2022年 釣行記

2022年12月25日
大知渡船 宮島の筏  7時〜15時

 12月に入ると野波瀬釣りデッキは年末休業に入る。その前になんとかもう一度釣行して今年中に1匹はチヌを釣りたいと思ったのだが残念ながら今年の最終日は悪天候で釣行を断念。
 そのままで今年の納竿とするのはあまりに寂しいので年末に宮島釣行と決めた。12月に入ってから悪天候が続き、この日も一昨日、年末寒波で降雪があったばかり。まだ降った雪が溶け残る中だが変化する天気予報を何度も見ていると、この日は好天になると読めた。早速大知さんに電話を入れると快くOKの返事。早朝から高速を走って出船時間に港に着くとなんと釣り客は僕一人。釣行予定をしていたお客さんたちは前日の寒波降雪でみんなキャンセルしたらしい。
 ということで船長さんはこのところウキフカセで絶好調の宮島作業場の筏へ連れて行ってくれた。



正面の山肌にはまだ白く雪が残ってはいたが、この日は風も弱く、穏やかで日差しが暖かくも感じられる釣り日和となった。筏もいい雰囲気で釣れそうな気配がしたが…餌をとるのは良型のフグばかり。このフグたちは活性が高かったので、根気よく団子を打ち続ければそのうちチヌが寄ってくればフグも退散するだろう…と思ってがんばって団子を打ち続けた。けれどどうも底付近にはいい魚は居着いてないようだ。
 この宮島筏は、時としてチヌは浮きがちなのでウキフカセの方が釣果が上がることが多い。この日もひょっとしたらチヌは浮いてしまって底に位置する餌には食いついてこなかったのかもしれない。チヌが上層に浮いて寄ってくるのは、ここ宮島筏の特長といえる。こういう状況はたびたび起こる。こういう場合に釣果をあげる方法として、団子の中割りや団子を握らず上撒きをして軽おもりでゆっくり落とし込む方法がある。しかし自分は是が非でもとにかくチヌの釣果をあげなければ気が済まないという方では無い。それよりも自分の好きな掛かり釣りスタイルである団子を打つ事によってチヌを寄せ、寄せたチヌを団子から出た付け餌を喰わせ、そのアタリをとらえて掛け合わせるという方法でチヌを釣ることにこだわる方だ。なんとか上に浮いているチヌが底の団子を食いに潜ってきてくれないか…。ひたすら団子を打ってチヌの気配を伺い続けたが、迎えの船が来る15時まで状況が変わることは無かった。
 残念ながらボウズの続きで今年は納竿となった。
2022年12月03日
野波瀬釣りデッキ 10:00〜17:00


 今日は、西の風強い予報。普通なら行かないところだけど、団子に入れるアミ類を溶かしてしまっていたので、もったいないから使いに行きます。あまりいいポイントでは無いけれど西風を背に受ける団体筏のトイレ裏へ先客さんが居たけれど、空いてたので入らせてもらいます。
 ここは昔からチビカワハギの巣で付け餌がすぐにかすめ取られて釣りになりにくいポイントだった。ところが…あれ?っというほど餌取りの反応が少ない。先客さんのアジゴ狙いのサビキにさえ、忘れた頃にぽつりぽつりと小アジがかかるだけ。付け餌の生の沖アミすらたびたび無傷で上がってくる始末。去年も少し感じたが野波瀬釣りデッキ、最近は餌取りや雑魚が減ってきた。ここ近年のルアーブーム。野波瀬釣りデッキの釣り客もルアー釣りのお客がめっきり多くなり、雑魚釣りのお客が減った事で撒き餌が入らず、魚が筏下に居着かなくなってしまったからかもしれない。
 午後からはますます西風が強くなり突風も吹き通った。うねりで筏が大きく揺れ、突風のたびに筏の位置が大きく動く。それでもがんばって時間いっぱい黙々と団子を打ち続けたが…ついに時間いっぱいまで状況が変わることはなかった。
 またまたボウズ。
2022年11月27日
野波瀬釣りデッキ 10:00〜17:00

