2006年 釣行記

2006年04月03日
天候 晴れ   紙祖川 11:00〜15:00
                        ヤマメ              18cm  2匹

 今季は仕事の都合と週末のごとの悪天候によりなかなか釣行機会が持てなかった。年度が替わってやっと一息つける日ができたので今季初、紙祖川まで遠出してみる。

 少し早めに出たつもりでも現地到着は11時・・・なかなか尻が重たくて動けない。。。
 さて、一気に匹見川との合流点まで降りて餌の川虫を捕ろうかとも思ったのだが、「釣りたい虫」が暴れて我慢ができなかった(笑)。
 上流部のいつも期待を裏切らない好きなポイントで車を止めて釣り支度を開始する。ところがいざ川をよく見てみるとかなり濁りが入っている。前々日の土曜日が雨だったので川は増水して濁りが入ったのだろう・・・まあ笹濁りを少し強くしたぐらいの濁りなのでそんなには気にせずに河原へ降りた。水面に影を落とさぬように後ろへ下がって竿をのばし、そうっと投餌してみる。ところが・・・・期待に反して反応がない。「えっ?!」何投か続けて振り込んでみたが、全くと言っていい程反応が見られない。仕方なく位置を変え、ポイントを変え、流れ筋を変えといろいろやってみるが餌を食ったのは数匹の小さなウグイとあぶらはやだけだった。信頼していたこのポイントでこの反応・・・とがっくり気落ちしてしまった。釣りを続けているうちに落ち着いて流れを見てみると、どこか釣り初めと濁り様が違う。また、このポイントに流れ込む支流を見てみると濁りなど全く入っていなかった。どうやらこの濁りは前日の雨の影響ではなくて上流で工事をし、その作業によって土が川へ流れ込んでいるものだと気がついた。

 思い切って車で移動。下へポイントを変える。ところが今度は出水によって?川底が全く変わっている。深いところが埋まってしまい。浅い瀬が掘れ込んで押しの強い流れになってしまっている。堰落ちのポイントはそれでも形になっているので対岸に渡って餌を投入する。ここでやっとヤマメが出た。けれども後が続かない。次に食ってきたのはウグイである。その後も何匹かウグイを釣って見切りをつけた。上へ昇っていくが今までヤマメを抜いたポイントが無くなってしまっている。大石段々のところでもう一匹追加したがそれっきり。仕方なく再度場所変えを・・・と川切りの場所まで下ったがまたまた濁りが強くなってしまって川底が見えなくなってしまっている。急な流れの中なんとか対岸へ渡れるところを横切ってきたのだが・・・・これでは足場が確認できず下は激流なのでウェーダーでは川を切れない。仕方なく他に渡れるところを探すがやはりない。裏山を登って少し離れた橋まで移動しようかと試みたがクマザサブッシュがひどくて前に進めない。そんなこんなでここで1時間も路頭に迷ってしまった。最後の手段と一か八かで対岸の岩に渡り岩を昇ってやっと道路に渡ることができた。けれど、工事の濁りもあるし、釣りを続行する気力が失われてしまった。時間は早いが竿をたたんだ。

2006年03月11日
天候 晴れ   福川川 14:30〜18:00
                          ヤマメ・アマゴ 15cm〜18cm  5匹
 今年の福川川は昨年と違って、川底が砂にまみれるでもなく、工事箇所もそう気にならず、ヤマメもそこそこ釣れるのでうれしい僕の家からだとここが一番近くて川幅の広いところで山女魚釣りができるところでもある。



 さて、一週間ぶりではあるが先週の様子からまだまだヤマメが残っているように思え、出会いをたのしみに車で一路向かう・・・けれど釣行はやっぱりのんびりスタート。この日は良い天気で先週よりも薄着仕様で準備をする。
 鹿野から峠越えのコースをとったので、上流ポイントから人の入り具合がうかがえる。ところがなんとこの日は釣り人の数が多い。最上流部は峠下りの源流地点から人影が見られた。この日の狙いは先週釣り終えた箇所からさらに上流。車も先週の駐車地点より上の路側帯である。
 杉林を抜けて川へ降りてみるとなんとまあ河原の砂地にはあっちこっちとたくさんの足跡がついている。午前中にでも何人か釣り人が入ったのであろう。この足跡ではほんとなら即場所変えといきたいところだが、上から下る道でたくさんの釣り人が見られたので、「こりゃ、どこへ行っても同じようなものだろう・・・」ということでそのまま川へ入った。

 しかし・・・・やっぱり魚の反応はない。ここならアタリの一つは出るでしょうという好ポイントはいくな深く、広くてもどうやって攻めてもコスンともしない。次々とポイントを変えながら上へと昇っていくが、いっこうに食う気配がない。どうも本命ポイントの流れ筋の脇、淵尻のかけ上がり、巻き返し、大石の下などは全滅のようだ。
          
