2003年 釣行記

2003年06月01日
佐波川  人丸橋下       23cm  1匹
解禁日!けれど前日の雨で各河川とも増水で大変です。河川状況を調べてみまして、なんとか佐波川なら竿が出せそうだったので、少し時間をおいて、昼から出かけました。今年の佐波川は遡上状態が悪いけれども放流で漁協がいろいろと鮎が残るように工夫しているのでねらい目は上・中流部と読みました。けれども、川沿いに車を走らせると、日曜日の解禁日でありながら釣り人の姿が少ないのです。ここ3年間ほど最悪の状態が続いた佐波川なので釣り人も見放してしまったのでしょうか・・・
がら空きのポイントを目前にして我慢ができなくなりました。
岸見あたりまで上ろうと思っていたのですが、人丸橋で車を止めて少しやってみようと・・・・ところが増水の川、ポイントが入水点より下流なので、場所を変わるために車に戻るのが大変・・・で結果、夕方まで粘ってしまいました。
上のトロには小鮎の姿が結構見られましたが、ポイント点では全く反応がありません。他に釣り人はいないので一つ一つポイントをなめていきました・・・・全くダメです。ようやくきたのは瀬落ちの堀込。ゴーンでグイグイ引っ張ります。人口種苗鮎独特の引きです。あんまり引くので鮎ではないのではないかと思ってしまいましたが、時間をかけて寄せてみると23cmの良型でした。囮が変わったので次が来るかと思いましたが、それ1匹だけでした。瀬に鮎の姿も見られません。・・・・数がいない・・・・
2003年06月07日
高津川  横田合流点       12cm〜21cm  15匹
やっと水が引いたようなので高津川まで出かけました。
日原の漁協に囮を買いに行くとたくさんの釣り人がいました。
聞いてみると「掛からない、追いはシブイ」との返答でした。
最近人気急上昇の高津川です遠方の県外ナンバーの車がいっぱいありました。
漁協で係の人に状況を聞くと日原より上流部では場所によりいい釣果があがっているとのことでした。あとは匹見川と横田より下流部。
とりあえず初釣りなので昨年も攻めた池原へ。。。着いて川見をしようとしたらなんと雷です!山側から黒く厚い雲も迫ってきています。信じられません!しばらく様子を見ていましたがすぐに天候が回復するようでもありません。仕方がないので山沿いをさけて下流部へ移動しました。けれど雷は僕を追っかけてきました。横田地区に着くと稲妻まで走り始めました。近くで山間に落雷している様子も見えました。仕方なく車で避難。。。せっかく昼前には到着してたのですが・・・車の中で眠ってしまっていました。天気が好転し暑さで目が覚めたのは15:30川にはたくさんの釣り人の姿が見えました。急いでそのまま合流点匹見川側のチャラへ入ります。囮を入れて探りますが思ったほど掛かりません。ポイントに入れてしばらく待ってようやっとズ〜〜〜んです。当たりも弱く重たいだけみたいな感じです。掛かり鮎はどう見ても天然遡上ではなく放流鮎です。ポイントを変えながら探ると間を置きながら掛かるには掛かるのですが全然本来の高津川の追いとは別物です。あまりおもしろくありません。天然遡上のチビ鮎も姿が見えません。2時間で15匹。けれど全く満足のいかない高津川初日でした。
2003年06月08日
高津川  池原地区       12cm〜21cm  5匹
なんと11時から3時までの釣果です。ゲンゴロウ前の瀬落ちではピクリともしません橋の下流の瀬もからっきしです。午前中入るところがないくらいいた釣り人も午後にはほとんど姿が見られませんでした。かかったのは橋上のトロだけです。遊び鮎の姿もあんまり見られません。網入れの人が船の整備をしていました。それにしても網が入った後にしても掛からなすぎです。
