2006年 釣行記

2006年10月28日

  本日、納竿です!
  ほんとは先週で最後にしようと思ってたのですが、仕事に追いつめられてていけなかったのです。
 水槽に活かしていた囮が3匹。2週間もおいていたので、痩せてきてましたからこれを逃がすのが半分目的で・・・
 昨夜は、遅くまで飲み会に出てたので、昼前から出発です。青原についたのは2時でした。
 極浅のチャラをのぞくときらりと腹が返ったのが見えたので、ここに決めました。・・・・ほんとならもっと下の方がいいに決まってるでしょうが、、、、誰もいないここが今年最後の場所にいい感じがしたのです。
 水槽でも上の方を泳いでいた囮です。川でも上層を泳いで掛からないだろうと思いながら、静かに泳がせて沖へ向かわせていきますと2,3転して下がったところでビビビンと掛かってくれたのです。
「うひょ!掛かってくれた。」
けれど、上がってきた鮎は小さいのに体が黒い色です。・・・これはやっぱり終わりを意味します。
 囮を変えて泳がせて、これまたあまり時間が掛からないうちに次のヒット!でも、それで、当たりは止まりました。
 上へ下へ、沖へ手前へと場所を変えてみたけどダメです。チャラの中でも少し流勢の強いところをゆっくり泳がせて石裏に入れて止め泳がせでやっと3匹目。どれも15cmほどのチビ鮎です。
 この鮎も少しでも引きのテンションを掛けると頭をすぐに上に向けてしまいます。終期の鮎の特徴ですね。だからオバセ泳がせのみの釣りになるのですが、これをやると囮を弱らせずに友釣りをするコツが身に付くのです。
 その後、アタリが止まったのでさらに本筋を上へ下へと探ってみましたが、群れ鮎はあちこちで跳ねているのですが、石についている鮎は見あたらず、掛かることもありませんでした。
 最後に最初に掛けた浅チャラでもう一度泳がせてみましたが一発蹴られただけでした。
 釣果は3匹だけ。でも、最後の日にも鮎が顔を見せてくれただけでうれしかったです。
元気ピンピンのこの鮎はそっと放して帰りました。踏ん切りがつきました。

2006年10月15日

高津川 12:00〜17:00       18cm〜23cm 18匹

 高津行きました。
様子を見るのもかねて柿の木から下ります。しかし、釣り人は見えません。ようやく佐鎧で何人かの釣り人が見えました。日原の専用区の上に何人か固まってました。さらに池村の専用区にも数人。
 しかし・・・禁漁期の前だからか?釣り人の数倍の網入れ軍団がいました。瀬肩・瀬尻の流れのゆるいところに1グループ10人ぐらいで網を入れまくってます。
さて、どこに入りましょ?昨年、小さな天然遡上が遅くまで残っていた青原か、下り鮎が一旦停止する横田か、落ち鮎がたまる養護学校前か・・・
 青原を見ると釣り人は誰もいません。上の瀬に網入れ軍団が1グループいるだけです。そこで中段の瀬の肩へ車を入れます。12時です。そっとチャラをのぞいてみると小さな鮎が見えました。そこで竿を出すことにしました。
 そ〜〜っと川へ足首まで入り、囮を滑らせるとつつつつつーっと出て行って頭出しの石の裏へ止めるとググググン!一発で掛かってくれました☆
「おお〜!まだ若いじゃん♪」
まったくきれいな鮎です。そのまま座り込んでくるぶしのチャラを泳がせます。入れ掛かりとはいかないけれど5連チャンです。
 けれど、そのころから急に風が強くなってきました。竿が降られて思うように囮を操作することができなくなりました。それでもなんとか・・・とがんばろうとしますが、上から網入れ軍団が下がってきました。チャラの上の瀬肩で遠慮なくやってくれます。立て網を張り、水竿でバコンバコン水面をたたきます。すると全く鮎の姿が消え、掛からなくなりました。水竿でたたく音が消えて届かないだろう早瀬の下へ下ります。途中早瀬の中に囮を入れてみましたがやっぱりアタリは遠かったです。でも、掛かった鮎は良型23cm級でした。この大きさでも鮎は若く色変わりしてませんでした。しかし、この大きい鮎は囮には使えません。
 下の瀬で風にあおられながらもがんばりますが、あおられて引き抜きを失敗したり、泳がせがうまくいかず、掛かりどころが悪くなってバラしたり、石に巻かれてプッツンしたりと囮の回転のリズムまで狂ってしまいました。ポッツリポツリとは掛かりますが数が増えません。少しずつ下へ下って橋の瀬の前後を攻めようと思ったら・・・急に橋下の瀬に網入れ軍団がやってきてまた水竿でパコーンパコン・5,6人が瀬に入ってじゃばじゃば荒らします。これで、瀬の肩も鮎は見えなくなってしまいました。
 仕方がないから再度上へ、・・・16時、風が止みました。「やったやった」で囮を上へ飛ばしたらキュンキュン掛かり出しました。よくかかるのは芯ではなくて岸の葦際から5mのところでした。
 5時までやって18匹でした。驚いたことに掛かった鮎は全部色変わりしていない若い鮎でした。これならまだ楽しめるじゃん!って思いましたが明日(16日)から来週の水曜日(25日)までは全面禁漁期です。この調子で冷たい雨が降らなければ禁漁明けでもまだ掛かりそうではありますが・・・

2006年10月08日

佐波川 12時〜5時  13cm〜25cm 23匹

 佐波川新橋へ行きました。なんと
「ほんの一週間でここまで変わるの?」
と言う感じで完全に落ち体勢になってました。
 瀬肩の鮎は群れて跳ね飛んで石に落ち着いてついてません。石についてはんでいる鮎もほとんど見えません。渇水状態だったからよけいかもしれません。掛かるのは瀬肩の吸い込み手前と脇、そして瀬尻の開きにできた浅チャラだけでした。
 12時到着。水位表の向かいからはじめます。
 ゆったりゆたりと泳がせて探りますが掛かりません。そのうち囮が上へ上らなくなったので引きの体勢で囮を留め置くと、ククンと掛かりました。新しい囮に変えても同じように引きで止めてじっと待ってたらクンと掛かります。流れの強いところで掛かるのは黒くなりつつあるオスばかりなので、上へのぼって流れのないところで泳ガセです。
 けれど、これが全然です。3時までやって数が増えないので
「こりゃ新橋は終わりかな。。本橋の様子を見に行くか・・・」
と思いつつ大きく上へ移動しました。
 分流とのぶっつけにできた早瀬の尻が広い浅ちゃらになっていたので、
「これなら掛かるはずだけど・・・ここでかからなければほんとに終わりだな。。」
と思って開きの下に座り込みます。泳がせで囮を入れていくとク〜ンと掛かりました。
「やっぱりなぁ〜」
で上飛ばしで連チャン・流れを泳いで横切らせて連チャン。芯の波立ちを鯉の滝上りで連チャン。最沖でダンク&スパイラルして連チャンで絶好調♪
 アタリ針はVキツネの7.5号3本イカリ ハリス1号。そういえば去年の終わりはこの針がよかったなと一本だけ巻いて持ってきてたんです。この一本で15匹近く掛けたでしょう。そしていつものように最後は根掛かりをはずしに入ってポイントがおじゃんです。
 はずすときに鼻カンが切れたので今年気になっていた「ピットサカサ」の仕掛けに変えます。まったく、よく考えるものですね。確かに針付けが簡単、またハリスが真っ直ぐにつきます♪、けれど、ハリスを数回巻くので慣れないと出しハリスの長さ調節が難しいなと思いました。そしてビットに付属しているサカサ針の形状が・・・すぐにサカサ針が囮からはずれてしまうのです。さしかたを丁寧に尻ヒレの骨の付け根の固いところに刺し、そして囮にいつも尻を振らせる、針で石を掻かない釣りをしないといけないような・・・僕みたいにズボラな釣り人向きではないようです。
 その後少しだけ移動して続けますが、ビット仕掛けと変えた掛け針が思うように扱えず、調子が下がってしまいました。4時過ぎにピタリ。。止まってしまいました。
 5時前に納竿。13cm〜25cmが23匹でしたが今回は流れのあるところでばかり掛かったので色の変わったオスばかりメスは数匹しかいませんでした。
 佐波川も残念ながら今年はもう終わりのようです。。。。。。高津ならまだ掛かるのかな・・・けど、来週は禁漁期間でしょうか? 

2006年10月01日

佐波川 3時〜5時半  14cm〜19cm 11匹

  朝目覚めたら土砂降りです。あきらめて二度寝して起きたら雨は上がってました。
ネットで調べてこの後雨は降らないようだし、水位も上がってないようなので佐波川行きです.
 本橋に直行しましたら、本橋のヤナが立ってません。ということは今シーズンはこの場所は遠慮なく釣れると言うことです。
 ヤナが立ったらその杭から上200m下50mは漁止めですから立ち入ることができません。本橋では橋桁上50mまでしか竿は出せないところです。
 川へはいると対岸の上に釣り人が二人見えました。ありゃりゃ、他の方が一通りさらった後じゃ掛からない・・・?
 でも、入川点に座り込んで静かに囮を離すと沖まで行ってククンでした。しかし、さすがに後が続きません。丁寧に川底を這うように泳がせてポッツリポツリと掛けます。一番掛かるのは沖ではなく葦際。川岸から2mも離さずに上へ泳がせて登り切ったところで鼻上げして誘ったらやっとククンです。
 「掛からないなぁ〜」
 今日はここでやるために今年の当たり針「一角」の6号をハリス1号に3本イカリでたくさん巻いてきました。
「針のバランスはいいのだろうか・・・」
 目の前3mに3匹程石つきで追いあっている野鮎がいます。そこまで囮を引き寄せて見釣りしてみます。鮎は追う追う。けれど掛からない。。1回2回3回・・・・7回めのアタックでやっと掛かりました。こんなのは見てるから待てるのであって見えない川中ではきっとこの場所におとりを留め置くなんてできないでしょう。でも、見えない川中ではきっとこんなのが何度となく繰り返され、運悪く(運良く)掛かったのだけが釣果となりえるのでしょう。
 どうやら針が軽すぎて上にあるらしいので針7号ハリス1号3本イカリに変えました。
 これが正解。掛かりがよくなりました。こういうのが見えないところでもちゃんと判断できるようになれないといけませんね。。
 今年は一角に惚れました♪
針軸は結構太いのに針先がするどい!指に吸い付いて慣れるまでは指ばかり差して大変でした。ただ、少し根掛かりが多いのでV5のように気を緩めて使えません。囮の尾がいつも振れるように穂先を効かせるかオバセを効かせるかして根掛かり帽子に気を張ってないといけないです。
 釣りの方は掛かるのは橋桁上25mまででした。上へ、対岸へと移動しながらさぐってみたけれど、後は続きませんでした。
 曇天の終期の川は、目の前にまだまだ鮎は見えるのに夕方には寂しくなってしまいました。
 でも、昨日も今日もあの高津川で感じた寒さと震えはありませんでした。



2006年09月30日

佐波川 15:00〜17:30       18〜22cm 18匹

  今日はマスターズバトルウィナーが佐波川入りするとうかがったので、夕方から佐波川へのぞきました。
 きっと新橋に入っておられるだろうなと思って行ってみると、
あれれ?違ったようです。二人程上にいるだけで中央が空いています。
どこでやっておられるのか、探してみようかとも思いましたが、せっかく新橋ポイントが空いているので、そのまま川へ降りちゃいました。


 対岸に渡って波気が消えるところに座り込んで上へ泳がせます。すると、登り切ったところでク〜〜ンです。入れ掛かりとはいきませんが一泳ぎで一匹と順調な掛かりを見せてくれました。
 けれど、前に型のいいのが掛かっていたところでは掛かりません。浅いところ中心、つまり掛かるのは型が小さい16cm級。この小さい鮎はまだまだ若い。きっともうこの鮎たちはこのまま大きくはならないでしょうが、まだ数はだいぶん残っているような感じでした。

 しかし・・・日が暮れるのが早い。。。5時になると陽が傾いて、まだ明るいのに追いは止まってしまいました。
 5時から5時半まではたったの2匹・・・それまでの追いと大違いです。まだ明るくて、6時までやれるけど掛からないし寒くなるしブトがたかりまくるのでやめました。

最近はすごいブトの勢いですね。虫除けガード持って行かなくては。。。



2006年09月23日

高津川 13:00〜17:30       18cm〜23cm 11匹

 台風後の様子を見るために高津へ行きました。
12時到着で・・・なんとまあ土曜日なのに人人人です。終期のおいしい時期に台風増水でどこも竿出しができない状況だったので、みなさんうずうずしてこの日を待っていたのでしょう。
 最初は中学校前、前回行ったときに見つけていた鮎うじょうじょポイントの橋上の小さな浅チャラの瀬肩を攻めたかったのでいってみました。ところが、中学校前の瀬のポイントには8人も人が入っていました。さらに 橋上のトロにも3人。でも、釣り人の立ち位置攻め位置が「そこじゃないでしょ?」と言うところだったので、割り込ませてもらおうかどうしようかと悩みました。けれど、そうこうしているうちに次々に様子見の車も来るので ここはあきらめました。
 次に行ったのは脇本大橋下です。ここはかなり広いポイントなのですが、瀬に入っているのが5人・・・さらに見てるうちに河原に車が3台入ってきたのでここもパスすることにしました。
 さらに下がって、池村友釣り専用区も 人人人です。曽庭橋の下も何人も見える。それに車も数台止まっててそこで昼食休憩らしい人が数人。。。今日はほんとにお祭り状態だなと思いました。「こりゃ少々思いの外のポイントでも空いていたら竿を出さないと釣りができないぞ・・。」

 橋上のトロは一人しか竿を出してなくて、今年はまだここに竿を入れてなかったし、橋から見ると何匹か石に着いているのが見えたのでもうここで竿を出すことにしました。
ところが囮が泳がない登らない潜らない・・・。最初の囮なので泳ぎが悪い、さらに終盤の囮は泳ぎが悪いのです。あれやこれやとだましだまし泳がせて沖へ、上へと泳がせます。でも、追うようすが感じられません。しばらくやっていると、風がどんどん強くなってきました。そのうち竿が立てられなくなる程の強風に。。今年はこの強風で竿を1本折ってしまってるので無理はしません。竿を立てず、寝かせて引き泳がせに構えます。でも、鮎は掛かる様子はありません。囮をチェンジしてみましたが状況は変わりません。
 その調子で1時間釣りになりませんでした(引いても全然掛からない)。やっと時々、風の合間ができるようになりましたので、風の合間を縫って囮が上へ上るようになりましたが掛かりません。犬の散歩をして上を探ります。それでやっと一匹掛かりました。「うっひょ!これで囮が元気になって思うように泳がせられる。」なかなか掛からなかったときの最初の一匹というのは慎重になりすぎるのです。慎重に竿を立て、風の勢いを計算して抜きます。危ない危ない。。。けれどちゃんとGETです。「やった♪」と思ったらそれが・・・目掛かりでした。ガックリですが、それでも元気の良さを生かすために目の出血を絞り出して出目金状態を避けて囮交換です。泳がせるけどあまり上にはいきません。

 それより何より風が強すぎです。橋下の瀬なら引き釣りでなんとか釣りになるかもですが様子を見ていても下も掛かってる様子じゃありません。きっと掛からないのでしょう。そのうち にぎやかだったのが 静かになって・・・誰もいなくなりました。
 僕も本流をあきらめて 分流のチャラに静かに座り込んで囮を入れます。ここは橋と堤防で風をさけることができるので竿を立てて泳がせができます。水深は肩の部分でくるぶし程度。沖へ上へと上ったところでクンっときました。「おほっ!いてくれたのね♪」今度はいい掛かりどころで囮も元気ピンピン竿操作が思うようにできなくても囮が勝手に泳いでいってくれます。こんな誰もが歩いて過ぎ去るようなところにやっぱりちゃんと鮎は残っているのですね。浅チャラの波立ちで4連発。さらに上へ泳がせて4連発。と絶好調です。風もやっと収まってきました。

