第二回 かずべ〜の釣り情報 鮎オフ会
2008年9月17日(月)

 かずべ〜の釣り情報に集まる仲間たちのオフ会。第二回目です。
 第一回のオフ会を開催してから2年が過ぎたが、これは昨年は開催を予定していた日にちょうど大型台風が到来し、中止を余儀なくされたからでした。
 今年も雨による増水が心配されたのですが、なんとか予定通りの期日には水位も下がり開催できる運びとなりました。
 集合場所は高津川の柿の木道の駅。僕はみんなでつつくバーベキュー用の肉を買って行こうと近くのスーパーが開店するのを待ってから現地に向か
ったので、集合時間を少々遅れて到着してしまいました。
 到着してみると、なんとも参加者の皆さんは気合いが入ってます(笑)。というのもこの日は増水後の水引で釣況が絶好調。午前中にすでに川へ入って
おられた方はみなさん良型の鮎をたくさん掛けておられたのです。午前中の釣果や状況の話で盛り上がっていました。
 それでも、年に一度のオフ会です。ゆっくりメンバーの自己紹介をしあってお互いの懇親としてほしいので場所を道の駅裏に移してバーベキューを用意
しました。
 今回集ってくださったのは、へいぼんさん、いいちこさん、翔さん、初鮎師さんそれに初鮎師さんのお友達のかめさんも飛び込みで参加してくださいまし
た。さて、いいちこさんが午前中に竿を出して確保してくださっていた野鮎を塩焼きに、そして僕が持ってきた肉も網に置き、バーベキューの開始です。い
すを用意して「お互い改めての自己紹介を…」と申し出ましたが、そういうことはすでに僕が遅れていた間に済んでしまったようでした。もう自分で用意し
た弁当も平らげてしまっていました。おいしそうに火が通ったごちそうを前にしても、みなさんいすにも座らず、眼も心も目の前の高津の流れに向いてしま
っています。三度の飯より鮎釣りの好きなメンバーです(笑)。お話も料理も必要ないようです。そのうち午前中匹見へ入っておられた鮎蔵さんも到着し、
本日参加のメンバーがそろったところでこのあと開催するミニ鮎釣り大会を早くやりましょうということになりました。とにかく話が決まるのが早い(笑)。場
所は午前中に好調であった白滝に決定。実は今年はずっと日原から下流域が好調で、釣り人はそちらの方へ集中し、この柿の木周辺はとても空いてい
たのですが、誰も入らないその間に鮎はすくすくと育ち、良型の鮎がたくさん残っていたのでした。もうすぐ釣期も終わるというこの時になってやっとこのこ
とに気づいたのです。それではとさっさとバーベキューは片付け、全員会場へ移動します。釣り場に他の釣り人の姿は見えません。これなら他の釣り人
のことを気遣うこともなく一度に集団で釣りに入っても思うようにやれます。車を降りて河原へ集合。もうすでにみなさん早く開始の笛をならせといわんば
かりの気合いです。
 それではとルールを確認し、いよいよ大会の開始です。かずべ〜杯大会のルールは

  ・試合時間は1時間。時計合わせをして全員が釣り準備を整えたところで合図と共に囮を出し、
   合図と共に囮を引きあげる。実釣時間は1時間。

  ・ポイントの選定は入川順番をじゃんけんで決め、1番の人から順に入る。1番の人が出発30秒後に
   次の人が入川する。以下の人もそれに続く。

  ・最初の囮は2匹。自分が釣って持っている鮎のうちから2匹選ぶか、あるいは用意された鮎から選ぶ。

  ・順位は囮を含む1時間で掛けた鮎の総匹数が多い順、優勝者にはかずべ〜手製のタモの柄を進呈。

  ・競技開始を見定めて、かずべ〜も参加し、もしかずべ〜が1位になった場合は賞品のタモの柄の進呈はなくなる。

という内容である。しかしながら今回の会場は上流部、川幅が狭く、参加者の位置が下から上までかなり距離が開くこと。それに、今回は合図用の打ち
上げ花火が用意できなかったこともあって、試合時間を1時間半にし、1番の人が入川開始したときから時間計測を始めることにした。そして30秒後出
発もなし、ただし移動中の追い抜きはなしにした。
せ〜のでじゃんけん開始。勝った人から参加者それぞれが思うポイントへと散っていった。
 