 あ〜、またやってしまった!
 毎年のことなのに、そして前もって漁協の告知があったのも見ていたのに…昨日11月の第4土曜日は野波瀬釣りデッキは臨時休業日なのです。にもかかわらず行ってしまったのです。ここへ来るときは竿袋には掛かり釣りの短竿しか入れてこないので他の場所への転進もできません。。あきらめてまた1時間半かけて帰りました。
 いいお天気が続く秋の日
 23日は職場の先輩にボートフィッシングに誘ってもらえ、嫁泣き港から出漁。普段はやらないジギング体験ができた。風無く広い海原で快適フィッシング。初ジギングも後半になってアタリをとらえることができ、50cm級イトヨリ、40cm級ワカナ、20cm級カナトフグ数匹を釣ることができた♪
 連続ボウズの悔しさリベンジに、もう一度新設筏に挑戦。やっぱり今日も先客さんがおれれて、その方の反対側で竿出し。ところが今回は前回の反省を元に団子にはちゃんと地アミと沖アミを入れたにもかかわらず餌取りの反応が薄い。団子を打っても打ってもその状況は変わらない。昼前、先客さんの浮きフカセ釣りにチヌが来た。少し後にもう一枚追加。けれど、こちらには何も変化は無い。餌の沖アミも残ってくる。ぱっとしないまま時間は過ぎた。反対側の先客さんに状況を聞くと、餌取りが多くて毎回餌が残ってないという。やっぱり砂底のこの筏は魚影が薄く、先に餌打ちした人のところに魚たちは寄り集まるのだと解釈する。
「この筏は好シーズン以外は先客が居るときはダメだ。」
これが新設筏に出した答え。
 次回からは例年通りのパターンに戻そうと決めながらのまたボーズ(>_<)
2022年11月19日
野波瀬釣りデッキ 10:00〜17:00

 気がつけばまだ秋の海が残ってる好釣期に2連続ボウズだ。今季のかかり釣りはなんとも不調発進だこと。
「そろそろ1匹釣らないとなあ…」
と考えながらいつもの野波瀬釣りデッキへ。
 実は野波瀬釣りデッキ、自分が川へ行ってる間に筏が2基、新設された。しかしその筏は過去に筏があったところではなく、全く新しいところ。
「なぜあんなところに?」
謎だったので気になっていた。そこで船頭さんに尋ねてみると、鯛養殖いけすの近くだからあそこへ設置したらしい。設置前に海底調査したところ底はきれいな砂地だったということであった。で、魚の釣れ具合はと言うと…思った以上にチヌが好調で、夏から秋の好釣期にはかなりの釣果があったらしい。
「あそこはおすすめだよ。」
とかなりの押しだった。
 そこでまだ釣りスペースも空いていたので先客さんのいる筏だがあげてもらってみた。
 様子見…今回いつもの筏では餌取りがまだまだ活発で、前回などは好時合いにアジに囲まれてチヌに餌が届かなかったった感じがあったので、団子にアミを混入しなかったと言うこともあるが…この時期にしては餌取りの反応が薄い。
「なるほどなぁ〜。底がだだっ広い砂地だからたいした餌取りはおらんのだな。この調子ならチヌが寄ればアタリも取りやすく釣りやすいだろうなあ。…しかし、低水温期に入って魚影が薄くなるとこの筏には居着きもほとんどいないから厳しいだろうな。ところでこんな調子じゃあ雑魚釣りのお客さんは釣りにならんだろう。期待できるのはチヌと回遊してきた小アジくらい?小アジの泳がせをすればヒラメは来るかも?けど、雑魚釣りのお客さんには向いてない筏だな…」
これが新設筏ABの印象だ。
 結局納竿の5時までやってみたけれど、ろくな喰いアタリは出ず、丸ボウズに終わってしまった。早朝からやってた先客さんは2匹のチヌをあげておられた。ボウズ3連敗の記録更新中(^^;
2022年11月06日
野波瀬釣りデッキ 12:00〜17:00

