2016年 釣行記

2016年10月15日

島田川        10:00〜12:00     19cm     1匹

 前回絶好調の島田川、その後台風の大雨が降ったけれど、1週間たって水は落ち着きました。
「よし、今日もやったるで〜!」
と家を出て囮やさんへ。まだ結構囮はいけすにいたけれど、ほとんどの鮎がもう色変わりしてる。色の付いてないのを選って前回と同じポイントへ。
 土手の上で着替えて
「さあ今日はどの辺からやってみようか。」
と川をのぞくと・・・・水位は前回よりちょっと増し。このぐらい全然気にならないという程度なのだが・・・・なんか川がくすんでる。あれ〜?石が全部曇っているのです。しっかり目をこらして川見するけどどっこも全部砂かぶりのように石が曇ってます。そして鮎の魚影も全然見えない・・・。あれだけたくさん鮎が見えたのに???いやな予感。
 とりあえず前回好調だったあたりまで下がって竿をのばします。ちょっと泳ぎの弱い囮を大事に出陣させて瀬肩の岸際浅いところの頭石へと泳がせて誘導します。石に入ったところで糸を張って止めてしっぽを振らせるとグググン!!
「おひょ!」
と一発で掛かってくれました。

    

「心配ご無用鮎はおるってか^^」
しかし、抜いた鮎はすっかりさびていて、おなかもぺっちゃり。どうやら一回目の瀬ずりを終えた後のオスみたいです。これじゃ囮として期待できないな。。。仕方がないので次鋒の養殖に変えて次に期待します。・・・・ところが、、、たまたま居残り鮎に一発でいったのでしょうか?その後は全くアタリなしです。瀬でも早瀬もトロもチャラも・・・至る所全部囮を入れて回りますが全部からぶり。川歩きして石を見るけどどこの石も砂をかぶってます。もちろん鮎が泳ぐ姿も見えません。
「ええ〜〜。まだまだ若いと思ったのに、前回の大水で全部鮎が流された???」
まさにそういう感じで一帯に鮎の気配すら感じません。ローテーションで囮も変えつつ(最初に掛かったおなかぺっちゃんにも登場いただき)次々とポイントを変え、瀬を一つ二つと移動してもみたけれど、状況は変わりませんでした。
「はぁ〜、せっかくここでもう少し終盤の鮎を楽しめると思っていたのに・・・」
夢やぶれて肩が落ちます。これだけきれいに鮎が落ちてしまってはもうここでは友釣りは無理でしょう。。。先の展望が見えなくなってしまったので力なくしてお昼には早々に竿をたたみました。
 そしてこれで今季の竿納めとすることにしました。お疲れ様でした。



2016年10月08日

島田川        11:00〜15:00     17cm〜23cm     20匹

 先週、島田川ではまだ若い鮎が掛かることがわかり、「今週も!」と勢い込んだのだが・・・台風接近。土曜日は朝に用事があって日曜日の釣行予定だったが、予報では土曜日も昼下がりにはすでに雨が降り始めるらしい、、、どうしようかと思案したが
「え〜い、どうせ家にいてもすることないしドライブだけに終わるかもしれないけれどダメ元で雨が降るまでやってみよう。」
とやっと決断して出発。釣り場到着はすでに11時。でも、ありがたいことに釣り人は誰もいません。ポイント独り占め☆きっと台風大雨予報でみなさん出控えたのでしょう。空は確かに怪しい雲が広がっていますが、まだ明るい。しばらくはやれそうです。急いで身支度をしていざ出陣!前回攻めきれなかった下のポイントへ直行して中段のゆるい瀬頭から始めます。囮を泳がせて出すとなんと一発掛かり。

   

さい先いい♪いや・・・野鮎の反応がいいのでした。早速囮を天然に変えて送り出すとすぐに次が掛かりました。大雨前に気圧が下がったのを鮎は察知するのでしょうか。増水前って急に追いが良くなること多いですよね。今回はまさにそれです。残念ながら先週も大人数に散々攻められたポイントです。鮎の数はそんなに多くはありません。でも、着いてるところに持って行けば即ガガンです。空の雲もだんだんと厚さを増してきてるみたいだし、雨が降り出したらおしまいなので次々にサラのポイントに移動し、反応のいい一番鮎を掛け回る作戦をとります。しかし、追いがいいとはいってもさすがに終盤。荒瀬早瀬のような流れの激しいところでは掛かりません。流れのおとなしい緩瀬や瀬頭のトロ。瀬尻の流れ尻や岸際の浅チャラポイントはそんな感じです。したがって釣法も泳がせ中心。一つ一つ拾う感じで数を重ねていきます。

    

 さて、調子よく一回り掛けてポイント終了。一段落でお昼ご飯を食べるタイミング。でも・・・雲がどんどん厚くなってきています。「いつ降り出すかわからん。このまま我慢して続行といこう!」車に戻らずそのまま下のポイントへと向かいます。途中、狭いポイントで足を止めて囮を入れてみますとそこでもやはり同じ調子で掛かってくれます。「よしよし、このままいけば今季最高釣果が出るかも?」にこにこ口元をゆるめながらひと瀬下って行くと・・・・あらら、、、ついに・・・雨が落ちてきました。ポツ、ポツ、ポツ…みるみる間に雨はまともな降り方になり、水面をたたき出しました。「あ〜あ、ついに降り出したか。車にカッパを取りに行って続けてやるか?」しかし、台風の大雨予報ですからこの後はさらにどんどんきつくなるのは目に見えてます。ザーザー降りの中着替えるのもたまりません、、、。ということであきらめてさっと竿をたたみました。終わってみれば4時間で20匹の好テンポな釣りでした。


2016年10月02日

島田川        9:00〜16:00     17cm〜21cm     17匹

 9月に入って悪天候続き&私的に忙しいこともあって釣行なしであっという間に10月に入ってしまった。高津も禁漁(・・・もう少し禁漁前に行ってみたかったのだが・・・)となり、また錦は高水が続いて囮がないとも聞こえ、足があまり向きにくい。タケさんによれば島田川は囮が確実のあるとのことだったので、島田川へ行くことにした。聞いた通り養殖囮がいっぱい残っていたので一安心。この川は増水で他の川に入れなかったときにタケさんの先導で数回入川したが下流部での釣行では全くさえない釣りばかりだったので、今回はいつもいい場所だなと思いつつも通り過ぎていた上流部のポイントに入ることにした。ここにやはり久しぶりに川へ入るという翔さんとタケさん、そしてトキさんに僕と4人集合です。
 堤防から川をのぞくと岩に群れなしてはんでいる鮎が見える。「こりゃ、掛かるやろう。」ということで早速入川点から入釣。タケさんとトキさんの二人はこの降り口はいつも掛からないと言うことでもう一つ上の瀬へあがっていったので目の前のポイントを下は翔さん上は僕と二人別れて入った。入ったポイントは岩場であって、その岩の間に幾筋か流れの筋ができているが、どれも岩の間に流れる筋なので短くまた幅狭である。そんな中でも一つ一つ丁寧に囮を沈めてみると掛かってくれた。

  

ただし、そんな場所だから一つところで連続では掛からない。一つ二つ拾ったらまた別の筋へ囮を入れるという感じで拾い釣りだ。それでも今回は増水の水引でまだ水位が高めなので釣りになる筋は結構多い。掛かるところは瀬。さすがに終盤と言うこともあっていい流れであっても早瀬や荒瀬では掛かってはくれない。ちょっと深くなった緩い筋の瀬を半引き半泳がせでじっくり攻めるとクリリンと掛かってくるという案配だ。ずらっと一通りのポイントに囮を入れて回って午前中はなんとか10匹を確保。
 昼食に全員集合。上に行ったタケさんとトキさんはいまいちな釣果。下手の広いところに入った翔さんは好調だったようです。お弁当を食べて昼からの作戦を打ち合わせたが、翔さんと僕は他の場所も知らないし、今回は3連休の最終日ということもあり早めの川上がりなので午後も入川点付近で竿を出すことに。タケさんとトキさんはもう少し上へと車で行くことにした。
 午前中に入ったところはポイントも狭く、また一通り竿入れしたこともあったんで翔さんが午前中竿を出していた付近まで下がってやることに。そして翔さんはまだ未開なさらに下手の瀬まで歩いて下がることに。午前中の釣りで鮎は結構おるということがわかったので今度は広い場所なので丁寧に泳がせながら探っていく。しかし、ちょっとねちっこくポイントを攻めすぎて数が上がりません。どんどん広い場所を動き回って釣った方が正解だったようです。上の場所でねちっこくやってる間にこれから攻めようと思ってた下手の瀬に釣り人が入ってこられました。この方々も団体さんで一挙に4人、5人…。これだけ入ってこられたのでは下手へいくことはできません。糞詰まり状態で移動できなくなりました。ずっと下手へ張り切って下がっていった翔さんも下までいってみたら人がすでに入っていたということで戻ってこられました。ということで、残念ながら午後からの釣果は伸び悩みで納竿の時間となりました。
 上手に行ったタケさんとトキさんは苦戦だったけれど、納竿時間前になってようやく好場所をつきとめたらしく入れ掛かりに後ろ髪を引かれながらしぶしぶ竿をたたんだということでした。掛かる鮎の型もよく。終盤にしてはいい釣りができたというところです。

    

2016年09月17日

高津川  日原消防署前     10:00〜15:00     18cm〜25cm    7匹

本当はこの3連休、タケさんと遠征に行く予定にしていたのですが、残念ながら今日の夕方から大雨の予報。なので計画を断念し、掛からなくてもゆっくり友釣りを味わい、そして帰りに温泉につかるという優雅な日帰り釣りをしようと言うことになりました。して・・・行き先は?と考えましたが、釣れている錦は今は人人人でポイントの取り合いとなるとゆっくりということにはなりません。「絶対誰も入ってない。ポイント二人締めできる。」場所はというと…高津です(笑)。連休前に大雨が降って高津以外は増水で釣りづらいのといつも素通りしてた柿の木の「はとの湯」につかるのを目的の一つにしたからです。
前回好調だった消防署前のポイントはタケさんにまかせてこちらは小学校前からスタートします。養殖の囮を変える場所を降りてすぐの淵への落ち口の足下からはじめます。雨で水温も下がっていて養殖囮も元気に泳いでくれます。そのまま一番手前の筋に入れるといくらも時間がたたないうちにグググっと掛かりました。型が良くてもここはすぐ下の淵へ落とせば鮎は止まって抜けます。思いの通り掛かり鮎を淵へ落としてあしらって抜きます。見事にキャッチ。でも、予想とは違ってそんなに大きくはありません。23cm級。

  

この前の雨増水で大きいのは下ってしまったのでしょうか。この日は掛かるのはこの型が最大。前回より一回り小さいサイズばかりになってました。さて、元気な野鮎が掛かったので囮を変えて、今度はきつい流れも恐れずに…最初と同じように足下から離れないところの筋に囮を入れます。そうしてたまたまこの筋が鮎のたまり場だったようです。その後調子よく連続で鮎が掛かります。そうして掛かった鮎は同じように淵へ落として抜きます。抜いたら再び足場をはじめの位置に戻して同じ筋に鮎を入れる…この同じリズムで続けて掛かります。調子の良いテンポにちょうど幼稚園ぐらいのお孫さんを河原へ遊びに連れてきたおばあちゃんのに「うわ〜すごい。かっこいい〜♪」と声援を送られて思わず照れて赤面w。けれど、そんなに大きい筋ではありませんから5連チャンで止まってしまいます。止まるとそれまで連チャンで掛かったのが嘘のようにピタリでした。しかし、まだ囮を入れたポイントは入り口だけなので余裕です。…ところが余裕だったはずが・・・なんとも掛かるポイントはそこだけでした。まずはその筋から上へあがって深瀬をやりますが全くの反応なし。もう一度肩まで下がって今度は肩口を沖へ…これもダメ。思い切って荒瀬へ下げてもスカです。そのまま沖へ進み出て対岸へ渡ってだんだらチャラ瀬を攻めようかと思ったけれどこの日は水位が高くて瀬を切るのが難しかったので無理をせず進めるだけ進んで対岸から泳がせてそこへ入れてみましたがこれも空振り。そうこうしてるうちに堤防の上が賑やかになってきました。気がつくと小学校はこの日は運動会。昼前になって人が動き出したのです。「人目が多くて「こりゃ、かなわん。」と川をあがります。そのままタケさんのいる消防署前へ行ってタケさんに声を掛けます。タケさんも思うように掛かってないようでした。二人して川をあがって昼食とします。
 腹ごしらえをして「さて午後からどうしようか?」と打ち合わせ。場所替えも検討しましたが、午後になって水温が上がって鮎が動き出したのか?駐車場下のトロ場に鮎が見え始めました。「昼から掛かるかも?」移動するにしても鮎がおるところの見当も付きませんので、午後も引き続きここでやることにしました。タケさんはそのまま右岸で、僕は川を切って左岸へ渡って。二人してお見合いで釣ります。けれど、期待したようには掛かりませんでした。その後はひたすら音無の泳がせを続け
上のトロで一匹、早瀬の中で一匹追加できただけでした。
夕方のゴールデンタイム…という思いもありましたが、「今日は温泉につかってゆっくりデー。」という計画でしたので3時に竿をたたみました。
 それから二人して「はとの湯」へ。鉄分を含んだ温泉で体の芯まで温まって♪ゆったり余裕の気持ちで帰路へとつきました。

  

