2007年 釣行記

2007年10月06日

高津川       11:30〜17:30           15cm〜20cm 3匹

  10時半に日原に到着。今日はまずあそこ・・・あるいはあそこ・・・1日の行動を考えながら組合にはいると・・
「悪いな〜囮、あらへんねん。ごめんな〜」
「えっ?1匹も?天然も養殖も??」
「・・・本所にはあるらしいけどなぁ・・・。」
ガ〜〜ン!です。出鼻をくじかれてかなりショックが大きかったです。
 さて・・・本所へ下って匹見へいくか、それとも柿の木へ上がって大谷屋さんで養殖を買うか・・・匹見はただ今人気箇所なので今から行ったのでは入るところがないかも・・・で、柿の木に登ります。しかし、まあ日原から下流は終わったかのように人影が薄いのに上は人が多い多い。左鎧から上は良いポイントには全部人が入ってます。
 大谷屋さんで囮を購入。もう養殖も色変わりしてます。そしてオスばっかり。
 空き場所を探すのがめんどくさいのでとっておきの地物屋前のドチャラへ入ります。さすがにここには誰もいない。けれど減水でさらにドチャラになってます。11時半開始でチャラ肩を泳がせてみるけど掛かりません。鮎の姿はそんなには見えません。さすがにだいぶ下がってしまったのか?いたわりながら泳がせても色変わりの養殖のオスはそんなには泳いでくれません。上には昇らないので少しずつ下へ下ります。そろそろ悪い予感が・・・囮変わらずにグロッキー。友釣りにならない・・・仕方がないので一か八かの賭掛けに入ります。チャラの段落ちに囮を運んで止めますと・・・ググン!
「掛かった〜〜!!」
で寄せて引き抜くと・・・ポチャン!
「あ・・やってもた。」
 せっかく掛かった救いの神をバラしてしまいました。しばし唖然です。半泣きになってもう一度小さなポイントに囮を入れます。するとそこでキラリと鮎の魚影が見えました。「おるじゃん☆」
で囮を止めて待ちます。しばらく経って、ククン!掛かってくれました。今度は慎重に慎重に・・・ちゃんとついて下がって抜きます。ストライク♪
「ヤッター!」
やっと野鮎が手に入った♪気持ちは一気に天国へ。そのまま囮を変えて上へ飛ばします。。。が、、、掛かりません。どうやらドチャラに追う鮎はいないようです。さらに上へ上がって対岸の瀬トロをねらいます。ここには好い型の鮎が何匹か見えました。数カ所囮の場所を変えて止め泳ガセをしているとキュイ〜ン!当たりがとてもいい。クルンクルンまわる鮎を少し下がってためますと・・・ククンふっ!ほえ?!水中糸が切れて目印が飛び上がりました。石ズレしたのでしょう。なんと・・また振り出し?!!大ダメージにしばらく立ち直れません。。養殖に変えて同じところに入れたけど鮎は追ってくれません。もうあきらめかけたけど、最後にもう一度さっきのチャラ段落としへと囮を落とし込みます。当然浅くて小さなポイント。さっき掛かったところではもう掛かりません。さらに下へ降ろして瀬の尻へ、ギラリ光って掛かりバレ・・・それでも少し横にずらすともう一度掛かってくれました♪
「ホ〜〜〜。」
もう一匹手に入らないか・・・と野鮎に変えて座布団一枚のポイントに再び入れるとうれしいことにもう一匹掛かってくれました。でも、もうここは攻めるところが残ってません。お弁当を食べてポイント変えです。
 時間は15時。そのまま柿の木の他のところに入ろうかとも思いましたがどこも竿が入ってます。仕方がないので日原まで下って曽庭橋に入ります。ここにはコロガシの人主体に下流の瀬尻当たりに数人が入っていました。下段の瀬の頭を対岸に渡って囮を離すと1mほど行ったところでクルン☆掛かりました。
「?ほえ??これは掛かるかな?」
でもそれっきりです。上へ昇りながら探ったけれど音沙汰なしです。鮎もそんなには見えません。橋の上のトロにはかなり鮎が見えましたが追ってきてはくれません。下の荒いところの方が掛かるのか?ともう一度下へ下ってみましたが人影はいなくなっていました。秋の日はつるべおとし。どんどんくらくなってきたので竿をたたみました。結局3匹・・・貧果続きで踏ん切りがつきませんがこの3連休はもう後は用事が入ってていけません。その後はもう囮が手に入らないでしょう。つまり僕ももう竿納めかな・・・

2007年09月29日

高津川       12:00〜18:00           15cm〜18cm 3匹

 昼前に日原着で漁協へ、
「今日は一気に気温が下がって寒いぐらいやなぁ」
機嫌のいい係員さんとお話をして囮を2匹購入です。漁協前にはやっぱり人が入っています。
 車を下へ。ねらいは人が入ってないだろう「ダメ青原」です。いつも終盤にはチビ天然がチャラにたくさんいて小さいながらも泳がせで楽しませてくれるので竿抜けになってたら釣りになるだろうとの読みです。
 着いたら読み通り!人影がありません。
「こりゃ一人で広いポイント独り占め。」
と気分がウキウキし出します。川をのぞくと石はいい色です。早速囮をつけてそっとチャラを泳がせて出しますが・・・囮はスイスイ泳ぐだけ。全く追いの気配がありません。少しずつ上に上ってチャラ肩で上飛ばし、クイクイと頭を振ったところで1匹掛かりました。けれど掛かり傷が大きくなんか元気がありません。
 囮が変わっても全く状況は変わりませんでした。一通りチャラを攻めたけど0です。
「よ〜し!ポイントは広い、鮎はどこかにいるはずだ。」
と下へ下り、早瀬、急瀬、それから瀬尻、トロと・・・全く気配なしです。ついに下の橋の下まで下ってそこの瀬も下から肩までやたけれど0です。再度上へ移動ですが、歩きながらも川の中に鮎が見えません。葦際にもチビ鮎すらほとんどいません。再度元の場所に戻って今度は瀬肩上のトロへ・・ここには少しだけチビは見えましたが人影を見るとあっという間に群れになって泳ぎ去って消えてしまいました。
「これじゃどうにもならん。」
と竿をたたんで場所移動です。
 ここに来る前に車がたくさん見えた富田洞門上へ。しかし、行きに見た車はもう消えてました。2,3人コロガシの人と竿を持ったまま座り込んでいる友釣り師がいるだけ・・・駐車帯の正面がねらい目でしたがコロガシの人が入っているので上へ上がります。道の駅下の瀬はがら空きでした。ここも鮎が見えません。当然のように鮎を入れても掛かりません。瀬から瀬肩上のトロ・・・ダメです。道の駅裏のトロでは泳がせをしている人が数人いたので掛かるのかもしれません。ついに時間は4時。瀬の尻の開きでコロガシをしていた人が帰っていったのでそこに移動します。最後のチャレンジと休ませていた囮にチェンジすると浅く広がった棚を泳がせて・・・なんとか上へ飛んでくれました。クンクンと頭を振ったところでキュンと掛かってくれました。
「やっとだよ〜」
釣れたのはむっくら太った雌です。この囮にチェンジしてさらに泳がせますが後が続くことはありません。1時間後もう暗くなった17時半にもう一つ同じような雌を追加してあきらめました。。不思議ですね。例年ならこの月いっぱいは楽しめるはず。水温が高かったから例年より長く楽しめるはずと思ったのに・・・トロの鮎は群れて移動して友釣りの対象にはならないようです。あちこちでピチャピチャはねてました。  
 

2007年09月23日

佐波川 新橋        13時〜17時  14cm20cm        2匹

  高津へ行こうといつも通りに出発したら、連休の中日・・・車が多くてなかなか前に進みません。いらいら・・・ついに高津行きを断念し山口からふしの漁協で囮を買って佐波川へ転向しました。
 ふしの漁協の囮は変に弱く、痛めてないのに川へ出すとす〜〜っと元気が無くなりアップアップで白腹を見せます。水合わせ??う〜んそれとは違うような・・・
 本橋から始めようとするとスコスコスコっと追い抜かれて目差す地点にコロガシの人が入ります。瀬尻のトロには釣り人が・・・少しだけ瀬と上のトロをやったけど、らちがあかないので新橋へ場所変えです。ここで引き舟を見たら養殖ちゃんが白腹をかえしてしまっていました。「どうしよう・・・」チラシの針をつないで即席コロガシ仕掛けを作って早瀬で段引きをしますけどかすってもくれません。1時間もやって途方に暮れてもうやめて帰ろうか・・・と思ったときに上のトロに上手に泳ガセをする人影が見えました。え?もしかして和鮎さん??その人が下へ下るすれ違いの時にお顔を確認して確信しました。「和鮎さん?」と声を掛けると「お〜!お〜!」ということで挨拶です。僕が囮がないと知るとすぐに囮をくださいました。
「ありがたい☆」
 これで友釣りができるようになりました。しかし・・・新橋に鮎が見えません。当然掛かりません。いただいた囮はよく泳いで、僕も時間が少なかったので本気モードのスイッチが入っているのに掛かりません。浅いところの小鮎も見えない・・・どうしたことでしょう?日暮れまでやって白波の石裏に残っていたチビ鮎と真っ黒けに色変わりしたオスが1匹掛かっただけでした。夕方真っ暗になって雷ゴロゴロ雨がぴしゃぴしゃでしたがこれも関係合ったのかな?・・・今季の新橋は終わったかもしれません。。。  
 

2007年09月19日

佐波川 新橋        13時〜18時  14cm〜21cm        30匹

 困ったことに囮屋の松田さんが囮切れでした。
 高津川へ行き先変更?コロガシの道具を買ってきてチャレンジ???ふしの漁協まで囮を買いに行く??悩んだけれど、思い切って現地でコロガシをしてる人に囮を譲って欲しいと声を掛けました。そしたらこころよく承諾してくれてなんとか友釣りができました。でも、そうこうしてたらもう時間が13時になってました。
 新橋の上ががら空きだったのでゆっくり攻めます。でも、いつもの浅トロでは思うように掛かりません。上へ上へと泳がせながらのぼって行きます。追いは深みと波立ちのある瀬でありました。好調だったのは上の瀬の尻の開きです。陽が落ちるのが早くなり、もう18時までしか釣りができません。寂しいですね。14cm〜21cmが30匹でした。鮎はまだまだ若いです♪でも・・・来週にはヤナが立ちます。本橋上にはもうヤナ杭が立ってました。ヤナが始まったらヤナから下50m上200mは釣り止めですので注意してください。    
 

2007年09月08日

高津川       12:00〜18:30           18cm 2匹

 久しぶりの高津川釣行。僕にしては早い方で10時に日原漁協着です。囮をもらって外に出るとちょうど漁協前の瀬肩で釣っていた人が食事で土手にあがっておられましたので話を聞きますと全然ダメらしいです。「」3日前はよくかかったんだけどなぁ・・」と、、で、下流へ下ります。
 狙いは日原道の駅の下。でも中学校から川見して下ります。中学校前にも人はいましたが棒立ち状態です。掛からないのでしょう。鉄橋上の瀬にも一人しか人影が見えません。(掛からないのかなぁ・・・)池村専用区に3,4人。そしてイリョウの瀬に行くと(ん?見たことある人?)翔さんでした。
 車を降りて話そうとすると橋の上にギャラリーがたくさんいます。翔さんに話を聞くと吉田健二さんがビデオ撮影中とのことでした。見ると橋のすぐ下で掛けておられました。でも、イリョウの瀬も掛からない様子でした。そのうちもう一人の知ってる顔が・・・へいぼんさんです。なんだかミニオフ会の様相。「どこへ入ろうか?」ポイントの選定に悩みます。入りやすそうなところは人が一杯。空いているところは掛からない。上か匹見か下か・・話がまとまったのは匹見の曽庭橋の上下です。
 車で移動しながら川を見ますが好調と噂される下へ行く程人が多くなります。でも、匹見へ曲がると人影はまばらになりました。曽庭橋は「いい石の色ですね。」ということで3人で入ります。橋の上、普段はトロのところがこの日は増水(40cm高)で全てが瀬の状態になってます。少し早い昼食を取って勇んで入ります。