 仕方なく、この時期まだまだ早いとは思いつつ、鉛を軽くして瀬の中を流してみる。するとなんとか釣り残しのヤマメを拾うことができた。けれども数も少なく型も先週釣った山女魚より2周りは小さい。小さすぎて放流した魚も何匹かいた。夕方までやってはみたが少し不満が残る釣果だった。
2006年03月05日
天候 晴れ   福川川 14:30〜18:00
                          ヤマメ・アマゴ 18cm〜22cm  7匹

 昨日、初釣行して少しくたびれたのでこの日は行く気はなかったのだが家にいるとむずむずして昼食後やっぱりでかけてしまった(笑)。
 行き先は昨日と同じところ。釣り終わり地点からさらに上へ釣り昇る予定だ。昨日と同じところに車を止め、川へ降りる。
 一直線に昨日の最後のところまで昇るつもりだったが入渓点の渓相の良さについつい竿をのばしてしまった。昨日一通り餌を入れているので当然のこと魚の反応は鈍い。わかっているので餌入れもさらりだ。次々とポイントを変えて昇っていく。それでも2匹程顔を見せてくれた。
                   

 本命は昨日の続きだ。しかしながらさすがに日曜日。午前中にすでに何人もの釣り人に攻められたようで足跡がいくつもついている。狙い場所は昨日釣ってもうわかっている。少し深いたまり、落ち込みのたまりや淵、流れの筋をはずした目印が止まるようなところだ。けれど一カ所で数はこない。すでに先行者に餌を入れられてしまっているからだ。どちらかといえばおいしい大場所より瀬の中にできた小さなよどみのポイントの方がヒット率が高かった。先行者もさすが、ちゃんとポイントを読んでいらっしゃるのだ。だからそういうような小さな見逃しポイントしか魚が残っていないのだ。数は少ないけれどやはり型はいい。小さすぎて放流しなくてはいけないような小型は2匹程出ただけだった。このチビヤマメはよだれが出そうな本命ポイントで出た。つまりキープサイズのいいヤマメは抜かれたことを意味しているのだ。こういう場所ではアタリは出たがなかなか針に乗らなかった。つまり小さい型のヤマメが数匹アタックしてきたのではあるのだろう。ところが餌がイクラではなく養殖ブドウ虫なのでなかなか口の中に入らずに針掛かりしなかったと思える。イクラを使えば小型のヤマメも思うようにかかるのではあるが、どちらかというと僕は逃がさなくてはいけないような小型のヤマメを針がけしてから放流するよりもそういう小型は掛かって欲しくないという気持ちもあるのでイクラより養殖ブドウ虫の方を好んで使う。
 薄暗くなる最後の時間に瀬から落ちてできた大淵の周りや後方のかけ上がりをじっくり攻めて3匹追加して川を上がった。昨日より型も数も少なくなったがまあまあ退屈しない程度の釣果があったので満足して釣り場を後にした。

2006年03月04日
天候 晴れ   高尻川 11:30〜13:30
          福川川 14:30〜18:00
                          ヤマメ・アマゴ 18cm〜25cm  10匹

 解禁後初の週末土曜日。この日が今シーズンの初陣になった。しかし・・・前日ポイント山口さんに餌を買いに行ったら、「匹見、入るんですか?大雪積もってますよ。」とのアドバイス。「ええ〜〜〜!」初釣りを川で夜明けを迎えようと意気込んでいたのに大ショックである。1日〜3日までの冷え込みが匹見地方では雪だったらしい。目的地へは三葛峠を越えなくては行けないのだが、道路の様子もわからないのに氷点下予報の早朝に突っ込むのはあまりに危険すぎる・・・。仕方がない、初陣は道路状況を把握することを目的として陽が高くなってからの釣行に切り替えた。
 さて、ゆっくり起きた朝が来て、車に道具を積み込む・・・・しかし、1年間のブランクは大きかった。積み込む道具が頭に浮かんでこないのだ。「え〜い。ないよりはあったほうがいいだろう・・・」とどんどん道具を積み込むと、狭い荷室はいっぱいになってしまった。小一時間も準備に費やして、やっと出発だ。
 天気は最高♪気温もどんどん上昇している。快調に中国自動車道路を東へ走っていくと・・・・徳地を越えた辺りからちらほらと山肌に雪が見え始めた。「ありゃ、もう雪が?これはポイントから教えてもらった情報は本当だったみたいだな・・・。」六日市ICまで行くと、もう雪は当たり前のようにそこここに積もっていた。高尻川沿いに登っていくと、雪の量は奥へ行くほどどんどん増していく。里の家並みを抜けていよいよ山道にさしかかるとすぐに道路は真っ白になってしまった。「まだ、坂を登ってないのに・・・。」(こりゃ、どにもやっぱり無理かな?)と思いつつも道路状況把握という目的を持ってきたのでこれ以上は進めないと判断されるところまでは進んでみるか・・・とそろそろと車を進めてみる。すると工事標の横で道路の雪かきをされている作業員の人がいた。ありがたい、道路状況を伺うことができる。「峠越え、いけますかねぇ?」と尋ねると「無理でしょう、全面通行止めさせてもらってますから。」道路復旧工事中らしかった。おまけにこの雪で全面通行止め処置になってるらしかった。普通だったら「残念」と力を落とすところだろうが、このときは進むのに不安があったので、かえって峠越えに見切りがつけられて「ほっ」とした感じだった。「どうもありがとうございます。」とお礼を言う声が自分でも明るいのがわかった。すぐに車をUターンさせた。

