2022年 釣行記

2022年10月31日

佐波川 10:00 〜 17:00
 さあついに引っ張って10月最終日まで来てしまった。今日こそは泣いても笑ってもこれが最後。完全納竿釣行だ。休みの日の佐波川釣行はもうパターンになっている。朝起きて、支度をして、車でいつものコースを行き、いつもの場所に車を停める。着替え、準備をして、川へ入る、いつものように…。このパターンもこれが最後と思えば、とっても寂しい。
 朝一はトロ尻の緩瀬の瀬肩から始める。ゆっくり瀬脇から始めると岸際2m、水深10cmのところでいきありHIT!最後にして一発掛かり!型もよく、一番から元気な野鮎囮を確保。
「おおおっ?!こりゃ幸先いい♪今日はよく掛かるかぁ?」
ところが朝一一発出し掛かり…その後沈黙は友釣りではよくあること。この後は全く掛からず緩瀬をだんだん下がって、ノーヒットで瀬尻まで下がりきってしまった。そのまま本瀬の肩まで下がる。するとここしばらくこの浅瀬肩では見られなかったチビ鮎がちらほらと見える。「しばらく釣り人が入ってないから鮎が戻ってきたのだろうか…。
 この様子だと水温が上がる昼過ぎから掛かるかもしれない。」と期待を持って、川を上がって昼ご飯。
「今日が最後の一日、たくさん掛けようという気は無い。ゆっくりとこの友釣りの時間を楽しみたい。」
という気持ちなのでお昼タイムもゆったりと。よく晴れた一日だけど、涼しく、風が吹けば肌寒い秋の日。温かいカップラーメンがありがたい。味わいながら食べて、食後のコーヒーも飲んでと河原での時間をしっかり楽しんだ。
 さて、後半の開始。午前中に期待が膨らんだ瀬肩の浅瀬にそっと忍び入ると思った通りチビ鮎が入ってきていた。岸際に静かに立って足下から囮を泳がせて出していくと芯に出る前に掛かった。型は小さいがちゃんと黄星の入った追い鮎だ。気持ちのよい追い掛かりをこの最後の釣行で味わうことができ、とてもうれしい♪そのまま浅瀬の緩流帯を中心にぽつぽつと追い鮎を掛け、8匹の元気鮎を追加。さすがにこの時期、そんなに追い鮎の魚影が濃いわけではない。アタリが止まるにつれ、川の中央に歩み出て行ったのが経過心をもたらせたのかもしれないが追いは止まった。秋の日は短い。3時を過ぎればもう日は傾いて夕暮れが迫ってくる。



「そろそろ終わりだな。。」
そのままゆっくりと上へと少しずつ釣り上がっていく。すると橋下の緩瀬瀬尻のトロ脇で群れ鮎がはねているのが見えた。
「もしかして、ここに鮎がたまってる?。」
対岸の岸際に囮を向かわせると一気にギューン!良型の手応え。突っ走るのをためてやりとりし、寄せてタモに入れたのは今日最長寸23cmのでっぷり腹の太ったメス。



よく暴れたのでこのピンポイントはこの一匹だけで終わった。そのまま上へ引き上げていくと橋桁後方にできた緩流帯でくくくっと掛かった。
「おおお、こんなところにもいるのか。」
ここでは同じように止め泳がせで5匹連続で掛かってきた。そしてちょっと追いが遠くなったところで陽が山の端に隠れたところで竿をたたんだ。納竿、今年最後の友釣りは意外に掛かってくれて、しっかりと納竿の一日を味わうことができた。寂しく、残念ではあるけれど、これで来シーズンまで友釣りとはさよならだ。
「ありがとう。」
感謝の気持ちを持って佐波川を後にした。



13cm〜23cm  18匹

2022年10月29日

佐波川 10:00 〜 17:00

 先週で納竿・竿を置いたつもりだったのですが…終盤の10月になって、佐波川へ通って竿を出すのがあまりに優しい時間だったので、週末になると竿を車に積んで佐波川へ向かう習慣が身についてしまい、抜けられません。「釣れなくてもいい。川に立って竿を伸ばす時間が持てればいい。。」そういう気持ちで自然と佐波川へ向かっていました。
 川へ着くとお天気は穏やかな秋晴れ。少し冷たい寂しい秋風が川面を時々走ります。見るからに鮎は少なく、上流のトロ溜まりに小さい群れ鮎が時々あちこちではねてるだけ、もう素掛けの人の姿も見られません。川の中に立つのは自分一人だけ。「掛けるぞ!」という闘志は湧かない。ただ、この時間を味わえることがいとおしい。。。竿を置く秋は感傷の季節です。ありがたいことに水温が低くて囮が弱まりません。だから掛からなくても泳がせ続けられるのです。午前中に掛かったのは瀬肩の上のへちのたまりでゆっくりと囮を休ませていたときに絡んで掛かった13cmのチビ鮎1匹だけ。釣果ではなく、ただ時間を楽しむのですから早めの昼食タイム。
 もう肌寒さを感じるので熱々のカップラーメンがありがたい。上流の河原広場にはたくさんのテントが張られています。大流行と聞いたデイキャンプはここ佐波川でも大賑わいです。そんな楽しむ人々の姿を眺めながら「あぁ…やっぱり友釣りっていいなぁ。」と感慨にふけります。ゆっくりと川辺で友釣りの時間を楽しむ。そんな釣りもいいじゃないですか。
 さて、午後になって日差しが差し、温かさを感じます。すると少しは鮎も活性が上がったのか、緩流瀬尻の波立ちに囮を置くと掛かってきました。ここで連続5連チャン。ほんと掛かるのはピンポイントで短時間。何かをきっかけにスイッチが入るのでしょうね。新しい囮が手に入ったので少し積極的に流れのある中にも踏み込んで果敢に攻めてみましたが…全部空振り。やっぱり流れの中には出てくる元気鮎はもういません。
 その後夕方までゼロ釣果。「まぁ、それでも今日一日いい時間を過ごした。」と少し早めの竿じまい。もう秋も深まって、夕暮れも早い。4時には日は西に傾き、寂しい風が川面を走ります。入川口まで歩いてのぼっていく途中ふとトロの中を見ると川岸際に黄色に光る石の並びを発見。岸からほんの3mほどのところ、水深10cmぐらいしかないところです。「まさか鮎がついてるということはないだろうなぁ。。。」と少し離れて座り込んでそっと囮を泳がせて入れると…ビューンと一発で目印が飛びました。「おおおっ!おったんかい。」で早速掛かった鮎に鼻環を通して同じところに泳がせるとまたあた即掛かり。ビュンビュンビュンで4連チャン☆けれど、座布団一枚ほどの狭いポイント。連続掛かりで抜ききったのかぱったりと止まったので終了としました。「いい囮が入ったので、明日もやれるね♪」

13cm〜16cm 10匹

2022年10月23日

佐波川 10:00 〜 17:00

 さて、今度こそ納竿。今年最後の川入りだと寂しさを感じつつ入川。今日は
「色の黒いのは掛けない。」
と決めて瀬肩上の波立ちの無いとこばかりを攻める…けど、チビ鮎すら群れになって走り回るだけで石についておらず全然掛かりません。瀬の中を引き釣り泳がせしながらあちこちポイントを動かしていると偶然のスレ掛かりで掛かる。



「天気のいい一日、囮を付けて竿が出せるだけで幸せよ♪」
と気持ちよく納竿の日を終えました。最後の釣果は5匹。
 瀬尻の瀬付き場は瀬付き鮎を狙う白サギが並んで花道ができてました。(^^;

    

13cm〜22cm 5匹

2022年10月22日

佐波川 10:00 〜 17:00 

 先週の好感触☆その後、今週も好天続き。昼間の気温も暑いくらいに上がってたので、この土日も状況は変わらないだろうとワクワク気分で再度佐波川は本橋へ。
 しかし、瀬に降りてみると、あれだけ岸際やチャラを歩くと逃げ惑ってたチビ天然の姿がありません…当然のように鮎は掛かりません。。。
「午後になったら出てくるのかな。」
なんとか掛けようと瀬を右往左往したけれど、掛かったのは黒さびの腹ぺちゃオス2匹だけ。

    

昼からに期待して取りあえず囮を確保と例の瀬尻の瀬付き場に囮を入れるとやっぱり即掛かり。けれど、掛かるのはチビのさび付き腹ぺちゃばかり。
「こりゃ…終わりだ。。」
1週間でこんなに変わるのか!型の良い鮎は落ちてしまってもまだ育ちの遅い天然が残ってて期待がある。けれども、チビ天然が落ちたならもう残り鮎はいない。「もう止めなさい。と引導を渡された気分。
 午後になっても鮎は出てきません。もう流れの中には入ってこないと悟りました。瀬の中は丹念に探ると掛かるには掛かるけど、やっぱりチビのサビ入り腹ペチャばかり。数は21匹掛かったけれど色の白いのはたったの4匹だけでした。

    

13cm〜21cm 21匹

2022年10月16日

佐波川 9:30 〜 17:00
 さすがにもう竿納めだよねと踏ん切りをつけに今日は金波元堤へ。
 広いポイントに釣り人は誰もいません。昨日確保した元気のいい囮を持って、突入したが、誰もいない釣り場は鮎もいない。石が泥をかぶって鮎も見えない。
「これって鮎おらんやろう…。」
朝の10時から1時までやって全くの反応なし。鮎も見えない。時間だけが過ぎていき、結局昼までボウズ。覚悟してたとは言え、あまりに手応えのなさに昼食後2時から本橋へ移動します。昨日やってない橋上の浅瀬のポイントに入って囮を引きます。反応はあるけどなんか掛からない。そこで囮の動きを制御して、デリケートにじくじく囮を引いて電波を察知したらそこで1分止めというスローな釣りで攻めてみると。止めて待ってるうちにコーンと掛かる。

    

こっちも派手に動かず、じっと石になって鮎を散らさなければ、同じやり方で次々に掛かる。これが結構おもしろくて竿3本分の浅瀬を端から端まで掃除して、終わってみればなんと3時間で20匹!
 これじゃあまだ止められません。

    

12cm〜21cm 20匹

2022年10月15日

佐波川  9:30〜17:00
 先週の日曜日、ほとんど全部真っ黒で魚体ザラザラのオスばかりが掛かって、
「やっぱりこれでおしまいだな…」
と思ったのだけれど、天気予報を見ると好天が1週間続く予報。
「1週間照り込んで、水も安定したら掛かるのでは?」
とあきらめ悪い期待持ちの考え。
「今日掛からなければ本当にやめよう」
と心に決めて再度佐波川釣行。
 けれどやっぱり掛からない。瀬肩上のトロ場から始め、徐々に瀬へと下っていく。しかし、瀬の最下段は昨日せづり鮎のたまり場と知ったのでそこまでは下がりたくはない。
「そこに行き着くまでになんとか囮が変わらないか…」
と丹念に探っていったが残念一つも掛からない。ついに最下段まで下がってしまって、試しにせづり鮎のたまり場に囮を入れてみるとグルグルグルン!とやっぱり真っ黒な雄が掛かってきた。
「やれやれ、やっぱりね。」
とここはすぐに避けて、瀬尻下まで下がった。が…群れ鮎は見えるのだがやっぱり掛からない。結局掛からずじまいで午前の部終了。
 ゆっくりとカップラーメンの昼食をとった後。掛からず、気合いの入らない後半。気温・水温が上がったから少しは状況が変わるかと、もう一度朝の最初の場所から始める。けれど、やっぱり掛からない。午後から下手の瀬にはお二人の素掛けの人が入られた。なので瀬に下ることはできない。瀬の上段の浅チャラに立って脇を見るとチビ鮎がはんでいる。
「ん?こいつって掛かる?」
脇に静かに立って、そうっと囮を泳がせて行くとキュルンっと掛かった。

    

「おおっつ!」
小さいながらも追いがいい。すぐに囮を変えて泳がせると掛かる。水温が上がって鮎が出てきたようだ。この後同じ浅場の棚で掛かり続け、非常にデリケートな釣りだったが夕方までポツポツは続いてビックリ21匹に。
「20も掛かるのだったらまだ止められんやろう。」

    

12cm〜23cm 21匹

2022年10月09日

佐波川 10:00 〜 17:00 
 昨日でいったん終わりと 思っていたのだが、天気予報が変わった。せっかくの3連休、囮もあるとなったら掛からなくてもいいからゆっくり友釣りタイムを楽しもう♪ということで出発。ゆっくりと佐波川へ。
 行き場所は本橋。「型が小さくても掛かって遊んでくれればよい。」と背肩から始めるけれど全然反応はない。
「あれ?ここってもう終わったのか?それとも昨日抜かれてすっからかん?」
ほかに釣り人もいないのでそのまま瀬に降りて広く探り回るけど、やっと二つほど掛かっただけでお昼休憩。
 昼からは元気囮が手に入ったので瀬の上のトロをやってみるがここも空振り。よっぽどの腕達者が釣りきった後かも…。囮も弱るので再び瀬に下ってなんとか囮をつなぎつつ下へ下へと下っていく。もう瀬尻ぎりぎりと言うところでビンビン水中糸に鮎反応が出るピンポイントに遭遇。
「こ…これは!」
と囮を止めて泳がせ、待っているとギュルギュルギュルン。どうやら瀬づり鮎の群れがたまっているようだ。掛かってくるのは真っ黒な雄ばかり。がものすごい勢いで絡んでくる・見事な入れ掛かりで10連発。いつもは黒い鮎が掛かるところは避けるのだが、このところの貧果続きで掛かりに飢えていたのでちょっと続けてやらせてもらった。けれど、小さなピンポイント、アタリが遠のいたらコツンともしなくなった。そのポイントのそばのチャラで産卵待ちしている良型の雌をかけて、その後囮をを引き上げながら瀬をつり上がって夕方は早めに本日は終了とする。
 サビ鮎は食べてもおいしくないので、選って放流したら、手元に残ったのは全釣果16匹中4匹だけだった。。(^^;

    

16cm〜25cm 16匹

2022年10月08日

阿武川 10:00〜17:00

 先週、GOODな反応だったので、翔さんを誘って再び阿武川は下流部阿武川河川公園IN。もしかしたらいい感じで今季の竿納めができるかもしれない 。
  しかし、少し気がかりなことが…水曜日に冷たい雨が降ったことで、水位が少し上がった事だ。この終盤の時期、冷たい雨の増水は鮎を下げてしまってないだろうか…。
 で、やっぱり心配は当たった。たったの一週間しか経ってないにもかかわらず、鮎の魚影が極端に薄くなっている。あちこちにある流れのたるみに群れていたチビ鮎たちが全然跳ねない。一番ポイントの瀬肩で翔さんがデカ盤一発掛かりで親子どんぶりという衝撃はあったけれど、それ一発だけ。その他は広く2人で歩き回り、探り回ったがポッツンポッツンと拾えただけだった。まぁ、それでもこの時期にゆっくりと広いポイントで囮を泳がせ続けることができ、気持ちの良い釣行ではあった。
 来シーズンには是非もう少し早い時期に釣行に訪れてみたいものだ。

16cm〜20cm 4匹

2022年10月02日

阿武川 11:00〜17:00

 本日もいいお天気。連日釣行に出発。だが、昨日の調子から佐波川に向かうのはあまり気が進まない。ふと、
「日本海側の遡上がいいのなら阿武川もいいのでは?」
と思い付き、急遽行き先を変更。阿武川へ行ってみることにした。
 まずは下流部、明木川合流点にかかる橋から川見。すると瀬の中できらりきらりと反転する鮎が見えた。
「これはいける!」
期待を膨らませながら川上地区まで登って入漁券を購入。お店のおばさんと話し、状況を聞くと
「今年は大きいのがよくかかったよ。もう友釣りは終わったけどね。」
ということ。確かにここに来るまで素掛けをする釣り人は数人いたが、友釣りをする釣り人は一人もみなかった。
「まぁ、遊んでみます。」
とまずは近くの佐々波発電所放水口近くのポイントに入ってみた。
 するとしばらく友釣りは竿抜けだったからだろう、鮎がいたら一発掛かり。

    

しかし、すでに魚影は薄く、掛かる鮎は少ない。かなり広範囲を探り回したが掛かったのは昼までに4匹。けれど、25cm越の良型混じり。
 昼食をとって場所を本命狙いの明木川合流点に移動。下流部だから鮎の数も多いかと期待したが、チビ鮎の群れはあちこちに見えたが石に着く鮎は少なかった。しかし、ここの型が大きい。瀬尻の大石並びのトロでは27cmも出た。



「ここはもう少し楽しめそうだな♪」
もう少し早くここで釣ることを思いついていたらステキな思いをすることができていただろうにと少し残念だが、来週もう一度、今度は探索では無くじっくり腰を据えて楽しもうと思いながら帰路についた。

    

13cm〜27cm 10匹

2022年10月01日

佐波川 10:00〜17:00

 度重なる豪雨、増水もやっとのこと水が落ち着いてきた。そんな週末なのに津は週末前に禁漁期間に入った。残念無念で終盤の余韻の釣りはいつものように佐波川へ。しかし今年の佐波川は、人気一番、メインポイントの金波周辺が絶不調、鮎が薄い。それでもやっぱり定番と老人ホーム前に入る。
 まずは本橋の瀬で素掛けをして囮の確保。これがラッキー☆30分と掛からず2匹の囮を確保できた。
 早速場所替え、老人ホーム前へ。ポイントを見ると上の方が空いている。そこで上のトロから入って徐々に下がり、下手の瀬へとプランを立てる。が…岸際の浅チャラにチビ天然が全く見えない。ここも先日の増水で鮎が飛ばされてしまったのだろうか。そしてトロ場は石を見ると土がかぶっていて全然磨かれてないし、ハミ跡も無い。川を歩いても鮎も見えない気配もない。しばらくやっても群れ鮎も跳ねない、ポイントに囮を入れても全くの反応なし。
「トロ場はダメだ。」
と瀬肩に下る。けれどもそこも同じ。流芯まで歩み出たけれど、流れの中の石すら曇っている。手前から対岸まで、全面を探ってみたけれど全く掛かる気がしない。先行者の様子を見てても全く掛かってるようではない。
「ダメだこりゃ…。」
昼食で一旦川を上がったが、それを機に場所替えに踏み切った。
 行き先は本橋。
「素掛けですぐに掛かるくらいだから友釣りでも掛かるだろう。」
早速瀬肩から始めるとすぐに掛かった。しかし、竿を立てると同時にポン。掛かり鮎が飛んできた。小さい、13cm級。



