2019年 釣行記

2019年10月11日

佐波川 13:00〜16:00 15匹

 前回の釣行で寂しさを感じた。秋風を感じ,鮎の下り準備を見て,今年ももう竿を置くときが来たなと思った。掛かるところを探せば鮎はまだ掛かるでしょう。でも,,,鮎釣の納竿は釣り人が終わったと思ったときなのです。
 納竿の儀を行う場所はやっぱり佐波川の元堤とした。いいお天気の午後なのに釣り人は誰もいない。ほんとならば「ポイント独り占め。ラッキー!」と喜ぶところだが,今日は寂しさが募る。前回良く掛かった早瀬肩から囮を入れて始める。けれどNo.1ポイントでは掛かってくれない。筋を外した浅場で1匹目が掛かった。

    

これも終盤の様相。もうきつい流れに入るほどの元気がないのだろう。「緩く浅いところがポイント」と読んだので肩から上へ立場を変えてじっくり攻める。攻め方は引き泳がせ。最盛期のようになわばりに入った鮎を発見して飛びかかってくるような追い方はしない。ゆっくり尾を振らせながら上へ動かしているとグルグルグルっと絡んでくるような掛かり方。掛かり鮎も真っ黒とはいかないが体色は黒ずんでいる。同じところで何匹か続けて掛かると言うこともない。あまり楽しくない釣りだ。それでもポイントが広く空いているので広範囲に探って歩いて行くと囮が弱る前に交換できる感じで繋がる。

    

時に調子がいいときには調子に乗って早瀬の中にも囮を入れてみるがこういう好ポイントでは全く反応がない。早瀬の中にはもう鮎はいないのだろう。さらにチャラ瀬へ泳がせて登らせてみる。が…しかしこれにも無反応。石に新しくなわばりを持つ鮎もいないのだろう。
 ぐっと引き上がって高砂の瀬上のトロまで上がる。とここではキュイーンと気持ちよく目印が飛んだ。まだ少しは下り準備に入ってない鮎がいるらしい。日が傾いてくると急に肌寒さを感じる。暑い夏はもう過ぎたのです。

    

 そうして今度は引き下げながら再び入川点まで釣り下がる。途中早瀬の中で急にギュイーンとひったくるようなアタリ。しかしこれは真っ黒なセズリのオス鮎。メス鮎に絡んできたのだろう。この鮎を見て完全に終わりだなと判断した。
 まだ傾いた夕日の光がまぶしいく差し込んでいるが竿をたたんだ。

     2019 納竿

2019年10月06日

佐波川 10:00〜16:00

 なんせ残りの釣期は短い。残り数回と今日も昨日に引き続き元堤へ。すると不思議に釣り人が少ない?昨日あまり掛からなかったので釣り人たちに見放されたのか?これなら思い切りやりたいとこをやれる♪とまずは瀬尻のトロへ。しかし…鮎がいる気配が感じられない。囮を入れてみるがやっぱり反応がない。前回ちょっとやったときとは大違いだ。
「こりゃぁ囮がまいるかな。」
そう思って危険だが対岸ギリギリのかけ上がりまで囮を出して浮かしてみたらそこで掛かった。倒れ木の枝があったのでわざと下へと一旦走らせてそれから竿を立てる。下竿で抜いてドッスンタモで受ける。うまく作戦通り決まって囮チェンジだ。

    

これで元気よく泳ぐ囮が手に入ったので倒れ木の枝の下へと泳がせて潜り込ませる。ここは絶対竿抜けだからだ。読み通りここには鮎が残っていた。一つ,二つ…ところが3匹目でやってしまった。天井糸が倒れ木の枝に掛かってしまったのだ。これはどうにもはずれない。仕方がないので竿を一直線にしてそのまま引っ張って糸を切る。こういうのって少しでも竿に角度がついてたら引っ張るときまたは切れた瞬間に穂先を折ることになるんですよね。なんとか竿は痛めずに糸を切ることができた。そして切れた糸はそのまま枝に引っかかったまま…。それで芯まで歩み出て枝に引っかかった糸をつかんでプッチン。ありがたいことに鮎は掛かったままだったので囮と継いでタモで掬うことができた。当然仕掛けはゴチャゴチャでアウト。これで踏み込んだのでポイントもアウト。
 それでそこはあきらめ一段下がって次の狙い場を探す。深みになって底が見えない岩の際。そこに囮を潜らせたら…グイーンと糸が走った。
「ほう?!こんなところにいたのか?」



これは良型。22cm級の肥えた鮎。他では全く気配もないのにこの点に固まっていた。同じピンポイントで同型の良型を3匹抜くことができた。しかしそれでおしまい。さらに下がってトロ場を広く泳がせて探ったけれどここは全くのスルー。対岸や下手で鮎が跳ねるのが見えるがどうやらそれらはもう下り用意の群れ鮎たちのようで一カ所にもとどまらず,あちこちいどうしているようだ。
「こりゃ掛かる対象の鮎はいないな。」
お昼時になったのでこのポイントはあきらめて車に戻る。



 車を止めている前はとてもいい川相の瀬頭。この場所を訪れる人は誰しもが竿を入れたくなる場所だ。こんなところはもちろんもう釣り荒れている。そう思ったけれどここで竿を伸ばしてみることにした。思った通り掛からない。それでもあちこち探っていたら1m四方のピンポイントで掛かる場所が見つかった。ここで5匹追加。しかしそこではあれだけ反応がよかったのに,場所をずらすと全くの無反応。不思議に偏っているのは終盤の特徴?釣り人は他にいないので広く思ったところを探ったけれど追加はなし。
 このポイントを見切って,大きく場所移動。ずっと上がって高砂の瀬尻まで行く。こちらの筋でも2,3匹が固まっているピンポイントをいくつか見つけて追加することができたが,やっぱりまんべんなくとは掛からない。拾い釣りの様相で夕方を迎えた。夕方川面を走る風は冷たい。濡れた腕からブルルと震えが来たので早々に竿をたたんだ。

    

15cm〜23cm   16匹

2019年10月05日

佐波川   9:00〜16:00

 10月ともなると一気に秋の気配。朝夕は肌寒さも感じ,夜明けも遅ければ日暮れも早い。鮎も下りの気配。トロ場では落ちの用意で塊になっている群れ鮎があちこちに移動して跳ねている。もうこの時期になると名残の鮎釣だ。掛かるのは掛かるけれどもう終わりの時期なのです。いつまで続けるか。それは鮎師が「もう終わりだな。」「もう竿を置こう。」と自分で思った時までなのです。
 今週も翔さんが遠路訪れたけれど翔さんは「今日で竿を置くよ。」と納竿宣言です。佐波川の名残鮎を掛けて,今シーズンの終わりを締めくくって欲しいものです。
 朝はゆっくり日が昇って暖かさを感じてから。でもすでにその時間には元堤のグッドポイントには人が立ってます。仕方がないのでその人たちより下手で竿を伸ばします。けれど…掛からない。広範囲に泳がせ探っても全然掛かる気配がありません。ベストポイントに入っておられた先客の3人さんもほとんど竿は曲がりません。この時期,もう一度抜かれたところにはなかなか次の鮎が着かないようです。粘りに粘ってようやく囮が変わりました。囮が変わったら一つ二つと追加できましたが…それも続きません。そうして昼になりました。

    

 午後はひょっとしたら先客さんが場所替えするかもと期待しましたが,それはありませんでした。そこで元堤をあきらめ高砂へと上がります。でも,こちらもベストポイントにはすでに3人。なのでずっと上のベタトロで泳がせます。川の中を広く泳がせ,歩き回るとひょいといい色の石が並んでいるところを見つけられます。そこにそっと鮎を泳がせるとビビビンと掛かってくれる。こういう泳がせ釣りは翔さんが得意です。対岸際のベタ流れでぽつりぽつりと掛けてます。さらに上へとグングン歩いてたら自分も見つけました。こんなところは誰彼が見つけられるわけでもないので竿抜けです。元気よく一発で追って来る。けれど数たくさん着いてるわけでもない。3,4匹掛けたら静寂が戻る。そしてまた川の中を徘徊。3時を越えると日が傾き,川面を抜ける風がひんやりと感じられるようになりました。それと同時に鮎は全く掛からなくなってしまいました。そして夕方4時。寂しくなったので川を上がりました。翔さんお疲れ様でした。また来年お会いしましょう。
18cm〜21cm  12匹。

2019年09月28日

佐波川   9:00〜17:00

 昨日,本橋で掛けた鮎を囮として今日は翔さんを佐波川へ招待しました。今年の終盤は高津も錦もいい状況とはならないからです。
 自分が行くときは人波をさけて入ることがない金波ポイント。でもせっかく翔さんを招待したのですから佐波川の一番人気ポイントに連れて行ってみようということで突入しました。
 聞こえていたよく掛かるポイントは元堤の下のトロ。まず入れはしないだろうと思ったのにちょうどタイミングがよかったのか空いていました。そこで上と下と並んで入ります。けれどさすがに人気ポイント。しっかり抜かれてるようでまともな筋を泳がせても掛かっては来ません。見るからに良さそうなポイントからあまりピンとこないポイントへと釣り下るとそこには元気な鮎がいました。掛かってくるのは18cm〜20cmの良型。そしてまっきっきのまだまだ元気で若い鮎。掛かった瞬間ピューっと目印が走るのなんて高津ではありません。佐波川の鮎は元気です。この気持ちのよいアタリが気温が上がるごとに多くなってくる。
「これはおもしろいなぁ。」
と二人とも気持ちよく午後が楽しみ♪ということで車へ戻って昼食にします。



 おにぎりを食べながら午前中の様子を語り合い,午後からの釣りを組み立てて…
「さぁ,いざ出陣!」
と腰を上げてポイントへ向かって歩き出しましたが…あれれれ?ポイント付近に竿陰が,,,ポイントが見えるところまで行ったらなんと3人も先に自分たちがやっていたポイントに立ってるではありませんか!
「しまった!ゆっくり味わい語り合って昼飯を食べてるどころじゃなかった!」
と悔やんでも後の祭り。やっぱりそこは佐波川銀座,大人気ポイントだったのです。
 しかたがないからあきらめてぐっと上手の高砂ポイントまで歩きます。こちら朝一は人がたくさん入っていましたが昼前にはすっかり空き場所になってました。ということはもちのろん鮎は掛からない。狙い目となる荒い瀬の周辺にはそれでも人が入ってますから周辺の離れたところに二人別れて入ります。そしてやっぱり掛かりません。午前中の状況とは大違い。やっと掛かったのはこちらでも普通狙い目のポイントを外した普段なら囮を入れないような流れの筋を大きく外したポイント。もちろんそういう所にはたくさんの鮎はおらず,2,3匹も掛けたら空き巣となります。広範囲を移動してそういう所を見つけてぽつりぽつり拾って夕方になりました。

    

18cm〜25cm  13匹

2019年09月27日

佐波川   11:00〜16:00

 本橋が掛かるとわかったので本格的に攻めてみる気になった。
 今日は最初から直接本橋に入る。しかし,すでに川の中にはコロガシさんがお二人も入っていた。残念ながらメインポイントには入れない。しかし,前回の時のようにしばらくしたらコロガシさんたちは移動されるかも知れない。しばらく様子見とまずは瀬肩から。するとやはりここは竿抜けポイント。水深も浅くたいした流れでもないので掛かりは続かないけれども誰にも攻められないスレてない野鮎は一気に掛かる。チュイーンと元気よく掛かる。2つほど掛かって囮は確保。
 しかし後は続きません。元気囮を持ってさらに上へと歩き,トロを見て回る。けれど,ここは昔は適当に水深があり,良く掛かったところだけれど浅くなって流れもなくなっていて鮎は確かに結構たまってはいるけど小さな群れ鮎ばかり。泳がせてみても全然追ってこない。そのうち群れに同化して針に絡まった鮎が掛かったけれどこれが10cm〜12cmと囮にも使えないチビ鮎ばかり。そこでここはあきらめて再び瀬へと下がる。
 お二人おられたコロガシさんは一人帰ってお一人になっていた。そこで先日と同じ瀬肩付近の脇に立ってチャラを攻める。足場付近のチャラはやっぱり竿抜け。一つ二つと追ってきた。しかし後は続きません。だんだんと沖目へと足を進めて流れの芯も攻めてみるけど残念ながらそこでは掛かりません。
「もっと下へ下りたいな…。」
でも下手にはコロガシさんがいます。辛抱してそこで粘ります。しばらくするとコロガシさんが下手へと下がり始めました。そこでこちらもじりじりと下へ下がります。まだ竿を入れていないポイントを探って…
「あ・・・ここは鮎がたまってるのでは?」
という大石回り。ここで粘って探り回すとやっときました。ところが浮いた鮎は真っ黒けのオス。しかもはらぺちゃです。

    

「なんと!これは…セズリが終わってる??」
ビックリです。同じところで2つ追加。さすがにはらぺちゃではなかったけれど,やっぱり魚体は黒くもう落ちに入ってます。その後,コロガシさんはずっと下へ下がっていき,新橋のポイントのほうへと姿を消しました。これで本橋の瀬のポイントは自分一人になりました。
 今度はのびのびと瀬尻まで下がりながら探ります。けれど…下手へ下がれば下がるほど掛からなくなる。
「石の並びはいいのになぁ〜。」
残念ながら瀬の下半分では全く掛かりませんでした。仕方がないので今度は逆に引き上り釣りです。瀬を下がりながら釣るのと上がりながら釣るのではポイントの見え方が違うんですよね。どっちがいいかというと引き上がりのほうが鮎のいるポイントは見つけやすいものです。また,元気のいい囮が掛かれば瀬の泳がせもできる。そういった意味では囮の弱りは早いけど引き上がりのほうがよく掛かります。ただ,掛けた鮎について下がると元の場所まで上がってからでないともう自分が探った後しか残ってない。体力がいる釣りでもあります。引き上がりで石裏や流れのたまり,脇筋を攻めて中段からはポツポツとか刈り始めました。しかし,掛かり鮎はやっぱり黒い。掛かり鮎の半分はセズリ模様で,
「ああ…本橋はもう終わってるんだな。。」
とわかりました。そのまま瀬を釣り上がって,入り川ポイントまで登り尽くしたところで竿をたたみました。



12cm〜21cm 19匹



2019年09月24日

佐波川   11:00〜17:00

 3連休は仕事だったので明けの火曜日に佐波川へ。
「連休で釣り荒れてるんだろうなぁ。」
と思って河川工事が入り川相が変わってからあまり友釣り師が入ってるのを見たことがない本橋へ行ってみようと計画した。しかし,釣り人がいないということはきっと厳しい状況なんだろうということが予想される。そこでまずは元気な囮を確保しようと例によって空き場の新幹線に入った。
 たぶん3連休でかなり釣り荒れてるだろうと最初から脇の竿抜けポイントへ囮を入れていく。すると狙い通りにうまいこと囮が代わり,小さいながらも野鮎がポンポンと手に入った。けれど,それはやっぱり釣り残し。さらばでポンポン拾えた後は全く音沙汰がなくなった。

    

そこでさっさと川を上がり,狙い場の本橋へ向かった。あれれ?人が入ってます。コロガシさんでしたが
「やっぱりここがダメというわけでもないんだな。」
と少し安心。
 けれどその方はメインのポイントで竿を振られているのでじゃまにならない瀬肩に立って囮を入れます。するとこの瀬肩の浅場はあまり狙う人がいないのか最初から思ったところでビビビンです。瀬肩の始まりから一歩も動かずポンポンポンの5連チャン。そのうちコロガシの人が下へ下へと下がって行かれたのでこちらも少し下がってやる。しかし本チャンポイントになるはずが逆にアタリは少なくなる。
「だいぶコロガシで攻められたんだろうな。」
その後コロガシの人はずっと下へ下がっていかれた。そこでメインの瀬中から再開する。でも・・・掛かりません。きっと思うほど掛からないからコロガシの人も下へと移動したのでしょう。静かにやってると足下付近に鮎が戻ってきました。しかし…小さい。天然遡上物でしょう。10cm級です。これでは友釣りでは掛かりません。思い切って芯の強い流れに囮を引き込みます。するとズドーン!
「ああ…なるほど,やっぱり抜かれきって竿抜けしか残ってないんだ。」
答えが出たので狙いを深い筋や強い筋,対岸ギリギリに絞ります。ここで掛かる鮎は型の良い太った鮎です。でも,そんなに数は残ってません。長い瀬の上から下まで移動しながら…。しかし浅場の下手や瀬尻のトロでは全く掛からない。魚影が濃いことはないようです。再び囮を引き上げながら拾っていきます。メインの瀬は思ったほど掛からなかったので再び最初の瀬肩上へ移動すると…ギュン!ここはやっぱり竿抜けのようでアタリがきつい。けどあんまり広い場所ではないのでポンポンポンと掛けたらアタリは止まります。
「ダメかな〜。」
と思ってた本橋ポイントもちゃんと鮎が掛かることがわかってよかったです♪

13cm〜22cm  20匹

2019年09月20日

佐波川   10:00〜13:00

 昨日掛けた鮎が囮として生きており,時間が空いたので今日も佐波川へ。高津と違いちゃんと場所を選んでうまく釣ればいくつかの鮎は掛かるという川なら行くのが楽しいものです。
 今日はちょっと昨日一日ずっと入っておられた新幹線の上になる分流の瀬が気になったのです。本流の瀬が掛かるのであれば分流でも掛かると読んだからです。でも,今日は天気予報が悪い。午後から雷雨の注意が出てます。なので早いうちから狙いの場所へと入りたい。
 まずは囮換えといつもの本流側の瀬肩へ立ちます。でも,やっぱり昨日ずっと攻められたポイント。素直なところでは掛かってくれません。定石の瀬肩からだんだんと下がって瀬尻のトロまでやってもダメです。だんだん竿抜けへと囮を動かして…ダメです。囮が変わりそうもないからあきらめて持ち帰りのもう一つの囮で狙いのポイントへ直撃しようかと考えた頃ようやく掛かりました。なんと掛かったのは足下です。手前の瀬脇,葦際。こんなところが竿抜けでした。もちろんそんなところでたくさんは掛かりません。2つほど掛けておしまい。

