2022年 釣行記

2022年05月08日
紙祖川  14:00〜16:00

 GWも終わり、そろそろヤマメ釣りも終わりかなと思う時期になった。たいてい自分の渓流の竿納めはGWなのだ。時期的にも木々に青葉が生えそろい、渓流域では立木を気にして竿を振り回せなくなるし、GWには人入りが多く、一気にヤマメの魚信が消えるからだ。また、この時期になると早期解禁の川では鮎も解禁され、もう気持ち的にも鮎モードに入る事もある。
 自分のホームである高津川はなんと今年は8年ぶりに天然遡上鮎が多く遡上しているという。そこで鮎遡上の川見をかねて釣行してみた。日原から本流筋を下り、横田から匹見筋へ…その間に川見ができる場所に寄り、鮎の様子を見る。なんと噂は本当で、各場所で天然遡上鮎の姿が確認出来た。
「こりゃ、今年の鮎は本当に楽しみだな。」
来る鮎の解禁を臨んで期待がふくらみワクワクである。
 と言うことで匹見入りは12時。先に昼食のカップヌードルを食べて川虫採集。ヒラタも大きくなっていていい餌がたくさん取れた。しかし、もうこの時期は気温も高くなっていてえさ箱に入れたヒラタはすぐに死んでしまう。ヒラタは死んでしまうと足が全部取れて使い物にならなくなる。控えの餌はミミズしか無い。
「早めに餌を使いたいなぁ。」
 そこでいつものポイントは早速本命の上の瀬へ釣り昇る。が…ここにももうすでに鮎が放流されている。たくさんのチビ鮎が歩く度に逃げ惑う。
「ああ…こんなに鮎が逃げ惑ったらヤマメが警戒するでしょ…。」
水位も渇水だし、これでは厳しすぎるかなと思ったがやはり?若干のウグイとカワムツは食ってきたがヤマメは全くの無反応。
「瀬に出てなわばりを張るヤマメたちは鮎が来れない上流へと昇っていったのかも知れない。」
ということでポイント全域を釣り上がったが完全ボウズ。
 はぁもう釣り意欲もなくしてしまったのでこのまま帰ろうかと思ったが時間も早いのでもう一カ所だけちょっと竿を出して帰ろうと上流へ移動。入りやすく釣りやすい橋下のポイントへ。しかしここもすでに釣り荒れか、おいしそうなポイントは全くの無反応。餌のヒラタも悪いのでそのせいかとミミズでもやってみたが無反応は同じ。
「結局ダメかぁ…」
と最後に上手はずれの小さなポイントに投餌するとククンと反応。見事に針掛かり。

    

2投目もクンとアタリ。しかしミミズでの合わせタイミングがつかめてないのでこれはバラシ。その1m上でまた反応。今度はしっかり針掛かりでゲット。小さなポイントなのでこれで終了。
「やっぱりおるところは素直に反応が出るやん。」
釣り荒れを確認出来たところで今年の渓は納竿です。



18cm、20cm 2匹
2022年05月01日
紙祖川  12:00〜16:00

「ゴールデンウィークだから釣れないだろうなぁ…」
と思いつつ、特に何も用事が無いので
「釣れなくても竿を出すだけでも楽しもう。」
という気持ちで出かけた。
ただ雨後増水の引き水。水位が高く川虫が取れない。釣り具のポイントに買いに行ったらなんとGWだというのにブドウ虫を入れていない。こういうところがポイントの信用出来ないところなのだ。仕方なくこれしかないと買ったミミズと前に買って少しだけ残っていたブドウ虫を持って出発。
川虫採集ポイントに到着したがやはり水位が高く川虫はとれそうにない。あきらめて先に昼食を済まし、そのままいつものポイントに移動。やはりちょっと水位が高く、上の瀬を徒渉するのはちょっと辛い感じ。とりあえず釣り下がりでやってみたが…せっかくの増水チャンスでありながらアタリなし。出るのはウグイだけ。流勢の弱いところはカワムツが食ってくる。
「これじゃあやっぱりダメだ。」
と早々に見切って場所移動。
上へあがって水位の低いところへ。しかし、やっぱりGW。普段人が入らないところにも車が止まっている。ふと見逃しがちな短いポイントに車を止めて入る。ここにも無数の足跡があったが、ありがたいことに少しは魚が残ってた。餌を振り込みにくい竿抜けポイントでポンポンとアタリが出て結構な良型もお目見えしてくれた。

