2016年 釣行記

2016年11月20日
 今週はまた船に誘われました。
 いつもの遠崎港からの出船。しかし、船頭が言うには
「鯛は釣れん」
???へ?まだ11月なのに?という感じですがまだ時期としては速いメバル釣りとなりました。
 7時に出港。向かいの大島の磯場付近に船を止めて釣り開始。たくさんの釣り船が出てるけど、みんなやはり鯛狙いのようで同じポイントに向かっています。けれど、こちらの船は反対方向へ…
「あ〜まだ鯛が釣れるでしょうに・・・」
思いが振り切れません。用意された餌のエビは前回より一回り大きいなんと立派で鯛釣りの餌にはもってこいという感じ、、、しかし、それはメバル釣りには大きすぎるんですよね。その中から小さいのを選って針につけないと行けません。朝一番はまだ潮が反対と言うことで着いたポイントはほんとに岸際。水深は7mほどとどう考えても釣れるメバルは小さいだろう・・・・で、餌をつけて降ろすとこぎみよいあたりが出て、ピラピラと手のひらほどのメバルがあがってきました。
「やっぱりこんなもんか・・・」
2つ3っつ4っつと釣り上げるも全部その型なので釣っては逃がしの繰り返し、早々に戦意喪失しちゃいました。
「浅いところだけど、まんが良ければ鯛が食うかも?」
なんて色気を出して餌のエビを反対に大きいのを選ってつけることにしました。するとこれにガンガンとアタリ。なんと立派な27cm級のぼってるメバルが喰ってきました。
「やっとキープだよ。」
小さいのを釣っても仕方がないという思いもあって、この日はもうこの大エビ仕掛けで通す事にしました。しかし、大エビの餌はメバルには基本嫌われます。同船の釣友たちには次々に喰ってくるメバルもこっちには全然釣れません。ポイントも棚も合わせてても自分の仕掛けには喰ってこないのです。それでも続けているとグーーっと竿先を突っ込むアタリが来ました。
「おやおや?」
と合わせるとグイーーンと引き込みます。
「これはメバルとちゃうやん。」
上げにかかるとクンクンと首を振ります。
「おお〜!これは、もしかして、もしかして?」
期待したけれどあがってきた魚体は黒です。
「はぁ〜?」
40cm級のチヌでした。
「やはりこの浅場では鯛はこないかぁ。」
 そうして潮が変わって本命ポイントに移動です。こちらはさっきの場所よりほんの少し深い。水深は10mぐらい。去年、一昨年とメバル釣りできてるのでここのポイントだけは結構いい型のメバルが来ることは知っています。でも、やっぱり自分はメバルを釣る気になりません。さっきまでのスタイルを変えずに釣り続けます。数は少ないけれど型のいいメバルが時折退屈しない程度に釣れてきます。釣友たちは俄然好調になり次々に良型のメバルをあげていますがこちらはぽっつんぽっつんです。
「鯛、けえへんかな〜」
と無理な期待を持ち続けてやっていると足の裏までですが鯛がいくつか釣れました。そしてゴンという手応えでもう一つ40cm級のチヌ。終わってみたら数は釣友たちの3分の一ほどでした。
 でも、お天気良く、海の上で過ごす一日は気持ちがいい。さわやかな気分になりました。

2016年10月23日
 さて、今期のオフ釣行、一発目は真鯛狙いです。
 タケさんに誘われて、場所はいつもの柳井港出船(西村釣り船)で大畠の瀬戸へ。
 朝の7時出船。日の出時刻に海原を走るのは本と気持ちいい。

  

「あ〜今日はこの気持ちよさを味わっただけでいい。魚なんて一匹も釣れなくても・・・」
なんて思うくせにいざ竿を出し出すと必死にターゲットを狙うのですが(笑)。
 仕掛けは3mの中通し船ロッド(20号)に小型両軸リール。道糸はPE1号、仕掛けは胴付き3本針(針間70cm)ハリス3号50cm。針は小鯛の13号。そして鉛は20号を中心に潮の速さに合わせて使い分け。餌は常備の赤エビ。これをほほ掛けにする・・・ただしこの日はちょっと餌のエビが小さかったです。
 一番手のポイントは瀬戸の西側大島寄り。瀬戸の潮の流れに乗せての流し釣り。棚を探るべく上へ巻いたり底へつけたり・・・。しかし、期待に反して魚の反応が少ない。せっかくの好時合いである朝まずめの時間がたんたんと過ぎていく。
「こりゃ、やばいんちゃう?」
一日の釣りに不安を感じ始める。餌取りも少ないようなので鉛を底へつけて餌を落ち着かせることにする。
 ここ近年、大畠の瀬戸は鯛の不調が続いているが、今年もやっぱりあんまり良くないようで、ポツポツ程度の釣果しかあがってないようだ。それにまだ10月後半なのに船頭さんによれば
「もう今年はピークが過ぎた。」
らしい。
 同船の釣友たちは前回の釣行では上層で喰ってきたということでみんなハリスを長くしての上層狙い。しかし誰にもアタリがないようだ。こちらは逆に少し道糸にたるみを入れて下針を底を引きずる感じをイメージして時折糸を張って誘いを入れる…しかし、やっぱり誰にもアタリは出ない。ちょっと退屈してきたので竿から手を離してん〜と伸びをする。そのとき、やっとクンクンと竿先に反応。急いで竿を持ち、少し竿先を下げて送り込み、グーンと竿先が入ったところでグンと合わせる。グンと魚は竿にのり、ここちよい重量感。時折クンクンと首を振るのは鯛の証拠。ちょっとだけ抵抗をして水面にあがってきたのは40cm弱の真鯛(結局この日はこれが一番のサイズだった。)



 この日はこの釣り方がどうやら正解だったらしい。この後も好調とはいかないが退屈を感じる前にぽつりぽつりとアタリが出る感じで一つ一つと拾う。型は小さく、時には手のひら、平均は足の裏サイズの真鯛。他の釣友には全然喰わないので船頭はあちこち潮と風、潮流に合わせてポイントを変えてくれるがどこに移動してもパットはしない。それでもポツポツと拾うことはできた。
 納竿は14:00。港へ帰って生け簀をあげてカウントすると11匹の釣果でした。



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