    

それでもやっと元気鮎の囮が手に入りました。そこでさっさとこの囮を持って狙いの分流へ。
 やりたかったのはこの分流の瀬の尻の水深のあるトロです。終盤にはいい鮎が着きそうなポイント。ところが元気囮で泳がせても掛かってきません。全然です。立ち位置から手前に芯,対岸。上から下までしっかりと泳がせたけどノーアタック。
「あら〜ひょっとしたら昨日の人,ここも竿を入れたのかな。。」
かなりしつこく泳がせたけれど掛かったのは10cmほどのドチビちゃん1つだけ。
「こりゃあかんわ。」
と囮がグロッキーになる前にちょっと勢いが強い瀬の中へ引き釣り上げます。
 すると…ギューーンです。分流なので川幅が狭く9mの竿では真横に構えると対岸の葦に竿先が当たってしまうほどの幅です。掛かり鮎のあしらいもちょっと窮屈。竿は上に立てたまま瀬尻まで下がってわざと鮎を下まで下げてから竿を下向きに構え直して下から抜きます。ドン!タモ受けしたのは20cmを超える立派な鮎。
「なんと,瀬の中におるんか。」
ということで再び急瀬の流れを漕いで上へ上がり囮を出すとギューン!再び同型☆。同じように瀬を下ってから抜く。また漕いで上がる。この一連の動きはたいへんきつい。。でも掛かるのですからがんばりますwこの瀬は細いけれど範囲はかなり長いので登りながら掛けていったらかなりいけるかもと上を見上げて思います。ただちょっと竿を横に向けられないので抜きにくいのが気になります。それでも思うところに囮が入ると気持ちよく掛かってくれる。
「はぁ〜ちょっとくたびれた…。」
と抜いてタモ受けしたところで一息ついて空を仰ぐと…ええ〜!っとビックリするほど黒々とした入道雲が立ち上がってます。
「こ,こりゃ,まずいかも」
と思うと同時に空が光ってゴロゴロゴロと低い雷鳴。
「こりゃいかん!くるわ。」
と焦って竿をたたみます。そうしてるうちにも入道雲はもくもくと盛り上がり。雷鳴の間隔が短くなります。急げや急げで竿をたたんで急ぎ足で車へ帰ります。もう少しというところでやってきました。ザーーー!ピカ☆ドン!本降りになる前になんとか車の中へ逃げ込めました。
 にわか雨,しばらく待ったらあがるかもとも思いましたが今日はもうやめることにしました。

10cm〜22cm   9匹


2019年09月19日

佐波川   10:00〜17:00

 9月も後半。今年は夏の後半の長雨で夏ながら低水温が続いて鮎も下りが早い感じ。錦川玖北はもう一気に下って鮎はいなくなったと聞こえる。あちこちの川ももうさび色がでてる鮎が掛かるとも。
「もう終わりかな。」
そういう感じで本来のホームの佐波川へ帰ってきた。
 鮎と遊ぶ釣りを楽しむのであればここ佐波川が一番だと思っている。そういう気分で釣行するのだから朝もゆっくり出動。しかし,ちょっと甘く見すぎていた。どうせ空いてるなんて甘く見てたが先客さんが上の瀬に入っておられた。
「あちゃ〜,入れないやんか。」
と車は通り過ごして上の空いてるポイントを探す。人丸,金波…たくさんの人で賑わっている。さらに上へ上がって真尾の堰堤まで行ったら人はいるけど空いている場所があった。ここは入ったことがないので
「どこに車を止めてどこから川に降りたらいいんかな。。」
と少し道脇に車を止めて歩いて探す。
「ああ・・ここなら車を止めても邪魔にはならんしあそこからなら川へ降りれるな。」
というところを見つめて川へ降りる。
 けれど,空いていた堰堤下の瀬の上側は結構流れが速くこの後半の鮎は着きにくそうなところ。持ってきた養殖の囮もこのきつい流れではすぐにまいってしまいそう。
「早いこと1匹掛けなぁつぶれてしまうで。」
そこで定石の攻め順は無視して瀬肩にグンと歩みでて川の流れをじっと見る。そしてここ一発で掛かりそうな所を絞って直そこ狙いの立ち位置を取り竿を伸ばす。
「さぁ,一発で掛かってくれるか」
ですが…見事に掛かってくれました。

    

掛かり鮎は小さいけれど元気がいい。ひょっとしたら天然遡上物?うまくタモ受けできてよかった安心。囮交換ができました。けれど,ズタズタと川の中へ歩き入ってしまったのでポイントをアラしてしまって後はあんまり続きません。それにやっぱり芯流れや瀬尻の押しの強くひゃい流れの中には鮎はおらず掛かりません。芯を外した緩瀬やチャラ瀬の中の大きめの石回りでポツポツと拾えただけです。立った瀬のさらに下手に流れが緩く水深が結構あるよさそうなポイントが広がっていたのですが気が付くとそこにはすでに人が立っていました。きっと自分より先に釣っておられたのだけど藪の陰になって自分は見過ごしていたのでしょう。その人はやはりポンポンと調子よく掛けておられます。これで残念ながら下手へ下がることもできなく,かといって今竿を通したポイントは狭いので一通りやりつくしてしまったので一旦川を上がることにしました。8匹。
 昼食を食べて「さて,どうしようか」と今度は下へ向けて車を出す。あいかわらずそれぞれのポイントには人がいて入る気がしない。再度新幹線まで下がると行きしなに入っておられた釣り人はまだ上の瀬でがんばっておられる。あの様子なら下手のトロへ下がってやる気はなさそう。こちらは元気のいい囮が手に入ったのでトロでも十分やれるので下手でやらせてもらうことにした。前回入ったときはおもしろく掛かったのだが…増水が続き,水温低く,また時期も遅くなったという条件変化だからか鮎がついていない。数も全然少なくなったようで気配が薄い。しばらくやってみたけれど1時間に1匹のペースで
「こりゃ減水するぐらいに照り混まなきゃだめだね。」
と見切りをつけてさらに下の瀬の尻を探ってみる。こちらは竿が抜けてたのか数は少ないが鮎がいるところに囮が入ると勢いよく掛かってきてくれた。しかし,やっぱり数は少なく,ひとしきり掛けたら後は続かなかった。でもやっぱり佐波川です。こんな拾い釣り状態でも20匹になってました。

    

2019年09月16日

錦川   9:00〜17:00

 3連休の最後は毎年終盤がおもしろい錦川の南桑へ翔さんと一緒に行ってみた。
 しかし,今年はこの錦川下流区域も魚影が薄いと不評が聞こえる。実際南桑に降りて川を見ても石は曇っているし鮎もほとんど見えない。好ポイントに先に竿を出している先客さんの様子を見ていても掛かっているようではない。なので川見をしながら他の場所を探そうとしたけれど商店がまだ開いておらず入漁券を買うことができない。仕方がないのでここでちょこんと竿を出してお店が開くまで待とうと言うことになった。
 翔さんは階段を降りた正面の平瀬へ。自分はそのすぐ上の早瀬へ立つ。ほんの1時間ほどだし,まだ入漁券を買ってないという負い目もあるので瀬肩は手前の浅いチャラチャラにそっと囮を入れる。でも,この瀬は短い瀬なのでたいてい本筋は攻められてて掛からないのです。掛かるのはこの手前の浅チャラと瀬肩の脇の浅場だけということがよくあるのです。で,,この日もやっぱり手前の浅チャラで小さい鮎がキュキュンと掛かってきました。囮交換成功です。

    

そしてこの浅場ばかりを狙って2匹追加。でも,居着きの鮎はこれでおしまい。全く反応がなくなりました。それで欲が出て前に出て瀬肩一番をぐんぐん沖へ対岸まで探ってみたけれど,全然ダメ。帰りは瀬中に大胆に囮を入れて横渡りして探ったけれどやっぱり本筋はアタリなし。
「やれやれ,やっぱりここ南桑は今年はあんまりよくないなぁ。」
と瀬中を渡って岸にたどり着いたとき。ちょうど監視員の方が川へ降りてこられました。
「どうかね,掛かるかね?」
「いや〜あんまりよくないね。」
「そうか今年はあんまりよくないからなぁ。ところで監視まわってるからちょっと鑑札見せて。」
「ああ…持ってないんですよ。そこの商店で買おうと思ったらまだ開店してなくて店主を探したけれど見当たらないのでこうやってここで店が開くのを待ってたんですわ。」
「そうかぁ,じゃあもう開いてるやろうから買ってきて。」
「ああ,もう開いた?それじゃあ買ってきますわ。」
ということで入漁券を購入。
「事故せんように気をつけて楽しく釣ってや。」
と言うことで監視員さんと別れました。
    

 どうもやっぱりここ南桑は調子が今ひとつな感じなので券も買ったことだしと他ポイントに移動しましょと車で移動です。下手へ向けて走りますが…なんとそんなに人気で混み混みというわけではないけれどもこれというポイントには全部人が入ってます。
「ありゃここも…ここもかぁ。。えっ?!こんなところにも?」
ということでついに最下流部まで下がってしまいました。
「ここって最近は竿を出してる人見ないけど過去は尺鮎場だったんですよね〜」
と言うと
「やってみようか。」
と翔さん。下流部多田のトロ場緩瀬。確かに鮎がいればおもしろそうな所。やってみることにしました。
 さて,どうか。あちこちでチビ群れ鮎が跳ねてますが…と開始早々翔さんが掛けました。
「ウヒョ!おるやん。」
とやる気になって川幅広いですから二人思い思いのポイントに入ってやってみましたが…期待とは裏腹に,最初の一匹以降は皆目です。泳がせ泳がせで広い範囲を探り回って…僕は通りすがりの群れの中の一匹がたまたま針に掛かったかのような感じで12cmほどの囮にならないチビ鮎を2匹だけゲット。翔さんは一つ良型を掛けたけど引き回された後ばれてしまってそれっきり。2時間やったけどらちがあかないのでここをあきらめました。
 再び上へと移動。けどやっぱり入る気になるところもなく結局いつもの南桑に到着。長いドライブで残り時間も少なくなってました。掛からないのでしょう一番上の瀬が空いてます。一人瀬の上のチャラ辺りでコロガシをしてるだけです。
「これなら入れるでしょう。たぶんメインポイントは素掛けやられまくった後でしょうけど。」
ということで車を降りて釣り開始。ところが…川に降りたと思ったらその上手で素掛けをしていたおじさんが竿を降りながらさっささっさと入ろうと思ってたメインの瀬へと移動してくるじゃありませんか。かなり離れてるけど方向はまさにここを目指してるという感じ。そしてもうとうに釣りを開始してる翔さんの囮のいる位置まで踏み込んできていかにも邪魔するテイでそこに居座り竿を降り続けます。嫌がらせですね。仕方がないので翔さんはおじさんが下がってきた上手へと移動。自分はおじさんが最初に竿を振っていた上のチャラへ。分流チャラでチビ鮎を5つほど掛けましたが…争いは好きじゃないのでさっさと避けましたが…やっぱり気分は悪いですね。今回の錦遠征はあんまりいい遠征になりませんでした。

    

12cm〜18cm   16匹

2019年09月14日

匹見川   10:00〜17:00

 もうダメといいながらあきらめが悪いですが,やっぱりちょっと気になるので匹見に行ってみた。終盤でもあるので下流部からと横田合流点を見るとすでに先客さんが竿を出していた。なので今度はふれあい公園へ。するとちょうど保育園の園児たちが水遊びにバスで訪れていてここもあきらめ。隅村周辺には結構釣り人が入っている。やっぱり終盤は下流狙いだろうな。
 そのまま上へ登って豊川発電所下の瀬肩が空いていたのでやっと竿を出します。。。が,,瀬でありながら石が全部泥垢で覆われて汚い。それでもどこかの石に着いてないかと瀬の肩から尻,手前足下から対岸際まで淘汰して探ってみましたが全く反応なし。囮を引っ張り回したからなんとか一匹掛けて囮を変えたいと思いそのまま下の竹藪前の瀬へと突入。しかし,,,ここの石も全部泥垢で汚い。いくら新しいポイントへ囮を入れても全くダメ。昼過ぎ,これ以上やったら囮がおだぶつになる。。。とあきらめて川を上がります。車で昼を食べて…
「やっぱりあかん。。降参して家へ帰ろう。。」
かと思ったけれどせっかくここまで来たのだからとあきらめわるく食い下がることにしました。
 この弱った囮でも掛かる可能性のあるところは・・・。そういえばずっと前に一度入って感触がよくてまた今度やってみようと思っていながらそれっきり入ってなかった澄川発電所下をと思いつきました。ぐっと匹見をさかのぼって直行してみるとやっぱりあれだけ雨が降って低水温が続いたのですから上の鮎は早々と下ったのでしょう。上には釣り人が全然いません。ということで思いの澄川発電所下へ入ります。川へ降りてみると人っ気が感じられません。かなり前からもう誰も釣りに入ってないようです。川岸に立ち手前の浅い分流からそっと囮を入れてみるとなんとか休んだ分だけ復活して一発目は泳いでくれました。ススーススーとゆっくり泳ぎ登って石の裏に入ったら運良く一発で掛かってくれました。残り鮎がいくつかいるようです。元気のいい鮎に変わって俄然やる気になったけれどやっぱり鮎の魚影は薄い。よさそうなところでも掛からないところもあればいるところは一発で掛かる。手前の浅い筋はそんなに広くありませんから上から下まで探って4っつで終わりました。今度は沖の本場所を・・・と水深もあり流れもきつい本流に攻め入ったけれどここには鮎はいません。全然掛からない。対岸際の流れがたまる石裏でやっと一つ掛かっただけ。ということでここのポイントはやり尽くしてしまいました。それで上のトロに探りに上がったけれどここにいる鮎は群れて下がりの準備。あちこちに走り回って掛かるのはいません。上の段々瀬の尻まで行ってみたけどそこに着いたときにはもう日が陰って追いが消えた感じ,肌寒さも感じたので終了としました。やっぱり高津匹見は終わってますね。

16cm〜20cm    5匹

2019年09月09日

佐波川   13:00〜15:00

 な〜んと雷雨に台風,そして秋雨前線によるまさかの真夏の長雨。8月の最盛期に一度も川に入れない状況。こんなこと今までで初めてのことです。一気に8月が過ぎ去っていってしまいました。その長雨も9月になってやっと一段落。水が引いて白川に垢が戻り初め,やっと竿が出せそうになった。早朝出勤のバイト上がりで疲れて眠いけど,近場の佐波川で少しだけ竿を出してみた。
 午後からなので空いているところはやっぱり新幹線。水はまだ多めで上の瀬がちょうどいい感じになっている。短時間勝負,早く囮を変えたいのでぐっと瀬を登って瀬肩一番に立って竿を構える。いわゆる三角頂点に囮を入れると一発でギュイーン。
「ああ〜久しぶりのこの感触☆」

    

しかも掛かったのはしみったれの高津鮎じゃなく若武者佐波鮎です。気持ちいい走りを止めてあしらってタモにドン☆読んだ通りの一匹は竿抜けか?けどそこでは続かず2匹でストップ。そこから瀬の中を探っても掛かってきませんでしたが対岸に向けた壁の駆け上がり筋に鮎はついていました。この筋で連チャン。黄色い鮎が走り飛びます。その筋を上から下の瀬尻からトロまでやって2時間で14匹。
 この元気鮎を持って下のトロ場をやりたかったけど途中まで歩いて下がってるときふらふらとめまいがしたのでやっぱり今日はきついとやめました。