「これじゃあ囮にならない。」
と囮交換せずに続行。増水の引き水で鮎の活性が高いのか追いは非常に活発。しかしながらやっぱり型が小さい。それでも残り時間も少ないので、ここでやり続け。2時間で10匹掛かったが小さいのを放流したらキープはたったの3匹。
「これは明日の囮だな。」

    

12cm〜21cm 10匹

2022年09月28日

高津川 11:00〜17:00 

 台風14号の豪雨によって大増水した水がやっと引きかけたのに…また増水する雨。「なんてこったい。」
無理とは思うけど、今年最後の津INの機会。強行釣行した。日原について川を見ると本流はゴウゴウの流れ。とてもじゃないけど無理。囮購入で横田の本所まで下り、そのまま匹見筋へ。今年はたった2回しか匹見には回ってない。匹見もかなり水が高く、下流域は無理…一応豊川発電所下に回ってみると瀬肩付近のワンドにはあまり流れが入ってきてないので釣りは可能。ちょっとここで竿を出してみることにした。びっくりしたことに、このワンドにはチビ天然がいっぱい群れてる。
「匹見はこんなに天然が入っていたのか!」
それとも本流増水で下流に飛ばされた天然が再遡上するのに、水位の低い匹見へと回ってきたのかもしれないが、本流筋の数倍の鮎の濃さが感じられた。しかし、この終盤増水で、流勢の強い本筋には鮎は出てきてない。ワンドを渡って本来チャラ瀬の肩を中心に探ったけれど、全く反応はない。鮎も見えない。それでも他に竿が出せるところも少ないと考えて、その瀬を中心に上から下まで探り回った。けれど、やっぱり反応はゼロ。本筋をあきらめて、もう一度ワンドへ戻ってチビ天然を狙ってみるが、鮎たちは落ち着いてなく、石に着かず、群れで走り回るだけ。全然追わない掛からない。昼飯で川を上がったのをきっかけに場所替えとした。
 澄川の減水区まで上がってみたが、ここでも流れは走っており、とても掛かりそうも無い。それでも川へ降り掛けたのではあるが、無理しても囮が参るだけと判断して、再度場所移動。上へ上へと上がる。
 ついに匹見街中にたどりつく。この街中でも水は高め。流れは走っており、釣り人は誰もいない。少しでも水が低いところをと紙祖川へ回ってみると、こちらは釣り人だらけで竿が乱立。入るところが無いのであきらめて街中の桜の木の下へ。けれども鮎が見えない魚影が薄い。
「匹見の鮎はもう下ってしまったのか?」
鮎が数付く段々瀬の肩付近を探ってみたが反応なし、鮎の姿もなし。長く瀬を引いていると囮が参るので上の深トロと対岸際の緩瀬…でも今日はそこも流れが走っている。そして全く反応なしの鮎の陰もなし。
「あ〜あ、最終日はボウズで締めくくりかぁ。。。」
少し時間は早いけど、探れるところは一通り全部探ったし、鮎が掛かる気配もないのであきらめての早じまい…と入川点の合流部へ…そこで最後に合流点のぶっつけ白泡立ちの大石裏に無理矢理囮を引き入れた。すると瞬時にグリグリグリ!
「ええっ?掛かった??」
流れに乗せてトロまで下げて引き抜いてドン。20cm級のいい鮎だ。

    

「こんなきついところにいるんだ?」
すぐに囮を交換して今度は本流筋の瀬落ちに泳がせて登らせるとこれまたぐぐんと即掛かりの2連発。これは続くか?と思ったけれど、そこまでうまくはいきません。その後は同じようなポイントに元気囮を入れてみたけど掛かることはありませんでした。時間もいい時間になったのでこれで納竿。今季の津も納竿しました。

2022年09月25日

高津川  10:30〜17:00

 19日の台風14号の影響によって高津水系には集中豪雨に襲われた。水位は一時3mを越える増水。一時はところどころ川の水は堤防を越えてあふれるほどだった。9月後半、鮎が下る時期にこれだけの増水が出たならたくさんの鮎は下へと飛ばされてしまっただろう…。高津川は資源保護のため10月1日で禁漁。もう釣りができる期間も短い。これで終わりというのもとても寂しすぎるので、掛からなくてもいい。もう少しこの夏を楽しんだ津で竿を出したい。
 翔さんと二人、無理と思いながらも突撃してみた。まだ水が引ききっていない津本流。少しでも釣りになるのは上流部とまずは健康の里前へ。こは半分は石がひっくり返って白かったが、岸寄りの緩流帯に残り垢はあった。けれども川はまだ落ち着いていないし鮎も戻っていない。全く鮎のいる気配が無い。それでもどこかに一つでもいるのではないかと二人で探り回ったが…全くの反応なし。予想していたとは言え、実際に全く反応のない川で竿を出し続けるのは辛い。
 夕方、ラストチャンスをと場所移動を試みた。もっと上へ…。行き先はライスセンター。ここは石がひっくり返っていない。あちこちに群れ鮎が跳ねている。しかし…鮎は石について無くてやっぱり掛かりはしなかった。二人して丸ボウズこのまま今季は終わってしまうのだろうか…。

2022年09月17日

錦川 10:00〜17:30 
 いよいよ終盤に入った。3連休の初日、どうやら明日には大型台風の接近の影響が出てきそうという土曜日。今季が終わるまでに尺鮎挑戦!チャレンジに今年大不調と言われる錦川は南桑へ翔さんと突入してみた。
 と言っても今回は今年は高津川が好調だったので、これまでずっと津一本でやってきたので、津とは違う川へ行って楽しもうという旅行気分の釣行なので、場所こそ近い錦川だが、気分もゆったり、せかせかしていない。
 翔さんとは六日市で待ち合わせ。途中入漁券を買って10時に南桑入り。広いポイントで釣り人の姿はぐっと上流に1人と駐車帯付近にお一人。目の前の先客さんはよく見ていると一箇所のポイントでじっくり静かに泳がせていらっしゃる。なので少し離れれば、先客さんの邪魔にならずに十分やれるので、先客さんに声を掛け、駐車帯の近くで入釣することにした。
 1日長く楽しく釣るためにはまずは野鮎への囮替えと、下手にある瀬の頭に立つ。が、あれれ…最初に手にした囮はなんと目にキズ。
「こりゃ、いかんやろう…。」
で、控えと交換。ところがこの次鋒もまた目にキズ入り。
「なんと!」
こんな負の偶然はあることではない。仕方がないので2匹ともタモに出し、元気のある方をハナカンに通し、
「掛かってくれよ〜。」
と祈る気持ちで瀬に出していく。するとラッキーなことに1発掛かり♪
「うっほ!やったね☆」
が、喜んだのもつかの間、結構いい型で引き回されたあげくにポーンと針ハズレしてバレてしまった。
「あちゃ〜…」
これで、頼みの囮はグロッキー。仕方なく、よわよわ片目の囮に出てもらったけど、初っぱなから流れに負けて下って浮いてしまった。だましだましで緩い流れの中に沈めてみるけど、その後は全然掛かってこない。しばらくやっては舟の中で休ませたもう一匹に交換しながら、流れのゆるめのところで探り続けたが、全くのノーヒット。ついに囮交換出来ずじまいで昼ご飯となった。
 午後、場所替えという選択肢もあったが、なんせ今日は旅行気分。それに二人ともここ南桑の雰囲気が好きなのだ。釣れなくても気持ちいい釣りを選択。南桑で続けることにした。
 とは言え朝から使っている片目キズの囮は、2匹ともグロッキー。翔さんにお願いして、一つ囮を貸してもらうことにした。なんとか囮を確保しないとと思い、ひとつ上の瀬に移動してみた。ところが100mほどしか離れていないこの瀬付近は、石が土を被ってしまっている。鮎の気配が無い。一応囮を通してみたけれど、やっぱりまるで反応がない。端から端まで囮を通したけれど、これじゃあ囮が弱る一方とその瀬をあきらめ元のポイントへと、ゆっくり探りながら移動していくと…瀬尻の深瀬に水当たりのいい岩が沈んでいるところを発見!
「ここには鮎がいる。」
とピンときたのです。なかなか流れに乗ってその岩沈みに囮が泳いでいかないのを、なんとか操作して岩頭に登ったところで一発ヒュンっと囮が2mも吹っ飛びました。
「キター!」
って竿を立てると一瞬で軽くなった。
「あれ??」
っと囮を手元に引き寄せてみると1.2号のハリスが飛ばされてました。
「げげー!なんて力だよ。。」
相当な大物だったようだけど、対峙する前に蹴飛ばされてしまった。すぐに針を付け替えて同じ辺りに囮を運ぶと、これまたそんなに時間が掛からずHIT!これはそんなに大きくは無い。やりとりしてこちらが主導を握ったときに抜く…が、げげ、これが抜きバレ。。。型は23cmぐらいだったが…2連続バラシ(^^;さすがに囮も弱ってしまって、泳ぎも鈍くなった。そこで、そっと足場を変えて引き態勢で囮を入れる。さすがに今度はなかなか掛からなかったが、少しオバセを入れて囮が上に登ったときに手元にコン!その後、囮の泳ぎが変だったので、竿を立ててテンションを掛けるとグイーン☆
「ウオッ!掛かってる!」
掛かり鮎は上に上がり、そして反転一気に下に。その前に2匹連続でバラしているので、自然とやりとりは弱気で慎重になってしまいます。
「これは絶対バラさんぞ!絶対とってやる。」
掛かり鮎に引かれ2歩3歩と下がって、頭上には南桑駅に掛かる橋が気になる。そこでやりとりしながらさらに下がり、橋をくぐり、気にならなくなるところまで掛かり鮎を遊動する手段を執る。なんとかうまく遊動できたので、寄せに掛かるが、掛かり鮎が浮かない。ようよう手元まで寄せて、やっとタモですくい取った。これは26cmあった。



しかし、そのHITポイントはそれが最後。その後は反応はなくなった。大鮎とのやりとりの際、囮は空中ぶらぶら状態だったので、グロッキー。26cmを囮に使うわけにもいかず、その後は弱った囮をだましだましで釣りを続行したが、結局夕方までノー反応だった。午前中ポツポツと掛けていた翔さんも午後は調子が上がらずノーHT。26cmは貸してもらった囮の代わりに翔さんへ返却した。鮎の反応は少なかったが、風もなくのんびりとした旅釣り気分を味わえたステキな釣行であった。

    

26cm 1匹

2022年09月14日

高津川  11:00〜17:30

 平日釣行。3日前にビックリの大型バンバンだったので、この日は期待十分でもちろん日曜日と同じ健康の里前へ直行。
 ところがビックリ、すでに先行者が二人。なぜ?自分が知らなかっただけで、ここはもう、みんなすでに知ってた良ポイントだったのだろうか。けれど、その先行者さんたちはすぐに川を上がって行かれた。どうやら鮎の反応が、全然思わしくなかったようだ。これもビックリ、
「3日前はあれだけ反応がよかったのに…どうしたんだ?すでにしっかり抜かれた後なのか?それとも水引に合わせて全部下っていったのか?」
しかし、考えてみたら日曜日も追いが本格化したのは後半、昼過ぎからだった。今日もこれからがよくなるのかも知れない。そう思って先客さんと交代して入釣。
 前回の釣行で追いのあるポイントはよくわかっている。けれど、本当に反応がない。いったいどうなってるの?という感じで前半はゼロ釣果。それでもやっぱり3日前のあの手応えは忘れられない。
「あれだけ掛かったんだ、どっか掛かるところがあるはずだ。」
後半戦もここで粘ることにした。
 昼食後の後半戦、午後からの活性化を期待してまずは朝と同じルートで一回り。やっぱり少しは活性が上がってるようでなんとか囮交換ができた。

    

でも、元気のよい囮に変わっても掛かる数が増えるわけでは無かった。広くポイントを探りまくって歩きまくってやっと一匹、一匹。掛かり鮎の型も小さい。沖の岸際でなんとか一つビックサイズが来たが25cm止まりだった。

残念。。なかなか期待通りにはいかないものだ。

    

18cm〜25cm  5匹

2022年09月11日

高津川 11:00〜16:00 

 さて、チビ天然の数釣りがしばらく期待薄と言うことになると、チャレンジすべきは上の落ち前の大型狙い。と思っても、まずは増水後の引き水が好調な柿の木消防署前が空いてるなら楽に数狙いができるので、ここが一番希望と峠越えの直通で行ってみたが…思うことはみんな一緒?なんと上のトロにはすでに釣り人が5人!先日の、名人の数釣り釣果がちまたに広がったのか?広いポイントなのでそれでも入る隙間はあるのだが、今シーズンここも探り動かないと釣果にならないことはわかっているのでここに入るのはあきらめてスルー。それではやはり大型狙い。この時期の候補地は大野原に3箇所。
「さて、どこを選ぶか…」
そんなことを考えながら健康の里で囮を購入。店の前のおトイレで小便を済ませているとふと眼前の場所が目に入った。
「ここも案外穴場でおもしろいポイントだったんだけどなぁ〜。」
数年前の台風の大水で上の堤上の金魚藻が流れ込んで根付いてしまって釣りにならなくなってしまったポイントなんだが…ちょっと久しぶりに様子を見てみるために車を回してみた。すると…えっ?!思いの外、あの緑の絨毯状態になっていた金魚藻がきれいに無くなっている。
「これはチャレンジしてみる価値はある。」
しばらく入釣してないし、誰も入ってない場所だから掛かるのかどうか全くわからないけれど、とにかくやってみることにした。
 まずは様子見と野鮎への囮替え。正面の緩瀬に囮を入れて泳がせて様子を見てみたが掛からない。鮎が薄いのかそれとも朝は追いが弱いのか…岸際の浅く緩いところの石が明るい色なので足音静かにそちらに狙いを変えてそっと囮を落とし込んだらやっと掛かった18cm級。

    

ホッと一安心で少しずつ沖の流れに出していくと一つ、二つと追加。こうなると勢いづいて瀬頭に。その瞬間、目印がビュンと飛ぶ。掛かった鮎は一瞬で上へと走り、止めるH2.6の竿がグーンと満月。こういう不意な突進もかずべ〜クッションが高切れを防いでくれる。しかし寄せるのは一苦労。近くまで寄せても抜くに抜けない滑りこませでタモで何とか掬って25cm級。
「でっかいのおるんや〜。」
やりとりの間に囮はずっと鯉のぼり状態でノックアウト。25cmを囮に使うわけにもいかないので舟中の控えに登場してもらう。するともう一匹続いてギューン!またまた25cm級で、振り回されて、とるのに一苦労し、囮もノックダウン。こちらも疲れて一旦川を上がって昼食休憩。

    

 でかいのがいることがわかって期待大だが、問題は囮の確保。でかいのが1匹掛かったら囮は引き回されて取り込み時は宙ぶらりん状態になるのでノックダウン。25cmを囮につけたらそれに25cmが掛かったら大騒動だし、親子どんぶりの可能性が高い。適度に20cm級の囮サイズを掛けないと循環がストップしてしまう。取りあえず後半戦は胴調子の早瀬抜きに竿を持ち替えてつけ糸0.5号の大鮎用仕掛けに張り替える。
 朝一番に狙ったポイント、岸際のチャラと瀬脇のふくろには囮サイズがいるようなのでまずはここを狙う。しかし、数は少ないようで掛かるには結構時間が掛かる。弱った囮を気遣いながらゆっくりゆっくり泳がせて、やっと次が掛かった。いい囮サイズだ。この囮でもう少し囮を確保しておきたい。しかし、さすがに思い通りにいい鮎が掛かるわけではない。仕方がないので本線のチャラ瀬の瀬肩まで囮を前に出す。するとそれまでそこを攻めず温存していた甲斐があってすぐに追い反応があり、いい囮サイズをゲット。
「この調子で5匹ぐらい囮が確保出来るといいが…。」
が、同ポイントで次に来たのはガッツーンで囮を引きずって上へと突っ走る。
「げげ!きやがった。」
上に上がったのはありがたい。竿をひん曲げてやりとりして、やっと止まって近寄ってきた。何度も走られながらやっとタモですくい取ったのはこの日最長寸の28cm。



また囮が一つつぶれたので、囮取り。これを繰り返す。主線のチャラの石裏も対岸沿いの芯流れも大型はいた。そのうち玉が無くなって仕方なく大物の中でも一番小さいのを選って囮にしてやってみるとギューンと一気に沖へ走られ、竿を立てるのが間に合わず、
「いかん!これはやられる。」
と思った瞬間にプッツンつけ糸0.5号が飛ばされた。大水の引き水で大型が浅場に出てそのまま取り残されたのか足首水深のチャラにも大物はいた。しかし囮サイズをうまく確保出来ず、それに時間を費やしてしまって釣り場全面を攻めきれずに竿をたたむ時間が来てしまった。

    

    

17cm〜28cm 16匹

2022年09月10日

高津川 11:00〜17:30

 台風11号の通過による大雨増水から5日、ようやく津も竿が出せるほどの水位に下がった。けれど川へ行ってみてビックリ。石がひっくり返って真っ白白川状態。「これでは掛からないだろうと思いながらも久しぶりに日原漁協前が空いていたのおり、お盆のイベントで河原が均されていて車を下ろせて入川しやすいので入って見た。とりあえず上のトロは石がひっくり返されてないので掛かってくれるのでは内科と思いきや、平水時岸際に結構付いていたチビ天然たちが全く姿を消している。きっと大水で下流に飛ばされたのだろう。トロに鮎は見えず、掛からずで探りながら対岸へ渡って、普段チビ天然がたまっているチャラ瀬肩を見てみたがやっぱり鮎が薄い。チャラも本線の瀬肩もじっくりぐるりと全部囮を通してみたが全くの反応なし。広く探り回ったのですでに昼過ぎになっていた。「ダメだ。もうあきらめて場所替え、場所替え!」対岸から川を切って入川点に戻るついでに囮をぐっと瀬に下げて入れます。歩きながらですので竿操作が荒い。テンション緩んで急瀬の吸い込みに流れ下がったときにググググ☆「げぇ、掛かった。」運良くズドンと肩を落ちて大石裏の壺に掛かり鮎がはまったので上抜きしてタモにドン!
「なんと、この白川増水後に一番荒いとこに鮎はおるんかい。」

    

