさんと参加するので、状況を伺いに前日から入った。しかし、聞くところによると・・・解禁初期にはアユが小さく本格的な追いが始まってないと言われ、それからだいぶ日も経ったのでちょっと期待したのだが、アユは全然掛かってないと言うことだ。釣況と言っても掛からないからほとんど釣りに入ってる人がなくてわからないというのである。入る釣り人はみんな天ヶ瀬に行くので他のところは全くわからないとのことだった。逆に言えば天ヶ瀬だけは鮎が掛かるということはわかったが、明日は釣り大会、地元の人はみんなそこへ行くだろうからポイントを知らない私たちには余地がない。
 「放流はたくさんされているんだから、少しぐらいはアユもいるだろう。誰も入ってないならサラ場だから何匹かぐらいは拾えるのではないか?」
ということで大山川へ入ってみた。
  ・・・・・が、、いつもの年には遊びアユが見られる浅トロにもほとんど鮎の姿は見られない。
 「ほんとにアユおらんなぁ。。」
とりあえず竿を出してみることとし、タケさんは瀬へ、こちらはトロへと分かれて入った。結果は・・・・どちらも全くのノーヒット。
 「こりゃ、明日は・・・・。」
2014年07月12日
匹見川  9:00〜17:00  3匹

  はぁ〜釣れない・掛からないロードが続きます。
  だいぶ水が落ち着いたので今年の高津川、今度は匹見川側の様子を見たいと思い下流部ふれあい公園前に入ります。当然のように高津本流&匹見下流部には釣り人の姿はほとんどありません。いつも天然遡上のおちびちゃん、遊び鮎が見えるふれあい公園前の瀬肩の浅トロ・・・・・アユいません。ここにアユがいないことでもう匹見下流部もダメということはおおかたわかるのですが・・・瀬肩に立って一番石に囮を泳がせます。・・・反応なし。少しずつ下がって一つ一つ石を探ります。
 「・・・・どこかに一匹ぐらいはいないか?」
 川はいいのですからいくらかはアユがいてもいいと思ってしまうのですが・・・掛かりません。
 「今年の高津は遡上アユが少ない。」この表現は誤解を招きやすいと思います。「今年の高津に友釣りが成立するほどの遡上アユはいない。」というのが僕の感想です。遠くから夏休み遠征釣行で遠方から毎年のように釣り人が訪れていますが、今年はいつもと違う。「楽しく鮎を釣ろう。」と思ってきたら期待が外れますので、「いいロケーションで鮎釣りを体験しよう。」ぐらいの気持ちで来られたらよいかと思います。
  さて、肩部分をさっと探って、反応なし。ここで囮の元気なうちに見えないけれどもいるかも?と肩付近でしっかり泳がせをして探ってみます。するとさっきは反応がなかった瀬肩一番石でギュルン!と反応。
「掛かった!」
で竿を立てるとふわん。掛外れです。
 「せっかくの一匹が・・・・。」
この後、翔さんも合流し、一緒に探ったけれど結局二人ともノーヒット。本流より遡上鮎は多いと言われる匹見川でもこの始末です。
 「仕方がないから鮎がおるところへいこう。」
ということで匹見上流まで一気に移動します。
  まずは紙祖川へ。こちらもすでにだいぶ釣り荒れて鮎は少なくなっている模様。そしてその少ない鮎は岩盤についているようで岩盤のトロで泳がせている人だけが時々竿が曲がっています。私たちも上の瀬へ入ってみたけれど、やっぱり反応なしの鮎見えず。なんか掛かる気もしないので早々に再度の場所替えです。
  先日少ないけれど鮎が掛かった広見合流点に入ります。ここでやっと二人とも鮎の反応を得られます。
「岩盤についている」紙祖川で見たことを頼りにここでも岩盤狙い。]
そしてやっぱりそれが正解だったようで他では反応はないけれど岩盤周りだけ掛かりました。なんとかボウズ逃れが出来た・・・の一日でした。

  
2014年07月06日
7月6日 宇佐川・高津川  12:30〜16:30 ボウズ   

  好調の宇佐川へ行ってみたがこちらもまだ水位は高い。ぐっと上に上って上流部。しかしやっぱり水が冷たい。囮をつけるのに手をつけると冷たくてしびれてしまう。浅い流れの緩いところを泳がせるけど、全くの反応なし。いるアユも見えない。
 「やっぱり昨日と一緒でダメかぁ。。」
と早くもあきらめの気分。最後にきつい荒瀬に囮を入れて場所替えしようと弱った囮を流れに吊し混んで下げたらガックーーンと強い衝撃。
 「うを!」
っと竿を立てて構えようと思ったらフワ〜〜つけ糸が切れて親子どんぶり。。
  囮が残り一匹になったのでちょっと竿を出してみたかった高津左鎧へ。こちら前回入ったときにアユが結構見えたので期待したのだが、ここも水が多くなったからか??アユが見えない。当然のように掛かりもしない。チャラにトロ瀬に荒瀬。全部回ったけれど、すっからかん。早々にあきらめて帰りました。
2014年07月05日
匹見川  11:00〜17:00 5匹

  雨後の増水。上流部ならなんとか竿を出せそうと匹見へ。
  紙祖川はなんとか竿が出せそうで釣り人も何人かすでに入っていた。下の瀬肩から始めるが反応が全くない。肩の上対岸側に浅い棚があり、いい色になっているのでしつこく泳がせて探ったら1匹来てくれたがそれっきり。

  
瀬の中も入れてみたが全くだめ。一回り見回すと朝に入っていた釣り人もみんないなくなっていた。水が冷たいのと急な増水でアユが出てないのかもしれない。
  昼食をとって場所替えする。今度は広見川との合流点。まずは囮を変えようとチャラへ囮を入れて泳がせるがこれまた反応なし。どうも流れのあるところにアユがいない気がする。そこでずっと上に上がって瀬尻のトロへ。ここでなにげに泳がせるとぽつぽつと掛かってくれた。

  
けれど、掛かり方に法則がない。深いところで1匹。浅いところで1匹。石の周りで1匹。ざら石のかけ上がりで一匹。これでは狙い所も絞られずで、
 「まぁ、釣りが出来ただけいいか。」
ということで帰った。
2014年06月29日
 高津・匹見川    12:00〜18:00     17cm、18cm   2匹