2019年08月18日

CAST釣り大会

 雨雨増水続きで中止になるとばっかり思っていたのになんともうまいことこの大会に合わせたように天気が落ち着き,低水温増水ながらも竿が出せる状況になった。
 CASTの大会は行ってこい方式。帰着時間は決まっててどこへ行ってもいいけれど本部へは帰着時間までに帰ってこなくてはいけないというルール。本部は日原道の駅。久しぶりにチームかずべ〜のメンバーも顔を合わせる。へいぼんさん,へいぼんさんの弟さん,そしてたつさん。滅多に顔を合わせないけれど会うと心まで知り合えた仲間意識で?がり合える。
 さて,この状況で掛かると考えられるのは匹見街中や柿の木,七日市といった上流部だけだろう。しかし,そこまで行くには移動時間が多く掛かる。
「ん〜どこに行こう…」
悩んで決められない。しかし,その読みは参加者のみんなもおんなじだろう。あちこちから匹見街中の声が聞こえる。
「あんなところまで行って人いっぱいで竿を出せるところがなかったらどうしようもない。。。」
という思いもあって本部を出発した車は匹見ではなく高津の上流へと向かっていた。思いつくポイントは4カ所。しかし,その下手から一番目,二番目下須…ちょうど釣り人が川へ入っていくところ。3番目の本命白谷すでに車が3台止まっている。。柿の木専用区。。。ここもいいポイントにはすでに人が立っている。。
「ああ〜どうするかぁ。七日市まで上がったら帰るまでに時間がいっぱいかかるしなあ〜。。あっそうだ!前に入った福川川の合流点。あそこなら人はいないだろう。前に増水後に入ったらいい感じで掛かったし,いいんちゃう〜?」
ということで車を入れてみるとラッキー誰もいない。
「ここに決めよう!」
ということでさっさと釣り支度をし川へ降りる。
 水温低くまだ川面にはうっすらもやが掛かっている。ここはそれでなくても水温が低いところ。
「本番は日が昇って水温が上がってからだろうなぁ。」
とまずは囮が弱らないように上のトロから瀬へと流れる瀬肩に行って竿を伸ばす。しばらく持久戦と流れの弱いところで囮を泳がせる。ここに大きい石が一つ入っているのでその横から石裏辺りを泳がせていると…グルリン!
「掛かった!ラッキー♪」
小さいけれどなんとか囮に使えるサイズがポンと手に入った。
「これは結構いけるかも?」
第一ポイントでこれだけ簡単に掛かったのだから見通し明るいと喜んだのはつかの間。。。元気のいい囮に変えて掛かったところを中心に探るけど全くの無反応。どうやら流れの弱い瀬のかかり。たまたま石付きのなわばり鮎がいたみたいだ。それでもなんとか…としつこく攻めていたら根掛かりしてしまった。
「あかん!」
竿をしゃくっていろいろやったけど石穴に潜り込んでしまって全く外れそうもない。しかたがないので川中へ入っていって手を突っ込んで囮を外す。手こずったけれどなんとか囮救出できたけどポイントはつぶれてしまった。
 しかたがないのでこの瀬肩をあきらめ,まだ早いとは思ったが下の瀬の本流れへと下がったけれど…なんとも全く鮎の気配を感じない。水温が低いので囮はあまり弱らず長く泳いでくれるのだが流れのきついところ緩いところ。…瀬の中は垢が飛んでいる。トロもチャラもそして前回鮎が固まっていたところも…全くのスルー。川の中をさんざん歩いても逃げる魚の一匹も見ることはできない。スッカラカン。それでも日が照って温かくなったら潜んでいた鮎が出てくるかもと粘ったけれど,天候が悪く日が照らない。ほとんどポイント全域を探り尽くして…
「ダメだこりゃ。」
精神的にも参ってしまってまだ時間はあるけれどもう白旗上げて帰着しようかと車を走らせたがまだ囮は弱り切っていないので最後の悪あがきと柿の木専用区のチャラ瀬が空いてたので残り1時間足らずをやってみることにした。
 けれど,,,残念ながらここもさっきの所と同じ状況。目立つ石回りに囮を入れてもスカ。ゆるいところも全く鮎も見えず掛かりもしない。最後の手段ときつい段々瀬に入れ込んで無理引きをしてみたがぜんぜん。。。結局ここでもノーフィッシュで帰着限界の時間がやってきた。
 帰ってみるとやっぱり大きな釣果ムラ。信じられないことに名人級の腕達者な人もボーズでの帰着。かと思うと時速10匹超え?というくらいな入れ掛かりで数を上げて帰着した人もいた。やっぱり上位,数をそろえて帰ってきた人は匹見街中までがんばって行ってきた人たちだったが本流あちこち釣り歩いて良型をそろえて帰った人もいた。たった1っぴきという恥ずかし釣果でありながら順位は13位?へいぶんさん兄弟はいつものポイント匹見街中へ入り,安定釣果を上げて戻ってきた。釣果が安定しているところがさすがだな〜と感心する。たつさんは今年高津筋で竿を出すのはこの大会が初めてという飛び込みだったのにピッタリ澄川でポイントを当ててしっかり数を掛けてきていた。みんなすごいのに自分だけダメダメ釣果。。。でもこういう大会イベントは参加して鮎ファンが集まり,みんな仲間みたいな雰囲気でわいわいやれるところが楽しくていいんですよね。楽しい機会を与えてくれたCASTに感謝です。

2019年08月10日

錦川・宇佐川 8:00〜17:00

 雨後ですが夏本番,熱中症が危ぶまれる暑さが続いています。高津は水温も高く囮ももたないくらい。それに加えてこの不調です。
「もう嫌気が差した。」
ということで翔さんと錦へ行ってみることにしました。
 錦水系も今期は不調と聞こえてます。釣りムラ大きい。魚が小さい等々。なので釣れるかどうかはわからないけど
「高津よりはましだろう。昨日確保したいい囮もあるし。。」
とまずは美川で待ち合わせ。郵便局裏で始めることにしました。
 錦も大雨+雷雨で水量は少し多め。しかし,やっぱりこちらは涼しい。朝の川筋はもやがまだ掛かっていて少し肌寒いくらいです。釣り支度をしている間に上手で素掛けをしていたおじさんが自分たちの姿を見るとさっさと下がってきて攻めようと思ってた瀬肩に立って陣取られてしまいました。仕方がないので上手のトロ瀬とさっきまでおじさんが素掛けをしていた一段上の瀬でやることにしました。去年はここでも結構ポツポツと掛かったものですが…なんと今年は全然掛かりません。鮎の気配も薄い…。石も曇ってます。上の瀬は定石の瀬肩から攻め入りましたが全くのスルー。どうも攻めきられた後という感じ。結構きつい流れの瀬なので囮が弱ります。仕方がないので徐々に下がって竿が入れにくい対岸際の立木の枝下へ囮を入れるとやっとギュイーン!けれどこれが大きい。枝下ですぐに竿が立てられず枝を避けて下まで下げたらブッチーン!親子どんぶりしちゃいました。
「どうやらきついところにおるらしいな。」
ときつい流れを攻めましたがなかなか掛かりません。下手のゆる瀬の方も翔さんが攻めていたけれど追いはいまいち。日が昇って水温が上がれば状況は変わったかも知れないけれど2時間ほどやって全然でした。一旦,車に戻って休憩してたら地元のおじさんが話しかけてくれました。どうやら昨日5人も入って釣りきってしまった後だと言うことがわかりました。そして狙いの下手の瀬でやっていた素掛けのおじさんもあの調子だとさっさと下手へ釣り下がるだろうと思ったけれどその瀬肩に陣取って動く気配がありません。休憩ももとらずに竿を振ってます。
「タフやなぁ。。」
そこでここはあきらめて移動することにしました。
 今年不調と聞こえてる宇佐川へ上がってみることにしました。不調というからには人は少なく竿の入ってないところもあるのではないかとの読みです。でも盆前の週末。思ったよりもちゃんとポイントポイントに釣り人は入ってます。初宇佐川の翔さんにもゆったりと釣りをして欲しかったので釣り人の少ない場所を探しました。
 上の俊道様まで来てやっと空いた場所が見つかりました。道路から見ると少し野鮎が見え,石の色も結構いいので
「ここでやろう!」
と車を止めて釣り支度をしましたが…あれれ,これまで川に降りられるように置いてくれてあったはしごが見当たりません。それがなければちょっと高いところから飛び降りないと川に降りられません。二人とももう結構足腰弱ってますので,怪我しちゃいかんとここはあきらめます。
 仕方がない2番ポイントですが下流の瀬から入ることにしました。自分は美川では結局ボウズだったので囮もだいぶ弱ってます。ちょっとでもごまかせるようにと上の瀬の尻に立って流れが生きている筋の石脇に囮を入れます。するとちょうどそこになわばり鮎が着いていたらしく早い段階で掛かってくれました。下手の瀬尻のトロ瀬で泳がせたかったのですがどうやら野鮎は生きた流れに着いてそうです。そこで上の瀬を登り釣りします。大きめの石の段々瀬なので歩くのがきつかったですが読み通り上がるほどに調子がよくなります。1時間半で10匹。いいテンポで掛かってます。
 一旦車へ戻り昼食をとります。午後はどうするかと話し合い。日中の暑いさなかでもさすが宇佐川水温も低く気温も低くて涼しい。他に釣り人もいなくて広々とやれると言うことで午後も続けてここでやることにしました。
 昼を越えて水温も上がって鮎が出てきたのでしょうか。時には大石裏にグワ〜っと小さい鮎が沸いてくるのが見えました。
「うわ〜すごいな。ここは!」
ただその沸き鮎たちは型も小さく群れ鮎でそんなには掛かりません。それでもグングン登って大きめの石回りを狙ったら型の良いそして追い星キラリンぬめりぬるぬるのいい鮎がビューンと目印を飛ばしてくれました。 普段水深がないだろう浅い目の筋では一時入れ掛かりもあり気持ちのよい釣りとなりました。涼しすぎて夕方には肌寒さを感じ,鮎の追いも早めに止まった感じで17時には竿をたたみました。とっても気持ちのいい釣りをすることができました。

    

15cm〜21cm  24匹

2019年08月09日

高津川 11:00〜17:00

 もう今年は高津川は終わりとは思ったが,昨日の佐波川の好釣でいい囮が手に入った。この囮を持ってやり残した事をやり遂げようと思い高津へ向かった。やり残し…それは七日市なのです。去年結構おもしろい釣りができたから今年も入ってみたいとは思っていたのだがなかなか機会が持てず,満足いく竿出しができていなかったのです。
 昼前に七日市に到着。うれしいことに誰も入っていない。早速下手の浅瀬にいく。水は少し高めで浅瀬にはちょうどよい感じ。しかし…思ったよりも石が曇っている。鮎に磨かれたところがない。
「ああ…ここには今年は鮎はおらんか?」
それでも一応囮を入れて泳がせながら探ってみる。瀬肩から中段瀬開き脇から中心,対岸まで…これが全く反応はない。川へ入っても鮎は見えず,気配もしない。
「こりゃあかんわ。。」
一応瀬尻から急落ちの段瀬まで無理をして囮を入れてみたが全くダメです。
「どこも石は曇っている…こりゃ時間の無駄や。」
持ってきた囮が弱り切る前に早々にこのポイントはあきらめた。
「ああ…この瀬で掛けたかったのになぁ。」
途中瀬肩上のトロを見るとここには群れ鮎が出てきていました。しかし,この鮎は敏感で囮を入れたらさっと上の深みに群れごと消えていきました。
 一度車まで戻って昼食のおにぎりを食べます。
「どうするか…場所移動?けど,下手はこの分だとまだ水位が高いだろうし,匹見かぁ…遠いなぁ。。上のポイントはまだやってないし,,,ダメ元で上をやってみるか。。」
ということで再度川へ入ります。上に上がる前に目の前の小さな瀬に囮を入れます。うまくいけば見過ごしで居着いているなわばり鮎が飛びついてくれるところ。。でもここでも全くの空振りです。余計に囮が弱ってしまいました。上では泳がせたかったので余力を残して早々に見切り。上のトロへ。しかし,ここも瀬肩も掛からず…ずんずん上へと移動して分流と合流した瀬尻の合わせへ。ここは結構いい石があって泳がせ探りにおもしろいところ。でも,,,囮の泳ぎもよくなく,沖へも出てくれなくて攻めきれない。ここでもノーヒットで囮が変わらない。ムムム,,,万事休す。。
「泳がなくなった囮でどうするか。。時間はまだ2時だけどあきらめて帰るかぁ。」
でもまだ最後の手段が残ってます。上の対岸際を流れる一本瀬。この速い流れにねじ込んだら鮎がいれば掛かるかも知れない。思いを残さないようにとがんばってみることにしました。掛からなければ弱った囮は一巻の終わりです。ほんとに一か八かの最後の手段です。この一発勝負のためにがんばって瀬を上がりました。
 ふうふう肩で息をしてやっと瀬の上まで上りつきました。ちょっと息が整うまで一休み。そうして少しでも元気な方の囮を選んで鼻環に通します。囮を狙いのポイントの下手まで下げて糸を張り,引き上げます。狙うは瀬肩2番目の石の横。元気のいい囮なら瀬肩一番です。しかし弱った囮は2番か3番。流れが速く複雑です。この方が無理矢理ねじ込んだら流れに弱った囮があおられてルアーのような動きをするのです。で,,しばらく引きずっていると…ガッツン!
「掛かった!ぬお〜大きい。」



思わぬ良型。細い一本瀬なので流れを避けるわけにはいかず,仕方なく瀬尻までついて下がってやっととめて抜きます。20cm級の肥えた鮎。
「やっほー!元気囮が手に入った。」
ちょっともう一度瀬の頭まで上るのはつらいので瀬尻付近をそのまま攻めます。するとガッツーン!いきなりひったくるように掛かりました。これがまた良型の手応え。下のトロまで下げて寄せてすくう23cm。これはちょっと囮に使うのは怖いのでもう一度先鋒に出てもらって同じ所へ…するとビンビン糸に当たる。そしてガガーン☆同じ23cm級。今度は囮を付け替えて再び同じポイントへ。っとところが元気すぎて石の下へ逃げ込んでしまって根掛かりです。糸が石に噛んでしまってはずれません。
「あ〜入りたくないのに・・・」
仕方がないのでそっと入っていくとその掛かったポイントには同型の鮎がひとかたまりの群れでギラギラついていました。
「あっ!しまった。」
人影が映ったとたんさっと鮎は消えていってしまいました。囮は手を突っ込んで糸を切って取ることはできましたが,ポイントはつぶれました。その後,この瀬はいくらやっても次は掛かりません。元気囮が手に入ったのでそのまま下手へ下がってさっきの分流合わせのトロ場を泳がせてみます。広範囲に泳ぎ探って大石回りでグインギュイン。数は少ないけれどやはり良型の鮎がぽつりぽつりと掛かりました。
「ああ・・・ここもこの程度なんだ。」
石の状態からもここがいいポイントとは思えませんでしたし,一つ掛かったところはもう次も掛かりません。この様子から次はないと判断。やっぱり高津は終わりだなと納得して竿をたたみました。



20cm〜23cm       9匹

2019年08月08日

佐波川 11時〜16時

 高津は待望のゴールデンウィークも肩すかしを食らった感じ。今日はちょっと用事があって早帰りということもあり近場の佐波川の様子見と行ってみた。下流部のポイントを一通り見て回ったけれどこのところ人気の佐波川。平日といえどもやっぱり人気ポイントには釣り人がすでに入っていて入れそうもない。そこで人気なくいつ行ってもだいたい入ることができる新幹線に今日も行ってみた。
 思った通り誰もおらずゆっくり釣りができそうだ。まずは囮替えと上の瀬に立ってみる。しかし,第一ポイントの瀬肩一番は空振り。
「ひょっとして誰かに抜かれた後かな?」
と真ん中から徐々に際へと囮を運ぶと…対岸側の分流筋でやっと一匹目。魚はそんなに大きくないのにアタリが大きい。目印が吹っ飛ぶ。あがって来たのはきれいな黄色ハチマキの姿きれいな鮎。こんな鮎は高津筋では見たことがない。

    

囮にしてもビュンビュン泳いでくれる。その分流筋で泳がせてピュンピュン一通り掛ける。この元気な鮎を本瀬の流芯に持ってきても掛からない。やっぱりここでも誰かが攻めているのでしょう。結局魅力ある瀬だけれど掛かったのは対岸筋の浅チャラとこちら足下筋の葦際だけ。それでもお昼までの2時間で10匹の鮎が船に入った。

    

 一旦車に戻って昼食後,今度は冒険で下手のトロをやってみることにした。ここは例年終盤によく掛かるポイント。でもだいぶ河川工事に入っていて川相も変わってる感じなので今年も掛かるかどうかはわからない。グングン下がりながら川の中を観察するも鮎の姿は見られない。「今年はここはダメなのかなあ。」対岸際にできていた浅棚もなくなっており,全体的にドン深のトロに変わっている。そこで下の瀬頭にできている駆け上がり部,大きな岩盤がいくつか見えるところをポイントとして囮を泳がせ出してみる。残念ながら岩盤手前の浅いところでは掛からない。鮎が見えないので
「やっぱり鮎は着いてないかぁ。」
ということでちょっとダメ発信しながらその岩の向こう側の深場へ囮を入れてみたら…グルリンと目印が回って掛かってくれました。
「おおっ!見えないけれど鮎はおったか。」
どうやらさすがにここの鮎は抜かれてなかったようで一匹掛かって鮎のいる筋を見つけてからは同じ筋を中心に泳がせてビュンビュンの大好調。ただし掛かるのはかけ上がりの短い間だけ。掛かりは勢いいいが一通り抜いたらおとなしくなりました。それから少しずつ上へと上りながら深いトロも探ってみましたがここは芯では掛からず,対岸崖っぷちの壁でいくつか追ってきただけでした。でも早帰りの4時間で30匹は今季一番の掛かり具合で
「やっぱり佐波川は掛かるなぁ〜。」
と感激でした。

    

15cm〜20cm  30匹

2019年08月06日

匹見川  11:00〜17:00

 絶好調期がこれでは…もう今年の高津水系はダメだな。。という感が強くなった。それでもひょっとしたら場所が違えば違う結果が出るかも知れない。にわか雨で増水した川が引き水となりつつあるが,台風の到来。
「これで大雨が降ればもう完全にアウトになってしまう。」
という思いから台風接近で天候が悪くなることがわかっているが竿が出せる匹見街中へと特攻する。強風注意報が出ている中,やはり風は強く吹いている。水位の方はそれほどの増水でもなく,普段通りの釣りができる水位だ。さすがに釣り人はほとんどおらず,どこでも好きに竿が出せる。さっそく街中の中心部から川へ降りる。瀬肩から攻めて対岸ギリの中段まで上げたところでグリンと掛かる。やっぱり街中,型は小さい。けれども早々と囮が野鮎に変わって意気揚々。この後同じ筋ですぐにもう一つ追加。だが,よかったのはここまで。この後瀬肩から瀬尻まで,足下から対岸まで全部囮を通したけれど反応なし。場所は広く空いているのでここに固執せず広く探って回ろうと徐々に下手へ下がりながら探るけれど全くの反応なし。鮎の姿も全く見えない。
「ああ…やっぱり例の匹見街中増水の姿隠しか?」
ずっと下がってついにガクン落ちの瀬頭まで下がってしまった。この瀬の中で囮にならないような小さいのが一つだけ掛かったがここもそれっきり。広い瀬肩のトロも泳がせ回るけど全くの反応なし。再度本筋を引き上がってもまるでダメ。元の入川点まで戻って…
「さて,どうするかな…。」
少し上の岩盤を探ってみたけれどここもやっぱり反応なし。ずっと風が強い中竿が折れないようにとさばきつつ,強風に耐えて竿を支えていたので腕がだるくなった。そしてますます風が強くなったので白旗降参して帰りました。

    