 ところが絶好調だったのはほんの30分程でしょうか。曇って川面に日が当たらなくなったら掛かりがピタリと止まってしまいました。掛からなくなるとリズムが狂ってしまうものです。そのうち竿が風であおられて糸がたるんでしまった時に根掛かりしてしまいました。針の3本イカリを使い果たして仕方なく4本イカリを使っていたことも関係したのでしょう。どうやっても根掛かりがはずれません。しかたなく、はずしに入って、これでポイントがおじゃんになってしまいました。下へ下がっても上へ上がってもうんともすんとも言わなくなってしまいました。
 そのまま時間がたち日は山陰に沈んでしまい偏光グラスでは暗くてよく見えなくなってしまいます。風の収まった本流へ出てもう一度やってみたけれどこちらもやっぱり全くダメでした。そのまま探りながら上へ戻って「これだけしか掛けられないの?・・・」と悔しいもっとやりたいという思いで竿をたたみました。。

 あんなに良い天気だったのに日がかげるとウェーダーでも寒くて震えながらやってました。それもそのはず帰りの阿東町の道路の気温表示は15度でした。
もう抜かれたらなかなか鮎が戻ってこないのでしょうね。
それに苔の付き戻りも遅いようで川は白いところと黒いところが派手に別れてます。
黒いところをそっと泳がせて残り鮎を拾うという釣り方をしないといけなくなってしまったかなと思いながら帰路につきました。

2006年09月21日

佐波川 13:00〜18:00       18〜22cm 9匹

人丸です。まだ台風の後の出水が引ききっていませんでした。30cm高くらいでしょうか?
 この水だったら新橋が正解とは思ったのですが人丸が気になったので入りました。何故かと言えばもうそろそろここ人丸は終わりを迎えるからです。



 まずは橋の上、分流の石畳、イダ掛け師さんお得意のポイントで囮変えをねらいます。ところが石畳は水位が高く、流れが強くて鮎がついていないようです。鮎の姿が見えません。正面のポイントから攻めてみますが音沙汰なしです。きつい流れに押されて囮は徐々に下ります。無理をせずに下る囮について下がります。泳がせながらの下がりですが残念ながら追いはありませんでした。ついに一番下、枝流れの瀬肩まで下がって流れは弱まり、ここで囮は止まります。瀬肩に入るかけ上がりのところでようやくひとつ来ました。瀬の流れに引きこまれないようにぐっと止めて抜きます。うまく決まってやっと囮が変わります。続いて同じところに囮を入れるとこれまたあまり時間が掛からずに次が来ます。ところがこれは瀬に下がられてしまいました。瀬は短いながらもかなり急な流れで、下に向いてしまった竿は無理して立てずに瀬尻まで鮎を下げてから抜きました。鮎を抜くには抜けたのですが、急ぎ足で下竿になるのを防ぐために瀬を下ったため魚を散らしてしまいました。残念ながらこのポイントはつぶしてしまいました。次の囮を入れてもびくともしません。仕方なく、また囮も元気になったので、先ほどの石畳ポイントにさかのぼって攻めてみましたがやっぱり鮎は掛かりません。これでこの分流は見切りました。



 今度は本流に出て橋上の瀬肩に立ちます。このトロも流れが強くて早瀬状態です。
囮は掛けたばかりで元気はあるのに泳ぎが弱くて流れを登ってくれません。立て竿から上竿に変えて少し引きのテンションをかけるとす〜っと囮は浮き上がり中層を泳いでいる感じで掛かりません。終盤の鮎は泳ぎが弱く浮き気味に泳ぐのです。「これは背針でしょう」と久しぶりに背針を打ちます。これで囮は底に潜ってくれました。囮さえ底を泳げばこの時期、鮎がいれば掛かってくれます。調子が上がってきそうだったのですが後半とあって仕掛けが手抜きです。このところナイロン中心の泳がせ仕掛けばかり使っていたので瀬の引き釣り用の仕掛けは使い古しの複合はささくれてますし、メタルは先糸に傷が入ってます。それでも速い流れに囮を沈めるために使います。当然のようにトラブル連発。親子どんぶり3回根掛かり放流3回。。。掛けても数が増えません。下の荒瀬は素がけの人が入っていたので攻められませんでしたが夕方その方が帰ってから囮を入れてみましたがやっぱり掛かりません。鮎は流れの緩いところに逃げはじめたようですね。結局13時〜18時までやって9匹にしかなりませんでした。



2006年09月03日

佐波川 11:00〜13:00       18〜20cm 3匹

 このところいい感触なので少し余裕です。朝、ゆっくり寝て起きて昼からの出動。それでも十分満足な竿出しができる・・・近場の利点です、
 13時に佐波川に到着です。佐波川はあと少しでヤナが立ち、おいしいポイントが数ヶ所は釣り止めになってしまいます。その中の一ヶ所、新橋下の看護学校前のポイントは後期に良く掛かるポイントです。けれど、掛かりだしたらすぐにヤナ立ちとなり、釣りができなくなります。ここは今季は昨年の大水で川流れが変わってしまったこともあり、ずっと不調でした。それでも一度はやっぱり竿出しをしたい・・・と看護学校前に入ります。
 やっぱり釣り人はいません。駐車場ではそろそろヤナの準備が始まっていました。川岸からのぞいてみるとなんと石周りにたくさんの野鮎が見えます。こりゃいいかも?ゴックンとつばを飲み込み支度をします。
 早速そっと川に入って足元から鮎を泳がせて出します。ツツツーっと泳ぎ出る間にコココンと掛かってくれました。期待はふくらみ、その掛かったところで3匹追加です。しかし、そこはそれで、追う鮎はもういないようです。なんせ足元からそう離れていませんのでポイントの状態は丸見えです。
 囮もいいのが入ったので沖へと狙いを変えます。しかし・・・これが掛かりません。少しずつ移動しながら泳がせて、川を観察しましたがなんとも沖は鮎が見えません。鮎が石についているのは最初に掛けた岸から2mほどの際だけなのです。そんな・・・ポイントを上へ下へと移動してみますがその状況はどこも変わりません。しかも岸際の鮎付きも石が数個並んで流れの筋ができたところだけです。その後は数が増えません。
 沖をあきらめてその岸際を上に飛ばしてみましたらやっと掛かりました。けれど、鮎の魚影もそんなに濃くなく連続しては掛かりません。それで、この場所は見切りました。川を上がって場所移動です。



 いいちこさんが新橋上にいるのを確認して川へ降ります。挨拶を交わし、状況を聞きます。どうやらこちらも追いが悪くて掛からない様子。特に流れの中は全然らしいです。それで流れの中間、波立ちが消えているところに入れてもらいます。するとやっぱり?ここがポイントでした。岸の葦際に座り込んで正面沖の同じところに囮を出すとビュンビュン掛かります。10連チャンです。そこで上のいいちこさんに声を掛けて二人並んで座り込んで掛けました。いいちこさんも掛かり出しました。こういう図で釣りができるなんて佐波川ならではです。

      

 夕方、陽が傾いた頃仕事を終えた初鮎師さんご夫婦も様子を見に来てくださいました。少しアタリも遠のいたので竿をたたんで対岸に渡り初鮎師さんご夫婦と談笑します。久しぶりの対面で、いや、久しぶりでなくてもきっと、鮎の話しは盛り上がります。小一時間もそのまま立ち話しを続けたでしょうか、次々週予定のオフ会の場所&内容についての詳細も打ち合わせが終わった頃、陽が山際にさしかかりました。ポイントが日陰になって1時間です。これまでの経験で日陰になってアタリが止まったときには1時間もすればまた掛かる事が多いのです。

 そこでおしゃべりしながら再度竿を伸ばします。話しが届くところから鮎を沖へ出しますとやっぱり掛かってきました。これまたなかなかいい型の連チャンです。竿がグイ〜〜ンと曲がり引き下がらます。腰を落として引きをため、浮かして鮎を抜きます。この一連の動作が話しをしながらできる場所なのです。5匹追加したところで目印が見にくくなってしまったので竿をたたみました。
 鮎の引きを味わい、友と会い、楽しい話しをしながら団らんの釣り。とても楽しい一日となりました。

                   

2006年09月02日

高津川 12:30〜16:00       18cm〜23cm 14匹

 12時半到着。場所は日原中学校前です。この日は用事があっていつもより早く帰らないといけなかったのです。
 着いたとき、橋下の瀬にはすでに5人入っておられました。
 まず養殖囮を野鮎に変えようと橋上のトロに囮を入れます。ところが、これが結構掛かるのです。少し深めのところをじっくりゆっくり泳がせているとまずは一匹、ククンと掛かってくれました。大事に大事にやりとりをして抜きます。20cmのいい野鮎です。これで少しほっとしました。元気な囮に変えて出すと今度はグングン泳いでくれます。下から一匹目が掛かったところへと上らせる途中でクククンです。これも型がいい20cm級。しかし、そんなにはテンポは上がりません。同じところは少しアタリも遠のいたので沖へ下へと少し浅いところを攻めます。型は少し小さくなって18cm級。でもぼつぼつと掛かってくれました。



 このままこの橋上のトロと瀬肩を攻めていってもいい釣りになりそうでしたが、せっかく初めて入ったポイントです。メインの橋下の瀬を中心にもっと広く全体の様子を見たいと思いました。そのころちょうど橋下の瀬に入っておられた団体さんが川を上がり場所移動していかれましたから橋下が空きました。きっと午前中にさんざん攻めた後でしょうから反応は悪いとは思いましたが、移動してみます。
 でも・・・橋下すぐの瀬肩はとてもよさそうな川相なのに掛かってはきません。相当じっくり泳がせて探ってやっと一匹掛かっただけです。


 瀬の流れの芯はこの調子ではやはり攻めきられていると思ったので対岸に渡りチャラを見てみます。結構いい石が入っており、石の色もまずまず。でも・・・反応は鈍く、思ったように掛かってはくれませんでした。ところどころにできた小さな流れの筋、頭出しの石でできた白泡の後ろへ引きこんでやっとぽつんぽつん掛かる程度です。



 これではらちがあかないと瀬のド芯を攻めに立ち入ります。けれど、こちらもやはり反応は少なかったです。それでも石の横や頭といった囮を止めにくいところに入れてしばらく待つと少しですが掛かりました。流れのきついところで掛かる鮎は型がいい。一つよそ見をしてるときに掛かってしまい、先手を取られて芯に吸い込まれてためきれず、水中糸をプッツンやってしまいました。仕掛けをすぐに張り替えて一番きついところに入れますと、これがすぐに掛かったのですが、今度は下がるときにぬるっとした石に足を取られてグラッ。一瞬下がれなくなったときに竿を伸されてしまって連続親子どんぶりをやってしまいました。
 まだまだ瀬は長く、半分は残っていたのですが、残念ながらタイムアップです。帰らないといけません。


 帰りに橋の上にできたチャラの瀬肩に目がとまりました。「あっ?!ここは・・・これなら鮎がたまっているのでは?」立ち止まってじっと川を見つめてみるとやっぱりいました。あっちにもこっちにも石に付き、ハミあっている小群れに単独縄張り鮎。きっと泳がせれば入れ掛かりだったでしょう。後ろ髪を引かれながら帰りました。



2006年08月29日

佐波川 11:00〜13:00       18〜20cm 3匹

 昨日に引き続き佐波川へ出動します。けれど、今日は時間があまりありません。
 ワンチャンスチャレンジはやってみたかった人丸を選びました。ずっと入りたいけれど先客がいて今シーズンはほとんどここに入れませんでしたが、やっと入れました。残念ながらメインポイントの荒瀬にはコロガシの人がついてましたから一番上のチャラ瀬頭から攻め下ります。
 最初にチャラトロで小さい野鮎を確保しようと思って泳がせましたが全く掛かりません。いつもの年ならたくさん遊んでいる姿が見れる小さい天然遊び鮎の姿もそんなに見えません。仕方がないので川を下がります。チャラ・早瀬・大石ゴロゴロの荒瀬と順番にじっくり探り、泳がせ、沈ませ、止めてやりましたが全然掛かりません。とうとう荒瀬の頭にあるトロ瀬まで下がりました。
 でも、僕が一番好きなのは実はここなのです。真ん中の頭出し石に囮を入れるとククン!やっと掛かりました。でも、これはくるんと回ってバレてしまいました。
 掛かると感触を得たので、すぐに元気のいい養殖に交代させて泳がせながら沖に出して少し深くなっている溝で止めて待つとククン!来ました来ました。型のいい18cm級です。大事に抜いて囮を交換します。やっぱり天然鮎は泳ぎが違います。すすす〜っと沖の筋に一直線で出てくれます。そしてすぐに次が追ってきます。クイングググンの手応えですぐに掛かります。3連発です。下のコロガシのおじさんがじっと見てます。でも、残念ながらここでタイムアップ。用事が入っていたので後ろ髪を引かれながら川を後にしました。 

2006年08月26日

  佐波川 11:00〜18:00       15〜 23cm 43匹

 好調になった佐波川へ連続の釣行です。
 全く、近場ホームグランドはいいものです。仕事明けの休日にゆっくりと寝て自然に目が覚め、家で朝食を取ってから出かけても昼前には竿が出せるのですから。昔、何処のポイントにも鮎がいた湖産放流時代。人がいっぱいでいいポイントに竿を出すために7時には竿を出していたころは僕の腕も悪く、囮も素掛けで掛けてから・・・というころは夕方日が暮れて目印が見えなくなるまで、飲まず食わずで川にずっと立ちっぱなしでした。よくまああれだけ体力があったものだと今更ながら驚きます。そのうち安物でも9mの竿を持ち、アベレージが20匹を超えた頃からだんだんと佐波川では1日中釣ることをしなくなりました。釣った鮎を売ることなく、家に持ち帰って全部食べる僕はあまり数多く鮎を掛けても冷凍庫に入り切らなくなってしまって鮎が持って帰れない・・・つまり釣り止めになってしまうのです。半日で30匹。昼下がりからなら20匹が目標です。40匹を超えてしまったらもらい先を探さなくてはなりません。
 さて、今回もゆっくりの出発です。11時、本橋に入ります。そろそろここの橋の上の浅トロで掛かるだろうと読んだのです。橋桁の下で竿を伸ばして静かに囮を離します。ススス〜〜っと斜め下へ泳いで出たところでギラリと光って1ッ匹目が来ました。さい先よく囮が野鮎に変わって、今日の好調を匂わせてくれます。
 そのまま立ち位置を変えずに泳がせて掛けますが型の小さい天然鮎、それも思うようには掛かっては来ません。じっくり泳いでポッツリポツリという感じの掛かり方です。そこでもっとテンポが上がるところを探すことにします。
 沖を上に上らせながら、自分もゆっくりと上へ上ります。よく掛かるのは沖ではなく葦際です。それでも掛かりは満足いくペースではありません。そのまま100mも上り、ここのトロの最上まで達してしまいました。そのまま今度は対岸へ渡り、徐々に下へと下がっていきます。それでも掛かりのペースが上がりません。囮がそろそろ弱ってきてテンションを掛けないと尻を振らなくなってきた頃にようやくククンと掛かります。ずっと下がって橋桁まで来てしまいました。時間は3時、鮎は20匹程も引き船に入ったでしょうか。
 お腹も空いたのでここらで昼食、ポイント変えと行きたいところですが、どうも雲行きがあやしくなってきました。ここのところ昼過ぎから雷が鳴り、にわか雨が降るような天気が続いていますので、今日もいつまでやれるかわかりません。
 そこで、昼食は雷が鳴り出してから取ることにし、今度は橋下の瀬に下ります。やりたかったのはここの急瀬ではなく、瀬尻のトロです。そこで一気に瀬を下り、トロまで下がります。今までの経験上、最下流部のポイントまで下がって囮を出します。そしてゆっくりゆっくりと引き泳がせで上りながら探ります。掛かったのは柳の木の前。ここで掛かる鮎は型がいい。20cm級です。T中硬の竿では抜くのに一踏ん張り必要です。さらに一回り大きい23cm級は引き寄せてすくいます。型もいいし掛かりも結構いい。ここで掛け続けます。ひとしきり探ってアタリが遠のいた頃、雲も晴れました。今日は雷は避けられたようです。今度はそのまま上に上がって早瀬から急瀬を攻めてみますが、ここは掛かりません。大きい石の裏に止めてやっと掛かってくるのはかえって小さい15cm〜17cmの鮎でした。
 ずずず〜〜っと瀬を上がり、最後の締めくくりは入川点の橋桁下でした。夕方になったら掛かりモードがあがるかなと思ったのですがやはりそんなに調子が上がるようではありませんでした。
 船の中をのぞいてみると鮎がぎっしりつまっていたので、竿を置きました。数えてみると43匹になっていました。。。少し釣りすぎてしまいました。。