 さて、目的地は変更。「どこに向かおうか。」考えながら山を下り掛けるがせっかくここまで来たのだから・・と高尻川『ゴギの郷』付近で竿を出してみることにする。辺りは一面雪景色。川端への進入路には足跡もない。「これなら釣り荒れてもなく、魚の顔が見られるだろう・・・。」今年初の竿のばし、仕掛けつけはゆっくりとゆとりのある準備をして餌を入れてみる。ところが期待に反して反応がない。魚がいそうな良いポイントを次々に攻めてみるがアタリすら出ない。そう本気で釣り探るつもりでもなかったのでポンポンとポイントを変えていくが魚の反応がない。落ち込みからの大淵という大場所でやっと一匹のアマゴが出た。20cm級。しかしながらこのアマゴ、さびが残っていて体が茶色い。この辺りはまだ時期尚早か・・・。と判断し、竿をたたんだ。安蔵寺山周辺はまだ水温が低いと判断し、高尻川を後にして場所を福川川に変える。

 釣り場に到着した時はすでに14:30になっていた。柿の木から上がってきたのだが、やはりたくさんの釣り人が見られた。ところが僕がいつも攻める場所が空いていた。さっそく駐車スペースに車を止めて身支度をする。道路から川の流れを見下ろしてみるとなんとも流れが変わってしまっている。時期的にまだ速い流れにはあまりいないだろうとぐっと下の落ち込みの淵が多い場所まで下ってから川へ降りてみた。目立つ足跡はないので「まだそんなには攻められてないかも。」と希望を持つ。ところが思ったようには魚は出てくれない。段々の落ち込みのたまりに餌を入れるが反応はない。「ここもダメか?ここも?」という感じで登っていく。川の落差が緩くなったところでやっと反応があった。瀬の芯をはずれたところにできている淵トロ、ここはもし魚がいたら数が出そうだ。尻、手前と餌を入れるとビビビッとアタリがあったのだが針にのらなかった。そこで今度は第一本命の堀込の流心脇に餌を投入するとこれは一発で食ってきた。コクンと合わせてみるとグンと針掛かりした。ところがこれがどうも大きい。ギラリと光った魚体はそのまま一直線に上へ下へと走る。下は早瀬になっているのでそこに入り込まれては糸が切れてしまう。竿を上へ倒してその早瀬に入り込まないよう注意しながらやりとりをする。かなり時間を掛けてやっとこちらが優先権を得たので取り込みやすいようにわざと上へ昇らせ、魚を浮かせて流れに乗せて足元へ誘導しタモINさせた。これはとっても魚体のきれいな25cm級のヤマメであった。近頃はこの高津・匹見筋でもアマゴの方が多くなってしまっているがとてもきれいなヤマメに出会うことができ、ほんとうにうれしくなってしまった。魚をかなり走らせてしまったせいか、このポイントでは続くアタリは出なかった。
        
 そこで再度上へ昇る。どうやら瀬の中などの速い流れの中にはまだ魚がいないようだ。底が見えないくらいに深さのある、そして流れが死んで目印が動かないようなポイントにヤマメは固まっているようだ。そこで落ち込み下のたまりや淵に狙いを絞ってしっかり底に餌を入れる釣り方に変えてみた。するとこれが正解だったのか、アタリが出始めた。少し遅めの合わせを入れるとはずれなく針に乗ってくる。また、釣れてくるのは20cm越えの良型ばかりだ。一匹釣れたところは時間を掛けて丹念に探ると複数のヤマメが出てくれた。6時前に竿をたたんだが、数はそんなに多くはないけれど良型ばかりで満足のいく釣果であった。


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