 すぐに翔さんが目の前でポンポンと掛けられました。僕は買ったばかりの囮で弱い・・・ということで上の弛みを探して囮を泳がせようと試みましたが残念ながら上は石が小さいので底流れが強くて囮が止まりません。無理をさせたら囮がつぶれそうなので下へ下って間に入れてもらいました。
 かなり時間が掛かって囮を引かず下げずで底に留めているとしばらくしてからやっとビビビビの軽い当たりで野鮎が掛かりました。けれど小さくて芯の近くには持って行けません。止めて待ってしばらくするとビビビビ。でも掛かりが浅くバレました。次もバレ。この日は追いが弱いようで翔さんもへいぼんさんも掛けバレに苦しんでいました。この日は水温が低かったので(22度)囮は引かずに止めておくと元気復活してくれます。(といっても尾を激しく振る程の勢いは戻りませんでしたが。)囮は入るのに全然その後掛かりません。(こりゃ、この場所はダメかな?みんな場所変えしないかなぁ・・・)と思ったけれど、いえいえへいぼんさんはポツリポツリですがいい型の鮎を掛け続けておられました。ということで続行です。

 僕も少しまねて小さな囮でも入る筋でやってみましたら1匹掛かってきてくれましたが・・・これまたさらに小さくしかも顔掛かりでした。それでも流れに入ってくれるのですがその後はバレ1回、蹴られ1回だけで時間は虚しく過ぎて結局惨敗の2匹釣果でした。

2007年09月01日

佐波川 本橋        12時〜18時  13cm〜22cm         22匹

 12時到着。松田さんに養殖と天然を一匹ずつもらいます。どうも最近、いくら囮が泳いでもすぐに上層に浮いてしまってる感じがするのです。水温のせいでしょうか?それとももうつわりを迎えているのでしょうか?養殖は2回引き戻したらもう水面下15cmより下に入りません。上にのぼる程の元気があるのにです。しかし、もらった天然は13cmと小さいので心許ないと思いつつ養護学校前のトロへ。
 川を見ると鮎の数が少ない…けれど型のいい鮎がちらほら見えたので入ってみます。養殖を2回上に飛ばし、掛からないので対岸へ移り天然にチェンジ。それでも掛かりそうもないので囮が弱る前に場所変えを考えました。
 新橋上に入ろうと思ったらすでに3人の人影が見えたので本橋へ入ります。トロに一人いたので掛かるのかなと橋の上を泳がせますが全く反応無し。どうも今年は本橋上は鮎の掛かるところではないようです。
 橋の下の早瀬に下って引きますが全然反応がありません。瀬の中段にお一人いらっしゃったので挨拶を交わし2,3言話を交わしてさらに下の瀬尻のトロへ移動します。ここまでまだ0匹です。すでに14時になってました・・・悪い予感。


 トロを泳がし、瀬尻へ引き上がり、鉛をカマして引きで探ってもやっぱりダメです。対岸へ渡って新しい囮に変えて泳がせます。この囮は元気がよくてしっぽを振って沖に勢いよく出てくれました。

するとすぐにククンです。囮が違うとこれほどまでに違うのか・・・。掛かったばかりの元気のよい囮だけに掛かってきます。ぽつりぽつり。。掛かるのは下の柳と柳の間の短い距離だけです。けれどじっくり泳がせで攻めると掛かります。ほんのちょっと上へ下へと移動したらもう全然掛かりません。16時半までやってそのポイントだけで21匹掛けました。さすがにあたりが無くなったので場所を移動します。
 早瀬を引き上がりますがやっぱり掛かりません。中段に岩囲みでできたポケットに囮を入れてしばらく置いておくとやっと掛かりました。けれどこれは岩に水中糸を巻かれてしまって下つけ糸がプツンしてしまいました。つけ糸をつけ変えてさらに上まで引き探りましたが結局ここは掛かりませんでした。再度本橋上へ。囮がよくないから掛からないのかもとキープしている元気な囮をつけて泳がせて探ってみましたがやっぱり掛かりません。「どっか鮎のいるところはないか?」とトロを見て歩きます。ようやく石ハミの鮎が見えたのは上の柳の前。ここに座り込んで元気な囮で上に飛ばしてやっと掛かってくれました。でも、数が続きません。2つ掛けたところで雲が厚くなって暗くなってしまったので18時、納竿しました。

2007年08月27日

 佐波川 本橋        10時〜18時半  13cm〜22cm         26匹

 10時に佐波川着。松田さんで囮購入。本橋上からはじめます。前日のにわか雨で若干水量が増えていました。川を見ると
「ん??鮎の数が少ない?」
水量のせいか、週末の釣り人が釣った後のせいか足元で見える鮎が少ないように感じます。養殖囮に鼻かんを通して・・・あら、、ちょっと変?それでも上手に泳いでくれて沖へ出て上へ上ります。す〜す〜と泳ぎは軽い。ついにはてっぺんまで行ってクインクインと頭をもたげます。でも・・・掛かりません。最高の泳ぎを見せてるのに掛からない・・・こりゃ望み薄だな。。。その後2回登らせて掛からないのであきらめてポイントを変えて探ります。でも・・・掛かりません。思い切って上へ移動して囮交換。もう一匹はとても元気に泳ぎます。でも・・・掛かりません。結局ここでは12時までやって0でした。
 場所移動は新橋上です。上の瀬にはコロガシの釣り人がいます。川へ降りて下を眺めると橋の下の瀬にコロガシの人が一人。さらに看護学校前にコロガシの人が2人見えました。竿をのばして再開です。すると、この時、舟の中を見てショックです。1匹目の養殖は復活せずに白腹を見せてダウンです。囮は後一匹しかいません。橋の下の瀬頭でやり始めますがあまり囮は泳ぎません。鮎も掛かりません。だましだましで泳がせて少しずつ登っていきますが全然反応がない・・・だんだんと囮の泳ぎも悪くなって・・・どうやら囮は浮いてしまっているようで糸をゆるめても針が根掛かりしません。1時半までやって囮はダウン寸前です。
「あ〜・・・やられた。。もう一度囮を買ってくるかぁ。」
最後のチャレンジと鉛をかまして橋の下の瀬の荒いところに入れることにしました。これでだめなら囮を買いに走ります。荒い流れに入れて囮の位置を安定させてそのままじっと止めておくと・・・・・ぐるっぐるぐる!
「掛かった〜〜♪」
起死回生の掛かりです。慎重に抜いて囮を交換します。時計を見たら13:30になっていました。そのままそのきつい瀬で引いたり泳がせたりして5連チャン。囮は確保できました。
 瀬はそれでアタリが止まりました。少しずつ上のトロへ、、この時上からコロガシの人がトロに降りてきます。
「あらら・・攻めたいところがつぶされる。」
ねらえるポイントがせまくなりました。トロでは泳がせて誘って上に飛ばしてと四苦八苦して攻めますが、あまり掛かりません。石に付いている鮎の姿も見えません。
「やっぱり昨日しっかり釣られたか・・・」
ポチポチと掛けます。しかし、今日は仕掛けトラブルも多かった。。掛かりバレ=針が合ってない(×7)。ハリス切れ(×5)付け糸切れ1(親子どんぶり)。それも掛かりの調子が上向いてリズムが上がりそうになった時に限ってトラブってリズムに乗れません。こちらは少しずつ上に上がる。コロガシの人は少しずつ下がるで、交差するときに話しをしたら土日と連日3・4人の人が一日中攻めていたということでした。確かに、石に付いていて突進して掛かる鮎は全然いませんでした。
 夕方の掛かり圧向上を期待しましたがそれもなく最後までポツリポツリでした。

2007年08月19日

CAST釣り大会です

 年々参加者数が増えて、盛り上がりを見せる大会になりました。ここ最近は大会のゲストにシマノジャパンカップチャンプを迎えて、大会終了後にはそのチャンプの実釣まで見られる・・・とても有意義な一日となります。
 今年は昨年の優勝者の島啓吾さんがゲストです。また、大会中に各メーカーの竿まで試用させてくれるのです。僕はMIを借りて囮をもらい車を出します。大変水温が高くなっている高津川、養殖の囮が野鮎に変わるのかどうかが第一関門です。ただし、規定のルールではもし配布された養殖囮が試合時間中にOUTになっても漁協で追加購入してよいことになってます。もちろん検量時には申告しなければいけません。
 ここぞと思いつく場所もないので昨日少し掛かった青原へ行ってみます。浅チャラで野鮎に変わってくれれば調子がが悪かったら場所移動する計画です。青原に入った人は他に2名。入川時にどこに入るかお互いに聞きあって邪魔にならないように場所を振り分けます。他のお二人は下のトロ狙いと言うことで僕は昨日の浅チャラへ。ところが、、、一晩経っても鮎は新しいのがついてませんでした。掛かる鮎は昨日掛けてしまっていて鮎が追いません。さらに高水温に養殖囮が耐えられません。全然引いてないのにみるみる元気が無くなって浮いてしまってます。すぐに浅チャラでも引きの体勢に・・・その後鉛をつけて早瀬にも入れてみましたが全く反応なしです。囮が元気で上に飛んでくれればもう少し釣りになるかもしれないけど・・・。下に入られたお二人も全然掛かる様子ではありません。青原は14日から網入れ解禁になっておりガクンと数が減ってしまってます。結局怖れていたとおりになってしまいました。2匹とも囮は白腹を見せてしまいました。「え〜い、囮買い足しをするなら早く動いた方が時間がある。」と漁協にHELPと車を出します。
 他のポイントを探すことも兼ねて本所まで下りました。でも、途中のポイントはどこもすでに人が入っていて割り込まずに竿を出せそうなところは見あたりませんでした。新しく2匹の養殖囮を買って匹見川合流点へ。ここも本流側は人が数人見えます。仕方がないので匹見川側へ降ります。けれど、残念ながらここの川相は変わってしまっていて僕の好きな浅チャラがほとんどありません。少しだけあるけれど、その中に大きな石が入ってなくて鮎が着いてそうにありません。少し竿を出してみましたが、やはりチャラでは追ってきません。せまい場所ですけど下には瀬があったのでそこに鮎を入れてみます。ここには少し大きめの石が入っていたので探っていきますとググンと掛かってくれました。この瀬は下は急流になってます。下へ下がられては獲れなくなるので竿を上に倒して下がるのを止めて抜きます。「ふ〜。」最初の一匹は無難に抜けました。やっと囮が野鮎に変わります。これにチェンジしてもう一度浅チャラを泳がせてみましたがやっぱりここはダメです。下の早瀬でもう2匹追加。でも次の一匹は下へ下られてしまい親子どんぶりでマイナスです。そう広いポイントではないのでここでアタリは遠のきました。下へ探り下ればもう少し追ってきそうでしたが上に他の釣り人が入って動きがとれなくなったのを機に移動します。
 もう一度朝攻めた青原の浅チャラへ。空いていたので座り込んで泳がせます。けれど、やっぱり囮が野鮎に代わり、上に上がってくれてるのに掛かってきません。粘って探ってチビ鮎がぽっつんと掛かりますがペースは上がりません。瀬肩のトロ、流芯の早瀬、急瀬と探りましたが全く掛かりません。下のトロから人が上がってきたので下へ下がって探って歩きましたが1匹追加しただけでついにタイムアップでした。
 結局5匹しか掛かりませんで順位は参加者30名の15位でした。トップの人は25匹掛けられていたので大差がついてしまいました。そしてこのHPでも登場されるへいぼんさんがトップと1匹の小差で惜しくも準優勝。しかし素晴らしい成績です。
 大会の後、本部前の日原道の駅裏で島さんの実釣を見せてもらいました。参観者がたくさん見守る中、目の前に見える鮎をソリッドで誘いをかけてホイホイと掛ける見事な技を見せてもらう事ができました。
 この後、大会日程を全て終えて同じく参加されていた翔さんと共に場所を変えて入ります。日原道の駅下の瀬へ。しかし、ここも追いはしぶい。瀬の尻に広がる扇の瀬を泳がせ引いてと攻めますが3匹程追加できただけです。ここでやってた時、急に空が暗くなって急なにわか雨が降りました。バケツをひっくり返したような水面をたたきつける大粒の雨。びしょびしょになってしまいました。でも、雨がひどいうちは着替えもままならないのでひとまず雨が小さくなるのを待って釣り続けました。鮎は・・・かかりません(笑)。夕刻になり雨脚も少し落ち着いたのであきらめて車へ戻り片づけに入ります。翔さんとお疲れ様と挨拶を交わしてお別れしました。
 服を脱ごうとしたら雨が上がりました。もう一度川を見ると下の方においしそうな瀬が見えました。「もう少しだけ・・・」一度たたんだ竿をもう一度伸ばしてみます。小さな瀬ですが下の瀬尻から囮を上あげしながら上っていきます。すると、これが案外掛かります。雨上がりが好条件になったのでしょうか。やれたのは30分ほどでしたがここがこの日は一番よく掛かりました。トータル 13cm〜20cmが18匹で帰りました。