 さて、全員の釣り場所が確定したのを見計らって僕も釣り場を探す。会場へ遅れていった僕は囮がないので午前中にしっかり釣っていた鮎蔵さんに2
匹の野鮎を囮としていただいていた。みなさん行儀よく上から並んで入っておられたので下へ下る。本部前一連の瀬はもう埋まっていたのでその下にあ
る淵を一つ下って入った。残念ながらここからでは参加者の皆さんの釣り姿が見られない。仕方がないので自分の釣りに没頭します。みなさんの状況は
わからないのでレポートはありません。竿をのばして仕掛けをつけて手前の大石裏におとりを滑り込ませる。すると瞬時に目印が飛びます。「掛かっ
た!」と竿を立てようとするがビュ〜〜ンと糸が沖へ走ります。竿は上に倒して突進を止めようとしますが沖にあるもう一筋の芯流れに突っ込まれてしま
いました。グギュ〜〜ンと曲がった竿がふっと真っ直ぐになります。糸切れです。付け糸の0.3号が切れてしまっていました。「こりゃでっかいなぁ…」せっ
かく分けてもらった囮が一匹失われてしまいました。型が大きいと読んで、今度は対応を心がけて攻めます。もちろん仕掛けも一回り太くしました。次の
囮がポイントに入ると変に5mぐらい横逃げしました。追い気は強い。不審に思い囮を一度手元に引き寄せてみました。するとなんと今度は針が飛んで
いました。今度は針を変えて逆バリを浅く刺します。すぐさまコーンとアタリを感じます。今度は竿は糸を張るだけ、先に2,3歩下って体制を取ります。そ
して竿は上に倒してテンションを掛けます。やはりグ〜〜〜ンと竿がひん曲がります。ためて耐えようとしますが野鮎の突進は止まりません。ぐいぐいと瀬
を下ってついに下にある淵まで下りました。ここであしらってなんとか手元まで寄せることができ網ですくい取りました。25cmを越える立派な野鮎です。
「これ、囮に使うの?」この囮に同型鮎が掛かると耐えられるかどうか自信がありません。考えましたがよたった先鋒の囮ちゃんに再登場してもらいま
す。この後も戦闘が続きます。針が折れる、どんぶりする、鮎は回転しますが数が増えません。鮎はたくさんいて次々に追ってくるのでおもしろいのです
が、あ〜残念。気がつくともう残りの試合時間が少なくなってました。かなり本部から下ってきましたので、早めに切り上げないと僕が計量しないといけな
いのです。ということで結局プラスマイナスで3匹です。川を上ってみんなの姿が見えてきました。みなさんまだまだ竿を入れてます。さてさて釣果の方は
どうだったのでしょう。
 開けられた船から出てくる野鮎はでかいでかい。全部見事な鮎ばかりです。みなさんこの大型鮎に翻弄されたようでした。最大はへいぼんさんが上げ
た27cmでした。
 さて結果は…

3位はただいま練習中の止め泳がせで丁寧に追い気の少ない鮎を掛けた鮎蔵さん、5匹です。

そして準優勝はこの良型鮎たっぷりの柿の木の状況を見つけてくださった。いいちこさん。大会でも鮎のいるところを遠くからも見抜く川見でしっかり当て
て6匹です。

そして第2回かずべ〜杯を制したのは今年絶好調。怖いものなしのへいぼんさんが平素の力を出してぶっちぎりの9匹で優勝でした。


 みんな集まってここのドデカ鮎の事について話が弾みます。もうそろそろ終盤を迎えた今年の高津川の鮎ですが、みなさん意気揚々。まだまだパワー
全開でぶつかる勢いです。
 かずべ〜の釣り情報のオフ会は一応このかずべ〜杯釣り大会の終了を持って閉会です。
 参加してくださった事への感謝を述べていったんお開きとしました。ここで、この後用事が控えてる初鮎師さんとかめさんは帰って行かれました。
 しかし、残りの皆さんは、まだまだ手に残る衝撃から離れられず、ここに残ってそのまま2次会へと流れていくことになるのでした。



…実はこの後、急に黒雲が立ちこめてきて雷鳴と激しい土砂降りで大変なことになるのですが、、、


トップへ
トップへ
戻る
戻る