
2018年 釣行記
| せっかく川が開いたというのに今年も仕事が立て込んでて川に入る気がしません。年度末から年度初めは忙しいんですよね(^^ゞGW前になってやっと仕事も一段落。 「久しぶりでやっと出かけるのだから遠出するぞ〜〜。」 と向かったのは峠を越えての紙祖川です。 10年ほど前はこの川に出かけるときは胸が弾んでウキウキでしたが匹見町が市町村合併で益田市に合併してヤマメの里作りで匹見町がヤマメ放流していたのが終わったようで、それからは紙祖川は川相はバツグンなのに全然ヤマメのいない川になってしまいました。 「どうせ今年もヤマメ、おらんやろうなぁ〜」 いえ、ヤマメはいるんですよ。漁協が放流してますから。ただし漁協の放流は上流部の淵だまりのみで…昔漁協の役員さんが 「魚はどうせ大水が出たら流されるんやから上流にだけ放流したらええんや。」 「川はつながっとるんやさけえに一カ所にまとめて放流してもおんなじや。」 なんていう無知な意識で放流してますんで(鮎も同様)支流の谷間奥の淵だまりを見つけたら(知ってたら)その一カ所で 「束釣りや〜〜」 みたいな釣りができるんでしょうけど、僕みたいな里川で竿を振って釣るのが好きな人は釣果がた落ちで釣り意欲も薄くなってしまいました。それでもやっぱり川相も水もきれいな紙祖川はあこがれの地なのです。 今回も魚はおらんやろうと思いながらも集落近くのポイントに行きます。でも、、、峠を越えてここまで下るのに釣り人の姿は見えずです。やっぱり・・・今年も紙祖川の魚影は薄いのでしょう。 「いや、逆に人が入ってないと言うことはポイントが手つかずやから魚が飛びついてくるで♪」 なんて自分の都合のいいように考えるのも釣り人思考でしょう(笑)。 入川しやすい道路端にある階段を降りて竿を伸ばします。降り口の近いところに大石からのドン深落ち込みがある。 「ここにはおるぞ〜〜!」 と言うポイントに第一投。しかしスカ。おるやろうというポイントでスカだったらその日の釣りはたいしたことありません。やっぱりなぁ〜という思いとまさか?!という思い。さらに確かめるべく下手の段々のツボに餌を入れながら若干下がってみます。でも・・・全然あたりはなし。あんまりしつこく下がって探ったら予定コースの釣り上がりから遠ざかりますので20mほど下がったところで下手は断念。見切って元の降り口まで上ります。もうだいぶ暖かくなってますので魚も流れの中や浅場にも出てきてるやろうと、瀬の中での流し釣りも含めてポンポンと投餌しながら上へ上がります。と、、、やっと本日の初魚信。クリンと手首を返して見事に針掛かり。上がってきたのはきれいな魚体のアマゴちゃん。20cmほどの肉付きのいいお魚にほれぼれと目を奪われます。

「はぁ〜今日はこれ一匹でいい。」 なんて言いながら次の魚を求めるのですね(笑) その後も次々にポイントへと投餌を繰り返し、なんとかポツポツ追加。でも、傾向はありません。どこで当たるか全く的が絞れません。ついには目印に飛びついてくる奴まで出てくる始末。

でも、そんなに魚影は濃くないんですよ。4時間かけて2kmほど遡行してやっと7匹。しかし、ヤマメ域のはずなのに釣れたのは全部アマゴってどうなんでしょう。前に行った福川川はヤマメが多かったんですが・・・。 「とりあえず死に川の紙祖川でも魚体が見られただけでもいいとこでしょう。」 と川を上がりました。