今掛かっているのは放流鮎。天然遡上は第一弾は早く遡ったらしいのですがその後はかなり送れて遡上し、数も例年に比べたらとても少なかったそうです。放流鮎は偏在しています。掛かるところと掛からないところの差が極端です。また石にしっかり着いているわけでもないので足をポイントに踏み入れたら鮎が逃げて戻ってきません。釣り人がたくさん入ったところはすぐに掛からなくなるようです。掛かるところでは粘ったらそこそこには掛かり続けますが入れ掛かりなんてないようです。まだ鮎が着いてて人があまり攻めてないポイントを見つければ掛かるのでしょうが・・・今年は釣り人もたくさんいますよ〜。 しばらく難しいでしょうね。
高津川
本流は柿の木周辺 匹見川の方がまだかかっていますが
それもいつまで続くことやら・・・・・
2003年06月15日
太田川上流  漁協前 11:00〜16:00
               鮎      15cm〜17cm  5匹
太田川上流地区は放流河川ではあるが女性的な流れでじっくりと
釣りができる私の好きな釣り場の一つである。
毎年解禁に合わせて鮎の放流が行われ、解禁日は3桁釣果が続出する。しかし最近はその状況も長くは続かず、2週間ほどもすれば冷水病でほとんどの鮎が死んで流されてしまって、鮎の魚影が薄くなってしまう。しかし昨年温井ダムが完成し、水温の変化も少なくなったのでどんなものだろうかと行ってみた。予想どおり水温は20度あった。
けれども鮎は小さく石に着いた鮎の姿もあまり見えない。小さな群鮎ばかりが目についた。丸河釣具店で囮を買ってすぐ前の漁協下に入る。流れが緩やかになったところに囮を送るが反応がない。あちこち石の下をじっくりと泳がせるとククンときた。小さい。高津川の鮎が大きかったのでよけいにそう感じる。野鮎に変わったのでこれから・・・と思ったが、続かない。時々コクンと来るが針掛かりしなかったりばれたり・・・追いがすこぶる弱い。鮎の体力がないのか強い流れの中では鮎の反応がない。じっくり泳がせるのはおもしろいのであるが、かからないので腕がだるくなる一方だ。そのうち死に鮎が流れてくる姿が目立ってきた。地元の人に話を聞くと冷水病が出ていると言うことであった。今年も・・・そしてここも・・・・掛かる鮎は小さくて口元が赤くただれている。そのうち体に血がにじみ傷だらけの鮎が掛かる。痛々しくて釣りを続ける気が薄れてしまった。気持ちよく友釣りをできる川ではあるのだけれど・・・
2003年06月21日
太田川上流  漁協下流 16:00〜19:00
               鮎      13cm〜18cm  8匹
シマノジャパンカップの下見にまだ入っていない下流側へ、到着が遅くなったので十分な時間はない。丸河さんに「今から入るんかね。」とあきれられてしまった(笑)。しかしここの川は難しい。大きな石があちこちに入っていて、小さな複雑な流れがあちこちに形成されている。鮎も単純には追ってきてくれない。解禁日には3桁釣りはざらと聞いているが、私は解禁日に入ったことがないのでそんな簡単な釣りをここで経験したことはない。けれど難しいからおもしろいとも言える。この川に入ってから私の釣りは大きく変わった。腕を磨くにはもってこいの釣場と思う。最初の養殖囮は元気がいい。しかし泳ぐのを見ていると(水がきれいなのでよく見える)中層を泳いで底に着かない。糸を張らないようにして最初の一匹は囮任せにポイントにたどり着くまでじっと待つ。以外と早く反応があった。しかし冷水病のためか天然鮎の元気がない。養殖囮の方が元気なくらいだ。それでも野鮎の方は底を泳ぐので追いがいい。石裏を丹念に探ると結構追ってきた。短時間で8匹。この川もほんとは夕方の地合の方が追いがいいのではないだろうか。決勝エリアもちょっと様子を見てみたかったが、おもしろいのでつい時間いっぱいやってしまった。
2003年06月22日
太田川上流  漁協下流 6:00〜8:30
               鮎      13cm〜18cm  3匹