2006年08月24日

   佐波川 11:00〜18:30          15〜 23cm 20匹

 今日は高津川に行くつもりだったのに、目を覚ましたのが9時過ぎだった。それでも、向かうには向かったのですが、途中で挫折し、佐波川へ目的地を変更しました。
 平日のこの時間なので、今季好調でいつも誰かが入っており、なかなか竿出しできていなかった人丸に入れるはず・・・と一直線に向かったのですが・・・それでもやっぱり人が3人程入っていました。残念、あきらめて上へ上がります。金波を見てみるとここにも釣り人は10人以上も見えました。今季の佐波川は鮎が掛かるところが限定されているので釣り人が密集しています。なので、そのままさらに上へ上がります。
 放流域中流の岸見は毎年おもしろい釣りができる場所なのだが今年は全くいい報告を聞いてない。放流鮎が小型で解禁当初掛からない状態であったとしてもこれだけ日が経ったのだから小さい鮎もそれなりに育っているだろう・・・と橋上から川をのぞいてみる。すると、ギンギラギンにコケをはむ鮎の姿が目に入った。ゴックリとつばを飲んで「これはやったぞ!」と思い、早速竿を出そうと思ったけれど「いや待てよ?」と思い直します。「群れ鮎かも?」トロの群れ鮎なら掛ける対象からはずれてしまいます。そこで、もう一度じっくり見直してみると腹を返しているのはそこだけでした。他のところはポツリポツリしか鮎は見えません。「やっぱり群れ鮎だ・・・」残念、思いははずれてしまいました。



 それでもポツポツは分散しているのだから泳がせればいくらかは掛かるだろうと橋下のトロに入ってみます。静かに川へ入ってしゃがみ込み、囮をそっと出し泳がせてみますが、やっぱり掛かりません。。30分程やってみましたが反応もなく見込みは薄いと読みました。仕方がないのでトロの下にある流れの速い瀬に少しずつ下がります。その途中、脇にできたチャラで1匹掛かりました。結構大きい鮎ですが形がよくない、変に下半身が痩せて長い鮎でした。それでも野鮎、元気はばっちりです。次の鮎に変われば展開も変わるだろうと期待したのですが、囮が元気になっても掛かりません。この瀬もだめなようです。さらに下ってここの本命ポイントに入ります。けれども芯も脇も石裏も探りましたが全然です。そうこうしてるうちにここの瀬の一番下の最高ポイントに釣り人が一人入られました。でも、さっさと上がって場所変えされました。「あそこで掛からないのならやっぱりだめなんだな・・・」川は流れも石の色もとってもきれいで、これで掛からないの?とついつい長居してしまいそうでしたが「放流区はダメなところはダメ」と思いを断ち切り見切りました。
 車に戻って昼食をとります。下へ下ったのが3時。人丸はやっぱり3人いました。看護学校前か新橋上か、本橋か・・・ここのところいつも車が止まっている新橋上が空いてました。



 早速支度して川へ入ります。分流合流点の早瀬から始めてみますが掛かりません。少しずつ下がって流れの弱いところに移動していきますとやっとグルグルグルと掛かりました。けれど・・・小さい、15cm級。どうもこれが今年の天然遡上鮎みたいです。「この時期になってもまだこの大きさなのか・・・」それでもなんとか掛かるようにはなったのです。今年は天然遡上鮎は遡上が遅くなり、型が小さすぎて今まで全然掛かってなかったのです。そんなに数も多いようではありません。けれども、なんとか17〜8cm程度まで育っているのもいました。掛かるのは流れの速いところより波立ちが消えるくらいの緩やかなところ。一番数が出たのは左岸石畳際にできた深い溝です。ここには放流鮎がたまっているらしく、型も20cm級主体でした。



掛かる範囲は10m程でしょうか。そこでじっくり泳がせているとコツンと小さなアタリで掛かります。型がいいのでその後グイ〜〜ンと引きます。使っていた竿はゼロドライブ。このクラスの鮎だと満月に曲がります。竿を上に倒してためて引きが弱まってから竿を立て、最後の抜きは網受け前によいしょっと竿を突き上げます。かなりなオーバーアクションに土手を散歩している人たちが立ち止まり眺めています。思わぬギャラリーに少し恥ずかしい思いをしながら次々に掛けます。ところが、全く調子もリズムも変わってないのに急にバキッっと竿が折れました。「ええっ?!」タモ受け前だったのですぐに流れる穂先を拾うことができ、掛かり鮎も囮も取ることができましたがショックが大きい・・時間も6時半になっていましたので竿をたたんで帰りました。
 22cm〜23cmが6匹混じってました。



2006年08月23日

佐波川 14:00〜18:30          13〜 20cm 30匹

 昨日の天然遡上鮎が掛かりだした様子にいても立ってもいられず、昼から佐波川へ行きました。



 本橋下へ入ったのが14時です。まず橋上のトロで野鮎を確保と泳がせると、あれまあ、これが掛かる掛かる。最初に一匹こそは少し時間が掛かって沖で止めてやっとビビビンでしたが、小さいながらも囮が野鮎に変わると下の橋桁下のチャラ瀬肩に入ってグググン!沖へ真っ直ぐ出てククン!沖から上へ上り出すとクルン!その頃には最初に明日型を隠した足元にいた鮎も戻ってきて、囮を放すとそくギラリン!と連続です。少し止まれば上の葦際に飛ばして首を上げればビビビビビ〜ン!です。1時間で14匹のハイペース。



 それでもやっぱり天然遡上が掛かりだしたときの橋下の瀬尻の様子を見たかった(よく天然遡上が掛かりだしたときは入れ掛かりになる)ので荒瀬に下がります。いつもこの本橋下の瀬でコロガシをしているのおじさんに挨拶。おじさんはちょうどやめるところだったのですが、ここは2人とも根っからの鮎好き(笑)です。それから会話が弾んでしまって30分ほど話し込みます。おじさんは橋上で16匹、荒瀬で12匹掛けてました。鮎を見せて貰いましたがなんとも小さい。大半が15cmまでのビリ鮎です。荒瀬の掛かりもそんなに良いことはないと言うことでした。例年解禁後に下のトロに鮎を放流するのだけれど今年はそれを見ることがなかった。もしかしたら今年は本橋下には放流してないのかもということでした。なるほど、それで納得です。いつもはこの荒い瀬の石の大きいところで早くから型のいい鮎が掛かるのに今年はここの瀬は全くと言ってもいいほど調子が上がりませんでしたから。ここ数日、天気が不安定で午後からは雷がひびきます。この日も遠くで雷鳴が少し聞こえていました。この本橋付近もゆっくりと雲がかかりはじめたのでいつまで天気が持つか分かりません。おじさんにさよならを言って下へ入ります。
 けれど、期待はずれです。瀬尻は全然反応無し。瀬の下の流れのきついところも全然反応無し、中段の浅いところでやっと掛かったけど15cmと20cm。やはり鮎が小さいのできつい流れの中には入りきれないのでしょう。それでもやっと掛かるところを見つけたぞと気合いが入りかけたときにズン!鮎が動かなくなります。根掛かりです。上に竿を倒してあおってはずしに掛かりますがフイーンと囮が引っ張れるけどそこで止まってしまってこっちに来ません。「これは・・・」仕掛けが川中で切れたコロガシ仕掛けにからんでます。どうやら荒瀬の芯はコロガシの切れた仕掛けがたくさんありそうです。流れがきつすぎてはずしに入れず仕方なしに仕掛けを切断です。その頃からさらに黒雲が張り出して、大きな地響き雷が鳴り始めます。どれだけひどくなるか分からないので急いで竿をたたんで橋の下へ一旦避難します。30分様子を見ましたがパラパラと少し雨が落ちただけで雲は晴れていきます。
 よかったよかったですが、それからはもう残り時間も残り少ないので下へは下らず橋上の瀬トロを攻めました。最初のようにペースは上がらず物足りない感じがしましたが、泳がせでポツポツとどこでも掛かってくれました。
 18時半納竿です。



2006年08月22日

佐波川 17:00〜18:30          13〜 18cm 9匹

 仕事が早く終わったので5時から本橋上へ
 新橋上も通りながら見ましたが車が3台駐車してあったのでスルーしました。今シーズンは昨年好調だったからか新橋上は大人気です。通りがかりに見たときには必ずと言っていい程車が複数台止まっているのです。
 そこで本橋上に入りました。
水は30cm高ってところでしょうか?
橋桁の下から川へ入ります。すると立ち位置前方1mほどで付き鮎が石ではんでいるのが見えました。
「これは泳がせたら掛かるでしょう。」
ということで囮を出します。
 養殖の囮は底から少し浮いたところを泳ぐ。この事実が目に見えます。大きい石があれば巻き波ができて囮が上下するのであまり考えなくてもいいことなのですがこの本橋上の浅トロの底は石が小さく平坦な底です。囮が浮いていたのでは追ってはきません。
橋桁のすぐしたがチャラの瀬肩の肩になるのでとても浅くなります。
けれど、この背びれが出そうな浅いところが一番鮎が多いのです。そこにすべりおろしていきます。これだけ浅ければ養殖が浮いて泳いでも底からあまり離れてないので問題ありません。ククンビビビビ!と掛かって下へ引っ張ります。
しめしめと竿を倒して上へ上らせ、それから竿を立てて抜きます。ポン!小さい14cm級です。この浅いところは掛かるには掛かるのですが型が小さくなるので囮変えくらいしか掛けません。
 囮が天然に変わったので少し上、ちょっと水深がある位置に移動して泳がせます。沖でもポンときますが、少しあたりが遅い。景気よくグググンと掛かるのは沖より葦際でした。すすすと登る途中のかけ上がりでキュイ〜ン!上まで上りきって糸を張って首をクイクイと上げさせたらグルグルグルで掛かってきます。けれど、そろそろ夏も終わり、日が山の端に消えてしまったらアタリはぱたりと止まってしまいました。

 佐波川の天然遡上、大で18cmありました。遡上開始時期が遅くてなかなか大きくならず今シーズンは掛かってくれませんでしたがもうOKですね。これからが爆釣モードかな?



2006年08月20日

 キャストの大会です。
 会場は高津川。
 集合の7時には参加者がぞくぞくと集まってきました。この大会も最初は10人程しか集まらなかったのに回数を増す事にとてもにぎやかな大会になってきました。僕と同じくオーナーカップ中国大会が延期になり、急遽参加となったへいぼんさん兄弟の顔もありました。そして、昨年と同じく今年もジャパンカップチャンプの小倉吉弘さんがゲスト参加です。
 川の状況はよくありません。前々日、六日市周辺で豪雨があり、それまで渇水だった水位が一気に高水。高津本流はまだ水位も高く、濁りも入ってます。囮配布と共に一斉に車は駐車場を出て行きます。大会方式は高津水系どこで釣ってもOK。検量時間までに帰ってくればいいというルールです。
 車は一斉に下流へ向いて走ります。なんとか匹見水系だけはそんなに水位も高くなく釣りが可能ということをみなさんよくご存じです。本流を右目に眺めながら「やっぱりこれじゃあ本筋はだめだなぁ・・・。」と僕も匹見行きを決めます。すると途中富田洞門を過ぎたところで河原へ入っていく車がありました。へいぼんさんの車です。「おや?!この水量でも本筋に入るのかな?」驚きながら横田の合流点へ向かいます。この合流点の浅チャラが僕の選んだ1番です。橋の上から見たらすでに3人程人が入ってましたが、まだ入るところはあります。しかし、駐車点に車を止めると、ちょうど先客が釣り支度を終えて川へ向かうところでした。3人さんです。「ん〜これだけ人が入ったらもういっぱいだよね。。。」少し車を止めて考えましたが再出発しました。
 この間に大会参加者はぞくぞくとポイントに入ったことでしょう。匹見筋へ車を入れて上へ向かいますがどこもポイントに人が降りる姿が見えます。隅村橋から見てみるとここにはまだ一人しか入ってません。そこでここに入る気になりました。上の瀬肩の川切り場所に車を止めて降りますが、どうも水量が多すぎて川が切れそうにもありません。対岸の道路から歩いて川へ降りることはできますがもう一つ下のチャラも空いていましたのでそちらに決めます。
 ところが、ここは石が小さいので洗われてコケが飛んでいました。それに石が小さいので底流れが強く囮が止まりません。少し引いてはみましたが追い気もあまり感じられないので囮をグロッキーにさせるのも嫌だから、無理して囮を止めずに徐々に下流へと下がっていきます。「どこか掛かるところはないのか・・・?」今年初めてはいるところですから様子が分かりません。石の大きい掛かりそうなところは少し時間を掛けて泳がせたりしながら様子を見ます。けれども全く掛かりません。スースーと下がりながら探っていきます。雨後で水温も低いし、大事に扱ったので囮は一匹目の養殖ですが元気は持続しています。竿は大会用に貸し出しされてたシマノのラシュランH2.5の90です。シャンとしていますがテンションを掛けると比較的胴に乗る感じなのでアクションは大きめに扱います。
 結局300m程度下がって匹見ふれあい公園前まで来てしまいました。対岸には一グループが入られてます。中央下の普段は浅めの波立ちの瀬はかなりよさそうなポイントに見えますが。そのグループのメインポイントですので入り込むのは失礼です。僕は左岸側を下ってきましたのでそこにある分流の短い急瀬の頭・・・狭いポイントなのですがそこを攻めてみます。かけ上がりになって掛かりそうな頭は幅が2mくらいしかありません。それより下げてしまうと急な吸い込みとなって一気に下ります。そ〜〜っとその2mのところに囮を下げてみると一発できました。しかし、ガガ〜〜ン!です。型が大きい!水位が高い絞り込みの急瀬に入れるわけにはいきません。竿を上へ倒し、ためてこらえます。相当に竿はしなってます。ここでふと我に返ります。「あっ!竿は借り物だった。。。」無理して折ってしまうわけにはいきません。いつものように大胆な竿さばきができなくなってしまいました。思い切ってグンと抜けず、引き寄せることになってしまいました。かなり時間を掛けてもうすぐ手元に・・・というところまできてなんと、ポ〜ンと囮が飛び上がってきました。針外れです。針を見てみると見事に伸びてました。これで一匹目の囮はさすがにダウンです。針を変えて囮もサラのを出して再度その頭に囮を入れます。これまた一発でグン!今度のはそれほどの大きさでもなかったのでうまく上へ上らせて抜きます。やっと一匹目を取ることができました。早速囮を野鮎に変えて出します。元気が良いので瀬肩のトロを泳がせてみましたがこちらは掛かりません。昼頃、水温が上がればひょっとしたら掛かるかもしれないと思いました。トロでは掛からないので再度頭へ入れます。2度も時間を掛けてあしらっているのでさすがに攻めたところは掛かってきません。少しずつ囮を下げるとグン!と掛かってきました。ところが今度は瀬へと一気に突っ込みます。急な瀬で流れも強く、入ったら下がれないので無理して一気に抜きに掛かります。すると今度は身切れをしてしまいました。次は掛かりバレ2発。掛かるのは掛かるのですが数が増えません。次の掛かったのはまた大きい。。。竿を遠慮してあしらってると一気に急瀬の流れに乗られてしまいました。こりゃいかんと竿を立てるとブッチ〜〜ン!親子どんぶりしてしまいました。慣れてなく、借り物の竿しかもH2.5では太刀打ちできないと車に一度戻って自分のH2.75と交換します。今度は思い切って竿が扱えます。養殖の囮でも糸ふけを入れて止め泳がせをすればちゃんと底に入ります。ギュギュンと心地よい当たりですぐに掛かってくれました。しかしこれが口掛かり。傷は小さいのですがまだ養殖が元気でもあるので囮を変えずに続投します。さすがにかなり瀬に近づけなければ当たりは出なくなりました。波立ちの際でギュンと目印が飛びました。また大きいのに急瀬に下がられてしまいました。でも、今度は竿には自信があったので強引に抜きに掛かります。竿を立てた瞬間グルンと石に巻かれてブッチ〜〜ン!野鮎と囮はプッツンしてました。さすがにもうここで続ける気がなくなってしまいました。
 場所変えとします。結局ここでは鮎は増えずです。残りの囮は状態が悪い、水深が浅くて流れもそんなに強くないところを探して回りますが本筋が竿を出せない状態とあって匹見筋は人人人です。竿を出せるところが見あたりません。仕方がないので一気に高津上流を目差します。途中あれでも・・・と青原に降りてみますが足元のチャラに鮎はいませんでした。柿の木のとっておきのポイントへ。けれど、六日市に近い本筋の上流部は水位は下がっていませんでした。トロが押しの強い早瀬に・・・。でも、もうあまり時間もありませんから竿入れしてみます。しかしやっぱり残念、囮は止まらずぐんぐん下へ流されます。これでは釣りになりません。匹見まで行ってたら釣り時間はない・・・けれどもここでも釣りにはならない・・・匹見行きに掛けます。下がって上がってまた下がる。ドライブ時間は1時間半ぐらいでしょうか・・・。用意と後かたづけを入れたら釣ってる時間よりドライブしてる時間の方が長かったようにも感じます。
 一気に匹見ふれあい公園に行くとメインポイントの瀬の肩が空いてました。早速入ります。何人もが攻めた後です。それに囮も泳がない。。。なかなか掛かりません。おもりをかまして石の頭に囮を止めます。クククンと掛かった鮎はピシャンとはずれます。残り鮎の追いは弱いのでしょう。このあとまた3連続掛かりバレ。。次の鮎をやっと抜きます。やっぱり小さい16cm級です。囮が変わったのでさらに下がって流れのきついとこを攻められます。瀬の中を横に泳がせるとすぐ掛かってきました。しかしあしらって抜く寸前にまたバレです。囮だけがポ〜ンと帰ってきます。針を点検しますが指にまとわりつく程まだキレがいい。。。と、その時、ぶお〜んと風が吹き、肩にかついだ竿があおられます。バキッ!!っと大きな音を立ててバシャ〜ン竿が落ちます。風にあおられた瞬間に競H2.75が折れたのです。すぐに手を伸ばして竿は拾えましたが糸をたぐってみると石に巻かれたのでしょう先糸から切れていました。竿が折れて囮がなくなる。。。さすがにここで心も切れてしまいました。後30分ほど時間はあったけれど、ウェーダーを脱ぎました。ということで結果は最低最悪の・・・0匹でブービーでした。
 立ち回りの下手くそさ加減に我ながら情けなくてたまりませんでした。
 検量では匹見のいい鮎がゾクゾクと持ち込まれていました。へいぼんさん兄弟はお二人ともよい成績を納められました。なんとビックリ弟さんは3位。あの本筋に一人入って21匹の鮎を抜いておられました。へいぼんさんは10位。片手で握れない鮎をドカドカドカっと検量網に入れておられました。お二人ともさすがです。
 その後、小倉名人のメタルの引き釣りをしっかり見せていただいて午後は腰巾着になってへいぼんさん兄弟についていきました。弟さんが午前中に入った本筋に3人で入って(僕は柔らかいゼロドライブしか竿が残ってなかったので分流で)竿出しです。なんとか10mほどの細い流れの中をじっくりと囮を泳がせて小さいのを5匹掛けて友釣りになりました。その間にへいぼんさんは瀬のきついところで14匹も抜いてました。
 大会は思いっきりへこみましたが、へいぼんさん兄弟の勢いのある会話&釣りに気を取り直すことができてよかったよかったです。 