2016年09月10日

高津川  日原消防署前     10:00〜17:00     18cm〜27cm    9匹

いや〜、終盤の絶好調期というのに雨がよく降ります。翔さんからお誘いがあって、場所を悩んだのですが、なんとか可能なのは高津かな、、、ということで久しぶりの高津釣行です。けれど、上流部の柿の木はここのところ不調が聞こえてくるし、匹見まで回るのは遠いし…ということで今回選んだのは日原の消防署前。本流日原周辺は型がいいのが狙えると尺鮎狙いの人が攻めに入っているとは聞きますが、この日原の津和野川との合流点で川を見ますととてもじゃないけどそこより下で掛かる気がしない。それだけ今年は津和野川からの泥水がひどいのです。なので石をのぞいてもくさった色。鮎も見えないのでやる前から「こりゃダメだ。」と思ってしまうのです。この消防署前は津和野川との合流より上になりますから水も石もきれいです。おまけに友釣り専用区のここだけは放流数が多いのか?それとも水深があって流れがゆるいところがおおいので放流鮎がとまるのか?毎年終盤には結構鮎が残っているのです。堤防の上から眺めますと石に付いてる鮎はあまり見られませんが、型のいい鮎が群れてトロを移動しているのが見られます。ただ今年も堤防の岸壁に群れなすチビ天然の姿は見られません。遡上鮎はやっぱりここも皆無のようです。高津本流ですからそんなに釣果に期待してるわけではありません。なので待ち合わせもゆっくりの11時。鮎が薄いここで一日釣りをしようと思ったら、肝心なのは最初の囮替え。うまくかわってくれるのかどうか…。先に入った翔さんは左岸瀬肩でうまいこと一発で小さいながらも囮を変えることができたようです。それを見ながら、僕の方はもう一段下の小学校前の瀬まで歩いていきます。橋の上からのぞいたら瀬肩の石に鮎が付き、追う姿が見えたのです。
「あいつなら一発で追ってくる…囮が変わるだろう。」
と読んだのです。しかし、、、実際川に入ってその瀬肩に立ってみると流れが複雑でうまいことその石に囮が止まりません。そして苦心してやっても鮎は掛かりません。やっぱり見える魚は釣れないのです。仕方がないからその肩周辺の瀬頭の流れの中へ囮を入れてみますが…これが全然追う気配が伝わってきません。流れの押しも強いところなので、
「このままやったら養殖の囮がつぶれる…。」
と判断し、早々にこのポイントをあきらめました。
それで再び消防署前に戻って、翔さんの対面、右岸川側入れてもらいます。なんとなく足下の瀬肩が竿抜けな感じがしたので、こっそりと囮を離し、立て竿で石周りを泳がせていると…クルクルリンと掛かってきました☆

  

「はぁ〜、囮が変わった。」と一安心。結構型がいい丸々と太った鮎です。そして、錦はあれだけ色変わりが見られたのになんのまだまだ若くてきれいな鮎。この元気な囮に変えて足下で離すとすすすっと上に上ってくれます。そのまま右岸の際を上らせてクルリンパっで掛かります。しかし、、、今度は予期せぬ良型です。あわわわっと竿をのばして、一度沖に出して抜きの体制を整えてから抜きます。ドスンといった感じでタモへおさまったのが24cm級。ここから調子があがります。少しずつ沖目へ出しての泳がせで狙いの石周りで次々に掛かります。しかし…なんともやっぱり型がでかいのです。いなしてためて…そうこうしているうちに掛かりバレ、抜きバレ、ひどいのは抜きで空中でメタルが切れました。こんなことやってるので掛かるのに数が増えません。針も折られるしハリスも切られるし、ハナカン糸も…。そんな大型対策をしてきたわけではありませんからトラブルの連続。そしてそんなには鮎の魚影が濃いわけでもありませんから、そうこうしてるうちについに石付きの鮎は全部かまってしまったのでしょう掛かりが止まりました。やっとキープできたのは5匹だけです。けれど、そのうちの一匹は27cmありました。アタリが止まったところで遅い昼食にします。

  

午後は翔さんと入れ替わりして僕は右岸側へ。川相から見ると右岸側の方がいい感じなのに、どうもこちらは鮎が薄い感じ。時間を掛けて場所を動きながら広範囲に探ってやっと2匹の追加です。
さて、時刻も夕暮れを迎えます。もう終盤は夕暮れが早いのです。ここでぐっと下へ下がって今一度小学校前に移動します。今度は右岸側から攻めます。すると、この右岸側も岸際狙いでガツーンときました。ただし、、、まだちょっと水深が高いので荒瀬になっている瀬です。こんなところで掛けたなら良型の鮎は止まってくれません。引きずり下ろされて瀬落ちの淵まで一気に下ってようやく鮎が止まる。なんとか抜いてタモに納めますがそれからまた荒瀬を上へこいでやっと次の釣り開始。そしてガガーーンで引きずりおろされてなんとか抜く。これは体力が持ちません。掛かるのは掛かるけど、朝から引きずられ通しでもうくたびれました。2匹バラシの2匹確保で…まだ掛かるけど・・・やめました。卸しに行ったら一匹死んではねられて8匹ですが960gありました(^^ゞ

  

2016年08月30日

錦川 南桑  12:30〜17:30   15cm〜22cm   8匹

 平日の休日が取れたけど、8月も終わりとなると所用が入って忙しい。やっとそれらを片付けて、昼からのご出勤(笑)。
 半日しかないので久しぶりに南桑へ行ってみた。…まだちょっと先日の雨が残ってて水位が高い。ちょっと不思議なんですが、まだ8月の終わりというのに錦川、鮎が落ちに入ってる?鮎の色が変わってきているのです。おなかが虹色に色づいているやつも出てます。水位が高くなるとチャラにも瀬にもとにかく浅場に鮎が出てきません。ということで一匹目を掛けるのに相当手こずりました。なんとか瀬の中の大石の裏で囮チェンジ。これが色変わりしているオスです。

  

元気はあるけど落ち着きがない。こいつは下へ下へと突進します。むりやり止めたら浮いてしまうし。。。あまのじゃくな奴めと瀬の中に入れても一気に下がりきってしまうのでポイントを変えます。瀬尻の淵場のかけ上がりでゆったらゆたらと泳がせているとやっと二匹目が掛かってくれました。こいつはぽっちゃりしたメス。そう、、、もう雄雌の違いがはっきり魚体に出ているのです。こいつを持って再び瀬の中へ突進。でも、掛かってきません。やっぱり魚影が薄いかぁ。。。ということで増水の水引はサラ場と期待したのに、狙い場は竿抜けでした。もう後半戦の様相で水が出ても鮎は動かないのでしょうね。広く広範囲に探り歩いてやっと一つ、やっと一つとなんとか囮を継ぐ釣りで結局終わりの時間となりました。

  

2016年08月27日

錦川    9時〜18:00    16cm〜21cm     7匹

 今回は翔さんと一緒に錦です。
 まずは待ち合わせ場所の椋野から。ところがこれが全然掛かりません。上のトロでやってる翔さんはぽつりぽつりですが掛かってますが瀬に入ったこちらは皆目です。そのうちトロでやってた翔さんも竿が曲がらなくなってしまいます。

  

 出だし不調。そこで、前回好感触だったところへ再び入ることにします。けど…ちょっと前回確認した駐車帯が狭い。気になりながらなんとか車を止めて川へ降ります。まだ、下の方にゴロガシの人が一人いるだけ。ポイント確保で
「やったー!」
ところが、あれれ?なんかおかしい。前回と全く違うのです。確かにこの間まとまった雨が降ったけれど、今日はもう水引で水位が高いということもないのに…時期は早いけど確かに鮎の腹がオレンジ色にそまり落ちを感じはしたけれど…。あれだけ見えた鮎が全然見えないのです。見えないだけか?いえ…やってみるけど全然掛かりません。
「いったいどうなってるの?」
いい場所見つけたと意気込んで翔さんに紹介したのに…。浅い場所なので朝早くからは鮎が入ってきてないのでしょうか?それにしても深いところでは太もも水深はある場所ですから縄張りの居付き鮎がおってもおかしくないでしょうに…。それとも前日に腕達者な人がここにいる鮎を全部抜いて行ってしまったのでしょうか…。時間だけが過ぎていきます。お昼が近くなって少しだけチビ鮎がチャラに見え始めました。
「ひょっとしたら昼になれば一気に鮎が刺してくるのだろうか…。」
とも思いましたが、二人ともノーフィッシュで時間だけが過ぎていきます。そのうち川を降りてきた人に声を掛けられます。ここのヤナ主です。もう錦はヤナ立ての時期に入っているのです。そして、やはり気になっていた車…。もう少し端へ寄せて止めてくれないか…ヤナ立てに来たけれど車が止められないということです。翔さんが車を移動しに竿を置かれて川をあがりかけたところで、
「移動も難しいし、ここも掛からないから場所替えにしましょか。」
と声を掛け再び場所移動することにしました。

  

 さて、今回ははずしっぱなし、どこへ行こうかと検討しましたが、もうどこも人が入っていてポイントが空いてなさそうです。そこで前に行った行波の上の浅場に行くことにします。行ってみるとここはやっぱり空いていました。
「ここならゆうにやれるね。」
ということで昼食を取って仕切り直しです。さぁ、午前中の鬱憤を晴らすぞ〜〜!と意気込んで二人出陣しますが…なんとここも…ぽろりぽろりと掛かるのは掛かりましたが鮎が薄い。ここぞというところでも掛かってきません。
「なんと今日ははずしまくりやなぁ…。」
けれど、もう場所を変える気力もあまりないので広く移動して鮎を探しながら拾って回りましたが、一回りしてもう手段を尽くしてしまいました。
「どうしましょう。」
と二人車へ戻って相談します。
「下の行波が空いてたらやってみますか。」
ともう夕方になっていたので釣り人が帰ってポイントが空いてることを期待した移動です。
 ところが行ってみると5,6人の釣り人が並んでやってます。
「これじゃ、入れないねぇ。」
そこで、最後の手段と
「この行波の下手にトロがあるので一か八かやってみましょか。」
ということでぐっと下手まで移動します。そこには素掛けの人がお一人おられましたがちょうどもうやめるところやと竿をたたまれました。話をするとこの方はここら付近の素掛けの名人さんでいつも50匹は掛けるとおっしゃってました。帰りに船をのぞかしてもらったら2時間ほどしかやってないということでしたが20匹ほどの鮎が入ってました。
「鮎はおる。」
とわかったのでやってみます。ところがトロのあっちこっちで鮎は跳ねてはいるのですが友に掛かる鮎はいません。夕暮れまで移動しながら探ったけれど、二人とも一匹掛かっただけでした。トロの立ち込みはもおう寒い。夕暮れになってそう感じたところであきらめて竿をたたみました。


2016年08月22日

錦川 南桑下   14:00〜17:30 

 午後から時間がとれたので前から少し気になっていた見錆下にいってみることにしました。けど、初めてのところなので駐車帯と降り口がわからないので、とりあえず見錆に降りてそこから川を下って行きました。20分も歩いたかな…くたびれた^^;
 着いてみるとそこは広範囲なチャラ場でした。疲れたのでへたりこんで囮を浅場に放ちます。すると7mほども泳いで出たところでキュインと掛かりました。



「おや!ここは浅場にも鮎がおるで。」
そんなに数多くたむろしてるわけではないようで、連続では掛かりませんが浅場を広範囲に泳がせると掛かってきます。
「これはいいかも。」
初めてのところなのでポイントの全体を知りたくて掛かりどころでも止まらずに移動しながら掛けます。すると、瀬でも早瀬でも掛かってきます。トロでもチャラでも…。浅い場所なので型は他より一回り小さかったですがいい調子で掛かってくれました。
 3時間ほどで18匹は今季最高の調子かもしれません。けど、売りに行くのにお店が閉まるのでしぶしぶ竿をたたみました。
 おもしろいポイントを一つ見つけました♪

  


              15cm〜20cm   18匹

2016年08月20日

錦川 

 さて、高津で痛い目にあったので錦に帰ってきました。
 久しぶりの南桑です。しかし、まだ大雨の引き水が下がりきっていません。それでも釣り人はいっぱい。なかなか入る場所がありません。とにかく囮替えと瀬肩のいつもは浅チャラのところに入ります。でも、なぜか今年はこの浅チャラには鮎が少ない。なかなか囮が変わってくれません。一時間が過ぎてもまだ…。仕方がないので反対の分流の方を向いてやってみるとこちらは竿抜けだったようでようやく掛かってくれました。それからは幅5mほどの分流を丁寧に探り回ってなんとか7匹の追加。そしてその分流はやりきってしまいました。元気のいい囮も手に入ったので、今度は本流の方を攻めてみますが、いい場所には人が着いていますので入ることができません。そのままお昼になってしまいます。

    

 昼食を食べて場所移動。ちょっと車で下った見錆へ降ります。こちらは釣り人おらずでのびのびやれます。えっちらおっちら瀬肩を川切りしてなんとか対岸へ。でも瀬の方はまだまだ水位が高く押しが強くて囮が飛ばされます。そこを瀬針を打って無理矢理ねじ込んでみますけど、反応は薄い。石の色はいいのですが、鮎が少ない…。広い釣り場を歩き回ってポッツンポツンと拾えるだけです。結局付き場を見つけることもなく夕方までそのままでした。高津で不調癖を持って帰ってしまったかな…

   