 シマノジャパンカップである。どうもくじ運が悪い。囮配布の順番は最後の方である。これまでの状況からいいのは本部(見入ヶ崎河川敷公園)より上流の国道橋の下付近であるが、さすが参加者はよく知っている。みんな上へと歩いていく。そこで距離はあるが昨日下見したところをポイントに定める。同じ思いの人が他に二人いた。歩いて15分?着くまでに体力を使う(笑)。先行していた人が私が昨日竿を入れたところに入った。仕方ないのでその上へ・・・対岸に一人・・・狭い場所になってしまった。しかし対岸の人は動きそうだったので足下に囮を入れて辛抱する。囮の元気を温存させていると突然掛かった。けれど掛かりバレ。鮎の活性はやはり低い。少し前に出すともつれるようにして掛かった。その頃には対岸の人はやはり上へと上っていった。ポイントが広くなったので広範囲に探る。しかし昨夕ほど追いは見られない。水が10cm程度引き、昨夕とは川相が変わっている。じっくりせめてなんとか3っつ掛かったが、その後ピタリと止まってしまった。時間が経つほど水温が上がり追いの活性があがるはずなのに・・・本部から遠いので早めに竿を納めなければならない。結局その後追加できなかった。5つは掛けたかったのだが・・・落胆して本部に帰り服を着替えたら、なんと他も不調で9位予選通過である。(全体に掛かりが悪く、1匹掛けたら予選通過であった。)
 決勝進出!あわててもう一度釣り支度をする。決勝エリアはやはり漁協下の瀬。下見でも予選でも全然掛かってないところである。それでも先週小さなポイントを見つけていたのでそこを狙ったがまたまたじゃんけんで負けてしまって囮配布が下位である。囮をもらって川を見るとそのポイントは対岸に人が入っていた。狭い一瀬に選手23人。竿1本の間隔でずらりである。入るところがない。仕方がないので間に入れそうなところに入る。足下に遊び鮎がいれば・・・ぐらいのよくない場所である。しかしそこは対岸への渡場だったので人が渡って鮎が逃げまどった後。可能性は薄い。それでも囮に負担をかけずに泳がせていたら1匹掛かった。けれど掛かり鮎が小さくて、また焦ってしまって、受け損ね。鮎はずれ!なんともまあ〜。その後、鮎の反応はなく結局囮変わらずである。ガックリ!私の周りに入っていた人は誰一人掛けた人はいなかった。私より配布順位が後ろの人がいくつか掛けていた。つまりエリアの端の人が入らないようなところに鮎は残っていたようだ。1位の人は囮込み7匹。この状況でよく掛けたものだと感心した。予選参加者70名うち鮎を掛けた人23人。決勝23人うち鮎を掛けた人9人。釣れない大会だった。けれど昨年のジャパンカップ九州大会に比べたらよっぽどましな大会であった。
2003年06月29日
阿武川ダム下流  佐々並発電所放水口 15:30〜17:30
               鮎      15cm〜20cm  9匹
前日までの雨に川の水況をネットで検索してみたが
佐波川は増水。竿が出せそうにもない。
高津川は大丈夫そうだが、今年ほど釣れないのでは
長い運転時間をかけてまで行く気はあんまりしない。
それでも昼からは晴れ間が出てきたので、どこかで。。。と
家を出た。まずふしの川へ。。。。50cmくらい増水している。
それに私が好きなポイントにだけ2人の釣り人が入っていた。
掛かってる様子はない。漁協によって状況を聞いたが、あんまりいい話は聞けなかった。
囮だけとりあえず買った。ここは大規模な養殖をしているので囮鮎も安い。1匹300円。
車を北に向ける。
この時期にはまだ鮎が小さいけれども数がいて
掛からなくても目で楽しませてくれる阿武川上流長門峡へ
しかしここも増水。無理をすれば竿が出せないこともないようだが
釣り人の姿が一人も見えない。
やる気が薄れていく中、車を阿武川下流ダム下へ・・・
このダム下はよほどの雨量変化でない限り、雨では水量には
左右されない。水量は雨よりもダムの放水状況で変化する。
ダムは放水中だった。水量は少し多め。川の底が見えない笹緑色である。ここもダメかなと思って車をさらにすすめると・・・