    

    

16cm〜21cm  5匹
2022年04月23日
紙祖川  12:00〜16:00

 朝方、たつさんから電話があり、
「新物のタケノコがたくさん取れすぎたからもらってくれないか。」
とうれしい申し出が有り、
「それなら天然のヤマメと物々交換といこう!」
な〜んて余裕をかましての釣行。捕らぬ狸の皮算用、そういう時に限って思うように行かない物なんですよね。
 例によってまずは川虫採集。ちょうどいい大きめのヒラタがたくさん収穫でき。
「よしよし。」
ところが…いつものポイント、まずは釣り下がり。けれどあれ、あれ、あれ、…ノーヒット。アタリなし。2,3匹のウグイを釣っただけ。
「こりゃいかん。大変だ。」
 早々に昼食のカップヌードルをすすり、後半の釣り上がり。だが、これもまた…全くヤマメが喰ってこない。気は焦ります。
「こりゃ、ひたすら謝るしかない…。」
と覚悟を決めた待ち合わせ場所に遅れないための残り時間30分。川上がり地点で
「やっとキタ!」

    

夕方になって食い気が出たのかそれとも竿抜けだったのかちょっとの区間でヤマメが出てくれました。ポンポンポンでなんとか良型5匹ゲット♪形になってほっと一息。

    

 急いで着替えて帰路へ。間に合ってコリコリおいしいタケノコをいただくことができました♪

    

18cm〜23cm   5匹
2022年04月20日
紙祖川  12:00〜16:00

 ありがたい仕事休みの平日釣行。今日もまたまたお気に入りのいつものポイントに。
 まずは、本流で着替えと川虫取り。ヒラタも大きいのが獲れます。しっかり確保してポイントに直行。
 今回は少し到着が遅くなったので昼食前にちょこっとだけ釣り下り。。。しかしヤマメが出ません。産卵色のついた良型のウグイが数匹喰って来ただけ。
「さすがに匹数が減ってきたのかなぁ…。」
 もう今季はこのポイントだけで通そうと思ってたのだがそんなに甘くはいかないようだ。結局0ヒットで昼食に一旦川を上がります。
「まぁ本命はこの上だ。」
と早瀬に足を踏み入れます。しかし…流れの早いところにヤマメがいません。これだけ温かくなってくると早瀬チャラ瀬にもヤマメは出てきてると思ったのだが空振りです。結局早瀬もノーヒットで登り切ってしまいます。かと言って緩瀬はチビウグイやカワムツが喰って来てしまいます。温かくなってヤマメのテリトリーはこれらの雑魚に乗っ取られてしまってるようです。
 出たのは水中りの強い大石の脇筋。そこへ投餌して1ッ発目がヤマメ。それをクワセ損なったらもう出てくれません。ちょっとしつこく餌を流したらチビウグイが食ってくる。1投目に集中してアタリが出たら糸のテンションを緩めて飲み込ませ軽く合わせる。ゼロ釣法で瞬間合わせをすると合わせ切れしちゃうんですよね。これで掛かるとやっぱりここのヤマメは型が良い。上に竿を倒してやりとりし、流れの緩いところへ遊動して静かに引き寄せタモで掬います。

    