2006年08月06日

 佐波川 16:00〜18:30          16〜 21cm 12匹

 仕事が速く片づいたので夕方から佐波川へ向かいます。空いているポイントを探して新橋から上へさかのぼりますが、一昨年から徐々に釣り人が戻ってきている佐波川です。日曜日に空いているところは見あたりません。
 新橋上は最近よく人影を見ます。・・・かかっているのかな?
本橋は・・・前回やられましたからパス。
新幹線・・・本命の瀬尻にだけ人が入っています。ここは他のところは鮎が育たず小さくて掛かりません。
人丸橋・・・メインポイントの瀬の中央に一人見えますが、上の瀬が空いてそうだったので車を回してみますと、見えなかっただけで入っておられました。。
 看護学校前まで下ろうかと思いながら金波へ、本筋はいつもながらやっぱり素掛けの人人人でした。上のトロにも3人見えます。けれど毎年鮎がたまる泳がせポイントの土手下が空いてます。「鮎はいるかな〜?」と土手の上から見てみたら鮎が石をハンでました。
 「これなら掛かるのでは?と支度をして入ります。16時になってました。少しやって掛からなければすぐ看護学校前へ場所移動する心づもりで、ポイントに入りました。するとしばらく養殖囮を泳がせているとククンと小さめ(16cm級)の鮎が掛かってくれました。囮が野鮎に変わってよく泳いでくれるようになりました。それからはぼちぼちですがこの瀬肩のトロで掛かり続けます。対岸のコンクリートの土手際の深い筋は18cm級。手前の瀬肩の浅い棚は16cm級。掛かりの速度は上がりませんが退屈しない程度に掛かりました。

     

 日も落ちかけてきて人が少なくなったので本筋に移動します。しゃくりの人がいなくなった急瀬に囮を沈めるとすぐにグググンと掛かります。この流れではゼロドライブでは止まりません。瀬を掛け下って瀬尻まで下がり、ようやく抜きます。そのまま瀬尻で囮を入れてみますが瀬尻は掛かりません。そこで再度急瀬に上がって鮎を入れるとギュギュギュギュ〜〜ンと掛かります。また下へ下ってようやく抜きます。何度か繰り返し、日が山に落ちたらそれまでの追いがうそのようにピタリと掛かりが止まってしまいましたので終了にしました。



 やっぱり金波は佐波川の1番ポイントですね。禁網区にもなってるので鮎も多い。ただ・・・素掛けの人がいつも多くて 入るのを敬遠してしまいます。ここが友釣り専用区になれば 佐波川の遊漁者はぐ〜〜んと増えるだろうなといつも思います。 

2006年08月03日

 高津川 11:00〜16:00       13cm〜21cm 32匹
 
 いつも通り10時半日原着です。
 囮が昨日佐波川で使ったものなので、もしかして状態が悪くて掛からなければ漁協に行って入手しないといけません。それで、入りやすく移動しやすい青原へ。向かいました。
 到着してみると先客がすでに三人入っていたのですが、僕が準備する頃には一人は場所移動、もう一人は上のトロへと移動されました。荒い瀬では追わないのでしょうか・・・瀬の下でやっていた方とお話ししましたが、僕がつくころにそれまでいい感じで追っていたのにピタリと追いがとまってしまったということでした。それでも他へ行っても釣り人は多いだろうからここで竿を出すことに決めます。



 一通りさらわれた後なので竿抜けになっているだろう岸際手前のチャラからねらいます。大きい囮にチャラの野鮎がきてくれるか?心配でしたがそんなに時間がかからないうちに一匹目が来てくれました。しかし、小さい・・・13cm級。これでは心許ないといい型の囮が確保できるまでチャラのオバセおよがせを続けます。けれど掛かるには掛かるのですが小さいのが連発5匹。その後15cmくらいのがやっときたので少し沖に出ます。けれど、やっぱり瀬の真ん中は掛かりません。



 じっと止め泳がせで我慢をしているとあれれ?急に川の中で鮎が腹を返しだします。それと同時に18cm級が掛かりました。その後いい調子でいくつか同型を掛けていたら再び川の中が静かになって掛かりも止まりました。そこで少しずつ上の瀬肩へ移動してみましたが掛かりはよくはありません。瀬肩の波立ちが消えるところまで上って昼食休憩にします。。
 普段ならここで場所移動をするのですが、前回の失敗(移動中に鮎が全部死んでしまった。)があるのでここで続けてやることにしました。



 今度は荒い瀬の下手を攻めようと思ったのですがそこも朝から人が入っていましたし、さらに昼食休憩中にまた二人入られたので一通りも二通りもさらわれた後です。あっちこっちと激しく移動してポイントを探しましたが流芯付近は全く掛かりません。手前のチャラで小さいのをいくつか追加しながらどんどん下がっていきます。鮎は深いところにいるのか、浅いところにいるのか、石が白いところにいるのか、茶色いところにいるのか???。結果は出ません。どこも掛かりが悪いからです。数は出ませんが白いところに型のいいのがついているということだけはわかりました。そのうちここに入っていた先客3名もやめて川を上がられました。
 ずっと下まで下り、橋の上の浅いところまで下って、「やっぱり場所変えが正解だったか・・・」とトーンが下がります。橋上の瀬肩の浅いところに座り込みたくなりました。これが正解?!座り込んで泳がせると最初はまた小さいのが掛かってきたのですが、それからだんだんペースが上がってきました。今日の釣果は型の小さいのが多いので漁協に出すのはあきらめて夕方の時合いを腰を据えて釣ります。・・・すると入れ掛かりモードは5時半にやってきました。足元から真上への上飛ばしで5mも囮が上ればギラギラともみ合いながら下へ下ります。沖へ泳いでも掛かりは悪い。真上です。型が全部18cm級になりました。なんと30分で10連チャン。
 ところがここで一気に日がかげり雷鳴が連続して響き渡ります。先日の広島球場の土砂雨が頭をよぎり竿をたたみました。


2006年08月02日

 佐波川 16:00〜18:00           21cm 1匹

 梅雨明けの7月末から8月の初旬は梅雨の間ずっと田植え水確保のためのダムの放水で高水だった水位が引いて、また、遡上鮎が追いを見せる大きさに育って、一気にボルテージが上がる時期です。
 けれど、今年は遡上が大幅に遅れているので遡上鮎がどんな調子か不安です。例年なら場所によっては爆釣となる佐波川の様子を見に夕方からですが行ってみました。場所は本橋下の荒瀬。昨年も一昨年もこの時期に3桁釣果が出たポイントです。しかし、今年は素掛けの人すら見えません。
 まずは橋上のトロで竿を伸ばします。ここは鮎がたくさんたまる浅トロでよく鮎が見えます。遡上鮎の生育状況がわかります。ところが、やっぱり鮎はいるにはいますが、小さい・・・10cmちょっとぐらいです。群れて泳いでいますが追いが見られそうにはありません。追うようならここで野鮎のおとりを確保して瀬に下ろうと思ったのですがだめです。
 そのまま養殖囮を持って瀬に下ります。まだ水位が完全に下がったわけではありませんし、この瀬は昨年の大水で底が変わり、段々の棚が所々にあったのが、変化のない下リ瀬になってしまっているので流れが結構強く、養殖囮では引かないと止まってくれません。無理して引くと囮も一気に弱るので、どんどん囮を下げていきます。結局荒瀬では鮎は掛かりませんでした。瀬を下って瀬尻のトロ瀬、ここなら囮も止まってくれます。ぐっと下へ下がって流れの弱いところで囮を底に入れ、少しずつ上へ上げていきますが、反応がない。スースーと抵抗なく囮が上がります。
「こりゃ、やっぱり今年はまだまだ天然遡上鮎はダメだなあ・・・」
と思いましたが、せっかくですから大きめの石が固まっている当たりでねちっこく囮を泳がせてみます。するとなんだか囮が逃げるような感触がありました。ちょっと上に釣り上げて底に落とし込むとグン!と掛かりました。これが変に重たい。グングンと引っ張ります。ほんとに鮎なの?と疑問を持ちながらやりとりをし、抜いた鮎は結構大きい。よく見ると鼻カンがついてます。体はウロコが荒くごつごつしています。どうやら誰かが使っていた養殖囮がトラブルの仕掛け切れで逃げてそのまま野鮎化したものらしかったです。
 元気のいいこの鮎に囮を変えて再度泳がせて探ります。囮が元気ですからさらに荒瀬へと引き上げてもいきましたが結局掛かってきたのはこの鼻カン付きの鮎一匹だけでした。・・・・・今年の遡上鮎はいったいいつになったら追い出すのだろう。。。

2006年07月29日

 高津川 11:00〜16:00       17cm〜23cm 19匹
 

 10時に高津に到着です。日原の漁協で養殖囮を購入し、車を下へ向けて走ります。
池村の友釣り専用区を見てみると最上流部の瀬肩が空いていました。そこで、曽庭橋を渡り瀬肩へ向かいます。橋の上から見てみると、上も下も人人人です。空いているのは最上流部だけ、そこに入ります。
 まだ若干水位が高く、急瀬にはとてもじゃないけれど囮を入れられません。上の瀬肩に降りて、対岸のチャラへ渡ろうと思いましたが水位が結構あり渡り切れません。仕方がないので、石は小さく鮎もあまり見えないのですが一応囮を入れてみます。時間は11時です。すると養殖囮がに上り出すとすぐにクククンで掛かりました。「およよ?!」型も結構良くて18cm級。背掛かり野鮎に囮をチェンジして沖へ上へと泳がせるとまんべんなくポツリポツリと掛かってきます。川面のしわや底石の状態をよく見ながら、ちょっとの変化のあるところに鮎を入れて尻を振らせます。そうすると一つまた一つと拾うように掛かってくれました。12時半で14匹になりました。「このままここでやったら30匹ペースかな?でも、50越えは無理・・・他へ行くか・・・。」悩んでいると便意が襲ってきました。移動を考えてたのもあって、竿をたたみ、川を上がります。
 昼食休憩をかねて日原道の駅へ。用と食事を済ませて、道の駅裏の川を見てみましたがここも人が多くて入る気がしませんでした。それでさらに下へ。青原の友釣り専用区に車を入れてみます。ここもずらりと人が並んでいましたが、中間部の瀬肩のトロのところが空いていたので入るつもりで車を止めて降りてみます。と同時に、入ろうと思ったところに人が立ちました。割り込んではいるのも心苦しいので再び移動です。移動前に鮎の状態を確認しておこうと鮎缶を開けてみてビックリです。なんと鮎が全部死んでいました。ポンプの電池が弱っていたのと、陽射しの強い高気温のため・・・。新しい囮を買わなければ友釣りが続けられません。ガックリです。移動場所もなかなか見つからず、おまけに鮎まで全滅・・・やる気が落ちてしまいました。ここが佐波川だったらもうやめて家に帰っていたかもしれません。けれど、ここは高津川です。2時間半をかけて来てるのですからこのまま帰るのももったいない。。。やる気にならなければいけません。



 さらに下がって横田の漁協で再度養殖囮と電池を購入。横田の友釣り専用区も人人人で入るところがありません。再びゲンゴロウに戻ろうかと思いましたが匹見川の隅村橋が気になったのでのぞいてみました。すると橋下の瀬には人がいましたが橋上のトロが空いていました。そのまま車を回して入川点に降ります。よく見るとコロガシをしている人が一人いました。けれど、上の方におられたので下へはいるのはじゃまにならないと判断し、身支度をして左岸側から川へ降り、瀬肩を対岸に切ります。
 ところが???そのコロガシの先客さんは僕が行こうと思った下の方に急ぎ足で下っていきます。後ろを回ってずっと下へ下るつもりだったのに追いかけてるような感じ、瀬尻の開きまできてやっとその方は止まりました。そこからだと下手の橋まではそんなに間がありません。そこで入っても失礼がないように声を掛けて挨拶をします。話しがはずんで、そのまましばらく話みました。お断りを入れて離れたところで入ります。



