2017 釣行記
| 昨秋のシーズン、 「今年は早く終わった。」 と船頭さんに言われて、確かに釣果も上がらないので早々にあきらめた鯛だが、妙に宮島の筏では連日チヌ釣りの外道で良型が上がっており、 「おかしいな、ほんとに鯛は早々とおわったんかいな?」 と疑問を持っていた。そこでネットで他の釣り船の記事を探していたらなんと12月末でもまだそこそこの型も数もあがってるではありませんか。ということでいつもの船頭さんとは違う船に電話を掛けて飛び込みで挑戦となりました。そこの船頭さんもさすがに12月の末からはタイ狙いでの出船はしてないと言うことでしたが、われらがメンバー、釣れなくても釣りを楽しめたらいいという連中ですので船頭さんに 「釣れなくてもいいからチャレンジさせてください。」 と頼んでみると 「やってみよっか。」 と快く引き受けてくれたので集合と相成りました。 ところがこの日は前日の大雪です。周辺の山々には白い帽子がかぶってます。しかし、よくある雪の翌日の好天気の日になったのです。船頭さんもそこのところはちゃんと天気予報を読み。前日まで強い季節風で大荒れに荒れてた大畠の瀬戸だけど、 「大丈夫、風も止むはず。」 とゴーのサインです。けれど、宇部から来る組は雪こそ降ってませんでしたが前日の降雪が夜中のうちに凍結しアイスバーン状態で2カ所3カ所と事故を起こしていて回り道をしてやっとたどり突きという状態でして、出船も予定より1時間遅れとなりました。
たしかに海辺から見える山々には白い雪がまだ残っているのに暖かい。船は大畠港を出港して大島大橋をくぐり抜け、我々が行ったことのないほど東へと走ります。実に神代辺りまで行って止まります。まぁ我らはいつも船頭さんまかせ。プロがおすすめする「ここがいい!」にすべてを任せて後は自分の釣り技で対峙するのが常。 「やって!」 の合図と共に仕掛けを降ろすと、いくらもしないうちにアタリが出始め足の裏ほどと型こそ小さいけれど赤い奴が上がって来るではありませんか。それらは10匹のうち7匹までがチダイではあったけれど、今年はほとんどお目にかかれてない赤い奴が上がってくる…しかもオフシーズンの1月にですからみんな文句はありません。時々は30cm級の真鯛も顔を見せ、この日の最長寸は40cm。風もなく寒くもなく、退屈しない程度に鯛が掛かり、みんな満足のうちに 「ぼちぼちあがりましょか。」 の船頭さんの納竿の合図まで楽しめました。
港へ上がって生け簀をあげてみるとなんとも賑やかな釣果となりました。
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