 まだ秋チヌの時期、適当にやっても何匹か顔を見せてくれるだろうみたいな半端な気持ちで団子の用意も適当。
「アミを入れても餌取りが集まるばかりだから一つアミなしでやってみよう。」
 出発ものんびり。出遅れて11時便になってしまった。日曜日なのでお客さんは多い。11時便では空いてる筏はない。なんとか竿が出せそうなスペースの空いている団体西へあげてもらう。先に筏に上がって釣っている先客さんに挨拶すると
「今日はよく釣れた。自分たちは12時で上がるからここでやってみたらいいよ。」
とのこと。さらに話を聞くと浮きフカセをしていたお二人さんは午前中にすでにマダイ・チヌ・ヘダイを数枚あげて、もう今日は満足で帰ると言うことだった。自分は短竿掛かり釣りなのでお二人さんが釣っていたポイントには届かない。そしてこうやろうと思ってたポイントはこの人たちと真反対側向きだったのでちょっと悩んだ…が、今からポイントを作るのは時間も遅いし、せっかくの申し出でもあるのでその方たちの後に入らせてもらうことにした。その方たちの迎えの船が来るまで小一時間ほど時間をつぶし、その方たちの筏上がりをお礼を言って見送り、12時過ぎ…いよいよ釣り開始。
 ところが…やっぱりそうはうまくは行かない。ポイント距離は10mほどの違い。水深20mもあれば団子を入れ続ければ寄った魚たちもこちらに移動してくれるだろうと思ったけれどそうはいかないようで、出るアタリはチビ雑魚と思えるちょい餌かじりでそれも回数は少ない。開始2時間ほど経って手のひら大の小鯛が3枚ほど来たけれどそれ以外は喰いアタリは出ることなく、期待の夕方時合いも特に変化無く終了となった。
 初釣り初ボウズはショック大きいところだがなんか気が入らず、釣れなかったけれどショックを受けることもなく帰った。
2022年11月03日
野波瀬釣りデッキ 12:00〜17:00

 鮎竿を置いて、いよいよ今シーズンの筏釣り開始!っと言うところだが、どうも気が入らない。鮎ロスト、まだ心は鮎に向いている。いつものように川へ向かいたい。けれど、もう鮎釣はできない。。。気合いが入ってないので準備も中途半端。どうせまだ秋チヌの時期、適当にやっても何匹か顔を見せてくれるだろうみたいな半端な気持ちで団子の用意も適当。出発ものんびり。出遅れて11時便になってしまった。ちょうど秋口には型は小さいけれど数が出ることが多い2番筏の南向きが空いていた。
「まぁ、この時期でこの場所なら丁寧にやれば何匹かは釣れるだろう…。」
なんてなめていた。ところが…なんか反応が鈍い以前のこのポイントと比べると餌取りの反応がとても弱い。ちょろちょろと時には餌の沖アミをつつきはするがずたずたにされて残った沖アミが揚がってくる。よほど小さな根魚がつつくのだろうか…。しかし、きっと丁寧に団子を打ち続けたらチヌが寄ってきて状況は変わるはず。そう思ってどんどん同じリズムで団子を打ち続けた。
「狙うは好時合いの15時過ぎだ。」
反応が悪くてもじっと我慢でその時間が来るのを待ち続け、ついにその時合いがやってきた。
その頃から団子割れ後に軽い反応が出てきれいに餌の沖アミをかすみ取る反応が出始めた。
「おおおっ?これはそろそろ喰うか?」
団子もつつく感じなので期待十分。ところが…この反応の主はなんと中アジだった。20cm級の中アジはそんなに大きい群れではないようでぽっちらぽっちらと餌に反応する。これはとってもいいおかずだ。一つ二つと釣り上げて「しめしめ♪」だったが、これを相手にしているとチヌの口まで餌が届かない。そこで時に付け餌を練り餌やコーンに変えてはみたが、そうすれば全くの反応はなくなる。チヌはいるのか?いるとしてもアジの群れを追い払うほどの数はいないのか?そうしてこの好みやげの中アジの魅力に負け、竿じまいのそのときまで中アジ釣りに興じてしまった。
2022年02月26日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜17:00

週末、今シーズン最後の筏へ。
野波瀬釣りデッキ。船着き場の透け潮を見て悪い予感。
「ここのところ寒い日が続いていたからなぁ。。」
釣り座をセットしてさぁスタート!
ダンゴ打ち2,3投で…ん、、、全くの反応がない。。これは…
それでも時合いが来れば状況は変わるかもと期待を持って傷一つつかない生沖アミをダンゴに包んで打ち続け…
果たして納竿まで穂先微動だにせず、餌切り以外餌を付け替えることもなく…生命反応感じることなく終わりました.

