第三回 かずべ〜の釣り情報 鮎オフ会

 終盤の鮎釣りはお日様の光を浴びて暑さを感じながらやりたいところですが、今日は朝方はジャケットを着ないといけないほど
の冷え込み&曇天時々小雨とイマイチなお天気ではありましたが、計画通り無事今年もオフ会を開催することができました。

 今朝は遅出常習犯wの僕も早く行って一竿入れようと朝は5時に起きたのに、道具をいつもと違う車に積み替えて、また荷物を
確かめながら積み込んでたら結局出発は遅くなり、集合場所到着は10時過ぎになってしまいました。
 それでもほんの少しだけ時間があると、ふれあい公園裏の池のようなトロに座り込んで鮎を泳がせてみたら…クククン!なんと
掛かったではありませんか。鮎は小さいのですがポイントがあまりさわられてないのかウブな鮎でこんな天候にもかかわらず反
応素早く掛かってくれました。そのうちいいちこさんが到着。少し上の新築橋の上から川の石の並びを確認して、川へ降り、すす
っと竿を出しコンコンコンと3匹掛けられました。僕も3匹目、ところがこれが掛かりバレ、続いて掛かったのは使っていた古い針は
さびていたのか針が折れてバレました。



 そうこうしているうちにshowさんが到着です。会場前のここにも掛かる鮎がいるということがわかったところで竿をたたんで食
事会の準備にかかりました。そうして次々に参加者の到着です。バーベキューの炭火がなかなか熾きずにあたふたしましたがコ
ンロとテーブルを囲んで談笑、食事会となりました。
 今回はさすがに午前中の釣りでみなさんそんなにいい釣りにならなかったこともあり、昨年と違って落ち着いておられます。ゆ
っくりとバーベキューとめいめいが持参した昼食を食べながらしっかりと今年の高津・匹見の川の事、仕掛けのことなど鮎の話で
盛り上がりました。
 さて、すっかり食べたら、いよいよかずべ〜杯の始まりです。
「場所、どこにします?」
と言う僕の問いに
「どこでもいいよ。なんならここでやりましょか。」
(えっ?ここで?確かに少しは鮎がいるにはいるけど…)
 これまで場所選びでいろいろ心配してましたが、そんな心配は必要なかったです。集まった方はみなさん腕達者、場所がどこ
であろうと鮎がいれば掛けられるのです。ルールはもうおなじみになりましたいつものかずべ〜杯のルールです。追い越し禁止
でくじ引き順に場所を決め、全員が仕掛けを竿偽としたのを見計らって、今回は打ち上げ花火の合図で釣り開始です。試合時間
は2時間。開始の合図から2時間後に本部まで帰ってくるということになってます。



 一番くじを引いた鮎蔵さんは最初は一本瀬の瀬肩に入られましたがどうも瀬肩には鮎の姿が見られない。しばらく引いたり泳
がせたりして攻められていましたが、反応の鈍さにさっさとこの瀬肩を見切り下の早瀬へ移動です。



 へいぼんさんは
「この瀬、鮎おらんかなぁ。(おるんとちゃう?)」
ということで最初から早瀬へ立ちます。



 いいちこさんは橋の上から見た石の並びから鮎の付き場を考えて、上のトロに入ります。
 そしてshowさんもいいちこさんのトイ面のトロへ立ちます。



 僕は入川点の浅いトロへそのまま座ります。
 花火の合図バン!の音でみなさん一斉に囮を出します。
「よし僕も遅れをとってなるものか。」
と淺トロを泳がせるために舟に入れた小さめの掛かったばかりの元気鮎をタモへ出します。
「さて、どの筋を泳がせて上らせようか…」
ふと川筋を眺めたときに腰元でチャポンと水音が…再びタモの中の囮を見ると…
「へ???鮎がいない???」
このエース囮、元気よすぎて一跳ねタモから飛び出て逃げてしまったのでした。もう一匹はもしものための体力囮を舟に入れてい
たのですがこれはトロの小鮎にはちと大きすぎる。さらにこの囮君、手を離しても全然沖へと泳ぎ出てくれません。
「あ〜〜これは悪い展開に落ち込む〜。」
なんとか鼻先テンションで時間を掛けて沖へ出しましたが、特にこの時期のトロの鮎は元気ピンピン囮でないとなかなか追ってく
れません。結局浮きが感じられるまで泳がせて粘りましたが掛からず、あきらめて瀬の中へ入れるためにぐっと川をさかのぼり隅
村の瀬尻まで行って最後のあがきをしましたが努力報われず掛からずじまいです。成績は1となってしまいました。
 さて、他の方々はどうかと言うと、肩から流れ落ちる早瀬・急瀬に入った鮎蔵さんとへいぼんさんはじっと動かず、粘り強く芯の
脇や石の頭を引き泳がせで攻め続け、この時期、速い流れの中には鮎はいないと思われたのにもかかわらず、みごとにこの瀬
から鮎を引っ張り出しておられました(さすが!)。
 そしてshowさんもいいちこさんもトロの泳がせで野鮎をゲット。いいちこさんは見事に鮎の付いている筋を上り泳がせで次から
次へとテンポよくかけ続け、2時間の試合で囮込み10匹の見事な釣果で2度目の優勝を手にされました。

  
2位はヘチを丹念に攻め続けたへいぼんさん。型もそろえて6匹。3位は鮎蔵さん4位showさん、そしてビリッけつはかずべ〜と
いう結果になりました。

    
 しかしまぁ〜ほんとみなさんすごい!試合となると俄然集中力を出しちゃんと掛けるのですから。しばらく試合結果を振り返って
反省会をし、表彰式を終えて今日は散会となりました。



 もちろん「お疲れ様でした。」の声と同時に再度、川に中へ消えていくのでありました(笑)。
 僕は元気のいい囮で泳がすことができなかった悔しさに缶の中からもう一匹の元気小鮎を出して再びトロに入れてみます。す
ると
「やっぱりなぁ〜〜」
でツツンと3匹掛かりました。



 さらに上をというところですが、その時に網師がやってきてポイントのトロに入れていた網を点検、かにの餌の投げ入れ等の作
業をされたのです。それで鮎が警戒したのか、トロの上は追いませんでした。へいぼんさんと鮎蔵さんが速い流れの中から鮎を
抜いたので、僕もやってみようと思い。その後、皆さんが攻めていた瀬のもう一つ下の瀬まで行ってみました。
「かかるかなぁ〜」
ということで背針を打って脇をそっと引き上がりますとビビビン!ぐ〜で掛かりました。雨落ちで暗くて目印が見えづらくなる5時半
までやってこの短い瀬で4匹の鮎が掛かってくれました。一匹は24cmの大きく肥えた鮎でした。



 最終釣果は15〜24cmが8匹でした。
「こんな流れの速いところでまだ掛かるとは…」

  

終わりを感じてた高津ですがまだまだやれそうな気がしてきました。
でも、11日の土曜日で高津は禁漁に入るので週末釣り師にとっては来週が高津の竿納めとなるのです。

 みなさんほんとにお疲れ様でした。みなさんが集まってくださるからこそ楽しい会になるのです。とっても楽しいオフ会でした。
ありがとうございました。来年またみんなで竿を合わせましょう。
 

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