急瀬は荒い段落ち。そこに落とさないで鮎を入れられるところは小さいピンスポット。2発目はガン!っと掛かってそのまま下へ突っ込み身切れでバラシ。3発目は掛かって瞬時に下からテンションをうまく掛けられ、掛かり鮎を上に走らせてから抜いて無事キャッチ。ピンポイントですから掛けられた鮎はこの3匹だけ。これ以上攻め点も無いので川を上がって昼食を取り、場所移動。
 この状況では石がひっくり返ってない可能性のある上へ移動するのが定石だが、川がガラ空きの下手に引かれて誰もいない青原に入る。いつもは小石底のチャラ瀬が早瀬になっている。野鮎の活性が高くなってるかと期待したけれども逆にコトリとも反応がない。ここも天然鮎は飛ばされて空巣状態。瀬の上、対岸際に石がひっくり返ってない浅棚を見つけてなんとか3匹だけ拾うことができたがそれっきり。
 残り1時間に可能性を掛けて上の大魚トンネルまで登ってみたがここもチビ天然がすっかり姿を消していて無反応。これじゃあ後半のチビ天然の数釣りは今年は不可能ですね。

    

17cm〜23cm  6匹

2022年09月07日

佐波川 10:00〜17:30 

 またまた高津地方は台風11号による大雨に見舞われ増水で竿が出せない。8月中旬からこっち、津川では川が落ち着いた状態で竿が出せないことが続いている。本当は、この終期は、追うまでに育った天然遡上鮎を相手に、数釣りを楽しみたかったのに…。
 というわけで、今日は増水してない佐波川でやることにした。
 まずは囮確保と天然遡上の多い総合堤より下流、本橋の瀬に降りた。瀬肩のトロにはチビ天然が多く見られる。けれど、このチビたちは未だ石に着き、友を追うほどには成長してない。きっとこのチビたちは結局このまま生涯を終えるのだろう。トロでこの群れチビ鮎を素掛けで掛けるのは難しい。長居はせずに、どんどん竿を振りながら下がって、下手の急瀬の中でしゃくる。けれど、思いの外この瀬の中にも石付きの鮎は少ない。長い瀬の上から下までしゃくりながら下がって、やっと2匹の腹掛かりと1匹の背掛かりの野鮎を確保することができた。瀬頭までのぼって車に帰り、竿を変えて友釣りに転換するところだが…
「あ〜あ…瀬頭まで登るのはきついなぁ…。ちょっとやってみるかぁ」
ベストのポケットから仕掛けをとりだし、7.2mのコロガシ竿の長さに調節、コロガシ竿でそのまま友釣りをやって、引き上がることにする。掛かるか?これが掛かる!近いポイントで、丁寧に囮操作をするのがいいのか、調子よくポンポン掛かりながら瀬を上がることができた。コロガシ竿なので竿自体は重たいが、短いので持ち重りせず結構軽快に扱えるし、固いので掛けてからの抜きが軽い。瀬での引き上げは調子が固いので囮が浮きやすく、弱りやすいが、そこはオバセをうまく効かせるようにして竿先で引かないようにすれば大丈夫。入川点まで戻った時には、なんと10匹の鮎を掛けていた。ここで川を上がって昼食。

    

 後半は和田峪の瀬に移動。いつも後半にお世話になっているこのポイント。今年も津が禁漁になってからここで最後の楽しみを味わせてくれるかどうかの様子見です。が、…どうも鮎が少ない。岸際のチャラにいつも見られるチビ鮎が全く見られない。「こりゃ、どうか。」先客さんの釣りを見ていても活気が無い。竿がほとんど曲がらない。人気場所なので釣り荒れているのか?やってみると掛かるには掛かるんだが単発乱発。どこということない、ただただ変化の少ない瀬の中をあっちこっちしてたらぽつんと掛かる。法則も規則性も無いこの掛かり方はおもしろくない。そこでぐっと下がって昨年泳がせておもしろく掛かったトロ場まで下がってみた。ここも狙い目の岩裏で最初に良型がヒットはしたものの、その後はほんとに魚影が薄く、ポツンポツン。昨年の経験が役に立たない。釣り人も少ないのでとにかくあっちこっちと歩き回ってポツンポツンと拾って特におもしろみも無いまま夕方を迎えた。…どうも今年の終盤は期待出来ないかも。

    

13cm〜23cm  21匹

2022年09月04日

高津川 10:00〜17:30
 
 今回の増水は一気土砂降りのせいだったので、水が引くのも早い。それでもまだ水は高めなので上へ上がる。しかし、思いは皆同じ。どのポイントも人がすでに入っている。となればあそこしか無いと大魚トンネル裏に行ってみるとやっぱり空いていた。いやいや表ポイントのトンネル下には3人入ってるのですが、トンネル前はたいしたことのないポイントなので空いているのです。
 前回失敗したので、今回は最初から上へ上がります。まずは足元のチャラから…激チャラの細筋も水が高いので引くことができます。ただ、やっぱり石に着いているなわばり鮎は少ない。それでも一本一本の筋に囮を通していくと小さいながらも野鮎が掛かり、囮変えに成功です。元気囮で対岸まで渡り引いて5匹追加。その囮を持ってやりたかった上のトロに行き泳がせます。が…鮎は見えるのに一向に掛かりません。時間を掛けてやっと3っつ。もう少し時間が経って、水温が上がったら掛かるのか?と期待を持って一旦車に戻って昼食。

    

 後半、再度トロを目指して行きがけの駄賃でチャラを引き引き川を切る。3つ追加で元気囮を入手。
「さぁ、今度は掛かるか?!」
と気合いを入れるが…やっぱり掛からない。さすがにあきらめて上の瀬を攻めることにする。と目の前に瀬尻に一本の筋が走っているのを見つけて、囮を入れてみると…これが正解バキューンと目印が走り良型の放流鮎が一発で掛かった。すぐに囮を変えてもう一度そこへ入れるとまた一発掛かり☆次は掛かると共に一気にビューンと対岸に突進され、
「あっか〜ん」
竿を伸されてプッツンつけ糸0.5号を切られて親子どんぶり。これで警戒されたのかストンとアタリが止まります。いくら粘っても掛かる気配が無いので仕方なく前後に移動して2匹追加でこの場所は終了。
 ここから上の瀬へと上がるのですがなんとこの瀬の中、瀬肩、上のトロとも全くの魚信なし。あまりに掛からないので
「どうなってんの?」
でやけになって瀬の中至る所に囮を入れて回ったけれど反応なし。
「ダメだこりゃ。」
っとあきらめて下へ降りるとき急瀬の段落ちの吸い込みに無理入れしたらグググっと一発掛かり。
「ええっ?!こんなにきついところにおるの?」
囮を変えて同じ筋に入れてもう一匹。小さな一本筋なのでこれでおしまい。つまりは腕達者な人の抜き後だったのでしょう。
 さて、夕方になり、しかも静穏状態だったからか入川口のドチャラの肩に鮎が固まってます。そ〜っとうまくそこへ囮が泳いで行ってくれると…ギュインと気持ちよく掛かります。ドチャラですから野鮎に警戒を与えないようにあわてずゆっくり攻めでポンポンと追加。追い鮎が少なくなったか音信が遠くなったところで納竿としました。

    

15cm〜21cm 21匹 

2022年09月03日

佐波川 10:00〜17:30

 またまた高津地方は夕立に見舞われ増水で竿が出せない。8月中旬からこっち、津川では川が落ち着いた状態で竿が出せないことが続いている。本当はこの終期にやっと追うまでに育った天然遡上鮎を相手に数釣りを楽しみたかったのに…。
 今日は増水してない佐波川でやることにした。
 まずは囮確保と天然遡上の多い総合堤より下流、本橋の瀬に降りた。瀬肩のトロにはチビ天然が多く見られる。けれど、このチビたちは未だ石に着き、友を追うほどには成長してない。きっとこのチビたちは結局このまま生涯を終えるのだろう。多く群れがいるけどトロでこの鮎を素掛けで掛けるのは難しい。長居はせずにどんどん竿を振りながら下がって、瀬の中でしゃくる。すると今回はあまり時間を掛けずにポンポンと鮎が掛かり、うまく囮を確保することができた。そこでさっさと竿をたたみ、車へ戻って移動する。
 今回はちょっと様子を見てみたいところがあったのだ。それは新幹線。前は終盤になると、左岸側のトロ場でおもしろく泳がせ釣りで掛けることができたポイントなのだが、川底整地工事がされてこのポイントはどうなったのか?まだ鮎は掛かるのか?それを調べたかったのだ。しかし、川へ降りてみてがっかり。新幹線のポイントは主流れが右岸側になっており、左岸側は流れが死んでしまっている。川底の石には泥がかぶっておりハミ後はなく、鮎の姿も全然見えない。それでも囮を入れて泳がせてみたが…やっぱり全くの反応なし。
「残念、ここのポイントも無くなってしまったか…。」
せっかく川へ降りたからもう少し調査をと上へ上がりながら川の様子を見る。けれども頭大の石が敷き詰まっていた広いトロ場も砂利底となり、チビ鮎の群れが走っているばかり。底になわばり鮎は付いておらず、全く掛かる気配はない。ぐんぐん川を上ってついに人丸橋の下まで行き着いてしまった。
「ここの瀬をやってもう車に戻ろう。」
と囮を付けて幅の狭い瀬へ囮を入れるとそこが竿抜けだったのか?入れ掛かり4連チャン♪

    

しかし小さなポイントだったのでそれでストップ。掛からなくなったのでよいしょよいしょと川を歩き下って車に戻る。
 車に戻り遅い昼食をとって…さて、どこへいこうかと考えた。とりあえず老人ホーム前に行ってみたが、ここは満員御礼。そこで、素掛けで調子のよかった本橋にもう一度行くことにした。行ってみると誰もおらず広い瀬は全部空いていた。瀬でただ引くのはあまりおもしろくないので、瀬肩の緩瀬を泳がせてみたが、こちらはたくさんの群れチビ鮎が見えるにもかかわらず、追い鮎は少ないようで反応がない。仕方がないので瀬へ下り、引き釣りを開始。思ったほどは掛からないが、大きめの石の裏では反応があり、掛かってくれるので、瀬の中の石裏ばかりを狙って掛け歩く。抜き後なのか数が出そうな筋は全然掛かってくれない。上から下まで通してみたが結局ポッツンポッツンと拾い釣りをするばかりで思ったほど数は伸びなかった。

    

13cm〜20cm 16匹

2022年08月31日

高津川 16:30〜17:00

 増水、高水続きの8月の高津川、やっと水が落ち着きました。でも、落ち着いたといっても平素の平水85cm。今年は渇水の高津川、渇水の平水は65cmだったのでその頃と比べたら20cm高です。それでも「落ち着いたから掛かるかな?」と期待しての水曜日釣行はまずは素掛けで囮を確保しないといけません。天然チビ鮎のたまる青原が空いていたので躊躇せずに入ります。
 ところがどういうんでしょう、8月に入って増水状態に入ってから、チャラ場にたくさん見えていたチビ天然の姿が消えて見えなくなりました。彼らがいないから瀬には鮎が少ない。素掛けで簡単には掛かってくれません。瀬脇の浅場からぐんぐん沖へ進み出て、瀬頭から瀬尻とあちこち歩き回ってやっと2匹の囮が確保できたのは12時。ここで先に昼食を食べて午後から友釣りのスタートです。
 素掛けで掛かったのは腹掛かり、早くまともな野鮎に囮を変えたい。でも、腹掛かりの小さい囮を最初から荒い流れには入れられません。ということで瀬肩の浅い緩瀬を泳がせるところから始めます。けれど…全然掛かってくれません。一歩にほ散歩と前に出て、ついに対岸の筋まで行ってしまいました。
「こりゃ、いかんでぇ〜〜(^^;」
流れの通す対岸際の流れ、元気がのこっているピンチヒッターに囮交換して、深い岩の落としに囮を沈めてから上へ上らせます。ここでやっとウリグリグリで掛かります。

    

これは口掛かり。あんまり掛かり傷がひどくないので腹掛かりよりはましです。すぐに囮交換し、岩の間を泳がせて登らせて探ります。不思議にこの対岸際に筋にだけ掛かり鮎がいます。しかし、追いが悪い。囮を泳がせるよりも引き泳がせで止めて待った方が掛かる。しかも、ほとんどが口掛かりに顔掛かり。そして腹掛かり。
「これは、このポイントが本場ではないのだろう…。」
 下手の荒瀬に入れ返し、きつい流れを肩から中、瀬尻へと下げていきます…が…掛かりません。。。瀬尻からトロへ…さらに下がって解禁直後に放流鮎がたまっていた緩瀬へ。ここは掛かるだろうと期待したけど…掛かりません。「いったい何なの?」ぐっと長い距離を下がって探ったのに一匹も掛かりません。「ダメだこりゃ。」でもう一度一気に先の瀬の上まで戻ります。
 元気囮なら掛かるか?と再度足元の浅い緩瀬を泳がせることからやり直します…が…やっぱり掛かりません(^^ゞ結局前に歩み出て、掛かるところは対岸際の一本筋だけです。ここを上へ下へと移動しながらねちっこく止め泳がせで野鮎を絡ませて掛けます。鮎の追いは最後まで悪く、口掛かりばっかりでした。 



13cm〜22cm 23匹

2022年08月28日

高津川  10:30〜17:00 

 1日経って、ネットで水位を確認すると日原は例年の平水時の85cmまで下がっていたので「これならできるかも?」と日原から下手へ向かい、釣り場を探すといつも満員の富田が空いていたので降りてみます。
 しかし、川を見るとまだまだ水が多い感がします。いつもは緩瀬が何カ所かある釣り場が上から下まで一本流れで流れが走ってます。
「ちょっと無理かな…」
と思いつつとりあえず素掛けをしてみます。今年流れが切れてた分流も流れが通っているので、その分流端でしゃくると軽く2匹HIT!一つはバレて一つゲット。
「これならいけるか」
と判断したのが間違いです。ポイントを本流に変えてしゃくると全然掛かりません。いつもはな荒れ脇に見える天然チビ鮎の姿が全然見えません。上からドンドン下がって下手でやっともう一匹チビ鮎が何とか掛かりましたのでここで川を上がって昼食。
 こんな状況ですからさっさと釣り場を見切って上へあがればよかったのです。けれどいつもは切れている分流、あそこはたまりになっているのでひょっとしたら鮎が付いているのではないかと気になったのです。そこでそこだけ確かめてみようと後半友竿に持ち替えて分流のたまりに向かったのです。そしてたどり着いてみると…思いの外浅い。。。確かに鮎はたまっていたけれど天然チビ鮎の群れだけ。ちょっと囮を泳がせてはみたけれど掛かりそうな気配はありませんでした。。。
 けれど一旦伸ばした竿は簡単には畳めません。
「本流の上に普段溜まりになるところがある。そこも確かめよう。」
と今度は本流を上に上がります。行ってみると残念そこも流れが走っていました。それでも囮にハナカンを通して探るとありがたいことに3っつほど掛かってくれました。
「囮サイズの元気鮎が手に入った。これなら一本流れも攻められる。」
と本流の流れの中を探ります。しかし…さっぱり掛かりません。押しの強い流れの中に鮎はまだ付いていないようです。
 探りながらぐんぐん下がっていくと大岩の裏にたまりができているのが目に入りました。
「ここなら泳がせられる。」
と元気囮に付け替えて泳がせ止めるとピューンと目印が走りました。
「おった!!」
やはり流れの止まったところに鮎はたまっていました。畳3畳ほどの範囲のここだけ鮎が掛かります。調子よく10匹ほど掛けたところでさすがにアタリが途切れました。が、鮎が付くところがわかったのでその後は大岩裏の溜まりを重点に攻めてポツポツと追加。
 周囲の同じようなポイントを全て探り終え、夕刻になったから他も掛からないかと瀬をもう一度やってみたけれどやっぱり追いは無くそのまま終了。

    

14cm〜21cm 16匹

2022年08月27日

高津川 10:30〜16:30

 またまた増水の引き水。高津川は盆前からこっち、雨による増水で、水が落ち着くことがない。今回はどうも津和野川から水が出ているようなので、日原より上へと上ってみる。狙いの場所はあったけど、やはりそこにはすでに先客さんがいる。残念だけどいつものこと。昼前になってノコノコと川に入るのだから空いているところは人気の無い場所、掛からない場所、朝のうちにすでに抜かれた場所、朝一入って掛からないので先客さんがすでに場所移動した場所、なのです。けれど、そんなダメ場所でもなんとか釣果を上げる。そういう釣りも慣れてくるとおもしろいものです。ということで今回空いてたのは大魚トンネル裏。人気の瀬の後尾は当然のように先客さんがいます。なので瀬の前部に入ります。
 結構鮎が見えるのに全然掛かりません。鮎が落ち着いてない。石に着いてない。おかしいおかしいで時間ばかりが過ぎます。なんとか囮を替えないと…と少し下がって勢いのある流れに囮を入れてやっと掛かりました。

    

囮が変わって好転するかと思ったけれど状況は変わらず。勢いのある流れの中で数匹ポツポツと掛かっただけ。分流も浅場の石間を縫うように囮を通しても全くダメ。しばらくして、ダメな理由がわかりました。昼間で釣り人もそばにいるのに遠慮無く瀬頭上のトロに網入れしてます。この調子で網入れが続くのであれば大きい鮎は取り尽くし。小さい囮も追われて逃げ惑って落ち着かない。「ダメだな、こりゃ。」で昼食にします。
 「昼からは上のトロをやろう。」
ところが昼食を終えて上へ上がったら狙いのトロに人が立っています。
「ありゃ?いつの間に…。」
仕方がないのでぐるっと後ろを回ってさらに上の瀬へと上がります。そこは8月初旬に時速10匹を出せたところ。しかし…これが不思議なくらいに全然掛かりません。
「いったいどうなってんだ〜?」
で、普通じゃないことをします。瀬肩のトロを泳がせてかみあげします。芯を外して対岸際のチャラを登らせます。棚作りの壁石沿いに引き下げします。段落ち瀬の石裏の白泡に強制的に入れて囮を踊らせます。一番きつい荒瀬肩の石頭に無理矢理止めます。こうして一つ一つ拾って回って、さすがにもうやるところがなくなったので降参終了です。

    

17cm~21cm 17匹

2022年08月24日

高津川 11:00〜16:30
 
 やっとなんとか水位も落ち着き、竿出しが可能となった。増水の引き水、水が落ち着くのが速いのは柿の木専用区。今年は人気の無い柿の木。到着すると誰もいない。
「やったね。こりゃ、ゆっくり広々とできる。」
 旧村営無料駐車場に車を止めてゆっくりと着替えを済まし、川へ向かう。いつもなら入川口の橋上の一筋流れから始めるところだが、前回の様子から目前ポイントは反応は薄いとわかっているのでさっさと橋をくぐり橋下の瀬尻から。。ところが誰もいなかったわりに反応がない。まだ少し水位が高く、流れを嫌ったか?と長く粘らずどんどん下がって流れの勢いが消えるところを目指します。…が、どうも全然反応なしです。全体的に流れが残ってるから鮎がまだ落ち着いていないのか?ここのトロは追わないときは徹底して追いませんから囮がつぶれる前に掛かり割合の高い瀬まで下がります。
「できるだけ流れの緩い上で掛かって欲しいが?…」
掛かりません。少しずつ下げていって…ついにバチャバチャへ。。と、ここでグググッ!やっと掛かりました。どうも流れの勢いの強いところについているみたいです。