 翌日曜日は雨予報、昨日の釣果に傷心して、家に籠もっていましたがあまりの天気の良さに昼から勇者になりに行きました。
 高津・日原はやっぱりがら空き。
  誰もいない道の駅下に入ります。いつもの年はたくさんの釣り人が入るので車に踏み固められている河原へ降りる道が草はぼうぼう、ぬかるんでいて
「大丈夫かな・・・」
と心配になって手前で止めて降りて確かめる始末。勢いで行ったら抜けられそうだったのでゴー!
  しかし・・・川へ入っても岸際のチャラに野鮎の姿は見えず。サラ場のはずなのに一級ポイントの瀬肩一番石に囮を送っても何の反応もなし。
 「こりゃいかん。」
 一等場所で掛かってくれなければ囮変わらず、つぶしてしまう可能性大です。読み通り、その後、上から下へ、手前から向かい側へと囮を通していくけれど、全くの反応なし。
「やばいなあ〜。」
  この瀬を見切って上の瀬へと移動します。囮一匹目はお疲れさんで交代です。次の瀬は水深の浅いチャラ場。今年の高津状況では望み薄かと思いつつ瀬の中に頭を出している大きめの石を狙って泳がせる。と・・・2個目の石で目印が飛びました。
 「ヤッホー、ヤッホー、やったやった。」
とりあえず囮をつぶさずにすんだ。けれど、それでおしまい。

 

囮が変わったからといって次が掛かることはありません。なんせ今年の高津本流は一瀬一匹ですから。型はいいんですよ。18cm級の丸々と太った鮎です。しっぽが短くまさに放流鮎。このチャラは元気囮で隅々まで通してやはりこれ一匹。さあ最後に水深も有り石も大きく本命の瀬。まずは瀬肩のトロ。。。気配ありません。瀬肩一番。ことりともしません。そのまま瀬の中を下がりながら探って・・・・・・結局ノーヒット。場所替えとします。
  「少しでも天然が上っているんだったら匹見だと釣りになるかもしれない。」
 匹見へ回りますがこちらもやっぱり下流部には人がいない・・・毎年人気場の豊川発電所下へ行ってみます。ここにはお二人ほど竿を出してました。
 「鮎・・・おるんかなぁ。」
 入ることにします。瀬肩のチャラを見たら鮎がいるかどうかわかります…が、、、10cm未満のチビチビがちょろっと走り回っていますが・・・掛かりそうな鮎の姿は確認できませんでした。見ただけでは見落としと言うこともあるかもしれません。先客お二人は下の竹藪下を狙っているので瀬肩は独占。上のトロを泳がせて・・・・チャラの瀬肩の石周りを探って・・・・瀬の中、深筋から段々、棚と一通り通したけれど・・・反応なしです。徐々に下へ下がって本ポイントへ。。その時、先客さんお一人が竿をたたんで川を上がって行かれました。声を掛けると
「ダメやねえ、全然や。」
と帰ってきました。ふと対岸際のチャラを見ると茶色に輝いています。
 「いつもならこういうところには鮎がつくんだけどなぁ・・・。」
と思いながら囮をそのチャラへ打ち込み、上揚げすると・・・・見印が飛びました。ギュンギュンに引いて竿を曲げ、走り回ってくれたのは17cmだけど、一目で天然遡上物とわかる尾びれピンシャン鮎でした。

  

けれど、ヒットはこれだけ。その後グングン瀬を下りながら探ったけれど、川の中に鮎の姿も見えず、掛かりもせず。結局この一匹で終了でした。
2014年06月28日
錦川・高津川  9時〜17時  15cm〜20cm 6匹

 今週が今年の初陣という翔さん、雨前の落ち着いていた天気のうちに玖北錦本流へ入っていい手応えだったと聞き、今日はご一緒させていただくことにした。
  朝出発の遅い僕ですが友がいれば気合い入って早い出陣も可能なのです(笑)
  8時に六日市のコンビニで落ち合いまして、ご挨拶。そしてお昼ご飯を調達して釣り場へ。玖北は宇佐川も本流もすでに人が入ってます。とりあえず先日翔さんが入ったところへと行ってみると空いている。よしよしと早速川へ降りた。瀬の中段、
 「鮎、いるかな〜」
と様子見で瀬脇のチャラへ囮を泳がせ出します。けれど、そう簡単にはいきません。クンクンクンと囮を持ち上げ、だんだんと下げていくと囮は少しずつ流芯に・・・と、グルグルグルンとヒット。よかった・・・早いとこ囮が変わってくれた。

  

結構いい型。元気囮で早速流芯に囮を滑り出しますが、ここでは掛かってくれません。だんだんと足を前へ進め、流芯を越えてあっちの瀬脇へ。流れの緩くなったところで糸を立てて泳がせます。コロコロっと頭を出している石の周りで次をゲット。どうも鮎は活気がよくないようです。実はこの瀬には対岸側に少し深くなった棚があります。
 「放流物ならこういうところに集まってるんじゃない?」
と読んでたので囮も二つ確保できたからこの少し深くなっている棚へと泳がせて出します。
 「ん〜思ったほどじゃないな。」
 読み通りには掛かってはくれません。けれど、しっかり泳がせながら上へ下へ、手前へ沖へと探りを入れて泳がせるとグギーンと強いアタリで今日一の20cmが掛かりました。けれど、そこもわりあい広い範囲だったのに3匹掛かって止まってしまいました。その後、上へ探り上がり、なんとか瀬の流れの筋で1匹追加。これでお昼です。しかし、自分たち以外に誰もいなかったのが、やってるうちに上から二人、三人と釣り下がって来て自分たちの上を押さえ、下を越され・・・上に立って竿先に囮を下げて来るやら・・・次の段に下がろうと思ったら背中を回って先を越され・・・雨も少し強くなり、また、こういう落ち着かない釣りは2人とも好きではないのでお昼をキリにここをやめて川を上がりました。
  人を避けての移動です。本流を上がってたどり着いたところは人はいないけど・・・鮎もいない。小さい群れ鮎とそれを追う尺越えのサツキマスがいるばかり、さっと竿を通して再移動とします。
  ここのところ好調と聞こえる柿木が気になったので様子を見ようということになって、峠を越えて高津に入ります。柿木専用区はやっぱりそこだけ人がたくさんいます。空いていた上のポイントに二人して入り、掃除するように鮎を泳がせて探りますが反応は全然です。二人してねばって探ったけど結局ノーヒット。いったいどこが掛かるポイントなのか??惨敗で竿をたたみました。
2014年06月25日
佐波川  17:00〜18:30   20cm、21cm  2匹