12cm〜18cm   5匹

2019年08月03日

高津川      10:00〜17:00

 昨日のいりょうの瀬はやっぱり掛かったようで「良型鮎に細仕掛けをブチブチに切られた。」というのを聞いて
「よう〜し今日はやっぱり特攻で本流に挑むぞ〜!」
っと張り切って行ったけれど噂が伝わるのは早いもんです。いりょうの瀬にはすでに6人の釣り人が入ってます。
「これでは分け入る隙間はない。。」
とまたまたあきらめます。
 それではと場所を変えてこれまた今シーズン誰も入ってるところを見たことがないポプラ裏に翔さんと攻め入ります。長い瀬,大きい石がゴロゴロ。
「いりょうの瀬が掛かるんだったらここでも掛かるやろう。」
はやる気持ちを抑えて夏真っ盛りの高水温。いきなり本筋を攻めて囮をつぶしてはいかんと足下からそっと囮を入れます。
「竿が入ってないならここは絶対掛かるやろう。」
という大石の石裏のポイントへ囮を泳がせて入れます。が…反応がありません。
「え〜…ここにはおらんか…。」
と次のおいしいところに囮を入れ替えます。が…やっぱり反応なし。
「こりゃちょっとヤバイんじゃない?」
岸際の足下の石は完全に曇っていたがこれは放流鮎が浅場には出てきてないからだと思ったのだけれど,だんだん沖目へ出て行ってもこの曇った状況が変わらない。それどころか流れの急な瀬の石ですらつやがない。ぐっと上へと移動して瀬肩まで行ってみたけどやっぱり石が汚い。沖の深い筋まで立ち込んでみても一緒。全く掛からない。無理して強い流れにも囮を入れて引いてみたりもしたので囮が参ってきた。長い瀬の上半分は自分。そして下半分が翔さんで全面を探ったけれど二人ともノーフィッシュ。完敗です。やっぱり今年の本流は基本ダメ川だったのです。
 昼前早々に退却します。二人とも囮かわらずでヨレヨレ状態。それに気持ち的にも参ってしまってるので次の場所への意欲が上がりません。数は少ないけれどハズレが少ない澄川まで上がります。けれどいつもの場所には先客が入っていたので少し上に上がって入ります。この場所も今年は魚影が薄く釣り荒れが目立つが…。
「ヨレヨレの囮も少し缶で休んだから体力回復してくれてるかな。」
大事に気を遣って取り扱い,そっと手放すとゆっくりながら上に上がってくれました。
「これで一発で掛かってくれたら…。」
拝むように囮を進めますと…グルリン!掛かった☆が・・・あれれ,,,これは・・・なんと掛かってきたのはギギ。

    

「あちゃ〜頼みの元気が失われてしまう。。。」
ダメです。やっぱりもう上へは上がってくれません。仕方がないので引きで囮を沈められる流れを探して対岸に渡り,段瀬を上ります。やっとそれらしい筋を見つけて無理せず竿が構えられる足場まで移り囮にもう一度鼻環を通します。もう無理はできません。一番安定した構えで一番安定する糸角度,一番安定する流れの中に囮を置いて待ちます。するとありがたいことに掛かってくれました。段瀬なので石をかわして大事に大事にやりとりして抜きます。ちょうどいい18cm級の囮が確保できました。ここは渓流相なので釣りにくい。囮がよくなったので対岸際の幅1mの主線に囮を入れて攻めますがここは掛からない。そこから別れた幅30cmほどの分流で二つほど掛けましたが石に邪魔されてバレてしまいました。こりゃいかんと囮が弱り切る前に瀬の間にできている座布団一枚のほどの緩いトロを泳がせて2つ掛けましたがそれでおしまい。上の大トロも泳がせてみましたがこれは空振り。やっぱり竿を入れやすいところは抜かれきっているという感じ。結局3っつで今日は終わりです。
18cm〜20cm3匹


2019年08月02日

高津川      10:30〜17:00

 高津最高潮の時。昨日は匹見へ回ってみごとに外してしまったけど,,,
「やっぱり最高潮の時期は高津中流日原周辺だよねえ。」
今シーズンは全滅の様相のままここまで推移してきた日原周辺だけど,例年梅雨明けから調子が上がってくるところ。
「よ〜し!今日は撃沈覚悟で特攻してみるか。」
と意気込んでいりょうの瀬に向かいましたが…なんと!同じ事を考える人はやっぱりいるものです。これまで一人の人影も見えなかったこの場所なのに今日に限って中段下段瀬落ちのトロと3カ所に別れて4人も入っているじゃありませんか。
「なんでやねん?」
橋の上からのぞいてみると結構良さそうな感じ。
「ん〜残念。。時間が経ったら場所替えしてかもね。それまで囮替えに上のゲンゴロウにでも入ってよっか。」
と車を上へと回します。
 ありがたいことにこっちは空いてました。ここも期待の中流部だけどいかんせんこのゲンゴロウ前はポイントが狭いので掛かる数が限られてくるのです。毎度いつものようにポイントの一番上の瀬上のトロ尻に立って竿を伸ばします。ここで泳がせて掛かってくれて囮が交換できたら後の展開が楽なのですが…残念ながら掛かりません。石に着いている遊び鮎の姿も見えません。なのであまり執着せずに一歩一歩と下へ下がります。早瀬頭まで下がって,まずは手前の筋足下しも手へ囮を下げますとグインと掛かってくれました。これを下げて石裏にとめてよいしょっと抜き上げます。ドシンとタモに収まったのはやっぱり本流。20cm越の良型鮎。

    

ハリスを1.2号に変えて元気のいい天然囮を泳がせて今度は一番ポイントの沖目へ向かわせますとギュイーンと気持ちよく掛かります。増水引き水から誰にもかまわれてなかったのか反応がいい。ポンポンと軽快に掛かりますがやっぱり一度抜いたところは後が続きません。掛かりが止まったら次のポイント次のポイントと囮を入れ場所を変えながら掛かりどころを一通り探り回して10本です。それで勢いが止まったのと昼時だったので竿をたたみます。
 そう,狙い目はここではなくいりょうの瀬なのですから。ご飯を食べて昼が下がったので車で移動してみましたが,なんと中段でやってた人は上段へ移動してまだがんばってるじゃありませんか。
「まだやってるということはやっぱり掛かってるんかなぁ…。あの構えはひょっとしたらへいぼんさんの弟さんかもしれんけど。。」
残念ながら狙いのいりょうの瀬をあきらめます。
 それからどこに入ろうかと本流のポイントをじっくり観察しながら場所を探しますが…今年は富田も青原も大規模工事が行われており河原へ車を乗り入れにくい。それにいりょうの瀬はいい感じだったけれど他の場所は瀬ですらも石が曇っており見ただけで竿を出す気が失われてしまう。それでもどこか傍らに石の光ってるところはないかとじっくり川見をしながら下がったら横田に着いたときにはもう日が傾いてきていました。
「仕方がない。近場で今日の仕上げといこう。」
 ありがたいことに匹見のふれあい公園前が空いていたので川へ降りました。しかし,瀬頭から囮を入れても全然反応なし。メインをあきらめ対岸脇のチャラチャラ,足首くるぶし水深に囮を泳がせたらやっときた。抜かれ後なのか主なポイントでは全然スルー全面に囮を入れながら探り下がってやっと3っつ拾っておしまい。

20cm〜23cm   13匹

2019年08月01日

匹見川  11:00〜17:00

 水も引いて落ち着きを見せた高津川。本来なら梅雨明けのこの時期,高津は一番盛り上がる時期なのです。けれど今年はほんとに掛かる場所が限られて,調子が上がるどころか釣り荒れが目立ってダメダメな感じ。それでも…ひょっとしたら?なんて期待しちゃうんですよね。釣り荒れのひどさが目立った匹見川だけど,ひょっとして隠れてた鮎が出てきてない?なんて色気を出して匹見へ回ります。
 まずは囮替えと猪木谷に入ります。ところが…全然魚信なし。瀬頭から中段まで探り回して反応はゼロ。真夏の好天気は水温も上がって
「これは囮が倒れるかも。」
と心配になり早々に退散します。
 「何が最高潮の時期だ!これじゃあ今日一日ダウンしてしまう。」
弱った囮でもなんとかなりそうなところ…」とそのまま匹見を上って…
「そういえば澄川の発電所前,あそこは今年入ってないけど結構鮎が残るところだよ。今年はずっと誰かが入ってたから入ってないけどぼちぼち人も着かなくなったんじゃないかな。」
のぞいてみると予想通り空いてます。そこでさっさと土手を降りて竿を伸ばします。
「ここは足下が追うんだよね。」
とそろり岸際に足をつけてそのまま足下から囮を放します。手前の筋は流れが緩い。とろとろと弱った囮でも上へ泳ぎ上がります。頭出しの石まで行ったときグルリン!うまいとこ掛かってくれました。しめしめで元気のいい囮に交換。今度は元気よく泳ぎ出てくれます。これであちこち手前の浅く細い筋を泳ぎ通らせて景気よくクインクインと掛けます。しかし,この岸際の浅場は竿抜け場所なだけなのです。一通り囮を通して石附鮎を抜いたらもうスッカラカンで無反応。
 元気のいい囮も十分確保できたので今度は主線へと歩み出て本格的にやりますが…なんともこっちはからっきし掛かりません。上のトロでは群れの遊び鮎があちこち動き回るのが見えるのに石に着いたなわばり鮎は全くいない。いや,水引の一番にもうすでに抜かれた後なのかも知れません。上から下まで全部攻めてノーアタック。「どっか鮎が残ってるところないのか?」と上のトロもぐっと足を伸ばしてさかのぼって,上の瀬落ちまで行ってみたけれど結局反応なしで追加なしでした。
15cm〜18cm     7匹

2019年07月31日

高津川      10:30〜17:00

 さて,昨日は急な雷雨で強制終了欲求不満に終わったので,出直しです。今度は場所がわかっているので昨日の場所へ直行します。
 ところが増水後の引き水は下がるのが早い。昨日の比べてかなり水位が低くなってます。水が低くなると姿を消すのが高津鮎です。思ったように掛かりません。昨日竿を差してないところを中心に探ってそれでも午前中は何とか10匹になったのですが午後からは一通り竿を差したところに再び囮を入れても全然反応がありません。付き鮎を抜いたらそれでおしまいという感じ。
 掛からないので主流の瀬も一通り探って回ったけれどこちらはやっぱりうんともすんとも掛かりません。
「あ〜いい場所見つけたと思ったのにここも増水の引き水時だけかぁ。」
ということで午後からは5つ掛かっただけ。結局この場所も不完全燃焼に終わってしまいました。

    

    

18cm〜22cm   15匹

2019年07月30日

高津川      10:00〜16:00

 そろそろ釣果も落ちただろうけど人も少なくなったのではないか…といつもより少し早めに柿の木消防署前へ。しかし…残念,やっぱり入る隙間がありません。
 仕方がないからまた下手へ走る…が便意を催したので道の駅へ入ります。用を足し終わって川を見てみるとガラガラ。ここも増水後の引き水の時は爆釣したと聞いたけれどもう掛からなくなったのでしょうか。試しに入ってみることにします。
 川を降りた正面。瀬から早瀬に変わる波頭から囮を下げてみますとガックンと掛かってきました。そのまま瀬脇に寄せて抜く。早いうちに囮が変わりました。

   

ところがこれはラッキー掛かりだったようで後が続きません。もっと下手や沖目を探ってみようと思ったけれど知らぬ間に対岸にも下手にも人の姿が…。上の瀬肩まで移動するかとも思ったけれどふと消防署前のトロと同じような場所を思いつきました。それは白岩の橋の下。30mほどの短い間だが深みのたまりで流れが緩く生きていて大石が入っているところがあるのです。
「あそこでやってみよう。」
と川を上がります。
 行ってみますと下の瀬尻のトロに2人。主流の瀬は空き場。橋の上の短い瀬にお一人。狙いのトロは人がいません。そこで主流の瀬をやりながら先客さんの動きをうかがいます。やっぱり?いかにもよさそうな主流の瀬では全く追ってきません。こんなに長く石もちゃんと入っている瀬なのに鮎は全然ついていないのです。これが高津の放流鮎。高津全域いかにもよさそうな瀬には鮎はさっぱりいません。ただ増水になって引き水の時にだけわっと出てくる。そして水が引くのに合わせてすっかり姿を消してしまうのです。一度抜いたら後に続く鮎はいません。だから天然遡上のない高津はダメ川なんです。この高津の放流鮎の特徴を知らない遠方から来た人はみごとにハズレを引かされてしまうのです。
 さて,掛からない見通しで囮を弱らせないようにだけ気をつけてやりながら先客さんの動きを見ていたけれどどうやらやっぱり狙いのトロに竿を差す気配はありません。そこでぐっと下手に離れて狙いのトロの尻に入ります。ここは短い段瀬の頭にもなるところです。囮がすーっと泳いで沖へ出て行くと…狙い通りです。一発で掛かってきました。それも良型20cm級。型はよくてもトロ場ですからやりとりをすれば無理なく抜ける。ドスンとタモに収まります。この元気な囮をつけて再度出すとギュイン。
「おぉ!やっぱり穴場だったか。」

    

普通に考えると魚影が濃いそうな瀬頭のかけ上がりの大石回り。それよりもなんてことのない平場のトロの方がよく掛かる。良く掛かるので昼飯を下げて2時間で15匹。全部20cm級なので船が重くなったので掛かり鮎を缶に移しに行くのと合わせて一旦川を上がって昼食をとります。まだ囮を通してない筋ものこっているので後半が楽しみです。
 昼食を終えて再び同じポイントに立ちます。先客さんは上の短い瀬は攻め尽くしたようで主流の瀬を釣り下がっておられましたがやっぱり掛かりは今ひとつだったようで再び戻ってこられてました。そして,こちらに来られて声を掛けてくれました。
「あなたは普通だったらみんな後ろの瀬をやるのにどうしてそんな誰も竿を出さんようなところでずっとやってるの?」
「だって,そこの瀬は全然鮎がおらんでしょ?」
「おらん,一つも掛からん。わしの腕じゃあ歯がたたん。」
「腕じゃありませんよ。高津の鮎は変なんですよ。瀬には全然おらんのにこんなところがポツポツ掛かるんですよ。」
なんて会話することができました。
 さぁ,それでは後半戦の開始…と竿を伸ばしたらふと空模様が怪しいのに気が付きました。
「え〜?!この雲ってにわか雨が降るじゃん?」
後半戦も前半戦と変わらず掛かってくれます。が,,30分もしたらやっぱり…ゴロゴロゴロゴロと雷鳴が響きました。そしてピカ☆と雷光が走る。
「こりゃいかん。」
黒く厚い雲がこちらに向かって黙々とわき上がってます。
「まいった〜」
とあきらめて急いで竿をたたんですたこらさっさと川を上がりました。せっかくの好調・・・もったいないなぁ。。。で早じまいでした。

    

18cm〜22cm   20匹

2019年07月29日

匹見川  11:30〜17:30

 絶好調の柿の木消防署前,平日なら少しは釣り人も少ないだろうと行ってみたら…なんと祭りです。掛かる場所の少ない高津ですから,掛かると聞いたらみんなこぞってそこに集中するのです。分け入る隙間もないほどの釣り人にせっかく来たけどあきらめて下へ下ります。
 けれど本流はまだ水位も高く,掛かりそうな気もしないので水の低い匹見まで回ります。でも匹見もまだ水の勢いが強くなかなかいいところがありません。猪木谷まで上がってふと前に上のトロにたくさんの鮎が群れになっていたところを思い出しその瀬肩にアプローチしてみたくなりました。
「ひょっとしたらあのトロの鮎が下がってきてない?」
水勢が強く瀬肩しか囮は入りそうもありません。そっと泳がせて入れていくと…ガッツーン!やっぱりいました。

    

しかも良型。ギュイーンと竿は曲がる。早めに上に倒して下りをためてうまく上のトロへ誘導できたら抜きが決まってタモへドッスーン。しかし,相手に先手を取られ流芯を下られたら身切れ,ハリス切れ,ついには親子どんぶりと事故多発地帯です。10連発もとれたのは5匹だけ。小さい瀬の瀬肩ですからそんなに多くの鮎はいません。強い瀬の芯流れにもいちおう入れてみましたがやはり強い流れの中には鮎はいません。



 少しずつ下へ下がって流れの芯を避けられる場所を探して囮を泳がせます。きっと流れを避けて鮎が避難してるはずなのに掛かりません。石に着いてないのでしょうか。たまりを一つ一つていねいに時間を掛けて泳がせて探りますが掛かってきません。一段一段…掛からないので足下に気をつけ,大石をまたぎながら下がっていきます。でも,全然反応なしで結局段々瀬の一番下まで下がりつきました。
「あ〜あ。ダメだったかぁ。。ひょっとしたらここに固まっているかも?」
瀬尻のトロで泳がせて探ってみましたが全く掛かりません。
 あきらめて場所替えしようと上を見上げたら下るときには気が付かなかった瀬落ちの段上にできた岩盤の棚にチビ鮎がいっぱいたまってます。そこで下から上あげで泳がせてみますと…くりんと掛かってきました。型はやっぱり小さいですが初な感じで勢いよく掛かってきました。
「これはおもしろい。」
と続けます。2匹目3匹目と続きましたがポイントは小さい。そしてそこはこの水位が高いときでもくるぶし水深。ここもそんなに続きません。そしてやはり?岩に針が掛かって万事休す。外しに行って追い気はなくなってしまいました。
「こんなところが他にもないか。」
と今度はさかのぼりながら探りましたが残念ながらそんなところはありませんでした。入川点まで上ったところでタイムアップ。

    

15cm〜22cm 9匹

2019年07月28日

高津川      1100〜17:00

 さあ,高津本流も水が下がって竿が出せるようになりました。早速濃密放流区の柿の木専用区で好調が聞こえてきました。この雨の前にはさっぱりで鮎の気配も感じなかったのにいったいどこに隠れていたのでしょうか。消防署前のトロが絶好調と言うことで翔さんと待ち合わせ。
 早朝から釣行された翔さんはすでに10匹の良型を掛けておられました。しかし,遅着の僕は…もう入るところがありません。仕方がないので上の瀬尻の流れが生きているところに囮を沈めてみますが,空いているはずですここは全然掛かりそうもありません。かと言って,掛かっているトロには入れそうもないのでしばらく考えて…思い切って誰もやってない福川川下流まで堤防を上っていってみました。
 しかし,やっぱり流れが生きているところには鮎はいません。そこでさらにもっと上がって流れの緩いところへ。対岸の流れの筋の脇に小さなたまりを発見しそこへ囮を入れてみますと…ギュイーン一発でかかってきました。20cm級の良型です。下へおろして足下の流れ脇に誘導してから引き抜きます。ドスンとタモに入ってやっと始動開始です。

   