2007年08月18日

高津川       14:00〜18:00           18〜21cm 10匹

  今日は錦町の親父お墓参りをすまし、高津に様子を見に行きました。
ほんとにまあ、人がいっぱい。今年の高津はとてもにぎやかです。
釣り人ばかりかと思ったら違いました.
泳ぐ人・網入れの人も釣り人に交じってたくさん入ってます。
2時にイリョウの瀬に到着。ん?へいぼんさんかな?
しばらく見てましたが、へいぼんさんらしい人はは集中してて気がつきません。
あきらめて移動しようと思ったら翔さんがちょうど来られて挨拶です。
そのうちへいぼんさんも気がつかれて挨拶を交わし、
お別れした後青原へ行きました。
ここもたくさんの人でしたが、ちょうどチャラが空いていたので「ここだな」と思うところにぺたんと座り込みます。水深スネまでの浅チャラを泳がせて上に飛ばして、、、ん〜なかなか思うように掛かりませんし、新しい囮は弱りが速い。。きびしい釣りです。おまけに針が合ってません。ばっちゃ〜〜んってジャンプした後針はずれ。。掛かりバレも連続です。重い針に固いハリス。軽い針に柔らかいハリス。どっちも×です。かかる鮎はこんなに浅いチャラなのにさすが高津川。20cm級なので小バリは使えません。1号ハリスは時々手応えも無しに飛ばされてます。1.2号ハリスに7.5号で剛線使用で針先真っ直ぐ。残念ながら今日は持っていませんでした。バラシは7つ 〜18:00までやってちょうど10匹でした。  
 

2007年08月16日

佐波川 本橋        17時〜19時半  10cm〜25cm  40匹

 朝7時半に出て川には8時半につきます。やっぱり近くて楽チン。高津だったら到着は10時になってしまいます。松田さんところで養殖囮を2匹購入して様子をききます。上の放流アユはやっぱり掛かってないそうです。瀬についてない・・だそうです。網では捕れているそうで。。。上の放流アユはこんな調子がここ2年続いていますね。で、下は・・・わからないということでした。
 早速人丸橋へ行くともうすでにコロガシの人が橋上の瀬についておられました。そこで上の瀬で囮を変えて大石ゴロゴロで・・・と思いつつ川へ入ります。
 しかし、アユがほとんど見えません。この時期でこんなにアユが見えないとは…。養殖囮を瀬肩で泳がし、続けて瀬に下げて引きますが全然気配がありません。そのまま引きながら下げますが、囮の弱りが早い。暑くて今日は9時にはすでに汗だくだくです。この暑さに養殖囮はもたないようです。すぐに1匹目がグロッキー。
「残りの一匹は大事にしたい。」
囮を引かず、泳がせて掛かる可能性が高いのは下の瀬の瀬肩しかありません。下へ下がり、コロガシをしている地元のおじさんに挨拶をして少しお話を伺います。やっぱり今年は金波も人丸も掛からないと言うことです。潜りの人がずっと川の中を見て回ったけど「鮎なんておらへん」って言って帰って行ったそうです。囮交換だけということで瀬肩の鏡をやらせてもらいますが掛かりません。そのうち囮が瀬の中に下がりだしたので見きって竿をたたみます。10:30、、2時間やって0です。
 今度は本橋へ行きます。ところが今日は鐘楼流しのイベントが計画されてるようで、駐車場にはたくさんのテントが立ってます。「こりゃ、遅くまでやったら人が一杯来て大変なことになる。」早く場所変えしないといけないことを頭に入れて、橋上のトロへ立ちます。けれど、渇水状態に入っており、水深がありません。
「掛かるかな〜掛かってくれよ。でないともう一度囮を買いにいかなくてはいけなくなる・・・」

祈る気持ちで養殖囮を発進します。囮はよわよわです。水温のせいか舟に入れているだけで養殖囮は弱っていくようです。ゆる〜い流れも止まれない囮を群れ鮎が遊んでいるところまで下げてそのまま待ちます。するとうまいこと鮎が掛かってくれました。10cmのミニちゃんです。それでもこの野鮎に仕掛けをつけて糸をたるませて自由に泳がせます。くるりくるりとまわりながらあちこち泳ぐミニちゃんに15分後にまともな鮎が掛かってくれました。やっとまともな釣りになります。静かに座り込んでそ〜〜っと囮をオバセで泳がして沖へ上へと探って1時間半で5匹。鮎はたくさん目の前に見えるのに思ったようには掛かってくれません。野鮎も掛かってくれたことだし、ペースを上げるために、橋下の瀬に下ります。養殖囮はすでに仰向けになってしまってました。休養させても復活しません。野鮎もよわりが早いようなのできつい瀬の中にはそんなにはいないだろうと思ったらやっぱりそうでした。浅いチャラ化したところで半引き半泳がせでいくつか掛かっただけで早瀬の中では続きません。一つ二つと掛けながら下がって、瀬尻のトロへ。ここに結構いい型の鮎がいました。やはり泳がせでじっくりゆっくり攻めるとポツリポツリと掛かってきます。

「ここで終日やってもそれなりに掛かるだろうけどなぁ。」
と思いましたが精霊流しの会場になる事を思い出し再度場所変えします。本橋では結局〜15:00で17匹です。
 遅い昼食をとって少し休憩して16時から新橋へ入ります。狙いは石畳前のトロです。
ここも減水で浅くなってしまってますが、必ず鮎が残っているはずだと読んで入ります。適当なところでそ〜〜っと座り込んで囮を泳がせて出すとすぐにクンと掛かりました。あさ〜いところでも掛かります。石畳際にできた深みでは良い型の鮎が掛かります。一度は竿を伸されて焦りました。これは25cm級でした。どこがよく掛かるのか?流れに勢いがあるところ、あまりないところ、深いところ、浅いところ、手前、芯・・・ん〜どこも固まって掛かると言うことはなく、けれど、どこも掛かります。入れ掛かりという感じではありませんが一定のリズムで掛かり続けます。じっくりと泳がせて探ります。囮が弱いのですぐ泳ぎが鈍りますが、そういうときは即舟の鮎と交換します。囮が上に飛んだ方が若干よく掛かるみたいでした。陽が落ちてあたりが暗くなってきても掛かりました。気がつけば19時。まだ掛かるけれど暗くなったら片づけるのに一苦労する・・・と竿をたたみました。
         

2007年08月07日

高津川       11:00〜16:30           18〜21cm 7匹

 10時半日原着です。思ったより水が多い。。漁協で聞くと昨日、時間雨量3〜40mmという雨だったらしい。

「水が多いときは日原漁協前。」
と着替えていると・・・あれ?誰も入ってなかったのに着替えてる間に2人が川へ降りて行かれました。これじゃあだめだとそのまま車に乗って移動します。

 曽庭橋へ行きます。橋の下に4人。橋の上は誰もいなかったので入ります。ところが・・鮎が少ない?分流のチャラをやってみますがうんともすんとも反応無し。本流のトロが深瀬になってるのですがそこへ囮を入れて泳がせます。沖へ沖へと出ていって30分でやっと掛かりました。深くて押しが強く、鮎の型もいいので竿がグイ〜〜ンです。上へ倒していなしてやっと取ります。
「さてこれから」
と思ったけれど、追いはよくはありません。しばらく経ってやっと次が・・・と思いきや、抜く寸前に囮が鼻カン抜けでポチャン!急に軽くなったので掛かり鮎が飛んできてキャッチミス!針がウェーダーに引っかかって鮎はさようなら・・・。振り出しに戻ってしまいました。流れの速いところには鮎がいない。橋の下に入っていた人はみんないなくなりました。掛からないのでしょうね。腰までつかって歩き回ってぽっつりぽつり。14時過ぎまでやってやっと5つです。くたびれたので昼食休憩。
 その後、青原に行くと子供会の行事でしょうか?集団で泳いでいます。遠慮して横田へ、、なんと平日なのにたくさん釣り人が入っておられます。
 
 ついに匹見ふれあい公園へ行きます。でも、ここには石にコケがない?鮎がいない・・・もうくたびれてしまいました。そのままそこでやって2つ・・これは人口種苗鮎でしょうか?ウロコが大きい。。黒雲が太陽を覆ったのを機にあきらめて竿をたたみました。


2007年07月26日

佐波川 本橋        17時〜19時半  14cm〜18cm  8匹

 仕事が早く終わったのでひさびさに佐波川へ。入ったのは本橋。ここで釣ると佐波川の今後の状況がよくわかるからです。天然鮎の数が読める橋上のトロを鮎を探しながら歩くけどいつもはあちこちに見える天然チビ鮎が全然見えません。。。(水が多いときは見えないこともあるから・・・)と橋下の荒瀬で竿をのばします。囮は養殖。しかし・・松田さんとこの養殖はいつでも元気がいいです。ヨタヨタの高津の養殖とは大違い!それでもって値上げして1匹350円ですからグッドです。荒瀬を泳いで入ってくれます。でも・・・追いはありません。下げ探りながら荒瀬を下ります。とうとう掛からないまま下の瀬尻のトロへ。荒瀬を引いたのにまだ養殖囮は上へと泳ぎます。でもトロですからちょっとでも囮は元気な方がいいと新品にチェンジです。泳がせてもなかなか掛かってこない。。今度は泳がせながら上へ探る・・・とやっと一匹掛かってくれました。囮が天然に変わっても次はなかなかきません。トロはそれ一匹だけ。引き上げて荒瀬、流れが強いところは掛かりません。中段の少しゆったりとした流れを止め泳がせでしばらく止めて泳がせるとやっとククンと掛かりました。同じような感じで止め泳がせで、追加2匹。さらに上の瀬肩でようやく次の一匹。。これで19時になって今日はおしまいか・・と瀬を上がります。帰ろうと思ったけど鮎が全く見えない橋上のトロで囮を泳がせます。これで掛かればこの夏もグーなんだけどなぁ・・・すると3回目の上飛ばしでククン!「おや?掛かったの?」半信半疑で竿を立てるとほんとに掛かってました。それもチビではなくまずまずの型の鮎。囮交換してさらに泳がせると入れ掛かりではないけれど、少し泳がせ探るとまた掛かりました。さらにもう一匹、またさらにもう一匹。この掛かり鮎が浅いけれどエラ掛かり。時間も19時半になったのでやめました。