 夕方、少し時間ができたので、今季結構調子いいと聞こえる佐波川の様子を見に行くことにした。病床についているいいちこさんがもしも調子いいようならば連れて行ってあげられるかもと考えたからだ。
  本橋から下は昨年の末から河川改修が行われてとても流れが変わっていた。河原に茂っていた葦がきれいになくなって、広い河原ができている。釣りに入るのもとても入りやすそうだ。
  囮屋の松田さんに寄って年券と囮を購入。おかみさんに状況を聞くと、
「鮎が小さいし、まだばらけてないので、あんまりよくはない。けれど、場所によってムラが有り、掛かるところでは結構掛かっている。」
ということだ。
  囮を2匹もらって、向かったのは金波堤跡。病体のいいちこさんでも足場よく、釣り易いところと選んだ。着いてみると下の瀬中段と下段にお二人の素掛けの人、そして上の石並べの瀬の上にお一人友釣り師が入っていた。
  まずは下の瀬の瀬肩。ここで鮎が掛かれば苦は無いと思ったのだが、残念ながらたんねんに泳がせて探ってみたが掛からない。ここに群れるような天然遡上が少ないようだ。上を見てみるとそれまで上の石並べの瀬の肩で釣っておられた方がさらに上の浅トロへと上って行かれたので、その石並べの瀬の瀬尻からだんだんと釣り上がって行くことにした。最も瀬の中段は流れの勢いが強くて養殖囮では持ちそうもないのでそこはパス。
  瀬尻のだんだらを釣っていたら上の釣り師が竿をたたまれたので瀬肩へと移動する。川中を見ると頭出しの大石のツラには大きなハミ跡が見られるが鮎の姿は見えない。どうやら魚影は薄そうだ。それでも丁寧に大石の石周りを探っていくとゴンと竿先にショックが走った。竿を立てるとグンと重みが乗る。これだけで良型とわかる。最初の一匹目でもあるので無理をせずについて下がって、瀬尻まで下ってから引き寄せてタモですくい取る。ゲットできたのは次の囮として使うのに躊躇するほどいい型の鮎だ。



そこで船からもう一匹の養殖を出して囮交換。続けて掛かってほしいところだけれど、そうは問屋が卸さない。肩を一通り探り終えてそのまま上へ上へと探り上る。だんだん水深も浅くなるゆるとろで上の頭出しの大石めがけて上らせて石の横でツンツンしたところで2匹目が掛かった。これもまたいい型だが上で掛けた鮎はあしらいやすい。浮かして引き抜いてドン。先程のよりは一回り小さい鮎なのでこれに囮交換。



元気囮はビンビン泳ぐが次が掛かるわけではない。やはり魚影の方は薄い。夕陽も山へと隠れ、だんだん暗くなってきたことも掛からない原因なのか。そのまま下り、瀬肩から瀬の中、ガンガン、脇の深筋、瀬尻の段々と一通り囮を通したが、結局追加無く終了とした。
  ちょうど岸に上がるとき、下の瀬で素掛けをされていた方と一緒になったので、ご挨拶。
 「掛かったか?」
 「いやいや、ダメダメ2つだけでした。」
 「はぁ?2つ?わしゃ70掛けたで。」
 「な・・70?!」
 「ほりゃ」
と蓋を開けて缶の中を見せてくれた。まっこと型は小さい(15cm未満)のが大半だが70匹。昼から半日の釣果らしい・・・・。鮎はいるんだということを証明してくれました。あの鮎たちがもう少し大きく育って囮を追うようになったらおもしろくなるな〜と今後が楽しみになった。

 いいちこさん、残念ながら体調が急変したらしく、このときはすでにお亡くなりになられてたという事でした。。とても寂しく悲しいですが、体調がいいときにお一人で佐波川に立ち、型が良くて取りきれなかったということでしたが鮎を掛けられたと言うことを聞いて少しほっとしました。いつも元気にチ−ムかずべ〜を引っ張っていってくれたいいちこさん。。。。ご冥福をお祈りいたします。

 
2014年06月22日
高津川       13:00〜16:00     ボウズ

 翌日曜。雨が上がり、思ったより水位が上がってないので昼から柿木の専用区へ。
 雨だから空いてると思った人気場所…すでに釣り人は5人いました。水が2,30cm高くて道の駅下の瀬は流れが荒れてて鮎はいそうにないし、養殖はすぐにアウトになりそうなのでその肩のトロから上へ…掛からない。だんだん上の瀬へ…鮎が残ってそうな分流も忘れず鮎を通したけれど無反応。瀬の上のトロもダメ。次の瀬尻トロもダメ。そして多くてもわりこもうと人気場所を見ると地元釣り師らしい方お二人さんが早々と竿をたたんでいます。
 「掛からないのか?」
 人が減ったので入りやすくなって一番尻へ立ちます。増水はかなり流れを作ってました。それでも囮は泳げる程度。泳がせて探るけど掛かりません。そのうち残りの人も早々にみんな竿をたたんで消えてしまいました。下のチャラ瀬も水が増えていい感じになってたので攻めてみたけど水の中を見ても鮎が全然いません。掛かりません。水が冷たい><。
 雨で水温下がって、水深上がって鮎が落ち着かず追う環境になかったのか?しばらくして僕も早々に竿をたたみました。。

  
2014年06月21日
高津川       13:00〜17:00  12cm〜17cm  4匹 

 土曜日、囮を買いに行った日原漁協、今年は来るお客も少ないのでしょう漁協の組合員さんもいつもの年より多弁で話が弾みます。
 「この前はどうでしたか?」
 「ん〜、あかんね。なんとか8匹。」
 「あの時間から8匹はいいですよ。みんな一日やって10匹が難しいのに。」
これが今の高津本流です。
  しゃべってたら昼を過ぎました。
 「まずは囮を変えなきゃ」
と鮎がいるところがわかってる前回の場所へと向かいます。相変わらず釣り人は皆無ですから楽に狙ったところに入れます。ところが1週間置いたのに?それとも減水で水深が下がって鮎が離れたのか?思ったより鮎が薄い。それでもねちっこく探って2つゲット。他にも追ってきて囮が逃げたり知らぬ間に中ハリスが飛んでたり・・・ちょっとリズムが悪い。