ほんの1.5mほどの狭いたまりですがもう一度そこへ囮を入れますとギュンです。この狭いところで5連発。掛かりが遠くなったところで根掛かりさせてしまいました。はずれないので仕方がないのでそこに外しに行きます。これでこのポイントでは掛からなくなりました。それで周囲を探りましたが他は全然掛かりません。そこでさらに上へ移動して浅いチャラ場へ。このチャラ瀬尻でポツンポツンと掛かります。気が付くと昼を過ぎてたのでスタコラ元の消防署前に下がります。川を上がって昼食です。翔さんはその後も好調で良型ばかり20匹を掛けておられました。そこで午後もここでやり続けることに。
 午後,そのトロで空いてるところがあったので僕も入らせてもらって竿を伸ばします。しかし…空いているのはそこがダメポイントだったようでどうやっても掛かりません。自分より下手ではどんどん竿が曲がっているのに自分は全くです。「どうしてだろう…自分のやり方がよっぽど下手なのか?」悔しくて粘ります。。が一つも掛かりません。その時,新しい人が入ってこられて
「ここでやらせてもらって良いですか?」
と声を掛けられます。
「どうぞどうぞ。」
と少しずれて場所を空けました。それでその人もやっぱり掛からないのでやっと見切りがつけられました。
「やっぱりここはダメなんだ。」
 納竿の17時までもう残り少なかったけれど翔さんに声を掛けて再び午前中のポイントまで上がります。同じパターンで攻めてみたけど午前中に竿を入れたところはスカスカでしたなのでさらに上がって流れの中の大きい石裏を中心に泳がせて探りますと掛かってきました。なんとなくまだ鮎が落ち着いて石に着いていない感じ。それでも水位が上がって追い気が上がってるという感じで鮎がいたら追いは強い。30分で5つ拾って時間になったので川を下りました。

   

18〜21cm 15匹

2019年07月27日

匹見川  11:30〜17:30

 大雨大水で高津の川がリセットしました。高津のへんてこ放流鮎は水が高くなるとどこに隠れていたのか姿を現すのです。
 増水の水引。まだ本流は水が高くて厳しいので水位が下がった匹見街中まで上がります。しかしやっぱりここは銀座。釣り人がずらり並んで入れるところがありません。合流点まで上がったらここだけ空いてます。昼前着ですからもちろん誰かがすでに入った後,しかもここは掛からないのでしょう。上の段瀬も下の段瀬もちゃんと人が入っているのですから。それでも他に竿が出せるところはなく,せっかく3時間もかけてここまで来たのですから入ります。掛かりそうなところに囮を入れてみますが見事に空振り。
「あぁ…やっぱりだめか。」
とあきらめかけましたが
「水温が低いから追いが悪いだけかも?」
とちょっと同じところでとめて泳がせていますとククンと掛かってきました。

    

追いも弱く掛かり鮎も小さい。でも,やっぱりいるにはいるんだとわかったので粘り強く探っていきます。するとポツンポツンですがポイントを変え変えしながら探ると掛かってくれました。それでも10匹ほど掛けたらもうやるとこもなく抜き後で続けて掛かるでもなくで手がなくなりました。仕方がないので川を上がって場所替えします。
 匹見から川を下って・・・いつもの澄川へ。ここもがら空き。
「元気な囮もおるから少しは掛かってきてくれるだろう。」
と入ってみますが…う〜んここはどうも鮎が隠れていたのではなくてやっぱり数が減ったんでしょう。増水前と比べてもあんまり状況は変わりません。鮎…見えません。ただ,普段は掛からない水あたりの強い瀬の頭出し石で数は少ないけれどガツン!と良型が掛かってきました。逆に泳がせでは全く反応なしで5つ追加しておしまいでした。

    

13cm〜20cm   15匹

2019年07月17日

高津川      12:00〜16:00

 今年の高津筋の放流鮎は渇水になると全く掛からなくなる・・・姿を消します。連休から日も経ったのでそろそろ柿の木専用区も鮎が戻ってきたんじゃないかなと行ってみたのですがチャラ場もトロ場も全然鮎が見えません。唯一トロ上の橋の下に立っている人だけが竿が曲がってます。しかしあそこはポイントが狭いので指をくわえて見ているしかありません。15時から道の駅前に場所を変えたけど状況は変わりません。どうにも歯が立たず。。3匹釣果でした。

2019年07月16日

匹見川  11:00〜16:00

 はぁ〜もうめちゃくちゃ。連続で打ちのめされて,どこに行ったら掛かるのか。いや,どこに行っても掛かる気がしません。とにかくなんとか一匹掛けて囮の元気なのを手に入れないとまた今日もやられてしまうと最初っから焦ります。匹見へまわってまずはふれあい公園。瀬肩から囮を入れて…
「だめだ掛からん!」
瀬肩一番の飛びつき鮎だけ狙ってスカ。囮が弱る前に早々に場所替えします。
 次は豊川発電所下。ここもスッカラカン。
「ダメだ。。。どこに行けば掛かるの〜?」
 あてもなく匹見を上がります。途中解禁後に人気場だったところ…猪木谷に人気がない。もうさんざん攻められ続けて掛からなくなったのでしょう。
「よく掛かってたところってどんな感じやったんやろう。」
目当てもないので入ってみます。小さな瀬肩。9mの竿の元竿を引っ込めるように持って囮を下げると一発でググウーンと力強い掛かり。竿を上に倒してためて脇に寄せてよいしょっと抜いたら21cm級がドスン。
「おおおおっ!」

    

少しこれを囮に使うのは怖かったけれど思い切って鼻環を通してもう一度瀬の中へ。糸を張って囮を止めると同時にガガガーン!けれどこれだけアタリがきついと言うことは鮎が少ないと言うことです。少ないから広いなわばりを持って侵入者を追い払う。3連チャンでピタリと止まりました。それでも元気な囮が確保できたので安心して友釣りが続けられます。
 しばらく瀬を続けてやってみたけど気配はありません。囮が弱るのできつい流れの瀬をあきらめて下へ下ります。緩瀬,トロ,深瀬それぞれ5mほどの小さなポイントですがねちっこく攻めているとなんとかぽろりぽろりと掛かります。時速1匹。それでもなんとか囮は変わってくれるので続けられます。前回までのひどい釣況から場所替えしても好転する見込みもないのでそのままここで夕方まで続けて終わりました。

    

17cm〜21cm 10匹

2019年07月15日

高津川      12:00〜16:00

 3連休の最終日。匹見筋は釣り荒れと本流筋を上りますが釣れるとみられるところは全部人が入ってます。なんとか空いていたのは柿の木の橋の下。ここは誰もいなかったんですが鮎もいません。下の段々瀬に入っている方は腰まで浸かって荒瀬に鉛をつけて囮を入れて良型鮎を引き抜いています。橋上のトロも同じように腰まで浸かって人が並んでいます。こちらも適当に竿が立ってて掛かっているようです。なのに・・・この橋の下だけ全く鮎の気配がありません。
「なんでやろう・・・」
さんざん泳がせて探り倒して,それでもダメだから分流を上ってみるけどここも全然。なんとか囮に使える小さいのが偶然針に触って?掛かってきただけ。前回に引き続きの空振りにやる気も失せてこの日も早帰りです。
16cm   1匹

2019年07月13日

匹見川  11:00〜16:00

 さて,本線に行ってみたら一気に水は下がってて逆に減水。暑くて高水温で鮎のテンションも一気に下がってます。少しでもお水温の低い匹見へと回って,澄川の上。ちょうど先客さんが川を上がったところだったので交代のつもりで入ります。
「人がやった後だから掛からんやろうなぁ。」
と始めたら最初の狙いをつけたところに囮が行ったら一発掛かり☆
「う〜わ」
と竿を立てたらこれが早立てのしすぎ?天ぷらしちゃいました。けどあれだけすぐに追ってきたのだから次もすぐに…と甘く考えてそのまま囮を出しますが…『一匹目を取り逃がしたらその日は悪リズムにはまる』よくあることです。最初の一匹はあれだけすぐに掛かってきたのにその後の2匹目が…掛かりません。ねっちらねっちら小さなポイントも逃さず囮を通しますが全然反応なし。囮もどんどん弱ってきます。だんだん焦ってきて
「早く囮を変えないと…」
とどんどんポイントを変えていきます。上へ上へとさかのぼり…まるで渓流釣りをしている感じ。で,やっぱり悪リズムにはまってしまいました。なんとか掛かった次もバラシ。やっとまともの奴が掛かって囮が変わっても次は続きません。針があってないのか追いも悪いのかケラレにバラシの連続。
「あ〜もういかん。」
気分も変えて最初からやり直しと昼ご飯を期に場所替えします。
 少し下へ下がって,今度は澄川もいつものところ。しかし,ここはもう完全に釣り荒れてます。鮎も全然見えなくなりました。網でも入ったのでしょうか?チビ鮎すらもチャラ瀬にすら見えません。この状況に最初からダメダメ光線を自分で出してやるのですから掛かるわけがありません。入川点から下へ下へと下がりながら探りますが全然です。そして水流のある岩場にうまいこと囮を滑り込ませてやっと一つ掛かりました。…が,え〜〜!これまたバレてしまいます。もちろん針は新しいのに変えてます。いったいこの負のスパイラルからどうやったら抜けることができるのか。当然バレるたびに囮は弱って泳がなくなります。そして・・・・この後さらにやっと掛けた2匹を掛かりバレに抜きバレで天を仰ぎます。
「今日は完敗。」
自分にあきれて16時に竿を置きました。
18cm   1匹

2019年07月12日

匹見川      13:00〜18:00
 
 どうも柿の木周辺は人気場で人だかり。遅入りの自分は到着しても入るところがない。七日市の峠を越えて匹見へと向かった。
 やっと匹見川も水が引いて普通に釣りができる。まずは街中。不思議に誰もいない。そこでメインのポイントに降りてみたが変に鮎が見えない。ここの鮎はどうも水が増えたらセイノーで待避するようだ。なんとか囮は変わったけど次が続かない。

    

ズンズン下へ下がりながら探ったけど全く掛かる気がしない。一番下の瀬肩の広場でかなり念入りに泳がせて探ったけれどここもダメ。それで今度は瀬を引きながら少しずつ引き上がって…元の入り側点まで帰ってきた。これだけいどうしてやっと5つ。
「こりゃダメだ。」
と昼ご飯と一緒に見切りをつけた。
 さて,どうしようかと思ったけれどせっかくここまで上がってきたのだから…と一つ上がって合流点でまたやり直し。こちらも平場は鮎が少ないけれど下手の岩場の段々瀬では石と石の細い筋に鮎を通すとなんとか拾えた。まるで友釣りの渓流釣り。けれどこれも結構おもしろくて次々に石を替えてピンポイント釣り。気が付いたらもう6時になっていた。

    

12cm〜18cm 16匹

2019年07月10日

高津川      12:00〜16:00

 高津川も久しぶりになる。しばらく雨による高水で入れなかったのでやっとの水引。どこへ入ろうかとネットで調べて柿の木なら無理なく入れそうだと場所決めをした。
 しかし,今日は用事があって早帰りをしなくてはならない。早い展開をしないとと考える。まずは分流の細流。普段は釣りにならないほどの浅場だがいつも横切るときにたくさんのチビ鮎を見ているのでやってみると掛かるかもと囮を入れる。「早めに囮を野鮎に替えたいという狙いからだ。で,これが正解。瀬頭に囮を入れると一発で追ってきた。



ラッキーしめしめだが水深浅く川幅狭い流れなので一匹掛けたら場荒れしたのか次は続かない。どんどんと流れを下がって最下部の大きめの石頭でやっと一匹追加。
 もう少していねいに探ればさらにいくつか拾えるとは思ったが,今日の狙い場はここではない。上の消防署前のチャラ場だ。いつも浅いその場所が水が出て隠れていた鮎が出てきてるのではないかとの読みだ。しかし…上ってみると残念ながら先釣者がおられた。もうすでに昼過ぎだから一通り竿を入れた後だろう。。。
 そこでここは見切ってさらに上のトロ場まで一気に上がる。上の好ポイントの橋下にもお一人ちゃんと入っておられた。そこでトロ尻の瀬頭で竿を伸ばした。水が高く,まだ流れの押しが強いけれどさっき手に入れた元気な野鮎に託して泳ぎ出さす。



すると頭出しの石まで泳ぎ出たところでガッツーン!重いアタリで竿をひったくった。
「ヌオっ重い。」
竿を上に倒してしっかりためてから流れの弱いところへと移動。それから頃合いを見てよいしょっと抜くとドッスン!タモに収まった。良く太った20cm級。この大きさなら押しの強い流れでも平気ではいるだろうと今度はまともに囮を入れる。入れ掛かりとはいかないがかなり積極的に追って来る。流れの中の石回りを一つ一つ探っていくとドーンと掛かってくる。20cm越の囮に同型の野鮎がかかって押しの強い流れの中から抜くので一匹一匹が一苦労。掛かった瞬間に針が飛ぶこと2回。0.8号の中ハリスも一度飛ばされた。段々腕が痛くなって掛かるのが怖い気がしてくる。豪快な釣りを楽しんでたが残念ながら今日は早く帰らないといけない。「悔しい,残念。」という気持ちを残して竿をたたんだ。



15cm〜22cm     13匹

2019年07月09日

佐波川     15:00〜17:00

 ブロック大会が終わってこの夏もトーナメントは終わり。これからは楽しむ釣りだ。一息入れての再始動は佐波川へ。「今年はたくさんいけるんだから佐波川にも多く足を運ぶだろう。」という事で防府かめやに年券を買いに行った。ついでに「囮ある?」と聞いてみたら残っていたのでそのまま購入して鮎もあまり掛からずそのため人も少ない新幹線下に行ってみた。
 思ったように空いていたので早速入川。上の瀬に立ち瀬肩へ囮を入れてみるとグググ!っと早い反応。あっさりと囮交換ができた。

    

しかし,これはどうも人にかまわれてないからスレてなくて飛びついてきた鮎。魚影が濃いわけでは決してないようだ。同じところで次はなく,大きく探り回ってやっと次を追加。瀬を全部探ってみたが他は無反応。さらに下がって瀬尻もやってみたが反応なし。たまたま囮を入れた対岸際の柳の下に隠れポイントがあった。ここで良型20cm級の3連発。ここまでで5時に。今回は今年の佐波川の状況を見るつもりだけだったのでこれで終了としました。



18cm〜20cm  5匹   

2019年07月06日

シマノジャパンカップ 西日本ブロック大会

 梅雨に入り,まとまった雨が降ってほぼ1週間川に入れなくなった。ブロック大会はどうなるだろうとちょっと心配したが会場の揖保川の方は雨量はそれほどでもなく,普通の状態でやれそうだ。
 ということで大会開催の2日前に出発。一人の久しぶりのロングドライブということでゆとりを持って午前中から出発。もし早めに着いたら少しでも竿を出そうかという思いもあった。しかし,途中で3度も休憩を取ってゆっくりと行ったら到着はもう夕方。竿を出す時間はなかった。それでも宿へのチェックインをすませてから徒歩で会場の下見に出た。
 まずは会場全体を車でぐるり回る。なんと範囲が広い。上流エリア・下流エリアと分かれてはいるが会場全体は続いているのだけれど上流端から下流端までは5kmはありそうだ。そしてビックリしたことが一つ。まだ日没までは1時間以上あるというのにこのエリア内に釣り人が一人もいない。
「えっ?これってどうなってるの?まさかそんなに釣れないのか?」
今度は拠点に車を止めて徒歩で川と移動路を散策。川相はとてもよい。
「これなら竿を入れられるポイントはたくさんあるではないか。それにチビ鮎もたくさんはねていて魚影も結構濃いぞ!。」
ただし,ポイント間は距離が離れていて移動路もいいものがない。
「どうやって移動するの?歩道のない国道を歩くのは危険だし遠回り,川の中を歩いての移動はきついし時間が掛かる。試合時間の1時間半で移動すれば実際に竿が出せる時間は1時間を切ってしまう…。本部前で勝負するしかないかな。」
一応歩いてエリア全部を2時間かけて回ったがそういう結論となった。

 さて大会前日の下見。前日夕方には一人も釣り人がいなかったので
「ひょっとして今日も竿を出すのは自分一人かも?ちょっと恥ずかしいな…。」
と考えたりして出発は少し遅め。そして囮屋さんに行って囮と1日券を購入。囮屋さんに状況を伺う。
「残念ながら掛からないよ。地元の主が毎日入ってるけど彼でも1日やって「っ」が抜けることはめずらしいぐらい。友釣りに入る人もあんまりいないねぇ。」
ということだった。
「そんなに厳しいのか…」
 まずはメインのポイントとなるであろう住宅前の瀬へ…え,ええっ?!な,なんと駐車スペースに車が止められないほどの車。そしてポイントにはすでに20名を超える釣り人が竿を出している。
「げげっ!これじゃあ入る場所ばないじゃん。明日の出場選手ってそんなに多かったの?」
しかたがないのでポイント下流端に入って中央部が空くのを待つ。下見ならそのうち次のポイントに移動されてでしょう。深い瀬落ち…こんな場所でも一匹ぐらい来てくれるかもなんて思ったけれどやはり全く魚信はない。いやいやメインポイントでもあれだけ人が入っているのに誰も竿を曲げない。少しでも掛かってくれたら自分が竿を出さなくても状況ぐらいはわかるのに…なかなか釣り人たちは移動せずこちらの一匹目の囮も弱ってきたのでメイン地区へ移動する。ちょうどお一人場所を移動されたので変わってそこに入ることができた。手前の浅場は適当に石が入り何本かの流れ筋ができていて泳がせるのに大変いいポイント。…しかし,そこで竿を出している人は誰も竿を曲げない。見ていると川の芯流れ,深く重い流れの瀬だけでぽつぽつ掛かっている感じ。う〜んこちらは泳がせで勝負をかけるつもりでこれまで練習を重ね,今回持ってきた仕掛けも竿もそれ用しか持ってきていない。。どうするか。。無理矢理そこへ鮎をねじ込んで対峙するか,それとも自分流の泳がせで勝負を通すか。。より鮎が居着いてる場所を探そうにも人がたくさんいすぎて探って回れない。かなりな時間様子をうかがいながら待ったけど場所が空く気配はない。「しかたがない。。」ここをあきらめ他のポイントに回ってみたがどこも同じように人がたくさんすでに入っている。「う〜ん,下見釣りできない。。」仕方がないのでメインをあきらめ辺地や離れポイントで竿を出す。しかし,そういったところも鮎は掛かる気配なくいよいよ持ち玉の囮が参ってしまった。最後の手段と深く重い流れの瀬の中へおもりをかまして沈めてみたら…ガッツン!掛かった?と思うまもなくギューンと一気に持って行かれる。な,なんじゃこりゃ〜〜!!ってためるまもなく竿が満月になりブッチーーン!後で聞いたらどうやらこの川には大型のニゴイがたくさんいるらしい。まだ少し日没までは時間はあったがこの状況では意味のある下見はできないと判断し,川を上がった。…結局一匹の揖保川鮎も掛けることができなかった。