シーズン竿納めは丸ボウズでした。
    
2022年02月12日
野波瀬釣りデッキ 11:30〜17:00

 3連休の中日。昨日釣りに出かけてしまったので特にすることもなく家でゆっくりしていたけれど、
「こんないい天気にもったいない!」
と昨日のリベンジに出陣を決めた。急遽の釣行なので団子を購入のため小郡のポイントまで買いに行ってからの出発。野波瀬到着はかなり遅くなった
 11:30筏上がり。なんと今日の方がお天気がいいのに釣り人は少なく、お目当ての筏が空いていた。やったね☆
 ちょうど船が筏に着いたとき、隣の筏でフカセ釣りをしておられるお父さんの磯竿が大きく曲がった。だいぶ時間を掛けて、うまく浮かせてタモにイン。かなりいい型のチヌだ。きっと朝一から上がってやられていたのだろう。ちょうどポイントにチヌが寄ってきたところだったようだ。その後もこちらが団子を作って釣り座をセットする間に何度も合わせておられる。見ていると、うまく筏沖にできた潮目をポイントに狙い、ドングリ浮きの全遊動で攻めておられるようだ。よくこの20m越えの水深がある筏場でその釣り方でうまくチヌを釣るものだなと感心しながら見ていた。なかなか針に乗らないようだったがその後良型をもう一匹釣り上げて昼過ぎに帰って行かれた。
 さて、こちらは11:30に釣り座のセットも完了し、釣り開始。しかしすでに昼前ともあって、回遊の小アジすらおらず、全く付け餌を触ってこない。団子の握りを少なくして早割れ仕様で打ち込むが、団子から餌が出てもそのままで巻き上げると付け餌の沖アミが無傷で上がってくる。
「打ち込めばチヌの群れはやってくるはずだ。」
と自分に言い聞かせて同じリズムでダンゴ打ちを続けるが、時折小さな餌取りが付け餌の沖アミをつつくだけで、ほとんど無反応。針に掛かったのは磯ベラ1匹だけ。他の筏も魚の反応がないのか、なんと筏に上がっておられた釣り人は、1時の便でみんな上がってしまって、自分1人となってしまった。広い海原に自分1人。寂しささえ感じてしまう。
 ついに2時。集中力が途切れてきて、
「こりゃあダメかな。」
とあきら芽が出始めたので、遅い昼食で一息入れる。
 30分後、再開するもやはり状況はかわらず。だんだんと上潮だけが沖に出る2枚潮となり、完全フカセ仕掛けでは水面下の道糸がふかせられて付け餌が浮いてしまうようになった。そこで3Bのカミツブシをサルカン下に打ち、団子も水分を多くした沈下速度の速いものにして筏際の足元にダンゴを入れる。
 さらに1時間が経過。3時半、ふと、団子付きの仕掛けにチョンチョンと5mmほどの小さな反応。そこで割れて出た付け餌を底を引きずりながら流していくとピョンピョンと穂先が跳ねた後1,2,3段引きで押さえたまま止まった。見逃さず、グンっと竿を天に突き上げる。ガクンっと竿が止まる。掛かった!今回のチヌは元気がいい。重量感を伴いながらビュンビュン下に突っ込み横に走る。急な突っ込みは親指ブレーキで対処する。何度も巻いては糸を出されるを繰り返し、やっと水面に浮かしてタモで掬う。大きい45cmを越えている。今回は前回のことぁあるので落ち着きがある。チヌを上げて、さっさと団子を2個入れて、針を外してビクに入れる。

    

「ああ…、やっぱりやってきてくれたか。あきらめず、信じて打ち続けてきてよかった♪」
不思議なものでそれまで全く無反応だったのに1匹釣れたら連続で食ってくる。次もダンゴが割れて少し送って喰って来た。これもバッチシ針掛かり。が、最初の突っ込みでハリスがプチン。ハリス切れでばらしてしまった。巻き上げて確かめるとだいぶ上の方で切れてたので、おそらくハリスに傷が入っていたのだろう。下にいるチヌは大きいと判断してハリスを一回り太い1.75号に交換食いはちょっと悪くなるだろうが確実性を選択。針も大型用に5号を巻く。これで遠慮なく対峙できる。続けて喰って来たが、魚の活性が上がったというわけでもないようで、団子にアタックしてくるでもなく、チヌアタリが出ないときには沖アミがそのまま上がってくる。そこで流しながら小さな誘いを掛けてアタリが出るまで待つと…クイクイクーで大きく押さえてガッツン!これも走るがハリスを太くしたので力で止める。それでも結構なやりとりで、上がったチヌはこれも同サイズの45cm越え。