なんと釣り人の姿が・・・
しかもいつも見るような地元の釣り人の姿ではなく
どこかのクラブ員ではないかと思える出で立ちで
車も乗りあわせである。
よさそうなポイントには竿間隔で人が並んでいる。
しばらく見てるとポツポツと鮎が掛かっているのだ。
驚いてやる気になって、入漁券を買う。
日曜日の昼下がり・・・・
こういうときは誰も人が入っていないところをいつもは狙うのだが
今年初めて、釣況もわからないので人がたくさん入っている佐々並発電所放水口下に入る。そして真ん中に入っている釣り人の背中、やりカスポイントに囮を入れる。養殖の囮を泳がせながらたるみを探っていくとなんと追いの反応があるではないか。
しばらく反応を伺って、それからちょっと本気で反応があったところを攻めてみる。。。掛かった。小さい15cm級であるが黄色いはちまきがハッキリした天然遡上鮎である。しばらく最初の流れの緩いところで探った。すると掛かるのであるがバラシ連続である。水量のある瀬、今までの川と状況が違うので針が合っていないのだろう。少し思い針に変えるとやっと掛かった20cm級の鮎だ。黄色のはちまきがしっかりある。今シーズンこんな元気のいい鮎は初めて掛けた。その後、人が少ない上へとあがった。きっと上からみんな掛けながら下がったのであろうからそこもヤリカスだろう。そんなに入れ掛かり的な掛かり方はしない。けれど追いの反応があるところをじっくり攻めるとまず確実に追ってきて掛かる。掛かり鮎はほとんどが18cm級のいい鮎だ。飽きない程度に掛かり続ける。こちらの期待を裏切らない。人のヤリカスポイントでこれだけ掛かるのだからきっとこの川はどこでもよく掛かるのだろう。今後が楽しみになった。(ただし7月1日からは友釣り専用河川ではなくなってしまうのだが・・・)
2003年07月05日
阿武川ダム下流 
 佐々並発電所放水口と川上給食センター下
 15:00〜18:30
               鮎      11cm〜20cm  14匹
前日の豪雨で川はどこも増水で竿が出せそうもありません。
川の水況をネットで検索してみたがやっぱりです。
天気の様子をうかがいながら・・・家を出た。
まずふしの川へ行って囮を買うが水槽の中には鮎が2匹しかいない。選べない囮。しかも網ですくうとき上に浮いているのを金魚すくいです。囮に自信が持てません。車を阿武川ダム下流へ・・・
この状況なのに釣り人はちゃんとポイント各所に入ってました。水は放流時の平水。ここはダムサイトからあまり距離もなく、支流もないので雨量ではあまり水位変化は起こりません。その変わり天気に関係なくダムが放水し出すと釣りにならないこともあります。囮に自信がないので流れが緩いがポツポツ鮎が足下からいる佐々並発電所放水口下に入る。そっと養殖の囮を泳がせながらたるみに持っていくとなんと入れ掛かり!ラッキーである。元気な鮎にすぐ変わったので、「これは!」と意気込んだが後が続かない。対岸にいる釣り人もあんまり竿が立たない。竿抜けのポイントを探るとやっと掛かる。しかし釣り人が少ないので欲を出して芯まで探って粘ってしまった。気がついたら17時。鮎はそれほど掛かっていない。ポイントを給食センター下の瀬に変わる。けれどここも反応は今一つ。それでも、先ほどのポイントよりはよく掛かった。けれど小鮎が多くてパッとしなかった。地元釣り師が「なんと掛からんようになったのう〜〜」とぼやいていた。
2003年07月27日
高津川  日原漁協前      12:30〜18:00
                     12cm〜22cm  16匹