  
 2時間ほどやって移動とします。他の様子を見たかったのです。
 次は・・・・撃沈覚悟の専用区下の瀬です。いつもの年なら人気場のこの瀬にも釣り人は当然誰もいません。
 「ここの狙い場は・・・橋の前後かな。。。」
まず橋上のトロを泳がせます。反応なし。橋真下の浅瀬。ここの浅い小石瀬でまさかのヒット。でもこれが…数少ない天然物、12cmのドチビちゃん。ですが、まっきっきで体も肥えている。最初の一匹は小ささにあっけにとられ、抜き方悪くポチャン。続けてもう一つ。今度は確保。でも、この小さいのを相手にしてたら囮がまいってしまいます。ここはやめて、さらに下に移動します。一番期待の左岸柳際の深瀬…ここで出ると思ったのに出ません。だんだん下に下がって流れの中へ…流れの中は全くの無反応。動いても動いても反応なしの囮スースー。中州下の深瀬に期待したけれどからっきし。ここは川中をのぞいてみたら石が曇ってました。けど、瀬肩を川切りするとき、肩の一番石にはけっこうたくさんハミ跡がついていました。いったい鮎はどこにいるのか???
  夕方雨が降ってきて暗くなったら全く気配も感じられなくなったので少し早めに川を上がりました。撃沈でした><

2014年06月15日
高津川       14:00〜18:00  15cm〜17cm 8匹 

 錦川を遡り、玖北管内で竿を出そうと思い、狙いのポイントへ到着。いざ!と川を降りようと思ったときに入漁券を忘れて来ていたことに気づきました(ガックリ)
 「はぁ〜〜」
おしいけれどあきらめて車に戻り宇佐川を後にします。 
  峠を越えて高津入り。六日市、七日市…人いません。
 大野原…なんか雨上がりなのに川の水が汚く見えます。とりあえず今年初なのでこの辺りで竿出しを・・・と車が止まってます。先客かと思ったら・・・日曜日の昼間っから網入れでした><まぁ 釣り人いませんから 邪魔にはなりませんけど。。。
  あきらめて次のポイントへ。離れたところに車を止めてエッチラホッチラ缶を担いで歩き、やっと川に降りてあらためて川の中を見てみてビックリ!!石は緑海苔がべと〜とついてさらに石の間にはオオカナダモが・・・これが黒色の正体?! これじゃあ囮は泳げない・・・竿が出せない・・・><
 柿木は友釣り専用区には人がいっぱい。そして時計を見るともうすでに13時を回っていました。「なんのこっちゃ?」とすっ飛ばして行きますが左鎧は網入れが5カ所。。。日原までやってきました。
  この状況で 本流で竿を出している人は「勇気ある者」=「勇者」と思います。
 やっと釣り場を友釣り専用区の上に決めて入ります。やはり足下をうろつく天然遡上はいないので、狙いを放流物に絞ります。大きい石で他より水深が有り、流れは緩いけど生きているところ・・・こういうところは網入れ場なので友釣り専用区でないと鮎は残っていません。

  

 手前からだんだん沖へ、、、対岸の方にこの深さでこの流れのトロ瀬があります。ここに囮を入れて泳がせると・・・・くるりんと目印が回りました。
 「掛かった!」
やっぱり手応えよく良型のようです。ところが抜き前、竿を立てたところで急に突風が吹き襲ってきました。 竿が動かせない・・・そのまま竿を支えて突風が収まるのを待つ・・・
「ばれるなよ・・・ばれるなよ・・・」
 風がやんで竿を立て直したけれど、ほわん。。掛かり鮎はすでにはずれてました><。
 「はあ〜せっかく掛かったのに・・・・囮も弱るし。。」
 弱った囮をだましだまし泳がせて再び何とか対岸寄りのその場所までいったとき、今度はギューンと糸が走りました。
 「うを!」
と竿を立てて抜きに掛かったところでフワ〜。。
 「あっ ソリッド穂先なのに掛かり合わせするの忘れてた・・・」
なんと連続バラシです。2度あることは3度ある…同じ場所でまた掛かりました。今度はちゃんと掛かり、アワセも入れて、ちょっと風はあるけど、クインと抜いてタモでキャッチ?!
 「ああああ」
 囮だけキャッチして掛かり鮎は網の外。。はずみで体がくるんと回ったら針が外れてポチャンと逃げていきました。
 「くを〜〜〜〜!!3連続バラシ。」
 実は仕掛け長がちょっと長過ぎなのに怠慢して長さ調節してませんでした。
 「こんないい加減なことしてるからあかんねんなぁ〜。」
と反省、天井糸を調節&囮交換で再出発です。
  けれど、囮は昨日のキープ鮎、そんなにいい状態の囮ではありません。2番手は泳ぎが悪く、イマイチです。そこのポイントでは掛からないので仕方なく下の流れの速いほうへ掛かってくれる鮎探しです。でも、この浅く流れの速いところには鮎がいません。
 次々にポイントを変えて探るけど、一番下の急瀬までスルーでした。その急瀬の頭。芯の深い筋で囮を入れて引きますが、、、ダメダメ。
 「はぁ〜まいったな。。」
でそのまま囮を入れてじっと止まっているとグググっと掛かってきてくれました。
 「やったやった。」
で抜いてポン。これはちょっと小さい15cm。でも次は続きません。
  やっぱり一番上のトロ瀬しか掛からんと再度探りながら上へ上ります。
 途中一つだけ拾えたのはやっぱり小さい15cm。でも、おかげで囮が元気なうちに最初のトロ瀬まで戻ることができました。
  ここでじっくりと泳がせるとやっぱりぽつりぽつりですが掛かってきます。 掛かるのはやっぱり良型17cmの型揃いです。しかし、普通に泳がせててもダメです。石周りを洗うように、上に下に、時にはイレギュラーな誘いを掛けたり尾を振らせて止めてみたりといろいろやってなんとか掛かるのです。
  その後、日が傾いたとき、ちょっと掛かり速度が上がりましたが、6時になるとピタリと止まりました。けれど、とりあえず囮が回転するぐらい掛かったので、今季一番友釣りをしたという感じを得ることができました。

2014年06月14日
高津川              13:00〜18:00 10cm〜17cm 3匹 

 高津への初出動です。 
 悪評高き今年の高津ですが、いくら悪いと言ってもまだ解禁して2週間しか経ってません。 
「ウブな鮎、まだ残ってるでしょ。」 
と少し期待を持って・・・昼に日原到着。専用区・漁協前に誰一人いません。漁協前の堤防から川をのぞきますが鮎は見えません。網 師が漁協に卸に来ていたので 
「今年初めて来たけど、どんな感じ?」 
と聞いてみたら詳しく教えてくれました。 
「釣り師がいて掛かっているのは柿木道の駅周辺と匹見町内の下紙祖川合流より下やな。そこだけや。鮎は群れて移動せずに淵に 固まってる。」 
だそうです。漁協に入って尋ねても 
「今年は・・・ダメですねぇ。下は特にダメみたいです。」 
小さい養殖を2つ買って出発。雨あとで津和野川から濁りが入っています。水はちょっと高、日原から下は笹濁り状態。にごりのない 匹見がいいだろうなと下へ走ると・・・川に人がいない。道の駅までに入ってる人は3人。 
「どこでもやれる。みんながやらないところならサラ場だよね。」 
と思ったらやりたくなりました。そこで小瀬に入ります。 