    

これでアタリは止まってしまった。団子アタックもないし付け餌を食ってくるタイミングも遅いのでそんなに大きい群れではないようだ。「まだおるはず」と気を抜かずに探るが反応がない。さらに上潮が速くなったので鉛を3Bから6Bに付け替える。そしてあまり団子を打たず、餌を底にずらして待つ戦法に切り替えた。するとだいぶ待って、忘れた頃にグインと一気に竿先を突っ込ませて一回り小さい42cmクラスが来た。サイズが下がったことでだいたい終わりだなと感じ、時間も終わりが近いので道具を片付ける。

    

一通りかたづけて、釣ったチヌを締めようとビクを上げたらまた竿先が突っ込んだ。あわてて竿を手にとって、やりとりしてこれも42cm級。バタバタしてたら迎えの船が見えたので急いで片付け、終了。
 釣果は46cm×2、43cm、42cmの4匹。深場は乗っ込みが始まっているようで腹の中は卵も白子も半分ぐらい大きくなっていた。

    
2022年02月11日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜17:00

 「天気は明日の方がいいけど3連休の初日の方がきっと人が少なくていいポイントには入れる。」
そう考えての野波瀬釣りデッキ行き。けれど、残念ながらお目当ての筏には先客さんがすでに上がっておられた。厳寒期のチヌの動きの鈍いこの時期、やっぱりポイントによる釣果の違いは大きい。悩んだけれど、誰も上がってない団体東の筏に上げてもらう。風と潮の流れから落ち着いてできそうなところは角の一点と読んで釣り座をセット。団子を白煙幕仕様に作り、団子を前入れ10個ほどしてゆっくり道具をセットする。すると狙いの筏に上がっておられた方が11時の便で上がって行かれた。
「ありゃ〜読みはずれかぁ。。」場所は空いていたのだから入れてもらっておいたらよかったな。。。」
と残念がっても後の祭り。もうこの場所でなんとかチヌを寄せるしかないのだ。
 ダンゴを入れ始めると結構いい反応。なんぼかの餌取りがいる。この時期は少しでも餌取りがいてくれるとアタリを見る集中力が持続する。そのうち勢いよく竿先が突っ込んだ。こういうのは小鯛類だ。ゆっくり引き合わせをすると針に乗った。クイクイと頭を振りながら上がってきたのは20cm級のヘダイだ。
「へえ〜こいつがおるんか。これはおみやげにありがたい。」
とクーラーに確保。その後も時折このヘダイが竿をひったくって相手をしてくれて退屈せず、またおみやげが増えていった。
「このまま餌取りが相手をしてくれ続ければダンゴ打ちもリズムに乗るから時合いが来ればチヌが寄るかも。」
希望を持って団子を打ち続ける。
 ところが午後から風が強くなると急に釣れる魚が変わった。連続してチビカサゴが上がってくる。
「おかしい。変だ。場所が全く違う感じだ。」
そのうち根掛かりも発生。完全に底が岩場になっている。周囲をよく見ると風の勢いによって大きく筏の位置が動いている。
「あ・ら・ら・・ここはこんなに筏が動くんかい。。。」
それでも風の勢いがずっと一定であれば筏の位置も定まるのだろうが時折急に勢いが増す突風様だと風が弱くなったり強くなったりする度に筏の位置が大きく動く。これでは最初の風が弱いときにダンゴを入れてたポイントがどこだかわからない。ヘダイが全く釣れなくなったことからも場所が動いてることは確かだ。目測でその動きは5m以上。底に入れた道糸が斜めに走ることからも相当動いてることがわかる。これだけ糸を引っ張ってしまったら餌が浮いてしまう。餌が浮かないように鉛を打つと今度は底を引きずって根掛かりをする。こりゃOUTだ。実に場所の選択ミスだ。
 3時を過ぎて日が傾いた頃ようやく風が弱まり、また筏は最初の位置に戻ってきたようだ。元の位置にはやっぱりヘダイが寄っている。けれど、あちこち筏が動いて団子入れが方々に散らばってしまったのでステージは作りきれてない。風がやんだと思ったら今度は潮が沖目に流れ出した。潮の流れに対応するため筏下に団子の投入点を変える。すると…あらららこんどは底に何か漁網でも沈んでいるのか?針が何かに掛かり引っ張ると途中まで浮いてそこでプッツン。
「はぁ〜これではあかんわ。」
次から次の難条件にさすがに天を仰いだ。
「こりゃ今日はダメだ。」
そんな感じのまま納竿まで数匹ヘダイを追加して終わった。
 自分のポイント読みが大きく外れた結果だ。「くっそ〜。」と悔しい思いを抱いての帰路となった。

