2004年 釣行記

2004年03月06日

天候 雪  高津川 蓼野川 11:30〜13:00
             福川川 16:30〜18:00
              アマゴ 15cm〜22cm  10匹
 今年は解禁日が月曜日だったので初釣りは1週間待たなくてはいけなくなった。待って、待ってやっと来た週末だったのだけれど、なんと天気予報は大雪!とてもじゃないが釣り日和とは言えない・・・けれどやっぱり我慢もできなくてとりあえず出発し、雪の合間をねらって竿を出すことにした。
 1年ぶりの渓流解禁ともありひさびさに釣友も一緒に釣行することになった。雪の予報に早朝の出発はさけて家出発は9:00。コースは六日市から柿の木への予定だ。しかし高速道路も徳地を超えた頃から雪がちらつきだし、鹿野をすぎると吹雪になり、高速道路上にも浮きがうっすらとつもり始めた。高速道路整備の除雪車も出ていて、運転はノロノロ。最初の目的地の蓼野川到着は12:00前になっていた。
 ここは川の上を高速道路が通っているところがあり、雪や雨がひどいときはその下で雨宿り(雪宿り?)をしながら竿を出すことができる。まあ釣るというよりは竿が出せるという感じでそこを選んだ。到着したときはうまく雲の合間で釣場付近だけ雪が降ってなかった。

 さて今回は堤下の好ポイントを釣友に譲ってもらい釣友は堤上の瀬のポイントへ、僕は落ち込みのたまりのあるポイントへと入った。堤下の大落ち込みへ雪が積もる壁を滑りながら降りる。解禁からすでに1週間が過ぎているので、竿はすでに入っているはずと思いながら第一投。しかし流れに乗せて餌をゆっくりと流すがアタリがない。しかし餌の流れ方が微妙に不自然である。そこでねらいの筋を変え、鉛を1ランク重めにチェンジして餌を止めて待った。するとしばらくしてからククン!である。今年初の女王はまだサビの残った20cm級であった。それからもふわっと流れて餌が止まるような筋を集中して攻め、1ヶ所で数匹をGET。何度か同じところに投餌してやっと当たってくるので、時間がかかる。そのうち雪が降り出した。大粒の半牡丹雪に目印が同化して見えなくなってしまう。この雪に水温も極端に下がって食いが渋いのだろう。こちらもじっくり同じポイントで動かずに釣っているので竿に雪が積もり僕は半雪だるま状態だ。実釣時間1時間で竿をたたんだ。6匹のヤマメと対面することができた。
 しかし車に戻って釣友の釣果を見てびっくり!さすがにこの低水温で瀬では数は出なかったようだが、ビクの中にはデ〜〜ンと大きいヤマメが横たわっていた。彼は昨年も解禁初釣行で尺物をあげている。(また、やられた〜)。
 昼食を食べて雪をさけ西へと向かい雲の合間がくるのを待って、ポイントを福川川に変えた。雪がやんでたのでしめしめと思い川に降りたのだが、また竿をのばすと同時に降り出した。寒い!途中延ばした竿をたたもうとしても、竿がたためない。継ぎ目で凍っているのだ。川の水につけると軽くたためた。当然ヤマメの食いは悪く、重いい鉛をつけて餌を止めての誘い釣りでなんとか何匹か釣り上げた。
 まあ初日なので女王と出会えただけで満足な1日であった。1日で実釣時間は3時間ほどであったがなんとか15cm〜22cmを10匹釣るとこができた。

2004年03月13日

天候 晴れ  高津川    福川川 11:30〜18:00
              アマゴ 15cm〜22cm  9匹
 相変わらずの遅出である。峠にはまだ先週の雪が残っていることも考えられたので、近場でもある福川川に向かう。山口県から島根県へと県境になっている峠にはやはり道ばたにまだまだたくさんの雪が残っていた。・・・・そういえば・・・氷を持ってくるのを忘れたのを思い出して峠にある雪をクーラーに入れる「しめしめ」である。峠を下ると福川川の上流である。車が止められるところには確実といってもいいくらい車が止まっている。「今年はこの川に入っている人が多いなあ・・・」と思いつつ椛谷渓谷の上の堤を超えて体の下流へ、毎年訪れる堤下のポイントに車を入れるとそこには車がなかった。「よかった。」と車を止めて身支度を調え、河原に降りる。ここは河原に降りたところに荒瀬下の瀬があり対岸はたまりとなっていてスタートからいつも何匹かは顔を見せてくれる。竿はウルトラライト級の6.3メートル。道糸は1.75号、ガン玉2号、針袖型5号で始める。餌は養殖ブドウ虫である。そっとポイントに近づき餌を投入する。・・・・・しかし・・・なんとピクリとも反応がない。あれれ?と思いながらさらに魚がたまるポイントへと攻めていく・・・ところが・・・全く反応がない。河原には確かに足跡があって誰かが入った後であることは伺える。けれど、いつもここは誰かが入っていたとしても何匹かはアタリを見せ、また釣れてくるところなのだ。今年は解禁日が月曜日だったので初釣りは1週間待たなくてはいけなかったくらいだからそんなにはまだ荒らされてはいないはずだが・・・と思いそのまま川を上ることにした。けれどここぞと思うポイントではことごとくアタリがない。水温も低いようで瀬や荒瀬の中の大石裏の落ち込みでも出ない。戦意喪失してきながら、淵のたまりで腰を下ろして何度も餌を流したり止めたりと繰り返す。そうするとククッと小さなアタリが出てやっと山女魚が姿を見せてくれた。体にはまだサビが残っている。ウブな山女魚は釣りきられ、さらに水温が低くて食いが渋いのであろう。それからは同じように流れの緩いところや水深のあるところ、反転流でたまりになっているところを専門にして釣り上がった。最後の大堰堤の下でも状況は同じ。けれど少し型のいい山女魚が姿を見せてくれた。・・・・・これではあんまりおもしろくありません。早く水温が上がって山女魚のサビもとれ、きれいになって瀬に出てきてくれないかなあ・・・