  

・・・が・・・瀬頭脇で来たのは10cmのちび助。一人ひと瀬で上から下、足下から対岸まで全部さらって来たのは広いパンツの中で一 匹だけ。でも大きい17cmはある姿のきれいな鮎。これはきっと放流鮎。 

  

遡上鮎はいないので足下を泳ぐちび鮎は一匹も見られません。 
「はぁ・・・ダメダメ次行こう。」 
と2時間後に竿をたたみます。 
 さて、仕切り直して次に向かったのは青原です。青原は雨あとの増水時に放流鮎が瀬の前後に出てきて良く掛かることがあるので 期待です。友釣り専用区でなくなった青原・・・当然のように網場に駐車したら足跡いっぱい・・・盛んに網入れがされたあとですね。そ こから川を歩いて下がってポイントの瀬頭へ。初期には途中のトロに鮎が着くこともあるので川を見ながら・・・全然鮎いません。 

  

瀬のかかりから囮を入れて泳がせて探りながら下がりますが鮎は見えませんし、掛かりません。 
 一番ポイントの瀬頭の掘れ込みポケットについて、ここでじっくり攻めてグリグリグリっと気持ちいい手応え。たもに入ったのはやっぱ り良型17cmの美形鮎。でも、囮が変わっても後が続きません。そこはそれ一匹で終わり。仕方が無いので瀬頭から早瀬に降りて急 瀬、瀬尻、その下にはよく泳がせて掛かるトロ瀬もあるけど全部囮を入れて回って空振り。もう一度逆に瀬を引き上がって、 
「はぁ〜ダメだこりゃ。」 
竿をたたみました。帰りにエッチラホッチラ川を歩いて上りながらトロの中に鮎を探しましたが結局鮎と付き場を見つけることはできま せんでした。 
 今年の高津本流は、これまで指をくわえてみていたあの場所この場所どこでもやりたいところですきに竿が出せる一人ひと瀬の高津 です♪ですが・・・鮎もひと瀬一匹です。 
2014年06月08日
ダイワ マスターズ 九州予選大会 

 ジャパンカップの1週間後、同じ会場で今度はマスターズ。 
 3日ほど前に結構な雨が降ったようです。水は堰を越えるほど出たらしいので竿が出せるのかどうかちょっと不安。なので今回は前 日の試し釣り抜き、直接集合時間に現地入りとした。 
 朝着いてみると、もう水はほとんど平水に戻っており、釣りには全く支障は無い。 
「まぁ、ここでは自分としてはできることは前回のジャパンカップと一緒。」 
ゆったりと受付に行き、並ぶ。しかし・・・このゆったりが直接クジに出た。引いたのは99番。クジは100番までなので、ラス2だ。当然 エリアも避けたかった下流部のBエリア。遠くまで歩かないといけないのに出発もラス2番。 
「あ〜これは・・・終わったかな。。」 
これでは急いでも狙いをつけても仕方が無いともっとゆとりが出てしまった(笑)。 
「どうせ遅くなりついでだ。」 
と水が少し高く川切りが辛そうなので、囮をもらって、上の沈下橋へ向かい、橋を渡って対岸を一番下ポイントのきんぱ荘へ向けてテ クテク歩く。他の選手はみんな川切りのコースをとっているので、僕の前にも、後ろにも他に人はいない(笑)。選手はすでに思い思い のポイントに立ち準備万端。そのうち開始の合図がなって各々釣りを開始し始めた。これで、どこに人が入っているか確認しやすい。 ずっと歩いて人のいないところに釣り場を決めた。 
 そこは前から目をつけていた高瀬川との合流点。長い瀬の中段となる場所。しかし、残念なことに高瀬川からは濁り水が入っていて 川の半分は濁り状態。真ん中から右岸川への半分しか釣りができない。どっちかというと左岸側の方にチャラができており、そこが狙 い目だったのだがそちらは捨てて初めからからその真ん中まで立ち込んで竿を伸ばす。こっちは流れがきつい。下手に養殖囮を 荒々しく扱ったらすぐに参ってしまいそう。できるだけ本流れを避けて大きめの石周りを泳がせて探る。しかし、浮き石が多いのか、囮 が結構根掛かりを起こしてしまう。これでは流れがきつく深いところへ囮を持って行けない。回収できなくなる恐れがあるからだ。手前 主体にあちこち石を回っていたら30分後次段の瀬の頭の大石の頭でグリグリグリ。 
「うひょ!やったね☆」 
で抜いてドン。囮を変えることができた。元気な野鮎が手に入ったので、今度は前に出て本流れに囮を入れてみる。こちらは水が出 て逃げていた鮎たちが出てきているのかピョンピョン跳ねている鮎がいる。この群れ鮎が掛かってくれないかと跳ねが見られる筋に 囮を入れて落ち着かせてみたがそんなに簡単にはいかない。これではただ時間だけが消費され、また流れも結構きついので囮の体 力も失われると適当なところで見限った。1時間が経過して、やっぱり高瀬川からの入り込み流れの濁りが薄くならないのでこのポイ ントを見切ることにした。 
釣りながら周囲を見ていたが下のきんぱ荘前はやっぱり大人気。竿間隔で人が並んでいる。上に石積み堰堤が作られその下から瀬 が始まっているのだがその頭には誰も人がいない。帰り道でもあるのでそちらへ移動することにする。 
 その石組みの堰堤は脇が少し崩れている。その崩れが緩い流れ筋となっているので狙い目だなと目をつける。そっとポイントに近 づくとキラキラ魚がヒラを打つのが見えた。 
「こんなところで群れが着いているのか?」 
石影にそっと座り、そのヒラが見える方向へ囮を泳がせ上らせる。なるほど囮が落ち着かない。 
「やっぱり魚はいるぞ。」 
と集中力で囮を優雅に泳がせて探るがなかなか追ってはこない。しびれを切らして上へ走らせ上吊りビンビンで誘ってみるとギラリン と閃光が走り鮎が走った。 
「掛かった♪」 
で即抜きタモキャッチしてみると・・・・なんと掛かってきたのはイダ。 
「あああ・・・たくさん石についてヒラを打っていたのはウグイだったのか・・・」 
ガックリ残念。ここは捨てて石崩れの筋に狙いを変える。手前岸際細い筋なのでたくさん鮎がいるとは思えない。だが、竿抜けで一つ 二つは鮎がいてもおかしくないだろうと慎重に石周りを探る。スルトグリリンと手応えがあって掛かってきた。読み通りで 
「やったね。」 
である。しかし、その後は続かない。どうやら着いている鮎は1匹だけだったようだ。仕方が無いので芯へと狙いを変える。しかし、試 し釣りでもそうだったが、流れの芯では鮎は出てこない。しつこく止めて泳がせるとやっとビビビンと魚が掛かるがこれは良型のオイカ ワ。さらにもう一匹オイカワ追加。だんだんと下へ下がりながら川全体を探るが全然だ。そのうち時間は刻々と過ぎ、検量時間が近く なった。 
「自分は川切りじゃなく遠回りして沈下橋から帰るのだから帰路に時間が掛かる。」 
・・・・と考え、まだ終了のホイッスルは鳴らないが竿をたたんだ。 
「あ〜残念。もう一つなんとか拾いたかったな。。。」 
トコトコと検量場所に行き、検量してもらうとスタッフが 
「ボーダーですね。」 
と声を掛けた。 
「ん?込み4で?」 
「・・・・今のところは・・・」 
そういえばジャパンカップもボーダーは込み4だったのでないことではないなとちょっと期待を残して検量の終了を待った。しかし・・・・ 検量後半に戻ってきた選手は例の一番遠いきんぱ荘前で釣っていた人たち。このきんぱ荘前が水引で鮎が戻ってついていたのか思 いの外良く掛かったようでみんなドサッ、ドサッと船から鮎を出す。終わってみたら下流Bエリアは2桁釣果続出、ボーダー6匹で後一 匹も何も引っかかりもしない結果に終わってしまった。(上のAエリアはボーダー4匹) 
 これで、僕の今季のトーナメントはおしまいです。 
2014年06月01日
シマノジャパンカップ 九州大会 