 ほとんどが20cm級の良型ヤマメ。これだからそんなに匹数があげられなくても満足しちゃいます。深く強い流れ筋の頭。対岸際の葦の根元。流れのきつい大石脇筋から落とし込んで…。残念ながら餌のヒラタはすぐに死んでしまってて、後半は死にヒラタを体が崩れないようにちょこんと針に射すちょん掛け。でも予備に持ってきてた養殖ブドウ虫も今回は食ってくれました。    

元気な分だけ?むしろ川虫よりよく喰って来たという感じ。数が少ないだけにどこでヤマメが出るかわからないので丁寧に一つ一つポイントをつぶして上がって行くと思いの外時間が掛かりました。川上がりポイントを少し越えたところで餌もいいのが無くなったので今回は少し早い竿じまい。

    

18cm〜22cm   9匹
2022年04月17日
紙祖川  12:00〜16:00

 すっかりこの場所が好きになってまた入る。好きになった理由は3つ。匹数はしれてるが、すこぶる型が良い。塩焼きにちょうどいいサイズで引き味もいい。里川で川幅が広く、障害物を気にせず、竿がしっかり振れる。そして人が少ない。ここではまだ他の釣り人とは会っていない。
 現地到着。まずは例によって匹見本流で川虫を捕る。だいぶ温かくもなったので川虫もヒラタ主体と変わってきた。ヒラタはすこぶる食いがいいがえさ箱に入れるとすぐに死んでしまうのが難点。でも30分ほどでしっかり匹数をキープ出来たのでポイントへと向かう。
 が、あれ?他の釣り人は来ないと思っていたのにずっと前方に2人の先行者が見えた。
「なんと!2人も?こりゃもう今日はここはダメだな…。」
と残念見切って場所を変えようと車を移動しかけたのだが…やっぱりなかなかこの場所をあきらめきれない。先行の方はかなり上まで行っておられるので下手はもうだいぶ時間が開いただろうとUターンして下手へ釣り下がりで入ることにする。
 しかし…予想はしていたことだがやっぱりきつい。ポイントというポイントはことごとくスルー。なんとかチビウグイこそ針に掛かってくれたが竿抜けと思われる超浅場のチャラ瀬のポイントですら全くヤマメは出ない。ついにノーヒットでポイント最下端まで下がってしまって、ゼロヒットとあきらめかけたとき荒瀬の中段にできた岸際の小さな澱みでポンと一つ出てくれた。
「ふ〜なんとかゼロではなかった。」

    

下がった筋を折り返しで入川点まで釣り上がったが当然のごとくノーアタックで着いてしまった。
 ここで一旦川を上がって昼食のカップ麺で一息入れる。
 後半はそのまま上へ釣り上がる。けれど…やっぱり上もきびしい。ヤマメの反応が出そうなポイントは全部スルー。竿を振っても振っても、流しても流しても全く反応なし。いいお天気過ぎる昼間と言うこともあったのかも知れない。やっと追加出来たのは流れの速い早瀬ポイントを抜けてゆっくり流れる平瀬場に入ってから。ひょっとしたらその頃には日が傾きだしたからかも知れない。アタリはそこで集中的にあった。アタリがあればヤマメは良型なので食い込みよく、針掛かりは確実。ここで4匹キープして川上がり点まで来たので竿をたたむ。

     

 着替えるとき、地元の散歩するおじさんと会話することができたのだが
「魚より釣り人の方が多いやろう。」
とおっしゃったので普段から釣り人は多いかと尋ねると人が絶えることがないという。この場所は人が少ない穴場的存在と思ったのは勝手な思い込みで人気ポイントでありながら自分が入る時はたまたま人がいなかっただけらしい。水温が高くなりウグイが上がってきてるようだしそろそろこの場所は今季は終わりなのかも知れない。

    