 橋のすぐ上。これが泳がせて一発で掛かります。すぐに囮を野鮎に変えて再度沖へ泳がせて出しますが芯に近くなるとゴン!で動きません。「これは大型?!」思った通りの大型です。23cm越えのサイズ。一匹目は取れたのですが、それを囮に変えて掛かるのも同型。竿を絞り込みます。下は橋桁があるので下がれません。止まって力で竿をためたら・・・ナイロン0.2号ブッチンで親子どんぶりです。仕掛けをターボ0.125に変えます。大石で囲まれた一辺2mほどの囲みです。ここに入れて泳がせるとすぐ掛かってきます。けれど掛かり鮎を囮に変えて出すと良型が掛かり、突っ込まれてブッチンです。仕方がないので仕掛けをメタルの0.15号に変えます。これが持っている一番太い仕掛けです。これなら大丈夫だろうと自信を持って掛けましたが、クンと当たりを出す掛かり鮎はかなりな良型。流れの芯に突っ込まれて力でためますがとうとうつけ糸の0.3号プッチンしてしまいました。掛けると次は親子どんぶりで全然数が増えません。ちょっと仕切り直しと先ほどのコロガシをされていた方にポイントを教えて交代します。
 その方は囮鮎の確保のためにコロガシをされていて、確保できた囮で友釣りに転向されていました。その方が入っておられたポイントでゆっくり泳がせて4匹追加できました。その間、その方も良型鮎を相手に悪戦苦闘されていましたが0.6号の仕掛けで4匹程確保されてました。その後、その囲みの中はピタリと当たりが止まってしまいました。仲良くなったその方と竿を置いて1時間程話しをし、日が暮れかけたのでさよならをしました。

2006年07月23日

  高津川 10:30〜16:00          16cm〜22cm 3匹
 
 10時に日原に到着。あまり状況はよく分からないのですが、「釣れる」とは聞いています。橋の上下の日原専用区は人がいっぱいです。「なるほどここでも釣れるのか。」と囮を買って支度をして漁協のすぐ下の瀬頭に入ります。

 ところが・・・、川をのぞいても鮎の魚影が薄いような・・・。型も小さい?あまり掛かりそうな気がしませんが、それでも養殖囮を泳がせてみます。足元下の浅いチャラ流れに出て行くとククッククと一匹きました。16cmほどの小さいのです。しかも、これが腹掛かり、・・・囮が変えられません。最初の一匹がこれ・・・と悪い予感がしました。当たらなくてもいいのにそういうのは当たるんですよね。。その後は全然掛かりません。下の波立ち、沖の掘れ込みの筋、上の深いトロ・・・もう一度手前のチャラ大石まわり。。けれど、そのまま掛からずで、12時にここを見切りました。
 さて、次はどこへ?と考えましたが、2時間泳がせて疲れてきている囮、これから雨が降って水位が上がりそうなのに下へ下がって強い流れを引く勇気はありませんでした。そこで上の柿の木、新しく見つけたポイントならだまして泳がせてなんとか掛かるのではないかと思い上へ上ります。(本当は新しい囮を調達して下へ下るべきだった・・・)


 着いたのは柿の木の地物屋さんの前、けれど、不思議に前回来たとき程鮎が見えません。川の中をじっくりのぞいて、鮎がついていそうな色をしている石をねらってそのまわりを泳がせて待ちます。囮が弱ってますので次々に攻めるわけにはいきません。一つ一つじっくりじっくりと石をなめるようにまわりを泳がせて、気配がないと次の石へ渡るという感じの石つぶし作戦です。気がつけば2時間もそうやっていました。半分あきらめ気分になってきたとき、トロの中の一筋深くなっているところに沈む石のまわりを回したときにやっとククンと当たりがありました。当たりの後にグイ〜〜ンと対岸に向かって突っ込みます>「こりゃ、大きい?」半信半疑で、でも、やっと囮が変えられるということで大事に大事に・・・ポイントをつぶしてしまう事になっても下へ下ってためて寄せます。十分に寄せ付けて「よいしょっ」とつり下げ抜いてタモで救ったその鮎はなんともこの時期で20cm級です。それでもやっと変わった元気鮎です。早速囮を変えて泳ぎ出します。すると沖へ渡るその横泳ぎに一発でアタックしてきました。ギュギュ〜〜ンと引き回してくれます。また、下へ下り、これでいよいよポイントつぶしだなと思います。同じようにためて寄せて、さらに重たい感じでつるし抜いたのは22cm!こんな大きいのが続けてきたのではH2.25の竿が持ちません。。と車に戻って竿をH2.75にチェンジします。その前から小さな雨が落ちていたのですが、上流部・山の奥ではかなり雨が降ったのでしょう。当たりが真っ白な白もやに包まれてしまいます。それとともに空気がひんやりしてきました。あれれ?と思って川に手をつけてみたらビックリです。一気に水温が下がってしまっていました。手をつけてたら冷たくて手がしびれます。こう感じてから鮎の追いの気配はピタリと止まってしまいました。囮も元気がいいのに手前・沖・下の早瀬・上のトロとどこへ囮を持って行っても同じです。

 そこで一気に上へ上って荒瀬へ行ってみました。するとちょうどその時に川へ入られた様子の方がお二人見えました。その人たちの下から瀬落ちまで大きな石をまたにくぐらせながら匹降ろしていきます。足元の石にはたくさんの大きなハミ跡が残っています。「これだけハミ跡があればいるでしょう???とは思うものの全く掛かりません。どんどん下へ下って、結局一巡目は反応無しでした。再度上に上って2巡目をと思いましたが先ほどのお二人が下がってきてて入るのは難しい感じになってました。見ててもやっぱりそのお二人も全然掛かってないようです。そして、その方々はさっさと竿をたたんで場所移動されました。
 「ここはダメなんだ。」ということで最初の瀬の肩のトロに戻ります。その後も波立ちや瀬落ちも含めて探りましたが結局全く反応なしです。もう、場所変えするにも時間は残り少ないので少しいつもより早いですが納竿としました。
(この日、日原より下では陽射しさえのぞく天気で鮎も爆釣だったようでした ミ(o_ _)o)


2006年07月16日

佐波川    大会後

 昼から新橋上で、いいちこさんと一緒に掛けました。

掛かりません。流れがきつくなる吸い込み口でよく掛かったのですが、そのまま吸い込みに吸われて、その中にある角張った石に水中糸を巻かれてプッツンです。2回も連続でやられたので、ここはあきらめます。すると、ほかはどこもパットしません。泳がせて探り回してそして止めて・・・でコックーンと忘れた頃に掛かります。このリズムが変わることはありませんでした。
 でも、ここでいいちこさんの強さを見せつけられました。

掛かり圧が低くていやになった頃にやっとビビビンという感じなのに
じっくりねっとり泳がせ続けて、ぽつりぽつりとリズムを崩さずに掛け続けておられました。
僕は夕方までにもうくたびれたとねを上げてしまいそうになりました。けれど、いいちこさんの姿を見て「いやいやがんばろう!」と気を取り直してまたがんばります。
夕方5時までで7匹でした。。

 

2006年07月16日

佐波川釣り大会でした。

 7時集合ということで少し前に会場に着きました。今年もにぎやかにたくさんの出場者が集まっています。駐車場にいいちこさんを発見。もうすでに釣り準備は済んでいるようでした。僕も早速受付を済ませていいちこさんに挨拶を交わしひととき釣り談義です。今日も楽しく大会に参加することができそうな気がしました。
 話しをしているとそろそろ参加者が本部に集まりだしました。もう少し時間があったので僕も釣り支度の開始です。すると本部で声が聞こえます。「ん?もう開会式が始まった?」時計を見るとまだ7時前だったので「集合を呼びかけているのだろう・・・」と着替えを済まします。すると集まっていた参加者が急に帰って来だしました。そしていいちこさんが車に乗って前に来ました。「じゃあ行ってきます!」あれれ?時間前にすでに開会式は終わりスタートになってしまったらしいのです。
 みんなが駐車場からいなくなってから囮を取りに行き、僕もスタートです。さて、一番の狙いポイントは当然人丸前でした。ですが、これだけスタートが遅れたらポイントに入れる可能性は低いと考えます。しかたなくあきらめて前日掛かりがよかったと聞いた看護学校前に向かいます。
 さすがにここには誰もいませんでした。早速竿を持って川へはいります。しかし一面のトロにどこがポイントなのかわかりません。仕方がないので手前から下へそして対岸に渡り上へと一通り探る手順で組み立てました。手前から囮を入れてみるが反応はありません。「・・・やはりトロなので鮎の追い立ちが遅いのだろう。」下へ下り対岸に渡ります。ここで、携帯に電話が掛かってきました。大会中なのだから出なければいいのに出てしまったのです。するとこの電話は電話局からでした。昨夜から自宅の電話が不通になってしまって、局にいくら電話を入れても通じなかったのがこんな時になってやっと掛かってきたのです。「家の電話が通じないのは早く復旧して貰わなくてはいけない・・・」と釣りを中断して対応します。ところがこの電話、何分かおきに質問や対応で掛かってくる。掛かってくるたんびに竿を抱いて携帯を持ちます。釣りなんかやってられない。最後にはペンで記録しないといけないような内容を話され、仕方がない竿をたたんで岸に上がりました。ようやく一通り対応を済ませたのは1時間後でした。囮変えの大事な時間を1時間もつぶしてしまったのです。この看護学校前はこの時間に掛かることは期待が薄いと移動を決めます。
 車で上へと上っていきます。新橋上を見たらかなりな人が入っています。だからさらに上へ、本橋の瀬を見るとここは空いていました。人丸や金波という掛かるポイントは空いている可能性が薄いだろうと思い本橋下に入ります。ところがいざ川に入ってみたら3人の人影がありました。たまたま車からのぞいた時は草の影で見えなかったのでしょう。入ろうと思った橋下の瀬は窮屈でした。それでも残り時間も少なく、囮もまだ変わってなかったので間に割り込ませて貰いました。けれど、なんとか入れた流れのきついポイントは養殖鮎では止まらず、鮎も反応が薄かったのです。。これでは囮がだめになると橋上のトロに移動します。
 これでやっと落ち着いた釣りができる体勢が取れました。そっと泳がせるとすぐ掛かってきました。しかし、小さすぎて囮には使えません。続けて続投、掛かるには掛かるのですが昨日鮎を抜いたばかりなので型が小さい。囮が回転できません。それでももう場所変えすることもできないのでここで最後までねばりました。結果キープできる10cm以上は4匹でした。

ということで選外で終わってしまいました。
いいちこさんは人丸で14匹を上げられて見事に5位に入賞です。

2006年07月15日

 佐波川 12:00〜18:00           12cm〜17cm 15匹

 やっと水位が下がった佐波川です(と言ってもまだ30cm高)。その後状況はどう変わったか?天然遡上の育ち具合はどうか?状況調べに最下流から釣り上がります。
 11時に県住AP前に到着。しかし、何艘もカヌーが出ていて楽しそうに乗っておられます。「こりゃ竿は出せないかな・・・。」川岸で様子見をしていると一艘のカヌーが岸に着きました。それからしばらくカヌーをこいでおられた方とお話しします。話が弾んで長話をしていると出ていたカヌーが次々と帰ってきました。どうやら昼まででみなさん上がられるようでした。12時、サイレンが鳴ると同時にカヌーは一隻もいなくなったので早速釣り支度をして川へ入ります。
 天然遡上、かなり見えますが・・・・小さい・・・10cmあるかないかという感じです。それでも早熟の型のいいのがいるかもしれないと瀬肩から囮を入れて泳がせます。けれど全然音沙汰なしです。肩を泳がせても瀬を引いても同じでした。あちこちで鮎は跳ねるのですが全部小さいようです。1時間程やってみましたが8cmのビリ鮎が2匹針に掛かって上がってきただけ、「こりゃダメだな。」と竿をたたんで場所変えです。
 次は看護学校前、ところがこの看護学校前、去年の出水で?瀬が消えてしまってます。ゆったりとした流れのトロがずっと続いています。「こりゃ見込み薄いな・・・」と竿を出さずに移動をします。
 新橋上へ。釣り人は上の早瀬付近に固まっています。そこに割り込む気にはなれないので階段下から泳がせて徐々に上へ上っていきますが反応がない・・・。対岸キワで跳ねている鮎がいるので「まだ芯の流れをさけているのかな?」と対岸キワへ泳がせて渡らせます。窪みになった流れのたまりでクククンとやっときました。16cm級です。早速これに囮を変えて足元から探りますが囮が変わっても状況は変わりません。結局また対岸キワでもう一匹。ぽつ〜りぽつりといった感じです。魚影が薄いと感じられたので再度の場所変えです。
 今度は本橋下へ入ります。瀬尻のトロが一番のねらい目。けれどもここも新橋と同じ感じで数が上がりません。3匹程追加しましたがパッとしません。そこで荒瀬に上りますがこちらも拾う感じ、長い瀬を探りながらポンポン上がって2匹追加しただけです。「鮎の固まっているところはどこか?」結局見つかりません。
「まだ時期が早いよなぁ・・・」と思いながら橋上の浅トロに入ってみます。すると小さいながらも石をはんでいる遡上鮎の姿が見えました。小さめの囮をとろとろとろと泳がせてみるとククンと掛かってくれました。小さくて13cmほどそれでも葦際を上に飛ばすと続けてかかってくれました。結局ここが一番鮎がたまっていました。


早く遡上鮎が大きく育ってくれることを祈りつつ竿をたたみました。


2006年07月09日

佐波川 15:00〜18:00           10cm〜21cm 4匹

  一気に雨が降って各河川とも大増水。その大水がやっと落ち着きそうになったのに、夜中にまた大雨が降ったようでした。ネットで各河川水位とアメダス降水量を調べます。残念ながらほとんどの川は入川不可能。しかし、よく見てみると島地・鹿野周辺はその雨が降っていないようです。佐波川本流は水位が上がってましたが島地川はそんなに増えてません。
「これなら入れるのでは?」
と午後から佐波川へ向かいました。
 水況が悪くなってない 佐波川島地合流点島地川に入りました。
一仕事終えて昼からです。

 お一人、先に瀬尻に入っていらっしゃったし、水が多く押しが強いので養殖囮は入りにくそうでもあったので挨拶をして下流の橋の下へ入りました。
 手前から沖、瀬頭・芯・瀬尻とさぐってみましたが残念ながらここにはチビ鮎しかいませんでした。10cmのチビ鮎が針に絡まって2匹程上がってきました。「これじゃあ話にならん・・・」とおじさんの下に入らせて貰います。
 瀬尻に位置するおじさんはぽつぽつではありますが掛けておられます。けれど、もっと下流になる流れの尻の少しゆるいところで養殖鮎を泳がせている僕には全然反応がありません。
夕方、おじさんも対岸から帰ってこられたので岸のコンクリート桟橋に座り込んでお話ししました。型のいいのが7匹掛かったそうです。見せてもらいましたがそれがほとんど20cm級です。でかくて太い。平水時の瀬尻、流れのきついところで来たそうです。

 おじさんが帰ったのでそのポイントに移動しましたが、僕の弱った養ちゃんでは入ってくれません。最後の手段と鉛をつけて瀬を尻から上へ引き、そして再度肩から尻へ下げてみましたが掛かってはくれませんでした。あきらめて帰ろうかと思った時におじさんが攻めていた瀬の尻でカックンと掛かりました。口掛かりです。これもやっぱり大きい鮎です20cm級。
 せっかく天然囮が手に入ったのでもう少しやってみました。対岸へ泳いで渡り、少し深い溝になっているところに入ると、真っ白い群れ鮎の18cmがビビビンと掛かってきました。それを囮にして芯を探ると今度は石付きの21cm級が掛かりました。これはよく引きましたが瀬尻なのでついて下がってほどよいところで抜けました。しかし次は対岸に出たところで針が石に噛んでしまってはずれません。渡ることもできないので仕方なく水中糸を持って引っ張って切ります。これでこの日はやめました。

2006年06月24日

  高津川 12:30〜18:00           18cm〜21cm 8匹

  かなり雨が降って川は増水しました。けれど、なんとか竿は出せそう・・・と高津川に向かいます。
 柿の木に出て川を見てみると水位はそんなには高くありません。早速大谷屋さんに行って囮鮎を購入し、状況を聞きますが、「日原から下は掛かっているようだが、ここいら(柿の木)は掛かりが悪く、釣り人も少なく釣果も聞けないので状況がわからない。」とのことでした。購入した囮はきれいではありましたがとても小さい(16cm級)ので、増水の下流でするのはちょっと不安がありました。前回見つけた柿の木のポイントは瀬肩のトロで泳がせて掛かったのでそこでとりあえず泳がせて囮を野鮎に変えよう・・・・とそこへ向かいます。