大雨が続いて、どこの川も増水で竿が出せませんでしたが、やっと水が引いてきました。久しぶりの竿出し、本当は阿武川に行きたかったのですが、どこも今期不振の高津川の状況情報を掲載されていませんので、情報提供にとがんばって高津川まで行ってみました。日曜日で車が多くて途中渋滞に巻き込まれ普段よりかなり時間をかけて日原漁協に到着。漁協の人に状況を聞いたけれども、ここ1ヶ月は増水でろくな竿出しができなかったということで、状況もわからないということでした。漁協の前に5人ほど入川されてたので、「この前でも掛かるか?」と尋ねたら「ここは掛からん。朝に入ってた人もみんな移動していった。」という返事。やっぱり横田の合流点までいくのが無難か。。。と思って車に戻ったら、「今から釣るのか?」と地元の人が話しかけてこられました。鮎釣りをされる人ではないとのことでしたが、高津川のことをいろいろと聞かせてくださいました。しゃべっている時に足下の細い流れを見ていたら、鮎がはんでいる姿が見えました。「いるじゃない。」ととりあえず竿を出してみることにしました。他の釣り人はみんなトロ尻に並んで掛けていました。それで瀬が空いていたので足下から囮を入れました。最初の1匹までかなり時間が掛かりましたが、結構いい型の鮎が波立ちの頭できました。囮を変えると目の前の石裏や瀬頭で3連チャンの入れ掛かりです。「これはおいしいかも。」と思ったのですが、それっきりピッタリです。追い気はあるのですがやはり今年の高津川、魚影が薄いようです。その後も広範囲に歩き回ってポツポツとは掛かりましたが、やはり連続では掛かりません。流芯はやはり垢が飛んでいます。石がざらざらです。残り垢は脇と大石の裏、それと瀬の掘れこみにありました。そこを丁寧に探るとなんとか掛かってきます。型は大きいです。瀬尻の早瀬で道糸が飛ばされてしまいました。何匹かは天然物の背びれの長い鮎もいましたが、いつものように瀬の脇に小型の鮎が群れている姿は見あたりませんでした。ほとんどの鮎はやはり今月初めに追加放流された鮎でしょう。今後水況が安定して釣り人が続けて入り、一通り釣られたらまた掛からなくなるかも知れません。この1週間が好機でしょうね。
2003年07月28日
阿武川ダム下流  大堰堤上の瀬 11:00〜14:00
               鮎      15cm〜21cm  15匹
梅雨明け2日目の今日はうってかわって雨予報。確かに今にも雨が落ちてきそうな空模様なので、早めに家を出た(つもりw)。
狙いは長門峡だったのだが平日でもあり雨予報でもあるので川が空いている。いつも誰かいる道路の上から見える100釣果が出るのではないかと思える瀬が今日は空いている。そのため車をストップさせてしまった。ポイントに向かうとまだちょっと水量が多かったのでいつもは歩いてわたれるところがスリムでは渡りきれない。しょうがなく大回りしていると対岸からさっさと別の釣り人が入ってしまった。空いているのに竿合わせも・・・と上500mの瀬に移動した。やはりここも白川でどこに残り垢があるのかよくわからない。足下のこぶし石には垢があったので、まずチャラに囮を入れる。けれど反応なし。群れるほどの鮎がいなければチャラにはなかなか鮎がいない。流芯の手前かけ上がりでやっと1匹掛かった。けれど後が続かない。そのうち対岸に地元の釣り人らしい人が入ってきた。その人は瀬の上水深のあるところに囮を入れた。初めてのポイントなのでその人を見習って上の深いところに移動する。広範囲に探るとポツポツと追ってきた。型は大きいが数はいない。対岸の人にも掛かってる様子はない。そのうちその人はポイント移動で姿が見えなくなった。いくつか元気のいい囮が確保できたので再度荒い瀬に移動する。よく見ると芯の向こうが盛り上がっていた。黒い岩石も見えたのでそこに囮を入れるとガッツーン!「こんなところにいたのか」とその盛り上がりを集中的に狙う。しばし入れ掛かり。型も大きいので1匹1匹瀬をくだらなくてはならない。何度か身切れでバラシもあった。大水中の鮎は身が柔らかい。しかし雨が水音を立てるくらいひどくなった。体もぐしょぐしょになったので早々に竿をたたんだ。
その日はその後豪雨になった・・・止めて正解!