18cm〜20cm  5匹
2022年04月13日
紙祖川  12:00〜16:00

 水曜日が休みとなって
「これはチャンス!」
と紙祖川へ。
 前回の釣行で「餌は川虫」とわかっていたのでまずは匹見本流で川虫取り。今回はしっかりと餌で使うつもりで取ったのでヒラタをたくさんキープした。30分ほど川虫取りに費やして、狙いの釣り場への到着はすでに12:00。それでも餌の川虫が元気なうちに攻めておきたいと昼飯を我慢して河原へ降りる。ちょっと釣ってお昼を食べるつもりなので入川口から下へと釣り下る。ところが目の前の瀬落ちのポイントから早速反応が出た。

    

飲み込ませてがっちり掛ける作戦で、ちょっと遅めのアワセ。これがバッチリ当たる。やっぱりここで釣れるヤマメは良型だ。道糸0.15号なので無理抜きはできない。グイーンと突進するヤマメを竿を立てて、寝かしてとやりとりし、弱ったところでじわりと引き寄せタモで掬う。20cm級の肉付きのいいきれいなヤマメ。さすがにこの時期、同じところに固まってはいない。1匹釣ったらそこは終わり。反応が無くなれば一つ下手のポイントに移動する。こうやってしっかりしたアタリだけを取り、匹数を上げていく。
 途中一本流れの脇にできたICパターンで何度もチョンチョンと当たってきながら掛からないところがあった。掛からないので悔しくてちょっと執拗に粘ってみたが掛かってきたのは13cmほどのチビウグイ。もうだいぶ暖かくなってウグイが昇ってきているのだろう。流れのよどんだポイントで何匹かの婚姻色の出た大きいウグイも釣れてきた。
 初期のように水深のある緩い流れではヤマメは出ない。水深が浅くても生きた流れの中にできたちょっとした緩流帯が今日のアタリポイント。なので不用意にチャラの浅瀬に踏み込んではいけない。この釣り場の最下端まで釣り下がって6匹キープ。いい反応が出るのでついつい長く釣ってしまった。釣り下がりで見えるポイントと釣り上がりで見えるポイントは違うものだ。釣り上がりの方が浅く小さな場所もポイントとしてとらえられる。
「さぁ、昼飯を食べて本ちゃんの上のポイントを攻めよう。」
と折り返し釣り上がるがさっき歩き下がってきた場所なのに見過ごしポイントに投餌したら食ってくる奴がいてついつい遅くなってしまった。入川点までやっと戻ってここまでで9匹。全部20cm級で腰ビクがずっしり重たい。



 さて、一旦車に戻ってカップヌードルを食べて後半開始…と言っても前半、反応がいいので調子に乗りすぎて後半の残り時間は後1時間しか無い。さらに早瀬を釣り上がるのにどうもリズムを狂わせてしまった。仕掛けを振り込むと同時に根がかり、仕掛け切れ。振り込もうとすると背後の木の枝に引っ掛ける。振り込みと同時に風が舞い、仕掛けが天井糸の絡まると連続しての仕掛けの張り直し。ほんと釣りってリズムが狂うとガタンと調子が落ちます。今までノーミスだったアワセも空振りに掛かりバレとミスばっかり。なんとか4匹キープしたところでタイムアップ。数は思ったほど伸びなかった。けれど型が良いので13匹でも満足な釣行であった。

    