    

ヘダイ18〜25cm  6匹
2022年01月29日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜17:00

 今年に入って3連チャンボウズ(>_<)。もうボウズ慣れしてしまった。
 餌取りの活性も低い厳寒期、今回はちょっとでもアタリが出た方が退屈しないと餌取り集めの作戦。ダンゴはベースだけにして集魚にはアミと沖アミのミックスだけ。そしてボラ寄せ狙いにベースも濁りオカラ7:紀州マッハ攻め深場3で濁りと早割り仕様にする。
 開始11時。まだ小アジが回っている。ダンゴをつつき、出た餌をかすめ取る。これはこれでおみやげにはいいのだが型が小さすぎて針を食ってくれない。隣の筏のサビキ釣りをしている人はポロポロと小アジを上げている。が、これもお昼になるとどこかに行ってしまった。
 アジがいなくなるととんと静かになってしまった。餌だけは時折ボロボロになって上がってくる。シュリケンカワハギだろうか。まあそれでも何もいないよりましだとせっせと餌を付け替えダンゴ打ちを続ける。
 2時間後、ついにチビカワハギも満腹になってしまったのだろうか、餌が触られなくなってしまった。
「この作戦でも餌取りは寄ってくれないのかぁ。」
だんだんあきらめが沸いてくる。
 一息入れるために昼食とする。温かいカップヌードルはホッとして気分を入れ替えてくれる。
 気合いを入れ直して再開。潮が左前から筏下へと流れが速くなっていた。流れを配慮してダンゴ投入点を左前方に変更する。ほんの1.5mほど変わっただけなのに魚反応が全くなくなってしまった。新しいステージを作るつもりでせっせと団子を打つ。時間は2時半、チヌが食うならもう喰って来てもいい時間…なのに全く反応はない。「あ〜あ…今日もまたダメかぁ…。」状況変わらず1時間が過ぎてもうあきら芽が芽吹いてきた。
 …が、時は急にやってきた。ダンゴに全く反応はなく、割れ出た付け餌もほとんど無傷で上がってきてたのにあるとき急に底についたダンゴを突き始めた。
「あれ?夕方になってまた小アジの群れが回ってきたかな。これでこのまま餌をかすめ取られて今日は終わりかぁ。まぁ全く反応がないよりは退屈がしのげていいかぁ。」
という感じで続けると、どうもダンゴつつきの反応が激しくなっていく。そして、ダンゴ割れ後、竿先が押さえられる。
「ん?今、押さえた?このまま何もせずに1日を終えるのはおもしろくない。次に押さえたら合わせるぞ〜〜!」
で、次の1投もダンゴガツガツ。割れてクンクンクーン。
「押さえた!」
少し穂先でついていって、止まったところで1,2,3ガツーン!
「掛かった☆チヌや!」
ガクンガクンの首振り感じながらやりとりし、23mの底から浮いてきたのは35cm級のチヌ。

    

「やっとボウズ街道から逃れられたぁ☆」
っと、
「あのダンゴ割り…まだおるんじゃないか?」
チヌをスカリに入れて次のダンゴを入れる。やはり…ガツガツ、フワーで押さえてきた。慎重に、穂先でついていって、ついていって、入ったまま止まって、1,2,3でガツン!今度は重い。力で浮かして竿であしらう。浮いた。デカイ☆45cmありそう。2連チャンで外しなし。



「まだおるかも?」
けれど、さすがに次の反応は遅い。…5投後。また、ガツガツ。
「来る!」
ダンゴの割れ後、潮について流しつつ…つついた!咥えた!送って、小さく押さえた!送って、送って、まだ咥えてるのを確かめて…ガツン!これは重い。首振りの幅が広い。けど走りは緩い。ゆっくりゆっくり巻き上げ巻き上げ…浮いた☆デカイ?自分のタモ枠は50cm径。はみ出てるということは50cm越えてる?