南桑〜見錆   9:30〜18:00   16cm〜21cm   13匹


2016年08月18日

匹見川    ふれあい公園〜豊川発電所裏〜発電所下      9:30〜17:30    

 実は昨夜はお盆休みの連休を使っての車中泊でした。久しぶりの日原道の駅での車中泊。温泉につかって食堂で晩ご飯を食べて、ゆっくりした星空の下でのひとりぼっちの夜を過ごす。これが気持ちいいんですよね。僕の悪いところはあんまり気持ちがいいのでゆっくりしすぎて寝坊することです。せっかく車中泊してるにもかかわらず、釣りはじめはいつもと変わらない時間に(笑)。
 それでも少しは早い時間だと昨日は先客さんがいたふれあい公園に向かいます。
「よかった。誰もいない。」
さっそく釣り支度をして瀬肩へ入ります。どうしてここにこだわるか。実は初期の段階でここの様子を見に来たとき、ここだけ天然遡上のチビ鮎を確認してたのです。そいつらが追うようになってないか…。やっぱり天然遡上が掛かる高津を追ってしまうのです。そして瀬肩から釣り始めますが反応は弱い。
「そりゃ、昨日も入ってたんだものなぁ…。」
それでもあちこち下がりながら探っていくと掛かってくれました。掛かった鮎は他で掛かるのと比べると二回りぐらい小さい。14,5cm級。

    

「やっぱり遡上鮎がいくらかここにはいるんだなぁ。」
と確認できました。そしてその小さめの鮎に囮を変えて再び下りながら探ります。ぽつりぽつりと追加。もうちょっとでこの一段目の瀬を探り終えようとするとき。次に攻めようと思った下の瀬に人が入ります。
「あらら、、人が来るんだ。」
しかし、その姿をよく見ると見覚えがある。
「…昨日入ってた人やん。」
きっと地元の人で毎日ここで竿を出して遊んでいるのでしょう。そうだとしたらその人はここから動かないでしょう。下のポイントが途絶えたのでやり場を失いました。仕方がないのでもう一度今度は引き上げながら一通り探ったその瀬を探り直しますが、もう全然掛かりそうにありません。瀬肩まで引き上ったところでここの釣り場をあきらめて移動です。

    


 さて、次に選んだのは昨日入った竹藪前の一段上の瀬です。発電所の下にあるこの瀬はあんがい竿抜けになるところ。2筋に別れるため一方は細い流れになるけれど大きめの石が並んでいて結構鮎がつく場所です。まずは瀬肩も上の方に立ってそのトロをそっと泳がせて探ってみます。するとゴーンと力強いアタリ。ぎゅーんと竿を絞り込んでためてから取ったのは21cmのいい型の鮎です。
「おるおる。」
と気も高ぶってさらに泳がせます。けれど、数が多いわけではありません。しっかりと座った大きい一つ石でポンと掛かるだけ。そして5つも追加したところで沈黙してしまいます。もうそれより上には石はないので今度は下へと下ります。下は大きめの石が入った段々瀬。ここにも型のいい鮎がついていることが予想されました。…が、しかし????全く反応が出ません。不思議な感じですが、昨日もそう。ここのところなぜか瀬の中では掛かってくれない…瀬の中に鮎が付いていないのです。段々瀬を一つ一つ探りながら降りていきましたが結局追加できずです。ここまでは結構調子いい感じだったのに一気に数が止まります。もう一度上まであがってここはダメと一旦あがって昼食にします。



 しかし、今日はなんとも暑い。陽が昇ったらますます暑さが増します。午後からの部開始で川へ降りて船の中を見てビックリです。鮎が半分は死んでいます。どうやら水温が高くて船の中でも鮎が参ってしまうようです。缶の中の鮎と入れ替えますが、こちらもなんだか弱っている感じ。
「こりゃうかうかしてると大変なことになるぞ。
今度はさきほどのポイントからさらに上へと歩いて移動。次の小さな瀬も竿抜けでうまくやったらいい型の鮎が拾えるところ。しかし、、、反応はありません。そしてさらに上へと移動してトロに段々瀬の落ち際と探り続けますが、反応ゼロの追いもゼロ。午後はひたすら静寂の時間が流れます。そしてついに場所移動と決めました。しかし、悪い時には悪い循環を選んでしまうものです。囮が元気ないので緩い流れでも掛かる可能性があるのは…なんて思ってつい昨日入った竹藪の上のチャラを選んでしまうのです。
「昨日、結構簡単に囮が変わってくれたし、掛けバレもいくつかあったから鮎が残ってるんじゃない?」
なんて甘い考えです。



 そうして結果、ここでも囮変わらず。さらにそのまま下へと下って空振りの歩き回りで時間が過ぎていき、ついに午後はボウズで終わりを迎えてしまいました。今年の高津はやっぱり厳しい。なめてかかるとこういう風にやられてしまうのですね(^^ゞ

                                                       14cm〜21cm   10匹

2016年08月17日

匹見川  隅村上〜豊川発電所下  13:00〜18:00   
 お盆を明けて行ったのは匹見川の下流部です。いつもならお盆にひどく釣り荒れしてる高津水系ですが今年の不人気で
「お盆明けでも大丈夫でしょう。」
という考えです。
 ほんとならこの時期は一番追いがいい頃のはずと人が入ってないだろうふれあい公園に行ってみますが…先客さんがいらっしゃいました。そしてしばし見ていると瀬で掛けてます。
「やっぱり掛かるんやなぁ。」
ということだけを確認して次の狙い目の隅村の上の小さな瀬へ行きます。
 ここは誰もいませんでした。そっと瀬肩の脇へ座り込んで静かに囮を出していきます。養殖囮はすぐには上へ上ってくれません。そのまま肩を横に泳ぎ出て…グリン!としめしめ一発で掛かりました。

    

そのまま抜いて囮交換。今度は上へと上ってくれます。そして4mも上ったところでクリクリクリンと2匹目。しかし、、、連発はそこまでです。上に付いている鮎はそいつだけでした。今度は瀬肩を横へ探り一つ追加。残念ながらやっぱり鮎は薄い。鮎が薄いだけにきっちりと縄張りが形成されているのでしょう。いるところに入れば勢いよく掛かるけどいないところはいくらねちっこく探ってもさっぱりです。だんだん下がって瀬の中をやりますが不思議と瀬の中では鮎は掛かってきません。一通り通して0です。ぐっと前に出て対岸際に留め置いてやっともう一つ。2時間やってこれだけ。狭い瀬なので一通り囮を通したらもう攻めようがありません。今日は時間も限られていますのでさっさと竿をたたんで次へ移動です。
 続いて入ったのは天然遡上がなければこんだけダメポイントになるんかいという感じの豊川発電所下の竹藪前。ひろいポイントですが釣り人は全く誰もいません。まずはチャラ場と一番上のチャラへそっと立ってそっと囮を入れます。すると肩口で一つ来ました。

    

「おっ!?鮎、今年はおるんかいな?」
ちょっと期待したけれど、こちらもただの竿抜けらしく、掛かりの勢いはあるのに数は出ません。こっちでポツーンあっちでポツーンでこのチャラ全体を探ってやっと3っつ。それで瀬尻までやり通したので、下へ下がって本筋に入ります。しかし…鮎の姿なし、石も磨かれてない。鮎の気配なしです。それでも一応囮は通してみますがむなしくスカばかり。徐々に下がっていきますけど川の中の状況は変わりません。
「やっぱり今年もここはダメダメポイントかぁ。」
ということを確認しただけです。帰り間際に一気に対岸へと進み出て囮を入れたらサッと掛かりました。鮎が薄いだけに追いはいいんですよね。それでも次が来るわけでもなく、夕方日落ちが近くなったので納竿としました。

    



18cm〜21cm   8匹

2016年08月11日

高津川  日原消防署裏  10:00〜17:30  

 鮎絶好調期なのになぜか不調と言われる高津へと足は向いてしまいます。錦の方がよく掛かるのはわかっているのですが、どうも混み合ったところは苦手なのです。そして、やっぱり暑い夏は高津で夏を満喫したいと気持ちが言うのです。さて、前回までは竿抜けの上流区でしたが日原周辺もやってみたい。ひょっとしたら釣れるのではないか?との思いを持って日原まで行きます。けれど、残念ながら津和野川からは茶濁りの水がずっと入ってしまっていて合流点から下の水は濁り加減です。そこで合流点より上になる消防署裏へ翔さんと共に入ってみます。
 いつも鮎がよく見える上流部のトロ。この上の土手に立って川見をしますが残念ながらそんなに多くの鮎の姿は見えません。やっぱり天然遡上はここにもあがってきてないようです。けれど、結構型のいい鮎が小さな群れをなしてトロの中をあっちへこっちへと移動しているのが見えます。
「鮎はおる。」
ということで川へと降ります。その上のトロへは翔さんが入ります。
 一日の友釣りを好テンポに回転させることができるかどうかは最初の一発。天然鮎への囮替えにかかっています。その囮替えに僕が選んだのは消防署下の瀬の肩。対岸へ渡って細く浅い分流のラインにそっと立って瀬肩の脇、チャラ場へそっと鮎を出します。しかし残念ながら脇のその浅い流れでは反応は出ませんでした。そこで一歩二歩と前に出て徐々に深めのところへ囮を進めます。すると荒い流れとの境目付近でクインと目印が回ります。
「やっほ!掛かった。」

    

下の段々瀬まで下がりきる前にためて抜いて一丁上がり。良型20cmの鮎です。囮が野鮎に変わったので一安心。そのまま同じポイント付近を探ります。けれど、鮎は濃いわけではありません。一つ目二つ目と石を変えて探りを入れてやっと二つ目三つ目と追加です。元気囮が確保できたのでそれを持って上の緩い流れに狙いを変えます。ここで泳がせて掛かってくれればこの後の展開が楽になります…しかし、そんなにうまいことはいきませんでした。上へ移動しつつかなり広い範囲を泳がせて探ってみましたがノーヒット。どうもこの緩瀬や上のトロでは掛からないようです。そこで再度流れのきつい瀬へと移動。まだ囮を入れていない芯流れのきつい筋へ囮を入れ込みます。するとガッツン!と掛かりました。しかし、良型鮎はこのきつい流れでは止めて抜くのがちょっと大変。3っつ取って3っつ身切れでばらしてしまいました。
 またまた元気な囮が確保できたので早々にこのポイントは置いて下の小学校前の瀬に移動します。こっちも竿抜けだったらひょっとしたら数多くの鮎がいるかもしれないからです。えっちらおっちら分流に沿って下へと下りようやく小学校前の瀬へ到着。流れを切って一番上の瀬肩に立ちます。ここは結構水深があってかけ上がりにもなっているので水通しのいいポイント。そして石の上からのぞき込むと石周りに着いている野鮎の姿も見られます。ところがいざ囮を入れてみると思った以上に押しが強く。囮が安定して止まりません。鮎も掛かってこず、無理してここで攻めても囮が参るだけと判断。早々に見切って瀬の全体を動いてポイントを探します。けれど、思った通りには鮎は掛かりません。がんばって瀬を歩き回ったのに追加できたのは2つだけ。それもちょっと上の消防署前の鮎より小さめの鮎です。

    

「こっちはたいしたことないな。」
と判断して時間もお昼になっていたので一旦竿をたたんで川をあがります。
 時間もちょうど昼となっていたのでここで昼食とします。さて、午後からどうしようかと二人して考えましたが、本流筋で鮎がいるところは限られています。ここはとりあえず鮎はいる。そして午後から水温が上がれば追いが立つかもしれません。ということで午後からもここを攻めることにしました。午前中はおいが悪かった上のトロも展開が変わるかもしれません。翔さんは再びトロへ。そしてこちらはもう一度下の瀬肩に立って攻め直しです。しかし…追いはいっこうに良くはなりません。それどころか一番鮎を抜いたところは次がこなくて空振りばかり。竿抜けになる脇のチャラや対岸ぎりぎりの筋で一つ二つ追加できただけです。そのまま時間は過ぎてそろそろ夕方に
「…ぼちぼち終わりやなぁ。。。」
そう思いつつ一番の芯流れに最後に囮をぶち込んでやろうと思い出した囮が芯の脇の大石の後ろに入って渦巻きで出られなくなりました。ちょっと立場を変えるためにそのまま囮は泳がせていると…ビビビビビンでガッツーン!と掛かってきました。
「こりゃいい反応が。」
ということで次も同じ壺へ入れるとまたまた入れ掛かりでガツーン!なんとここが鮎のたまり場だったようです。ひとしきり入れ掛かりで掛かります。ガツンガツンの5連続。それも22cm越えのいい型ばかり。最後の最後になってスカッっと気持ちの良い掛かりを堪能することができました。そこでのアタリが途絶えたところで納竿としました。

    

15cm〜23cm   14匹

2016年08月08日

高津川  七日市  12:00〜17:00  

 休みが取れたので連チャンです^^
 昨日の夕方にいい感触だった七日市。攻めたのは一点だけですから今がチャンスと攻め入ります。けれど、出発が遅くて着いたのはお昼。まずは腹ごしらえと昼食をとって、ゆっくり支度して…そう、それでも誰も来ないから安心です。
 最初に攻めるのは入川点の淵の下にある瀬の肩です。かけ上がりで浅場のチャラになっているそのポイントへ対岸からそっと忍び寄ります。そして座り込んで上に向いて囮をそっと離します。けれど、そんなに反応はありませんでした。手前から中心、、、そして対岸まで泳ぎ出て上へ上ったときにやっと掛かりました。これが、やっぱりでかい!座ったままでは抜けません。仕方がないので立って抜きます。ドスンと収まったのは25cm級。こんな上にこんなでかいのがおるんやから・・・。

   

そいつに囮を変えて再び泳がせます。けれど、立ったからか囮がでかくて野鮎がおびえるのか次が掛かってきません。さんざん肩上を泳がせて、ダメなのでそこはあきらめ肩の下の段々に降ろすとやっと次が掛かりました。これもやっぱり大きい。浅いところでさんざん暴れるのでポイントが荒れてしまいます。一匹掛けたら静寂が訪れる…。せっかく好ポイントとにらんだその瀬はこの2匹だけでおしまい。けれど、本命ポイントは他にありました。その瀬の尻の流れにどっぷり沈めたところでガッツーン!です。
「そっか、、、良型だからポイントは瀬尻か。」
肩のいいのは肩より尻ですよね。それに気づいて細く絞られた瀬尻一辺に狙いを絞りねちっこく探ります。これで連続、2匹3匹と追加します。しかし、、、型がいいのでトラブルも連続。ハリス切れに掛かりバレ。抜きバレと、、、。それでもなんとか8匹はキープ。そしてここは反応が出なくなりました。   