2007年07月22日

サンラインカップ中国大会です。

 集合時間の早朝。開会式会場に着くとうれしいことにたくさんの顔見知りがいる。仲間がいると言うことはほんとにいい♪いつもは緊張の中で迎えるトーナメントの開会式だけど、楽しい一日の幕開けのように迎えることができた。
 大会説明を聞いてほほ〜と感心します。予選は4グループに分けて(参加者数120名なので1グループは約30名)それぞれが別会場で闘い、各会場の上位者が決勝進出と言うことでした。これなら一人当たりのエリアが広い。自分なりに得意のポイントを選べる可能性が高くなる。また、途中でポイントを変えることもできる。いつも竿がふれあうような狭く動けない予選で窮屈を強いられてきた僕にとって、こんなにのびのびした予選で試合できると言うことがとてもうれしい。各トーナメントではブロック大会以上に進出できてはじめてこういう試合形式が取られるので、自分の実力を出して技量を競えるこういう試合形式に参加したくて、上位大会に進出したいといつも思っていたものだった。それが地方大会の予選でやれるとは!。
 うれしい気持ちはすぐに運に表れたのか、なんと予選出発順位くじを引くと1番!!
「うっひょ〜〜!!!」
なんだか優勝したのと同じくらいに?うれしくなって叫んでしまった(笑)。くじ運の悪い僕にとってはこの1番くじはほんとうに快挙なのだ。
 僕の闘うブロックは池原洞門前の専用区周辺。今年はこのエリアへは足を踏み入れてはいないが、聞くところによるとそんなに数が上がってはいないはずのところである。さらに前日には最上流部のドライブインげんごろう前の瀬肩にはクラブのグループらしき人たち20人が固まって入っていた。これでは残り鮎も少ないだろうとポイントの状況を読む。入るとしたら検量所前の瀬の中段か、ひょっとして網入れがしばらくされてなくて鮎が固まってる可能性のある瀬尻か・・・最下流部橋の上のトロはもう鮎が追うようになっているのだろうか・・・数日前の雨でまだ少し水位が高い会場のポイントをイメージングで選ぶ。一番いいと思えるところを狙いにする。なぜなら僕は1番くじなのだから。車を止めて一緒に移動した同じエリアのへいぼんさんの弟さんと共に身支度をする。そして囮配布場所へいざ!
 ところがここで目が点になることが・・・役員から「囮配布は番号札の1番の人と尻番の人がじゃんけんをして昇順か降順かを決定する」と言うのである。それまでウキウキと有頂天になっていた僕はガ〜〜ンと奈落の底へ落とされた気分だ。なぜならジャンケンは苦手中の苦手、これまでこのジャンケンで何度悔しい思いをしたことか。おそらく負ける・・・と心配したら・・・やっぱり負けてしまった。すでに整列していた上位札を持った選手たちに一斉にブーイングをいただいた。。
 一番出発と思っていたのが一気にラス出発に替わってしまったのである。元気よくポイントに向かって足早に消えていく選手たちを見送りながら、「さあ、どうしようか・・・」と考える。しかし、気持ちの方はそんなには落胆していない。なぜならこのサンライン方式、一人当たりのエリアが広いからだ。シマノジャパンカップやダイワのマスターズのようにくじ運が悪くて入るところがないということがないからだ。選手は上へ向かう人の方が多かった。そして下を見ると考えていた瀬尻の落ち込みポイントのうちまだ流れの勢いが強いところが空いていた。そこでそのポイントに分け入り、道具仕立てをする。ラス番なのだからもうすでに試合時間は始まっていた。きつい流れに養殖の囮は持たないだろうと思えたが一匹目を引きつぶしてもいいつもりで流れの中へ囮を泳がせて入れる。一泳ぎ目は自力で流れの中に入ってくれた。「これで一発で掛かってくれれば・・・」しかし、願ったようにはいかない。おいしいところを泳いで横切り上へ下へと石をなめてくれたにもかかわらず、野鮎の追いはなかった。その後すぐに養殖の囮は流れに負けて後ずさりをしだした。一匹はつぶしてもいい覚悟だったので、早めに鉛を噛まして流れの中を引く。できるだけ囮に無理をさせないように鉛の重さだけを感じるところで竿を止めて掛かるのを待つ。しかし野鮎は掛かってはくれない。少しずつ囮のいる筋を変えて待つがだめである。そのうち勢いの強い流れに負けて囮が下がる。根掛かりさせてはいけないのでどうしても囮を引く釣りになってしまう。こうなると養殖の囮の弱りは速い。そのうち錘も浮いてしまう程に囮が浮き出し、ついにはヘリコプターになってしまった。
 1匹目の囮はつぶれてしまった。すでに試合時間は1時間を経過している。これまで近くの釣り人を見ていたが自分のいる瀬尻のポイントは掛かっているようではなかった。ずっと下手の橋の周辺には選手の姿が見えない。橋の上には分流のチャラもある。もう一匹の囮を弱らせないで釣りを続ける方法がとれる。そこまで距離はだいぶあるが・・・悩んだけれど思い切ってポイント変えに打って出た。
 瀬尻に並ぶ選手の後ろを足早に下っていく。橋上のトロ岸の葦際を川を見ながら下ると足元にかなりチビ鮎の遊び鮎が見える。
「こいつらが掛かってくれたら・・・」
橋の方を見るとなんといないと思った橋の下のポイントには一人選手がいた。橋桁のすぐ上で増水によってできた瀬を攻めている。見ると入れ掛かり状態なのだ。
「うわ〜!よくあのポイントを読んだなぁ〜」
と感心してしまった。その選手が立ち込んでいるところは対岸への川切りの場所である。なので対岸のチャラに渡ることができない・・・。仕方がないので少し上のトロに立つ。先ほどから見えていた足元のチビ鮎狙いだ。流れの生きるかけ上がり下まで沖へ出ないように気をつけて養殖囮を泳がせて上へあげる。囮はうまいことかけ上がり手前に石の間をぬって上がっていく。すると2つめの石の横でキラリと光った。掛かってくれたのだ。掛かり鮎は小さいようだったのでバレないように慎重にやりとりして抜いた。なんとか無事にキャッチングできた。捕れた鮎は13cmほどのチビ鮎。それでも養殖囮の泳ぎとは違ったキビキビした泳ぎを見せてくれる。さほど時間はかからずに次の鮎が掛かる。型が小さいのでまだまだゆとりは生まれない。5匹は確保しないと囮循環の安心がない・・・。そのうち少し型のいい鮎が掛かってくれた。17cm級。続けて18cm。これで囮は確保できたと安心になりようやく落ち着きを持つことができた。この型のいい囮をかけ上がりの下の深みに持って行くとギュ〜〜んと竿を絞り込む型のいい鮎が掛かる。20cm級。しかし、型のいい鮎はトラブルが心配なので手前で小さいのが追うときはできるだけ手前で泳がせる。少しアタリが遠のいたら沖の深みに泳がせていって型のいいのを掛ける。とてもいい掛けリズムが作れた。だが、下流の橋桁上で釣っている選手の入れ掛かりのスピードはすさまじいものがある。立て竿泳がせで釣る僕の視界にはその選手の入れ掛かりの姿が映るのだ。こちらも好いリズムで掛かり、もう10匹は超えているのだが、全然安心感が持てない。掛けても掛けてもその選手に引き離される・・・。少しアタリが遠のいたので少しずつ足場を上へと移動しながら掛けていったがそろそろ時間がやってきた。
 検量場所からだいぶ離れてしまったので早めに竿をたたむ。気分は敗色。橋下の選手に圧倒で敗れてしまった。なんとか予選ラインをクリアできていればいいが・・。みんなのいる場所からだいぶ離れたところで釣っていたので上の状況は全くわからなかった。足取り重たく検量場所へ戻ったら検量締め切り時間ぎりぎりになっていた。鮎を検量タライに出すと役員から「おっ!これはようさん掛けてる。」との声をいただいたのでどうやら自分の数は上位になるらしいことがわかりやっとほっとできた。予選クリアである。
 さて、決勝は場所を日原道の駅裏にうつしての開催となった。この場所は予選では使われていない。前日、まさか決勝に進めるとは思ってなかったのでこのエリアの試し釣りはしていなかった。ポイントは広い。下へ1km上へ1kmはあるだろう。こんなに広い決勝エリアというのも初めての経験だ。広すぎてポイント選定に悩んでしまった。
 出場選手は各予選会場を勝ち抜いた21名にシード・招待選手を加えた24名でおこなわれた。なんと、、そこにある顔ぶれは僕でも知っている西日本の有名釣り師がいっぱいである。こんな人たちと一緒に競えるというそのことだけでうれしい気分だ。囮配布のくじ運はやっぱり悪くほとんど尻番である。さて・・・上のイリョウの瀬は数掛かるところなのはわかっていたが、きっと先番の選手で一杯になるであろう。下の瀬はまだ今シーズン一度も竿を出したことがない。でも、だいたいのポイントの感じはわかる。午前中浅棚のあるトロでよく掛けたので同じような場所が下にはあるが・・・囮配布後の選手たちはやはり上へと多く移動していく・・・・。悩んだが下を選んだ。
 数年前天然の遊び鮎がたまっていた浅棚のあるトロへ入る。きっとここはあまり選手が立たないだろうと思ったのに3,4人の方が同じポイントの上へ入られた。「へえ〜みんなここを知っているんだ。」と感心した。さて試合開始。仕掛けをつけて囮を鼻カンへ・・・ところが舟の中の鮎がおかしい、一匹囮の目が逝0ってしまっている。「これは水温差でいかれた?」ゆとりのない僕は水合わせをそれほど入念にはしなかったのがいけなかったのか・・・。まだなんとか元気があるうちに・・・とその一匹を最初に出した。「よかった、まだ泳いでくれる。。」なんとかテンションを掛けると上へ泳ぐ元気がある。勢いよく上へと上がった一発目は不発であった。少し引き下げて2回目。。。3回目でククンと囮が変な泳ぎをした。「おっ?追いがあった?」と思った瞬間囮はふわ〜〜っと浮き上がって下へと下った。ん〜???不思議なことにその瞬間にけいれんを起こし全く泳がなくなってしまった。・・・まるで毒針にでも刺されたかのように・・・。一匹目の囮がつぶれてしまった。
 どうもこのポイントは追い気が低いようだ・・・思い切ってポイント変え、川を切って対岸へ渡り、下にある瀬の肩へ移動しようか・・・と考えた。ところがずっと空いていたその瀬肩のポイントにちょうどその時向かう釣り人が対岸に見えた。一足先に入られたらポイント選びで歩きまわらなくてはいけない。。。もう少し様子を見てその選手が狙いの肩へ入るかどうか見極めよう・・・ということでもう一匹の囮に鼻カンを通した。こちらの囮は十分元気がある。泳ぎもとてもよい。沖まで出してオバセを入れて上へと昇らせる。気持ちよい程スイスイ泳ぐが、これまでの様子から鮎の密度は低く、追いの活性もよくないと思えるので、底を這わし、止めながらゆっくりズムで上へ誘導する。少し大きい抱きかかえ石、ここは掛かる可能性が大きいと石周りをなめるように囮を泳がせて探る。すると奇妙なことにスイっと糸が引っ張られた。引きずり込むような囮の動きの後、動きが止まった。「おかしいなぁ?」糸を張って様子を見るとうんともすんとも動かない。「うへ〜〜、根掛かり?!」せっかくのいい囮がこれで弱ってしまう。はずしに入ったらポイントがつぶれる。簡単にはずれてくれないかと竿を右往左往して根掛かりはずしを試みるが、全くはずれそうもない。仕方がないのではずしに川へはいる。水深は胸腰まででなんとか囮も見える。針掛かりは大石の底のあたりのようだったのでまずは足で石返しを試みる。ところがその瞬間、ギュっと手につかんでいた水中糸が引っ張られた。それとともに見えていた囮が見えなくなってしまった。「あれれれ???」どこだどこだと見回したが囮は見えない。仕方がないので首まで浸かって水中糸をたぐっていくと・・・なんとその糸の先は大石の下にできた石穴の中へ続いていた。どうやら大石際の底を這うように泳いでいた囮を石の下の穴の中にいたウナギが襲い、針掛かりしたまま穴の中へ引きづり混んでしまったようだ。手に持つ水中糸の感じからかなり奥まで引きづり込まれたことが分かる。「これは・・・どうしようもない・・・」しばらくあきらめられず糸を引っ張ったり穴の中へ手を突っ込んだりしてみたがどうにもならなかった。万事窮す。あきらめて泣く泣く糸を切った。
 仕掛けが切れて、囮は死んだ囮しかない、ポイントも荒れた。時間はまだ残っているがギブアップ状態である。そのまま竿をたたんで引き上げようかと思ったが・・・せっかく何年かぶりに出場できた決勝出場の機会。また、出たくても予選敗退して涙をのんだたくさんの選手たち。そんなことを考えると自分からギブアップで放棄するのは許されないことのように思えた。10分近くたたずんでいたがもう一度竿に仕掛けを張った。もしかして・・・と期待して引き船の蓋をあけたがやっぱりもう一匹の囮はもう息が途絶えていた。死んだ囮に鉛を噛まして引いても掛かる可能性、その可能性があるポイントは対岸に渡ってずっと下へ下った急瀬。けれどさすがに残り時間も考えたらそこへ向かう気力はなかった。少しでも流れの生きているところをと下へ下り竿をしゃくってルアーのように死んだ囮に泳ぎを演出する。それでも浅いトロ、その囮の様子は丸見えだし、囮のそばに野鮎の姿もない。「掛かるわけがない。」と思いながらもそれを続ける。・・・虚しく時間だけが過ぎる。いや、早く時間よ経って、終了になれ。と頭の中では思っていた。ついに終了の合図が川に響いた。泣きたい気持ちで検量場所へ向かったのだった。結局決勝順位は最下位。悲しい悲しい決勝大会であった。
 決勝の結果は悲惨なものとなったが、今回のサンラインカップ。大変楽しい大会であった。試合形式もくじ運だけが大きく勝敗を決めてしまうことのないように配慮され、参加者も有名選手がいっぱい。また大会後の抽選会も賞品に工夫があり、物もよく抽選会もとても楽しめて最後の最後まで大会参加者は残っていた。僕はこの抽選会でサンラインTシャツをゲット!当選者はたったの10名。しかも当選賞品はタオルだけという魅力のない抽選会とは大違いである。大会終了の挨拶と共にたくさんの大会参加者はみんな笑顔で会場を後に去っていった。

