山口漁協 野波瀬釣りデッキ

山口県漁業協同組合野波瀬支所が運営する野波瀬港の沖合約500mに浮かべてある10基の筏。
釣りデッキ使用料は渡船料も含めて税込み2700円。(2024.1.14現在)
野波瀬漁協養殖部事務所前に広い駐車場が有り、自販機、トイレもある。
筏は、厚い板張りで、トイレも付いていて、救命胴着の無料貸し出しもあるので、家族連れでも安心。
筏下の水深は平均20mあり、各所に魚礁が沈められていて、魚種も多く魚影も濃い。
野波瀬釣りデッキはチヌ釣りメインの釣り場というわけではない。
サビキ釣りで釣った小アジを餌にしたのませ釣りでは、ブリ、ヒラメ、スズキなどの高級魚の釣果もたくさん出ている。
ここ数年、大型台風に見舞われたため、筏が壊れることをおそれて、ロープを緩く張っているので、風が吹くと10m前後も筏
が動いてしまう。
それだけに好条件が揃い、思うような釣りを展開できる機会は少ない。
場所によっては潮流も一定していなくて釣りづらい。
チヌは結構50cm級の大型が出るところではあるが、短竿を使った筏釣りでは秋の好シーズン以外はなかなかいい釣果が出
るというわけにはいかない。
しかし、チヌの他にも魚種が多彩なのでおもしろい。
おいしい魚のチャンスは朝早から昼までである。
アジ(25cm前後)・ヒラメ・マダイ・スズキ・メバル・アコウ・アラカブ・石鯛等々
秋口から初冬は、カワハギもおもしろくなる。
ただ、五目釣り。「なんか釣れるだろう」方式ではいい釣果は得られない。それぞれの魚によってポイントと釣り方がある。
ちゃんと対象魚を絞り、その魚の釣り方をマスターすれば、すごい釣果が得られる。

ポイントと釣り方アドバイス(但しかずべ〜の私見)

まずは、野波瀬釣りデッキは海上釣り堀とは違います。魚を飼ってるわけではありません。ですから餌だけつけて仕掛けを落
としたからといって魚が釣れるわけではありません。ちゃんとポイントを絞って、そこに撒き餌をして魚を集めなくてはいけませ
ん。どんどん撒き餌をするのです。撒き餌をしないと釣れません。撒き餌は主としてアミエビです。サビキ仕掛けや胴付き仕掛
けの下にカゴをつけて毎回アミエビを詰める。または市販のダンゴ餌にアミエビを混ぜてダンゴに丸めて一定間隔でポイントに
入れるのです。どのぐらいの量かというと標準一人半日で半角、一日なら1角。めんどくさいからと撒き餌を適当にしてたら釣
れません。どんどん撒き餌を入れましょう。

1番筏 北西の角付近、北向きと西向きの足元が掛かり釣りの狙い場
     底は砂地なので雑魚や根魚、アジは少ない
     西沖15m付近と南東5m付近に魚礁が沈めてあり、根掛かりがある。
     北西向きと南西向きで上撒きのフカセ釣りをするとチヌやクロが湧くことがあり大釣りの可能性あり

2番筏 西向きと南向きが掛かり釣りの狙い場
     底狙いの浮きフカセでもチヌが狙える
     西10m付近と東5m付近に魚礁が沈めてあるのでその周辺を狙えば根魚やアジが釣れる。

3番筏 西10m付近と東5m付近に魚礁が沈めてある。
     筏真下は岩礁帯。したがって底釣りは根掛かりが多い。なので掛かり釣りには不向き
     フカセ釣りで尾長クロの良型が出る。
     サンバソウ(石鯛)も狙える。
     サビキ釣りや胴付き仕掛けでアジや根魚が釣れる。

団体東 北、東向きに自然根があり、北向きはその自然根の向こうを浮きフカセで狙うとチヌ
      足元は根があって釣りにくいが掛かり釣りでチヌ
      東向きにピンポイントでカワハギ
      初秋には潮回りによってアジ のませ釣りで青物

団体西 北向きは団体東と同じ
      北西に潮目が走る
      西向き遠方にマダイポイント有り
      南向きは自然根があるが掛かり釣りでチヌ
      ※ 両団体筏は風による移動が激しい
      
西の筏(西中東)
      筏下と南向き5mにたくさんの魚礁が沈めてある。沈船やコンテナも
      なので遠方を狙うより筏下付近を狙う方がよい。
      魚礁が多いので根掛かりも激しいが魚も多い
      サビキ仕掛けでアジ。胴付き仕掛けで根魚、カワハギ。
      のませ釣りでヒラメ、青物、スズキ(のませ釣りはここが一番ポイント)
      チヌは西筏の西向きのみ釣果が望める。

A、B筏 2年前に新設された筏
      底には魚礁や根はなく、砂地底
      なので雑魚は少なく魚種も多くない。
      ほぼチヌ狙いオンリーの筏と言える。
      チヌは周囲全部狙えるが、北向きが一番ポイント。
      根があるわけではないので、しっかり団子を入れること。

以上は30年かずべ〜が通って読んだポイントで確実なものではないので信じる信じないは人の勝ってとしてください。
また、ポイントの状況は春・夏・秋・冬と季節によっても変わりますし、底の魚礁等の状況もかれこれの年月で筏設置場所が
変わったり、台風等で荒れた海によって変わってるかもしれません。
悪しからずご了承のほどを
そして通って自分で自分だけのベストポイントをどうぞ見つけてください。(2024,1,15)



釣場の画像
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