 そこでひとまず取った鮎を缶に移して今度は入川点より上へ移動です。まずは昨日やったところに囮を入れてみますが、さすがにまだ昨日抜いたばっかりですから反応はありません。簡単に一通り囮を入れ回してダメと判断し、もう一段上へと上ります。こちらの瀬の肩は石が大きく少し水深もあるところ。でもここには一つしかいませんでした。

   

さらに上へ進むと水深太もものなんてことのないトロがありました。普段だったら過ごしてしまうところですが…なんせ入ったことのないところですからとりあえず囮を出してみます。するとこれまた対岸側の大石周りで二つ追加できました。さてその上はもう一つ上の瀬の瀬落ちの瀬尻になります。さきほど攻めて瀬尻がポイントとわかってますのでここを集中的に攻めます。しかし、、、最初のポイントほど鮎は濃くはありませんでした。ひと〜つふた〜つという具合に探りあがってぽつぽつと追加。でも、本来は七日市はここから上がポイント…のはず。。。ですが、上へあがればあがるほど鮎の反応は薄くなり、ついに全く気配がなくなりました。
「え〜〜?」
たまたまそこだけ鮎がいなかったのかと思いぐいぐい上へ移動してみましたが全然気配がありません。どうやら鮎が着いていたのは入川点の周辺だけだったようです。そこでもう一度上がったところを下がりながら囮を通して一つ二つ追加して入川点まで逆戻り。制限時間になったので竿をたたみました。
 秘蔵ポイントを見つけたかと思いましたが、そううまいことはいきませんでした。でも、今年の七日市も鮎が掛かることは掛かるんだなとわかった釣行でした。

    

18cm〜25cm   16匹

2016年08月07日

高津川     11:00〜17:30  

 明けて翌日。前の日に掛けた鮎を生かしておいたのでそれを持って久しぶりに高津探訪に出かけます。
 まずは柿の木の専用区へ。前に行ったときはとても鮎が薄かったけれど、だいぶ日にちもたったので放流鮎も落ち着いて浅場に出てきてないかとの読みです。いつものように橋の下の浅ちゃらに立ちます。しか〜し、、、なんとも減水期。全然水がありません。10mほどの細い筋になってしまっています。深さも膝下・・・いや、くるぶし上ほどしかない?という感じです。
「これじゃあ望み薄だな。。。」
と思いつつ一応囮を出してみます。もちろんオバセを入れての泳がせです。瀬の肩落ち口で囮が変わってくれるかと期待しましたがここでは反応なし。減水でポイントもひどく小さくなっているので一通り全部通しておしまい。それから少しずつ上へと囮を泳がせて上らせますと…流れの中のちょっと大きめの石の回りで目印が走りました。
「おお!これはこれでおるもんだな。」
掛かった鮎はまっきっきの結構いい型20cm級。今年の柿の木は小さすぎて、、、と初期には釣りにならない感だったのですが、やはり読み通り遅く放流された鮎たちが少しは瀬に出てきてるのでしょう。

    

 元気囮に変わったので浅い筋はぐいぐいと泳ぎ上ります。元気すぎてスピード早すぎ。。とブレーキを掛けたりストップさせたり戻して再上りさせたり・・・鮎はそんなには濃くありません。5mほどの間で一匹掛かる感じ。川幅も狭いので端から端までの筋を上らせてはまた上へ移動という感じ。そして姿勢や足音も気遣って気配を消しながら…。2段目の瀬まで上って7匹ゲット。しかしこれにてポイントは終了。上のトロ場も眺めて、また少し囮を泳がせてもみましたがどうも付き鮎はいないようです。橋の下は先客さんがいらっしゃるのでもうやり場がありません。車に戻って昼食を食べて移動とします。



 今度は今年はまだ一度も竿を出してない大野原へ。こちらも当然のごとく釣り人はいません。
「さぁ、どうかな。」
支度をして缶をかついで歩いて入川点までやっと行き、ポイントに立ってみますがどうも鮎がいる石ではありません。
「ムムム…ここは今年はダメなのかな。。」
と思ったとき、雷鳴が響きます。雲を見るともくもくと積乱雲が立ち上っています。



「ありゃ〜!これはにわか雨が降るのか?」
川もだめそうだし、急いで竿をたたみます。車からはだいぶ歩いて離れていたので急ぎ足で車へ退散。雷鳴は続いています。そこで車の中で雨雲の様子を調べますと…どうやら日原付近ではもうすでににわか雨が降っているようです。そして雲はちょうど柿木付近から日原方面へと流れています。
「ここは積乱雲の端っこかぁ。もっと柿の木から離れれば大丈夫みたいだけど…」
ということで考えて、
「柿の木でこれだけ鮎が動き出してると言うことは…。」
同じように初期に全くダメだった七日市に照準を合わせます。
 行ってみるとやはり全くの不調だった七日市に釣り人はいません。そして頭上には雲の切れ間から青空も見えています。

    

「ネットの状態が当たっていればなんとかここは避けられるはずだが…。」
雷鳴は遠くに聞こえているので少し不安が残りますがそろりそろりと準備して川へ降ります。時間がたつとさらに雲は北へと離れていく予報です。頃合いを見計らって決行です。まずは車から降りてすぐの分流の瀬尻から…でも、ここは反応がありません。少し上へ上るといいところに囮を出せるのだが…まだかなり大きな雷鳴が聞こえるので車から離れてしまうのをちょっと躊躇します。けれど、空を見上げているとどんどん積乱雲は遠ざかっていくようです。そこで思い切って上へと上ります。段々瀬の中に囮を入れて泳がしますが反応はありません。
「ん〜…やっぱり今年の七日市はダメなのかな。」
しばらく泳がしていた囮が弱ってきて流れに負けて段々瀬から瀬尻へと流されたそのときですガッツーン!ひったくるような当たりが出て鮎が掛かりました。
「掛かった〜!」
ちょっと下竿になっていたので引き下ろされます。掛かった鮎は型がいいのです。けれど、瀬尻の先は淵場なのでそこで掛かり鮎は止まりました。下竿のままやりとりをして慎重に抜きますとドスーンという衝撃を伴ってタモに鮎が入ります。掛かった鮎は24cmクラス。 

    

「げげ!こんなに大きいのがおるんかいな。」
掛かり鮎を卸すためには遠く七日市まで来てしまってますから残り時間がありません。そこで狙いをその瀬尻一点に絞ります。そして実はそこは鮎の付き場だったようです。囮を交換して同じところに入れますと続いてガツーンです。ただ、こっちは流れのきつい段々瀬に立ってますから大きい鮎の処理に手間取り、また掛かる鮎が全部良型なので下竿で掛けると掛かった後が大変です。ちょうどポイントは葦が茂った小さな中州を挟んで右左にあるので抜くのにうまいことその中州を外さなくてはなりません。そんなこんなで3匹ほどばらしてしまい確保できたのはなんとか5匹だけです。ということで掛かりが止まり、時間もぎりぎりの17:30に竿をたたみました。

    

18cm〜24cm   12匹

2016年08月06日

錦川   9:00〜18:00   

 今日は久しぶりに翔さんからお誘いがあって、錦です。
 南桑での待ち合わせ。朝の早い翔さんが先に入っておられたのでポイントは確保できたのですが…なんせ最近の南桑は連日攻めされてるので鮎も薄く、追いも弱く厳しい状況。囮こそ変わったけれど、広く探っても全く掛かりどころが見つからず、時間だけが過ぎていく…。それは翔さんも同じ状況。

   

 そこでかねてから気になっていたたいしたことのないチャラ場へ突入を提案しました。ここは石も大きくなく、そんなに変化もない浅場ですが、初期には結構コロガシの人が入っていた場所です。ところがこのところそのコロガシの人も見えず、当然友釣りの人が入っているのを見たことない。そして釣り場へは少し河原の砂利岸を車で入らなくてはならないので四駆でないと便利じゃない。。。ちょうど翔さんが四駆で来てたので、車に同乗させてもらって河原へ進入です。
 さて、、、掛かるんかいな?流れのきつくない浅いチャラ場なので小さい鮎がたくさんいるかと思ったけれど思ったほど多く鮎がいるわけではありませんでした。とりあえず僕は一番上まであがってチャラ瀬の肩に入ります。しかし、、、なんてことのない流れ。
「ここで掛かればいいけど、、、掛からんだろうねぇ。」

    

と思って囮を入れてみたけどやっぱり掛かりません。そこで徐々に下へと下がります。浅い場所だけどさらに浅くなる左岸側との境目に少しだけ大きい石が並んでいます。その石周りに狙いを定めて囮を止めます。するとちゃんと鮎がついていました。グググっと当たりが出てその後でガキーン。縄張り鮎なのでアタリは強い。しかし、鮎は複数ついているわけではない。ひと石に一匹。それを一つ一つ並んだ石ごとに拾います。並んでいる石は五つ。そしてそこで掛けた鮎も五つ。これで、そのポイントはおしまい。元気な囮が手に入ったので浅場のチャラ瀬で泳がせます。けど、ここにもたくさん鮎がついているわけではありません。それでも一つ二つと追加しながら下へ下へと下がります。下の瀬は翔さんが攻めていますがこちらもどうもぱっとしないようです。
「ん〜この場所狙いははずれだったかな。。」
というところで一旦川をあがって昼食です。

    

 あんまりたいしたことないので午後からの釣りをどうするか・・・検討しましたが、ここに来るまでもどこも人がいっぱいいましたし、下の行波も8人ほども人が見えましたからどこもやりにくいと判断。もう今日はここでゆっくりと竿を出すことに決めました。再びてっぺんまでさかのぼって、囮を入れながら下りますが、状況は変わりません。いや、午前中抜いた後だけにさらに悪く、掛かってきません。午前中に竿をまだ入れてなかった下の瀬の頭で数匹追加できただけで広い範囲を探り歩いてやっと囮継ぎができるかなという感じ。最終夕方にはぐっと下がってもう一つ下手の瀬まで行ってみたけれど、なぜかこの瀬は石が死んでいます。鮎は一匹もいませんでした。
 一日中ぽっつりぽつりの釣りでしたが終わった後で数えたらなんとか20匹になってました。

    

15cm〜21cm   20匹

2016年08月05日

錦川    10:00〜18:00

 断続的に局地的な雷雨が続く今日この頃、そのおかげで川の水位は保たれてますが、午後からはいつにわか雨におそわれるかわからない不安定な釣行となります。
 平日なので空いているかなといつものように「サンフード」で囮を購入し、そのまま堤防をくぐって南桑におります。しかし、上の瀬は平日でも関係なく大盛況。すでに4人ほどが川に立ってます。最近鮎の付きが悪いのか中段の瀬が空いてたのでここから始めることにします。
「きっと流芯は攻められ続きで鮎はおらんやろう。囮だけ交換できたらいいから・・・」
と瀬の肩の脇にそっと座り込みます。そして上へ向かった姿勢でそっと囮を放ちます。購入した囮ですから上へあがるほどは元気はない。そのまま横へツツツっと泳ぎ出て流れの端っこの石裏の壺に入ります。岸辺からほんの1mほどのところ。水深も足首程度のこの脇チャラでキランと閃光が走ります。
「うひょ!おった。」
狙い的中ですぐに囮が変わりました。

    

そのまま座ったままで抜いてタモ入れして囮付け替えて再登板。今度は元気に石横の流れの筋も上ります。するとまたまたギラン。こんな手前の浅場に?と思うところでいい感じで次々に掛かります。けれど、こいつらは竿抜けのなわばり鮎ですから掛かりは一発ですが、抜いた後は空き巣で、次はありません。一つ一つ石を拾う感じで鮎を拾っていきますが連続掛かりもそうは長く続きません。7匹ほど連チャンしたところで止まりました。止まったからと言って動いたら鮎が察知するのか掛からなくなるんですよね。けれど、掛からなくなったら場所を変えるのに動かざるを得ないし…難しいとこですね。そんでもって動いたのでその後は掛からなくなりました。仕方がないからそのまま前に出て沖目の流れから流芯へと進み出ます。ところが…最初の読み通り?この結構広い瀬なのに全然掛かりません。瀬の全域を囮を入れて回りましたが掛かったのは1匹だけ。
「やっぱりダメなんか。」

    

とここで一旦川をあがって遅い昼ご飯とします。
 さて、、、どうしようか…悩んだけれど、ここの他はどこも人がいるので南桑はあきらめて移動することにします。下は天尾まで下がってみたけれどどこも人が入ってます。やむなく再び上へ上り、前回雷雨に見舞われた見錆へ再度入ります。ところが広い瀬なのに鮎は全然掛かりません。「おっかしいな〜」と思いながら、付き場探してどんどん場所を変えて囮を入れていきます。たま〜にぐぐっと掛かるけれど、単発で2匹と続きません。結局それは上の瀬から下の瀬まで全部歩いても変わりません。午後から厚い雲に覆われて暗くなったのが影響したのでしょうか。夕方になったら追いがたつかも?とちょっと遅くまで粘ってみましたが結局状況は変わらずで終わってしまいました。

    