2004年03月21日

天候 晴れ  錦川支流   木谷川 12:30〜18:00
              アマゴ 15cm〜27cm  13匹
 今日はお彼岸の中日。父の墓が錦町にあるので墓参りに行ってついでに久しぶりに木谷川をのぞいてみよう(どっちがついでだか・・w)と家を出た。
 先に墓参りをすませておいてから、木谷川にむかった。この近くに40年近く前から建設計画が立っていた平瀬ダムができる。着工までかなりな年月を費やしてやっとほんとうに建設しだした。木谷川も下流部はダムに沈むのか、流域に沿って新道が造られつつある。そのため山肌は削がれ、木谷川下流域も護岸が削られ無惨な姿になっていた。
 この川の本格的なポイントは元木谷集落のあったところの周辺から上流部といえるだろう。魚影はその辺りが濃い。けれども谷釣りはあまり好きでない。僕は工事が終わる辺りの下流部から川に入った。竿はシマノ渓流UL65・道糸0.2号・鉛2〜2B・針袖6号から始める。餌は養殖ブドウ虫だ。
 車を止めた道路脇から川に降りる。降りたところには下流部にいい段々の落ち込み淵が続いていた。上から下をねらうのは難しい。アマゴは上に向かって定位していてこちらの影がすぐアマゴの目に映ってしまうからだ。けれど脇にある大岩に身を伏せながら下にそっと下り餌を落とす。しかし・・・・ピクンとこない。上からなので白泡・落ち込み両脇・流れ尻とポイントを変えて餌を入れ、また流すが全く反応がない。次々に落ち込み淵を攻めてようやく落ち込み脇の巻き込みでアタリが出た。しかし釣れたのは8cmほどのミニアマゴ。即放流物だった。その後も反応がない。
 今日は暖かい。さらにここの河原は高津川水系と比べると河原に咲く野花が咲き誇っていてかなり春も進んでいるのがわかる。そんな感じだから釣り人も結構はいっているようだ。上の道路を釣り人が乗った車が往来する。また河原には先行者の足跡が残っている。
 ねらいを水深のある淵から瀬の中の落ち込みに変えた。そうするとたっとちゃんとしたアタリが出た。釣れてきたのは結構いい型のアマゴ。それは高津川水系で釣れるものとは違ってすっかりサビはとれており、腹も出て肥えていた。もう食欲満点で川虫を食いあさっているのだろう。
 そこで瀬の石をめくってみた。すると川虫がいたいた。キンパクを中心にヒラタも結構いた。そこでしばらく竿をおいてこの川虫を捕った。
 餌をブドウ虫から川虫にチェンジしてしかけも0釣法に変える。道糸0.15号・針渓流ゼロ4号・鉛は4号〜2号だ。するとどうだろう今までほとんどアタリも出なかったのにねらうポイントねらうポイントでアタリが出る。ビックリである。餌の違いでこんなに違うのか!。魚がいることがわかったので、丁寧に攻めていく。特に人の釣り落としそうな川の脇の小さなポイントや少し大きな石の下手などでは必ずといってもいいほどアタリが出る。ただ、残り時間はもう少なかった。
 河原沿いを駐車場化した橋の下・・・誰もがねらいそうなポイントだが、そこでガツンと大きな手応えが出た。魚は上へ下へと走る。糸は0.15号だから無理はできない竿を立て、弾力を十分に生かしてあしらう。そのうちなんとか寄ってきたのでようやくタモですくうことができた。27cmのキレイなアマゴだった。上にはまだまだポイントは続きそうだったが、日が暮れてきたので納竿した。


2004年03月27日

天候 曇り  福川川 12:30〜18:00
              ヤマメ 15cm〜20cm  4匹
 さてかなり暖かくなったが川の状況はどうだろうか。昨年は結構福川川の調子がよかったので何回も行き、川がわかってきた。しかし最下流部はどの辺りだろう・・・とずっと思ってきた。昨年は椛谷集落のも一つ下の集落付近でやってみたがウグイばかりでヤマメは出なかった。まだ水温も低いだろうからちと下流部を探ろう・・と椛谷集落の家がとぎれたすぐのところに車を止めた。河原に降りるとすぐ変化のない平瀬が広がっている。この瀬で出たら楽なのだが・・・と仕掛けを入れてみる。が、やはり反応はなかった。平瀬の下に大きな落ち込みがいくつか続いているところがあったのでそこまで下ってから始めることにする。しかし河原を歩くと無数の足跡がすでにある。何度も攻められていることが伺える。連続である落ち込みの一番下のつぼから攻めはじまるが、全く反応はない。流してもダメ。止めてもダメ。石の下に餌を滑り込ませてもダメだ。。。時々餌を止めて待っていると食ってくるのはウグイ。流れの消えるところまで流しきったらカワムツといつものポイントに比べると外道が多い。5kmと下ってはないのだがいつも攻めるところとはかなり様相が違う。川は暖かくなってあちこちでカゲロウが飛び交い、それに向かってライズする魚の姿も多い。なるほどこの辺りはよくフライをする人が入っているわけだ。川幅も結構広いので両岸にわたってポイントをしらみつぶしに攻めるがヤマメはこない。いつの間にか集落の中に入っていた。この辺りになると川に市販の仕掛けの包装紙などが落ちているのが目にはいるようになった。地元の人が時々遊んだりするのだろう。けれど最初の一匹はその民家のすぐ裏できた。人の気配が多いだろうに・・・と思いながらその辺りからやっと人が攻めないような早瀬の中のちょっと水深があるところの底波に餌を入れたりすると当たってきた。しかし・・・警戒心が強いのかバレが多い4匹も5匹もばらしてしまって結局日暮れまでやって、集落中心部まで上って4匹しか釣果はなかった。

2004年04月03日

天候 曇り  紙祖川 13:30〜18:00
              ヤマメ 15cm〜18cm  9匹
              ゴギ      25cm    1匹