2007年07月21日

高津川       14:00〜18:00           18cm 1匹

 明日はサンラインカップということで、予選会場になりそうなところと決勝会場になるだろう日原道の駅裏の様子を下見しておきたかったのです。けれども前日は抜けられない仕事上の飲み会だったので、体調が整わず、早朝の出発ができませんでした。
 やっと日原に着いたのは1時だった。川を見てみてびっくりです。なんともたくさんの人が竿を出している。まずは日原の漁協前、どこかの釣りクラブの団体さんであろうが、それにしても一気にこの狭いポイントに入らなくても・・・5人も入っていれば竿を出すのをためらう狭い瀬肩のポイントに10人以上が入っているのです。当然ここを通過して今度は中学校前を見ます。ここも川の両岸から竿が入っている。続いて池村の専用区。なんと瀬肩にあたるドライブインげんごろう裏に20人ぐらい固まって入っています。曽庭橋上のトロにも5人が竿間隔で人が立っている。橋の下の瀬は比較的人が少なかったが、それでも5人。
「入るところがないやん。」
時間もそんなにはないので決勝会場になるだろう日原道の駅だけに入ろうかと思ったけれどここも散らばってはいるが20人は入っている。「これでは会場下見で広い範囲を動き回ることは不可能だ・・・。」計画は実行できずにつぶれてしまいました。
 ここでメールでいいちこさんと連絡を取り、いいちこさんから囮を分けてもらって青原の専用区へ行くことにします。ここもきっと予選会場の一つになるだろうとの読みはあったのです。しかし、青原に着いてみるとここは今まで見たところとは違い、案外空いていました。
「どこのポイントで竿を出そうか。」
といいちこさんとお話ししながら川を見回すと見たことのある車が目に入りました。
「イダ掛け師さん?」
そしてイダ掛け師さんと共に竿を出しておられるのはどうやらマスターズシードのおじさんのようである。そこでそちらへ歩み寄り、挨拶&お話しをうかがう。そうしてせっかく一緒になったのでここで竿を出させて頂くことにしました。いいちこさんはお二人の中へ入って竿を出すことにし、僕はその瀬の下へ下がることにした。
 ところが全然掛かりません。流れのあるところもトロも全く追いの気配が感じられない。先に入っておられた釣り人たちも掛からないと言うことで場所を変わっていかれました。川ががら空きになったのでどんどん釣り下っていったけれど、結局トロでは1匹も掛かりません。
 ついには下の瀬まで下がってしまいました。ここで白泡のたつ流れへ囮を入れるとグググンと一発で掛かってきました。
「おほっ!いるじゃん!」
ところが竿を立てたところで水中糸が石に巻いてしまってプッツンと切れてしまいました。親子でどぼんです。流れが結構きついのでメタルの仕掛けに変えて、もう一匹の大きめの囮をつけて、先ほどより少し沖の白泡へ。これまた即掛かり!。ところがこれまたプツン!???仕掛けを手元に寄せて見てみるとどうも糸の様子がおかしい・・・手でちょっと引っ張ってみるとプツンプツン切れる。メタルが風邪を引いている???東レの新品のメタルで作った仕掛けだったのだけれど、・・・きっと不良品だったのだろう。
 囮がなくなってしまった。掛かる場所を背に遠い元の場所まで空の舟を持って虚しく歩いて戻った。元の場所へ戻るとイダ掛け師さんたちが、もう追ってくる鮎がいなくなったと言うことで場所変えの打ち合わせ中です。それで、下の瀬の状況を教えてあげてポイントを譲ります。早速お二人はそこへ出陣。僕はお二人がいなくなった瀬の肩を新しい囮をいいちこさんにいただいて泳がせます。でも、腕達者なお二人が攻めきった後です。当然追う鮎が残っているわけがありませんね(笑)。ノーヒットです。しばらくして上の瀬まで昇っていたいいちこさんが帰ってこられました。上も活発な追いは見られないと言うことでした。時刻はもう夕方。下手を見るとお二人さんはもう帰られたみたいだったので、下の瀬に移動します。いいちこさんは一番きつい流れの中に立ち込んでいきます。僕は・・・自信の持てるメタルの仕掛けがなくなってしまったので手前の瀬肩を泳がせます。けれど、この日は泳がせでは追いが悪いようでした。この後は1匹しか掛かってきませんでした。きつい流れを攻めたいいちこさんは結構いい調子で掛けておられました。なんとなく追い調子がよくない今の高津の状況だなと川の状況を分析した。

2007年07月08日

高津川       14:00〜17:00           7cm〜18cm 9匹

 2時に日原到着。漁協で「今日もやっぱり天然を・・・」と思いながら漁協の方が養殖を掬ってくれたのでそのまま購入します。
 曽庭橋へ行ってみると橋の下の瀬は一人だけ、橋の上のトロに5人の釣り人が並んでいました。
橋の上から川をのぞいて見たら、国道側の分流にギラギラ光る鮎が見えました。少し悩んだけどやってみよう思い、車に戻ったときに下の瀬に入ってた人が掛けました。が・・・上がってきたのはドチビ鮎です。それを見て「や〜〜めた」で青原へ行きます。、駐在所の前に車が2台、
「ん?まさかいいちこさんと翔さん?」
車を降りてお二人の様子をうかがいましたがよくわかりません。しばらく見ていましたが、声を掛けるのをあきらめて狙いの下の瀬へ入ります。ほんとの狙いは瀬尻から広がるトロです。増水の前に流芯から沖で良い型の鮎が掛かっていたので増水になったら手前まで鮎が広がるかも・・・という狙いです。でも、瀬を下がる前に瀬のきつい流れがおいしく感じられます。
「ここ、よさそうだけど養殖を引いたらすぐにつぶれるだろうな・・・」
それでも2匹囮はいるし、時間も少ないので「1匹つぶしても好い覚悟で」やってみました。・・いっぱつで養殖は一匹つぶれました。
 瀬尻に下ります。もう一匹の養殖をつけて泳がせているとす〜〜〜っと下へ下ります。「掛かった?」竿を立てると掛かってます。「しめしめこれで大型鮎を」
ところが上がってきたのは13cm級。だんだん大きくなるだろう・・・。囮を変えて出すと底に潜ると同時にず〜〜んと下へ下ります。入れ掛かり??でも、上がってくるのは段々サイズダウン。。。12cm、11cmついには8cmほどのメダカちゃん。。囮が回せなくなりました。再び養殖に登場してもらったけどやはり掛かったのは10cmサイズ。。。押しがきついので底まで入りません。。当然のように掛からなくなりました。。1時間半で8匹のミニサイズを掛けて場所変えです。
 瀬の肩でチビでも好いから掛けていい鮎のが確保できたら瀬の中を引こうと思い上へ上がります。ここでいいちこさんと出会います。やっぱりさきほどのお二人はいいちこさんと翔さんだったのです。いいちこさんはその瀬の一番沖の流芯一番流れが強いところへ入っていきました。僕は肩から手前の石裏を引いて、やっと18cmのまともな囮を確保します。でも、そのまま瀬を引いても掛かってきません。いいちこさんから上のトロでいいのが掛かると聞いていたので上へ移動します。ここで翔さんと会えて挨拶です。その後翔さんの上に入らせてもらいましたが残念ながら掛かりませんでした。持って帰れたのは2匹だけでした。