13〜20cm     18匹

2016年07月31日

錦川    10:00〜14:00

 昨日は久しぶりの20匹越えの釣果があって、
「こりゃ、絶好調期だぜ!」
と連日の出漁。勢いのいい時にどこまで釣果がのばせるかと興奮気味なスタートです。
 場所さえ空いていればどこでも釣れる。そんな気がしてこのところ南桑へ向かう車中で誰も入ってるのを見たことがない南桑の下手の小さな瀬に入ります。ここはこれまで竿を出したことがない初入りの場所です。さて、、、瀬肩に立って手前のチャラからのスタート。ここ連日このスタートが当たってるので同じ調子で…そして今日もまたこの狙いは成功です。一番手前の肩口の石で速攻で掛かってきました。…と、ところがなんと、、、これが掛かりどころが悪く即死状態。タモで受けたときにはもう虫の息で囮としては使えません。仕方がないから再登板で続けて囮にはでてもらいます。そして次が掛かりバレ。その次が抜きバレ!初っぱなから3連続バラシ。。

   

「最近、よくバレルとはいえ、初っぱなからの3連続バラシとは…。」
ちょっと悪い予感が走ります。そして手前のチャラ場はこれでおしまい。掛かりが止まってしまいました。そのまま下がっていくけれど瀬の中段から下はなぜか鮎がいません。スッススーーと囮を下げ通して瀬尻まで下がりきってしまいました。そのまま瀬尻を芯へ…さらに沖の対岸際までさぐったけれど、全然気配がありません。
「おかしいな、、竿が入ってないのなら瀬の中に鮎が残っていてもいいはずなのに…。」
尻はあきらめ、もう一度肩まで上がります。今度は瀬肩の流芯からもう一度攻め直し。…これまた音沙汰なし。不思議にこの瀬には鮎がついていません。短い瀬です。さっさと芯も瀬尻まで全部鮎を通してしまいました。最後の頼みの綱は対岸側の肩にできた茶色に輝く瀬肩の棚場。この棚場の壁に囮を入れたときググググっときつい当たりが出て囮が走りました。対岸側で掛かったので、その場ですぐ抜けば楽にとれるのに、これまで囮が変わってないことから
「この一匹をとらねば、、、」
と慎重になってしまいました。そしえ掛かり鮎は手前の芯流れに…こうなると止められるところまで下げるしかありません。まぁ短い瀬ですから瀬尻まで下がってもしれてます。そのまま瀬尻まで下げて流勢の弱いところで鮎を止めて慎重に抜きます。ドスっという重みを感じる鮎です。やっと囮が変わったけれどもし掛かったら慎重にならざるを得ない良型です。けれど、そいつを囮に付け替えて再び対岸側の棚の壁へいれると即ギューンです。ここが鮎の付き場でした。このワンポイントで連続掛かりをし5匹確保。そして…まだ抜けきれません2匹バラシ。さて、元気な囮が手に入ったのでもう一度この瀬を手前から攻め直します。けれど…全体を通してみますがやっぱり瀬の中、瀬尻では一匹の鮎も掛かってくれません。そのうち上の河原に車が数台着いてきてたくさんの人が河原に降りてきました。そうして…バシャバシャバシャバシャと子どもも大人も次々に川へ入り泳ぎ出されました。この瀬の上のトロにはたくさんの遡上鮎の群れが見えたので後でちょっとトロ攻めをしてみようと思っていたのですが…上のトロはどうももう釣り場じゃなくなった気がします。短い瀬ですので全体を2度も通してしまって、もうやるすべがありません。
 昼を過ぎたここで一旦竿を置いて昼食をとります。
「ん〜、場所を移動してもこれだけ人が多いのでは入るところがみつまりそうもないなぁ。。。」
再度川へ降りて囮を出してみますが…やはり瀬の中では全く鮎の反応はありません。
「ひょっとして下へ下れば瀬があるのでは?」
と思い竿を置いて下手へ歩き、下の様子を見てみます。しかし、この瀬が一番下手でそこから下はずっと深い淵が続きます。またちょうどカーブになっていて下とがなかなか見えません。そのカーブの淵を200mほど歩いて下ります。すると・・・ようやく下手が見えました。そしてずっと下手のかすんだところに瀬が見えました。釣り人は…その瀬の下の方にお一人見えますが上の方は空いていて入れそうです。
「よう〜し、がんばってあそこまで歩いていって見るか。」
思いを決めてもう一度入川点まで戻り、道具と船をとって移動開始。長い淵場の河原をエッチエッチと歩いて下ります。15分も歩いたでしょうか、やっと淵が浅くなり竿が出せる雰囲気になりました。とその浅いトロにはたくさんの天然鮎の群れが見えます。
「ん〜これが掛かったらおもしろいのになぁ。。。でもまだ小さすぎやなぁ。。」
たくさんの逃げる鮎を見ながら下りますが…そのトロがいよいよチャラに変わったところで
「歩くのも疲れたことだしいっちょう掛からなくても竿を出してみるか。」
ということでチャラの脇に座り込んで竿をのばします。でも…やっぱりここでは掛かりません。上へ泳がし、対岸へ泳がししてようやく一つだけこぶりの鮎が掛かってきました。するとそのとき、ずっと下手へおられた先客さんがいつの間にか自分が座っているすぐ下手にある荒瀬の瀬肩に立っておられるのに気づきます。
「えっ?いつの間にここまでこられたの?」
そこは掛かる場所で、僕が急に下がってきたからその方は竿を入れたくて急いでそのポイントに駆けつけたのでしょう。見ていると囮を出すやいなやグイーンと竿を曲げておられます。そしてそれからしばしその方の入れ掛かりが続きます。すぐそばで見ているのはとてもうらやましい…でも、自分は初めて下ってきたのでそこがポイントだとかさらに下手の瀬がどうなっているのかとか全然わかりません。下からあがってこられた先客さんを、いくらその方が入れ掛かりされてるとは言うもののその方を追い越して下手にある瀬に入るのはちょっと気が引けます。仕方がないのでしばらくその方が入れがかってる間、その追い気のないチャラで座って続けます。しばらくしててその方がどうも下手の瀬には下らなそうなのを見きわめて遠回りしながら下手の瀬へと下ります。やっと到着したその瀬はなかなかいい流れ。
「よっし、やってみるで〜。」
と勢い込んで囮を入れてみますが…掛かりません。どんどん下りながらポイントを探っていきますが反応なし…
「鮎、全部抜かれた後かいな?」
と思ったとき、何気ない瀬の流れの中にVの字に並んだ石の列を見つけます。そして底に囮を入れたとたんにググググっとヒット!そしてその石の列が鮎の付き場だったようで小さいポイントでしばらく入れ掛かり…けれど、この日はほんとにバラシ癖がついてます。3匹ばらして結局の追加は2匹だけ。それでここのポイントは追いが止まります。

   

「まぁ、これだけ広いポイントだし、まだ他にも鮎がついているところはあるやろ。」と移動しようとしたときです。
ゴロゴロゴロゴロ
おなかに響く音がしました。
「えっ?!何?…ひょっとしてカミナリ??」空を見上げると真っ黒な雲が風下から勢いよく流れてきています。まだ雲の切れ目が見えるので、こっちにくるのか?すれ違いで去ってくれるのか?空具合を気にしながら囮を引きますが反応は出ません。そしてついに…ポツポツポツと雨が落ちてきました。と思ったらすぐにその雨粒は大きく激しくなってきます。
「いかん!」
と判断、急いで竿をたたみます。その間にも雨はどんどんひどくなり、雷も雷鳴だけでなく雷光まで光り出します。いそいで竿をたたんでこのポイントの入川点を見つけて川をあがります。その頃には雨は本降りになっていました。
「こりゃ当分やみそうもないな…。」
ということで川をあがって雨宿りできるところを探します。うまく雨宿りできるガレージを見つけたのでそこに避難します。するとしばらくして先ほどの先客さんもやってこられました。
「大変な降りになりましたね。」
と声を掛け少し会話をして雨のやむのを待ちます。
でも雨脚はさらにひどく、道路をたたきつけるような土砂降りになり、雷もピカピカゴロゴロ。
「こりゃ止んでも増水しちゃうのでは?」
結局雨脚がゆるむまで、1時間ほども雨宿りをしていました。やっと雨脚が弱まったので再び船のおいてある入川点までおりてみると水位は10cmほどしかあがってませんが川が濁ってしまってます。これではこの場所をよく知らない僕は川の中へ踏み込めません。先客さんは
「やれそうなら、もう少しやってみたいところが残っている。」
とまだやられるようなので、その方とはここでさよならをして僕は国道を歩いて元の場所まで戻ります。
 その頃には雨は完全に上がっていたので、やれるならもう一度やってみようとおもったけれど、入川点まで戻って川を見てみたらさらに濁りがひどくなってきています。まだ水が澄んでいるところでは天然鮎が濁りを嫌って固まりになっているのでしょうかピチャピチャとすごい跳ねが見られます。そのあたりを狙い場として囮を入れてみましたが落ち着いてない鮎は追ってはきません。そうこうしてるうちにさらに濁りがきつくなり、とうとう川は茶色になってしまいました。

   
「これじゃあ仕方がないな…」
ついにあきらめて時間は早いですが納竿としました。
…しかし、雨が降ったのは南桑周辺だけだったようで車で下流へ下がったら道路も乾いており、川も澄んだ状態でした。。。この時期のピンポイント雷雨は参りますね。

15〜22cm     8匹

   

2016年07月30日

錦川    10:00〜16:00

 さて、昨日は手応えがあったけれど、南桑は人気場所で人が多く、攻め場所が詰まったので今日は場所を変えて行波に行ってみます。
 ここにもすでに瀬の中段と下手には人が入っていましたが、瀬肩が空いていました。そこで先客の邪魔にならないようにそっと瀬肩に入ります。昨日はチャラ場に鮎が残っていたので今日も瀬脇のチャラからスタートです。しかし、、、ここは脇にしかチャラ場がなく、その場所も狭く縦場所だったので昨日のようにうまくはいきません。一つ目二つ目と囮を下げて…竿いっぱいまで下げたところでやっと掛かってくれました。

   

元気のいい野鮎で再びその脇チャラへ入れてみたけれど追加はできません。少し下がればよさそうな棚場があるのですがそこまで下がると先客さんの領域に踏み込んでしまうのでストップです。仕方がないからもう一度肩まで上がって今度は少しずつ沖目へ攻めていきます。芯の筋にもいくつか鮎がついており、一つ二つと追加できました。しかし、掛かりもいまいち、場所も限られてるので釣果は伸びません。1時までで8匹です。



 昼食の後、対岸側に棚ができていたので思い切って川を切り、その対岸側の棚を攻めてみます。すると…この棚の肩から芯との壁に鮎のたまり場がありました。掛かるところは狭く限られていましたが、その狭いところを丁寧に一つ一つ石をなめるように探りますとグルリン。ギュン。ギュギュギューンと勢いよく掛かってくれます。しばしの入れ掛かり。ただ、その掛かり場を抜いて静かになったら場所を変えて囮を入れても無反応…掛かり圧がいい分、他の人が抜いた後には鮎は残っていないのでしょう。対岸の棚も一通り探り終えて追加は14匹。

   

 しかし、今日もバラシが多い。7つぐらいは掛けバレケラレがあったのではないでしょうか。追いのいいときは針先の鋭さで針を選ぶよりがっちりした針を選ぶべきだったのでしょうね。
 結局中段から下へ釣り人はさらに増えてこちらは攻め場が尽きたので少し早いけれど、もうやめることにしました。

15〜22cm     22匹

2016年07月29日

錦川    10:00〜18:00

 先週、錦でやってみたら高津と変わらない程度に掛かったので、
「それなら近場で」
と再度南桑へ入ります。ところが上の瀬にはもうすでに数人人が入っていました。中段の瀬が空いていたのでそこでやることにします。
「囮交換がうまくいくかな。。」
少し小さく弱そうな囮だったので瀬肩は浅いチャラに座り込んでそっと離します。弱いと言っても初出しの囮、浅く流れの弱いチャラ場ですからスススっと泳いででます。手前一番の石にたどり着いたとたんです。ピュっと目印が走りました。
「おおっ?!一発掛かり?」
浅場とは思えない力強い走りで20cm級のしっかりした野鮎が掛かりました。そのまま沖筋の流れに突っ走られてちょっと抜くのに一苦労。しかし、ぐっとためて脇に寄せ、よいしょっと抜きます。ドンとタモに収まりました。

  

「しめしめ、元気囮が手に入った。さて、柳の下にドジョウは2匹おるか?」
で同じように脇のチャラ場へ泳がせて出すとこれが正解だったみたいで次々に掛かります。しかし、、時に沖へ突っ込まれ…でも場所を荒らしたくないので座ったまま強引に止めて身切れしたかバレます。また、上あげは囮にテンションが掛からないのであわせがきかずにケラレ、掛かりバレと連発、、、(^^ゞいい調子で掛かったけれど確保できたのは半分ほど…10匹だけでした。

  

 朝一番から久しぶりの連発をやったので気持ちいい。昼食をとってさすがにその狭いポイントでは掛からなくなったので今度は立ち込んでだんだん芯へと攻め入ります。ところが…脇のチャラではあんなに精力的に追ってきたのに広い沖目のフィールドはすっからかん。すでに誰かに抜かれた後でしょうか?ぐいぐいと沖へ下へ上へと動いて探りますがほんとにポツーンポツーンと拾えただけです。



 その瀬全面囮を通したので仕方なく対岸上へと上ります。ここに小さな瀬があるので囮を入れると元気な鮎が2つ追加できました。でもそこでピタ止まりです。朝の勢いはどこへ行ったのやら、結局夕方まで鮎の付き場を見つけられなくて5匹の追加に終わりました。
 でも、なかなか型はよかったです。

  