 解禁から一ヶ月たったのでそろそろ紙祖川の水温も上がったかと思い行ってみた。しかしさすが紙祖川。匹見町に入る峠にはまだ道路によけた雪の固まりが残っていた。紙祖川に入ってビックリ!確かに到着が遅かったのではあるが、人人人である。車が止められるようなところには全部車が止まっている。これは下に下れば下るほど人が多いな・・・と思い上流部から入ってみた。しかしそこもすでにいくつもの足跡があり人が攻めた気配が濃い。餌を投入しても反応がない。水温はまだまだ冷たいようでウェーダーを通して冷たさを感じる。またこの日は少し冷え込んでいて道路上にある温度計は6度を表示していた。人が攻め落としそうな浅場や瀬では魚の気配がない。仕方なく誰もが攻めそうな落ち込みの淵をじっくり攻める。丹念に何回も流しているとなんとか当たる。しかし、釣れてくるのは放流ぎりぎりか放流サイズのミニでサビの残ったヤマメである。淵場を丹念に攻めるので時間ばかりが過ぎていく。少し流れの速いぶっつけでやっと手応えのある奴が食ってきた。が、しかしそいつは25cm級のゴギだった。いやになって釣場をもう少し下流に移したが結果は同じであった。もっと水温が上がってヤマメが瀬に出てくる頃もう一度来ようと釣り場を後にした。


2004年04月04日

天候晴れ  福川川 13:30〜18:00
              ヤマメ 15cm〜21cm  10匹
              ゴギ      25cm     1匹

昨日の釣りに不満が残ったので連日の釣行。
けれど風がすごく強い。「これは本流では竿が降りにくそうだな・・・」今年は人気?の福川川。そんな強風でも本流にはたくさんの釣り人が見られる。けれど僕は風を避けて支流にはいることを選んだ。椛谷集落から古江堂谷川へと足を向ける。道路横の駐車スペースからできるだけ離れた方がいいだろうと下流に向かって歩く。そしてビニールハウス裏の竹藪から川に降りようと試みるが、降りたところは大岩崖でそこから釣り上がられそうもない。仕方なくもう一度崖を登りもう少し上手に移動し竹藪の中を足下を確かめながら降りる。降りたところにはいくつか大石があり小さな落ち込みがあった。早速竿を延ばして餌を入れてみる。すると即反応があった。支流の瀬場なのであまりいいポイントは数多くはないが「ここは」と思えるところに餌を入れると全部当たってくる。ただポイントが狭いので一カ所でアタリは1っかいこっきり。また、釣れてくる山女魚の型もよい。ほとんどが20cm級。無理抜きをして網ですくいもしないのでいくつか釣りながら足下で落として逃がしてしまった。支流仕様で竿はダイワ朝霧本流61・道糸0.2号・鉛2〜2B・針袖6号から始める。餌は例によって養殖ブドウ虫だ。いくつか釣って釣り上がり川は道から見えるところにさしかかった。しかしそれからは全くアタリがなくなった。河原にも足跡が認められた。先ほどまでのところは人が入った気配はあまり感じられなかった。「さら場と人が入った後ではこれほどまでに違うのか。」という感じである。そこから上は大きなポイントでは全然ヤマメは出なかった。小さな流しにくいポイントを丁寧に流して時々ポツリポツリと出るくらいである。けれどやはり型は大きい。流れの速い岩へのぶっつけの白泡に大きい鉛を付けて餌を入れてみるとググンを力強いアタリ。これは25cm級のゴギだった。頭の上の木の枝を気にしながらの小ポイントでの拾い釣り。あまり好きな釣りではないが魚は結構楽しませてくれた。

2004年04月10日

天候 曇り  福川川 13:30〜18:30
              ヤマメ 15cm〜22cm  13匹
              
 このところ仕事が忙しく、休日初日の土曜日はどうも朝が早く起きれない。
 ゆっくりのスタートは福川川だ。しかし今年の福川川はどういうのだろう。行くたびに多数の車を見る。当然ポイントポイントに人が入っている。人気があるようだ。車がなかったのは初日に釣友が入ったポイント。椛谷集落下流の開けた瀬だ。ここに車を止めて入川した。
 いつもは河原に降りたところにある荒瀬の大石の裏でいくつか出るので攻めてみた。しかし、思ったようには食ってこなかった。今年は魚が全部ちゃんとヤマメが入っているようだ。ここ数年はアマゴの方が多い気がしたけれど今年はアマゴはほとんど見ない。ヤマメは荒瀬の中のような流れの強いところはあまり好まないのだろうか・・・
 荒瀬の下の淵場で2つほど出たがそんなには食い気があるようでもない。そこで再び荒瀬を上って上流部へ攻めあがる。
 
 荒瀬上の瀬肩、ここは気づかれないようにそっと攻めれば数の出るところ。しかし一つ出ただけであった。やはりきびしい。さらにその上に段がある。ここも餌止まりに数たまっていることのあるポイントなのだけれど、やっと一つ。どうやらこんな感じで一つずつ拾い歩いていかなければいけないようだ。
 さらに上にあがって大きな落ち込みとトロ。トロ尻では数が出て、落とし込みでは大型が出るところ。けれど岸際のかけ上がりでやっと一つ出ただけ。さらに上にあがってトウフ石の瀬。コンクリートブロックの間に深くなって流れがたまるポケットがありそれが連続している。ポケット一つ一つがポイントだけれど一番水深があるポケットでやっと一つ出ただけ。
 次々にねらいを変えて攻めていく。段々の落ち込み、流れが少し長く続いているところでやっと一つ。上のチャラ。岸際、葦下のたまりで一つ。道路から見えなくなるこれより先には深みを伴った落ち込みが連続したいいポイントがある。
 ここも落ち込みの脇や流れ筋という本命では全然出ないが流れの切れ目、駆け上がりはみなさん攻めないのか必ずと言っていいくらいヤマメが出た。ただしどこも一匹どまり。本流は川の端から端までたくさんポイントがある。一つ一つ攻めていったらあまり距離は進めない。このポイントまで攻めたところで夕暮れがやってきた。
 