     

その後は強いところを中心に探ってポツリポツリと掛かります。とりあえず囮も十分確保出来たのでちょっと早めの昼食に駐車場まで帰ります。

    

 さて、ゆっくりと昼食を取って後半戦の開始。ところが川へ戻ってビックリ☆誰もいなかったポイントに上に2人瀬の下に2人と4人もの人が入っておられます。けれど、自分のやってた橋の下は誰もいないのでそのまま下に下がって釣りを開始します。昼になって少しは追い気が上がったかと思ったけれど変化は感じられません。さっささっさとトロを泳がせながらやっぱり前半と同じ瀬の上まで下がります。さすがに前半に攻めた筋は反応が鈍くなっているので上へ下へと囮の位置を変えてポツリポツリ拾います。さらに芯流れを通り越して対岸のチャラを泳がせで探り、上の緩瀬もかみあげしてと広範囲に探っていきます。夕方にもなると追い気も上がったのか緩い流れでも泳がせればポツポツかかるようになりました。そこでかみあげしながら川を上り橋の下まで登ったところで今日は水曜日、横田の本所まで行かなければいけないので早めの納竿にしました。

    

15cm〜21cm  27匹

2022年08月22日

佐波川 11:00〜17:30

 この週末は休日出勤。振り替えの平日釣行を楽しみにしていたのになんと高津川は増水高水で竿出しが不可能…。ということで今回は今年初の佐波川釣行とした。 今年の佐波川は異常渇水で佐波川ダムの水位が非常に下がりすぎたため大雨が降ってもダムに貯水するために放水をしないのだ。なので増水しても水位が下がるのがとても速く、他河川が竿が出せない状況でも佐波川は竿出し可能になるのだ。
 急遽釣行を決めたので入漁券がない。そこでまずは佐波川漁協によって入漁券を購入することにする。新築された漁協に入るのは初めてだったがとてもいい雰囲気。組合長さんも交代し、事務さんも変わられてるので僕のことを知ってる人はいない。
「今年初だから…」
と言って佐波川の状況を聞くと非常に親切丁寧に教えてくれた。今年は瀬戸内側の河川は天然遡上の不調の年。佐波川も例に漏れず不調という噂は聞いていたが漁協の見解は、
「そんなことはない。定点カウントでは昨年と変わらない遡上鮎が確認出来た。また、上流部には早期遡上の鮎が上まで登って、とても大きく育っている。」
とのこと。この状況を聞いて終盤の期待が膨らむが、さてさて実際はどうなのか…。
 今年の状況を昨年と比べるのに比べやすい老人ホーム前に入川してみた。河原に行ってみると…ちょっと増水ではあるがそれにしても岸際の浅場に遊ぶチビ鮎が見えない。やっぱり去年と比べるとぐっと天然遡上鮎は少ない。それとも渇水状況が続いたので遡上鮎が総合堤を登れなかったのか…とにかく佐波川の鮎銀座である元堤付近には天然遡上鮎は多くは居着いてない。
 まずは囮確保と素掛けを開始するが、なかなか掛からない。悪戦苦闘して1時間半かけてやっと2匹のなんとか囮に使える鮎を確保出来た。とりあえず流れの緩い瀬肩のトロ場から始めるけれどいくら泳がせて石回りを探っても掛からない。上のトロに鮎が付かないのはこの釣り場のすぐ上で網入れが盛んに行われるからなのか。囮も弱ってきたのでだんだん下がって流れの速い瀬場に狙いを変える。チャラも空振り深瀬も反応なし。ついに引き釣りでは囮が浮くようになってしまったので最後の手段と鉛3号をかまして一番流れのきついところにどっかりと囮を沈めるとありがたいことに一発掛かりしてくれた。

    

その後この筋で掛かったばかりの元気鮎を沈めて3連発。でも鮎が多いわけではない。それでプッツン反応は消えた。それでも安心囮が手に入ってほっと一息、昼食休憩とする。
 流れの強いところに鮎が付いていることがわかったので昼食後は下手の急瀬でやってみるかと計画を立てる。ところが昼食後、ずっと誰もやっていなかったその急瀬に釣り人が立っていた。「ありゃま。」行く手を遮られたような形になって仕方なく後半も前半と同じポイントで続けることにした。しかしこれが掛からない。鮎の追いが悪いのではない。鮎がいればすぐに掛かる。それも背掛かりだ。けれどほんとに魚影が薄い。どこいいるのか目星も付かない。あちこち囮を入れ回ってぽつんと掛かる。流れ筋の速いところを選んで引き回ってぽつぽつ掛かるがこれでは全然おもしろくもない。一応他の釣り人が川を上がって、広く探れるところまで粘ったが、少々の場所を変えても状況は変わらなかった。

    

16cm〜21cm  13匹

2022年08月15日

高津川  12:00〜17:00

 お盆休日最終日。予定変更で空き日となったので急遽高津行き。でもこの日から3日間は日原漁協はお休みと言うことで囮を確保しなければならない。本所へ行って購入しようかと思ったが青原をのぞいてみると正面の場所が空いていたので素掛けをして囮を獲ることにした。ところがこれが掛からない。目の前のチャラに鮎の姿が少ない。一歩一歩と前に出つつ竿を振って、なんと1時間も掛かってしまった。 そのまま先に車に戻って昼食を取る。ちょっと魚影が薄い感じなのでこのままここで友釣りをするのに不安があったがせっかく場所が空いていたのだからそのままここで開始とする。
 手前のチャラ、瀬肩から入れて少しずつ瀬尻へ向かって下げていく。これが全くの反応なし。同じ攻め手で一歩一歩と沖へ出て行く。全くの反応なしは抜かれ後か?期待の瀬尻のトロ頭も全く反応がない。ついに一番流勢の強い対岸側の一本通しまで出てしまった。ここは逆に瀬尻に囮を入れて上へと引き上がっていく。すでに囮は弱く、引きすぎると浮き気味になるのでふわんとたるみを入れて頭を下にし、底へ入れる。これを2発3発…でやっと掛かった。

    

わりと型のいい放流鮎。これで一安心。元気囮に替えて同じ瀬尻へ。囮が元気なのであちこち泳がせて回らせてみたが他の場所は掛からない。再度一本通しに戻して引き上げると掛かる。幅50cmほどのこの筋だけが掛かるので引き通す。ここで掛かるのは結構いい型の放流鮎ばかり。というか前回の大水でちび天然は飛ばされたのか?前回と比べるとすこぶる魚影が薄い。増水で一気に川が変わったのか放流鮎も一回り型が小さくなっている。型の良い放流鮎はもう下ってしまったのだろうか…。
 一通り掛けて反応がなくなったのでそこから下がり、瀬尻のトロを探ってみる。大石が点在してるトロ。初期に入ったときはここでも結構追ってきたのに今回は全く反応なし。網の入れやすいトロ場だから網荒れしてしまったようだ。かなりしつこく広範囲に探ったけれど結局ゼロ。
 あきらめて今度は瀬肩の上へ。ここで対岸側の少し上に激浅のチャラが赤く輝いてるのを発見。「ここはおいしいかも♪」まずは棚の上の深トロを上へ泳がせてみる。するとポッツンポッツンと追いがあった。少し下がって駈け上がり。ここでも2つ。そしていよいよ浅棚へ。囮が上へ上がるとドッピューンと目印が飛んだ。「やっぱり!」ここで掛かる鮎は天然遡上の良型。勢いある追いで気持ちがいい♪しかし、元気すぎて掛かってから走り回るので場所が荒れる。5匹ほど連チャンしてピッタリ反応はなくなった。最後にもう一度一本筋を囮を通して納竿とした。

    

15cm〜21cm 23匹

2022年08月11日

匹見川  8:00〜16:30 


 車中泊2日目です。車中泊してもゆっくりスタートはいつものこと。朝食を食べ、車中泊の片付けをして、洗顔、支度して、トイレ行って…出発は8時です(^^ゞ)
 匹見下流部が絶好調と聞こえたので、いつもの11時ではどうせ満席と今年はほとんど回ったことのない匹見ですが行ってみます。すると…いい情報は伝わるのが早いものですね。狙いの場所はいつもは人がいても一人、せいぜい2人という瀬なのに朝8時にはすでに5人が入川中。「やっぱり無理だね」ともう他の場所を探しに上に上がるのはやめて本流へと車をUターンさせます。すると横田にさしかかったときこれもいつ見ても誰かが入っている合流点匹見川側が空いています。ここで釣る気はなかったけれど、せっかくの空き家見つけなのでここで竿を出してみることにした。
 ところが瀬肩の一番石、元気な囮を泳ぎ出さして探ってみるが全くの反応なし。朝一番の反応なしは悪い予感。囮が元気なうちに囮替えをしたいと2番、3番と下がりながら探るけど全然反応がない。



「まだ朝早いから追い気が立ってないのか?」
それにしても川中を歩いても鮎の姿は見えないし…だいぶ下がってやっと掛かった。が、…小さい。おそらく天然遡上鮎だろうが数は少ないし小さいし…ぐっと下手の水深のある流れの速いところが一番ポイントだろうが…と思って釣り下がっていくが、
「あそこまで下がったら今度上がるのが辛いなぁ…」
何度か迷ったが鮎のサイズが小さいこともあり、やめた。
「確か橋の上手のトロで追うはずや。」
と瀬を漕いで元の位置に戻り、さらに上へと上って橋の上へ出た。
「以前にやった時に比べて石が少なくなってはいるが…どうだろう。」
とトロ中心付近の大石に座って囮を放つと2mのぼってくるりん!と即掛かり☆
「おおっ!こりゃいいか?」
けれどそうはうまくはいかなくてその後はポツリポツリ。それでもけっこう良い型が掛かるので楽しみながら続けていると…ワイワイ賑やかに。ここは水泳場だったのか?子ども連れの家族が2組来てすぐ傍らで水遊びを始める。釣りしてるから離れるとか静かに遊ぶとか気を遣って…くれない(^^ゞ)
「まあ夏休み、盆の里帰りのほほえましい光景や。」
と思ってそのまま続け…それでも掛かるのです。お昼も近くなったのでそろそろ帰るかと思ったらさらに子どもたちが追加。だんだん激しくなって橋脚から飛び込む、バタ足で水面を叩く、泳いでる囮と接触しそう(^^;)この状況の中で泳がせをしている自分がおかしくて笑ってしまった。さすがに掛からなくなったのでこちらが退散
。それでも石に座ったままで掛かった鮎は20匹になっていた。



 昼食後の再開。子どもたちはお昼時間も関係なしに泳いでいる。そこで橋の反対側に行って泳がせの再開。狭いフィールドながらこちらでも掛かるので小さくなって続けているとジャーン!子どもたちはこちらまで進出してきた。そこでついにこのトロをあきらめ元の瀬に下る。
 瀬の中を少し釣り下り掛け回ったが、やっぱり瀬で来る鮎は小さい。そのうちおもしろくなくて本気で探り歩くのはやめて一箇所定位に石に座って細かく竿の届く範囲を探ってチョロチョロ追加。掛かる鮎が小さいからこれでも十分抜ける。そのまま夕方まで続けて終了。

    

15cm〜20cm 41匹

2022年08月10日

高津川 11:00〜16:30

 いよいよ最盛期☆っと言いたいところだが、高津川は年々釣り師への優遇は減っており、友釣り専用区も減って、期間も短くなってきている。8月14日には友釣り専用区へも網が入り、網入れ制限も開放となり、その後は専用区ではなくなる区域が多い。つまり網で取り尽くし、鮎の数も極端に減って、日に日に精彩を欠くことになる。
 その前の最後のチャンスと、夏休みとなった今日と明日は車中泊して連チャン釣行を決め込んだ。今日はその一日目。初日からくたびれてしまったのでは楽しさも半減と、楽に釣れるトロ場は、柿の木専用区を1日目の場所と選定した。
 前回行った時、自分1人貸し切り状態だったので、今日もガラガラと思いきや今日は橋の上にお一人、分岐点下手の瀬にお二人、さらに下の橋の上手にお一人と結構人がいる。
「今日は動けないな。」
とポイントを橋下のトロ場に限定する。先客の橋上の人に
「すいません、下手に入ります。」
と声を掛け、橋も下手へ。さらに上手の人が下がってくることも見越してぐっと間隔を取って下手に立つ。岸際を臨み見て、赤い石が見えるところの正面に立って、その石周辺へ泳がせ出す。今日の囮は健康の里で購入した囮。元気がよいので最初からのトロ場狙いでもグングン対岸を上ってくれる。するとクイン☆一発目の登りで即掛かってくれた。

    

やっぱりトロは型が良い。囮より2回りほど大きい鮎。早速元気鮎に囮を変えることができてほっと安心。この後一歩も動かぬ同じ足場で上下に泳がせて前半は14匹で折り返し。



 駐車場に戻って昼食の冷麺を食べて再びトロ場へ。さすがに前半に攻めたところは反応が薄くなったのでさらに下手へ移動。しかし大石が沈んでいるこのポイントは一見良さそうなのに追いがない。
「やっぱり流れが生きているところはあかんのか…」
少しばかりさらに下手へ下がって分流の瀬の肩で引いてみたら即反応でグリグリグイ☆けれど、やっぱり型が小さいので2,3匹掛けたところでトロへ折り返し。その後は少し足を使って広いトロ場を行ったり来たり、沖へ手前へと探り回っての拾い釣り。最後は時間をおいての最初のポイントでの釣り返しをしてがんばって動き回ったわりに後半も前半と同数の14匹。でもトロ中心だったのでわりかた良い型の鮎がそろった。水曜日は日原支所が休みなので横田まで卸に行かないといけないので早上がり。

    

16cm〜21cm 28匹

2022年08月07日

高津川 12:00〜16:30

 「絶好調、最高潮!さぁ、この週末は数で行こうか型で行こうか♪」
って盛り上がっていたのだが…物事そうはうまくいきません。金曜日の朝方に津上流部に激しいにわか雨が降って本流は一気増水。この水が下がらず土曜日は釣りができません。翌日曜日もまだだいぶ高水で「上流部でないと無理だなぁ…」ということでポケットパークまで上がります。
「ここの瀬でまずは素掛けで囮確保!」
と思ったのに水位はちょっと増水のちょうどいい感じなのに掛かりません。
「おかしい、鮎がいないのか?」
そういえば瀬肩にも鮎が見えません。瀬の中に入って竿を振っても鮎の気配を感じません。ちょっと緩いところを狙ってやっと掛かったと思ったらこれがオイカワ。すぐに掛かると思ったのに全然掛からず焦ります。かなり長い範囲を移動して竿降り回り、1時間かかってやっと2つちょっと囮には小さめのものが掛かりました。けれど、こんなに魚影が薄いようではここで友釣りをする気にはなりません。
「高水の引き水は柿の木友釣り専用区だ!」
と下へ向かいますが途中カントリーエレベーター裏が気になります。車を回してみると…誰もいません。川をのぞくとここも石はひっくり返っておらず、水位もちょっと高でいい感じ。前の引き水の時、良型を好漁したので
「ここでやってみるかぁ」
 昼食を先に食べてゆっくりと入ります。しかし、ポイントに立ってみると思いの外鮎の魚影が薄い感じがします。瀬肩のトロを泳がせ上げても一つ掛かっただけ。しかしいい囮が手に入ったのでこの囮で瀬の中を攻めます。ここは掛かってくれました。やっぱり型が良い。この前よりさらに大きくなって主流は22cm。23cmもきました。さらに一匹、手に負えないモンスターが!掛かった瞬間に良型の鮎を引きずって瀬尻に向かって一気突進。
「こりゃあかん!とれん。」
竿を立てるまもなく突っ込まれて伸される寸前に力勝負と力勝負。しかしつけ糸の0.5号を難なくぶち切ってサヨウナラ〜…やられてしまいました。型は良いけどやっぱり魚影はそんなには濃くなく、増水の引き水でありながら追いも悪く、一発追いはありません。止め泳がせで時間をおいて絡んでくるように掛かる。掛かりどころも悪くほとんどが口や顔回りばかり。時間を掛けて浅瀬を釣りきった感じなのでいよいよ本命の荒瀬へと下ります。前回はここで連発したので期待大。ところが、あれれ…このきつい流れの中では全然掛かりません。おかしいおかしいで足場を替えて狙いを変えて…下手へ下がってやっと一つ掛かったのは不思議に型が小さい。「こりゃ、ダメだ。瀬の中にはおらん。」
あきらめて再び上の浅瀬に戻ります。「場所替えしよっか…」と思ったけれど時計を見ると残り時間あと1時間と中途半端な時間。あきらめて再度浅瀬を探って終了とした。どうやら今年の上流部は渇水続きで網入れし放題。鮎は網荒れで極端に数が薄くなってしまったようだ。

    

16cm〜23cm  10匹

2022年08月03日

高津川 13:00〜16:30

 この日・月・火の3日間、ここ高津川でJFTの王座戦が繰り広げられたがその対戦表を見てビックリ!確かに久しぶりに天然遡上があって好調の高津川の最盛期ではあるが、数ある対戦エリアのどこの場所でもどの選手も各試合で時速10匹の成績を上げている。さらに王者なんて2試合も時速20匹という驚異的な成績を上げているのだ。好調の高津川で今年は数にこだわらず良い型の鮎をある程度数を揃えるという漁師的な釣りをしてきた自分だが、この戦績を見て引退したはずのトーナメンターの血が騒ぐ。
「自分もどこまでできるかやってみよう!」
と今回は型にこだわらず数釣り挑戦にチャレンジだ。
 選んだポイントは佐鎧大魚エリア下端エリア外にある小さなチャラ瀬。ここなら老いぼれでもあまり足を使わずに瀬の釣りができると選んだのだ。釣り場に着くとラッキーなことにちゃんとポイントが空いていた。今日は水曜日なので日原漁協はお休み。ということでまうは素掛けで囮確保とポイント下手の浅場でコロガシ竿を振る。ところがこれが思ったように鮎が掛かってくれない。手前から沖、対岸と進み出ながら竿を振るが全くの空振り。仕方がないので触りたくなかった友釣りポイントまで遡り、ここの瀬尻でやっと小さいながらも囮を2匹確保出来た。時間はもう12時。燃えた数釣り挑戦の時間が少なくなってしまった。
 昼食に川を上がり、まわしを締め直して1時、さあいよいよチャレンジ開始だ。
 王者は瀬肩から攻めず、最初から瀬の中段に立って果敢に攻めていくと聞いたので自分もまねをして瀬の中段に立つ。すると3m前で追いを見せる野鮎が見えた。
「これは手前にも鮎がいるぞ!」
と最初は足元下手3mに囮を入れるとこれが正解。一発で掛かってきた。