やっぱり高津川よりよく釣れるなあ・・・
2003年08月01日
高津川  匹見川との合流点の匹見川側 橋の下から本流まで  13:30〜17:00
                     12cm〜21cm  18匹
久しぶりにここまできた。漁協本所で囮を購入。組合の人に何度も「養殖しかおらんで」と念押しされた。鮎の入荷が少なくて即全部出荷しないと間に合わないらしい。僕はいつも養殖2匹から始めるので全然平気なのですが・・・。ちょっと水量の多い今、橋の下流のチャラはいい状態だろうとにらんで入川。ところが地元の釣り人らしい人が浅いチャラの真ん中に立っている。「鮎を全部逃がしちゃってるのでは」と思いながら仕方なく上の橋の下まで上る。毎年岸際の敷石に真っ黒になるほどの小鮎がもぐれついているのに一匹も見えない。今年の遡上の悪さを改めて恨やむ。橋の下に入ろうとすると子どもたちがちょうど泳ぐために川に降りてきた。したがってここも×。堰の下の瀬頭に入川。ところが全く反応がない。こういう小場所の鮎は全部流されてしまっているのだろう。探りながら下へ下がるが結局一瀬当たりがなかった。波立ちの切れ目コンクリート敷きまで下がってやっと1匹目が来た。下のチャラ瀬との境目でここだけ少し水深がある。どうやら下は釣人が踏み荒らし、上は昇れなくてここに固まっていたらしい。しばし入れ掛かりに近い状態お味わう。なんと1番掛かったのはコンクリートの上である。泳がせで掛かるのは天然遡上もの。しかし数が少ない。それよりも引きつりで1っ点に止めてしばらく止め泳がせで待つ方がよく掛かった。ここはいつも上飛ばしが有効だったのに。。。一通り釣りきったのか当たりが遠ざかった。下の釣り人も姿を消していたので徐々に下へ下ったがペースは上がらなかった。帰る前に本流にも少し竿を入れたが反応はなかった。あちこちまだまだ垢飛びなので、鮎はところどころに固まっているようだった。
2003年08月03日
佐波川  新橋上の早瀬(30cm増水)  15:30〜18:30
                     12cm〜20cm  15匹
ずっとダムの放水によって増水中で竿出しができなかった佐波川ですがようやく竿が出せる程度まで水が減りました。かといって解禁からずっと貧果の佐波川です。期待はなく、時間もないので夕涼みがてらのつもりで川に入りました。本橋の「松田さん」のところで囮を購入。奥さんに状況を聞くが「やっと川には入れるようになったところやからまだわからんなあ」という話。釣りに入る人はみんな上へ行くとのことでした。下流部は今年は天然遡上の数も少なく、遡上時期もかなり遅れたので数も少なく掛かる鮎もチビばかりという状況でしたから無理もないでしょう。それでもやっぱり今後の状況を見通すために僕は下流の新橋下に入りました。いつも素掛けの人が何人もいるポイントですが橋の下の瀬に一人いるだけです。増水後は上の瀬尻でいつもよく掛かるのでそこに入りました。増水しているので結構水勢が強く養殖の囮が入りません。瀬の尻から頭まで様子を見ながら探ってやっとなんとか囮が入りそうなところを見つけました。もうだいぶ囮は弱っていましたので石の頭で止めましたするとググッ!やっときました。「おお、いたいた!」18cm級の天然遡上鮎です。流れが強く鮎の引きも強いのでついて下がってやっと引き抜く感じです。囮が野鮎に変わってからは驚くほど掛かりました。入れ掛かりに近い状態です。今シーズンではどこの川でも味わえなかったことです。ただ1匹1匹流れを下らなくては行けないで結構大変ですし、回転に時間がかかりますので数はそんなには上がりません。瀬の上から瀬の尻そしてトロ頭までやりましたがどこも鮎はいるようでした。ただしたくさんいるのは瀬の芯でした。元気のいいうぶな鮎という感じです。ずっと人が入ってないからこうだったのでしょう。今後水が引いて人がたくさんはいると数少ない鮎は釣りきられてしまうかも知れませんね。短い間の絶好調の佐波川です。