2004年04月11日

天候晴れ  福川川 13:30〜18:00
              ヤマメ 15cm〜21cm 5匹
 さて 二日連続であるが暇な時間ができたので出かけてみた。 しかし昨日の川の様子(釣り人だらけ)から考えても日曜日の昼からの釣行では釣果は期待薄だった。できるだけ人が入らないようなところを・・・と道路からは川筋が見えない杉林裏へ入川した。
 河原に降りたそこは小砂利のチャラ瀬。これでは魚はいないので上へとのぼりながら石の沈んでいる段々瀬の小さなポイントを探る。するとポツリポツリと反応がありヤマメが姿を見せた。「よかった。残っている。」と思いさらに上にある好ポイントを目指す。 上に上れば上るほど渓相となりポイントとしていいはずなのだが、「あれれ?」気がつくとアタリが消えています。「誰か攻めた後かな?」。まあこのところいつも、どこでも誰かが攻めた後を拾い釣りしてるので、「それでも少し釣れるだろう」と思いそのまま釣り上がります。
 しかし・・・次々にあるポイントの1番筋はもとより2番3番筋も・・・何度も丁寧に攻めるとやっと魚の反応が出るけれども魚が針にかかりません。ようやくかかったら小さなカワムツやウグイ、アブラハヤです。よほど上手な人が釣り切ったのだろうか・・・「ここは残っているだろう」と思える藪下で餌の投入が難しいところでも見向きもしません。「う〜ん。余程の腕達者な人が攻めた後なのか?」当然のように足跡は河原にあります。けれどなんかだんだん足跡の数が増えてくるようです。
 そのうち夕方になってしまいました。気がつくと足跡の部分の砂や石がまだ濡れています。「あれ?上に車は止まってなかったんだがなあ。。。」暗くなって結局そのままいいとこなし。仕掛けをしまって道路にあがってみて唖然です。ほんのちょっと上に車が2台。釣り人が終い支度をしています。どうやら僕はこの人たちのすぐ後を追いかけて釣っていたようです。納得。
 しかしそれに終いまで気がつかなかった自分は未熟者です。

2004年04月18日

 天候晴れ 紙祖川 12:30〜17:30  
               ヤマメ   17〜20cm  10匹
 「今日はがんばって紙祖川まで行くぞ!」と気合いを入れていたのだが出発は9:00。もうそろそろ紙祖川のヤマメも瀬に出てきだしただろうと思っての釣行である。
 川幅の広い川の河原からゼロ釣法で釣る・・・これが僕の今一番好きな釣り方なのだ。この近くにはそれができる川幅と河原のある川でヤマメが釣れるところはなく、その釣り方をしたいがために時間がかかっても毎年紙祖川まで通うのだ。
 途中トイレ休憩をしてゼロ釣法をするために紙祖川下流部匹見川との合流点まで川虫を捕りに行く。ゼロ釣法には餌の川虫が不可欠である。車をとめて支度を調え、土手を降りようとしたら昼のサイレンが鳴った。すでに12:00である。
 石をひっくり返して網ですくい、川虫の種類を見極める。ここでとれる川虫は時期によって不思議と種類が違う。網に入るのはオニチョロとピンピンそして少数のヒラタであった。どうやら今の時期にとれるのはヒラタらしい。そこで網を河原において石を抱きかかえ、ヒラタを採集する。暖かい日が続いたためかもうすでにヒラタも大型になっている。餌にちょうどよい大きさのヒラタがたくさんとれた。
 さてとったばかりの川虫をつけていつも通り本流に第一投。いつもここで餌をとったときは、ちょっとだけ様子見に釣りをするのである。いつもはそんなにはヤマメは釣れず、ウグイが顔を見せ、1,2匹ほど釣れればいいところなのに今日は第一投からヤマメが出た。18cm級「幸先がいい」。ところがいつもと違い、ポイントに餌を入れると続々と反応がある。思いも寄らない反応に合わせるタイミングがとれない。かからなかったり、ばらしたり・・・・「こいつは面白い。今日はこのまま本流で釣るか。」本流こそ僕の好きな川幅のあるところで河原が広く瀬がたくさんある釣場なのだ。けれどいつもはそんなには反応がないので仕方なく紙祖川へと上っていくのである。
 しかし・・・今日は昼から雨予報。それもかなりまとまった雨が降るような天気予報だった。好天が崩れる前は風が吹く。強い風である。ゼロ釣法の軽い錘をつけた仕掛けは吹き流しになって手元に戻ってこない。当然投餌もままならないし、やっと振り込んでも風で目印が吹き上げられて流せない。本流なので風当たりは誠に強い。じっと立って風の合間を待ってやっと竿を振る。これでは釣りにならない。4匹ほどあげたけれども本流はあきらめ紙祖川に入る。
 「谷間なら風も弱まるだろう・・・」けれど並の風ではなかった。風は川筋に沿って吹き抜ける。本流で釣れたヤマメは全部キープサイズだったので下流部は前のようなミニサイズではないと思い、匹見集落を少し過ぎた工事で道を切り替えたところに入ったがどうやら午前中に人が入ったのであろう。足跡がたくさんある。それでも川に降りてすぐの瀬で最初の一匹がきたので瀬は攻められてないと判断してそのまま釣ることにした。

 けれど投餌ポイントに餌を投入するのが至難の業である。風が吹き抜けて軽い仕掛けは思ったところに飛んでくれない。それでもポツリポツリと魚信はあり、いくつか釣れたのだが、風はますます強くなる。
 いつもなら夕方には風が収まるのに・・・やはり雨前の風だからやむどころか強くなる一方である。そのうち雨まで落ちてきたので少し早いが竿をたたんだ。
                       