15〜21cm     15匹

2016年07月24日

錦川     8:00〜17:00

 「さて、今日もまた匹見かぁ?」
匹見までは行くのには時間が掛かるのです。道中、錦川を見ながらずっと北上して峠を越えて高津水系へと入るのですが、今シーズンずっと雨による高水…ダム放流を続けていた錦川もようやく水位が下がってきて釣りになりそうです。しかし、囮が…錦下流管轄内では囮が手に入りにくい(地元のたいていの釣り人は朝一番にコロガシで掛けて囮をとり、友釣りをしています。)あるとすれば南桑にあるスーパーの「サンフード」で活鮎を販売しており、それを囮として購入するくらいです。
「サンフードで、もし囮が手に入れば錦でやってみるかぁ。」
ということでサンフードに到着、聞いてみますと囮がいました。そこで年券も購入し、囮をもらいました。
 選んだ釣り場はそのまま堤防を降りた南桑です。水が引いたと言ってもまだ平水時と比べると30cm高?ちょっと芯に囮は出しにくい状況です。ずっと上へ上って様子を見ると瀬の上のトロ場にはなんともたくさんの鮎の群れが見えます。
「今年はかなりな遡上があったと聞いたけど、それは本とのことだ。」
と確信ができました。しかし…この見える鮎は小さい。。群れて石を渡り泳いでいますがまだまだ縄張りを持つ大きさにはなっていません。つまり友釣りの対象にはなりません。
「ん〜、狙いはやっぱり放流鮎かぁ。」
ということで芯流れに入ります。しかし、結構押しが強く、買ったばかりの囮では入れるのはきつい・・・そして速攻で引き殺してしまったら今日一日苦しむことになってしまいます。ということで流芯を外した脇の浅い流れを中心に探っていきますが…掛かりません。少しずつ下へ下へと下りながらやってみますが…掛かりません。
「脇におるほど魚影は濃くないか…。」
上段の瀬も半分が過ぎ、下手へ。下まで下がるともう脇には大きい石が入っていませんので囮を芯へ出すしかありません。
「くう〜勝負に出るか。」
と思い切って芯へと囮を前に出します。すこ〜〜しテンションを掛けて引きながら探りますと運良くグルリンっと掛かってくれました。
「やった!救われた。」
と喜んだのもつかの間…スッポンと囮が飛びました。バレてしまったのです。
「うわ〜〜〜万事休す。」
囮がやばい。けれど、掛かると言うことはわかったので、勝負を続けます。囮をもう一つの新しいのに変えて…。すると同じアタリの筋で再びグリングリンです。今度はしっかりと竿をあおってあわせをくれて、そして掛かり鮎にちょっとついてさがって、無理はしません。瀬尻の落ち込みまで誘導してそれからそっと抜きまして。これはゲット、囮交換ができました。

    

元気な囮に変わったので期待がふくらんだのですが、いやいやそう簡単にはいきません。次は掛かってこないのです。それからはどんどん立ち位置を変えて探り場を変え、鮎を探して歩く釣りを続けます。同じところに固まってるわけでもありません。広く探ってポツンと一つ掛かってくる…そんな感じが続きます。それに今日はとってもバレが多い。ずっと高水で魚体がまだ柔らかくて身切れしてしまうのです。昼間でやってやっと確保は7匹。

   

 昼食をとって後半戦は午前中の瀬を下り、流れの緩いところでもやってみますが状況は変わりません。釣り人は他にいなくて拾いフィールドが開いているのでひたすら歩き回って一つ一つと拾い釣り。
「今年は南桑は放流鮎が薄いなぁ。」
結局夕方まで状況は変わらずじまいでした。
「けれど、このくらい釣れるなら匹見とそう変わらないよね。今年は錦中心でやるかな。」
…掛けた鮎の半分はばらしてしまいました(^^ゞ

   

          14cm〜19cm            13匹

2016年07月23日

匹見川           11:00〜17:00

 さて、今日はどこへ行こうか…水位も落ち着いて、高津水系の全体の様子を知りたくなりました。そこで本流突入です。まずは囮が変わりやすいはずのゲンゴロウの瀬肩に入ります。本流日原周辺は釣り人は全くいません。日原漁協前にお一人竿を出しているだけです。囮を購入するときに
「あそこやってるね。掛かるんかいなぁ。」
と問うと
「掛からないでしょ。竿が曲がってるの見たことありません。」
という気のない返事。
「本流はそんなにダメなんか?」
と聞くと
「掛かったら大きいけど…5匹も掛けたらすごいですよ。」
だそうで、どうにもなりません。けど、話だけで実際に竿を出して自分で確かめたわけではありませんから…ということで突入です。
 川へ入るといつもは小さい鮎が走り回るのが見えるチャラ場に鮎は全く見えません。石の状態はきれいなのですが…。いつも囮交換でやるように瀬肩に立って囮を泳がせてゆっくり出します。上へ泳いで全然反応なし。そのまま下手へ誘導して瀬肩一番の石の回りを探って反応なし…段々前へ出て対岸脇回りも一通り囮を通して…無反応。仕方がないから下へ下へと囮を下げて瀬の流れの速い筋も探ります。1時間…2時間…逆バリが外されると言うこともなく一通り全部囮を入れて回りました。
「うわ〜〜囮が変わらん。」
撤収〜。だいぶ囮もくたびれてしまいました。
「早く囮を交換せねば…。」
 次に入ったのはイリョウの瀬。水引から1週間ですからどこも石はきれいなのです。しかし、ハミ跡となれば…見えません。鮎の姿も確認できません。橋下のチャラい瀬肩から囮を入れて…空振り橋の下の瀬が回り…スカそして下へ下へと下がります…あっちこっち次々とポイントを変えて引き回したのでついに囮は2匹ともグロッキーです。
「こりゃいかん。やられた〜〜。」
と白旗を揚げて帰ろうかとも思いましたが、ボウズは悔しい。
「え〜〜い。」
と本所まで下って新しい養殖囮を二つ追加します。
 そして掛かる可能性を求めて一気に匹見の町内まで走ります。さすがに夕方になったので少しはポイントが空いています。でも…どっこもやり後なんですよね。人がやった後でもちょこっとでも鮎が残っていると自信が持てるところ…ということで上の合流点におります。



合流点付近には先客さんがトロで泳がせ釣りをしています。
「どうせ、下もあの人がやった後やろうけど…」
と下へ入ります。やり後ということが頭にあるのでポイントつぶしは早いもの。ちょこっと囮を入れて反応がなければさっさと次の流れへと転進します。そして、、鮎が残ってると考えている対岸段々瀬の頭から対岸沿いぎりぎりの筋を狙います。ここだけはじっくりと囮を入れて探ります。すると狙い通りにやっぱり鮎は残ってました。グリグリグリンでやっと本日1匹目の鮎をゲット。



囮を変えて再び探って…でもそんなにうまいことはいきません。残り鮎も少なく。スッススッスと上へ引き上げていきます。そうして木の下でもう一つ追加。これで狙い目の筋は全部通しました。他の筋にも元気な囮で通し、探っていきましたが追加はできませんでした。
 今年の高津を甘く見てはいけません。立ち回りを間違えるとひどい目に遭う…勉強しました。

                                  14cm〜17cm           2匹

2016年07月18日

匹見川          11:00〜17:00           

 三連休の最終日。もう水も落ち着いたでしょうということでまたまた匹見へ。
「どこまであがるかなぁ・・・」
町内はずっと人が多くて入るところがなかったのであまり行く気になれない。
 途中澄川を見て回ろうかとハンドルを切って街中へ。橋の上から見ると鮎の群れが少し見えたので、
「ここで竿を出してみるかぁ。」
ということでそのまま川へ降りる。対岸側の本筋は水深もあって大きな石が入っていていい感じ。
「あそこが狙い目だね。」
と思いながら、まずは囮換えと瀬肩のトロに囮を泳ぎ出させる。しかし、これは無反応。
「ん〜時期が来れば掛かるところだけどなぁ。」
と思いつつ上泳がせのこのポイントはあきらめて足下側の浅い分流側へ囮を入れる。一番上の瀬肩は掛かりません。
「ここで掛からないとなると期待薄だな。。」
けれど、もう一段落としたところで掛かってくれました。

   

「やっほ、囮変わってくれた。」
ということで段々になっている棚を丁寧に泳がせているとグビビビという感じでポツポツと掛かってきました。
 5つほどタマがたまったので最初の瀬肩へ戻って沖へ進み狙い目と思った対岸側の水深のある瀬を攻める。石の色もいいので一発で掛かってくると思いきや。これが全くの不発です。
「なんでやねん。」
とそのまま下へと下がりながら囮を入れて探っていくけれど全くダメです。中段まで下がったところで
「こりゃダメだ。」
とこの筋を見切ります。
「場所替えしようか…。」
などと考えながら背中側の分流の筋に囮を入れるとぐるりんぱっとこっちは掛かります。

  

「う〜ん、おかしなもんだ。流れの弱いこっちに鮎はいるんかいな。」
ということで狭いポイントをじっくり泳がせて掛け抜きます。鮎はそんなに大きくありませんから掛かり鮎を暴れさせずに速攻抜きすると同じ棚で2つ3っつと追加できます。そのまま同じ場所でやり続け、掛からなくなるまでしつこく攻めて、、、夕方気がつけば16匹になっていました。
「ぽつりぽつりでも掛かり続ければ適当な数になるもんだなぁ。」

                       3cm〜18cm     16匹

2016年07月16日

匹見川             
 やっと高津水系も水が引いて竿が出せそうだなと出陣。しかし、本流側はまだ少し高いので峠を越えて匹見へ回る。
 しかし、町内はどこも人だらけ。しばらく竿が出せなかったのでみなさんうずうずして出てこられたのだろう。町内専用区を離れたところで竿を出すが、小石底のところでまだ押しが強く、養殖囮は底に止まらず下へ下へと流されてしまう。このまま無理してやってたら囮がおじゃんやろうということでこの場所をあきらめて移動。
 町内をあきらめ澄川まで下がる。ちょっと水は高いけどやれないほどではない・・・が、しかし、肝心の鮎がいない。高水続きでやっと下がったばかりでまだ鮎が出てきてないのか姿も見えない。上に上ってたまりになっているところにやっと鮎を発見。しかし、型が小さく追うやつではない。そこここと囮を入れては見たが全然反応もない。そのうち養殖囮もへたってきたのであきらめて竿をたたむ。全く鮎の気配を感じない丸坊主でした。

                                        12:00〜16:00        0匹

2016年07月10日

粟野川  

 さて、昨日、日本海側西部は釣りになるとわかったし、囮も確保できているので連日の出動です。
 昨日の明木・阿武川はダメとわかったので今度のターゲットは・・・・粟野川としました。
 タケさんと二人豊田を抜けて田耕に入ります。しかし・・・釣り人ゼロ。橋の上から川見をしても石の色もダメ色で鮎の姿も確認できません。この粟野川は結構いい釣り場なので、解禁直後は楽しい釣りができるのですが、残念なことに雨季にはすぐに川が増水し、はん濫警戒水位まで一気に上がってしまうのが通例なのです。川幅も細く高低差も結構あるのでせっかくの放流鮎も一気に流されて、その増水後はさっぱりになってしまうことが多いのです。しかし、元来すっごく天然遡上が多い川で放流鮎が流されてダメになっても遡上鮎が再びあがってきて復活することが多いのですが・・・。
 とりあえず解禁直後に好調な田耕付近で竿を出してみます。岩盤底のあちこちに抱え石が点在しているポイント。鮎が残っていても良さそうな場所ですが・・・・掛かりません。やっぱり残り鮎は少ないようです。それでもひょっとしたら何匹かは残っているかもしれない・・・・昨日の全くダメだろうと思われた明木川でも数匹ひろえた経験があるのでねちっこく一つ一つポイントに囮を入れて探りつつ下へ下がっていきます。すると、、ビビビンのガツーンで掛かってくれました。
「やったね。」
やはり残り鮎は何匹かいるようです。そのまま丁寧に一つ一つポイントを探ってなんとか5つ拾えました。けれど、このポイントはもうおしまいです。
 昼食をとって別のポイントを探します。車で下へ下がりながら川見をしますが…どこも竿を出す気にはなれないような状況です。そしてついに最下流のポイントまで下がってしまいました。このポイントではじっくりと車を降りて川へ入って状況確認をします。なぜならここは毎年天然遡上鮎がたまるところだからです。昨日の明木川では遡上鮎が全くいなかったのですが、この粟野川はどうでしょう・・・トロやチャラ脇や瀬頭と見て回ったのですがダメです。チビ鮎が全く見られません。やはり、昨日思った通り、今年は日本海側へ注ぐ川は天然遡上がまるでだめなんだということが再確認できました。
 遡上鮎がいないのであれば下流部のポイントはダメでしょう。ということで再び川をさかのぼります。そんなこんなで時間がつぶれ、もう最後のワンチャンスの時間になってましたから朝入ったポイントの下の続きに入ることにしました。
 当然場所は変わってないので状況は変わりません。それでもなんとか3っつ追加できました。
 まぁ、今週末はどこも竿が出せないとあきらめが入っていたのにとりあえずお天気良いところで竿が出せ、鮎も掛かったのでよかったよかったです。