2007年07月07日

高津川       10:30〜17:00           13cm〜23cmが18匹

 4日前にかなりまとまった雨が降り、やっと水が引いて竿が出せそうになりましたので高津です。10:30に日原漁協着。水の色は乳緑色。
「これならやれる!」
と闘志が湧いてきます。漁協の係員さんが
「養殖でいい?」
と言うのを
「い〜や、この水位じゃあ囮が持たん。天然のちょっと大きいのちょうだい。」
と言って天然囮、大きいの1匹と少し小さめのを1匹購入します。日原漁協前の瀬肩で入っている人の釣りを見てますと見ている間に次々と掛かっています。
「今日は瀬肩のかけあがりがポイントだな。」
と狙いを絞ります。下流の方に車を向けて走らせますと結構好ポイントが空いてます。「今日はチャンス日?」
ところがイリョウの瀬を見て訳がわかります。瀬の中段、堤防のすぐ下に一人だけしか入っていません。「なるほど、思ったよりも水位が高くて川へ入れないんだ。」
 青原に行ってみますとやはり水位が高く、川中の瀬肩まで入っていけません。仕方なく普段はチャラの瀬の肩へ大きい囮を沈めます。30分程さぐったらクククン!しめしめと竿を立てたらプッツ〜ン!メタルの水中糸が切れてしまいました。
「え〜!確かに押しは強いけどそんな簡単に切れる?」
小さい方の囮一匹ではもう同じところに囮を入れられません。仕方なく上へ上がってトロを引き泳がせますが、掛かりません。そのうち囮が浮き気味になったのを竿が伝えてくれます。「こりゃいかん!今日一日がダメになる。」とさらに上へ上り、押しが少し弱いところで泳がせて天然の小さいのが掛かってくれるのを待ちます。しばらくして掛かるのは掛かったのですが11cm級。「・・・小さすぎる。」さらに泳がせたり、鉛をカマしてきついところを引いてみたりしたけれど次は掛かってはくれません。12時を過ぎたのでここをあきらめました。
 昼食を取って場所移動。水位が上がったらチャラが瀬に変わるところ・・・ピンと匹見ふれあい公園が思い当たりましたが、やっぱり囮が弱いので、去年この状況で救われた柿の木のトロしかないと上へ走ります。

 ところがここも、いつもならほとんど流れのないトロが押しの強い深瀬状態です。囮は下へ流されながら泳ぎます。ツツツン!おっ?掛かった?でも、囮が浮く前に軽くなります。掛かりバレ。これで囮は弱ってしまいました。ふわ〜〜っと浮いて下へ流れてしまいます。万事休す。仕方がないので鉛をカマして下のきつい瀬に入れて待ちます。するとグリグリグリ!
「お〜〜!掛かったぁ」
流れがきついので下ります。5歩下がってやっと止めて抜きます18cm級。
「うまくいった。」
気持ちは一気に天に昇ります。元気ピンピンの囮に変えてそのまま沖に出すとグググン!入れ掛かりです。また下がる。どんどん流れのきついところにはいるので立つのもかなりきつい。掛かり鮎は20cm級なので止めて抜くのも力勝負です。足も腰も腕もフル回転!掛かってためて下がって止めて抜いて受けて針が伸びるのですぐに針交換して・・・ポイント尻まで下がったので再び元の位置まで流れをこぎます。姿勢を整えて囮を出すとズガガガガ〜〜〜ン!また、下がって止めて・・・・2回繰り返したところで体が悲鳴を上げます。「もう掛かってくれるな〜」でも掛かります。掛かって下がって・・・3回やるとさすがにアタリも遠のきます。くたびれもしたので上のトロを再び攻めてみますがこちらは掛かりませんでした。1時間程やって再び荒瀬の中へ、入るけどもうそんなには掛かってはくれませんでした。いくつか追加しましたが時間も5時前、腕と足も痛いので早めにやめました。13cm〜23cmが18匹でした。体力の衰えをすっごく感じた一日でした。

2007年06月30日

高津川       12:00〜19:00           11cm〜23cmが8匹

 昼から高津です。
 養殖囮を漁協で購入し、川を見ながら日原から下るとどこも人がいっぱいなのに池村専用区&曽庭橋周辺は空いています。



 橋から川をのぞくと小さい天然鮎がギラギラと腹を返しています。
「あれなら追う奴がいるだろう」
と橋下の荒瀬頭に入ったけれど掛かりません。見逃しポイントで13cm1つ、瀬脇の深い水たまりで21cmが1つ・・・でもこれは腹掛かりで囮が変わりません。



 水温が高いのか囮の弱りが早い、困った困ったで橋の上のトロに行って泳がせます。でも、ギラギラ鮎はかかってくれません。。

 
 
 15時になったのであきらめて場所を移動して今度はは青原へ行きます。人が一杯で入れないので一番上の森林組合裏まで歩きました。、、、ここも天然ギラギラ、、、でも掛かりません。石が小さく瀬も浅いので放流鮎は少ないのでしょう。
一筋深いところでようやくゴンで23cm。でも、囮を変えてもそれっきり、次がきません。、
 17時になったので下へ下るとそれまで入っていた人がちょうど帰ったので瀬が空いていました。そこでたたんだ竿を再びのばします。
瀬頭のチャラで泳がせて、天然11cm。続けて13cmと掛かります。これを早瀬に入れて21cmがグン。ようやく囮が回ります。その深い筋だけ。囮を止めぎみに待つとポロポロと追います。暗くなる事に追いはよくなる。
 19時、これが最後と一番深いところに23cmの囮を入れるとツンで目印が止まります。大型独特のアタリ!グ〜〜ンとひっぱって、ためにかかるとプッツ〜ン!メタル0.8が途中で切れてました。。メタルが真ん中で切れたのは久しぶりです。



2007年06月25日

高津川       14:00〜19:00           20cm〜23cmが7匹

 今日は昨日の代休で平日休暇です。家の用事を済ませて、昼前に家を出ました。急ぐ気持ちの時は高津までの道のりは遠い、、、片道2時間半ですから昼前から出たのではなんぼも釣る時間がありません。
 直行で青原へ行きます。さすが天然がたまる青原です。瀬肩にはかなりな数のチビ鮎がキラリキラリ見えます。今年は遡上時期が渇水状況だったためか?匹見川より本流へ遡上鮎は固まって上がったように感じます。
「この鮎がかかるサイズになれば・・・」
最盛期に期待がふくらみます。

 さて、ところが二日前に掛けてキープしてた囮鮎。エアーポンプのホースが折れていたのか2匹白腹を見せてダウン。残りのチビはふ〜らふら状態です。漁協へ行って囮を買い直そうかと思ったのですが、時間が少ないのでとそのよわよわ囮ではじめます。けれど泳がない。浮いている鮎ではやっぱり掛かりません。だましだまして瀬肩のトロを泳がせても掛からない。少しでも早くと波立ちの早瀬を引いても掛からない。本命の深瀬でやってもやっぱり掛からない。グロッキーになった囮に鉛をカマして引きまくりますがやっぱりダメです。
 ふ〜〜と息をついて時計を見たらもう17時です。あきらめて帰ろうと囮を瀬の中に入れたまま竿を置いてしょんべんします。竿を取りに戻ったらびっくり!グイングイン掛かってます♪
「うひょ〜〜」
で抜いたのは20cm級。
「後1時間だけやろう!」


 もう時間がないので一番狙いの深瀬に泳がせて出します。囮がふわ〜〜〜〜っと浮いて走るのを止めるとガッツ〜〜〜ンです。なんと青原の放流鮎はなんでこんなにでかいんですか?放流鮎の固まっているところがわかりました。水深太ももより深いところ。瀬尻に見られるよれよれ流れの中です。ここならと思ったところを泳がせるとふわ〜〜〜でガツンです。
 あ〜あこんな時間までやってしまった。・・・・このまま帰らずに明日も釣りたい。。。


2007年06月23日

高津川       12:30〜16:00             15cm、18cmの2匹

 高津行ってきました。
 ちょうどお昼に着いたのですが、高津本流、日原から下流はどこも人人人でした。土手にも人、駐車場にも人、道の駅にも人・・・すっごい人気です。みなさん雨が降ったから水が増えて「掛かる!」と思われたのでしょうか?水はたいして増えてませんでした。
 本流はいっぱいなので匹見の方がいいのかなと直通で匹見ふれあい公園裏へ入りますと、びっくりです。誰もいません。
「こりゃ、一人でポイント独占だ。」
とウキウキして着替えて川に足を踏み入れたら・・・・誰もいないわけがわかりました。石の色が汚い・・・緑色ががってます。ちび鮎のたまるチャラなのに石が光ってません。竿を出すのをやめよかなと思いました。それでも芯の深みにはいくらかはいるだろうとやってみました。
 瀬頭の少し大きい石の裏ではやいうちに1匹きました。囮が変わったので続けてくるかなと思ったけれどその後は音沙汰なしです。下手の急瀬の尻でコロガシをする人を見てると結構掛かってましたが掛かり鮎は鮎が小さく色が白い。まだ育ちきってない天然遡上鮎なのでしょうね。
 チャラ瀬を一回りして追加なしです。渕尻押しの強い深瀬でギラリ光る鮎の姿が見えましたので「ここにいるのか?」と囮を入れるとすぐに1匹追加しました。ですがここも後が続きません。
 その後、早瀬・平瀬・トロ泳がせ・脇チャラ・・・と誰もいないので一通り全部囮を入れましたが、結局鮎の居所は見つかりませんでした。掛からないのにくたびれて早々にやめました。