    

 残り時間30分。まだおるかと思ったけど、この後ダンゴ反応は出なくなり、ダンゴの割れ後も餌が無傷で上がってくるようになった。底潮も速くなり、どうも完全フカセの仕掛けでは、ダンゴの割れ後に餌が底から舞い上がってる感じがする。そこで5Bの鉛を付けて底に餌を止める。すると餌をかじるようになった。ズラシたら小さいアタリは出ないので、置き竿にしてほったらかす。するとしばらくして一気に穂先が入った。これは35cm級。まだいそうではあったが残念、終了時間となった。
 ボウズ3連チャン分のリベンジ達成♪一番大きいのは締めて家に持ち帰って測ってみたら53cmあった。

    

チヌ 35cm、36cm、46cm、53cm  4匹
2022年01月22日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜17:00

 冬場はやっぱり季節風が吹く。野波瀬釣りデッキは仙崎湾内にあるとはいいながら北西の季節風には弱い釣り場だ。今週は風もおさまり波も穏やかになったので釣行した。
 天気予報よりも北東の風は強かったがこのくらいなら掛かり釣りに支障はない。筏の状況は…例年なら水温が下がると小アジの数は減るけれど、餌で食ってくる良型のアジが何匹か来てくれるのだが今冬はそれもなく、小アジも明け方のまずめにちょこっと釣れるだけと淋しい釣況で釣り人も少ない。前回チヌは来なかったが小鯛がよく餌をとってくれたポイントが空いていたので今回はそこを集中して攻めればチヌも寄るかと期待して前回のポイントに釣り座を構えた。
 ところが…?前回あんなに小鯛が餌についたのに今日は全然餌に触らない。いや小鯛どころか他の餌取りもいない。餌の生オキアミが触られもせず無傷で上がってくる。前回とあまりに反応が違う。がんばってダンゴを打てば、ちょっとぐらい小魚が寄ってきてくれるかとせっせとダンゴ打ちを繰り返すが、1時間…2時間…全然状況は変わらない。それでも少しは魚が寄ってきたのか、数投に1回、ビビビビンと小さく餌をついばむようなアタリが出てオキアミの頭だけが取られることがあるようになった。とは言ってもそれは合わせるようなアタリではない。っと…チョンチョンの後、クーーっと竿先が入った。反射的に大きく合わせる。掛かった!が手応えはそんなに大きくない。重さだけを感じながら巻き上げると上がってきたのは良型のハコフグ。なんともかわいいおちょぼ口に癒やされた。

     

 それからまた小一時間。団子を打ち続け、3時前。
「そろそろ時合いの時間だが…」
と思ったところ、チョンチョンと大きく竿先がはずみ、その後大きくぐーーっと竿先が入った。無意識のうちにも竿を大きくあおって合わせるのが筏師の常。ガクン!
「掛かった?!」
ゴクンゴクンと首を振る。
「こりゃチヌだ!」
と巻きに入るとフワン。。
「えっ?バレた?」
手応えは完全に掛けた手応えだったのに外れてしまった。仕掛けを巻き上げてみると針は無傷。
「針ハズレだ。」
針先を点検してみたけれど全くなまっていなかった。どうやらバレた原因は上潮が流れていたのでハリスに2B鉛を打っていたのにいつもの完全フカセと同じタイミングで合わせてしまったので合わせのタイミングがちょっと速かったのと掛け合わせをするには針が3号といつもより小さい針を使ったから上あごに立った針が刺さりきっていなかったのだろう。せっかくの数少ないチャンスをしかも1匹目をバラしてしまったのでは、もうきっと後がない。。。あ〜あである。
 それでもあきらめきれずにダンゴを打ち続けるのも筏師お常。けれどやはりその後はアタリが出ることはなく夕方の日落ち前に少し小アジが餌をとって相手してくれただけでこの日は雑魚も釣れない丸ボウズに終わった。