       10:00〜17:00        16cm〜18cm      8匹

2016年07月09日

明木川       

 雨雨雨…どこの川も2m増水で、今週はあきらめるしかないか…と思っていたら、ネットでよく調べてみると、どうも北部萩から西だけは降ってないようです。川の水位もせいぜい30cm高ぐらい。
「これはやれるかも?」
とタケさんにお誘いの電話を入れてみると
「半分ドライブで終わるかもしれないけれど行きましょう。」
と返事。それで二人して出発。
 峠を越えて北へ入るとなんとやっぱり道路も乾いてます。阿武川の支流、明木川は平気でやれる水位です。途中止まって川見をするけど…鮎が見えません。
「竿は出せても鮎がいないんじゃあ…」
ということでさらに進んで阿武川本流へ。しかし、残念ながら本流は上流部で雨が降ったのでしょう。ダムが放水中で水位が高く竿は出せません。しかたがないので、鮎は見えなかった川見したポイントまで戻ります。川へ降りてみたけどやっぱり鮎は見えません。いつもなら天然遡上のチビ鮎がたくさんいる明木川です。ここに戻るまでにも何カ所か川見をしたけど、どこも同じで鮎は見えませんでした。どうやら今年は高津だけでなく日本海側に注ぐ川は天然遡上が極端に少なかったようです。
 さて、竿をのばして囮を出してみますが…掛かりません。
「竿は出せたけど鮎はおらんかぁ。」
あきらめかけたそのときにビリビリビリと反応が手元へ。
「ん〜?ひょっとしておる?」
そのまま止め泳がせで待つとグリ〜ン!と掛かってくれました。
「おった!おった!」
で一匹確保。薄いけれど放流鮎がおるようです。鮎がおるとわかればアタリが遠い釣りはもうここ3年続けているので慣れたものです。丁寧に鮎のつきそうな石並びを探しながら拾って、なんとか5匹をキープできました。

12:00〜17:00       13cm〜18cm       5匹

2016年07月03日

島田川          

 午前中は清掃作業があり、午後からタケさんの待ってる島田川へのぞいてみる。このところの大雨続きで他の川はどこも水位が高くやりづらい。けど、この島田川は水引が早く、やれそうです。それでも平水より30cmほどは高く、川幅の広い上流部はつらそうということで、下流部へ。
 しかし、今季島田川も氾濫直前の大増水まで行ったということもあって、瀬の中は白い状態。芯には鮎はおらず垢のこりの場所を探してやっと一匹掛かったか・・・という感じ。
 島田川は今季、大変天然遡上が多く、それが固まってるトロでもやってみたけれど、まだ追うほどには育ってなくて掛かりません。タケさんはうまいこと群れ鮎を掛けていましたがその掛かる天然はせいぜい13cmほどのおちびちゃん。
 型のいいのが掛かるという荒い瀬のポイントにも連れて行ってもらいましたが流れの中に鮎はいません。でも水が落ち着いたらおもしろくなってくるかも?という感じでした。   

13:00〜18:00     17cm       3匹

2016年07月02日

匹見川         11:00〜17:00      

 ほんとに雨・雨・雨です。ネットで調べると匹見川上流部だけはなんとか竿が出せるようなので、がんばって峠を越えて匹見に入ります。しかし、今季の高津はこの匹見上流部だけは鮎が掛かると言うことで、
「きっと人いっぱいで入るとこないやろうな・・・」
 匹見町内にはいったけれど、やっぱり思った通り人人人です。
「どっか一人ぐらい入れるところはないものか・・・。」
と川を見ながら車を進めると合流点の上の部分が空いてました。
「もう入れるんやったらどこでも入れじゃ。」
ということで早速車を止めて入ることにします。しかしきっとここもやり尽くしポイントだろうから囮が変わるかどうかが心配です。静かに座り込んで囮を鼻環につけてそっと手を離し、泳がせながら沖のポイントへなじませます。すると一発目でグリンと掛かってくれました。しかし・・・小さい13cm級。

   

「掛かるけど小さいとは聞いていたがなるほどこのサイズか・・・。」
手に握り込めるぐらいの大きさです。それでも野鮎と囮を付け替えて再び同じように泳がせてポイントへ。しっかり泳がせて、囮が上へ上り始めたらグルリンと次が掛かりました。釣り荒れしてると思ったポイントですが、ぽつりぽつりと掛かってくれました。昼までに6っ。

   

 この場所もやり尽くした感があったのでお昼を食べてからはぐっと上へと歩いて移動。ここから上は春のヤマメ狙いで入ることがある場所です。川幅も狭いし水量もない。けど、その分あんまり人の手も入ってないかと思ったけれど思うように掛かってくれません。そのまま上へ上へと囮を引いてあがります。けれど、ダメです掛かりません。
「はぁ〜。」
と一息ついて止まったところで泳がしてみます。するとグリングリンとやっと掛かってきました。

   

「そうか、ここは泳がせたら掛かるんか。」
ということで戦法変更。瀬の中も泳がせて攻めるとこれが正解、掛かり出しました。けれど、やっと調子が出始めたと思ったところなのにガラガラガラっと雷が鳴ります。上を向くといつの間にか黒雲が空を覆っています。
「こりゃいかん。」
だいぶ上まで歩いてきたので車まで遠いのです。さっさと竿をたたんで川をあがります。するとザーーっと勢いよく雨が降り始めました。雷付きです。びしょびしょになって車までたどり着き、中に入って雨宿り。通り雨でしたが雨が上がって雷も落ち着くまで1時間ほどつぶれました。
「あそこまで戻るのもつらいなぁ・・・。」
 最初に入ったポイントは下手が瀬になっていていい感じなのですが、朝から先客がずっと竿を入れてましたから今は空いてても鮎はもう抜かれた後でしょう。それでも場所移動しても空いてるところは見込めないのでその下の瀬へと下がって竿を出すことにします。当たり前のポイントはさすがに鮎は抜かれたようで全然掛かりません。それでも鮎を探してあちこち探り回してたら急瀬の肩の棚になったところでグリングリンと掛かってきました。鮎は固まっているのか、一つ掛かったところでまとめて3っつ4っつと掛かります。同じようにまとまって掛かるところをもう一カ所ほど見つけてそこも掛かりが止まったので終了としました。久しぶりに「つ」抜けしたので
「漁協に持って行こうか。」
と思いましたが、釣果をタモにあけてみて気抜けします。
「はぁ〜、これだけしかおらんの?」
鮎の型が小さいので16匹でもちょこっとです。

   

「これじゃあ全然重さにならん・・・。」
ということでお持ち帰りにしました。

                                     13cm〜17cm       16匹

2016年06月19日

柿木            11:00〜17:00      

 全く今年は雨がよく降ります。梅雨入りと同時にずっと長雨。週末は高水位が続きます。
 水位の低いのは上流域。今日は柿の木に入ります。今季はいつもの年と違って本流域は上流部の柿の木地域も七日市地域も不調とあって、柿の木も釣り人の姿はほとんどありません。ですからなんとか囮換えはできるのです。
 いつものようにチャラに立って足下から泳がせて出します。やっぱり足下では掛かりません。そのままずんずん前に出て、急瀬段々落ちの肩口に囮を入れて止めますとギュルンギュルン。やっぱり思った通りに掛かってくれます。

   

けれど、ポイントも小さいし、鮎の数も少ない。2匹でストップ。そのまま元気な囮を上へ泳がせてそれでもこの日は2つ追加できたので良い方です。けれど、他の場所はいくら広く空いていても一緒です。鮎の気配もない。掛からない。さっさとエリアに囮を入れて回ってスカを確認し、この場所は終了。
 今度は下手の水深のある、また流れもきつい場所へ移動するけれど、今年はここも不発です。これだけ回ったらこの場所は手詰まりです。
竿をたたんで今度は道の駅の下の瀬へ移動します。

  

 ここは前にやったとき、少ないけれどなんとか鮎が掛かったので、少しはおると確信が持てます。今日は時間もまだたっぷりあるのでじっくり攻められます。
「さて、ここにはどのくらい鮎がおるかな?。」
瀬肩から本気でじっくり攻めていきます。一つポイントをじっくりせめて・・・・ダメ。また一つ下のポイントをじっくりせめて・・・ダメ・・・。と丁寧に一つずつポイントをつぶしていきます。されど、掛かりません。鮎はおるとは言いながら、やっぱり魚影は薄いのです。主線の脇でやっと一つ掛かって、鮎がおるところを突き止めました。

  

おったのはここだけ。じっくりせめて2つ3っつ・・・と追加。そして掛からなくなります。それからはどんなにじっくり攻めても空振りの連続。とうとう急瀬肩まで降りてしまいました。鮎の薄いところでの釣りは見切りも早い。
「あ〜もうやめよう。」
とさっと竿をたたみました。

  

  

15cm〜18cm      8匹

2016年06月18日

錦川            9:00〜16:00        15cm〜17cm       5匹

 今年は梅雨入りから大雨が降る。錦川もダムが放水をし、高水続きで竿が入れられない。雨後5日。まだちょっと水位は高いかとも思われたが、今年初錦川を翔さんと二人で攻めることにした。
 初錦は慣れている南桑。やはりちょっと水位は高め(40cm高?)だが、竿が出せないことはない。上流のベストポイントにはすでにお一人中座でコロガシで入っておられる。仕方がないので上へ二人で入る。しかし、、、瀬では魚影が薄そうで、チャラにもチビ鮎が見えない。足下から沖へと囮を入れて探っていくが反応はない。
「こりゃ、やっぱり、我慢我慢の釣りだな。」
囮を弱めないように体力温存釣法でゆっくりと探りを入れていくが…全く掛からない。しかし、このパターンには僕はもう慣れっこ。ここ2年はずっとこんな調子ですから。2時間後、コロガシの方が川をあがって行かれたので下の瀬に移動して手前の浅いところと中心の深いところの段々に囮を止めてやっと一匹目。囮が変わった。けれど、囮が変わったからと言って状況は変わらない。さらに下手の急瀬でねちっこく探ってなんとか2つ追加。ここでお昼となります。

  

竿を置いて二人で弁当を食べて、
「これ以上は望めないね。場所替えと行こうか。」
ということになった。
 水が少し多めなので、上へと上がり宇佐川の方に行ってみる。こちらの方が水位も低いようだが、なんせ人が多い。これと言った場所には全部人が入っている。仕方がないので隠れ道を草を分けて入り、川へと降りる。さすがにそこは空いていたのだが・・・・・鮎も薄そう。。昨年は足下や石裏にはチビ鮎が見えてたのに、全然見えない。水位が高かったのでどっかに潜んでいるのだろうか。ぐるりと竿を差して回ったが、掛かるのは分流との合流点にできた畳一枚ほどの寒流帯だけ。しかも型は小さい。
  

手前のチャラ場も翔さんがずずず〜〜〜っと攻めてみられたけどダメダメダメです。結局いったりきたりでその最初に掛かった畳一枚で2匹追加できただけ。これ以上攻めようもないので早めの切り上げとなりました。

2016年06月12日

  高津川                 13:00〜17:00

 翌日は寝坊をしたこともあって悪いとは思いながら高津本流へ突入してみた。日原の漁協から下へ下るも人は誰もいません(笑)。とにかく最初は囮が変わる可能性の高いところと・・・ゲンゴロウ前へ。
 水況は良かったが、川に入るも鮎が見えない。チビ鮎も全然見えない。それでも竿をのばして囮をつけて泳ぎ出さす。瀬肩の足下から順に・・・・だんだん前へ…上へ肩から瀬の中へ…沖へ…そして対岸際へ…囮は元気で泳ぎながら次々とポイントを渡り泳いでくれますが、鮎の反応は皆無。仕方がないから少しずつ瀬へと下り、流れのきついところへも囮を入れて止めて引いて…やっぱり反応はありません。
 そのまま一番下まで探り降りて、囮を変えてもう一度引きあがりましてついにポイント全部一回り。けれど、ハミ跡もなく、鮎も見えず、逆バリも外れないくらいに反応がない。おまけに仕掛けトラブルと根掛かりで囮2匹も失っておじゃんです。
「はあ〜ひどいとは聞いていたがこれほどとは…。」
高津本流のひどさを体感しました。
 時間の方はまだあるので、討ち死についでに匹見下流部も様子を見てやろうと漁協の本所に立ち寄り、追加の囮を購入して横田から匹見をあがります。
「さて、どこへ?」
と考えましたが、あまり人が入らず、釣り荒れが少なく、遡上鮎がもしいたら視認できるふれあい公園前に決めました。いってみると予想通りに人はいません。余裕で車を止めて川へ入ります。瀬肩付近をよく見ると…
「あっ!いたいた。」
やっとチビ鮎の姿を確認することができました。瀬肩の浅トロを群れが逃げていきます。けれど、この遡上鮎は小さい(10cm級)ので、まだまだ友釣りの対象にはなりません。
「さて、、、早熟で掛かってくれるほどの大きさのやつがいるかな?」
少し期待をして瀬肩に立ち、泳がせながら探りますが…残念、一番石では掛かりません。そのまま2番石3番石…対岸へ、上へ、下へ…ここでもさきほどのゲンゴロウと同じく段々と瀬に入り、下りながら探り、下まで下がりきって囮を交換して今度は引きあがり…ついにノーフィッシュノーアタック。。。今年初の下流部攻めは完全なるボウズで終了です。
…去年同様下流部はこの先も好転する見込みはないでしょう。。

ボウズ

2016年06月11日

高津川          14:00〜柿木

 さて、1週間が経って再び柿木。先週は限られた狭い場所しか竿入れできなかったので、もう少し広い範囲で状況確認をと入りました。いつもと同じように瀬肩のチャラに立って、手前から泳がせながら徐々に沖目へと探っていきますが、やっぱりここは無反応。鮎の姿も見えない・・・おっと注視してみたら鮎が見えました。いるいる、結構たくさんいる。しかし・・・・大きさはなんと5cm未満という超ミニ鮎です。「こんな小さいのいくらいっぱい入ってても、釣りの対象にはならんやろう。。。」漁協もいくら数を合わせると言ってもこんなのを放流して放流実績にしてるというのはいかがなものか。とにかく鮎はいるけどこんなのいないのと同じです。相手にせずに前回囮が変わった段落ちの瀬の頭へ囮を誘導します。そこで引き止めて待つと・・・・・クククンっと今回もうまく掛かってくれました。

    

囮鮎交代!しかし、、、そんなに数がおるわけではありません。元気な囮に変えても次はすぐには来ません。その瀬頭に一通り囮を通して、その後徐々に上へと囮を引きながら上がって行きます。移動途中にもう一つ追加。