 せっかく紙祖川までがんばってきたのだが思うような釣りをさせてはくれなかった。ただ釣れたヤマメは全部18cm級でミニはいなかった。日曜日というのに思ったほど釣り客もいなかった。解禁当時のウブなヤマメはもう釣り尽くされてしまったのであろう。

2004年04月24日

天候 晴れ  14:30〜18:30 福川川
  15cm〜22cm   18匹
 昼からの出発。この時季には珍しい冬型の気圧配置で、気温が低い。途中の道路気温計は15度を表示していた。
 時間が遅いので近場の福川川を釣り場に選んだ。先々週に行ったとき、「もうここはかなり釣り荒れしちゃってるな。」と感じたのだが遠くまで行ってたら釣る時間がなくなってしまう。
 県境を越え福川川上流部から下流部へと車を進める。ところが今までになく車が少ない。北西の風も強かったが、やはり釣り荒れして釣果が出なくなって釣り人が減ったのだろうか。
 開けたところでは突風に近い強い風が吹いているので、いつもいく開けた瀬が中心の椛谷集落下流部はさけ、椛谷渓谷下流「鈴大谷橋」から入る。ここは解禁当初に一度入ったが、いつもは必ずと言っていいほど反応の出る河原に出てすぐの開けた瀬ではヤマメは姿を見せず、今年は期待薄だなと思ったところだ。
 川に降りてみてビックリ!水が濁って増水してる。きっと上にある堰の門を開け放水しているのであろう。「案外これは好釣果につながるのでは?」と思いながら第一投。すると瀬の芯で大きなアタリ。一発で針掛かりした。流れの中心でかかったので引きが強い。竿を上流に向けてあしらいゆっくり寄せて取り込むとこれが本日の最大22cmのまるで銀毛かと思えるまるまる太ったヤマメだった。さいさきよしである。その後同じポイントで瀬尻・瀬脇と3匹追加できた。やはり濁り増水がヤマメの食いを促しているのであろうか。

 その後橋の下流、水深のある落ち込みを少し攻めてみたがポイントポイントで1匹釣れた。しかし2匹目は出ない。軽く下流部を探ったので今度は本命の上流部へ上ろうと入渓地点に帰ったが何と笹濁りだった川の水が茶色化していた。
 少し上に上って瀬で2匹追加したがあまりの茶濁りに釣る気を失ってしまった。そこで堰より上流部へポイント移動。峠越えの道が再び川に面するところで車を止めた。水は全く透き通っている。やはり堰の水を落としていたのだろう。堰より上は減水状態だ。入渓地点の橋の下には大きな落とし淵がある。これだけ大きければ何匹かは残っているはずだと思って鉛を変え、筋を変えしながら攻めるが反応がない。やっと釣れたのは放流サイズが何とか2匹。?これは誰かが攻めた後かな?川幅もかなり狭く、また頭の上には覆い木があって竿を振りにくいが次々と続く好ポイントに餌を入れ探る。
 けれども思ったようにヤマメは出ない。2つほど何とかキープサイズが釣れたが、釣りにくいしアタリも少ないとの2重苦でさっさと川をあがった。きっと誰かが攻めた後なんだろう。
 時間は17:30残り後1時間少し下流で道路から川まで降りる旧道が残っているところに車を止めて川に降りる。ここも最初に車で通った時にもう少し下流に釣り人が川に降りる姿が見られたところではあった。川に降りて少し下に段々の落ち込みがある。そこの白泡脇に投餌して流すとすぐに一匹きた。

けれど一級ポイントでは魚は出ない。やはり攻められた後なのだろう。けれど二級三級ポイントでぽつりぽつりと釣れてきた。かなり釣り残しもあるようだ。上に大きな落とし込みがあったのでそのトロ下の瀬に餌を入れる。すると反応のいいアタリ。「これは・・・」どうやら水深の浅いところは攻められてないようだ。10mほどのこの瀬で5,6匹連続して食ってきた。その後も上に上り、よさそうなポイントを攻めてみたがやはりそういうポイントではヤマメは出てこなかった。
 けれど短時間の釣りにしてはよく数が出た方だなと満足した。それに福川川は型がいい。20cm級が中心なのでビクがずっしりと重くなった。

2004年04月29日

天候 晴れ   紙祖川 12:00〜18:30
               ヤマメ  16cm〜20cm  9匹

 どうしても早朝からいけない。。。今日は紙祖川まで行くつもりだったのにやはり昼前釣行になってしまった。途中休憩と昼ご飯の調達で到着はちょうどお昼のサイレンが鳴ったときだった。
 六日市ICを降りたときに高津川を見て「あれ?増水してる?」若干の増水が高津川、高尻川ともに見られた。「まあけど峠を越えて紙祖川に行ったら状況も違うだろう・・・」なんて甘い見通しで峠を越える。しかし、状況的には紙祖川の方が水位が高かった。 しかし、さすがに紙祖川。増水してても水は澄んでいる。釣りができないと言うことはないようだった。「まあ流れが比較的緩いあそこでやってみよう・・・」といつも行きがけの駄賃で竿を出すポイントを目的地とした。
 けれど、なんと、目指したポイントに車がさしかかるとちょうど釣り終えてポイントを移動しようとしている車が2台見えた。「あらら、すでに釣られた後か・・・」
 仕方なくそのまま車を走らせて今度はトウフ石の堰のポイントに、ここは車がなかったのでここに入ることにした。釣り支度をしていたらさきほどの車が2台過ぎていった。もっと下流部を攻めるつもりなのだろう。
           