16cm〜20cm 7匹 |
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| 今年もやってきました、解禁日☆ でも、僕の好きな堰堤下の里川にはヤマメはいなくなって早10年。どうしたものか…下手への放流をしなくなったのか、それとも天然のヤマメが上らなくなって、自然繁殖がないのか・・・。釣りに行っても魚も見えないのであんまりやる気ありません。 それでも川をあがってもう半年ですから、「釣れなくても川に入るだけでいい。」という気になるんですよね。ということでゆっくりながらも高津へ向かいます。六日市で年券を購入し、下へ・・・。 「あっ、ついでに久しぶりの琴野川をのぞいてみようか。」 とハンドルを左に切ります。山へ上がる前の魚止めの堰堤下に入ります。ここも全く魚がたまらなくなってもう5年以上。 「どうかな〜?」 とあきらめ半分期待半分で餌を振り込みます。・・・・・反応なし。。。あちこち流す筋、ポイントを変え、足場を変えて餌を入れますが全くの無反応・・・・どうやらここには魚はいないようです。 「あ〜あ、今年もやっぱりダメかぁ〜。」 一通り投餌したけれど、早い見切りでさっさと竿をたたんで川を上がります。昼前のちょいとした前座はこれでおしまい。 おにぎり昼食を食べて予定の福川川へ転進します。こちら福川川も魚止めの大堰堤から下手は全然ヤマメがいなくなりました。そして道中やっぱり堰堤下で竿を振っている人はいません。 「やっぱり今年もだめなんやろうなぁ。」 ということで好きな場所は全部スルー。狙いの場所へ直通です。藪を分けて川へ降りる道にはまだ残雪が残っています。その残雪に足跡が一つ。 「ああ・・・やっぱり誰かが入った後かぁ。。」 でも足跡は一人分です。そして上りのみ。 「これなら降りて反対側はまだ竿が入ってないかも?」 と期待を消さず熊笹をかき分けて下ります。川へ降りたらいつもは瀬の中の小さなポイントを探りながら移動するのですが、今回は水も多く流れが激しいこともあって、途中には目もくれず、狙い場の瀬落ちの淵場へ一直線。

ここに魚がいなければ、今年もダメダメと早々に引き上げるつもり、、、でやっと狙い場の淵に到着。半年ぶりの川歩きはすでに足がグダグダ。少し離れた頭出し石に腰を下ろしてやんわりと仕掛けをつけて竿をのばす。 「さって、様子見。」 とブドウ虫をつけて落としの流れに乗せて淵へと落とす・・・が素通り・・・。 「やっぱりダメかぁ?」 と続いて流れ込みの脇へ投餌。くるりと目印回って止まる。そのまま少し待っていると・・・?ツンと目印に反応が出た。思わずくるんと手首を返して合わせるとぐーと引く。掛かった掛かったでうれしいうれしい。ちょっと型がいいようで引っ張り回される。遠目の位置にすわっていたのでおいおいと手を伸ばして走りに対応。こちらが主導をにぎったところで竿を立ててグンと抜きます。ドッスンとたもに入ったのは23cm級のヤマメ。

「おお〜〜!おった。おった。うひょ〜うれしい。」 なんせやっぱり初顔合わせはうれしいものです。じっくりと姿を拝んで腰ビクに魚を入れて一息。内心は 「もう今日はこれだけでいいかも。」 なんて思いつつも欲もあって、次も期待w 魚がいることがわかったら、次からは魚が付くところへ流し、また、じっくり食いを待ちます。さすが解禁直近です。うぶな魚が結構残っていました。次々とアタリが出てだんだんとビクは重くなる。少しアタリが遠のいたら、下手に下って淵上がりを攻めるとそこでも一つ二つ・・・・餌は数が出ることがわかったのでブドウ虫からイクラへ変えてます。

なので中には小さいアタリで掛け合わせた放流サイズも交じりました。そうは言ってもここは放流点とは違います。何十匹もが群れて固まっているわけではありませんから入れ食いという感じではありません。うまく流れの筋に仕掛けを乗せて就餌点に入った時だけアタリは出ます。これがまたおもしろくてこのポイントだけでずっとねばって拾い増やしました。

2時間後、ついにアタリが途絶えたので少し下手の段々瀬落ちの緩流帯を攻めるとここでもなんとか2つほど出ました。 「この分ならもう一つ下手の淵場にもヤマメはついてるだろうな。」 と思ったけれど、久しぶりの渓立ち歩きは結構足に来て、ガクガクしてたのもあり、そこそこ釣果も得たので早々にやめることにしました。3時間ほどで型のいいのが交じって20匹は満足のいく釣りでした。

16cm〜26cm 23匹 |
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