    

しかし、一つだけ。後が続くわけではありません。その後もずっと引き上がって、次の瀬、瀬の上のトロから瀬頭、瀬の中瀬尻と今回は釣り人は僕一人なのでどんどんポイントを変えて探ります。けれど、どこへ行っても状況は変わらず。瀬の中でもう一つだけ追加したけど、結局それでおしまい。明るい展開も見えてこないので早めに竿をたたみました。
    


                15cm   3匹

2016年06月05日

高津川    13:00〜17:00

 さて、今年出場予定のトーナメントも終わったので、今度はホームの高津の様子見です。宇部からゆっくりスタートで日原の漁協に到着は11時過ぎです。囮を購入し、今年の様子を聞くと…匹見は掛かってるけど本流は柿木も含めてダメダメということ…なんと本流日原付近は5匹も掛かったらいい方らしい。。。まぁそれはあの漁協発表の放流状況を見ても予想は付いていたが…それにしても意欲が高まらない。日曜の午後から人気の匹見へ行ってももう入る場所はないだろうねと思いつつ、それでも今季初釣行なので様子見とがんばって峠を越えて匹見まで行ってみる。
 けれど、やっぱり予想通りの人の多さ。ポイントにはすべて人が入っている。上流部の合流点にはなんと車が10台!どこかのクラブが会合でも開いているのでしょうか。なんかもう竿を出す気になれないので今度は吉賀の峠を越えて再び本流側へ回る。
 掛からないとは聞いたとこだがこれからやっぱり入る機会が多くなるだろう柿木に入ることにする。こちらは掛からないと言うことで人は少ない。竿を出してみたいと思っていた場所も空いており、気持ちよく入川。しかし、いつもは小さな遊び鮎がチョロチョロしている足下に鮎が見えません。
「こりゃ、今年は相当だめかも…」
それでも丁寧に足下のチャラ場から囮を入れて泳がして探ります。。。。。反応なし。少しずつ少しずつ沖へと移動しつつ丁寧に石を一つ一つ探ります。すると誰もいないと気持ちよくやれると思ったのにやってる僕を見て掛かると思われたのか?お二人さんがすぐ下の瀬を切りに入って来られます。
「掛かりますか?」
「いや、今始めたとこ。」
「ずっと上の方へ行きますので入らせてください。」
「どうぞどうぞ。」といことでお二人さんは目の前の瀬を切って行かれます。…上はこの後攻めようと思っていたところだけど声を掛けるぐらいだからずっと上までいきはるやろう…と思ったらすぐ上のところで足を止め、竿を伸ばし出しました。「あ〜あ、あそこはこの後すぐに攻めようと思ってたところなのに…まぁ仕方ありません。動けなくなったので瀬肩をねちっこく攻めます。すると一段降りた流れの急なところで囮が下へ引っ張られました。グーン☆第1号が掛かりました。一匹でも掛かってボウズをとりあえず逃れたのでほっと一息です。

  
  
そしてこの掛かりたての元気のいい野鮎に囮を変えて本気攻め。ぐいぐいとよく泳ぐ囮なのですが…次が掛かりません。囮が元気なうちに次の囮へと変えたいと思いグイグイと狙い場を変えて攻めますが全くの無反応。最初の一匹が掛かった瀬肩にもう一度戻って探るとやっと追加の2匹目。けれど、これは小さすぎて囮に使いたくありません。さらに広く探り歩きたいところですが、上は後から来られたお二人さんに占められています。ちょっとおなかも痛くなり、トイレに行きたくもなったのでこの場所を見切ります。




 竿をたたんで道の駅のトイレへ直行です。トイレが近くてよかった(笑)。用便を済ませてスッキリしたところで考えます。「さて、次はどこへ入ろうか…」とりあえずまともな型のが一匹来たので、ここらへんは一匹もいないと言うことはないようだし…残り時間もあと2時間ほどしかないのでそのまま道の駅下の瀬に入ることにします。ここも人は誰一人竿を出してないので攻め放題です。…ですが…掛からないと言うことを暗示していると言うことでもありますね。さて、瀬肩まで上がって竿を伸ばします。ポイントを一通り攻めたら少し下手へ下って…と一つ一つ丁寧に探っていくけれど、全然の反応なし。

  

1時間も探り回ってやっと一つ掛かりました。これは先程のより一回り大きい型でしたが、運悪く、腹掛かりで囮交換なりません。それからもずっと下がりながら探り続けたけど入川点まで下がっても後は来ませんでした。そして少し早いけど竿をたたみました。今年も高津は厳しいなぁ〜^^;



       12cm〜18cm    3匹
 

2016年06月04日

 ダイワのマスターズの翌週は今度はシマノのジャパンカップ。今年はジャパンカップも土曜日開催ということになり、前日の下見釣りができない。まだ解禁後釣果なしの自分はジャパンカップでも掛ける自信がない。その上、スタート順のくじは引きが悪く、最後から数えた方が速い尻番です。
「これじゃあ入れるところないやろうなぁ。。とりあえず先週のマスターズ予選で何匹か掛かったと聞いた玖珠川側の瀬肩へ行ってみるか・・・」
ところがやっぱりみんな狙い目は一緒。前を歩いてた選手が次から次へとその瀬肩付近に陣取ります。そしてもう入るスペースがなくなりまして、仕方が無いからそれ以上は足を踏み入れたことのないさらなる上へ歩きます。同じ様な境遇でもうお一人上へと上がって行かれる方がいたのですがその方もこの奥は入った事が無かったようで、
「どこがポイントですかね。」
なんて会話しながら上へと足を運びます。どっぷりした流れの芯に少しだけ流れができている場所へ、
「ここですかね。」
ということでその方が瀬肩へ、僕は瀬尻へ足場を決めて試合開始です。
 そっと囮を出して下から上へと泳がせて探り、また流れに乗せて止め泳がせしてと探ってみますがこれといった反応なし。瀬肩の方はその大きい石の回りで一つ掛けられたようです。さすがです。
「鮎、おるにはおるんやなぁ。」
と対岸ギリギリの際に狙いを絞って岩岩を探っているとギュイーンと囮が走りました。
「おっ!掛かった?」
すぐに竿を立ててアワセを入れたけどあれれれ?手応え無し。
「おっかしいなぁ。」
で一度囮をこちらに引き寄せて仕掛けの点検…するとなんということか針が軸の付け根のところで切れて無くなっています。
「か〜〜!そんな・・・よりによって一匹目で・・・」
すぐに針を付け替えて同じように探ったけれどその後は反応はありません。小さな場所だけどねちっこく探り攻め続けます・・・でも、掛かる気配がありません。
 試合時間も残り1時間となり、どうやら下手の選手たちにも動きが見られ始めました。ポイント移動です。
「ひょっとしたら下手の場所ももう空いてるかも。」
とこちらも思い切って下手の瀬肩へ場所移動です。行ってみると確かに選手が動いて少し場所は空いていました。ちょっと割り込ませていただいて再び竿を伸ばします…が、そこはこれまでほかの選手が攻めに攻めた場所。鮎が残ってるわけがありませんね。…ということであちこち竿抜けになりそうなところに囮を入れてみましたが結局反応無しで試合終了の時間となりました。。。
「く〜〜〜まだ解禁後ボウズ継続だで。。。」

 さて、ジャパンカップはいいとこなし。車の中でふて寝して、成績発表になり目を覚ましてスコスコと会場へ。決勝戦はかなり厳しかったようです。そしてその後の抽選会。シマノのジャパンカップはこれがジャンケン大会なんですよね。ジャンケンに弱い僕はいつも早々に負けて何も回ってくることがなかったのですが・・・・なんと!今回はほんとに自分でも驚きの焼き肉セットをジャンケン勝利で手に入れることができました♪家族にお土産ができてちょっと報われました。
 抽選会の後、残った囮で花月川にいってみない?と同じくジャパンカップに出場されていたへいぼんさんご兄弟と一緒にオーナーのテスターさんに声を掛けてもらえたので、「行きます。行きます。なんせ、今年は解禁後まだ1っぴきの鮎も掛けてないんですから(^^ゞ」ということで連れて行ってもらいました。初めての花月川。これは本流とは違って水に透明感がある!ここらでも透明感のある川があるということに少し驚きました(笑)。そして橋の上からのぞき込むとおお〜!鮎の姿が見られました。これだけで感動^^雨脚が強くなっている状況ですが、いそいそと川へ入り竿を伸ばします。



しかし・・・もう解禁から連日入れ替わり立ち替わり攻められ続けているそのポイントですからそう簡単に鮎が掛かってくれるわけもありません。それでも2時間ほどやって3匹の今年初物の鮎をゲットできました。

  

「はぁ〜、やっとボウズ地獄から抜け出し事ができた。」
連れて行ってくださったテスターさんは一足先に川を上がられ帰って行かれたので満足なお礼も言えませんでしたので、ここで…どうもありがとうございましたm(__)m


2016年05月28日

 翌週末はダイワのマスターズ九州大会。
 土曜日開催と言うことで前日の下見釣りはできず、前回のボウズ後直の参加となった。入る場所の見当が付かない。まぁ外しのないのは金波荘前だけど、そこはみんなが狙っている。若い選手たちとそこまでの長い距離を駈ける年齢ではなくなっている。。。
「まぁ、一桁くじでも当てたら向かってみるか。」
と思ったけれど、引いたくじは上流エリアのA。しかも後ろの方・・・
「仕方が無い、前回川見で唯一鮎が見えた漁協下の沈下橋下のトロでも行ってみるか。」
ところがそこへ行ってみると思った以上に選手が入っている。
「みんな狙いはおんなじか。全くよく知ってるもんだなぁ。」
そこにはとてもじゃないけど入る余地はなく、仕方が無いので一段下の落ち込みのトロへ…しかしそこもすでに選手が立っており、さらに下がって長くちょっときつい瀬の頭に立ちます。
「上のトロに鮎がおるんやからここにも少しぐらいは入ってるやろう。。。」
それにしても自分より下…結構長く続く瀬には誰も入ってきていません。
 さて、試合開始。まずは囮換えの狙いは瀬肩の大石回り。そこに囮を泳ぎ入れたらすぐにビビビンの反応。
「ん?追われた?掛かった?掛かりバレ?」
囮を引き寄せたら逆針が外れてました。
「く〜、外れたんかいやぁ…。」
最初の一匹を逃してしまいました。それでも入れすぐの反応だったので、まだおるやろうと丁寧に、ねちっこく瀬肩に並んでいる石石を攻めてみたけれど、反応が出たのは一番のそれっきり。囮の方も若干泳ぎが弱くなって瀬頭の石には止まらなくなったので仕方なくそこを見切り、誰も入ってない瀬の中へと下がります。
 けれど…この変化の多い長く続く瀬に鮎がいません。少しずつ少しずつ下がって狙い場所を変えながら攻めますが全くの反応なし。結局その瀬の一番まで下がり切りました。
 瀬には入ってないかとさらのその下のトロに移り、囮を元気なのに変えて泳がせて探りますけどこちらもいっこうに反応なし。付近の選手たちも誰一人竿を曲げません。
「こんだけの場所に追う鮎は一匹もおらんのかいな。」
時間いっぱいまで手を変え品を変え、場所も変えてがんばったけれど、結局はノーフィッシュ。マスターズもボウズで終わってしまいました。

2016年05月23日

三隈川    11:00〜16:00

 さあ、いよいよ今年も始まりました!鮎シーズンの開幕です。例年通り僕の鮎開きは大分県日田の三隈川。でも、楽しく釣るというわけではありません。トーナメントの下見。悲しいことに今年は週末は日曜日に仕事が入って、行けるのは振替休日の月曜日1日だけになってしまいました。
 平日なので朝は出勤のラッシュを避けて出発。大倉釣具店に到着は11時です。顔を覚えてくれているおかみさんに挨拶をして年券を購入。今年の状況をご主人に聴いて、囮をもらい、早速の出陣です。
 いつものことこの川の三隈合流点付近は金波荘前が釣れる場所。平日だからすいているだろうと直行したら…なんと!この金波荘前だけは人がいっぱい。。。入れません。仕方がないので気にとめていた高瀬川合流点まで行ってみます。でも、ここにもすでに人が入っていました。それに加えてハエ釣りの人も一人…
「今日は平日やろう?」
曜日を疑ってしまいます。仕方がないのでその瀬の尻まで下がって竿を伸ばします。
「この瀬尻から下、緩い瀬で掛かってくれれば楽なんやけどなぁ…」
やっぱりそんな楽にはいきません。半泳がせ、半引きで次から次へと石を変えて探りますが反応なし。釣りながらベストポイントの金波荘前を見てますが、そちらもほとんど竿は曲がりません。結構早い展開で、めざとい石は全部囮を入れて、ここはあきらめ。
「ほかのポイントの様子も知りたいものね。」
初釣り、まだボーズのまま、養殖囮が弱る前に場所替えです。
 次ぎに入ったのは通称うなぎ屋の対岸。僕はくじ運が悪いですから、ちょっとでも人が少なく、鮎が少しだけでもおりそうなポイント探しです。。ここは誰も人がいません。ゆっくりと探れるところですが、広く泳がせ、引きの両ポイントを探ったけれど、全くの反応なし。
「ここも期待できないかぁ。。。」
 なんとか一カ所だけでも鮎が一匹でも掛かる場所を見つけたい。場所を玖珠川側へと変えます。ここにも誰もいません。けれど、もう帰る時間までいくらも時間がありません。グランド前の瀬肩に入って瀬肩のトロを中心に泳がせて探りますが、鮎も見えないし、反応も感じられず、結局ここでも一匹も掛けられずに終了の時間となりました。ポイントが見つからない&初釣りボウズ。
「こりゃまいった!」




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