2022年01月10日
野波瀬釣りデッキ 12:00〜17:00

 本当は行く気はなかったのだが、昨日あまりにもふがいない釣行だったので、少しでもいい釣りがしたくて出漁。けれど、ダンゴがないので仙崎、清水釣り具まで購入にいったので筏上がりが遅くなった。
 筏は昨日と打って変わってがら空き。どこでも好きなところ意上がれる状態だが、天気予報の南西風を気にして団体東の東向きに釣り座を構えた。しかし…団子を結構打って、そろそろステージの基礎ができるかなと思う開始1時間後、急に潮が走り出した2枚潮のようで水面下の糸がすーっと走る。なのでダンゴ割れと同時に糸がフワーっと浮き上がって一瞬で流されてしまう
「これじゃあ釣りにならん。」
せっかくステージができるところまでやったので、このままねばることも考えたが、大オモリドスン釣法しか対処出来ないのはおもしろくないので思い切ってポイントを変わる。



 筏をぐるりと回って探すと、反対側の南東の角は潮が流れてないのを見て取ったのでそこへ移動。
 すでに時間は2時前。これじゃあ3時の時合いまでにチヌを寄せきれない。もう見込みは薄いが仕方がない。とりあえずあきらめずに続行する。すると小一時間もした頃、餌取りのはっきりしたアタリが出だした。
「あれ?ここって反応ありじゃん。」
なんの餌取りかとクワセにかかるとキュっと竿先を押さえ込んだ。合わせると針に乗って、クインクインと首をふって小鯛が上がってきた。
「おやおや、ここには小鯛がおるんかい。」
この反応ならちゃんと早くから攻めてたらチヌが寄ったかも知れない。悔やまれるのは取りかかりの遅さ。この時期、ステージができるまでには時間が必要なのだ。
 その後も時折押さえ込みアタリが出て小鯛が上がってきた。しかし、夕刻から雲が出て曇ってしまい日があたらなくなってしまってからは反応も遠のいてしまった。
 残念ながらチヌは出なかったが次の機会に攻めてみたい場所が見つかって、次に行く楽しみができた。小鯛の反応はよく、全部で8匹。いいおかずのおみやげができた

    
2022年01月09日
野波瀬釣りデッキ 11:00〜17:00

 昨年末、竿納めに毎年釣行しているお正月鯛を狙っての宮島釣行の機会を待っていたのだが、週末はずっと悪天候が続き、機会を逃してしまった。ちょっとの我慢をすれば行けないことはなかったのだが、前回好調期に行ったときの貧果と夜中からの出発に高経費を考えるとお尻が上がらなかった。
 新年が明け、野波瀬の年始休業がやっと明け、天候もよくなったのでいざ出漁!なんと初釣りは1ヶ月ぶりとなってしまった。冬場だから釣り客も少ないとばかり思っていたのだがなんとも思いはみんな同じ?筏は釣り人で大盛況!思ったポイントには入る隙間がない。なんとか空いてるところを探し1番の筏に釣り座を構えた。

    

しかし、そのポイントは底は砂地。冬場には厳しいところだ。ダンゴ打ちで濁りを出してボラを寄せることができたら海路が見えるかもと濁りダンゴでどんどん団子を打ち続けてがんばった。今回のダンゴはヒロキュー「ギザミッコW」にヒロキューの「生さなぎ黒鯛」そしてマルキューの「濁りオカラ」とマルキュー「紀州マッハ攻め深場」のブレンド
ちょっと水を多くして濁り度を多くする。
 ところがやっぱり砂底。今日はとても潮が澄んでいてかなりの深さまで団子が見える。きっとかなり水温が下がったのだろう。そんなときに砂底うちだから全然魚の気配がない。付け餌のオキアミの生すら無傷で上がってくる始末。
「打ち込んだら少しは餌取りも寄ってくるだろう。」
と期待を捨てずに打ち続けるが状況は変わらない。そしてその状況は終日変わらず、たった5回の魚の反応のうち1匹だけ針に掛かったのは小鯛。
「初釣りで鯛はメデタイや!」
と無理に意味づけて海に帰し、終了。



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