きっつい釣りでした。。。


2007年06月17日

シマノジャパンカップ 中国大会です。

 いつもの旅館にとめてもらって、早朝、そ〜〜っと宿を後にします。
 身支度を調えて開会式へ、前は大会への出場と言えば、みなさんクラブの人たちが楽しそうにワイワイと聲高に話しているのを一人寂しくすみっこで聞いていたものですが、最近はこのHPのおかげで知ってる人と顔合わせができ、寂しくありません。今回はイダ掛け師さん、鮎蔵さん、和鮎さんにいいちこさんと顔合わせができました。
 しかし・・・今回の大会は試合が始まる前から敗色濃厚。予選通過安全ラインは10匹と読みましたが、これまでの試し釣りで僕には10匹を掛ける自信が持てませんでした。囮配布の順番くじはちょうど真ん中あたり。「さて、、どこへ・・・きっと数が出るのは上のポイント。国道橋に人が多く向かうようなら公園前のトロに入ろう。」と考えていました。ところがいざ、囮をもらって堤防へ上がってみたら、選手の行列です。「これではすでに国道橋の下は入るところがない?」公園前のトロにもすでに4人の方が川へ入ってます。「
 んんんん・・・きっぱりと切り替えて、昨日見つけた下の橋上のトロに願を掛けます。」結構長い距離ですが目的地は一点。真っ直ぐに歩みを進めます。前にはイダ掛け師さんが歩いているのが見えます。今までの経験から下へ向かう人のほとんどは漁協前に降りるので、遠いポイントには自分一人が残るだろうと思ったのですが、僕のすぐ後ろの番の方もすぐ後ろをついてこられます。「あれ?みんな下まで行くの?」橋から川を見下ろすとイダ掛け師さんがすでに到着。イダ掛け師さんは真っ直ぐ橋上のトロに入られました。「えっ?!イダ掛け師さんあそこを知ってるの?う〜〜んさすが!よくあそこを見逃さなかったな。。」トロの上には一見よく掛かりそうな瀬があるのです。しかし、試し釣りでその瀬は掛からないことがわかっていました。この橋上のトロを見逃さずに捕らえていたイダ掛け師さんの川見に脱帽です。そして僕が川へ降りたときには対岸へ鮎蔵さんも降りてきました。「鮎蔵さんもあのトロを見抜いていたのか・・。」二人ともさすがです。
 さて、それでは2番目的の瀬の中段の流れの変化がたくさんあるところに入ることにします。ところが、後ろを歩いていた選手の目当てがまたかぶったようです。川目前にその方は僕が考えていた足場へと急がれていました。「へ?ここもかぶった?」二人も入ると狭くなるのはわかっていましたが他が掛からないことがわかっていたので少し無理をしてポイントに立ちます。二人とも一歩も動けない場所位置で竿をのばします。「それでも一匹目が掛かればその先の攻め方はいろいろと考えられる」と囮を出します。
 養殖の囮はとても元気でクイクイと軽快に泳いでいってくれます。大石の裏の渦巻きでは止め泳がせ。さらに石と石の間を練り泳ぎ、石横のきつい流れのトイを滝のぼりします。これで掛からないわけがないというくらいのいい泳ぎっぷり♪でも・・・掛からない。
 囮が変われば上飛ばしでねらおうと思ってた少し荒い瀬を対岸の上に入っていた選手が下ってきて囮を入れます。するとククンと掛かりました。「あっ・・・やっぱりあそこにはいたか。。」その後この方は囮も変わったのでポンポンと続けて掛けられます。けれど僕の方には一向に掛かってきてはくれません。囮が変わらないのですから向かいに入ってる方が攻めているところは攻められません。仕方がないのでそこは好調の選手に譲って場所を空けます。ここ一帯の選手の中で鮎を掛けておられる人はその方だけのようでした。
 音沙汰無い闘いが続きます。どうやら橋上のトロもやはり水温がまだ低い予選の時間には追いが立たないようです。時間も経ち、選手はあちこち場所移動。僕も足場を変えますがやはり状況は変わりません。そのまま時間は経ち、とうとう一匹の追いもないままに竿をたたむ時間になりました。
 検量場所に戻ってみるとやはり上の国道橋下だけが掛かっていたようで予選通過ラインは10匹でした。僕と同じポイントに入っていた人は一番良く掛かっていた対岸の選手ですら予選通過なりませんでした。下を選んだ時点で予選落ちがきまっていたようです。
 またまた一匹も掛からない予選落ち。このところ数年間ずっとこんな調子が続いているので自信を失ってしまいました。
 顔見知りの人の中ではいいちこさんだけが漁協下のポイントに入り10匹を掛けられて予選通過です。他の選手が囮が替わらず苦戦する中一人好調な掛かりペースを続けての10匹はさすがです。一匹も掛からずに予選落ちしてしまった悔しさを抱きながら決勝はいいちこさんを応援しました。
 でも、いいことも一つだけありました。当選者が少ない抽選会でHITしてシマノのタオルをゲットすることができました。

2007年06月16日

太田川上流      13:00〜19:00            18cm       3匹
  
 明日はシマノジャパンカップの中国大会。ということで下見に現地INです。
 予選会場のうち上流部に当たる国道橋の下の瀬はきっと第一ポイント。どんな調子か見てみたかった。しかし、川に着いてみるとそこは人人人。竿竿竿ではいれそうもありません。
 残念・・・丸河釣具店で状況を聞いて囮を買う。「掛かりは悪いが、鮎は見える。去年みたいに全然釣れない、鮎見えないという大会に終わるということはないだろう。」というご主人の言葉でした。
 決勝会場の漁協前にも数人の方が入っておられたが、こちらはなんとか割り込めそうなスペースがあったので、対岸にまわり車を止めて釣り支度をする。上の瀬に入っている人の釣りをしばらく見ていたがほとんど竿は立たない。忘れた頃にぽっつりぽつりと掛かるという感じだ。下の早瀬だと数が出るかもと下の段々瀬に入ってみる。先客の人がいらっしゃったので邪魔にならないように挨拶をしてその方よりさらに下、小さなポイントに入る。石まわりを丁寧に探ってみたが掛からない。上の先客の方も全然竿が立たない。止めたり泳がせたり引いたりといろいろやってみたが結局1匹も掛からなかった。
 竿抜けや鮎のたまり場を探しに上の瀬へと移動する。左岸のチャラには遊び鮎がいるのではないかと思ったが鮎は見えない。ところどころで竿を出しては見るけど、掛かる気配はない。とうとうポイントの一番上まで来てしまった。
 この左岸の袋になっている瀬肩にやっと鮎のたまり場を見つけた。しかし、鮎は落ち着いていなくて、立ち込んだら上へ下へと逃げまどう。しばらく静かにしてポイントを落ち着かせてから鮎を泳がせてはみるけど、やっぱりここも掛かっては来なかった。けれど、おそらくここが一番のねらい目だろう。。。もしも明日決勝に残ればここを攻めよう。。。と決めた。
 さて、決勝に進出するためには予選で数を掛けなければならないが未だにその見込みがある場所が見つかってない。最後にもう一度下の橋のポイントに行ってみました。中段の瀬でやってみますがどうも掛かる気がしません。あちこち探ってみたけれど掛かりません。
 時間も夕方となったので最後に橋の下のトロを除いてみます。ここにはいつも遊び鮎が見えるのです。うまく岸まで下がってそう〜〜っと泳がして出すとよく掛かるときがあるのです。のぞいてみたら・・・やっぱり鮎はいました。トロの上端、瀬落ちには結構な数の鮎がたまってるようでぴちゃぴちゃ跳ねています。あとは掛かるかどうかです。ずっと引いてきた養殖囮なのでもうかなり泳ぎは悪くなっています。トロの中の大岩の後ろに投げ込んで囮を直接入れて、そのまま止め泳ガセをします。するとしばらくして、、、ククン!っと掛かってくれました。これが今日の一匹目です。早速天然囮を持ってトロ中段あたりで岸際まで下がって座り込み気配を消します。そ〜〜っと囮を離し、10m向こうのトロまで泳がせて入れます。流れの芯の手前のかけ上がりの石の大きいところでクルリン。掛かってくれました。同じところに座ったまま同じコースを泳がせて出すとまたすぐクルリン!です。入れ掛かりのテンポ。けれど、ここで掛けてはいけません。せっかく石に付いている鮎は明日に残しておかなくては。夕方7時を過ぎたので竿をたたみました。明日はもしくじ運が悪かったらここだな。。このトロに鮎がたまってることを知ってる人は少ないはずだ。。

2007年06月10日

佐波川     17:00〜19:00   11cm〜18cm      4匹

 用事が終わってからの夕方、佐波川に様子を見に行きました。

 人丸へ入ったのは5時です。今年初の佐波川。どんな感じかな?と川の中を覗きながらポイントに入ります。土手下入川点、分流のトロにはいつも石畳に付いている鮎の姿が見えるものですが、今年はそこに鮎の姿は見えません
 そこでここに囮を入れるのはやめて本流へ出ます。まずは瀬の尻で養殖囮を泳がせてみます。ククン!
「ん?掛かった?何だろう・・・鮎??」
 これがバレてしまいます。正体を見るぞ!ともう一度泳がせるとククククンと囮が舞ってふいん!と掛かりバレ。石裏に止め泳がせで3度目の正直。とったのは16cm級の鮎でした。型が小さくまだ十分に石には着いてないみたいです。早瀬の中を引き上がってみたけれど反応は無し。そのまま瀬肩にあがって泳がせますが、根掛かりに蹴られ・・・どうも針が合ってない。がまかつのアコーダの市販品は今年はいいとこなしです。針を一角の6号に変えてやっと調子が取り戻せます。少し深みを泳がせて一匹17cmが来ます。上へ上へと泳がせますが群れ鮎は多いけど掛かりません。ここで電話 がかかってきました。おやまあ・・仕事の電話で川の中に立って30分。。
 その間に日が隠れてしまいます。日が当たらなくなったら寒い寒い。。一息に瀬を引き下げてもう終わろうと思ってたら、
「かずべ〜さん!」
の声が・・・いいちこさん参上です。
久しぶりの再開にもうちょっとと思って早瀬の中で止めて待って・・・掛かってきたのは11cmほどのおちびちゃん。それでも黄色い襟巻きははっきり付いてます。でも、やっぱり寒いので竿をたたみました。数は少ないけれど人丸には鮎は居るみたいです。型が不揃いなのはこの掛かる鮎は天然遡上鮎か?7時から来たいいちこさんは瀬尻でおしゃべりしている間に2つ掛けられました。冷え切った体に川の水の方がお湯みたいに暖かくて気持ちがいい。。風邪を引きそうなのでお先に川を上がりました。
 佐波川は人が少ないのでポイントは選び放題?うまく場所を回れば1日で20匹は掛けられそうです。

2007年06月03日

太田川上流   10:00〜14:00  15cm〜19cm       10匹

 6月1日解禁後初の釣行が鮎の顔を見ただけ程度しか掛からないのでは物足りない。意気込んで遠征してきたのだからといつもこの川に来たら泊めてもらってる旅館に電話を入れてみる。すると宿泊OKの返事がもらえた。あまりいい宿とは言えないが素泊まり1泊3500円はガソリン代より安い。当日電話を入れてもだいたい泊めてもらえるという便利さもありがたいので、ここ加計に来たときはよく利用させていただいている。
 ゆっくり布団で眠って朝8時に起床。朝ご飯を食べさせてもらってゆっくり宿を後にする。この日の狙いは国道橋の下の瀬だ。毎年ここは好調なスタートを切るところだ。ところが向かう途中の橋の上からのぞいてみると、そこは竿・竿・竿の乱立状態。まさかここがこんなに人が集まるとは・・・残念ながらこのポイントで竿を出すことはあきらめる。「はて・・どうしよう。。。」行動予定が立たないままとりあえず車を見入ヶ瀬運動公園に入れる。川を見ると運動公園の瀬とトロもすでに何人かの人が竿を出していた。しばらく眺めていたが竿は曲がらない。今回は再来週に開かれるシマノJCの下見もかねた釣行だ。大会の予選会場はおそらく下は昨日入った瀬の尻まで、上は国道橋の瀬の上までだろう。釣れなくてもその範囲内の調子を見ておきたい。というわけで釣れそうもないがこの見入ヶ瀬公園前のポイントにとりあえず入ることに決め、身支度をする。

 まず最初は右岸分流石畳の瀬から始める。いい流れができているので、手前からだんだん沖へ、そして下へ上へと丁寧に探る。けれど、反応は全然出ません。「こんなにいいところに一匹もいないのか・・・」上には抱え石まじりのチャラが続くので、上へ移動する。歩みはゆっくり、鮎を驚かせないように・・・・足元からそっと泳がせて石周りを行ったり来たり、おもしろいように思った通りに囮が泳いでいってくれる。けれど、野鮎の方は掛からない・・・。チャラを中心にかなり長い範囲を丁寧にゆっくりと攻めたのだが、結局ここでは鮎は一匹も掛かってこなかった。

 上のチャラは本流のトロへと続く。トロには数人の方が竿を出されていた。一番上にいる釣り人に挨拶をすると「掛からんな〜」僕と同じくまだ一匹目が掛からないということだった。その人に上へ入ることをことわって、今度は本流側大石ゴロゴロのトロを攻める。ここは遊び鮎が見える。上の方では跳ねる姿も見られた。