 水は澄んでいますがやはり少し水位が高い。流れの緩やかな瀬肩も押しの強い瀬トロになっていました。そしてあれれ?チャラに群れていたたくさんの鮎が一匹も見えません。水位が変わって移動したのでしょうか。数は見えませんが時々ギラギラと腹を返す様子が見えます。小さな囮を引かないように気遣いながら送り出していきます。流れが強いので無理をせずに・・・と囮を下にして引き泳がせでやります。けれど、鮎の追いは感じられません。沖へ出したいのですが無理はしたくありません。仕方がないので自分が下がって囮の位置を自分より少し上に変えます。そして糸を立ててオバセを入れます。囮はまだ泳いでくれました。オバセ量を調節し、少しずつ少しずつ上の沖へを出していきます。少し深く溝になっているところ、ここで鮎は停まってしまいました。そこでテンションをちょっとかけてしっぽを振らせます。しばらくやっていると急にギュ〜んと鮎が走りました。掛かったようです。一匹目ということで大事に大事にやりとりし、下へ下がります。けれど、沖へ出ていた鮎は手前へ寄ると増水で押しが強くなっている芯に入ってしまいます。その前に浮かせて抜くとズン!20cm級、型のいい鮎です。ふう〜っと一息。囮が野鮎に変わったので一安心です。
 早速野鮎を囮にして出しますが、芯の押しが強く、横切るときに囮は下へ下がってしまいます。元気がいいから下泳がせでも十分泳いでくれるのですが思ったように掛かってはくれません。竿を下竿にして囮上の糸を立て、オバセを入れてやると少しずつ泳いで上ってくれます。そうして囮が上に位置して泳いでくれるとグルリン、鮎が掛かって踊ります。掛かり鮎はやはり20cm級。囮も掛かり鮎も20cm級ですからかなりよく引きます。下がって芯を越えさせて真下に位置させてから竿を立てて抜きます。ズドンです。

 そのまま囮を変えて流れの速い瀬の中を引いてみても掛かりません。結局元の瀬肩の早トロまで戻って、同じようにして上に泳がせてはグルンという感じで掛かります。
 同じリズムで調子よくかけてたのですが、7匹目の鮎を寄せにかかった時、バキッ!なんと競H2.5の3番が折れてしまいました。急いで折れて落ちた竿先を拾いに川を下ります。なんとか追いついて竿先を持ちますと、なんとまだちゃんと掛かり鮎がついてます。9.5mの仕掛けのついた3番までの折れた竿でやりとりしす。これがやりとりができるんですね(笑)。しかし、仕掛けが長いので掛かり鮎にはなかなか近寄れません。かなり時間をかけてやりとりし、岸寄りに寄せてから糸をたぐり寄せ、つまみ上げて網の中へ入れました。掛かり鮎は確保できましたが竿が折れてしまったことのショックが大きい。下流部のポイントの様子も気になるところがあったので、これで一旦竿をたたみます。型揃い20cm級の鮎をなんとか7匹掛けることができました。
 しかし不思議なポイントです。この時期なのに上に上らなければ鮎が掛からないのです。掛かるのは瀬ではなくて瀬の肩の早トロです。今回は水位が高く押しも強いのでなかなか囮が上へ上がってくれず、苦労しました。
 さて、車を下流へ向けます。日原を越えると水位も上がりましたが(50cm高くらい?)、まあ〜いるわいるわ。人人人です。見ていると川に入る気がしなくなってきます。
 結局横田まで下ったけれど横田も人がいっぱいで割り込まないと入れない。今年は天然遡上が多くて下ではもう掛かりはじめたなどという噂も聞こえたのでほんとうかどうかさらに下の天然遡上only区まで下がってみました。確かに遡上鮎はたくさんいました。が・・・10cm程度の大きさでとてもじゃないけど友釣りで掛かる大きさではありません。囮をつけて出してみましたが、やはり掛かる鮎はいませんでした。やはり今掛かっている鮎は放流鮎であることを確信しました。
 しばらくして漁協の買い取り終了時間が近づいたのを見て早々に見切りをつけて再度横田へ向かいます。やはり人は少なくなっていました。浅い匹見川側もやりたいと思いましたがこちらにはまだ釣り人がいましたので本流へ入ります。水が多くて押しが強い。囮に鉛をつけなくては底に入りません。竿がH2.25なので少し頼りない感じです。さらに増水してるので掛かっても下へ下れない。。。鮎の追いはよく、囮が底になじめばすぐにググンと掛かってきました。けれど、型のいいのが掛かれば次のガツンで親子どんぶり。。竿が引かれて曲がって鉛が石に噛む。。掛かるには掛かるのですがトラブル連続で数が増えません。結局かなり掛けたのに数は1匹増えただけで竿をたたみました。

2006年06月18日

佐波川 16:00〜17:30           15cm〜21cm 7匹

 トーナメントの帰り、会場の千代川よりも佐波川でやりたいと早めに出発したのでなんとか15時半に佐波川にたどり着きました。早速松田さんで囮を購入し、状況を聞くとそろそろ掛かりだしたという事でした。上流がいいと言うことでしたが・・・時間も少ないし、人丸の状況を知りたかったのでやっぱり人丸に入ることにしました。
 16時に上のトロ尻から入ります。



 まだ先日の雨による増水が引ききってなく、水が多い。30cm高ってところでしょうか。解禁日からずっと砂をかぶったように真っ白だった石がすっきりきれいになってます。
 トロの尻からチャラチャラの短い瀬があるのですが、その瀬肩から養殖を入れます。けれど、反応はありません。キラキラ腹を返す鮎は見えるのですが、まだ小さいようです。少しずつ泳がせて探りながら下へさがっていきます。その短い瀬では結局掛かりませんでした。

 それから下は抱きかかえ石がゴロゴロはいっている瀬になっているのですが、増水の時はここは荒瀬になります。ここに鉛2号を養殖囮にかまして滑り込ませます。ふ〜わふ〜わと2度程あおった後にガッツ〜〜ン!!ときました。これが大きい!H2.25の竿だったのでこの良型は荒瀬では、止まりません。グググ〜っと引き下ろされながらなんとか石裏に止めて抜くと20cm級の良型でした。


この良型囮に鼻カンを通して再び前に入れると即ガッツ〜ン!!です。またまた良型。掛けるたびに下へ引っ張られてしまいます。囮をすぐ変えてまた入れると再度ガツン!3連チャンの最後についに瀬を引き下ろされてしまいました。



 大石はその荒瀬の中だけなので、上にもう一度上がらないと釣りになりません。しかし・・・流れが強くて上に上れません。一歩上がったら2歩流れで引き戻されてしまいます。弱った弱った・・・。何度か挑戦してみますがやっぱり上がれません。思い切って岸から伸びている葦をつかんでみました。これが正解。葦を引きながら流れをよじ登ります。荒瀬の頭まで戻って再び囮を入れると少し泳がせるだけでまたまたガツーン!です。これまたどうしても下へと引き下ろされてしまいます。2度目なので少しは踏ん張りで耐えることができましたが、3匹掛けたらやっぱり下まで引き下ろされそうになります。もう一度下まで引き下ろされてはたまらんと囮をはずして荒瀬の上まで上ってしまいます。
 最初に攻めたチャラチャラの瀬に元気のいい囮を入れてみますとかなり泳がせた後にビビビンと掛かってきました。これは小さくて15cm級でした。どうやら天然遡上鮎はまだこの大きさらしいです。数は多いのですがまだ掛ける対象の大きさには育っていないと言うことを確認できました。その後もうしばらく同じチャラチャラを泳がせながら探ってみたのですが後は続きませんでした。

2006年06月18日

 ジャパンカップ 中国大会でした。

 今年はなんと会場は鳥取県の千代川です。


 ・・・・遠すぎる。。。中国大会と言いながら中国地方の端の端。ひょっとしたらシマノから広島&山口は見放されてしまったのかもしれません。けれど、仕事を休むことなく参加できるのはこのジャパンカップだけなので、思い切って参加申し込みをしたのです。
 行ったことのない川なので下見を・・・と前日から入ったのですが、思ったよりも行きの時間が掛かりすぎて着いたのは15時過ぎ。会場全体を見て回ってからだと竿が出せません。竿が出せない分じっくりとなめるように歩いて上から川を見て回りました。
 本部前は友釣り専用区。鮎は濃密放流されているでしょう。けれど、主な流れは増水と言うこともあって押しの強く水深のある一本瀬です。本部前から上は鮎の魚影が濃いようで、上から鮎が見えました。「こりゃ上だな。」と思いながら日も暮れかけたので宿泊先を探しに車で鳥取市に向かいます。

 そのおりにエリア最下流部を通ってみます。すると攻めやすそうな短い瀬がありました。橋の上から川を眺めていると川のすぐ横に住んでいる方が散歩に出てこられたので聞いてみました。「鮎はどうですか?」答えは「今年は鮎が見えない。いつもの年なら橋の上からたくさん見えるのに・・・。けど、あそこ(下流のトロ場を指さして)にも放流したとは言ってたんやがなぁ。。。」でした。(鮎がいればここまで来る人は少ないだろうから思うように釣りができるけど・・・魚影は???)最後の手段の場所だなと記憶して鳥取に向かいました。

 さて、大会当日。集まった選手を見ると「やっぱり・・・」です。車のナンバーは鳥取・岡山・そして兵庫・神戸・姫路ばっかりです。山口なんて僕の車だけ。それどころか広島ナンバーすら2,3台しか見ることができませんでした。選手の顔ぶれに知った顔を見かけられませんでした。なんとなく一人場違いな参加のような気がして寂しかったです。囮配布の時にようやく加計友釣り愛好会の方の姿を見ることができました。
 さて、引いたゼッケン番号は60番です。参加選手数は100人前後と聞いたので真ん中より後ろです。囮を貰った選手は次々と上へのぼっていきます。やはりみなさん鮎が上に多いことをよくご存じです。上に向かってなんとか入れそうなところに入れてもらうか、、、、昨日見た最下流部に掛けてみるか、、、。悩みます。「え〜〜い!」掛けることにしました。一路最下流部目差してGOです。
 途中までは数人の方がいましたが、最下流部は川を離れて民家の中を通る道路をひたすら歩きます。そこに入ると誰も着いてこなくなりました(笑)。早歩きで約20分、やっと橋に到着です。シマノの審判員に挨拶をして土手を降ります。竿2本ほどの橋の上の瀬は一人貸し切り状態です。審判員は僕専属みたいなものです。
 すでに開始時間は過ぎていましたので早速竿を伸ばし仕掛けをつけて囮に鼻カンを通して出します。あまり踏み込まず、手前から・・・限られた瀬を端から端まで探る組み立てです。
 教科書通りの囮変え場所大石裏のよどみに誘導して糸をゆるめオバセを入れて泳がせます。するとあまり待つこともなくビビビンと来ました。最初の一匹、いつもならこれは大事に・・・と緊張するところですがやり始めてすぐだったので少し余裕があるのか緊張なくすんなりと抜くことができました。「これはいけるかも!」トーナメントでこんなに早く囮が変わったことは滅多にありません。
 ところが、この背掛かり元気ピンピンの囮に次の鮎が反応しません。あれれ??はて??です。仕方がないのでじっくりねっちり探りながら石を変えていきます。ここは・・・ここなら・・・次々と期待が裏切られていきます。
 そのうち大石の裏のよどみで沈みゴミに根掛かりしてしまいます。ポイントをつぶしたくないので入りたくありません。けれど、相手はゴミなのでどうしてもはずれそうにありません。あまり長く対処しても囮が弱ってしまうだけなので仕方なく川へ入り囮をはずしに向かいます。このとき、掛からない原因がわかりました。「鮎が少ない。。」足を踏み進めるたびに川の中をじっくり見回しますが鮎の姿が見えません。解禁後そんなに経ってないこの時期なのに遊び鮎、群れ鮎すら見えないのです。根掛かりはうまくはずせたのですが、ポイントもつぶしてしまうし、鮎が少ないこともわかったしで気が焦ります。
 少し大きく移動してそこの一等ポイントに直接鮎を入れてみます。するとビビビンと反応があったのですがこれが外れてしまいます。掛かりバレ。。焦りは次の失敗を招きます。続いて2等場所に入れてみますが、もう反応はありません。
 このまま早瀬を攻めて囮が弱る前に・・・と思い切って背肩へ上ってみます。残念ながらここには石が少ない。。当然のように鮎も見えないので泳がせても掛かる気はしません。それでも2つ3っつある大石のまわりを泳がせてみましたがやはり反応はありません。時間がもったいないのでここをあきらめ、再び瀬におります。
 今度は橋ギリギリまで下がって大胆にポイントを攻めていきます。そろそろ囮を変えないといけません。やっぱり一等場所で反応があって、ここでは少し止め泳がせをしてやっと掛かりました。今度はちゃんと抜きも決まってやっと2匹目です。
 残り時間は半分。時間も経って水温も上がり。追いがたつかと思いましたが、この新品囮に変えて入れてもやっぱり次の反応がありません。一等場所一等場所へと囮を入れますが反応なしです。よどみ、大石裏と次々に入れるところを変えて攻めてみましたがダメです。そんなに広い瀬でもないのでとうとう下から上まで一通りのポイントを全部探り尽くしてしまいました。
 「・・・・もうやる術がない。。。。」普通の釣りでは完全に見切りの機会です。けれど、近くに別の瀬はありません。囮は泳がせていますが途方に暮れてしまいました。一旦元の位置に戻って河原に座り頭を冷やします。「あと3っつ、なんとか掛かればもしかしたら予選を抜けられるかも知れない。」少し落ち着いて気を取り直し、瀬を見回します。
 残り時間を竿抜けになりそうな対岸ギリギリの護岸石すれすれと細い流れ筋のトイに絞って下から順に攻め上がっていきます。反応はやっぱりありません。時間は過ぎていきます。「遠くまで来ているので帰りの時間を考えればもう残り時間はあまりないなぁ。」と考えていると橋の上から審判員さんが声を掛けてくれました。流れの音で聞こえないのですが「もう帰らないと時間内に戻れませんよ。」と言ってくれているようでした。
 合図をして最後の一カ所と囮を入れるとここでチビ鮎が掛かりました。けれど、さすがにもうタイムアップです。急いで仕掛けを巻き、竿をたたんで土手を駆け上がります。これから約2km、息切らせて早歩きで帰りました。
 検量場所に戻ったときには足はパンパン。酸欠状態肩で息をする状態でした。けれど、検量終了までには十分な時間があり間に合っていました。検量の様子を見てると下へ下がった人は極端に釣果が悪く、上は反対に平均10匹ぐらいあるのではないかと思うくらい舟の中に鮎が入っていました。予選通過ラインは8匹。当然僕は予選落ちです。「こんなところまで来てなんという戦い方だ・・・。」あんまりにも虚しく気落ちしたので決勝戦も見る気もしないですぐに着替えて車を出したのでした。

2006年06月11日

  錦川玖北          13cm〜15cm           5匹
  高津川            17cm〜19cm           8匹
    計                                13匹