 いよいよ大会の日がやってきた。けど、今年はいつもの年ほど緊張がない。自分の腕前をこの程度だと見切りをつけ、勝負色より 参加する楽しさにウェイトを置く感じに気持ちを切り替えたからでしょう。 
 今年のこの状況ではあちこち探り歩いて、せいぜい2,3匹掛けられるか。自分ができることはそれくらいしかない。昨日までの下見 釣りでそう見切ってしまった。 
「囮配布順のクジが早番だったら、昨日狙ったあの場所まで歩いて行くか。」 
引いたくじはだいたい真ん中。 
「ん〜これじゃあ難しい。。。前の選手たちがどっちに動くかで行く方向を決めよう。」 
選手の動きはやっぱり好ポイントのきんぱ荘狙いと本部前狙いの動き。 
「ん?大山川方面は誰もいかない?なら沈下橋下の瀬肩でもゆったりできる?まぁ人がいればそのまま下へド〜ンと歩けばいい か。」 
ということで沈下橋へ向かいます。 
 行ってみると誰もいません。それならと川へ降ります。ところがさすがに一人っきりというわけにはいきません。下の瀬にお二人、そ してすぐ上にお一人。これでこの狭い瀬頭しか釣れないようになりました。 
 試合開始。浅くて狭いポイントです。手前から・・・なんてことはせず、狙いの石と筋に最初から囮を入れていきます。するとわりと早 いうちに一つ掛かります。緊張してないつもりだったのに、やっぱりどこか緊張してるのでしょうか、掛かったのをためないで、すぐに 抜きに掛かってしまいました。 
「バレるなよ。」 
との思いむなしく抜きバレしちゃいます。 
「ソリッド使ってるんだからやっぱり合わせなきゃネ。」 
その一匹掛かったところに鮎は着いていたようです。もう一度その筋に鮎を入れ、上へ下へと探りを入れると2匹目がヒット。今度は グインと合わせて抜きキャッチ。しかし、小さいポイントです。これで反応は止まりました。どうしようか・・・同じところでねばっても鮎が 薄いのですから掛かり続くとは思えません。それに上にも下にも選手がいるので動くこともできません。根掛かりした囮をはずしに入 ったところで決断します。 
「場所替えしよう。」 
1時間ほどで仕掛けを撒いて竿をたたんで川を上がり下へと歩きます。 
 ずっと下へ行こうと思ったけれど、途中大山・玖珠合流点の瀬が空いてます。 
「・・・・誰もいないのならここでも出るかも?」 
数日前からおなかを壊し、体力が無くなっていて、歩くのがとてもしんどい事もあったのでそこで竿を出すことにします。瀬肩の石から 順に鮎を探ります。けれど、そんなに簡単にはいきません。次、また次と次々に囮を移動させて探ります。瀬の中にできた幾筋かの 細い筋の中の一つ、その中の大きい石の裏に囮を落とし込んだときにビビンときました。けれど、囮が変わっても状況は変わりませ ん。 
「これで終わりかぁ。」 
残り時間も少なくなった時、岸際の深い筋にぐっと竿先を下げて押さえ込んだときにぐぐっと手応え、いい型の鮎が掛かって来ました。 いい型なのでちょっとひやりとしましたが瀬が短いので下まで落としてから抜いてドシンとタモでキャッチ。 
 体力が無く、早足で歩けないので少し早めに竿をたたんで検量に向かいます。 
「みんながたくさん掛けてたらアウトだね。」 
込み5匹で検量結果を待ちます。するとやはり全体的に不調だったようで予選通過ボーダーは込み4匹。ラッキーなことに予選を通 過できました。 
 決勝進出、とは言っても自分ができることは予選と同じ、あちこち探って2,3匹の鮎を拾えたらOK。決勝ポイントの本命はやはり 本部前、選手はみんなここに立ち込んでいく。しかし、僕はここに竿を出していないのでまったくわからない。 
 囮配布順はやっぱり真ん中。囮をもらうと人が行かない玖珠川の上へと歩いた。狙い通り、この早瀬の肩が空いていた。そっと端っ こに座り込みます。気配を消すということもあるのですが、実は腹を下しているので体力が無い。。。予選終了検量に向かうのに早歩 きで戻っただけで息が上がってしまってバテバテ。立っているのもしんどいという体調だったのです。 
 いよいよ開始の合図。背中ではへいぼんさん兄弟が応援してくれています。狙いは足下の竿抜け。ほんの2m前の石の周りに囮を 泳がせます。するとなんか反応があります。囮をあおって誘うと早グビビと掛かりました。しかし、これが小さくてやせ細ったイワシ鮎。 とても囮には使えません。そして一匹掛けたときにその群れは移動したのか、その後同じところで追加を狙ったが後は続かない。そ れでも待っていたら逃げた群れが再び下がってくるのではないかと辺りの石周りを探りながら待つ・・・しかし、時は刻々と過ぎていく。 
「時間は後半分。」 
 ここで思い切ってこの場所に見切りをつけます。瀬に下がるのではなく、上のトロからもう一段上の瀬尻を中心に泳がせながら探っ て回ります。緩い流れでどこが掛かるのかわからないのでグイグイ移動します。しかし、その後はノーヒット。時間は残り30分。 
「今日はここまでか・・・。」 
半分あきらめが入った時、瀬肩のトロ、大きな石の向こう周りに泳いでいた囮がキュインと走ります。 
「掛かった!」 
これがいい型。竿を立ててあしらって大事に大事に抜きます。良型の囮が手には入って泳ぎバツグン。でも、次が掛かってくることは ありませんでした。 
「後一匹、なんとか掛けたい。」 
この元気な囮だったら掛からないことはないだろうと思い攻めますが、残念ながら時間が無い。ちょっと焦って囮の泳がせスピードが 速すぎか、掛かりません。まだまだ囮を入れてないポイントが残ってる・・・・もっと早く見切りをつけてこの場所へ来たらよかったと思っ ても後の祭り。ついにこの後は追加することができず、試合終了です。 
「はぁ〜残念。。ダメやった。」 
へいぼんさんに言うと、 
「わかりませんよ。みんな掛かってません。ひょっとしたらボーダーかも。」 
「へ?そうなの?」 
検量してみてビックリです。ブロック進出枠5名のうち、あと二人が同匹数囮込み4匹の4人で早掛け勝負となったのです。しかし、腹 下しの僕はすでに精も根も尽き果てて、その早掛けを戦う気持ちが沸きません。肩で息をしながら早掛け勝負の本部前に囮をもらっ て入ります。 
「どこで掛かるのか全くわからん。足下の竿抜けを探ってみるか。。。」 
と岸際に立ち手前に囮を入れますが反応なし。そのうち見事に瀬の芯に立っていた選手が一匹ゲット。 
「はぁ〜終わった。ダメだったか・・・」 
あきらめて仕掛けを撒いて竿をたたんでたら堤防の上から 
「かずべ〜さん、後もう一人枠が残ってますよ!」 
と声を掛けてくれました。 
「えっ?!」 
大とぼけです。声を掛けてもらって早掛け抜けが2人だったことを思い出しました。 
「そうだったかぁ〜。」 
で再び仕掛けをつけて竿を伸ばしていたらもうお一人が鮎をゲット。今度は本当に試合終了でした。大馬鹿やってしまいました。 
 けれど、、、自分の中では早掛けより前に決勝で後一匹掛けられなかった事ですでに負けを悟ってました。 
2014年05月31日
三隈川              16:00〜18:00     0匹 