 さて確かに水位が高く流勢が強くて川歩きも難しい。瀬に餌を入れてみたが、あっという間に目印が飛んでしまう。「これでは瀬は無理かな」と落ち込みの深みを見つけ下に下る。流れのたるんだところから餌を入れてみるが反応がない。???流す筋を変え、鉛を変えて何度も入れてみるが全く反応がない。ポイント移動をして別の落ち込みを攻めてみても同じである。魚の気配がない。誰かが攻めた後なのか?しかしこれだけ流勢が強いのであるからたとえ誰かが攻めた後であったとしてもいくつかヤマメは残っているはずである。それに足跡も見えない。たまたま入ったところがヤマメが薄いところだったのかも・・・とそのまま釣り上がる。
 けれどいくら場所を変えてもアタリは出ない。しつこく流してやっと当たったのはアブラハヤとウグイだけである。約1Km遡上したが釣果は0だ。「場所を移動しようか・・・いや下流部はさらに増水しているはずだ。」頭にいろいろな思いがよぎる。「まあ暑いくらいの好天の昼間でもある。ヤマメの食い気が低くということも考えられる。」増水してるので川虫は獲れない。餌は養殖ブドウ虫だ。何度かイクラに変えても見たが同じことだった。
 さて、相変わらずヤマメは釣れない。「どこに魚がいるのか・・・」餌を流しても、底波に入れても、少し重い錘を付けて餌を止めても全くヤマメは姿を現さない。少し水深のある瀬の中にできた大石裏の若干流れがゆるんだところ、そこをちょっと重い錘で底をたたきながら餌を流すとやっと出た。時間はもう16:00を回っていた。1.5Kmほども釣り上がっただろうか。
 やっと魚がいるところがわかった。流れが石にぶつかった後にできるよどみ(とは言っても流勢が強いのでかなり流れるのだが)。そこをねらいの中心にする。魚の食い気はあるようだ。コツコツ・ゴリゴリと反応があったところは食いアタリにならなくても何度か同じように流すと食ってきた。釣れるまでは何度でも餌にアタックしてくる。ただ魚影は薄い。同じポイントでは2匹は釣れない。いく筋も流して時々反応があるだけだ。
 足下の大岩にぶっつけるよどみ。その下は急な落ち込みだ。もちろんその落ち込みは攻めてみたがやはりウグイしかいなかった。落ち込みの寸前に大きい石がある少し根掛かり覚悟でその石の下に餌を入れてみた。するとゴツンゴツン。流しきる寸前にヤマメが当たってくるのはよくあることだ。魚がいることがわかったのでしつこくそこを攻める。流勢がありぶっつけの後の落ち込み前。そこにうまく餌を滑り込ませるのはなかなか難しい。やっとうまくいったかなと思ったとたんゴクンゴクン。ビシッ!うまく針掛かりした。魚はそのまま急な落ち込みを滑り落ちていく竿はウルトラライトなので止まらない。しかし糸がすり切れずにうまく落ち込みまでついて行った。深い落ち込みのたまりでやりとりを始める。魚はたまりを上へ下へと走り回る。こっちも竿を上竿に下竿にと操作してあしらう。かなり大きいようだ。何度かのやりとりの後魚が姿を見せた。大きい、25cmは超えている。足場は水面から1mほどの高さのある大岩。道糸は0.2号なのに魚体が全部出たのでそのままぶりあげてしまった。途端、プチン!切れてしまった。よく肥えた良型のヤマメに糸は耐えられなかった。「しまった!大きく下って岩を降りたら網で掬えたのに・・・」と後悔しても後の祭りである(涙)。
 17:00上にある工事現場の作業が終わった。トラックが次々に降りていく。そこでその工事現場に移動。案外工事現場は釣り人は避けていくところで魚が残ってることが多いのだ。もちろん作業してたのだから魚がおびえて食わないことも多々あるのだが・・・。魚はいました。ポイントとなる流れの中の大石の裏のよどみは少なかったが丹念に攻めると2匹・3匹と食ってきた。この魚の濃さを考えるとどうやらやはり釣り上がってきたところは攻め続けられて魚影が薄くなってた場所なのだろう。最後になってようやく紙祖川らしさを味わうことができたが陽は落ちていった。

2004年05月01日

天候晴れ  福川川 16:00〜18:30
              ヤマメ 18cm〜21cm  6匹
              
 連休初日、一応家庭での役割をすませて(連休中たくさん釣行できるようにと・・・・)、それでも少し暇な時間が生まれたので夕方の一時合いをねらって出かけてみた。
 峠を越えて福川川にさしかかるとなんとまだ増水していた。そのせいか釣り人の姿もほとんど見えない。今日のねらいは堰堤上の岩場だったのだが、車から下を見るとその岩場は堰にたまった水で水没していた。「これだけ水をためてるのなら堰堤下は水が少ないかも。」と思い堰堤より下流まで車を進ませた。けれど残念ながら水位は高く流れも急であった。
 いつも入る瀬が中心の場所も釣り上るにはかなり無理が感じられた。そこで釣果は下がるだろうが仕方なく釣り下がることにした。かなり流れも急なので、餌が止まらない。石の並び具合でちょうど流れのポケットになっているところでやっと餌が入るという感じだ。しかもそんなところはなかなかない。餌が入れられるところを探して川下りする距離と時間の方がだいぶ長い感じだ。
 けれどそんなポケットが見つかれば餌を入れて止めているとほとんどアタリが出た。増水によってヤマメの警戒心は薄れているのであろう。また釣れてくるヤマメの型も大変よい。体型もよく肥えている。一匹一匹釣れてくるときにやりとりができるおもしろい釣りができた。


 しかし、釣りやすいトロや淵を伴った落ち込みではいくらよさそうなポイントでも外道のカワムツやウグイしか出てこない。かなり釣り荒れて魚の数が減っていることは確かだ。水流がきつくまた水かさも増えていたので道糸は0.2号を使ったので少々いい型でも安心してやりとりできた。短時間ではあったが結構満足のいく釣りができた。
             