 足元からそっと囮を離して上へと上らせる。なんだか少し囮に反応が感じられる。「追う・・・かな?」反応のあったところでじっくり上げ下げするとクククンと軽いアタリが出た。「うひょ!」ところが喜びすぎて速く竿を立てすぎてしまった。クルンと回ったところで針はずれしてしまった。「しまった〜!」せっかくの初掛かりをばらしてしまった。ところが次の囮出しは足元を少し登ったところでギラリ!鮎が掛かった。今度は慎重にあしらって見事にキャッチ!野鮎に変わると囮の泳ぎが違う。ぐいぐい泳いで大きな石の向こう側へ回ったときにまたヒット!「掛かるんだ〜」新しい囮に変わるリズムがよくなった。真っ直ぐ上に登ってクン。石の周りを探ってクン。・・・と、ここでしまった根掛かりさせてしまった。掛かってたポイントに仕方なく足を踏み入れる。これで、掛からなくなってしまった。対岸へ渡って違う角度から囮を入れてみたがやっぱりだめだ。再び静寂の時間が流れる。この時、たまたま追いが止まる時間と重なったのか?下でやってた人たちも掛からなくなったのか、みなさん川を上がりだした。
 そこで、ずっと下の瀬までポイントが空いた。それで、下の荒い瀬までぐんと移動する。流れの速いところでは掛からないのだろうか・・・。囮を入れてみたが反応は悪い。竿抜けになりそうな角度から何度も射すとやっと一匹掛かった。新しい囮に変えても次は続いて掛かっては来ない。そこで、速い流れは見切り、瀬肩から上のトロへと移動しながら探る。なかなか掛からないがあちこちでぽっつりぽつりと掛かった。また元のトロまで帰ってきたところでこの日の釣りはやめとした。鮎がどんなところで掛かるのか。どういう釣り方が良く掛かるのかが一向につかめない釣りとなってしまった。


2007年06月02日

太田川上流        12:00〜17:30   14cm〜17cm          6匹

 本格解禁後の初釣行は太田川上流へ行きました。ここは以前は人口鮎放流で、解禁に合わせて鮎を放流していたので、解禁初期はぞくぞくと3桁釣果が出ていました。でも、冷水病対策と天然遡上鮎を増やす取り組みで海産系人口鮎に変えてからは放流時の鮎はまだ小さすぎてあまりかからなくなりました。でも、その後冷水病によって浮く鮎は少なくなり、そして、梅雨明け頃から良く掛かる・・・釣り期が長くなり、また太田川の天然遡上鮎もだんだん増えてきているそうです。
 ・・・・・ということで、今年も解禁直後でありながら、そんなに驚くような釣果は出てないようです。丸河釣具店で状況を聞き、年券と囮を購入します。それから漁協前で釣っておられる方の釣りを見物させてもらいます。・・・掛からない。。
30分間は見物してたのに上も下も誰の竿も曲がりません。名手丸河さんも竿出ししてたのに一匹の鮎もこの場所で上がりません。・・・これでは、、、と思い、一つ下流にある瀬の方に移動して竿を出すことにします。

 ところがこちらも、、、掛かりません。解禁2日目午後からということで、すでに釣りきられた後かもしれませんが、好い流れの中にある大石周りを止め泳がせで探っていっても全然音沙汰なしです。鮎は・・います。大石裏のたまりに群れている鮎が川の中を歩くとあわてて逃げるのが見えます。でも、、、掛かりません。そのたまりに囮を止めて群れ鮎掛けをねらってみるけどやっぱりダメです掛かりません。2時間後、囮の泳ぎが悪くなったので、流れのきついろところに入れて引きはじめます。すると大石の横にできたきつい流れ筋を引き上げたときにグググッ!やっときました。掛かり方はポイントに入ったと思ったら一発でした。やっぱり追う鮎がいれば、まだ釣り人にからかわれていないうぶな鮎です。「にやり」囮が変わってその後周囲の大石周りでポンポンと掛かりその後またピタリと掛かりが止まります。その後はずっとパッとしない釣りが続きます。ポイントを変え、じっくり鮎を探していきます。囮の元気が続くように引かないようにしながら、上泳がせ、引き泳がせ、止め泳がせにテンション泳がせといろいろとやってみます。探して探してやっとポン。囮が変わっても一緒です。どちらかというとオバセを効かせた上泳がせの方がよくかかったか、、、最後にこの瀬の一番下のトロを見ると鮎が遊んでいるのがよく見えました。このポイントに遠くから離れて泳がせていくとククン!「ここが一番掛かったかもしれないな。」と思いましたがもう日暮れになってました。この日は結局6匹で終了です。

2007年05月27日

三隈川 10:00〜14:00 16cm〜20cm 13匹

 前日、夜は町を挙げての花火大会を河畔に一人立って見物をし、そのまま街中にあるネット喫茶で泊まります。このパターンもだいぶ慣れてきました(笑)。初釣りで疲れた全身の筋肉疲れはリクライニングマッサージ機でしっかりほぐし・・・いつの間にかそのままぐっすりと眠りについていました。目覚めると体は軽い♪ゆっくり店を出て川へ行っても川はすぐ近くなので早い時間に竿が出せます。
 大倉釣具店で再度入川券を購入し、今度は合流点の玖珠川側へ向かいます。
 川には誰もいないので「しめた!」です。ところが駐車点に行くと車が止まってました。「あれ?見落としたかな?ひょっとして今から入られるのかな?それとも今やめたところ?。」と思いながら身支度を終えますとその方はちょうど川へ降りられたところでした。入川点も僕が思ってたところと全く同じ。でも、この日は昼までの短い時間しかないし、せっかく遠くから来たのだから・・・とちょっとあつかましいけれど同じところに入ります。「じゃまにならないようにやりますから・・・」と挨拶を交わし、対岸のその方の下に立つ。

 しかし、そこは瀬肩ぎりぎり、立ち位置から一歩も動けない。身を潜めて囮を足元から泳がせ出す。操作はばっちり!思った通りのコースを沖へと泳ぎ出て、そのままゆっくりと上へと上っていきます。ポイント的にはもちろん先客のむかいがわの人の方がベストな位置。なかなか掛かってはくれません。けれど、むかいがわの先客も掛かりません。そのうちその方は次第に上へと移動していきます。そう、よりよいポイントは入川点よりも上にあるのです。
 そして僕はこの時を待っていたのです。ようやくエリアが広がりました。一歩二歩と前に出て攻めの姿勢を取ります。竿が届くようになった大石周りをなめるように泳がせるとクンクンと掛かりました。「しめしめ。」鮎の型は昨日の三隈川より一回り小さい。なので抜くのも楽ちんです。これで囮が変わりました。掛かったばかりの野鮎は元気です。ほったらかしてても沖へ出ていき、上へ上り出します。ツツツン!と続けて掛かります。と言っても入れ掛かりではありません。泳がせながら探っていくとどこかの石周りで掛かるという感じです。でも、そんなに掛かりが遠いわけでもないので、楽しい釣りです。
 目の前のポイントを一通り探ったらアタリが止まりました。少しだけ沖へ出て対岸際の方へ囮の位置を変えます。でも、そんなに大きく足場は変えられません。対岸の先客は上へ上がったとはいっても僕の入るすぐ上の棚を攻めていらっしゃるのです。その方の最初にいた位置やその方のすぐ下手に入るのはいくらなんでもあつかましい。
 気を遣いながらやっていると根掛かりしてしまいました。万事休す。根掛かりをはずしに川へ入ります。はずれないはずです。底に沈んでいた木の枝に針が絡まっていました。針を解いて囮は回収しましたが、これでポイントはつぶしてしまいました。
 下手に続く急瀬の石の周りを探ってみますが反応はありません。どうやら鮎はまだ流れが弱いところにとどまっているようです。丁寧に流れの筋を探ってみましたが一つもアタリはありません。でも、攻める場所はそこしかないので、丹念に探り続けます。

 そうしているうちに、対岸の先客さんは上のポイントを一通り全部探り終えたようです。今度はまた下へ下り、僕が攻めていた棚を対岸から攻められています。それを見てぐ〜〜んと上へ移動します。ここは瀬肩から上は深いどん淵になっていて、友釣りでは攻められません。一番上の瀬肩に立って速い流れに囮を沈めます。するとかけ上がりの大石の裏で一匹きました。さらに対岸の岸際で一匹。先客さんは思うように掛からなかったのでしょうか、竿をたたんで車の方へ上がってしまわれました。

 そこで対岸へ渡り、先客さんの通った後を探ります。けれど、結局鮎が掛かるのは、最初に攻めた棚だけのようでした。そこをじっくり泳がせてぽつりぽつりと追加して、、、気が付けばもう帰路に向かわなければいけない時間になってしまっていました。その棚もだいたい探り尽くしたので、納竿としました。

 初釣りは爆釣とは行きませんでしたが、鮎の顔が見られ、退屈しない程度に掛かってくれたのでよかったよかったです。半年前に置いてきた勘がだいぶ戻ってきました。

2007年05月26日

三隈川 16:00〜18:30 18cm〜21cm           

 九州三隈川の解禁、「ああ、花火大会は27日になってるから今年は27日なんだな。」と・・・。実は解禁は一週間前の20日で川開き祭りが今年は1週間延びて27日だったのです。先週それを新聞で見て愕然となったのですが、あきらめきれなくて行ってきた。
 いつものように大倉釣具店に寄り、入漁券と囮を買う。状況などご主人に聞きながらトイレを貸してもらい、ロングドライブの休憩を取る。大倉釣具店はゆったりソファーとホットコーヒーで釣り人を迎えてくれます。さて、それではそろそろ・・・とお店を出ようとしたときにおかみさんが帰ってきて、
「あら、1年ぶりですね。今年はJCはないから今日はG杯の下見ですか?」と声を掛けて頂いた。「いえいえ、G杯は平日開催なので出場できないんですよ。」
ということでお店を後にした。


 向かったポイントはいつものように玖珠川・大山川の合流点に行く。先客は本流側にお一人、大山川側にお二人の人影が見えた。

 土手に車を止めて準備をすます。あれれれ!しっかり用意は調えたはずなのにベルトがない。。やっぱり7ヶ月ぶりの釣り、手抜かりがあるものだ。仕方がないのでズボンからベルトを引き抜く。腰に巻いてみたら何とかやれそうなので「よし!」と川へ降りる。

 入川点正面の大石が頭を出しているところで竿をのばす。石裏で止め泳ガセをして待っているとグビビビビ!ありゃ?もう掛かったの?」竿を立てるとグイーんと引っ張る。この川の独特の引き方だ。掛かってから重戦車のように底を走る。浮かせて「よいしょ」っと引き抜いてタモに入れた鮎は大きい!20cm級だ。同じ石の周り、沖側・頭・裏・手前と囮の位置を変えてやるとぽつぽつと掛かってくる。そのたんびに引き抜きが重たい。抜く鮎はどれもみな20cm級なのだ。この時期(5月末)にこんな好い型の鮎が掛かるなんて・・・けれど、どの鮎も1円玉大の古傷跡がついている。どうやら冷水病に一度かかった鮎ばかりみたいだ。なるほど掛かりはそんなには早くなくアタリも小さい。
 広いポイントなのだが不思議に掛かるところは狭く最初に攻めた大石周辺だけだ。上へ下へと移動してやっては見たが、その一カ所を離れると全然掛からない。ぐるっと回っては最初のところで1匹。またぐるっと回って元に戻って1匹という感じで追加する。このリズムだと2時間はあっという間です。夕刻が迫り、花火見物の方々が堤防に集まりだしたので竿をたたんだ。この調子だと今季も三隈川は好調に推移するだろう。




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