 あれから一週間、でも三隈川の状況に変わりはないようだ。漁協の努力であれだけたくさんの鮎を分散放流しているのに鮎は瀬に 出てきていない。ここは高津川のように群れ固まっている鮎を根こそぎ網で囲い穫るなどということはしないので、気がかりな冷水病 が発生するか、集中豪雨で鮎が流されるかしなければ、そのうち放流鮎が瀬にわんさか出てきてすごいことになるのではないかと思 う。 
 しかし・・・今は相変わらず釣れません。聞くところによると釣れているのはやっぱりきんぱ荘前だけと言うことで明日はジャパンカッ プというのにエリア内はガ〜ラガラ。みなさん下見はもういいのかな?大会本部前の様子を見ようと思ったけれど、話題のきんぱ荘前 も3,4人の人が入っているだけで車も止められそうなので、どんなものかと行ってみます。 
 「あ〜これなら入れるな。」 
と支度だんどりで釣ってる人の様子を見てみますとなんと釣り人のうちのお二人はへいぼんさん兄弟じゃありませんか。ちょうど川切 りでこちらにこようとしてた弟さんが気がつかれたので 
「どうですか〜?」 
と声を掛ける。でも返ってくるのはやっぱり 
「全然ダメ」 
まるでこれが合い言葉のよう(笑)。きんぱ荘真裏に入っているお兄さんの方はちょっと掛かってるみたいだけど、そこを外れると全然 鮎がいないとのこと、弟さんがもうちょっと下の瀬頭をやってみようと下がられたので、こちらは正面の瀬肩上のトロに入ってみる。流 れもよく、大きな石も並んで入っていて掛かっても良さそうな感じなのに反応はなし。広く歩いて川の中の様子を見て歩くだけだ。石の 裏でねちっこく探ってみたらグリグリグリン。これはウグイにオイカワ。ここオイカワはとってもでかい。このまま持って帰って塩焼きに したいと思ってしまう。日が下がり始めてへいぼんさんたちは川を上がられたが好調と聞こえしきんぱ荘前もそんなにたいして掛かる というほどじゃないということでした。 
「こりゃ、明日は4つ掛けたら予選抜けできるやろう。」 
「4っつかぁ。。。3っつまでならなんとかなりそうやけどなぁ。。。」 
「まぁ、明日はとにかくがんばりましょう。」 
ということでお別れして、僕はもう一段上の高瀬川との合流点のゆる瀬の様子を見に上がります。 
 こちら鮎は掛からなかったけれど、変化ある流れ筋がたくさんありうまいこといったら3匹くらいは掛かりそうな感じ。 
「明日は、もし早番だったらここまで歩いてみるかな。」 
ということで今年初ボウズで川を上がりました。 
2014年05月25日
三隈川              16:00〜18:00 15cm,17cm 2匹 

 日田の解禁後週末は川開き祭り。宿はどこも満室です。仕方が無いのでお隣の筑後川温泉、ここはゆとりで空いている。ホテル花 景色は自堀温泉が有り、お湯はとてもよくゆったりと温泉に浸かって体も心もしっかり癒され、、、そしてぐっすり寝過ぎて寝過ごしてし まいました。 
 三隈到着は昼前になっていました。漁協前の沈下橋に車を止めて大山川を眺めます。沈下橋の上のトロにはたくさんの群れ鮎が 見られ、底石でキラリキラリと体が光ります。ところが沈下橋を境に下を見ると鮎は全然見られません。 
「上にこれだけおるんなら下に下って瀬に入る鮎がいてもよさそうなものだが・・・」 
橋の下の短い瀬が空いてます。でもその下の長い瀬にはお二人入ってます。 
 きっとこの短い瀬はすでに竿を入れた後なのでしょうが・・・竿を出す事にします。手前から泳がせながら徐々に沖合へ。対岸際が 深い掘り込みになってます。この掘り込みまで囮を出したところでやっと今日一の掛かりです。手堅く抜いて囮交換。 