17cm〜22cm  13匹
2022年04月02日
紙祖川  12:00〜16:00

 どこへ入っても釣れそうな気がしない。
「どうせ釣れないなら広いところでのびのびと春の渓を楽しもう。」
ということで今回も紙祖川下流部、里川での釣りを選んだ。
 しかし、一つだけ試してみたいことがある。前回の釣りでひょっとしてブドウ虫を食ってこないのではないか?という感じがしたこと。そこで釣りに入る前にまずは瀬に入って川虫を捕る。だいぶ暖かくなって水温も上がってきたのだろう。結構虫は瀬についていて試しに使うぐらいはすぐに確保出来た。
 入って見ようと思うところは2カ所。まあどちらもそんなにヤマメがいてくれるという期待は持ってはいない。まず1カ所目は、もうお昼だが食事前にちょこっと竿を出すつもりでIN.。階段を降りた入川点前に瀬落ちの淵頭がある。結構な水深と太い流れ、ヤマメがいるならここに1匹は入るだろうと思えるおいしいポイント。だが…やはりアタリなし。
「やっぱりなぁ。そりゃそうだな〜。」
と好ポイントと思えるポイントにするっと投餌して、さっさと次ポイントに移る。やまめはいないと思ってるから見切りが早い。ポンポンポンと餌を打って次から次へとポイントを変えていく。チャラ瀬、早瀬と釣り昇り一段落。その瀬の上には緩瀬とトロ場があり、ここは釣りやすいので丁寧に一つ一つポイントに餌入れして行く。しかしアタリはやっぱりなし。ところが、川中に立ち込み対岸側のポイントに餌を打ち込んでいるとき、ポチャン☆
「ん?ライズした?魚おるんかいな?ひょっとしてブドウ虫だから食わない?」
と試しに餌を川虫にチェンジ。すると…あたった!☆違和感を与えず目印が引き込まれるのを待って合わせるとグーン!
「掛かった♪」
これが結構いい型の魚。走るのを竿でやりとりして足元まで寄せてタモで掬う。20cmクラスのヤマメだ☆

    

「やったね!ヤマメおるんだ。」
それからはおるとわかったので餌流しも丁寧に。するとあたるあたる。入れ食いというわけではないけど結構あたってくる。そして釣れるヤマメは全部型が良い20cm級。型が良いからアタリは全部のる。川虫がいい餌なのはわかってはいるがこれほどまでにブドウ虫との差が出るとはまいったまいったである。トロ上まで釣り上がって川上がり場まできたので昼食に川を上がる。匹数は8匹だが全部良型なのでビクはずっしりと重い。

    

 ちょっとだけやってすぐに昼食に上がるつもりだったのに釣れるものだからついつい長くやってしまってすでに昼下がり。残り時間はあとわずか。続きを攻めてもよかったのだが計画してた別のポイントへ。こっちの方が期待が大きかったので移動する。ところがこちらは残念ながらアタリがない。先ほどまでよく喰って来た川虫を餌にしているのに全然出ない。先客が攻めた後なのか解禁からすでに釣り荒れてしまったのか…何匹か固まっておってもおかしくない堰堤下でも全然食わない。なんとか一つだけ釣れたがこちらの方が型も一回り小さい。
「場所ムラもやっぱり激しいなぁ。」
ということで竿をたたむ時間が来た。


16cm〜21cm  9匹
2022年03月27日
匹見川  11:00〜17:00 
 せっかくの3連休だが雨天気。ラストの月曜日だけ天気がよくなったので川の水位が高いかとも思ったが上流の渓流部まで昇ったらそうでもないだろうと釣行してみた。
 今回は里川を探ってみようと思っての釣行。まずは匹見町内、紙祖川合流点の様子を。想像通り津本流は結構な水量であったがここまで昇ればちょっと増水程度で釣りに支障はない。しかし、魚の反応は…薄い。魚影の濃い年はこの合流点だけでも結構魚の気配を感じ取れたものだが今回は全く気配がしない。なんとか紙祖川下流部の瀬落ちの脇の巻き返しで一つだけ出たがその他のところは気配がしない。1時間ほど探って早々に切り上げて場所変えとした。

    

 お昼を食べて、午後からは広見川合流点から匹見川側を釣り上がった。しかし…これまた反応が薄い…薄すぎる。水量多く、いい渓相でほれぼれする流れになっているがここぞと思うところは全部スルー。全く餌を触らない。ずっと釣り上がって、上の堰堤まだがんばってみたが釣れたのは一つだけ。なんと魚影が薄いことか!っと思ったらピチャンとライズ?ひょっとしてブドウ虫を食ってこないのか?