 昨シーズン好調であった錦川。しかし台風による洪水で今年は川相が大変化しています。その錦川の状況が見たくて出かけてみました。
 岩国からR2〜R186と錦川沿いに上がっていきます。川はやっぱり大幅に相が変わっており、河原工事のためにあちこち重機がはいっています。けれど、この錦川は上流部にこそ大きい二つのダムがありますが、それから下流にはたいした堰堤もなく、広い河原も残っており自然美あふれる美しい川です。また、日本百選にも選ばれる程のきれいな水質の支流を含め、水量が多くダムのない支流からの流れ込みがたくさんあり、下流に行く程再度水がきれいになっていく川です。なので、夏のシーズンにはこの近辺では類を見ない程の川遊びに訪れる人でにぎわいます。
 洪水により大きく流れは変わってしまいました。でも、変わった流れもとても自然な感じで、鮎釣り有名河川の流れを彷彿させられます。しかしながら、今回は川の中に鮎釣りをしている人の姿が見られません。
「あれれ??今年はダメなのかな?」
工事車両による河川工事のためだろうか・・・それとも放流鮎の調子が悪いのだろうか・・・?いろいろ想像しながら錦川漁協管轄から玖北管轄へと入ります。玖北管轄に入って、やっとほんのちょっぴり釣り人の姿を見ることができました。
 囮屋さんに入って、囮を購入します。この日は、サンライン主催??の鮎釣り教室が開かれてたようです。そのお世話をされる方がちょうど、囮を取りに来られたので、今年の錦川鮎状況を聞くことができました。「いるにはいるけれど、小さい・・・」だそうです。それでもちゃんと友釣りで掛かるらしいのです。「ほっほ〜う。掛かるには掛かるんだ。。」と言うことで購入した囮を持ってポイント探しに出ます。ここの囮はとても高い。入漁券は年券6000円と手頃なのですが、囮は小さい小さい養殖鮎が1匹600円です。大分三隈川は大きい立派な養殖鮎が1匹250円。。この差はいったい何なのでしょう。。。
 「さて、どこに入ろう?」実は釣り人が少ないのでどこにでも入れるのです。昨年のこの時期に楽しませてもらったポイントに行ってみます。すると、ここにだけ、一人竿を出してる人がおられました。広いポイントですから一人入っておられてもなんてことないのですが、せっかくどこでも入り放題なのだから・・・と昨年は人気いっぱい人いっぱいで入ることができなかった河山の郵便局裏に車を止めました。ふと見るとちょうど素掛けの人が一人、下へ入られたところでした。しかし、瀬肩はがら空きです。ゆっくりと準備をして攻めるパターンを頭の中で組み立てて河原におります。

 

 仕掛けをつけて小さいなあと思いながら囮に鼻カンを通し、まずは一番おいしそうな瀬肩に頭を出している抱え石に向かって囮を泳がせていきます。石裏のたるみに入った途端です。クククンと目印が踊ります。一発で掛かったのです。こんなに思い通りに一番ポイントで掛かる事なんて滅多にないことです。どうやらやっぱりほとんど友釣り師は入ってないのでしょう。掛かった鮎は・・・小さい、、14cm級です。それでもこれならなんとか囮になります。囮を掛かり鮎に変えて再び同じところへ・・・囮が元気のいいのに変わったのですが続けては来ませんでした。でも、もう一つ沖にある石裏へと横泳ぎで移動させるとここでまた一匹。型はもひとつ小さくなって13cm。一等場所でこの型ですからこれ以上の型は望めないと思い、仕掛けを0.1号ナイロンに張り替えます。これで、小さい囮も泳ぎが少し軽くなりました。けれど、ひょいひょいと元気よく川を泳ぎ回る囮を追いかけてまで掛かる元気な野鮎はいないようです。反応無いようにスースーと軽く囮は川を泳ぎ渡ります。一通り走り回って少し疲れを見せて石裏に止まったところでやっと掛かります。これまた13cm級。どうやら鮎がまだ小さいので流れの緩い石裏などのよどみに群れているのでしょう。群れ鮎崩しのような感じで掛かります。追った感じがないままに掛かるのであんまりおもしろくありません。それにやはり小さすぎる・・・これでは塩焼きにしてもそんなに食べるところがありません。そこで掛かるには掛かるのですが瀬肩を捨てて白泡の立つ瀬の中に下ります。



 ここでは石の頭でググンと来ました。しかし、あれれ?中ハリスが飛んでしまいました。つけなおして再度瀬に入れて探ります。瀬の中にいる鮎はまだ少ないようでこれまたすぐには掛かっては来ません。次の石、次の石と位置を変えて探ります。するとグググン!今度は身切れでバラします。針も一回り大きくして再び・・・ところが今度は親子どんぶりプッチーーンです。水中糸ナイロン0.1号の仕掛けは伸びてしまっていたようです。数がそんなに出るでもなく、掛かっても小さい。。。
 昼を回ったところで、このままこの友釣りを一日するのは時間がもったいなく思えてきたので竿を思い切ってたたみます。そのころには僕の上のトロ、下の瀬に10人程度の人影が見えました。帰り際に「掛かるには掛かるけど小さいですね。」とお話をして川を上がります。上がるときに上から川を見るとトロを移動する真っ黒な群れをいくつも見ることができました。「この鮎たちが大きくなって石についたら・・・」今後がとっても楽しみな錦川です。錦川の網解禁は8月です。だからこの鮎たちが大きくなってからでも十分に友釣りが楽しめるだけの数がいるのです。
 さて、車を一路六日市に向け場所を高津川に変えます。「どこでやろうか?・・・」と考えながら、今度は高津川を下っていきます。六日市周辺にはこれまた誰も友釣りをする人の姿が見えません。柿木地区へ入ってしばらく・・・「こんな流れに鮎がいてくれたらおもしろいのになぁ・・・。」というような流れを道路から見つけます。とりあえず見てみようか・・と車を止めて川を眺めてみます。すると・・・ギラッ、ギラッっと魚が腹を返しているのが見えました。ハヤだろうか?でもどう見ても鮎のハミです。時間も残り少なく、入れるところは一カ所だけでしょう。悩みましたが新ポイント開拓!と誰も竿を出しているところを見たことがないそのポイントに車を止めて降りました。
 上流にしては一面に小さい石が敷き詰まっています。少し上から護岸工事がされた後のようなのでその石が広がったのでしょう。その小さな(頭大)石の下り瀬の肩から囮を入れてみます。けれど・・・掛かりません。思惑通りにはいかないようです。その早瀬をだんだん下っていきますが、全く掛かりません。ついに瀬尻まで下りきってしまい、少し深さもあり、大きな石も入っているそのグッドポイントに見える瀬尻を攻めてみますが、ここでも鮎は掛かってはくれませんでした。「はずれか・・・」と思いながら今度は思い切って瀬の上へ移動します。



 瀬肩の上は浅く小さい石が平均に入っている早トロになっています。ここまで上がるとさっきまでキラキラしていた鮎が一気に見えなくなってしまいました。ここはまだ群れになっている放流鮎の遊び場ハミ場だったようです。静かに川へ入り鮎を泳がせます。ただ、石が小さいので結構押しが強いその流れにさっき錦川で掛けたチビ鮎は思うようには泳ぎ上ってはくれません。ようやく対岸までたどりつき、芯をはずれたので上へ泳げるようになった囮にガガンと野鮎が掛かってきました。これが結構型がいい。さっきとは大違いの18cm級です。細い仕掛けに気を遣い、かなり時間を掛けてようやく抜きました。早速仕掛けを0.25号に張り替えます。囮も変わって勢いづきましたが、鮎の掛かりはそんなには上がりません。おいしそうな芯では掛かってくれません。対岸まで泳ぎ渡り、かけ上がりの浅場を上に昇り出すとやっとククンです。魚影もそんなには濃くはないようです。続けては掛かりません。徐々に上へ、対岸へとポイントを変えながら一つ一つ拾うと言った感じです。それでも夕方までに8匹の鮎を掛けることができました。
 鮎がチャラに遊びに出るようになる8月過ぎてから、おもしろくなりそうなポイントを一つ発見したなと楽しみを持ち帰りました。

2006年06月04日

       高津川                               0匹

 いよいよ本格的な鮎の幕開け。今年もこの高津のきれいな流れに遊ばせてもらえるということに感謝感謝だ。
 11時に日原着。いつも手始めに川の様子見をする日原の漁協前であるが今日は昨日買った囮がまだまだ元気だったのでそのまま運んできたから漁協には用事がない。「誰も入ってないのだが・・・」少しもったいない気分を引きづりながら毎年鮎の遡上状況を見る曽庭橋まで車を進めました。
 釣り人は結構いました。橋の下、上のトロに2人下のトロ瀬に2人。さらに下の荒瀬に3人。上の友釣り専用区には仲間同士なのでしょう5人見えました。橋の真ん中に行って川を見ます。すると小さいながらも群れて石でキラキラしている鮎が見えます。「およ!あれはまだ追わないけど、こりゃ評判どおり鮎がいるいる。」と久しぶりに解禁時にこの橋から見える鮎にうれしくなってしまいました。けれどその鮎の中に掛かりそうな大きさに育った鮎は見えません。上のトロで泳がせている人の竿も曲がりません。そのうち下のトロ瀬でやっていた方が竿を曲げました。抜くのを見ると真っ白な10cm程度の鮎でした。「群れ鮎がたまたま掛かったのかな・・・」まだまだこのトロには追う鮎はいそうもありません。
 「瀬の中にいるだろう放流鮎をねらうべきだな。」荒瀬の手前にある早瀬が空いていたので支度をして入ってみることにしました。少し下ではコロガシの方がおられました。支度をしながら見ているとどんどん掛かるようでした。けれど遠目で見ても白く小さい・・・。僕も早速囮を離します・・・が・・・上の流れの緩いところから石裏、対岸向きに泳がせ、そして下の白泡の石頭・・・どこへ囮を運んでもびくともしません。コロガシの人は良く掛かっていたのに竿をたたんで移動されました。きっと小さすぎて掛けてもしかたないのでしょう。下へ下り荒瀬の瀬肩へ入れてみます。これは最後の手段。長くやっていると養殖囮が弱ってしまいます。しかし、それでも反応はありませんでした。少しずつ上へ引き戻り、入川点へ、結局ここでは全く鮎の反応は見られませんでした。
 「まあ今日は川の様子見だから・・・」とまだまだ余裕です。車に戻って場所移動。天然遡上はまだ小さくて対象にならないと判断し、放流鮎を目差します。車を上に向けます。日原からずっと川を見ながら行きますが、車を止められるところは全部車が止まり、人が入っています。左鐙の脇道に車を回しますが同じです。「おや?ここは空いているな。」と目にとまったのは道路下に見えるチャラでした。車を回して停めて川へ降ります。降りるまで誰も見えなかったのに、降りたら人がいました。ちょうど昼食休憩をされていたところだったようです。チャラの下にある少し水深のある瀬には竿が寝かさせてありました。残念ながらよさそうなポイントには入れそうもありません。仕方がないので最初に見えたチャラに鮎を泳がせて入れます。すると石間の筋で囮が反応しました。このチャラにも小さな群れ鮎が結構います。しかし追いを見せてくれる鮎はいない・・・手前から奥、下から上へと静かに丁寧に泳がせながら探っていきますが、掛かりません。下手の水深のある瀬で竿入れしていた先客さんにはポツリポツリと掛かっていました。放流鮎はやはり少し水深のあるたまりにいるようです。一通りチャラを探りましたが全くかからずです。下のポイントには入れそうもないので再び場所移動です。
 車をさらに上へ向けます。用足しをかねて柿の木の道の駅まであがります。用を済ませて川を見てみるとなんと下の瀬尻には2,3人の人が見えましたが道の駅裏の瀬には誰もいません。「ここも掛からないの?」広く空いているので入ってみることにします。川へ降りて竿をのばしていると急に人が次々に降りてこられました。下の早いところと上の瀬肩のトロに人が入り、そんなに動けなくなってしまいました。けれど、ここは結構大きい石が入っているのでそれでも探るところはちゃんとあります。足場の大石をよく見るとここはちゃんと掛かりサイズのハミ跡が見えました。けれど・・・川に入ってみても鮎の姿は見えません。「ん〜魚影が薄い?」それでもハミ跡が見えるのですからなんとかなるでしょう・・・と囮を入れます。大石裏へ入れて泳がせます。けれど、やっぱり反応がありません。「これはまいった。。なんとか一匹掛かってくれれば流れのきついところにも囮が入れられ、もうちょっと勝負できるのだが・・・」などと考えながら石を次々に変えていきます。でも、やっぱり全然反応が出ません。下に入った人も上に入った人も同じです。だんだん大胆になって芯の流れにも囮を入れてみましたがそれもダメです。下の早瀬でやってた方は竿をたたんでしまわれました。そこで僕も自分の場所は一通り探り尽くしたので下へ移動です。すると追いかけるように上のトロで泳がせていた方が下がってこられました。上のトロも追わないのでしょう。流れに囮が飛んでしまうところまで探りながら下がってみましたがダメです。気がついたらもう夕方、結局一匹も掛けてませんでした。上に入っておられた方も僕が上がるのと同じくして川から上がってこられました。
 初高津はボーズになってしまいました。(カメラを忘れてしまい、写真なしになってしまいました。)

2006年06月03日

 佐波川  16:30〜18:00     19cm 1匹

 「さて、いよいよ今年も本格的な鮎解禁」!と朝は勢い勇んで家を出ます。と言っても9時過ぎでしたが・・・・今日は高津へ、、、、どこへ行こうか。いつもの解禁時のように日原漁協前の様子を見てそれから道の駅裏?池原の友釣り専用区?青原・・・横田合流点・・・色々考え、今日の釣りを組み立てます。
 ところが、なんと道中半分を過ぎたところで高津川の遊漁許可証を忘れてきたのに気がつきました。仕方がないので今日だけ当日券を購入しようかとも思ったけれど、高津の1日釣り券は高いんですよね。。3000円!佐波川みたいに日券1000円なら出すのですが・・・3000円を捨てるのはちょっと躊躇してしまいました。
 仕方なく家にUターン。これで昼になってしまいます。そしてこういうときに限って用事が入るのです。仕方なく用事を済ませ、昼食を食べたら・・・もう高津へ行く気力はなくなってしまいました。
 「まあ明日もあるさ。」この日は高津詣でをあきらめ、毎年釣れない解禁の佐波川の様子を見に行くことにしました。
 まずは囮屋さんへ行って囮と佐波川の年券を購入します。解禁後の様子を聞くと残念ながら石が曇っており友釣りでは釣れてないと言うことでした。それでも鮎が泳いでいるのを見るだけでも今季の予想ができる・・・と思い解禁時に鮎がよく観察できる人丸に車を向けます。途中新幹線上にコロガシをしている方を発見。この新幹線上も解禁初期によく釣れるポイント・・・だった。。。だったというのは過去はこの新幹線下の下のトロに放流鮎が入っていたのです。けれど、近年佐波川の稚鮎放流数が減ってしまい、ここ新幹線下は放流はされなくなってしまったのです。それからは天然鮎はしっかりたまりはしますが、なかなか大きくならず、かなり遅い時期になってようやく掛かり出す遅版のポイントになってしまったのです。ただ上のトロには人丸で離された稚鮎の下りがたまるので早期に勢い掛かることが時々あるにはあるのですが・・・
 人丸は右岸の分流橋の上に石畳のところがあってここにできる瀬に放流鮎がよくたまります。さて、16時にそこへ行って川をのぞいてみましたが、水がいつもより多く(田植えの水確保のためのダム放水か?濁り水である)鮎が見えません。明るい茶色になるはずの石が白く濁っています。「鮎がいない???!」。