 一夜明けていよいよブロック大会当日。開会式,大会会場本部に行くと…「あれ?選手ってそんなに少ないの?」揖保川の悪状況を知ってのことか欠席,欠場の選手が相次いで,当日の参加者は20名ほど。。。「けど,昨日あれだけ下見に入っていたのに?あの人たちはいったい何だったの??」ブロック大会ともなると応援のためにクラブ員もこぞって下見に入って状況を探るらしい。
 一回戦はBブロックで住宅前の瀬がメインポイント。下見での状況見から一番魚影が濃いそうなポイント目指して入川するがやっぱり狙うことはみんな同じ,先に数人がそこへ入り,自分が入るスペースはなくなった。仕方がないので他へ移動して竿を出す。ていねいに泳がせて石や流れを探るけど全くの反応なし。「やっぱり掛かるのはド芯しかないかぁ…」と思ったら見事にそこを探り始めた選手は一つ,二つと鮎を抜いた。自分は…ノーフィッシュ。
 二回戦はAブロックで本部前のエリア。
「下見の時に少し手応えを感じた上流端のポイントまでがんばって行くか。」
と考えたが,これまた先順の人たちがさっさとそっちの方へ足を向ける。
「やっぱし,さすがブロック大会の進出者。見逃さないなぁ。」
仕方がないので本部前のジャラ瀬の瀬肩へ立って泳がせで探る・・・・けど反応なし。。そのうち人が移動してスペースが広く空いたのであちこち移動して探るけど・・・・気配感じずにタイムアップでまたまたノーフィッシュ。
 三回戦はまたまたAブロック。2回戦ではやっぱり上流端のポイントで数匹出たようだがたくさんの人が入っていたのでもう抜ききられてるだろう・・・どうする?って悩んだが「今日は泳がせで勝負する。」と決めてきたんだから最後は自分の考えを突き通すことにした。他の選手たちはもうすでに鮎が薄いことがわかっているのであちこち場所を移動しての拾い釣りの様相。そう,一匹でも掛けられたら上出来。これが今回のブロック大会の状況なのだ。自分の選んだ本部前メインの瀬には誰もいない。昨日,そして今日の一回戦,二回戦でこの瀬には鮎がいないことをみんな知ったからだ。その誰も入らない瀬を端から端,上から下まで時間いっぱい探って回ったが・・・・結局一回の反応もなく試合終了。

 なんとも厳しい状況でのブロック大会だったが,それでも見事に釣果を出した選手はさすがです。場所読み,状況読み,対応力,そして技術。さすがですね。完敗だと思いました。悔しいけれど・・・そしてわざわざ遠出して行った揖保川では一匹の鮎も掛けられなかったけれど,二泊三日の小旅行とブロック大会という貴重な体験ができてとても良い経験でした。

2019年06月29日

匹見川     11:00〜17:00

 釣り場開拓。誰も入ってない場所でも掛かるところはないのか?匹見を上がる途中長谷トンネル前のポイントに入ってみる。いつもの年ならぽちぽちと放流鮎が入っている場所だが・・・?
 入川口に降りたところ,いつもなら掛かるサイズではないチビ鮎がうろうろしてるのだが・・・・全くチビ鮎すら見えない。
「あぁ…これじゃあ期待薄かなぁ。。。」
瀬肩の浅チャラ…当然のように遊び鮎すらいない。本命ポイントの2段目の瀬肩。真ん中の水あたりから対岸の葦際までを順々に探る・・・音沙汰なし。仕方なく徐々に下るも各所反応なしで鮎の姿も見えない。それでも下がる途中のポイントには一通り囮を入れつつ下がる。後方の段々瀬前の瀬肩まで下がりきってようやく掛かった。

    

上がってきたのは20cm級の良型。これに囮を替えて泳がせ釣りをするけどその後全くの反応なし。今度は元の位置まで引き上がって…ついにここではその一匹だけ。今シーズンはほんとに掛かるところは決まっていてそれ以外のところは全くダメの様相ということを再確認しただけだった。2時間後,昼食をとって場所替え。一発目で特攻してはずれたら2発目は安全策をとる。でないとその日はボウズになりかねない。
ということで安全策はいつもの澄川。しかしここも日ごとに釣り荒れて魚影が薄くなっており安全…とも言えなくなってきた。すでに魚影が薄くなっているから昼には移動する人が多く場所が空いてることが多いのでありがたい。けど,人のやり後だからそれだけ厳しい。。
これまでいくつか拾うことができたチャラもついに掛からなくなった。移動移動して竿抜けを狙ってやっと一つ二つと拾える結局夕方までそのリズムは変わらずで終了。

    

15cm〜20cm     8匹

2019年06月28日

佐波川      12:00〜18:00

 今年は例年になく遅い梅雨入りとなり,そのおかげで6月に入ってからもずっと友釣りに川に入れてきたのだがここにきてついに雨になった。そんなには降水量は多くはなかったが高津筋は水位が上がりしばらくは入れない。佐波川の方はそんなに雨は降ってなく,入れそうだったので「今年は久しぶりに佐波川にもお世話になろうか…。」と年券を購入しての入川。
 久しぶりの佐波川は河川工事が入ったようでだいぶ川の様子が変わっていた。本橋も新幹線下も…そして人丸橋も…金波堤後へ行ってみるとここは変わってなかった。先客さんがお一人入っていたが上か下かで邪魔にならないところをと…入ることにする。
 最初はずっと上のトロで泳がせてみたが岸際ではねている群れ鮎は小さくまだ追いそうもない。当然のように野鮎の気配もない。30分ほどやってこのまま引きずっていたら養殖囮がへばってしまうと一旦竿をたたんで今度は下手へ。途中先行者の方に声を掛け,下へ入ると断りを入れます。
 下は瀬尻の開き。手前の太い本筋が本命かと思われたがなんとなく対岸のそぞろ開きが気になる。囮も弱ってきていることだしと最初から一気に川を切って対岸の開きへ座る。下手から瀬へと上揚泳がせ…ギュン☆っと一発で掛かってくれた。たぶん一発で掛かってくれなかったら二度と上へは上ってくれなかっただろう。

    

元気な囮に変わって,グイグイ上るとギュント掛かる。座ったままでの180度釣法。引いても掛かるシャンクしても掛かる。ツンツンでも掛かるとなんと15連発。さすがにそこで止まった。一度止まったら今度は何をやっても掛からない。
「はぁ〜ここはこれで終わったか。。」
と次の場所を探す。ふと上を見ると先行者の人の姿が消えていた。朝からずっと攻めていてアタリが消えて場所替えをされたのでしょう。
 そこでまずは瀬尻の開きは本筋も含めて広く探り…しかし思いの外本筋も含めて瀬尻の開きは全然掛からなかった。2つほど追加しただけ。
 さらに瀬へ…そして瀬肩…瀬肩のトロとどんどん探ったけれどどこも気配がない。先行者の方がきれいに抜ききったのだろうか…1つ追加できただけ。結局この日は最初に攻めた対岸のチャラ瀬尻の開きだけだった。
 それでも佐波川は結構鮎がいることを確認でき,今シーズンはちょくちょく入ってみようと見通しが持てた。

    

12cm〜18cm    18匹

2019年06月25日

高津川      11:00〜17:00

 匹見メインストリートの特訓場が残念ながらつぶれてしまったので一転柿の木へ行ってみました。
 橋上のチャラ瀬,いつもの年はチビ鮎が遊んでくれるところ。しかし,今年は解禁直後は全然釣りにならなかったのです。でも,匹見街中でも掛かる大きさになったのだからこっちでも掛かる大きさになっているのではないかとの様子見です。ところが先行者がおられた。
「ありゃりゃ…入れないかな。」
と橋下のトロで様子見をしていたらその先行者は分流の方を上がって行かれたのでそれならチャラ場はできるだろうと入ります。上手の瀬肩で先に囮を替えて・・・とうまく囮が変わったところであれれ,,,下手からさっきの先行者が釣り上がってくるじゃありませんか。分流を上がって行ってたはずなのにいつの間にか下手から本流側に出てきて…そのうちどんどん釣り上がって来,いつしかこちらと竿一本の距離まで,,,これではこちらは釣り下がろうと思っていたので動けません。まぁきっとその人は朝からこちらの本流側で釣っていたのでしょう。僕の方が来たのが遅いのですから後釜でしょうから囮も変わったことなので竿をたたんでこのポイントを立ち退きました。
 ぐっと上手を見てみるといつも人がいる上の橋の下のトロが空いてます。ここはいつも人が立っていて入れたことがない。そこで一気に川を上がってそのトロに立ってみました。すると目の前の岩盤に着いた鮎が見えました。
「おぉ〜おるおる。」
さっそく竿を伸ばして囮を放すとうまく上に上った囮がぐるりんと,,一発で掛かってきました。これが…
「むお〜大きい。。」
思わぬ強い引き。下へ回してあしらってからよいしょっと抜いてタモへドスン!20cm級です。
「この時期にこの型が来るなんて…柿の木の鮎は大きいと聞いたがこれかぁ。」
鮎の大きさにちょっとビックリです。これを囮にして今度は目の前の岩回りを攻めます。うまく岩際を囮が通るとグググっと掛かってきます。5つほど入れ掛かり。けど岩付きの鮎は抜いてしまったらもういません。アタリが遠のいたので少し下へ下がってちょうど腰を掛けるのにいい石があったのでそこに腰掛けてそっとトロを泳がせます。するとちょうどそこがポイントだったようで囮を出して泳がせていたらそのうち掛かります。同じところで次から次へと…少しあたりが遠のいたとき上下に動いてみたけれど動いたら掛かりません。まるで釣り堀で釣っているよう。掛かり速度はそんなに速くはありません。でもじっと尾を振らせ続けていたらそのうち掛かるのです。けれどそれもだんだんと掛かりが遠のいてきて・・・夕方になると全然掛からなくなったので終了としました。掛かった鮎は全部20cm級の型揃い。ずっしり重くなりました。

    

14cm〜21cm   20匹

2019年06月24日

匹見川     11:00〜17:00

 昨日は予想外の人出だったけど今日は月曜日,人も少なくなって入れるだろうと連日の匹見街中へ。ところが今日も街中メインストリートには人がいっぱいです。家から3時間かかる昼前到着の僕には人気場所での釣りは無理なのです。仕方ないので昨日と同じ上の合流点…ところがこちらにもちゃんと人が入っています。「昨日よっぽど釣れたんだろうな。それで情報が流れてみんなが一斉に来たに違いない。」今年の高津筋は釣果が偏っているのです。釣れるところは点。釣れないところは釣果が少ないのではなくさっぱりの0なのです。だから釣れると情報が流れたら一気に人が押し寄せます。そして釣れなくなるまで人が集まる。そして釣れなくなったらさっと人が寄りつかなくなるのです。残念ながらそういう状況の中で昼から釣り師の僕には「釣れる」場所は釣行の対象にはなりません。
 仕方がないのでさらに上へ歩いて上がるとやっと人がいなくなりました。岩盤帯が中心のこの一帯。ちょっと釣りつらいけど工夫すればどうにかやれます。そして何より魚影は薄いけれども小さいながら鮎の姿が見えます。さて,実際に釣りを開始すると…結構すれている?ここまで上へはあまり人も入ってないだろうから初いのではないかと思ったのだが飛び付きの鮎はいない。一つ一つ反応を探って追い気を誘う釣りだ。それでも魚影はあるので掛かってくれるからおもしろい。

    

こう誘ったら追うか?こう囮を寄せたら追うか?みたいな駆け引きをしながら釣り登り気が付いたらもう2時を回っていた。一区間釣り終えたので車へ戻って昼食をとる。ここまでで20匹。

    

 後半はさらに上へ釣り上がってもおもしろそうだったがやっぱりメインストリートが気になる。車で移動してみたらあれれ?あんだけ入っていた人が一人もいません。そこで入ってみることにしました。川に立ってみると…あぁ,,あれだけ見えてた鮎が全然いません。一気に釣り上げられて釣り荒れてしまったようです。実際囮を入れても全然追いが感じられません。橋の上下広い範囲を釣り歩いてやっと6っつ。…せっかく練習場を見つけたと思ったけれどここもしばらくは掛からなくなってしまったな。。

    

12cm〜17cm  26匹

2019年06月23日

匹見川     11:00〜17:00

 さて昨日場所を見つけたので
「楽しみ〜♪」
と我が家から3時間かかる匹見街中へ直行。
 けど,,,あれれ?誰も来てないはずの街中にたくさんの人影が…。
「な,な,なんで〜?」
掛かる気配を感じ取れる人はいるのでしょうね。割り込めば入れないことはないけど空いてるからここへ入ろうと思ったのです。混み合ったところへ入り込むのは好きではない。ということで街中はあきらめ上の合流点へ。
 最初に上の合流点の岩盤でうまいこと小さいながらも囮が野鮎に変わった。

    

ただ数はいない。やっぱり入りやすいところなので抜かれた後なんでしょう。とりあえず控えも含めて囮は十分確保できたので昼食後は下手の段々瀬に入る。
 するとゴロゴロ石の間にチビ鮎がたくさんいた。囮が通る筋を見つけて一つ一つと拾っていく。忙しい釣りだけどちゃんと小さいながらも付き鮎が付いているので囮がうまいこと循環する。本筋の深いところでアタリが続いた。ここでまとまった数掛かる。トントンと石を渡り歩いての釣りだったが終わってみたら小さいけれど結構数になっていた。ここでは17匹。

    

 一通りポイントは探り終えたので場所移動。街中に入りたいが…残念人は減っていない。きっと掛かっているんでしょうね。仕方がないので今度は下手,紙祖川合流点へ。紙祖川の少し奥に人が見えたのでここもきっと釣り後でしょう。瀬に囮を入れてみたけれどやっぱり当たり前のところでは掛からない。そこで竿抜けとなるだろう足下の筋と瀬肩上のトロを中心に探る。するとやっぱり竿抜け。岸から30cmほどの筋は当たり前に竿を伸ばすと囮を入れられませんから真下へ竿を構え吊り下げで掛ける。これも型が小さいとわかっているからできること。逆に瀬肩の上のトロはビックリの良型。匹見でこの時期には珍しい20cm級がぐーんと囮を引き回して走る。しかしそんなに数が多いわけではありませんここでは10匹。で合計27匹

    
12cm〜17cm   27匹

2019年06月22日

匹見川     11:00〜17:00

 本流は柿の木周辺も釣り荒れが目立つようなので日原近辺の様子をまずはみてみた。
 …が…解禁日には少し掛かったと聞いた友釣り専用区旧役場裏は上のトロでは群れ鮎がよく見えるのだが…下って瀬肩に囮を入れて見るも…全くの音沙汰なし。上のトロにも囮を泳がせてみたけれども…これも全くの反応なし。朝一番にスカを食らったら囮が参って一日がつぶれる…と1時間ほどでさっさとあきらめて移動。
 匹見筋に回ってみる。次に入ったのはふれあい公園前。いつもコロガシで囮確保する地元の人が入っているくらいだからいくつかは掛かってきてくれるだろう…と思ったけれど瀬肩から中段まで引き下がって探ったけれどこれまた反応なし。
「ああ〜こりゃいかん。囮つぶれて丸ボウズの予感。。。」
 最後の手段と今年は鮎が小さくて釣り場の対象からはずされてると聞いた街中までがんばって上がってみる。ちょうど表に出ていた旅館の女将さんに話を聞くと
「今年は解禁日頃は少しは釣り人も見られたけれど最近はさっぱり姿が見られないよ。」
ということで確かにいつもは人気場の旅館前にも誰もいない。
「囮が悪いから小さくても掛かってくれれば…」
と川へ降りる。ここでは鮎が見えた。鮎の存在が目視できるだけでもありがたい。しかし確かに鮎は小さい12cm級。それでも瀬肩の大きめの石回りに囮を入れたら一発で掛かってきてくれた。「はぁ〜生き延びた。。」囮がやっと変わって一安心。ここで3っつほど掛けて囮を確保し下手へ下がって急瀬の瀬肩のトロに行く。泳がせるにはここはフィールドが広くて釣りやすい。残り少ない時間だったけれど小さくても鮎がいるので思うような釣りができておもしろい。そこここの石にちゃんと鮎が付いている。
「よし!人が来てないのならしばらくチビ鮎でいいからここに通って修行するぞ。」
と満足して帰った。

12cm〜17cm  10匹

2019年06月21日

高津川      11:00〜17:00

 匹見の方は人がいっぱいでいいポイントに入るのは難しいようなので今回は柿の木へ。早いうちに囮を交換したい。と見ると細く浅い分流に小さいながらも縄張り鮎が見えた。そっと竿を伸ばして囮を出してみると…クリンと目印が回り一発で掛かってきた。小さいながらも黄色い星が入ったなわばり鮎。しかし,小さなポイント,あまり後は続かず3っつで終わり。
 その元気な鮎を持って浅瀬に上がります。専用区のポイントには釣り人がいっぱいいて移動ができない。。。空いていた浅瀬で泳がせてぽつりぽつりと掛けるが立ち範囲で掛かるところは全部やり尽くしてしまったので遅い昼食と同時に移動です。ここでは7匹。

    