  

でもやっぱり囮が変わったからといって掛かりがよくなるわけではありません。しばらくねちっこく狭い瀬を探りザラザラの流れに囮を 止めてやっと二つ目。けれど、これでここは終了。音沙汰無くなりました。 
 その時、下の瀬でやっておられたお二人さんがあがってこられました。 
「かからへんねぇ〜」 
と少し会話をした後、お二人さんはポイント替えで移動されました。そこで空いた下の瀬に下がります。こちら大きい石もあちこちに入 っているし、複雑な流れ筋もたくさん有り、いかにも掛かりそうですが・・・・・・ダメです。まるっきり反応なし。瀬肩から瀬尻まで一通り 囮を通して・・・・ 
「さて、どうしようか・・・・橋下の筋を見に行こうか。それともせっかくだからもうちょっと鮎が掛かる楽しさを味わうか・・・・」 
悩んだけれど、初竿出しです。もうちょっと鮎を掛けてやろうと大山のB&Gのポイントまで一気に移動しました。 



 ここもまるっきり釣り人がいません。どこでも好きなところへ入れる。ガラ空きです。ところが・・・・なんと川へ降りてみてビックリ。川 底の石は茶色の布で覆ったようにべったりとくされ藻が被さっており、底石の表面が出てません。 
「こりゃ釣りにならんわ〜」 
それでもせっかく来たからとそのくされ藻が少ないところを選んで囮を出してみましたが、、、鮎の反応はからっきし。そして何度も水 中糸や掛けバリにそのくされ藻がからむのでたんびに手元に返して仕掛けを掃除します。 
「だめだこりゃ。。。」 
1時間ほどやってあきらめて帰りました。 
 でも、とっても天気がよくて、まだ陽が高い帰りのロングドライブは、温泉効果もあるのかとっても気持ちよく疲れも感じずに帰ること ができました。 
2014年05月24日
三隈川              16:00〜18:00 15cm 3匹 

 今年も待ちに待った鮎の解禁がやってきた。このところ毎度になった三隈川へ向かいます。しかし、、、いろいろと状況を調べてみ ると今年は20日の解禁から全くの不漁。あの三隈川の解禁がこれほど掛からないとは・・・。 
 掛からないとわかっているのでそんなに気は急きません。朝はゆっくり起きてゆっくり出発。お天気の方は最高の好天気。久しぶり の日田詣での3時間ドライブも気分爽快快適ドライブです。 

  

 これまた毎度の大倉釣具店に着いたのは14時です。あんまり悪い川の状況ばかりを聞いても仕方ありません。年券と囮を買って早 速釣り場へ向かいます。僕にとって、ここでの初釣りは、参加するトーナメントの下見なのです。不漁情報の中、案外釣り人はたくさん います。みなさんも来週のトーナメントの下見なんでしょうか。少し見ていたけれど、鮎が掛かっているようではありません。一番人気 は金波荘前。どこも不漁の中、ここだけは釣れていると情報が流れているところですから混み合って当然でしょうね。駐車帯もすでに 車がいっぱいで入れそうにはありません。そこで本部前の合流点まで行ってみます。小渕橋の下。ここには両岸から竿間隔で人が並 んで釣っています。そしてここだけ竿が曲がっています。極端に不漁なときは掛かるところは大人気です。 

  

「どこで竿を出そうかなぁ…まずはゆったりと支度をして竿を伸ばそう。」 
と人が切れている合流点玖珠川側の瀬尻で川へ入りました。このとき誰も人がいなかったからと行っても当然誰も竿を差していなか ったわけではありません。上を見ると3人ほど人が入っています。川に立って、ふと横を見ると缶がつけてありました。竿を伸ばし、仕 掛けを張って、囮を船から網に出し、鼻環を通してサカバリを打ち、いよいよ今年の第一出陣と水につけた囮から手を離したところで 背中に気配を感じました。缶の持ち主が上から降りてきてたのでした。あいさつをしまして、お話しができそうだったので、 
「どうですか?」 
と状況を聞くと快く聞かせて下さいました。この方もやっぱり下見でこられてて、この玖珠川側をずっと上までやってみたけれど、全然 ダメだと言うことでした。次の場所へ移動すると言うことで見送りし、再度囮を入れ直します。 
 養殖の囮を泳がせて足下から徐々に沖へ、、、。どうせ釣りあとだからまともに筋では掛からないだろうと狙いは瀬肩の一番石。ゴ ロリンとはまっている大きな石の周りを上へ下へと踊らせると、案外時間が掛からずに掛かってきました。グルリンリン軽い手応えで 竿に乗る。今日は穂先がソリッドなので手応えを感じてからグンと竿をあおってアワセをくれます。今年最初の一匹です。ばれるなよ 〜と緊張。慎重に竿をあしらって、大事に抜きます。今年最初の一匹は、失敗無く、無事にタモの中へ収まりました。 

  

「ん〜小さい。」 
大型ガンガンの日田には珍しい15cmほどの小型です。そういえば先程お話しした先客さんも掛かるのは小さいと言っておられまし た。早速、天然囮に変えて次を狙うけれど、元気囮になったからと言って次がすぐ来ることはありません。その手前の瀬肩石を探り終 え、段々の中も囮を通し、少しずつ沖へと足を前に出し、沖へ沖へと探り進めます。そうしてついに沖のもう一本の流れの筋に囮を入 れた時にようやく2匹目が掛かりました。 
 けれど、このポイントはそれっきり。もっと広く川を知りたかったので今度はぐっと下へ狙いを変えて探りながら下へ下へと下がりま す。でも、全く反応はありません。ふいに背後に人の気配を感じ、振り返ってみるとへいぼんさんがいました。 
「や〜あ、久しぶり♪」 
とあいさつを交わし、情報交換です。なんとへいぼんさんは橋下のポイントで20匹越えを掛けておられました。さすがですね☆橋下の ポイントでは他の人たちも結構掛けられてたそうで、鮎がいるとこだとわかりました。 
「先のジャパンカップで、また会いましょう。」 
と言って別れました。 
 日はもう傾いています。もう一度囮を引きながら最初の場所に戻って、丁寧に石をなめて回ると最後のご褒美でもう一匹掛かってく れました。しかし、掛かったのは全部15cm級と小さかったです。(橋の下で掛かる鮎は大きかったそうです。) 


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