    

この足元の筋でその後5匹連発。掛からなくなったら今度は自分の上手。上に登らせて追加。中段に立っているので下手も上手も同じ足場で釣れる。ポンポンと勢いよく掛かる鮎を獲ったら徐々に前方、瀬の中心へと狙い場を変える。しかし、この中心が掛からない。太い流れ、勢いのある流れもたいしたことはない。
「ああ、どうやら誰かが一通り抜いた後だな。」
と読んで、執拗にはこの中央部を攻めない。目立つ大きめの石回りで飛びついてくる鮎だけ掛けて早めに対岸側へと狙いを切り替える。しかし、対岸側の流れ筋にはこれといったいい石が入ってない。そこで掛かりスピードは少し落ちるが止め泳がせに切り替える。掛かりスピードは少し落ち、掛かりどころも顔回りと悪くなったがそれなりに追加出来た。対岸際まで行き着いたので、今度はバック。足場を上へ下へと替えて拾いながら元の位置へと帰って行く。この頃になると掛かりどころが読み取れる。掛かりどころは石の頭ではなく石裏と横筋だ。囮が届く範囲の石を次々に渡らせて掛けていく。こうして元の位置まで戻ったところで3時間。まだ瀬の下手の急瀬部分は残っているがくたびれてしまったので自分自身の試合終了。
「3時間で息が上がるなんてやっぱり歳だなぁ。。。」
入川点まで戻りつつトロを泳がせてポンポンと追加。
「今度またいつかこのトロ場でゆっくりと釣ってみよう。」



ということで入川点までたどり着いたので数をカウントする。3時間半で33匹。なんとか時速10匹に近い成績を出すことができたが、
「やっぱり王者には足元にも及ばないな。」



15cm〜21cm  33匹

2022年07月31日

高津川 11:00 〜 16:00

 いよいよ7月も終わり、高津川の友釣りも最盛期を迎える。そんな時期の日曜日
「どうせこの時間に行ってもどこのポイントも人でいっぱいだろうなぁ。」
と思いながら日原に入るとやっぱり人がたくさん川に入っている。天然遡上が多く、中下流が今年は好調なので上流部の放流鮎域には全然行っていない。解禁直後今年は絶不調と言われた柿の木専用区。
「ほんとに全然ダメなのだろうか?」
という思いがあったので、ちょっと探索。一気にのぼってみた。
 街中のポイントに着いてみるとビックリ!この時期の日曜日というのに釣り場には誰もいない。「ラッキー!」という思いと「ほんとに全然掛からないのかも」という不安の両方を持って川に入る。ここの主な釣り場はトロなので元気のよい囮を早く確保しなければ釣りにならない。
「早い時期に囮替えを…」
とまずは上の流れが生きているところに囮を入れる…が、追いがない。掛からない。
「あれ〜!ここで掛かってくれないとは先行き暗いで〜…」
手前の浅チャラからだんだんと前方の水深のある流れへと囮を出していく。しかし掛からない。
「こりゃいかん!はよかかってくれなぁ囮が弱って丸つぶれや。」
だんだん心が焦る。そして流れの中は掛からないとみて早々に瀬尻へと囮を下げる。そして対岸際を昇らせて…ここでやっと掛かった。

    

「あ〜ありがたい。しかし、やっぱりここでも流れの中はあかんのか…」
ということで変わった囮も流れの消えかかる瀬尻のトロに入れて泳がせる。するとやっぱりこれが正解で、ポツリポツリと追ってくるようになった。ただこの広いトロのどこでも掛かるというわけではない。掛かるところは結構偏ってる。岸側の白い石はダメで対岸際の茶色の石。深いところより駈け上がる少し浅いところ。1匹掛かったらそこで少し粘って数匹掛ける。追い感のないとことはさっさと見切ってさらに下手へ移動する。前半はポイント全体の様子を把握するため移動を早くする。ぐっと下手の分流との分岐点、ここはいつも鮎が濃いポイント。やっぱり鮎の反応はよく掛かり速度は上がった。しかし型が一回り小さくなった。ここまで下がったところで前半終了。昼休憩とする。前半は12匹。



 さて、後半は最初に竿入れしなかった上流部、上の早瀬下手の瀬尻から始める。瀬戸瀬の間にはさまれたこの部分も例年は鮎が固まるところ。ところが流れの生きているここの場所は群れはたくさんいるのだが掛からない。
「いやいや、どこかに追い鮎が固まってるところがあるはずだ。」
そう思い込んで必要以上にここにこだわってしつこくやりすぎてしまった。1時間半も関わってしまって無駄に時間を費やしてしまった。それで、結局掛かるところを見つけることはできなかった。



「いかん、いかん。」
とやっと見切って前半で見通した掛かりポイントへ移動する。するとやっぱり流れの勢いが緩んだところで丁寧に泳がせると掛かる。今シーズンはダメ場所と言われた柿の木専用区だが、やっぱり放流鮎の魚影の濃い場所だと言うことを確認することができた。ただ、やっぱり初期に渇水が続いてたので成長が遅れたようで下流部の放流鮎と比べて一回り型が小さい。他が21cm級主体なのにここは20cm級が主体だった。日曜日は日原漁協が17時までなので早じまい。後半は15匹の計27匹で1.2kg。

    

16cm〜20cm 27匹

2022年07月30日

高津川    10:30〜16:30

 この時期になって好調と聞こえし、佐鎧に入ってみた。朝が遅い自分にそんな人気場所に入れるわけがない。朝早に翔さんにポイントを取ってもらってご一緒させてもらうことで入れるのだ。
 上にトロ瀬、下に瀬そして荒瀬へと続くポイント。先に下手に入った翔さんによると反応はいいが型は小さいのが多いとのこと。後入りの自分は上のトロ瀬で泳がせで狙う。流れ筋が二股に別れており、それぞれ流れ幅はそんなに広くなく、魚影もそんなに多くはなさそうだったが静かにゆっくり泳がせて石回りをじっくり誘えばポツリポツリと追ってくる。

    

それにこちら…トロ場はやっぱり型が良い。掛かる鮎の中心は放流鮎の20cm級だ。それに石の大きい佐鎧では遡上鮎の成長も早いのか天然遡上鮎の18,9cm級が掛かってくる。尾びれがシュンときれいにのびたこの天然遡上鮎が掛かれば目印ビュンと吹っ飛び、ギュギュギュギューンと引っ張り回す。「これが友釣りだー!」という感じの気持ちいい掛かり方を見せてくれる。追いが悪く手元にコンっと響くだけで掛かりどころも口や目や腹ばかり、掛かってからも重量感だけの放流鮎とは大違いだ。入川口の正面、いかにも掛かりそうな、いい川相のエリアは反応が薄い。きっと抜かれ後なんだろう。そこより上の見た感じ、「こんなところで」という魅力の無いエリアで上に昇らせ、止めて尾を振らせているとコツンと掛かる。前半は7つで折り返し。
 午後のスタートは手前の分流、水深くるぶしの浅く、幅3mほどと細く、石も小さくておそらく誰も囮を通さない筋からスタート。やっぱり竿抜けでポンポンと5つほど掛かった。ただしそれで終わり。ウブなだけで、さすがに数は少ない。その後、主筋に戻って続けるが一度通した筋はさらにアタリが遠くなった。それでも丁寧にねちっこく探ると、囮継ぎが途切れない程度に掛かってくれた。数は少ないが良型中心でいい重量になった。

    

18cm〜23cm 19匹 1.3kg

2022年07月27日

高津川   11:00〜17:00

 本流の水も落ち着いたようで、そろそろ白川にも新垢がついたのではないかと思い、青原へ。
 水曜日は日原漁協はお休み。まずは囮を素掛けで確保しなければならない。手前、岸際からしゃくっていくが、まだ岸際には小鮎たちは戻ってきていないようで掛からない。どんどん前へ進み出て、芯流れまで出たところでやっと掛かった。同じ筋で続いてもう一つ。小さいながらも2匹の囮が確保出来たので早速友釣りにチェンジ。
 これまた岸際から泳がせ出して探っていくが反応はない。増水前には手前の浅場にも瀬肩の浅トロにも小鮎の群れがたくさん走り回っていたのに今日はそれが見えない。対岸近くの芯筋まで行くとやっと掛かった。



これまでは流れの中では掛からず、緩い澱みや溜まり、トロ場が掛かりどころだったのに、今日は流れの芯で掛かる。それも良い型の鮎だ。掛かる筋は細いけど結構長い。流れ肩の部分だけで9匹掛かった。替え囮も十分確保出来たのでここで昼食とする。



 さて、後半。まだまだ下手に筋が伸びているので楽しみだ。前半で掛けたあたりはさすがにもう反応が出なくなったので少しずつ下がりながら探る。流れ中に沈む大石回りで囮を止めると思ったように掛かる。調子が上がってきたなと思ったとき、ゴロゴロゴロと音が響いた。空を見上げると黒い雲が覆っている。そして続いて雷鳴が響く。続いてスマホの豪雨警戒が入る。雨雲レーダーで確認すると見事に雨雲がこちらに向かってきている。そしてパラパラと雨粒が落ちてきた。
「これはやばい。」
とまだ雷鳴は遠い感じだが通り雨のようなので車に待避してやり過ごそうと竿を一旦たたんだ。
 ところが10分ほどで大雨の雲が到達し、その後10分ほどで通り過ぎる予報だったのだが、なかなか雨が本降りにならない。雷鳴は聞こえ、光りが走るが、近寄ってくる気配はない。スマホで確かめると予報は先延びしている。仕方がないのでそのまま車で待避。が、予報はどんどん先延びし、1時間後に…さらに先延びして1時間半…。ついにしびれが切れた。
「え〜い!本降りになるならなれ!」
 残り時間1時間しかなくなってしまったので車を飛び出て川へ入った。するとだんだん空も明るくなり、雷鳴も治まってきた。つまり予報ははずれだったのだ。残り1時間も調子よく掛かったので、
「待避してなかったら結構な数になってただろうなぁ。」

    

13cm〜21cm 19匹

2022年07月24日

高津川   8:00〜16:00

 昨日、大水引きの白川日原へ突入し、コテンパンにやられて「このままじゃ帰れない!」っと車中泊でリベンジチャレンジ☆
「やっぱり定石。」
と上流へ上がって大野原へ。
 柿の木まではどこも人が入っていたが、柿の木を越えるとすっかり人がいなくなった。そこで今季初だが、大野原のポイントで竿を出すことにした。ここは瀬肩から上へぐっと広くトロ場になっているので、
「トロ場にたくさん鮎が付いてないかなぁ…」
と増水後の追い気の高まりを期待してそっと瀬肩に立ってみた。しかし、残念、そんなに鮎の姿は見えない。それでもそろっと囮を放ち、泳がせ出してみると上へ上ってツンツンツンでくるん!意外と早く囮は変わった。

    

やっぱり上流のトロ。型は良型。力強い引きを見せ、なかなか寄ってこず、抜けない。タモで受けるとドスンと重量感。ただし、やっぱり魚影は薄い。ポンポンと3っつほど掛かったらもう反応はなくなった。ここは網入れ場。渇水続きの今シーズンは、ここのトロ場は網入れ荒れして鮎は残ってないのだろう。そこで仕方がない。網入れの影響の少ない瀬へと下がっていく。一段目のチャラ。数は出ないけど良型が瀬の中で来る。レギュラー21cm。H2.5でこんなのを瀬の中から引き抜くのは大変。。ズーム伸ばして、両手突き上げ、「え〜い」っとへそめがけて抜き飛ばし、タモでキャッチはドスン!!長さ竿1本半ほどの短く浅く流れの緩やかな瀬だが、ここには結構鮎がいるようだ。ただし増水の引き水でありながら鮎の追いが弱い。勢いよくガツン!と掛かってくる鮎は少なく、止めて尾を振らせて待ったり、何度も上り下りさせて絡めたりでやっと掛かる。掛かりどころも悪く、8割は口、エラ、目、腹掛かり。次に使える囮に困る。それでも午前中になんとか10匹。



 昼食後、どうしようかと思ったけど、型が良いのでこのまま残留し、下の段の荒瀬にチャレンジしてみることに。一段下がった下の段は大石ゴロゴロで流れも荒い荒瀬。こんなところであの良型鮎を掛けて取れるかどうか。自分の老体ではこの荒瀬を下ることもできないのでそれが問題だ。数ある大石の間を通る筋が幾筋もあるがこの勢いある流れにはやっぱり鮎は着いていない。大石裏の澱み、岸際の浅チャラ、そういった緩いところに鮎は着いている。それを一つ一つ拾うように掛けていく。掛かれば一つ段を落として鮎を大石裏へ回し、その狭いエリアでやりとりをし、頃合いを見計らって抜く。けれど、全てはうまくいくわけではない。流れの芯に突っ込まれて竿を伸され親子どんぶり。竿が立っても強引な綱引きで身切れバラシ。掛かり鮎に振り回されて囮鮎が鼻抜けする等々事故も多発した。掛かる鮎はやっぱり型が良い。
 納竿時間前、最後にと、さらに荒い流れに囮を入れるとドンドン大きくなる。。。22cm…ついには今年最長寸の23cmが登場。
「こんなの囮に使えましぇ〜ん」
数は多くはないが良型ばかりで重量となった。自分的にはリベンジ成功だ。

    

18cm〜23cm 26匹で1.8kg

2022年07月23日

高津川   12:00〜16:30

 18日に高津地方に大雨が降り、水位は一気増水。水位は3m高となり5日間水位高で竿が入れられない状態となった。今日、やっと本流で竿が出せるほどになったが柿の木より下手は石がひっくり返り白川状態。果たして残り垢狙いで鮎は掛かるのかどうか…。
本来なら石が動いていない上流部か増水度が低かった匹見川へ行くのが正解だろうが…増水の引き水で激掛かりが起こることのあるポイントへと賭に出た。結果は…ハズレ。青原。残り垢は両岸際に所々あるのだが渇水続きだったからか鮎が流れの中に出てきていない。翔さんと2人、各所を探して回ったのだが全くの反応なし。コテンパンにやられた状態で昼飯。
 後半は上流部へ移動してみようかと思ったがどうやら竿出しできる上流部も匹見川も満員御礼ということで入れる見通しは暗い。増水でも底がひっくり返らない深い淵を上に持つゲンゴロウに行ってみると空いていた。そこで上のトロ狙いと入川した。確かに垢も残りチビ鮎も見えたが…出てきている鮎はまだ少なく、申し訳程度掛かっただけでおしまい。まぁボウズじゃなくってよかったね。

    

18cm〜21cm  3匹

2022年07月17日

高津川   12:00〜16:30

 最近の暑さに疲れもたまっているので、今日はゆっくり休養と思って朝もゆっくりしていたのだが、予定のない日曜日、家にいてもすることがないので遅い出発とした。
 さて、日曜日でもあって、釣り人いっぱい。午後に到着してもいいポイントが空いているわけがない。日原に到着、漁協で囮を購入し、空いているところ探しをしたけれど、案の定めぼしい場所には全部人が入っている。そこで人が見逃すピンポイント狙いとした。通称いりょうの瀬。この瀬尻の下に竿2本ほどの短い瀬がある。行ってみるとしめしめ誰もいない。早速入って見るが狙いは瀬ではなくその上にあるトロ場。ここに良型の鮎がついていないかと期待。が…残念、読みははずれたようで泳がせ探るけど反応はない。
「どこか付き場があるのではないか…」
と丹念に探っていると
「えっ?!」
ビックリ!「トロで反応がなければ瀬を」と思ってたその短い瀬に急に2人も入ってこられた。まさかこの短いポイントで竿を出してたら他に人は入ってくると言うことはないだろうと思っていただけにあっけにとられた感じ。竿一本下に位置する一直線に瀬に踏み込まれてしまったので、もう瀬には入れない。仕方がないので瀬肩のトロ場を引き続き探索。そしてやっと付き場は見つかった。対岸際の押しの強い流れの肩。ここの畳一枚ほどの範囲に型の良い鮎がついていた。

    

追いはとってもよい。おそらく竿抜けのポイントだったのでしょう。他に移動出来ないので追いのよい1番鮎を掛けた後も丁寧に探りポツポツと追加。そのうち瀬に入られた釣り人は掛からなくなったのかずっと下手へと移動して行かれた。空いた短い瀬も丁寧に探るとポツポツと掛けることができた。狭いポイントなので探りきって早じまい。それでもこの短いポイントで良型鮎を20匹掛けることができた。

    

15cm〜21cm 20匹

2022年07月16日

高津川   10:30〜17:30

 相変わらずの高水温超渇水。特に水温の方は津本流は30℃を越えているのではないかというくらいに上がっている。そのため釣り人はみんな匹見川へと流れている。自分も匹見へ…と思ったけれど遅時間入りの自分には入れる場所はなさそうだ。早朝から匹見へ入ったが外れ場所を引き、場所変えしようと動いた翔さんはどこもいっぱいで全然入るところがないと連絡をくれた。
「さて、どこに入ったものか…。」
考えながら日原専用区の土手の上から川を見下ろすと鮎がたくさん見える。
「ここって、掛かるんじゃない?」
とりあえず翔さんとおちあうまでにちょこっとチャレンジしてみることにした。
 とろとろとスロープを降りて対岸へ川を切り、鮎が見えた辺りに向かって泳がせ出すと…クインっと目印が踊った。

    