2004年05月03日

天候 雨  錦川支流   木谷川 14:30〜18:00
              アマゴ 18cm〜21cm  8匹
 休養十分!さて張り切って早朝から竿を出すぞ!っと意気込んで就寝したのであったが、なんと朝から雨。天気予報を調べてみるとだんだん天気は悪くなり、雷を伴い雨量も多くなるでしょうとのこと・・・涙。あきらめて再寝(笑)。
 けれど起きてみて雨の様子をうかがっているとそんなに急変はしないように思えた。水量があまり増えないところは・・・・ということで木谷川に出かけてみた。
 錦川本流はかなり水が多くなってはいたが木谷川はまだ水に透明感も残り釣りは可能だった。今回は前回釣り終えた駐車場から上を探ってみることにした。とりあえず車を上流ポイントまで走らせてみたが釣り人はそんなにいなかった。
 釣り上がってくとところどころにおいしそうな落ち込みがあったがそこを攻めてもアマゴは出ない。やはりここもいいポイントは釣り荒れているようだ。では釣れるところはどこかというとやはり瀬の中にある大石裏のタルミである。膝より下以上の深さのあるタルミではいい型のアマゴが食ってきた。ここは上流に集落もないので水がとってもきれいで釣れるアマゴの魚体もとっても美しい。型もいいので一匹釣り上げたらじっと見とれてしまう。雨でカメラの持ち歩きができず、釣りたての姿を撮影できなかったのがとっても残念だ。数もとても多いと言うことはない。けれどポツリポツリとアタリを見せてくれた。
 上に上がるごとになんだか水深が深くなっていくようで、川中での遡上はむつかしくなり道に上がって川を上らなくてはいけなくなった。ふと我に返って道から川を見ると水が濁っていた。水深が深くなったのではなく、降り続く雨によって水が増えてきているのであった。そういえば普段と違い時刻が進むにつれて魚のアタリが減っていた。匹見水系と比べると標高の低いところに位置するのでもう木々には葉が茂っており竿が降りづらい状態ではあったが、今年の木谷川はおもしろいと満足して早めに竿をたたんだ。

2004年05月08日

天候 晴   紙祖川   12:00〜18:00

ヤマメ  13cm〜21cm  10匹
ゴギ     18cm      1匹

なさけない。。。。

 実は ゴールデンウィークあけの週末であるこの日、体力も十分あったので早朝に起きることができた。「よ〜し今日こそは紙祖川で好きな川虫を使ったゼロ瀬釣り」をするぞ〜〜〜」と家を6時に出発したのである。紙祖川着8:30。釣行コースがら上流部でまずちょっと様子見も含めて竿を出し、それから合流点まで下って川虫取り・・・と本日の釣りを組み立てる。
 いつもあまり人が入ってるのを見たことないポイントに車を止めて「さあ、いざ!」用意をしようと思ったら「あれれ!」なんと道具一式昨夜整理してポケットに収納していたそのベストがない!持ってくるのを忘れてしまった・・・・唖然。。道具はいつもすべてベストに入れているので仕掛け一式何もない。しばし呆然とたたずんでしまった。家からここまで高速使って2時間半。ここ匹見町内でもまともな釣具屋を見たことがないし(カメラも忘れてしまった。)
 ・・・・気を取り直して車後部の道具一式置き場をひっくり返して探してみてやっと切れて回収したゴミ糸をついで針・鉛も二つほど見つけた。とりあえずこれでやって切れるまでに善後策を考えよう・・・ということで川に降りた。
 しかしそんな仕掛けでまた根掛かりを怖がりながら釣っても魚が来るわけもなく、こちらも引き気味に釣るものだからおもしろくもない。小型のヤマメを1匹釣ったが2匹目をばらしてしまったときに反動で頭上の木に糸が絡んでしまった。これがはずれず・・・プチン!一巻の終わりである。
 仕方なく峠を越えて六日市の釣具屋で仕掛けを購入することにする。それでも片道小一時間はかかる。また、その釣具屋に自分が使いたい道具があるわけでもなく糸は一番細いので0.25号。針は一番小さいので7号しか手に入らなかった。これでは瀬でのゼロ釣法は無理である。とりあえず道具をそろえて再度紙祖川へ。今度は仕掛け切れを恐れることはない。
 しかし・・・早起きしたにもかかわらず実釣は12:00〜になってしまった。。。涙。やる気半減で選んだポイントは上流部工事現場。時はすでに5月、もうあらゆるポイントは釣り荒れているだろう・・・こういう工事現場は誰もがやりたくないところだから案外魚が残っているのでは?それに工事によって大きい石が川に落ちて入りなだらかな瀬の中に大石があるというヤマメには住みよい川相になっている。
 河原に降りたところには絶好の落ち込みポイントが2カ所あった。そっと遠巻きにポイントに近づき釣り開始。しかし・・・反応がない。ムムム?2カ所とも全く反応がない。この後おいしそうな大きい落ち込みはすべてヤマメは出なかった。ねらいを瀬の中のタルミに変えて釣り上がるが反応は全くない。やはり工事現場ヤマメは寄りついていないのだろうか・・・・
 しばらくいくと小砂利の河原に足跡を発見した。連休の後半にまとまった雨が降り増水したはずなのでそれまでの足跡はすべて消えたはずである。なのに足跡・・・きっと僕が六日市まで往復している間の午前中に誰かが入ったのであろう。ヤマメの反応がないのも理解できる。やめてポイント移動することも考えたが、午前中にドタバタしたのでさらなる移動の決心が付かなかった。そのままどんどん上へと釣り上がることにした。
 やっと1匹目が来たのは工事現場中心の大石ごろごろの瀬。タルミから落ち込みへ吸い込まれる流れを落ち込みギリギリまで根掛かり覚悟で餌を送り込んだときに来た。釣れたのは20cm級の太ったヤマメ。さすが5月。ヤマメの餌になる川虫やカゲロウはもうたくさん出てきているのでしっかり餌を食べて肥えたのであろう。僕はいつものように養殖ブドウ虫でやったが、いつも5月を超えると極端にヤマメの食いは悪くなる。それで5月からは川虫を捕っての瀬釣りにかわるのだがやはり餌は川虫でないと食いが悪いのだろう。それに天気がよすぎる。ピーカン照りで暑くて汗をかいてもいた。あまり食いが立つ条件とは思われなかった。
 それにしても釣れない。アタリが出ないのだ。魚がいないのではないかと思ってしまうほどである。その後3時間、上へ上へと釣り上がったのであるがヤマメが出たのは同じようなポイント、瀬の中の大石裏のタルミから落ち込みの吸い込みギリギリだけだった。でも釣れたヤマメは全部20cm級の丸々太ったヤマメばかりだ。たまたま0.25号の道糸を使っていたので強引に引き抜いてとれた。
 かなり上まで歩いたのでよくやるヤマメのたまり場ポイントが近くなった。ここは前に見つけたときは橋の下の落ち込み淵からトロ開き瀬までどこでもヤマメがいて悟られないようにうまく攻めれば一ポイントで20匹近いヤマメが出ていたポイントである。だが今シーズンはいつ見ても人が入っていて攻められないでいた。今日も午前中には人が移動するところを見たので攻められていたのであろう。けれど、すでに夕方になっているのでいくらかは釣れるかもしれない・・・。
 そのポイントまでにいくつか瀬があり小さなポイントをなめながら上がる。けれど釣果は上がらないので「さあ早いとこ橋の下を攻めて夕方の好時合い、ポイントを変えよう・・・」と橋の下に視線を移したら・・・なんと!人がいる。それまで誰もいないことを確認していたので目を疑った。今日は余程ついてないらしい・・・肩を落として仕掛けを巻く。。。
 さて車に戻ると時間は17:00。もう一勝負できるなあ・・・しかし下に下ると帰路が遠くなるのでこれもまた午前中は人が入っていた元三葛小学校裏のポイントに入ってみる。ここはヤマメの数がすこぶる多いところなのだが初期はとても型が小さいので釣るのをさけている場所だ。けれど5月になったのでそろそろ型も大きくなったかな・・・とやってみた。
 道具、仕掛けはさっきと同じ、餌もそのまま養殖ブドウ虫だ。ところがさっきまでやってたところと反応が全く違う。時間も夕方の好時合いということもあったのであろうがヤマメの魚影が違う。出そうなところに餌を入れるとほとんど当たってくる。あとはアタリをうまくとらえて合わせられるかどうかみたいな感じだ。「まだこんなに残っているのか!」
 しかし・・・釣れてくるヤマメの型が小さい。最近は釣るヤマメのほとんどが20cm級であり今日も釣ったのはすべて20cmあったので特に小さく感じる。大きくても15cm〜18cmだ。ヤマメの18cmと20cmは全然大きさが違って見えるものだ。釣れるには釣れるがほとんどが放流サイズ。釣っては逃がし、釣っては逃がし・・・下手に合わせて飲み込まれてかわいそうだが仕方なくビクに入れる。ゴギにも飲まれてしまってキープだ。いつもと違う仕掛けなのでちょっと合わせのタイミングが合ってないようだ。1時間30分ほどの竿入れであったがアタリだけは十分堪能できた。ただキープしたのは3匹と飲み込んでしまったミニ4匹だけ。やはりここは6月に入らないと釣ってはいけないポイントだな・・・などと思い竿をたたんだ。