2003年08月10日
高津川  柿木村道の駅裏 友釣り専用区 橋の下
               (50cm増水)  9:00〜12:00
                     15cm〜25cm  4匹
この日はCAST宇部店、山口店主催の鮎釣り大会。前日には大型台風10号が通過し、いい天気ではあるが川は増水。集合場所の日原道の駅について土手に出てみるとゴウゴウと流れていた。店長に電話してみると予定通り決行。上流の方は雨が降ってないのでそれほど水位も高くなく、水位も下がってきているので可能ということだった。七日市と六日市の境目まであがってしまった。ここも友釣り専用区。大きな石がごろごろしている瀬で、まさに人工種苗放流鮎が好みそうな場所である。しかしながら人が入った気配がない。疑問を抱きながらも川に入る。でも、、、石が曇っていて苔をはんだ後がない。そっと 囮を入れてみた・・・この囮が・・・・2匹とも冷水病にかかっている。ヒレの付け根が出血してただれているのだ。2匹ともそうなのだから漁協においてある養殖囮はきっとみんな冷水病に犯されているのだろう。囮に気を遣いながらわきのたるみから瀬の流心まで探ってみたが掛かるのはうぐいばかり!囮もきっと浮いているのだろう。そこにうぐいが掛かるからさらに囮が弱る。ついに、ここを見切って場所移動。柿木村道の駅裏に車を止める。ここには釣り人が2人ほどいた。瀬はゴウゴウと流れていたが脇の石にも垢がついていたのでどうにかなるかと囮を入れる。けれど全然である。脇の石にはハミアトもない。囮も相当グロッキーなので半ばあきらめ気分で瀬の流心に入れる。けれど囮は下へ下へと流される。囮について瀬を下り、ついにガンガン瀬の肩まで下ってしまった。これ以上下がれない。。。とその時ガッツーン!!である。なんとも大きな手応え。しかし足場は限界で下がれない。竿を上に倒してそのままふんばり魚をあしらう。相当時間が掛かってようやく魚を誘導できるようになったので段瀬の石裏に誘導してなんとか抜いた。25cm級だ。ドシ〜〜ンと大きい。本来僕は小型の数釣り派なので竿も仕掛けも対応する物ものは持っていない。けれど養殖囮も弱っているのでこわごわその25cmを囮にして瀬に入れる。掛かってもあしらえてかつ下がれるようにと流れがきつい中瀬を遡った。けれど・・・流れの緩いところでは全然反応がない。しばらくやったがダメなのでだんだんとさっきかかった流れのきついところへと下がっていった。すると またまた ガツーン!である 1発だ。しかし今度は囮も25cmあるさっきとはまた引きが違ってきつい。同じように竿を上に倒して踏ん張るが、それでも 竿を絞り込む。グッと辛抱していたらプッツ〜〜〜ン!切れたのは水中糸のメタル007だった。限界を超える引きだったのだろう。養殖囮の再登板だ。すでにヨタヨタなので、鉛をかまして流心にむりやり入れる。と、すぐまた ガッツ〜〜〜ン!これも25cm級。どうやらここだけに鮎が固まってついているようだった。けれど大きいので親子どんぶりの危険性がいっぱい。釣果がでるどころかマイナスになってしまいそうな感じであった。結局親子どんぶりは3回あった。小さめの鮎だけがキープできた。時間まで冷や汗を流しながらの釣りであった。結果囮込み6匹。大会の成績は4位だった。親子どんぶりの危険性と増水急流の流れの中での良型鮎とのやりとりでの腰痛。囮を入れるのが怖い友釣りだった 笑。