 日原まで戻ってげんごろうへ。残念ながらねらいの瀬肩では掛かってくれず,下へ下がって早瀬の中を探ってなんとか4っつ拾っておしまい。

    

12cm〜21cm  14匹

2019年06月20日

匹見川     11:00〜17:00

 今年の高津水系は天然遡上が少なく放流鮎は放流時点から渇水が続いたため放流鮎が散らばっておらず放流点近辺しか掛からないという状況。それに加えて網解禁で固まっていた放流鮎は一網打尽とされ一気に放流点でも鮎が取り尽くされ魚影が薄くなった。ここに来てどこも釣り荒れ取り尽くされで鮎が掛からなくなった。なんとか囮がつなげればましという感じ。
 ちょうど澄川もそんな感じ。朝通ったときはいつものポイントには5人も入っていたので通り過ぎて旧学校寮前の段々瀬に入ったけれどなんとか囮は変わったけれどその後音沙汰なし。抜かれきった後に新しい鮎はついてない様子。
 昼食から移動すると午前に入っていた5人の姿が消えていたのでいつものポイントに降りてみる。しかし,やっぱり先客が移動するだけあって魚影は薄くようやっと竿抜けポイントでぽつりぽつりと掛かってなんとか囮を継いだというところ。どっか掛かるところはないのかな。。。。

    

14cm〜17cm   7匹


2019年06月18日

高津川      11:00〜17:00

 解禁からしばらくたったし一度増水したので柿の木の浅トロの状況も変わったかと様子を見に行ってみる。前回イワシ鮎しか見られなかったが今回は少し大きめの鮎が見えた。数の多いのは瀬頭…と囮を入れて探ってみるけど空振り。どうやらここにいるのはチビ群れ鮎ばかりのようだ。少しずつ上へ上がって行くと大石がある緩い瀬でやっと反応。囮が変わった。しかし,だいぶやられた後のようで素直に追ってはこない。ここぞと思うところで尾を振らせ,誘いを掛け右左から入れ直し…手を尽くして一つずつ何とか掛かるといった感じ。それもいくつか掛けたところで止まったのでさらに上へと上がりあちこち囮を入れて回ったがどこもスカ。結局緩瀬で掛かったやつだけに終わってしまった。
    

12cm〜16cm 7匹

2019年06月14日

高津川・匹見川     11:00〜16:00

 一昨日の雨で本流は増水して入るのは難しい。でも匹見方面には雨が降ってないのでほぼ平水。ということで最初の囮替えにふれあい公園を選択。
 しかし魚影が薄い・・・瀬肩と瀬脇でなんとか3っつ掛かったが長い瀬を探り回してもそれっきり。



転進先は…福川川ならは入れるのではないかと行ってみる。
 少し水は高いけど普段水位の低いこの川ではちょうど釣りやすい感じ。「これはいいかも。」と入川するがこちらもなんか魚影が薄い。掛かるところは石頭と岸際という竿抜け場所ばかり。
「こりゃ抜かれ後かぁ。」
再び転進?というところだがここにきてしまっては転進場所がない。ということで今日は早じまい。

    

2019年06月13日

匹見川     11:00〜17:00

 ダメと思っていてもやっぱり期待してしまう。中下流部でどこか掛かってくれるところはないか?で,横田友釣り専用区匹見側へ特攻する。天然遡上がたくさん遡上する年はここはやり方によって中小型がおもしろく掛けられる場所。放流点でもあり専用区でもある。けれど欠点は一本瀬で途中や上下流に鮎の休むプールがないところ。ということで去年も全然ダメだった。今年も全然人が入ってないところを見るとダメと予想が付く。いや,それでもやってみないとわからないかも?期待,いや願望で思い切って川へ入る。このところの高津水系はダメなところは全くダメのゼロである。だから最初からダメを踏んだら囮だけ弱らせてその日1日がチ〜ンの可能性が大。なので一番可能性の高いところに直行。
 一番下,本流との合流点前の急瀬の肩だ。しかし…そこに向かうまでの様子…石はきれいで状態はいい。けれど鮎の姿が見えない。食み後も全くない…。「やっぱりダメかな…」と思いながら一番石に囮を出す…無反応。。いじられてないのだからいたら一発で掛かってくるはず。一カ所を長く攻めずよい場所を次から次へと囮移し…ここもダメ,ここも…さらに急瀬の中や瀬肩の上のゆる瀬もやってとどんどんポイント替えをして…無反応…ゼロです。「あ〜あ,やっぱりダメかあ〜。」あきらめも早く川を上がる。養殖囮が弱る前に…。
 一発目で賭をして外したら弱気バンバン。安全パイを引きたくなる。ということで次の場所は澄川。しかしほんとここは人気場所だ。いつ来ても入っている人がいる。今回もそう。でもちょうど入川点の浅チャラが空いていた。そこの川岸にこそっと座って囮を放す。す〜と泳いで沖へ出るとうれしいことにチビ鮎が掛かってくれた。囮交換成功だ。浅いところだけれど囮が元気に泳いで行ってくれれば浅い狭い筋にも囮が入る。ちょっとした抱え石の回りに囮が行ったらポン。型は小さいけれど囮が弱る前に次が掛かってくれて囮が回った。一通りそのチャラで駆け回って…でもポイントはそんなに広くないので付き鮎を掛け終わったらアタリは止まった。仕方がないから下へ下りいつものように瀬を泳がせて探ったがこちらは明らかに鮎が薄くなっていて掛からない。あちこち探って変わって拾って…ひとつ,ふたつ…で終わり。
    

12cm〜17cm 9匹

2019年06月12日

高津川       10:00〜17:00

 本流は人気は柿の木。今日は珍しくこの時間で下手の方の白谷で1カ所空いていたので入る。
 瀬肩から始めるが瀬肩は不発。
「こりゃまた抜かれ後か?」
肩から瀬に下って一匹目が掛かる。数が掛かりそうなところは不発で単発縄張り鮎が付くところだけで掛かる。それでも型は小さめだがぽつぽつ掛かっておもしろい。中段まで探り釣ったところで一旦竿を置いて昼食。まだ下段と瀬尻の開きが残っているので昼からの釣りが楽しみだ。
 ところが…不思議に再開後は思ったほど掛からない。瀬尻の開きなんて下手から泳がせ上っても不発。仕方がないので再度瀬を引き上りながら釣るけど全然午前とは反応が違う。結局後半の下の瀬では0。最後に竿抜けになりそうな橋上のチャラに囮を入れてみるとここで強烈なガッツーン!良型の鮎が勢いよく掛かった。すぐに囮を変えて再び入れるとまたガッツーン!
「こりゃすごいことになるか?!」
と思ったが入れ掛かり3発で終わり。その後はいくらねちっこく探っても無反応。たまたま竿抜けで縄張り鮎がついていただけなんだろう。

    

13cm〜21cm 18匹

2019年06月11日

高津川       10:00〜17:00

 さて,気になるのは高津本流中下流部です。もちろん今年も高津の天然遡上はほとんどなく釣りの対象にはならない状況なのはわかっているのですがそれでも中下流部にも漁協発表ではかなりな量の鮎が放流されているはずです。これが掛かれば高津の本来の魅力が少しは帰ってくるということになるのですが…
 という期待を込めて日原漁協前に入ります。堤防から見ても鮎の魚影は確認できない。石はきれいな色をしている。
「少しでもおるんならあの瀬肩で1匹ぐらいは掛かるやろう。」
河原に立って川を眺める。・・・鮎は見えない。囮をそっと瀬肩の上に放し泳がせる・・・前に上にあちこち・・・全くの反応なし。
「ああ…やっぱりこの辺で掛かってくれるほどおもしろみはないかぁ。。」
囮の元気がなくなる前に可能性大の瀬肩の石回りに入れる。…反応なし,,,瀬の中へ下げる…無反応…沖に出る…全くスルー…ほとんど竿の入ってないポイントを探り回しで広く動いて囮を入れたけど全くの無反応。それどころか鮎の存在すら確認できない。1時間ちょっと探索した結果全くダメです。
昼飯を食べて転進。けれど釣れるところは決まってますのでもう釣り人でいっぱい,入るところはありません。柿の木まで上がってダメダメで支流の福川川まで上ってやっと空いてる・・・川をのぞくと少しの魚影発見。入ってみます。細い流れの瀬の肩から入ると瀬肩一番の石でグググっと掛かってくれました。
「ふう〜,やっと囮が変わった。」
しかし,魚影はそんなに濃くはない。掛かり場所がなんか誰かの抜き後みたいな…。ということでどんどん拾いながら瀬を下っていき今度は瀬の下の開きからトロへ。解禁直後なのでここに鮎がたまってるはずなのに掛からない。
「やっぱり抜き後かぁ。」
ということでさんざん探った後でもう一度瀬に上がって釣り残しを拾い釣って終わりにしました。

    

13cm〜17cm   15匹

2019年06月10日

匹見川     11:00〜17:00

 さて,まずは囮換えと本流池村専用区に入る。しかし,前回掛かったところではウンともスンともない。「こりゃやばい。」とそのまま瀬を下がって探り釣り。なんとか小さめのが6っつ掛かったがほぼ全面を探り歩いた結果がそれ。「こりゃ鮎が薄い…。」と転進は安全策をとまたまた澄川へ。しかし…こちらもしぶい。入るたびに鮎が薄くなっているのがわかる。時間を掛けて広範囲を探り歩いて竿抜けのところでやっと掛かる。夕方まで掛かってなんとか「っ」抜け。

    

15cm〜18cm   10匹

2019年06月09日

匹見川     11:00〜17:00

 はてさて鮎が薄くなったのは増水してチビ鮎が避難してのことだったのか,それともここから鮎が消えたのか…。それを確かめるために再び澄川へ入ります。水は引いてほぼ平水状態。しかし,鮎の魚影は昨日と同じ薄いままだ。どうやらあの数多かった鮎は流されたのか冷水病で死んだのか…とにかく消えてしまったようだ。あちこち歩き回って鮎が残っているところを見つけて掛けるが何匹も続かない。連日この場所には5,6人の人も入っていて鮎の数はどんどん少なくなっているのを感じる。なんとか囮を回すことができた感じ。

    

15cm〜18cm   10匹

2019年06月08日

匹見川     11:00〜17:00

 いいところを見つけた♪と思ったら雨が降りました。高津種苗鮎は雨増水に弱いんです。本当だったらこれまで渇水状況が続いていたので雨増水は喜ばしいところです。しかし,弱い高津鮎は解禁直後の雨には,流され,冷水病にかかり…一気に姿を消すのです。昨年なんてあれほど解禁後大フィーバーだった柿の木の良型鮎ラッシュが1度の1m増水で一気に姿を消し,その後復活することなく,高津の夏はそれでおしまい。みんな好調が聞こえた錦川へと繰り出し,鮎も釣り人もいない閑古鳥の鳴く川で1年が終わりました。
 そしてやっぱり今年も…
 今回は本流側は結構増水したが匹見側は30cmのちょっと増水。この程度なら減水区間なら不都合なくやれると一昨日ワクワクを感じたその場所へ☆
 ところが…たいしたことない増水で普通に釣りができるというのに一昨日あんだけいたチビ鮎たちが全く見えない。水が高くなったのでどこかへ一時避難してるのか?釣りを開始したけれど前回と違って瀬やトロを泳がせても全く反応がない。あの鮎たちはどこへいったのか?しかたがないのであちこちポイントを変えて探っているとやっと掛かった。弱った囮を早瀬に入れて引いたときだった。やっと元気な囮に変わったと囮を変えて再び泳がせてもやっぱり反応はない。そこで再度流れの強い筋に行って水あたりの強い石に囮を沈めるとビビビン!わかった☆掛かるのは流れの強いとこ,瀬の芯だ。けれどこの澄川のポイントにそんなところは数多くはない。段々な流れを上に上ったり下に下がったりで探り釣ってやっとなんとか16匹でした。

    

2019年06月06日

匹見川     11:00〜17:00

 今度は匹見川の様子見を…と毎年解禁後に好調な澄川へ行ってみた。もちろんもっと好調なのは匹見街中なのだが,今年は小さい…小さすぎる12cm…と聞いたのでいくら入れ掛かりでもそんなのは掛けても仕方がない。
 さて,行ってみたところ周囲にすでに3人の釣り人が入っていた。でも,間にはいれるところがあったので入らせてもらった。川の中を歩くとチビ鮎がピュンピュン逃げ惑う。
「これだけ鮎がいれば当分は楽しめるのではないだろうか。」
と期待。
 緩い瀬で泳がせ。しかし,飛びついてくる鮎は少なくほとんどは石裏などでとめて尾を振らせていると絡まるように掛かってくる。型はここも小さく14cmほど。けれど鮎がたくさんいるのであれこれやって追わせて掛けるのはおもしろい。

    

 夕方までやって21匹。竿をたたんで入川点まで戻るのにチビ鮎がピュンピュン逃げ惑う。
「これは今後が楽しみだ。しばらくここに通ってみるかな。」

    

2019年06月04日

高津川       12:00〜17:00

 今日は平日,人も少ないでしょうしまだ解禁フィーバーを振るわせた鮎も残っているでしょう。ということで解禁によく釣れたというところを様子見で行ってみます。
 実はこの3月末で仕事を退職しまして,,,もちろん今の時代ですから退職してもすぐに年金がもらえるわけでもなく,再就職しないといけないのですが退職後の整理と家の方のゴタゴタを片付けてて未だ再就職に就いておらずフリーな身分なのです。そんなところ運良くJC九州で優勝し西日本ブロック出場が決まったわけで,就職したらすぐに休暇を取るわけにも行かないでしょうから大会が終わるまで…とうちの山の神に在宅許可をいただいたのです(^^ゞそんなわけで今年はしばらく鮎釣三昧に興じることができるのです♪
 さて,向かったのは解禁日に好調が聞こえた柿の木の専用区。いくら何人もがたくさんの鮎を釣っていったとしてもそれだけ鮎がいるのならいくらかは掛かるでしょう。お昼到着ですからすでにたくさんの釣り人が竿を伸ばしています。
「あぁ,これじゃあ入れないな。空くかどうかしばらく様子を見てみよう。」
と分流から入ります。釣り残しの出る分流ならいくらかは掛かって囮換えができるだろうとの読みです。ところが・・・釣り残しの出るようなところをどんどん探っていくけれど全く掛かりません。
「えぇ〜…信じられん。」
ここはどうだここなら掛かるやろう…と次から次へとポイント変えしながら上っていきます。そして本流部との合流点まで来てしまいました。
「これって…どういうこと?」
確かに分流にも鮎はいました。しかし,,,小さい。。まだ石に着かないチビ群れ鮎ばかり。。分流には鮎が入ってきてないのかと思い本流部に期待をします。
 ちょうど昼が下がり,入っていた釣り人たちは昼食で上がったのでしょうか,人が少なくなってて本流部も入ることができます。渇水で浅くなった川を見ると…う〜ん,やっぱり鮎はいるけどチビ群れ鮎ばっかりしか見えません。それでもちゃんとした鮎もいるかと囮を入れますが…掛かりません。。要所要所に囮を入れるけど全くの反応なし。
「これは…囮が変わらずつぶしてしまうのかぁ?」
ボウズが頭をよぎります。そうです,もう2匹の養殖囮もだいぶ弱ってきています。その弱った囮をなんとか泳がせて群れ鮎と同調させて群れ鮎の事故掛かりを待ちます。けれど,うまくいって囮が群れに入ってもあちこち群れと一緒に走り回るだけでいっこうに掛かってくれません。
「なんとか掛けて囮を変えないと場所替えもできへんやん。」
掛かるまでじっと我慢とじっくりねばります。そしてやっと鱗光が光って針に掛かってくれました。掛かり鮎はやっぱりドチビの10cm。
「これってどうしようもないやん。。。」
それでも囮を交換してチビ鮎を自由にして泳いで行かせます。すると群れと同調して走り回り…次が掛かりました。これも小さい・・・けれど,今度は一応黄色の星がついている12cm。そんなこんなでなんとか5匹キープしましたが全部ドチビ。
「こんなん続けてても意味ないやん。。」
でやめて川を上がります。
 嫌になったので柿木を去って大きく場所替えをしようかとも思ったのですが,もう夕方に入ってますし
「どうせ今日はもうあかん。ならばついでに下流部も様子見てみよう。」
と掛からないだろう事を割り切って専用区の下流部へ入ります。ここも到着したときにはたくさんの釣り人が入っていたけれどこの時間には人は減ってました。これは掛からないことを表しています。
「どうせここもすっかり抜かれて掛からんのやろう・・・」
川の中を歩いて瀬肩まで上ります・・・ここも見える鮎は5cmほどのドチビ鮎。友釣りの対象ではありません。瀬肩のトロ。鮎がいればここで少しでも鮎が見えるはずです,,,が,,,見えません。
「こりゃ,やっぱりここもダメか?」
それでも一応囮を入れてみます。当然のように・・・反応なし。
「ここだったらおるやろう?ここはどう?ここもあかんのかいな…」
掛かるはず…みたいなところが全然スルー。徐々に下へと下がっていきながら探ります。あきらめ半分。下の釣り人のエリアまで下がったら帰ろう…と思いながら下がっていくとついに掛かりました。
「あっ掛かるやつおるにはおるんやな。」
でも抜いた鮎はやっぱり小さい13cm。
「ここもこんなんか…。」
鮎がおるとわかったので少していねいに探りを入れますと…もひとつきました…がやっぱり13cm級。そうして最後に少し大きくなって14cm級。これで終わりの時間となりました。