2004年05月15日

天候 雨  錦川支流   木谷川 14:30〜18:30
              アマゴ 15cm〜18cm  10匹
 先日の雨で川の増水が見込まれましたが、天気予報によると夕方から雨が降り、明日は大雨というので行くとすれば今日しかないなと出かけてみた。
 水が多くても可能なところは・・・・蓼野川と木谷川を目標にして出かける。しばらく車を走らせて・・・「あ!またやった。。」・・そう、先週ベストを忘れたのだが、そのままにしていたのでまた車に積むのを忘れてしまったのだ。今度はそんなには走ってなかったのでUターン。道具は万全。けれど木谷川に着いたのは14:30になってしまっていました。
 川はやはり増水。前回雨の日に釣行したけれどそれよりまだ水位が高い。いつも釣っている下流部では釣り上がりは不可能なほどだ。50cmは水位が高いだろうか。仕方がないので車をどんどん川上に進める。水位は高いが蓼野川に転進する気にはなれなかった。なぜなら水は多いけれど濁ってないからだ。この木谷川は上流部に集落もなければ田畑もない。だから水はほんとにきれいで澄み切っている。少々増水しても濁りはすぐとれてしまうのだ。雨は予報より早く降り出していた。けれどまだそれほどの雨量ではない。旧集落を抜け木立に覆われた駐車スペースに車を止めて釣り支度をする。          
              
 山はすでに夏模様。緑の葉っぱが枝を埋め尽くしている。おかげで雨に濡れずに支度することができた。しかしここまで川を上ってしまうと川幅が狭く、河原に降りても頭上は木々の葉で覆われて竿が立てられない。また水量が多く流勢が強いので餌が底に入らない、止まらない。大石の裏や落ち込みの脇にできたたまりなど流れのないところを見つけては餌を入れるがそこはアブラハヤの巣でもあるように奴らが襲ってくる。けれど少しでも流れが入ってきているところにはちゃんとアマゴがいた。残念ながらやはり上に上がったので型は小さい。どうやら流勢が強いのでアマゴは流芯にはいないようだ。少し鉛を重くして(2B)できるだけ餌を止めるようにしながら餌を入れられるところを見つけてはどんどん攻め上がっていく。しかし水位が高いので川上りもなかなかではない。とちゅう大岩を乗り越えるときすべって転び落ちてしまった (^^ゞ。
   
 途中のどから手が出そうな瀬がいくつかあったが数がまとまって出ると言うことはなかった。ポツリポツリと拾いながら釣り上がる。夕刻残り時間わずかになって、大きな堰堤に出た。堰堤から落ちる水は大きな石が沈む瀬へと流れていた。頭の上には木が覆い被さっていたが何度か枝に仕掛けを引っかけながらもしつこく攻めてここで4匹釣り上げて納竿とした。このころには雨は川面をたたく本降りになっていた。
                     




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