「やっぱり掛かったじゃん。」
囮が野鮎に変わってさらに泳ぎがよくなり、ポンポンポン。思ったように続けて掛かる。が、しかし、魚影が濃いという感じではない。数が少なく、ウブいから素直に掛かっただけという感じで、一つ掛かるとその周辺では次は来ない。あっちこっち探って掛けるという感じ。それでもウブいから小1時間で7つ掛かった。
 翔さんが来たのでそこで昼食。
「さぁ午後からはどこへ行こうか?」
というところだが匹見からここまで来る間も人がいっぱいでここといって入れるところはなかったという翔さんの話を聞き、まだまだ広く鮎は見えるところがあるので、
「ここで続けてやってみよう!」
ということになった。ところが…最初に見つけたポイントは一通り掛け終えたので掛からない。じゃあ少し動いてっとポイントをずらしたら全然掛からない。あれよあれよと、とっととっとと動いて掛かる場所探し。下手へ下手へと下がりながら…ついには下の瀬肩まで下がってしまった。ここまでトロでの泳がせで掛かった鮎はゼロ。しかたがない、トロをあきらめ下手の瀬へ囮を入れて引いてみる…がこれも掛からない。やっぱり瀬を引いてもダメなのだ。そこで瀬の中の石裏の溜まりで泳がせてみるとクククンと掛かった。トロと比べて型は一回り小さいが、やっと掛かるところ、掛かる方法が見つかった。しかも掛かるポイントは芯ではなくヘチである。砂岸側のヘチを中心に掛けて、一通り掛けて反応がなくなったので川を切って右岸側へ。こちらの方が竿抜けだったのか足元の浅チャラの筋で連発。時に上へ飛ばして…これは掛かると型が大きい。反応が消えたら思い切って瀬の中を下げて、下竿気味で泳がせてポンポンポン。しかし、これは気をつけて竿を捌かないと下がられて身切れに親子どんぶり(^^;ただ抜いたところでの釣り返しはないので狙い場を移動しながら。
 型は少し小さかったけどまずまずの1日だった。

    

13cm〜18cm  21匹

2022年07月13日

匹見川   12:00〜17:00

 週に一度の平日釣行だが、このところの暑さで参って朝が遅い。さらに水曜日は日原の漁協が休みなので、囮を買おうと思ったら横田まで行かなくてはいけない。横田まで下るまでにいい場所が空いてたら素掛けをして囮を調達すればいいのだが、この日は津本流は満員御礼。どこも空いてるところがない。ついに横田まで下がってしまって漁協本所で囮購入。時間はもうお昼。できるだけ近くで竿を出したいと、今年初めての匹見筋へ回る。けれど、今年は匹見筋は大人気。上に上がれば上がるほど空いてる場所はない。ということで、できるだけ下手でと、空き場所探し。
 まずは隅村へ。一番目の場所は…残念ながら素掛けをしている人が入っていた。その続きの2番目は、今年は川筋が変わってしまって、これといった変化も無く友釣りにはあまり適してない。それだけに、ここは空いていた。入川点の少し上にほんの小さな瀬があるのを知っていたので入ることにした。
 だがしかし、着替えて河原へ降りてみるとビックリするほどの砂の上の足跡。網師の足跡か、早朝の先客さんの足跡か…。ここでやめといて場所変えすればいいのにもう昼になっているので入ってみる。瀬頭に立って囮を入れると即反応。



スムーズに囮換えができたから
「こりゃ結構いいかも(^^)」
と思ったが反応は単発。魚影の薄さが見て取れる。やっぱり早朝の抜かれ後のようだ。サッサッサーと一通りのポイントに囮を通して、反応が途絶えたところで昼食。ここまで5匹。
 狙いポイントの上の小さい瀬はやり尽くしたので、場所替えも考えたが、匹見は下手すると放浪に終わってしまう危険性がある。
「期待は低いが、下手の長い一本瀬はどんなものか。」
とせっかくだから調査してみたい。ということで、昼からもここで下の一本瀬調査をすることにする。が…チビ鮎の群れが走り回っている以外掛かる鮎の気配がない。落としの荒瀬尻からずっと探りながら下がっていくが全く掛かる気がしない。下の橋まで下がるつもりだったが、忍耐が切れてしまって途中であきらめ。変化のない一本瀬に光は見えなかった。もう一度ぐっと上まで戻って、落としの荒瀬付近を探ってみる。瀬尻のエグリに囮を入れると一発で掛かったが荒瀬の芯に引き出され、そのまま止まらず、ぷっちん親子切れ。やっぱりここに良型が潜んでいるようだが、掛けても取り込めない。流芯脇の澱みで泳がせると一つかかり、落としの流芯でも遡上鮎の小型が一つ掛かったが、それ以上の見込みはない。残り時間も少なくなったので、この一本瀬を見切って最初の小さな瀬へ戻ってみたが…全くの反応なし。釣り返しがきかない瀬だったようで結局この日は追加もできず、これで終了。



16cm〜20cm 9匹

2022年07月10日

高津川   10:00〜16:30

 昨夜は車中泊しようと思い、日原道の駅に行き、準備を整えたのだが…あっ…持病の薬を持ってくるのを忘れたのに気が付いた。
「う〜ん、、、残念。。。」
ということで自宅へ帰り、再び翌日の釣行となった。自宅から高津川まではおよそ100km、2時間かかる。連日の釣行は骨が折れる。
 日原漁協で囮を買って、近いところから順に空いている場所を探す。すると青原が空いていたので、即、入ることにする。連日の渇水、真夏日による高水温、そして網入れ、竿入れ…。前回反応があったポイントに囮を入れても反応はない。広範囲をじっくりと探ってなんとか囮が代わり、取りあえず継ぐことができたが事態が好転する見通しはたたない。



思うポイントに一回り囮を入れて前半終了、昼食にする。ここまで6匹。
 昼食後、
「やっぱりこれは場所替えだな。」
と思ったが、少し離れているが、前回ここで掛かったトロ場が気になる。そこでせっかくだからそこの様子だけ見てみようと船を引いて川中移動。けれど…ここも全くの反応なし。あんまり反応がないので下手にある瀬にも囮を入れて引いてみるがやっぱりここの瀬には追ってくる鮎はいない。瀬へも一通り囮を入れたが反応なし。
「こりゃ、ダメだ。」
2つ追加しただけであきらめて元の場所へ帰る。
「このままじゃ終われないだろう。」

    

残り1時間となってしまったが場所替え決行。行き先は、
「今季トロ好調ならあの急瀬落ちのトロだ!」
と池村専用区へ一直線。あまり知られてないポイントなので空いてる自信はあった。
「やっぱり空いてた。」
とほくほく気分でトロ尻に立って囮を昇らせ入れる…が、掛からない?!
「えっ?なんと?ここに鮎はついてないのか?」
縦に横にと囮を泳がせ、探るけど全く無反応。ついには瀬落ち際まで昇ってここでやっと掛かったのはチビ天然。
「これじゃぁダメだ。。」
完全な読み外れ。仕方がないのでそのまま急瀬に引き上がると…ガツーン!キタキタ!グーンと引く良型。けれどそのまま瀬落ちに落とせばあしらえる。ということでタモにドスーン。囮を変えてもう一度同じところに入れると入れた途端にガツーン!
「こんなところにおったのか!」
瀬落ち前の棚が付き場だった。ここでゴンゴンの9連チャン。結局残り1時間の方が良く掛かったとは(^^ゞ

    

16cm〜21cm 18匹

2022年07月09日

高津川   10:30〜17:00

 上が掛かりだしたと聞こえてきたので佐鎧に入る。
 しかし減水続きの週末で、見事に網入り後の様相。トロの魚影がやけに薄い。チビ鮎もほとんど見えない。当然のようにチャラもトロも掛からない。ついには囮も弱って、
「こりゃダメだ。」
と場所替えが見えたとき、一気にダメなはずの瀬に下り、弱った囮でもなんとか入る岸の葦際に囮を入れるとこれが一発掛かり。そしてその後3連チャン。

    

「瀬におるのか?」
と期待を高めて昼食休憩。場所替えと思ったけど瀬で掛かった後なのでもう少し延長戦をと思ってしまった。これがはまりのもと。
 午後は最初から瀬の中に立ち入り、囮を入れていく。ところが…なんと掛かったのは最初に囮を入れた岸際1mほどの筋だけ。真ん中、対岸際、急瀬肩と次々に囮を入れて回ったけど全く反応なし。足元の筋だけってどういうこと?…たぶん抜かれ後ですね。。網入れ後に抜かれ後。これじゃあどうにもならない。こういうのを早く見抜いて見切って即場所替えするのも腕のうち。

    

16cm〜21cm  10匹

2022年07月06日

高津川   11:30〜17:30

 平日釣行はいつもの時間に出発すると通勤渋滞に巻き込まれ、にっちもさっちもいかなくなる。仕方がないのでせっかくの平日チャンスだけれど時間を遅らせての釣行となる。しかも水曜日は日原漁協はお休み。囮を購入するには横田の本所までいかなくてはいけない。
「時間がドンドン遅くなる〜。」
と青原のチャラ瀬が空いていた。
「ここで素掛けをちょっとして囮確保出来たらそのまま続行。30分掛からなかったら囮購入といこう。」
と素掛け竿を持って岸際に立ち。手前から探ってみると…5投ほどしたところでグリグリグリン☆思ったより早く野鮎が掛かってくれました。1匹では心許ないと一歩前に出て竿を振るとグリグリグリン♪開始15分ほどで囮が確保出来たので、竿を持ち替え、ここで釣ることにしました。
 素掛けですぐに掛かったので、このチャラ瀬で連発するかと思いきや、そんなに甘くはありません(^^ゞ。瀬尻の開きで2匹来たけどそれっきり沈黙。瀬の中にもいると思ったけど瀬の中は空き巣。沖側のトロでポロポロ掛かったけど鮎の数は薄そうです。

    

一通り探って、反応がなくなったところで前半終了。竿を置いて昼食とします。ここまで9匹。



 さて、後半はどうするか…ポイントは少なく、一通り全部探った。一段上の瀬と瀬尻のトロには先客さんが1人いてポツポツとリズムよく掛けられているので空きそうもない。ぐっと下がった下手の瀬尻には先客さんがお二人。この状況から考えて場所替えが正解だろう。だけど、ちょっとやってみたいことがある。下手の瀬の頭にあるトロ。そこは前回結構掛かったポイントだ。ということで残留決定。めあてのポイントまでは100mほどはあるので途中石回りに囮を入れて泳がせて探りながら探っていく。けれど…どこも全く掛からない。渇水続きで抜かれたところに鮎が付かないのか、付き場が変わったのか,連日の網入れで鮎の数が極端に減ったのか…。前回ポツポツ拾えたところも全く反応がない。そしてやっと狙いのポイントに到着。が、…掛かりません。前回掛かった鏡はもちろん、下手の流れのもやも瀬頭のぶち当たりも、早瀬の中にもぶち込んでみたけど全くの無反応。ここにはおるやろうというところも全部スカ(^^;。その辺り、丁寧に2時間探って掛かりはゼロ。
「はぁ〜、参った。」
で再び今度は登り100mをえっちらほっちら歩いて元に戻ります。時間掛けて探ったので残り時間は1時間。もう場所移動はできません。もう一度前半でやったところに囮を出す。けれどやっぱり1度さらったところでは反応なし。「瀬はかからない」が最近の定石なのだが他にやるとこがないからチャラの中でも一番水の太い筋へ囮をねじ込んだら一発掛かり!しかも良型。幅50cm長さ1mの流芯に鮎は付いてました。後半ゼロだったのにこの小さなポイントで7連発♪ついてた鮎は全部抜いたのか、パタンととまったのでこれで終了。

    

15cm〜21cm  16匹

2022年07月03日

高津川   10:30〜17:00

 水温高すぎでみんなこぞって匹見詣で…ということは今年不調の柿木周辺は逆にすっからかんでどこも空き場かぁ?と思い、いつ行っても人気場でほとんど入れたことがないところへも入れるチャンスと白谷へ行ってみる。すると思った通り誰もいない。
「おー!この場所を独り独占できるかぁ。」
とこれだけで感動。わくわくしながら着替えて河原に立ってみるときれいな水と川底にたくさんの鮎が見える。
「ウッホッホー☆こりゃ入れ掛かりで笑い止まらんかも。」
ドキドキしながらハナカンを通して囮を放つ。ところが…鮎はたくさん見えるのに一つも掛からない。
「えっ?えっ?あれれ?…」
で1時間が過ぎる。目の前の深トロをあきらめ少し移動して瀬、浅トロ、チャラ瀬とねらい場を変えるが…やっと掛かったのは握り込めるほどのおちびちゃん。

    

そして後は続かない。移動してもどこのポイントも鮎はたくさん見える。なのに追ってこない。いったいどういうんだろう。動き回ってやっと荒瀬の肩の岩でまともなのが掛かった。しかし、これも後が続かない。
「時間が来れば追いがたつのか?」
 早めの昼食を取り、後半はどうしようかとひと思案。きっと場所替えが正解だろうがあれだけたくさんの鮎を見てしまってはあきらめがつかない。下手にはまだ囮を入れてない場所もあったので午後も少し匹続いてここでやることにした。そして後半はぐっと下手の瀬場から始める。…が瀬の中にも追ってくる鮎はいない。そのうち引くと囮が水面に浮くようになったので、
「こりゃいかん。」
と瀬を見限ってゆっくり泳がせながら上へ移動。。。ついに入川点まで戻ってしまった。
「あかん、もう術がない。今日は完全敗北だ。」
お手上げ、時計を見るともう15時。このまま帰ろうかとも思ったが、欲求不満が多残り。なんとか一矢報いて少しでも欲求不満を解消してから帰ろうと残り1時間を思い切って大移動。
日原まで戻り、池村専用区の瀬肩を見ると誰もいない。空いている。
「よし!あそこだ。突撃〜。」
と車を止めてさっさと一目散にポイントへ。
岸際にそっと立ち囮を放して上あげすると…ギラリン☆一発で掛かった♪
「やっぱりおるところじゃ掛かるんだよなぁ〜。」
ちょっと大きくて囮につけるのをためらう鮎だが元気囮はこれしかいない。ハナカン通して
「いってこ〜い!」
ツツツツツ…クルリンパ☆で掛かる。スーッと泳ぎ出て…掛かる。瀬肩の浅トロだけを泳がせて残り1時間で6っつ♪これでちょっと気持ちよくなって竿をたたんだ。
    

13cm〜21cm  9匹

2022年07月02日

高津川   10:00〜17:00

 雨が降りません。引き続き高津川はー20cmの渇水状態。それに加えて高水温。なんと津本流は水温30度越えと聞こえる。30度越えはあきません。水温が30度を超えると掛けた鮎が船の中でバタバタと死んでいくのです。そんな状況下ですから釣り人はみんな匹見川へと駆け込みます。僕はいつもの昼前出勤。そんな時間に匹見へ行っても入るところなんてありません。
 朝早から匹見へ入った翔さんは一発目のポイントを外してしまったので場所変えしようと思ったら上から下まで満員御礼で入るところがないと連絡をくれました。それなら逆に本流はガラ空き?と日原専用区を見に行ってみたらまさしくガラ空き誰もいません。厳しい状況とは思いながら、やってみることにしました。
 川土手の道路から川見するとちょっと小さいながらもたくさんの鮎が見えます。追っている姿も♪
「これなら掛かるでしょ☆」
とスロープを降りてそのまま真ん前に囮を放ちます。スースーと泳いで出た囮がそこここで遊び泳ぎをしているとキラリン☆掛かりました。しかし、これはチビ天然。

    

小さすぎるでしょ。でも囮交換いってもらいます。と、このチビたん、元気ピンピン勢いよく泳いで昇ります。大岩の後ろに入った途端ギラリン☆これは手応え大きい。うまく抜いてドシン!今度は囮に使うのに躊躇する大きさ。



でも、流れの緩いトロ場ですからハナカンを通します。大石回りを中心に探って7匹の良型ゲット。しかし追いが悪く、掛かりどころが悪い。顔や腹ばかりに掛かるので次に囮に使えるものが少なく苦労します。ここで翔さん到着、昼食を食べに上がります。
 午後からの場所はどうしようかと考えたけど、ポツポツでも前半追いがあったのでここでそのまま続けることにして後半戦の開始。ところが…掛からない。。いくら泳がせ探っても、場所を動いて狙いを変えても…掛かりません。こりゃ大変。適当にポンポン掛かってくれて囮が変わってくれないと高水温下ですから囮がすぐに弱ってしまうのです。高水温での囮の弱りは浮くのです。ちゃんと泳ぐのは泳ぐんだけれど泳層が上に浮くので極端に掛からなくなってしまうのです。
 そこで大胆に場所を動きます。ぐっと下がって瀬頭付近まで。この付近なら型は小さくても天然遡上鮎が掛かってくれるのではないかとの読みです。そしてその読みは当たってました。相変わらず追いは悪く、掛かりどころは顔か腹。腹掛かりはあっという間に船の中で腹を返します。囮が元気でいくら上へ横へと泳いでも掛かりません。鮎の横を素通りするだけです。元気な鮎をうまく止めてじっと待つとしばらくしてコン☆っと掛かってくる。なのでケラレ掛かりバレも続発。特に追いが活性化することもなくそのまま夕方までポツリポツリと掛かって結局21匹。しかしそのうち7匹も船の中で死んでました。

    

13cm〜21cm  21匹

2022年06月29日

高津川   11:00〜17:00

 仕事が休みとなったのでうれしい平日釣行。出勤渋滞をさけてのゆっくり出発。だけどちょうど水曜日は日原漁協が休みなのでわざわざ横田の本所まで下がって囮を購入。行きしなに日原周辺のポイントの空き状態を見ながら下ったので入る場所の目星をつけていた。
 今年は人気の高津川。平日でもほとんどのポイントにはちゃんと人が入っている。さて、目星をつけていた場所へ行ってみるとちょうど先客さんが車を止めて竿を出そうとしているところだった。
「あちゃ〜、タイミング遅れたかぁ。。」
けれど、広いポイント、お一人だけなら邪魔にならないように入れるよねっとこtらも車を止めて先客さんにご挨拶。
「ずっと上の邪魔にならないところまで上がりますからご一緒させてください。」
と申し出ると
「いいよ、いいよ。わしゃ素掛けじゃけに、どこでも入りぃ。」
と快諾いただいたので一緒させていただくことにした。
 瀬は遠慮して、直行で上のトロへ。最初に元気のいいのを掛けて囮を変えたいと思って流れが生きている岩の間を泳がせるが…掛からない。
「こりゃ、簡単にはいかないなぁ…。」
と少しずつ下へ下がりながら探る。じわりじわりと下がってやっと掛かったのは30分後のトロ尻のかけ上がり。

    

おいしいと思える水深のある流れが生きたところでは掛からない。渇水、高水温で鮎の付き場が変わってるのか?浅くて鏡のポイントなので身をかがめ極力竿を動かさないようにしてゆっくりと囮を泳がせる。すると囮の泳ぎが弱くなったところでくるりんと掛かる。ポツリポツリ掛けてアタリが止まったところで昼食にする。ここまで7匹。
 さて、後半戦の開始。先客のおじさんは下手の瀬でずっとやっておられるので正面のトロ瀬でちょっと竿を伸ばしてみると…これが掛かる。掛かるのは掛かるけど型が少し小さい天然遡上鮎だ。