12cm〜14cm     8匹

2019年06月02日

高津川       10:00〜16:00

 さて,トーナメントも一段落したのでいよいよホームでの楽しみ鮎釣りの開始です。
 昨日解禁の高津川。例年通り解禁後は匹見も高津も上流部が好調ということでそちらは入るところがないほどの大盛況らしい。こちらは昨日の疲れをとってからの出動と言うことでその混雑の中に押し入って数掛けようという思いはありません。どっちかっていうと
「今年もシーズンが始まった。今期いっぱいここで友釣りを楽しませてくれるかな?」
という様子見の感が大きいのです。
 もうここ10年近く天然遡上鮎が消えてしまった高津川。すでに放流河川と言ってもいい川と成り下がってます。なので放流鮎の定着状況がこの夏の高津の鮎釣に大きく左右するのです。
 昨年なんか本流上流部で解禁当初から20cm級の良型鮎がバンバン掛かったと思いきや1週間後の大水一発でそれらの鮎は全部いなくなってしまって「日本一の鮎どころ」が一夏空巣になってしまいましたから。今年は大丈夫だろうかと気になります。
 特に気になるのは高津本来の友釣りの魅力場中下流域。漁協が中下流は天然遡上鮎頼みで放流を上流部中心に実施してるのでここ10年近く釣り場になってない状況が続いているので今年は少しは釣りになるかなと気になります。
 ということで中流部に突撃します。日原専用区。上手は地元釣り師が入っていたので下手に入る・・・鮎の姿見えません。石が汚い,,,流れから一番ツキ場と見えしところに鮎を入れても反応なし。瀬の中全部囮を渡してもぴくりともせずボウズです。
 変わって池村専用区。まずは上手。瀬肩に立つと鮎が少しだけれど見えました。「こりゃ掛かるかも?」で囮を出して上へ上げたら一発掛かり♪下の瀬肩,深めのトロと囮を入れたらギュンと勢いよく掛かる。しかし・・・魚影が薄い。ウブな鮎なので一発で掛かるけど掛かった周辺はそれで空き家。2発目が来ません。さらに下へ下がって瀬の中を探っても全く反応なし。最初の30分で良型が10匹掛かったけれどそれ以降はぱたりとまって2時間ボウズ。まぁ鮎がいることだけはわかりました。
 そして高津のメイン瀬とも言える曽庭橋下。橋からのぞくと小鮎の群れが走り回るのが見えましたが・・・・囮を入れても全くの反応なし。瀬の中を歩いても鮎の姿は見えず・・・・でここも2時間あたりなし。どうやら残念ながらここは今年もダメみたいです。ということで高津の中下流は今年も放流鮎の密度が低く友釣り対象地区にはならないようだと確認して帰ってきました。

    

14cm〜19cm   10匹

2019年06月01日

シマノジャパンカップ九州大会

 はぁ〜やる気がしません。地元場は解禁フィーバーで盛り上がってるのでそちらの方に行きたいくらい。なんせ掛かる気がしないからです。
 それでも会場でへいぼんさん兄弟の顔を見て挨拶すると気持ちも少ししゃきんとしてきました。運命のくじ引き。10番以内なら最上流部,30番までなら大山川,それより後番だったら最下流部まで歩くかぁ?などと考えながら…ところがいつもはエリア分けのないのがシマノジャパンカップなのに今年は上流部と下流部の状況の差がありすぎるということで上流部と下流部のエリア分けをするということです。そして・・・自分は・・・下流エリア引き当ててしまいました(^^;)
「どうせあそこ以外に釣果を見込めないんだからポイントが取れなくても一度あそこまで歩いてみよう…」
とえっちらほっちら息切らせて歩いて…ようやくポイントに着いたら?意外にもそこに入ってる人が少ない?ありがたいことにもし空いてたらあそこへ入ろうと思ったところに入ることができました。対岸にはへいぼんさん兄弟も陣取って,いよいよ試合開始です。
 囮が元気良いうちに上まで泳がせて石裏て・・・と止めて泳がせているとクククク!あ・・掛かった!と抜こうと思ったら群れのチビ鮎が口掛かりで掛かっていたのが・・・ポチャン☆落ちてしまいました。。あ〜あ,あれでも一匹やったのに・・・もう一度同じところへ・・・と下に囮を入れて上らせようと尾を振らせるとグググっと今度は本チャン掛かりでありがたい20cm級が掛かってくれました。
「こりゃもう何匹かゲットできるか?」
と思ったけれどそんなに甘くはありません。その元気囮に替えて上へ沖へ,上げて,引いてといろいろやってみるけど全然ダメです。入ったところは結構水深もあって石も大きく流れもきついところなのでそんなに大きく動けません。なので自分手前のポイントをねっちらていねいに探っていくのですが全然ダメです。
 後半,下手に入っていた方が大きく移動されて釣り場が空いたのでまだ竿を入れてない下手へと徐々に下がりながら探ります。そうして・・・やっと待望の2匹目がグググググ!
「やっほー☆やっと次が来た!」
うまく処理ができて止めて抜いてポン☆とタモに見事キャッチ☆…とそのとき同時に足下がツルン。。ドボン!足を滑らせてすっころがってしまったのです。「ゲゲーー」転んですぐは案外落ち着いていたのですが立とうと思ったら三隈川のズルズル石です。足を掛けてもズルズル滑って踏ん張れません。そのうち瀬の流れに押されてグングン流され出します。「こりゃいかん」とだんだん焦ってもがきにもがく,足だけじゃなく手も使って・・・なんとかやっと手で石をつかむことができて立ち上がることができました。・・・10mほども流されたでしょうか・・・当然?タモに受けた鮎は姿を消してました。ありがたいことに囮は仕掛けとともにまだついてました。一旦岸に戻って心も体も落ち着かせます。自分が大丈夫だったことを喜ばず,
「あ〜あ,せっかくこれからやろうと思ってたポイントをつぶしてしまったわ。」
と残念いっぱい。しかたがないので入川点まで上ってもう一度やりなおしますが・・・帰路時間を考えた竿をたたむ時間まで次は来ませんでした><。えっちらほっちら遠路歩いて帰ってクタクタです。1匹じゃあどうにもならんと検量を済ませて
「どうしよう,もう早く帰って高津解禁にでもいくかな。」
などと考えながらさっさと着替えを済ますと・・・・へいぼんさんがやってきて
「かずべ〜さんボーダー引っかかってますよ。じゃんけんですよ。」
と教えてくれました。「エッ!エーーー?」思わず大きな声を出してしまいました。どうやらそれぐらい下部エリアは釣果がなかったようです。残った選手のほとんどは同じ最下流部エリアでやってた人。決勝進出ボーダー者は9人中5人。ラッキーなことにじゃんけんで勝ってその中に入ることができました。へいぼんさん兄弟もそろって決勝進出です。
 「では10分後に開始します!」
大変だ。急いで着替えをしなければ!離れた車まで走って帰って急いで着替えをします。腹減ったのに…おにぎり食べてる間はないわなあ。そうだ!栄養ゼリーを買ってた。せめてあれだけでも…一気チュー
「かずべ〜さんいますか?集合お願いしま〜す」
スタッフの声。
「はい,はい,はい。」
また駆け足で本部へ…もうバテバテです。
すぐに囮配布でポイント移動。自分はボーダーですから後部です。
「やっぱり掛かるところは最上部ポイントしかない。きっとみんな行くだろうけどどうせあそこに入れなかったら釣果は見込めないんだから入るところないかもだけど行くだけ行ってみよう。」
とまたいそいそと最上流部まで早足で歩きます。けれど,バテバテの老戦士は次々に抜かれて最後尾。ポイントに到着すると50mほどのそこは竿間隔で両岸ビッシリ。ああ・・・それでも1カ所だけ竿2本分のスペースが…あそこに入れる。。ということでなんとか最上流部のポイントに入ることができました。ふう〜と岸辺の大石に座り込みます。試合開始まで肩で息をして疲れをとります。
 いよいよ試合開始。まだくたびれてるので座ったまま囮に鼻環を通して泳ぎ出させます。ツンツンとテンションを掛けて流芯まで出したと思いきや…あれれれ泳ぎが止まった?糸を張ってみるとがっつり根掛かりしてます。ああー!?竿を上へしゃくってみてもびくともしません。どうやら石にかんでしまってます。上へ下へ手前へといくらしゃくってもビクンともしません。「こりゃ外しに行くしかない。。。」しかし,試合開始すぐです。両岸竿間隔でびっしり並んでるその真ん中に立ち込んでいくのは絶対大迷惑。。もし自分が周りの人間やったら絶対腹が立つよなぁ。。竿をあちこちしゃくりながら悩みます。1分ほど悩んだけれど仕掛けを切ることを選択しました。竿をたたんで糸を引っ張って…プチン☆仕掛けは付け糸のところで切れました。
「あ〜あ,開始早々マイナス1だわ。こりゃもうだめだよね。残りの1匹でなんとか試合時間2時間もつかなぁ。途中退却はしたくないよなあ。」
と考えながら仕掛けを付け替えます。
 もう根掛かりさせるわけにはいきません。立ち上がって最初と違うコースから芯に向かって泳ぎ出させます。同じところへいかないようにとツンツンと鼻をつり上げて・・・とキュルンキュルンと囮が旋回。
「んんん?掛かった?」
竿を立てるとギュンと走る。目の前で掛かったからそのままつり上げ抜きでドン☆20cmの良型をゲット。
「う〜わ,掛かった!これでスタートに帰り着いた。いやいやもう一つ掛けないとポイントにはならへん。」
囮を交換して放すと型が良いので力強くぐんぐん泳ぎ上がる。それを止めて石の裏でじっと尾を振らす。と・・・しばらくしてまたギュン
同型の良型。2連チャンで調子に乗ってしまいました。囮が元気よく走ってくれるので,自分はもう一度後ろへ下がって座り込み。筋から離れて静かに泳がせポイントに向けて泳がせる。到着したら止めて尾を振らせる。今日はこの釣り方がぴったりはまったみたいです。その後も同じところでギュンギュン☆最初に根掛かりで囮をロストしてるのでスコアがいくらになったかわからなくなりました。ひとしきり同ポイントで釣り上げてついに静かになりました。
「ふ〜。一段落やな。くたびれたし,もうぼちぼち終了かな。」
時計を見ると???え?まだ半分?あと1時間あるの?もう終わりでいいのに・・・
自分の目の前はポイントは一カ所ですからそこを釣りきったらもうやるすべがありません。
「しゃあないな。ひょっとして群れ鮎でもかからんかな。」
とここで針をチラシに替えます。そうして下から上へと上らせているとククンと掛かりました。二回りも小さい鮎。だけど,黄色えりまきはついてます。このチビに替えて再びチラシで出すと続いてもう一匹。
「ラッキーやなあ。」
自分でもうんがついてると思います。
その後,時間も残りわずかと言うことで選手の皆さんが移動し初め,僕の下手も空いたので少し下手へ移動してやってみましたが後は続きませんでした。もう一度囮を大きいのに替えてイカリに戻したら掛かるかとも思いましたがそのまま試合終了を待ちました。
プオ〜ン
試合終了を知らせるホーンが鳴りました。
はあ〜・・・一番遠いところから帰るのでまたまた息が切れます。そして検量所へ着いたのもやっぱり最後尾。
「一,二,三,四,五,六,七。。優勝!」
「えっ?ええ〜?!」
な,なんと1匹差で優勝でした。
ほんと運がついてました。
・なぜかたまたま予選の時いつもは満員御礼のポイントが空いていた。
・予選ボーダー,じゃんけんがちで決勝へいけた。
・決勝戦もたまたま好ポイントに最後の一人分の空きがあって入れた。
・そしてそこがたまたま予選で竿抜け,鮎が残っていた。
・最初の根掛かり,立ち込めばすぐにはずせるのに切る方をたまたま選択したのでポイントが荒れなかった等々
釣りは自然が相手ですからこういう偶然もおこるんですよね。
宝くじ,買わなければ当たらない的な感じで出場してたのに幸運が舞い降りてくれました。
もうこれだけで十分シアワセ・・・なのに?最後の賞品じゃんけん大会でこれまた自転車もゲットしちゃいました。
はぁ〜人生のツキを全部使い果たしたかも(^^ゞ

2019年05月31日

三隈川         1:00〜17:00     16cm〜20cm     5匹

 再び三隈川です。明日はシマノジャパンカップ。
 マスターズチャレンジでこりゃダメだ感を強くし,戦意が薄くなってしまっていたのですが,せっかく日にちが空いているのだから…と奮起して下見に入りました。
 これまでの様子で掛かるところはあそこだけと見通したのですが,そこに入れるのは10人ほど。みんなねらいは一緒でしょうからクジで10番以内を引くしか勝算はない・・・でもそんな確率は非常に低い。ならばそれ以下の番号を引いたらどこへ入るのか。。。ということでもしかしたら鮎が掛かる?という場所探しです。
 まずは1週間前と状況は変わってないことを確認するため最上部ポイントへ。ありがたく空いていたのでド真ん中をやってみると早いうちにポンポンと2つ掛かりました。
「やっぱり状況に変わりはないな。」
と確認できたので「ここも掛かるかなポイント」探しに回ります。でも・・・思ったところはやっぱり掛かりません。そこで今度は大きく移動して最下流部へ。こちらも誰もいません。そこで「ここなら掛かるんじゃないかなポイント」をねちっこく探ってみたらうれしいことに掛かってくれました。まぁ体力ありませんからここまで来ることはないでしょうけど・・・というところで下見は終了です。

2019年05月25日

DAIWA鮎マスターズ九州大会

 いよいよ本番です。下見からA(上流)エリアしか釣果を得る見込みがない。なんとかクジでAエリアを引き当てたいと思いましたが・・・やっぱりいつものようにくじ運悪くB(下流エリア)を引いてしまいました。
 釣れる見込みのあるところはエリア最下流部しかないと思ったけれど脚力と体力のない自分は毎度のことそこまで行く頃にはもうすでに他の選手でポイントが埋め尽くされて入るところがなくなる…そこで昨日竿を入れてない途中のポイントにねらいを定めました。
「ここはずっと誰も竿を入れてない。今日も誰も入ってこないはずだ。広く動けるし1,2匹ぐらいは鮎が追ってもおかしくないだろう。」
という読みです。
 いざ試合開始。ところが・・・・読みは外れました。ほんと今年の三隈は鮎が石に着いてない,瀬に入ってないで岸際から芯,対岸まで,段の下の荒瀬の瀬頭から段の上段々瀬の尻まで一つ一つていねいに泳がせ,引き留めして全部探ったけれどウグイが2匹針に食いついてきただけで追いすら感じず終わってしまいました。まったくいいとこなしの釣果0。惨敗に終わりました。

2019年05月24日

三隈川         10:00〜17:00          16cm〜17cm     3匹


 翌日は朝から下流エリアを探索。しかし・・・何とも釣り人がいない。例年解禁時にも結構な釣果がある有名ポイントすら誰もいない。
「そんなに釣果が悪いのか?!」
こういう雰囲気ではこちらもテンションが上がりません。最初から
「どうせ釣れないんだろうね。」
みたいな先入観を持って入ってしまいます。そして川へ入って石を見ながらの様子見も食み後なし。石は曇りゴミがかぶってて気配なし。当然のごとく鮎の姿も皆無。それでも本線と釣り残しの出る脇におとりを入れてみるけどやはり反応なし。いちおう上から下,左岸から対岸と渡り歩いてそれでもなんとか2匹はゲット。でも行き当たりばったり感で全く予想も読みも持てません。
 お昼。一旦川を上がって昼食をとっているとやっとお二人ほど来られました。声を掛けてもらったのでしばらくお話を伺いますと・・・
「天ヶ瀬温泉に行ったら56人入ってたからこちらに来た。」
ということ。どうやら今はそこしか掛かってないようです。そして
「ここも今年は鮎が見えんやろう。解禁日でも『っ』抜けした人はおらんやろう。」
と教えてくれました。ずっと下の瀬尻トロには群れが固まって石を渡りはんでいましたからこの鮎たちがそのうちばらけて石につき出すのでしょうけど,今年は水が出てないからそうなるのに遅れているんだろうとのことでした。まぁ足腰強くなく体力もない僕は大会では本部からかなり遠いこの場所には入れませんからとりあえず状況だけ把握したと言うことで移動をします。
 午後はいつもなんとか試合開始時間までにこれるうなぎ屋前あたりを探索。この辺りも全く釣り人はいませんから自由に探索できます。しかし・・・釣り人もいなければ鮎もいません。一番鮎が多いはずの最下流部ですらあの状況なのですから普段から魚影が薄い中盤エリアに鮎はいませんよね。それでも竿を入れて回ります。深いとこ浅いとこ速いとこ緩いとこ,石が大きいとこ小さいとことどこをやっても反応なし。たまにクリクリと針を触るのはウグイwやりまくってはぐれ鮎をなんとか一つ掛けただけで終了。こりゃ明日は下部エリアを引いたらアウトだね(^^;)

2019年05月23日

三隈川         11:00〜17:00     16cm〜19cm     7匹

 さあいよいよ今年も待ちに待った鮎シーズンの幕開けです。地元周辺の解禁(6月1日)に先駆けて大分三隈川は5月20日の解禁。今年は解禁日には行くことができず3っ日あけての出動です。けれど毎年この先駆け解禁では思うように掛けたことがありません。ここへ行くのは毎年参加するトーナメントの試合会場だからです。開催される大会はいつも解禁後すぐの週末。なので下見をしに入るのです。ところがこの会場になる小渕地区は毎年あまり掛かるエリアではありません。そこへ大会参加者が下見に入るのですからさらに鮎は掛からない・・・せっかくの解禁ですがこのような状況なので毎年貧果できびしい幕開けとなってしまいます。気持ちよく釣れる僕の本当の解禁はやっぱり実質6月1日ですね。
 ということで朝に出発お昼に小渕橋に到着。今日は上部エリアを下見とまずは玖珠川側へ。解禁直後のこの時期はいつも瀬の中に鮎は入ってなく,またなんとか入ってる鮎も解禁後すぐに抜かれて空き部屋となるのが常。ということで瀬肩から上のトロを探ってみます。上の短い瀬から流れ込んでいる筋がいくつかあるのですが鮎はどちらかというとその流れ筋をはずしたところにいました。じっと止めて尾を振らせていると・・・ココっと反応が出てククっと掛かりました。

    

とりあえず今年は初釣りがボウズじゃなかったので一安心。いろいろ探ったけれどおとりは泳がせて移動させるよりも少しでも反応があったところで尾を振らせて止めている方が掛かるようでした。それにしても,やっぱり?掛かる鮎は少ない。。下の早瀬に入ってた人も小渕橋周辺の深瀬に入っていた人も竿が曲がってるようではありませんでした。





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