 とりあえず竿をのばし、ナイロンをはって、囮を出します。けれどやっぱり全く反応がありません。それに水量が多く、養殖鮎はこの流れを上ってはくれません。そこで早々にここに見切りをつけて本流へ出ます。「本流なら石ももう少し磨かれているのでは?」けれど、その期待はすぎに裏切られました。本流の石も真っ白。川全体が白っぽく見えるくらいです。
 う〜んやっぱりダメかぁ。。。とも思いつつも昨年の大水で相が変わってしまった橋上の瀬尻から囮を入れて徐々に引いて瀬を上っていきます。足元の石も観察しながら・・・すると少しだけ小さなハミ跡がついている石が見えました。「フムフム、今年も遡上鮎が上ってはいるんだな。。。」結局反応なしで瀬肩まで上ってしまいました。ここで囮交代。今度は瀬肩をじっくりと泳がせていきます。しかし、囮に反応はなくスイスイとあちこち駆けめぐります。悠々と泳いで回る囮の姿に野鮎がいないことを察知します。やれることはほとんどすべてやりつくしました。
 「やっぱり今年はまだまだ早い・・・か・・・。」後残っているとすれば早期にすることではありませんが早瀬の芯です。さすがに泳がせまくった養殖囮ではその中には入ってはくれないだろうとそろ〜りそろりと瀬肩の吸い込みに滑り込ませていきます。すると段落ちになる一番石のところでクククンと糸がなり、続いてグイ〜〜〜ンと竿が引き下ろされます。吸い込みに滑り込ませるために下竿になっていたのであわてて瀬を駆け下ります。ようやく穂先に追いついて竿をタメに入ります。かなり引っ張り降ろされましたがタメに入ればこっちのもの、シマノのリアルパワーアクションはためているだけで掛かり鮎を浮かせてくれます。スッと抜いてタモに運ぶと今シーズン初のドシンという手応え。なんとも立派な魚体の海産鮎がタモに収まりました。「こんなところにいたのか!」しかしながらこの掛かり鮎は腹掛かり。次の囮には使えません。それまでの養殖囮も引き回されてグロッキー状態。続けて荒い瀬に入れる元気囮がいません。芯のまわりをもう一匹の養殖に変えて探ってみましたが、囮が潜ってる感じがしないし鮎も掛かってこないので竿をたたみました。
 一匹だけだったですが良型鮎の出現にビックリでした。

2006年05月28日

 シマノジャパンカップ 九州大会だった。
 前日から時折曇り空が広がり雨が落ちて来るという不安定な天気だった。
 いつも一人で参加し、たくさんの仲間たちと一緒に参加している人たちを横目に見ていたのだが、今年は違った。このHPで知り合いになったへいぼんさん兄弟と前日出会うことができ、一緒に会場入りをすることができたのだ。
 前日の試し釣りで少し見通しがついていた。会場の下流ブロックに入れたら目指すポイントがみつかったからだ。「3人そろって決勝進出しましょう。」と言って受付をすませる。受付番号は14番。かなり前の方である。番号が若いと言うことは・・・一抹の不安がよぎる。上流ブロックなのではないか?・・・いやいや一昨年は偶数番号と奇数番号でブロックが分けられた。そこから考えると偶数番号の14番は下流ブロックになるかも・・・期待を捨てないで開会式に立つが・・・競技説明で明らかになったブロックは番号の若い人が上流ブロック、多い人が下流ブロックと言うことだった。「ガ〜〜ン!」前日から、もし上流ブロックになってしまったら、その時点で予選落ち・・・と踏んでいた。これで、勝機が薄くなってしまった。
 「もし万が一上流ブロックが当たってしまったらここで一か八か掛けるしかない。」と決めていたブロック上流部の流れの緩いトロ尻へ対岸に渡ってから上っていく。本部に近い側から選手たちはどんどん川へと降りていく。対岸からその様子を見ながら上へと上っていくのだから気が焦ってしまう。上へと動いたのはかなり早いほうであったのだが、対岸に渡ったぶん後れをとってしまっていて、狙いのポイントに降りたときにはその対岸にすでに選手が立っていた。川幅が結構あるところなので向かい合わせでポイントを取ってもお互いじゃまにはならないが、動きはセーブしなくてはいけない。できるだけ鮎を脅かさないようにそっと水に足をつけ、竿をのばして準備完了。試合開始の合図を待つ。
 いよいよ試合開始の合図がなった。配られた養殖囮は元気ではあるがなんとも大きい。きっとどの掛かる鮎よりも大きいだろうと思える。もう一匹はなんとか少しだけ小さいのでそちらを選んで鼻カンを通す。まずは手前の段落ち流れの大石の裏のよどみへと囮を向かわせる。元気に尾を振りながらねらう場所へと泳ぎ出てくれた。けれど、残念ながらやっぱり反応は皆無である。私の前では一番のポイントと見られるそのポイントで鮎が掛からなければ攻める方法がない。かなりな時間、泳がせてそのよどみを囲んでいる大石のへりを擦るように、あるいは縫うようにとアプローチを変えて泳がせてみるが、反応はない。泳がせながらよく見てみるとそのポイントの中で何匹もが白腹を返して泳いでいるのが見える。「時間が来たら追うのかな?」かなりねちっこく攻めたが、ビビビンと突くような当たりを見せて掛かったのはなんとウグイ。同じような当たりがこの後もあり、ウグイ2匹追加だ。
 鮎が掛かる気配がないので仕方がない、今度はまわりにいくつかある同じようなよどみのポイントを次々に探ってみる。それでも残念ながら全く反応は出ず、時間だけが過ぎていく。
 前方に一カ所5M四方程度の早瀬流れができている。そこがちょっと気になった。へいぼんさん兄弟が昨日は話されていた「芯でしか掛からない。」の言葉だ。ほんとうは元気の良い囮が入ってからそっと攻めてみようと思っていたのだが、万策尽きた今、養殖囮でもそこへねじ込んでみるしかない。そ〜っと近づき瀬肩から囮を滑り降ろしていくつつつと囮にブレーキが掛かったところで止めて待つ。なんとしばらくすると追いを感じたのだ。つつ〜と竿先を立て気味にして尾を振らせたときにビビビンと掛かったのであった。「うっほっ やった!」やっぱり流れのきついところに鮎はいた。へいぼんさんから聞いたことが役に立った。起死回生とも言える掛かりに「緊張して失敗してしまうのでは?」と心配しているうちに体が勝手に抜きを決めていた。ところがタモの中を見て、ゲゲゲ・・・なんとこれがエラ掛かり。エラから出血もしている。「これでは囮として使えないだろうなぁ。。。」とは思いながらもあきらめきれない。鼻カンを通して離してみる。が、、、ふら〜〜〜やっぱり泳いで出てはくれなかった。そこで仕方なく再度の養殖の出番。大きいのはどう見ても使えそうもないのでさっきと同じ囮で・・・今度はその瀬の尻に囮を入れて止めておく。すると少し時間がいったが再度ビリビリと弱い当たりと共に囮が下がった。「お〜〜また来た!。」ところが今度は竿を立てて囮が水から上がった途端にバレてしまった。ひゅ〜んと飛んでくる囮・・・さすがにこれで、この囮は降板せざるを得なくなった。
 元気ではあるがデカイ控えの囮を同じポイントに入れて下から上、手前から奥へと探ってみたがそれっきりピタリと反応は消えてしまった。それでもしつこくそのポイントを攻め、残り時間が少なくなったので最初の立ち位置に戻り、朝から攻めたのと同じパターンでもう一回りしてみる。しかしやっぱり反応を見せてくれるところはなかった。そのまま終了時間を迎えることとなってしまった。
 検量場所に戻ってみると他では案外掛かっていた。予選通過ラインは上流部込み5匹、下流部込み4匹。。なんと僕の読みとは違って上流部の方が成績が良かったのだ。検量場所で合流したへいぼんさん兄弟の釣果を聞くとこれまた残念ながら通過ライン突破ならず、3人そろって決勝ならぬ3人そろって予選敗退となってしまった。
 着替えをすませて決勝戦を見学に行く。決勝会場は本部前の長い段落ち瀬の尻に広がるトロからその段々瀬の一段落する上まで。この瀬尻のトロはほんとにおいしそうな川相なのであるが昨日の様子からも残念ながら今の時期は全く釣れないようであった。これでは開始直後に釣り残しの付き鮎がばたばたっと釣れてそれっきりじゃないかな?思った通り開始直後にぱたぱたっとあちこちで竿が曲がったがその後はぴったりと止まってしまった。全く動きがないまま1時間が過ぎてしまった。
 そのころ雨が降り始めたので車へカッパを取りに行ったのだが、そのままうとうとと・・・目が覚めたらちょうど決勝戦が終わったところであった。どうなったかと車から降りてへいぼんさん兄弟に聞いてみてなんとびっくり!あの後全く静かであった瀬尻のトロで泳がせていた人たちの竿が曲がり始めたというのだ。結果、上位はその泳ガセをした人たちが占めることになったのだった。決勝1時間動かずにおよがせてじっと我慢。そこで掛かると信じることができたからだろう。僕にはできないことだな〜と敗北を認めて大山川を後にした。

 帰りはへいぼんさんに高速道路を使わないルートを教えて貰って帰った。こちらの道はずっと国道で走りづらくもなく、また車窓から見える景色が最高☆それでもって高速道路代の節約になってへいぼんさん感謝感謝でした♪今回初めてお知り合い(仲間)と一緒のトーナメント参加になったがこれまでになく心強くもあり楽しくもありで、予選落ちではあったが楽しく参加できた大会であった。

2006年05月27日

 大山川           17:00〜18:00            15cm〜17cm 4匹

 明日はシマノのジャパンカップ九州大会である。しかしながらやはり雨後、高水位で釣りが可能なのかどうか・・・ネットで調べてみたところではまだ水位が高く釣りは不可能のように思えた。「これでは実施したとしてもたいした釣果は望めないな。。。」気は乗らないが中止の連絡も入らないので高速一路日田へと向かった。
 14時到着。三隈川を見ると先週同様にひどい濁り状態、しかも高水位である。「とりあえず大会会場へ・・・・」と行ってみるとシマノスタッフが集まっていた。そこで「明日は予定通りですか?」と尋ねてみるとなんと会場を変更して実施するとのことだった。変更先は大山川の大山小学校前。全く知らないところだがいくらか釣れていると言うことだった。
 早速入漁券と囮を購入して会場に向かう。会場はわかりやすくすぐわかった。なるほどこちらはそんなに水位も高くなく、水も濁ってない。すでに出場選手であろう人たちが川に入っている。天気は悪い、時折にわか雨がさっと落ちてくる。本部正面はそこまでずっと渓流相で絞られた勢いの強い筋の瀬が落ちる瀬落ちだ。一目見てここは良いポイントでしょう・・と思えるところだ。しかし、そこから上は芯の流れが強すぎて数が稼げるような感じはしない。
 初めて見るところなのでずっと歩いて川を上がる。「ん〜・・やってみようというところがない。。。」ところどころ棚のように瀬が一段落しているところがある。「やるとしたらここかなぁ。。。」などと考えているとあれれ?見たような人影が二人・・・。へいぼんさん兄弟だった。お二人は話しながら川を移動している。下見&作戦会議の最中だな。。と声を掛けて止めるのも悪い気がしてそのまま僕は上へ歩いてポイントを探す。なんとか2,3カ所棚を見つけてその棚に順位をつける。
 今度は下手を見てみよう・・・と方向を変えるとへいぼんさん兄弟も川を上がってくるところだった。そこで声を掛ける。昨シーズン鮎が終わってぶりの対面だ。話は弾むがそれよりも明日の大会の作戦だ。この日、早くから竿入れしていた二人の話によるとなんとあのきつい流れの芯でしか掛からないということだった。「えっ?!それではあの棚は掛からない場所?!」これでは僕が勝負を掛ける場所がない。。。
 お二人も下手を見に行くと言うことだったので僕も下手へ向かう。もうあまり時間もないので車で移動だ。するとこの下手には僕の好きなチャラが何カ所かあった。その中でも橋の下手にできたチャラはあまり注目をされないような場所ではあるがおもしろそうな筋がいくつかできていて鮎が数掛かりそうだった。そこでその場所に竿を出してみる。時間はすでに5時。試し釣りはここ一カ所だなと思う。「囮を変えるならここだな。」と思ったところに囮を入れてそっと泳がせるとすぐにクククンっと掛かってきた。「おお〜!期待に応えてくれるではないか。」同じところ囮を変えて入れてみると囮が落ち着かない。「これはまだまだ鮎が居るな。」あまり数を掛けてはいけない。明日の鮎が居なくなる。ということで自分がねらいそうな場所へと次々にポイントを変えてみる。追ってきた感じがしたらすぐに囮を浮かせて針掛かりをさける。そうやって次々にポイントを変えて様子を見るがそれでもコンコン掛かってきてしまった。さらに下へ上へと場所を変えて探りを入れるがここならなんとかなりそうだとほっとする。
 問題は下くじを引けるかどうかだ。この九州大会はいつも会場を上と下の2ブロックに分けて予選が行われる。もし上を引いてしまったらそこで予選落ち決定だな。。。竿をたたんでへいぼんさん兄弟と落ち合う。お二人も下はまずまずの手応えであったということだった。
 この日は作戦を立てながら3人同じホテルに泊まることにし、一緒に食事をした。いつもひとりぼっちで望む大会だったが、へいぼんさん兄弟と一緒をすることでとても安心し、心強く大会参加を迎えることとなった。

2006年05月21日

大山川           11:00〜13:00                    17cm 1匹

 今年も初釣りは他河川に先駆けての解禁をする筑後川上流日田地区に行った。
 今年は一週間後にここでジャパンカップ九州地区予選が開催されるので下見でもある。到着は20日(前日)にしてたのだが、川は30cmの増水。重ねて本会場となる三隈川はかなり濁っている。分流の大山川はそんなに濁ってはいなかったのだが見ているとどうも掛かってるようにはない。ここ三隈川は昨年から遊漁料が大幅アップになり、日券3000円を短時間の釣りで2日分も買うのはちょっと痛い。。ここまで来るには高速代も往復1万円かかってしまうのだから・・・・と前日は見学だけにしておいた。
 一日経てば目的の三隈川側もなんとか竿が出せるようになるのではないかと思ったのだが・・・・若干水位は下がってはいるが濁りが落ちていない。大石ゴロゴロ急深ありで石は茶色の海苔状の物がべったりついてぬるぬるのこの川に底が全く見えなく増水している状態では入る勇気がない。仕方なく下見はあきらめ、休んでいた勘を取り戻すための初竿出しだけでも・・・と合流点大山川側へ竿を出すことにする。



 ちょうど川へ入りやすいところが空いていたのでそこを目指していくとちょうど僕が入るのと同じ時に地元の方も来られた。同時なので挨拶を交わし、少しだけですから・・・とその方の上へ入らせていただいた。9mの竿をのばし、「う〜ん、この竿を思うように扱えるかな・・・?」半年以上ぶりなので少し不安ではあったが、仕掛けをセット。囮に鼻カンがうまく通るのだろうか・・・これも不安であったが、実際にやってみると難なくすっと一発で通ってしまった。
 竿を突きだし、囮をすっと離すとすすす〜〜と泳いで出て行く。竿操作も不思議なくらい難なくできている。好きな物は体が覚えてるものだなぁ・・・と我ながら感心する。狙いの筋に囮が入ったところで竿を構える。これもピタッと決まり、囮は落ち着いてしっぽを振っている。「う〜ん、これこれ。この感じだよ。」と友釣りの感触を味わう。
 残念ながら鮎の追いは感じられない。まわりの釣り人の様子も見るが、合流点の早瀬で一つ二つ掛かっただけで後は全く誰の竿も曲がらない。(竿出しの感触と勘を取り戻すだけだから・・・)と泳がせたり、止めたり、引いたり、上へ昇らせたり・・・いろいろな竿&囮操作をする。そのうち大石の裏でクイクイと反応があり、しばし囮を止めて掛けに行くとビビビン!しかし掛かってきたのはウグイであった。この後同じような感触でもう一匹ウグイを追加する。竿出し1時間ほどするとなんと竿を支える手が震える。もう手がくたびれてきているのだ。・・・情けないなぁ・・・・。ところがこの震えも30分ほどすると再び止まった。無理ない竿構えがとれるようになったのだろう。
 勘も戻ったみたいだし、そろそろ帰る時間がやってきた。最後に竿が届く端から端へと囮を泳がせて探り残しをつぶしにかかる。すると対岸キワの浅場に位置する大石付近で反応があった。そこでその石の横へ囮を回すとす〜〜〜と囮が逃げてその後ガツーン!なんと掛かってくれたのだ。クイクイクインと手応えを味わい、「さて、うまく抜けるかな?」と思ったがこれまた難なくすっときれいに抜け、構えたタモの中にすっぽり入ってナイスキャッチ!2時間の釣りで友釣りの一通りを全部味わえ、とりあえず満足の今年の初友釣りであった。・・・・・家に帰ると腕・手・太もも・・・全部がパンパンに張っていた。体はしっかりなまっている。しっかり釣って早く体を友釣り仕様に作らねばと実感した。






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