追いがよくキラリンと光り、目印も飛ぶが型のいい放流鮎ばかり掛けてたので16cm級の小さい鮎はなんかおもしろくない。ポンポンポンと1時間ほどで7つ掛けたがやめて再び上のトロへ。
 するとさっき抜いたばかりなのに不思議と同じエリアで掛かる。範囲は4畳半一間ほどの広さ。そこから上へ上がっても下へ下がっても掛からない。また、続けても掛からない。ダラダラと泳がせてるとココンと竿先を響かせて掛かる。最後までポツポツリズムだが型が良いのでそのまま夕方まで続けた。



15cm〜21cm   21匹

2022年06月26日

高津川   10:30〜16:30

 2週末続けて車中泊をしたので今週は遠慮しておとなしくしとこうと家に帰ったのだが翌日曜日は好天気。
しかも家は留守番。何もすることがないということで再び津へ向かう。
 ところが渇水高温続きだった本流が、水位が上がったら爆釣とみんな思ったのか、日原本流は人人人の大盛況。全く入れそうなところがない。空き家を探してだんだん下手へ下る。「ここは3人。ここは7人(^^;ここは車が3台…」一つ一つ入川口を確認していく。
 青原、
「ここにも車が5台。…と、ひょっとして下手奥は空いてる?」
のぞき込んでみると車が止まってない。しめしめと悪路へ車を入れて下手奥に車を止める。ねらいは先週同じように濁り増水で好釣だった瀬尻下手のトロ。着替えを済まして河原に出てみると…なんとちょうどそのポイントに2人の釣り人。車が入ってないのでまさか誰かが入ってるとは思わなかったがきっちりそのピンポイントに入っておられる。
「よくあそこを見抜いたなぁ〜。こりゃ、参った。」
そことの間にある瀬はどうせ掛からないとわかっているので瀬へは下がりません。入川口正面の瀬肩のトロ場へせっかくなので竿を出してみる。まずは岸際、足元からそっと上へ泳がせて上らせていくと…ギュルンパ☆なんと1発で掛かってくれました。

    

「これはちょっとは楽しめるか?」
っと期待したけれど元気囮に変わっても次は来ません。時間を掛けて丁寧に探ってもチビ鮎がポロポロ。
「どっか掛かるところはないんかい。」
と沖へ上へと歩み出て探索開始。4ッツほど掛けたところでお昼のサイレン。下手のお二人さんもひとしきり掛けて追いが止まったのか上がってこられました。
「ん?」
よく見ると、なんと!へいぼんさんの弟さんでした。
「スゴイと思ったら弟さん!やっぱりあそこを当てるとはさすがやなあ。」
挨拶して、しばし鮎談義。弟さんは車中泊明けということで今日は早帰りだそうでそのまま上がって行かれました。こちらも昼飯食べて場所替えしよっかなっと思ったら…ギュルンと掛かりました。
「おおっ?!」
これが良い型。もしかして付き場を見つけた?囮を変えてまたギュルン☆次もギュルン☆ということで午後もここで続けることにして取りあえず一旦竿を置いて昼食の冷麺をすする。



 一服して後半戦の開始。先ほどの付き場へ一直線に歩み出て囮を泳がせる。すると追いがいいとは言えないが良型の放流鮎が掛かってくる。その範囲は4畳半一間ほど。そこから上へ上がっても下へ下がっても掛からない。同じ位置に立ちん坊でしつこくしつこく泳がせてかけ続ける。が、さすがに2時間も続けると掛かりは止まった。そこで付き場はここにもあるならもっと上にもあるんちゃうか?と上手へ上手へと昇って探索。けれど、2匹だけ追加出来た小さなポイントの他は目で見ても囮を入れてもみつかりませんでした。長い距離を昇って下って…くたびれてもう一度さっきの付き場で2匹追加したところで納竿しました。

    

12cm〜21cm 20匹

2022年06月25日

高津川   11:30〜17:00

 わかったことが一つ。瀬で追う鮎は天然遡上でまだ小さい。トロで追う鮎は放流鮎で型が良い。トーナメンターとして修行していたときは型はこだわらず、とにかく1匹でも多い鮎を掛ける方法を追い求め、練習していた。けれど、トーナメントを意識しなくなると数にこだわらずいい鮎を掛けたくなってきた。そこで今日は最初からトロねらい。
 解禁当初こそ誰かが入っていた日原友釣り専用区だが最近になって人が入ってるところが見えなくなった。どうやら主要ポイントの瀬肩とチャラでは追う鮎がついてないらしい。毎年放流される鮎は多いのに針に掛かる鮎が少ないこのポイント。上のトロには鮎が付いているところはあるのだがそこを見つけることが難しい。
 今日も昨日の夕立のためにちょっと増水で濁りが入っている。膝より深いところは底石の並びが目では確認出来ないぐらいだ。瀬頭よりずっと上、流れのモヤモヤが消えるところまでのぼって岸際からそっと囮を放つ。するとここにはいましたよ、放流鮎。コンっと小さなアタリで竿を立てるとグンと引く。重い横走りを止めてためて、ぐいと抜く。ドンと重量感ある鮎がタモにはいる。思った通りやっぱりトロには型の良い放流鮎がついている。しかし、一箇所にまとまって鮎が付いているパラダイスを見つけるのは非常に難しい。今日は濁りが入ってて底が見えないからなおさらだ。残念ながらこの岩回りでは3匹が限度。ピタリとアタリは止まってしまった。そこからは当てのない探索が始まる。一歩一歩と前に歩み出ながら囮を泳がせる。たまたま鮎が付いているところに囮が入ったら掛かる。一匹掛かったらそこ付近に鮎がまとまって着いている可能性があるからちょっと同じところを丁寧に攻めてみる…。残念ながらまとまって付いているポイントは見つけられず前半戦は6匹に終わる。けれどその6匹は全部20cm越えの良型。
 かなり広い範囲を探索したので後半は場所替えしたほうがいいとは思ったが…重い友缶をかついで場所変えするのは老体には辛いことなのだ。ここのトロはまだまだ広く広がっている。そこで今回はそのまま続いて好ポイント探しを続けることにした。ところが、後半戦を開始してすぐに風が強くなり始め、強風はそのうち突風となり竿が支えていられなくなった。突風で竿があおられ囮を引き浮かせられる。いや、無理に竿を支えていたらポキンと竿が折れてしまいそうになる。仕方がないので竿を風向きに平行に倒し風が吹き抜けるのを待つばかり。これではトロでの泳がせ釣りは成立しない。仕方がないから下へ下がって瀬肩周辺の流れの走るところまで下がり、竿を倒して引き釣りをする。けれど…思ってたとおり、この瀬肩周辺の流れのあるところでは掛かる鮎はいない。岸際から流芯、さらに下がって段々急瀬に思い切って囮を落としてもみたけれど、全くの反応なし。夕方になってやっと突風が収まって、もう一度上に戻りトロをお泳がせて探り回り、やっと2つ追加出来ただけで終わった。

    

18cm〜21cm   8匹

2022年06月19日

高津川   8:30〜16:00

 昨日、不完全燃焼な釣りだったので、今週も車中泊といきました。車中泊も2回目となると準備も万端、勝手もわかってスムーズに睡眠まで進み、夜はしっかり熟睡。朝も余裕でゆっくり目覚め、ゆったりの8時スタートです。ところが…昨日の夕方かなり近くで雷鳴がしてたのは津和野で相当激しい雷雨があったのでした。夜から津和野川から泥水が流れ込んでるようで水位が上がり、濁りも相当入ってます。
「こりゃ、あかんやろう。」
ということで濁りの少ない日原より上へ車を向けてみましたがポイントポイントに人がいっぱい(^^;
日曜日にゆっくり8時から動いても時すでに遅し。人気ポイントに空きはないのです。
「ダメだぁ、こりゃ。」
左鎧を越えたところで上は入れないと見切って再び下へ。できるだけ日原から離れた方が濁りも薄いだろうと下手へ下りながら空いてる場所を探します。青原をのぞいてみると〜…空いてました。濁りはきついけど瀬頭の浅トロはまだ底も見えるのでなんとかなりそうと場所をここに決めます。瀬もトロも広く空いているのでやりたい放題です。
 まずは目の前の瀬肩のトロ。大石が3っつ並んでいるところに囮を入れて様子見です。一発か?!と思ったけれど反応は薄い。掛かってきません。それでも時間を掛けてそれぞれの石回りをなめてるとヒュっと目印が走って掛かりました。小さいけれど元気印の天然遡上鮎。囮が元気君に変わったので、勢いづくかと思ったけれど…いえいえ、次はきません。それではとまだ元気なうちに下手の瀬へと移動します。あちこち鮎が跳ねてて魚影は濃いそうなんですが…掛かりません。
「水が出て水位が上がっても瀬は掛からんのかぁ。」
人気を消して手前からそっと攻めても流勢が生きている流芯回りまで前に出てもダメ。深く掘り込んだ対岸際まで進み出ても…ダメ。掛かったのは群れ崩れと思える10cm程度のおチビちゃんだけ。やっぱり瀬はダメだと理解したのでてんてんてんと瀬を下っていきます。いや、瀬尻もダメ。グイグイ探り下がってついに瀬の流勢が届かなくなったところまで下りました。と、ここでグイン!掛かりました。20cm越の良型。グオーっと引き回されてよいしょっと引き抜いてタモへドスン☆一匹掛かったと言うことはここには他にも鮎が付いている可能性が高い。囮交換して同じところに沈めるとすぐにドン☆

    
「うひょ〜!」
掛かる鮎は全部型が良い。H2.5では抜くのに一苦労します。上に登ってギラリン☆下を横に走らせてグググン!あれだけ掛からなかったのにここだけは調子よく掛かります。竿一本ほどの範囲内でひとしきり掛けて20本。しかし、下へ少し移動しても掛かりません上へ少し上がるとガクンと型も数も落ちます。さすがに狭い範囲で20連チャンしたら止まりました。そこで一旦川を上がって昼食とします。ここまでで30匹。

    

 ラーメン食べてひと休憩して後半戦の開始。1時間ほど休ませたらもう一度掛かるかと思ったのですが同じところでは掛かりません。きがつくとだいぶ水が下がっててもやもやの緩瀬だったところがジャブジャブのチャラ瀬になってます。濁りもだいぶ取れて前半では全く見えなかった底石の並びが見えます。水位が下がって鮎が移動したか?少し探り場所の範囲を広げて熱く探ってなんとか2つ掛かったけれど反応は薄くなってしまってます。仕方がないとここを見切って元の入川点まで戻ります。ここで静かに泳がせてみますと掛かるには掛かるけどなんとも小さい握り込めるチビ鮎ばっかりです。これではおもしろみがないので早めにやめました。

    

13cm〜21cm   40匹

2022年06月18日

高津川   11:30〜17:00

 またまたここしか空いてません。掛からないとは思いつつ上の瀬へと上がります。ちび天然がいっぱい群れたり遊んだりしている瀬肩の浅トロで泳がせても掛かってくれる奴はいません。仕方がないので瀬肩から順に下がりながら瀬をやりますがやっぱり掛かりません。不調は常なので焦りはありません。昼になったらあの瀬肩の上の浅トロでギラギラしてた鮎に追い気が立つかと期待して昼食です。ここまで2匹。


 昼食後、上に上がって浅トロの様子を見ます。まさに入れ掛かるか?というくらいにギラギラしています。あちこちに石ハミをしている鮎も見えます。しかし…追いません。いつになったら追い出すのかと静かに泳がせながら時を待ちます…が…その時はきません。もう残り時間も少なくなったのであきらめて探訪します。
「どっか掛かるところはないか。。」
知らないトロ場の探訪は当てのない彷徨い。すると上に急瀬が見えました。
「最後にあの瀬でやって終わろう。」
と瀬を目指して上がって行くと…
「あれ?ここいい感じだけど掛かったりして?」
囮にハナカンを通して泳げ出させてみると…ギラリン☆
「掛かった!」
元気囮に帰ることは最重要課題です。慎重に慎重に…しかし掛かり鮎がデカイ。引っ張り回されて抜くのに時間が掛かります。
「引き寄せてすくおうか。」
とも思いましたが流れの脇へ寄せることができたので頃合いを見計らって抜いてタモでドン☆
「やっほ♪」
21cm級。ちょっと囮に使うには戸惑いがありましたが元気が一番とハナカンを通します。ヒュ〜っと走り出したところでガガガン!!すっごい衝撃と共にプッツーン。掛かった瞬間に上つけ糸から切れてしまいました。かなりでかかったのでしょう。ショック大きいけれど仕掛けを張り直して元気の残っている囮を選んでハナカンを通して放ちます。ショックからすぐに立ち直れるほど勢いよく掛かります。ただ全部型が良いのでH2.5では抜くのに一苦労で時間掛かります。入れ掛かりと言うほどではないけれど調子よく掛かって納竿までの1時間で8本ゲット☆
掛かるところと掛からないところの差が激しいこと
 この日トロをメインに攻めた翔さんは20匹。やっぱり渇水の津は瀬では掛からないようです。

    
18cm〜21cm 10匹

2022年06月12日

高津川   8:30〜16:00

 昨日はジャパンカップ中国大会参戦に引き続きの高津川。早朝から走り回ってさすがにくったくた。帰りの2時間運転に自信がなく、昨夜は日原で車中泊した。
 ゆっくりと夜を過ごしてゆっくりと朝を迎えて…車中泊したと言ってもゆっくり活動でスタートは8時半です。日曜日、8時半ではすでに好ポイントには人が立ってます。やってみたいと思ってたポイントに行ってみるとすでに竿がのびてました(^^ゞ
「空いてたらどこでもいいや。」
日原から順番にポイントを見ながら川を下っていきます。
 すると先週ボウズだった上青原のポイントが空いてました。先週痛い目に遭った記憶がまだ新しいところですが、広々とした河原でのびのびと着替えができるのでここに決定。掛からないとわかっている瀬肩。でもやっぱり朝一番は瀬肩からがセオリーです。肩に立つとたくさんのちび遡上鮎が群れであちこちハミ回っているのが見えます。ギラリンギラリン光るのにこいつらは全く掛かってはくれません。お願いしながら瀬肩一番の石に囮を入れます…やっぱり掛かりません。
「はぁ〜やっぱり厳しいなぁ〜…。」
あちこちから爆釣の便りが聞こえる今年の高津川。なのに自分は貧果続き。。。しかし、あんまりショックはありません。なんせここ数年間、ダメ津に通い続けて期待は裏切らされ続けてきたのです。釣れなくてあたりまえの高津川が僕の頭には強くINPUTされているのですから。
 結局午前中は瀬を端から端まで探って4つ。



まぁとりあえず交換出来る囮だけは確保出来ました。
 昼ご飯を食べて午後からはゆったり気分でスタート。のんびりとトロに囮を入れて泳がせます。

    

するとポツポツですが鮎が掛かります。対岸側のへりをなめるように泳がせて昇らせるとちょっとした入れ掛かりもあり、ゆっくりゆっくりと囮を継ぐ釣りが夕方まで続きました。
「流れのあるところでは掛からんのか?」



10cm〜20cm  20匹

2022年06月11日

高津川   11:00〜16:30

 ジャパンカップ中国大会の帰り、急いで高津へ向かいます。なんと太田川上流から高津川の近いこと。昼前に七日市下のポイントに到着することができました。匹見へ入っていた翔さんとの合流。翔さん到着まで素掛けをして待ちますが…水少なくいつもの早瀬が浅いチャラ瀬になってしまっていて鮎の数が少ない。それでもしばらくしてグググッといい手応え♪
「おっ!掛かった☆」
と思ったらビビビン☆フッ…で針ハズレ。。
え〜〜(^^;
その後15分ほど後にもう一度ビビビン☆っで今度はバラさんと慎重に竿裁きしたのにフッ…バレてしまいました。。。その後は掛かることなく時間が過ぎ…翔さん到着です。ありがたく野鮎の囮を借りて自分は上手のポイントへ移動します。
 そっと川をのぞくと鮎は居るけど思いの外小さい…今年の上流部は小さいとは聞いていたけれどここも変わらないようです。それでも小さい鮎が石の間を乱舞しているので囮を入れてみます…けど…掛かりません。囮は元気で上へ対岸へ、瀬の中を泳ぎ渡るのですが全然掛からない。今年はこのポイントはダメなのか…それとも誰かが抜いた後なのか、前日解禁だった網入れでごっそり獲られた後なのか…。とにかく竿抜けと思われる小さなポイントを通しても掛からない。網入れは無理やろうと思われる岩場の急瀬に無理入れしても掛からない…1時間やってようやく2つ。ここで一旦川を上がって昼休み。
 休憩後は上をあきらめ逆に下手へ下がっています。けれどやっぱりこちらも掛からない。対岸側のトロ場にはたくさんの群れ鮎チビ鮎が見えますが追ってくる鮎は皆無。どんどん下がりながら探ってこのポイントのハズレまで下がってようやく一つ追加。ここは竿抜けチャラ瀬でビックリの22cmも登場したので鮎はいるにはいるとは確認出来たけどまとまって掛かるところはとうとう見つけられませんでした。
13cm〜22cm  5匹