16cm       2匹
2022年03月21日
紙祖川  11:00〜17:00
 少し暖かい日が続いたのでヤマメも少しは瀬に出てきたかなと期待を掛けて今日は瀬攻めに挑戦。
 ところが全く反応がない。ふた瀬丁寧に探り上がってアタリはゼロ。いつもの年なら必ずいくつか顔を見せてくれるポイントなのに…今年はこの辺りは放流されてないのだろうか。確かに前回この瀬の上下の淵場を攻めてみたときも解禁直後でありながら魚影はとても薄かった。あきらめて上の場所へと移動する。ここでなんとか2匹。
 車に戻って時計を見るともう結構いい時間になっている。あまりにおみやげが寂しいから最後に上流部の淵場で拾って帰ることにした。
解禁直後に小さいながらも数が出たところ。ここはやっぱり魚影は濃い。餌に積極的に反応してくれる。しかし…やっぱり型が小さい。放流サイズばかり。釣っては逃がし釣っては逃がしの繰り返し。なんとか15cmあるサイズは3っつだけ。一通り淵場のポイントを全部探って、帰りの時間となった。

    



15cm〜17cm  5匹
2022年03月12日
福川川  10:30〜16:30

久しぶりの翔さんからのお誘い。2年ぶりの一緒渓流ということで、なんとかアタリの出るところに入りたいなと思ったが、先週の様子では紙祖川も期待は薄いし…悩んでるところに漁協情報で福川川には大堰堤下へも放流したと聞こえてきた。もうここ数年、大堰堤下へは放流がなされておらずからっきしになってしまった福川川なので、とうからご無沙汰なんだが、今年は福川川は好調という声も聞いているし、大堰堤下へ放流されているなら紙祖川より期待出来るかも?と行き先を福川川にした。
まずは福川川に来たらいつも様子を見る小堰堤。ここに誰も入ってないのは珍しい。さて、どんな様子か…と手前の筋から探っていくが…音沙汰なし。だんだん流芯から対岸へ。昔ならいつも出ていたポイントも全くのスルー。これではこの付近にヤマメがいる可能性は低いと判断。釣り上がるのはやめて早々のポイント移動。次はあまり釣り人が入らず、見逃され穴場場所と自分が好きな場所。しかし、ここもヤマメ率高いポイントも全くの無反応。餌は無傷、魚影も感じない。ここは少し広く探ったが、いくらやっても気配がないので早めにやめて川上がり。どうもこの様子ではやはり大堰堤下にはまともにヤマメは放流していないのだろう。上の細流部の淵や落ち込みを探って歩けばいくつかは拾えるのだろうけれどそういう釣りは好みではない。かと言って未だ釣果なしではせっかく釣行に来た翔さんにも寂しいことだろうと昼食後大堰堤上の大淵へ行ってみた。あまりに福川川では有名ポイントで、もう攻められまくってることは否めないがうまくいけば一つ二つは拾えるかもとちょっと期待である。すると不思議にこの有名ポイントに人影なし。すでに午前中にしっかり攻められた後かも知れないがとにかくここへ入れること自体珍しいことだ。さすがにまともな筋では当たってこないが、筋を違え、棚を変えしてじっくり探ると餌を触りに来てくれた。けれど、釣り残しヤマメだから型も小さい。翔さんにもなんとか一つ針掛かりしてくれたがこれは小さい放流サイズ。こちらもなんとかキープサイズギリギリをやっと4つ。それでついに餌を触らなくなって、ここは終了。大堰堤上の藪漕ぎポイントに移動しようとも思ったが翔さんが横道川も気になるということで本日最後は横道川に移動する。こちらは下流部から釣り人の姿が見られる。魚止めの堰堤がない分、ポイントを選べるおもしろみがあるといえるだろう。その人立ちより少し上へと上がって、入川しやすそうなところへ車を止めて川へ降りたが…まだ下手すぎたようで、餌取りにカワムツが掛かってきた。ここで一つ追加して終了。

    

15cm〜17cm 5匹
2022年03月05日
紙祖川  11:00〜17:00

 いよいよ今年も解禁日を迎えた。♪
 自分にとっての解禁はたくさん釣るのが目的ではなく、久しぶりの川に戻り、自然の中に身を置くことの喜びを感じに行く釣りが目的なのだ。
「さて、どこへ行こうか?」
福川川がよく釣れていると言うことだったけれど、やっぱり気持ちの良さを取り、往路3時間かけて匹見へ入り紙祖川を上がる。山肌には豊富に残雪があり川の水量はたっぷり☆
 解禁当初は川上へあがって淵場に固まったヤマメを狙うのが匹数を上げる方法であることはわかっている。けれども、自分はそんな釣り堀のような釣りは好きではない。
 11時現地到着。放流区域の下を今日の出発点とする。ここにも瀬落ちの広い淵場があり、過去にはここでも尺近い大型を掛けることが出来たり、岸際の岩穴に潜む良型をふた桁も引っ張り出したり、渕尻のかけ上がりで餌テンカラで入れ食いさせたりと魚影の濃い淵場だったが、最近は皆目。昨年の解禁当初も音沙汰ないほどさびれてしまったところだ。
 紙祖川は匹見の里周辺の下流部は大変渓相のよい川で、この川の内情をよく知らない遠方から来たたくさんの釣り人はほれぼれしてこの周辺で竿を出すのだが、ヤマメはほとんどいなくてせっかく遠路来たのに寂しい思いをして帰って行かれる人が多い。放流は一番上にされているので知っている釣り人は解禁後とにかく上の淵場へ入り、そこに固まったままのヤマメを釣り堀のように釣り上げて数を稼ぐ。この状況は毎年全く変わらない。
「きっと今年も状況変わらず、ここはダメだろうなぁ。。」
と思いながら竿を伸ばし筋とポイントに投餌してみるがやっぱり音沙汰なし。
「やっぱり今年もいつもと変わらずかぁ。。」
これでこの周辺にヤマメがいないことがわかる。早々に竿をたたんでもう少し上へと場所を変える。
 ヤマメの放流域に入り最下端の淵場へ入ったが…ここも思うポイントに投餌しても全くのスルー。
「こりゃまいったな。。。」
とここではちょっとがんばって渓の瀬を釣り昇ったが、ほぼ反応なし。たくさん釣れなくてもいいけれどもさすがに3時間で2匹は辛い。

     

一旦川を上がって昼飯のカップヌードルをすすって一息入れ、残り時間の釣りを再構築。
「さすがに寂しいから上流域の狭川へ上がって淵を釣ってみるか。」
と思い切ってぐっと川を上り、ヤマメがたまってそうな淵場を探して川へ降りる。渕尻に立って気配を消してそっと餌を入れると一発!が…ち…小さい。。人差し指ほどしかないチビヤマメ。こんなのが一投一匹で釣れてくる。いくら入れ食いで来ると言ってもこんなん釣ったらかわいそうやろう。釣ってリリース釣ってリリース10匹ほど釣ったけどその固まりのポイントは離れて流勢が残る型の良いヤマメでないと定位出来ない筋に狙いを変えてゼロ流しで狙う。すると、思った通りここであたるヤマメはキープサイズばかり。数は減るけど抵抗するヤマメをいなしてやりとりする取り込みのおもしろさも味わえる。いろいろ筋を変えて数匹釣って、型が小さくなりだしたのでこの場は置くことにした。

    

 とりあえずおみやげヤマメも確保出来たので、場所を少し開けた瀬に移し、ラスト30分、最後の対話。気持ちにゆとりが出来たのでゆったりとナチュラルドリフトで流す。するとポッツリポツリと2匹の女神が顔を見せてくれた。

    

久しぶりの竿振りと川歩きで腕と足がパンパンになってしまった。早く水温が上がってヤマメが散らばり、瀬の中で餌を追ってくるようになってくれるのが待ち遠しい。



15cm〜21cm 14匹


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