2022年06月11日

 ジャパンカップ中国大会です。
 ほんとは今年はトーナメント引退出場と九州大会だけに申し込みをしてたのですが、申し込みと当選方法の確認のためシマノのホームページを見てみるとなんと中国大会は申し込みが少なく30人の追加募集と出ていたのです。
「はぁ?なんと寂しいことか。。」
コロナ渦での開催ということもあるのか例年は前年参加者にはカタログ送付し、トーナメント参加のお誘いが同封されてたのに今回はそういう物が全くなく、ホームページを見ないと開催されることすら知り得ないからか、またそれに加えて申し込みはインターネットでしかできず、HPでシマノメンバーに登録した者だけという申し込みしにくい方法だからか…とにかくたった80名の募集に対して申し込みが50名足らずというのは…この調子じゃあジャパンカップそのものが消滅してしまうのではないかという感じです。それで、1人でも参加が多い方が盛り上がるだろうと応援の気持ちで追加申し込みをしたところ参加権を得ることができたのです。
 にぎやかしの参加なので本気チャレンジの気持ちはありません。なので下見釣行もせず、本番飛び込みです。とはいえ全く川を見ずには竿を出すところの見通しも立ちません。現地には少し早く到着をして車でめぼしいポイントの状況を確かめようとまずは会場中心の橋のたもとに車を入れます。…と、すぐそばの駐車場に見覚えのある車が…へいぼんさんご兄弟でした(^^ゞということで挨拶を交わし会話します。さすがにご兄弟はちゃんとトーナメントには立ち向かってます。きちんと何回か下見釣行に入られたそうで、ありがたいことに今年のこの太田川上流の状況とポイントの様子をうかがうことができました。車で各ポイントを見て回ることはできませんでしたが川の状況を知ることができ、不安が解消されました。まぁ最初から会場本部から遠くのポイントまで歩く気持ちもなかったので、本部前の様子を見て入るところは見当を付けました。
 いよいよ、受け付け開始。今年は何故かくじ運がいい。囮配布順は7番。この順番なら自分が思ったポイントに入ることができます。自分が選んだのは本部前下流の急瀬の瀬頭。ここで始めて、囮が変わらなければ順々に下へ下がって段々瀬を丁寧に探ればどこかで囮が変わるだろうという読みだ。けれど、あれれ…そんなに入る人はいないだろうと思ってたその急瀬にドンドン人が入ってきます。試合開始前には下手には竿間隔で選手が立ちました。
「これじゃあ下手へ下がれない…。」
瀬肩の緩瀬も結構広いのでとりあえずそのままここで開始とします。
 フォーンが鳴っていよいよ試合開始。ところがあちこちの大石裏でピチピチ跳ねる小鮎はいるが追う鮎が居ない。並ぶ大石をぐるり探って泳がせても全くの無反応。時折群れ鮎に混じってピューっと走って行くけど、群れ鮎は走り回ってるだけのようで掛かる気配はありません。仕方がないので瀬頭1番の大石回りも思い切って攻めますが…全く気配なし。この瀬の筋の状況は下手に竿間隔で並んでる選手たちの様子でわかるのですが下手の選手たちにも全く動きがない。。どうやら下手の急瀬にも全く追う鮎は居ないようです。さて、この先どう攻めるか…自分の前の瀬肩の緩瀬は意外と押しが強い流れがあり、水深も深め。このまま囮を無理して泳がせていても囮が弱るだけだし、弱って底に根掛かりすると回収が難しそうだし…。頼みの下手は他の選手が動かず入っているので下がれないし、上手は深トロ、掛かりそうもないし…。なんて悩んでいたらほrほらやっぱり根がかった。外しに前に出ようと試みたがここは石が大きくて歩みがままなりません。ありがたいことに根掛かりは外れて囮は回収できましたが本当にこのままここにいてもらちがあかない。することがないのでこのままここにいてもおもしろくないのです。
 残り時間1時間。ついに決断!竿をたたんで上手へ大移動と決めました。川岸に戻って上手へ歩いて行くと30m先にきつい瀬落ちが見えました。その付近は誰も選手がいなくて空いているのでその上の瀬へ入ることに決めました。足元は護岸に作った畳石。そこが瀬の流芯。流芯手前に立って竿を伸ばして瀬の向こうに囮を入れて泳がせて探ります。しかし…ここも鮎は空巣。それでもこちらの方が石が小さく変化があるのでやり方は色々あっておもしろい。いかんせん、2時間使った囮の泳ぎが悪く流れを遡ってはくれませんが…。一度沖目へ出して引き泳がせで少しずつ手前へ探っていく…と足元の芯流れに入った途端にギュン!掛かった?思わぬ強い引きですが竿は上竿。ならばこっちに主導権ありでぐっと抜いてポンでタモ入れ。意外や意外、立派な18cm級の黄色ハチマキやる気満々の鮎です。
「こんなんおるんかいなぁ。」
とちょっとビックリ。ひょっとしたらこんな強い鮎が瀬の流芯についているのか?と思って元気囮で流芯を攻めてみるが…残念おったのはこいつ1匹のみだったようで後は続きませんでした。残り時間もあとわずか。やりたかった対岸側の脇流れの上飛ばし。囮は元気がいいのでぐいぐい昇ってくれましたが…掛かる鮎は居ませんでした。そのままタイムアップ。
 感触から釣果の出なかった選手が多い気がしたのでひょっとして匹数3でもボーダーに引っかかるかと思ったけれど、やっぱり掛ける人は掛けてます。ボーダーは5で予選落ちでした。
「まぁ、飛び込み参加だからそんなもんだよね。」
ということでへいぼんさんご兄弟と挨拶をしてすぐに会場を飛びだし、楽しみの津へ向かいました。

2022年06月04日

高津川   11:00〜16:30

 なめていました(>_<)
 雨が降らずこれまでにないほどの減水に加えて連日真夏並みの暑さが続く高津川。
「それでも天然遡上鮎があれだけいるならいくつかぐらいは掛かるでしょう。」
なんて軽い気持ちで先週と同じポイントへ。
 ところが…養殖囮を瀬頭に泳ぎ出させて…掛かりません。あっちへこっちへ移動させて…掛かりません(^^;
あれこれやってるうちに養殖囮が表面のお湯温度に触れてしまったのか底を泳ぎません。瀬の中で少しでも鼻を引いたら水面ヘリコプター状態です。当然瀬の中に入れても掛かりません。ビックリの前半0です。
 昼食後、囮を休ませ、緩い流れで鮎が多い日原専用区へ移動します。
ところがこちらはチビ鮎がたくさん見えるのにいっこも追ってきません。囮の泳ぎを見ると泳いでいるけどやっぱり中層に浮かんでます。これでは浅いところしか攻められません。浅いところにいる鮎はたくさんいるにはいるけど小さくて追わない群れ鮎ばかりです。むなしい時間だけが過ぎていく…。
 4時、夕方になって少し水温が下がってきたとき、やっと1匹掛かりました♪でもこれが8cmのおちび。おちびながらも黄色のハチマキがあります。このおチビちゃんに囮に出てもらうしかありません。でもこのおチビちゃんがなんとも元気がいい☆ちゃんと上に登ってくれます。囮が元気なら野鮎の反応もいい。すぐに次が掛かりました♪と思ったらこれが胸掛かりで死んでしまいます。これで終了チャンチャン
8cm、10cm…2匹

2022年05月29日

高津川   11:00〜16:00

 ジャパンカップ明けての日曜日は今年の高津川解禁の2日目です。8年ぶりに天然遡上鮎復活で期待が膨らむ高津川。本当は解禁日にやりたかったのです。そして期待通りの好漁の便りが続々と届きやる気を高めてくれます。日原漁協で囮を買って、ねらいは津本流日原回り。
「とにかく空いてて入れるところがあればそこでやろう。」
と上から順にポイントを見ながら下がります。すると案外早く空きポイントが見つかりました。広い河原まで車が下ろせるそこは過去人気の場所。
「なんでこんなところが空いてるんやろう。」
少し不思議に思いながら着替えをします。着替えをしながら周りを見ると…無数のRV車のタイヤ痕、河原にはバーベキューの跡、そして水際にはオトリ缶漬け用にプールが作ってある…なるほど確実に団体さんの解禁祭りの跡です。抜いた翌日は反応が悪くさっさと移動した後なのでしょう。
「そんなとこ掛かるわけないか…。」
と、思いつつも別に人よりたくさん掛ける気はありません。1人、解禁の雰囲気に浸れればいいのです。
 ゆっくりと着替え準備を整え川を見回して…
「まぁ、スタートはやっぱり瀬肩だよね。」
と上にある瀬まで歩いて上がります。減水してるから瀬もそんなに強い流れではないので瀬肩2段目から囮を泳がせて昇らせるねらいで脇から泳がせ出します。するとヒュっと昇ったところでキラリン☆と早速掛かりました。
「ウヒョ。」
勢いはよかったけど手応えは小さい。下まで下がったところでヒュンっと抜いてタモ受け成功。これはまさに天然遡上の13cmの小さいトラ。

    

小さくても養殖が天然に変わってラッキーと元気よい泳ぎでそのまま瀬の中を泳がせていくとぎゅーん!今度は逆に引き回されて抜くのが一苦労。なんと21cmの良型。



「こんなん解禁直後にくるんかい。」
ちょっと大きすぎて囮に使う気になりません。ということで再びチビ天然に泳いでもらいます。石裏に到着したところでギューン!これはまともな17cm。やっとまともな囮が手に入ったのでいよいよ主線を攻めに行きます。抜き後、さらい後だから掛からないだろうと思ったのに結構掛かります。ただやっぱり主線では反応は悪い。攻めにくいところ、見逃しがちなところばかりですがポツリポツリと掛かってくれます。昼食前にちょっとだけやろうと思ってたのにこんなに掛かってくれると竿を置かれません。昼飯を我慢して取りあえずこの一瀬を釣りきりましょっと続けます。拾いながら徐々に下って短い瀬ではあるけれどやっと瀬尻まで到達したところで一旦竿をたたみます。
船の中をカウントするとここまでで3時間21匹。



ゆっくりとお昼を食べていると上から釣り下がってきた釣り人が先の瀬に到達し,竿を出してます。まだ瀬尻付近は十分探ってなかったのですが後半は同じ瀬に入るわけにはいかなくなりました。そこで目の前の小さなチャラ瀬をよく見ると瀬肩の浅トロの石が赤く輝いています。
「あそこって、静かに泳がせたら来るんとちゃうか?」
 後半開始、静かに目の前のチャラ瀬の瀬肩に忍び、岸際の座りごごちのよさそうな石に腰を下ろします。そのまま囮を付けて泳ぎ出させると…ビュンっと目印が吹っ飛びます。



「やっぱり掛かるし!」
座ったまま囮を付け替えて再び泳がせる。座った自分を中心に180度釣法。チャラ瀬の瀬肩を含め浅トロ釣りで気持ちよく掛かります。しかも夕刻進むほど追い圧は上がってくる感じ♪おもしろくって調子に乗ってウキウキでしたが残念タイムアップです。日曜日は日原漁協は17時の早締めなのです。竿をたたんで急いで日原漁協へ走ります。後半は1時間11匹の合計31匹でした。


2022年05月28日

 ジャパンカップ九州大会です。
 トーナメンターとしてトーナメントに参加してきて22年。いろんな意味で限界を感じて自分的に引退を意識した大会です。前回の大会で思わぬ優勝をさせていただき、トーナメント人生の餞とさせていただきました。今回王座陥落で引退の踏ん切りをつけに行ったのです。
とはいえ参加するからには勝負です。ちゃんと先週は大会会場を下見して…っとところが、大会会場を間違えていました(^^;例年九州大会の会場は三隈川だったので今回もと軽く考えていました。けれど、今年の会場は大山川。とんだ勘違いで当日飛び込みの大山川大会となってしまいました。ちゃんとシマノからは大会会場が大山であることを知らせてくれていたのです。ところが今回はトーナメントのお知らせと参加申し込みの方法が簡略化?されて、いつもと違ったので見過ごしてしまっていたのです。
 当日、会場に1時間ほど早く行き、車で会場を見て回って一応川の様子だけは見ました。後は仕方がないのでこれまでにこの大山地区で釣った過去の経験からポイントを決めます。今回コロナ渦の中の開催と言うこととそのためのシマノからのお知らせがなかったこと、申し込みの方法が変わりNETのみになったことなどの理由か、参加者はたったの45名ほど。例年80名ほどの参加はあったのにこんなに参加者が少なくてビックリしました。ひょっとして今後シマノジャパンカップは開催が危ぶまれるのではないだろうか…
 囮配布開始順のゼッケンくじ引きは引きよくなんと6番☆が、状況が悪いと言われる上流グループ、半分の20人で考えるとそんなに上番というわけでもないかも知れない。
 囮配布と共にいざポイントに移動出発。事前から上流グループに当たったらあそこだとねらいをつけてたポイントに向かう。そこは川入りは対岸からの方がいいので、わざわざ遠回りをして下手の橋を渡って川を上へ上がる。回り道した分かなり遅れてしまってるのでせっせと早足で歩き向かう。ようやくポイントが見えるところまで来たが…
「えっ?!」
すでにもう誰かが釣っている?。何と予測してなかった一般の釣り客さんがすでに竿を出していたのだ。
「あちゃ〜」
竿一本間隔でその方の上か下手には入れないことはなかったが一般の人の釣りと考えるとトーナメント間隔で竿を出すのはちょっと申し訳ない。残念だけれどそのポイントはあきらめました。
 少し引き返して下手のスロープがあるところで竿を出すことにします。開始を待っていると次から次と選手がやってきます。気が付けば向かい合って竿一本間隔で選手が並んでいます。
「ここってそんなに人気ポイントなの?」
 いよいよフォーンが鳴って試合開始。足元岸際に一本筋があったので、まずはそこからと囮を入れると一発掛かり!
「おおっ!」
と喜んだ途端にふっと軽くなる。バレました(>_<)。再度同じ筋に入れるとこれまたすぐに次がヒット。これはうまくキャッチ☆
「これは調子いいか?」
っと思ったけれど調子よかったのはその2発だけ。その後は沈黙。しばらく同じ筋で粘ったけれど音沙汰なしなので狙いを変えていきます。けれども他の場所では全く追いが感じられません。その後は沈黙の時間が続きます。他の選手もみんな沈黙だったのでしょうか、1人減り2人減り…ついには視界範囲には自分1人になってしまいました。大山川は石が大きい。足が弱っている自分はポイント変わりするために川の中を歩き渡るのは大変なので、動かず粘ります。すると釣り人がいなくなって静かになったのがよかったのか2匹目がヒット!けれどやっぱり鮎は薄い。続けてはきません。あっちへこっちへと石裏、筋と竿が届く範囲は次々と囮を入れて探ります。すると3匹目が掛かります。雰囲気から予選通過のボーダーは7匹と読んだので
「後2匹はなんとか掛けたい。」
と一度通したポイントに2度、3度と囮を入れて探りましたが残念ながらその後の追加はできませんでした。本部帰着で検量は上流部ブロックのボーダーは読み通りの7匹。自分は5匹で予選落ち敗退でした(^^ゞ 
 まぁ会場間違いで下見もせずに飛び込みの出場で勝てるわけがありません。

2022年05月22日

 下見2日目
 昨晩は、ゆっくりと温泉ホテルに泊まり温泉に浸かってゆっくりした。日田は解禁の次の週末は日田川開き祭り。夜には盛大な花火大会も開催される。この祭りに各地から観光客が集まるため、日田の宿泊施設はどこも満室で予約すらできない。なのでこの日の宿泊はいつも隣の筑後川温泉で宿を取る。
 さて、ゆっくりしすぎて三隈川到着は10時過ぎになってしまった。早速気になるポイント第一番の金波荘裏にいくと…なんと瀬が変わってしまっていた。瀬尻部分の石が消え浅い砂底になってしまっている。
「こりゃ、見込みないなぁ…」
そしてお二人がすでに竿を出しておられる。底と流れが変わってしまっているので二人竿出ししたらもう入るのは厳しい。上の瀬に入ってみようかとも思ったが地元の方がいらっしゃったので状況を聞くことができたので竿を出すのはやめにした。
 となると気になるポイント2カ所目。隈の玖珠川側。なんとここも大変わり。かなり被害がひどかったのだろう現在も大々的に河川&護岸工事が行われている。
「この状態でも鮎は放流されているのだろうか…」
合流点には多数の鮎が放流されている。
「瀬尻には鮎が刺してくるのではなかろうか…。」
それを確認するために川へ入った。この場所は昨日もそして今日の朝一番にも人が入っていた。
「抜かれているだろうけれど…」
そっと囮を泳がせると掛かった。

    

その後2つ追加。こえでこの場所は差し替えしがあると言うことで合格。さらに上の河川工事が入っている箇所もあちこち竿を差してみる。こちらも筋に囮を通せば野鮎は掛かってくるがこれは石付きの追い鮎。抜いたら終い。念のため一回りした後瀬尻に囮を入れると掛かった。やはりちゃんと鮎は刺し返す。10匹ほど掛けて、これだけ確認出来たので今日はまだ早いが家に帰ることにする。…と合流点を見るとへいぼんさん発見。
「やっぱりちゃんと下見に来てるなあ。」
声を掛けてしばし談笑。
「ジャパンカップの会場、大山になるみたいですよ。」
「えっ???」
げげげそんな…この2日の下見って意味ないじゃん(--;)

2022年05月21日

 いよいよ今年、2022年の鮎シーズンの幕開けだ!今年はいつもよりちょっと早くの自分解禁。場所は九州大分の三隈川。というのも今年はコロナ渦で中止されていたシマノジャパンカップが3年ぶりに開催されることとなったからだ。トーナメンターとして試合に参加するようになって実に23年。齢還暦を迎え、ポイントまでの徒歩移動で息が上がってまともな釣りができなくなってきたので
「もうそろそろトーナメントも引退だな。。」
と思い始めていた3年前。
「今回を最後にしようか…。」
と言う気持ちで出場したらなんと自分でも予期せぬ優勝してしまった。優勝者のまま引退で姿を消すのも勝ち逃げな感じがして踏ん切りが付かなかったのでもう一度参戦して王座陥落してから引退しようと思い今回の参加に踏み切った。ということで今回はそのジャパンカップ九州大会の下見で日田INである。
 午前中出発、午後到着。下見なので急ぎはない。ゆっくりと会場の隈周辺を車で一回り。先年の洪水大水で変わってしまった川の様子を見回って、鮎が多く見える組合下のポイントが空いていたので入って見た。足元浅場でチビ鮎がたくさん遊んでいたので、これらの鮎が追ってくるのかどうか試してみた。養殖囮が足元からゆっくりと上へ泳ぎ昇る途中でキラン☆1発で追ってきた。やっぱりチビ鮎13cm。

    

囮をそのチビに変えて上あげでもう1匹。けれど、チビはなわばり鮎は少なく群れ鮎が多く、その後は群れに交じって泳ぎ回るばっかり。ねらいを瀬肩の大石に変えて石の表でくるりんパ☆いくつか追い鮎をひろって、アタリが止まったら今度は瀬の中に入れる。流れの筋が通ったところに囮を定位させるとギュルン☆瀬の中で掛かる鮎は大きい21cm。反応はいいが、これは解禁直後で石に着いている鮎。1匹抜いたらもう止まる。この手の鮎は日ごとにぬかれていなくなる。こういう石付き鮎が入れ掛かったからここを予選のポイントにするなんていうのは愚策だ。自らポイントをつぶしてしまってるからだ。下見ではそういうポイントを探すのではなく、差し替えしの鮎が掛かるところを探すのだ。そういう意味でこの漁協前のポイントは合格。上のトロから刺し返す鮎がいるので同一場所で数が出せる。同じポイントで何匹も抜かない。あえて鮎を釣り残しておく。この日は同じ足場であちこちポンポンと鮎を拾って2時間半10匹で終了。

    




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