2003年08月16日
佐波川  本橋の早瀬と上のトロ  11:00〜18:00
                     17cm〜21cm  26匹
水位状況を確認すると佐波川の状況がいいようだったので行ってみた。いつものように「松田さん」のところで囮を購入。奥さんに状況を聞くともう一つパットしないらしかった。釣り人はみんな上流にいくらしい。すぐ前の本橋はどうか?と聞いたが「入る人がいないからわからない」ということだった。車を新橋に向けたがもうすでに車が止まっていた。駐車スペースのないところなのですぐにあきらめ本橋下に入った。水は20cm高?今シーズン水位が高いのでこのくらいなら平水と同じと橋の下流の瀬に入るとそれまで見えなかった竿が見えた。先客がいたのです。瀬の真ん中の1番の場所に入っておられたので気を遣いながら瀬の肩の石の小さいところで竿を出すことにした。ところが!養殖の囮を放すやいなやガッツーンです。それから1時間ほど入れ掛かり1時間で16匹です。下の瀬の中心にいたひとも次々に掛けていました。流れが強いので掛けると下に下らないといけません。だんだん下がってしまうと先客の人のじゃまになるので上へ昇ってまたやるのですが、狭い範囲では掛かりが止まりました。探りたくなるけれど先客の人がいるのでそこはもう離れました。その後橋上のトロに移動したけれども、こちらはチョロチョロしか掛からない。それでもいい型の鮎が追ってきて退屈しませんでした。ここで追ってくる鮎の姿にはビックリです。まっきっきの黄色鮎です。囮の元気がよかったら、ぐんぐん泳いでそのうちガツンです。しかしちょっとでも囮が泳がなければ全然鮎は追ってきません。背掛かり鮎ならすぐに来て、腹掛かりをやってしまうと音沙汰なし。そんな感じだった。
先客さんは夕方まで瀬でやられていたので3,40匹はいったのではないでしょうか。
2003年08月22日
佐波川  本橋下の瀬
          11:30〜12:30
                     18cm〜21cm  11匹
昼に少し時間が取れたので、前回よくかかった本橋下の瀬に行ってみる。ところがやはり情報が流れるのは早いものだ。瀬の中心から尻の間に二人の素掛けの人がいた。それもあまり掛からないためか瀬の中をバンバン歩いている。残念。仕方がないのでまた瀬肩で囮だけ交換するつもりで入る。仕掛けを付けている間に素掛けの人が立っている前を通って僕の上、下へと歩いて竿を振る。かなり遠慮して上に立ったのであるが、それでも気に入らなかったのであろう。「友釣りやから、じゃましないようにして新しい囮だけとったらすぐ移動するつもりや。」と通り過ぎるときに声を掛ける。「ずっと素掛けしてるからかからんかもしれんぞ。」と返答。これで竿2本分の場所は確保させてもらった。最初の養殖囮の泳ぎがおかしい。落ち着かないで瀬を右に左に・・・養殖囮によっては元気がよくても底を泳がず中層ばかり泳ぐ奴がいるものだ。元気よく泳ぐのになかなか最初の一匹が掛からないときはたいていこんな囮の時だ。15分ぐらいかかったが、50cmほど流れがよどんでいる穴を見つけてそこで糸を中途張りにして囮を落ち着けたらやっときた。それからはしばらく入れ掛かり。水温は高い。12:00のサイレンが鳴るのと同時にピタリと追いが止んでしまった。「ぼちぼち掛かるみたいやなあ。」と素掛けのおじさん。「ガンバリ(素掛けのこと)で掛かる鮎と友掛けで掛かる鮎は違うからね。」と僕。「5つくらい掛かったか?」「いや10はいったかな?」「そんなにかかったんか・・・」この会話を後に僕は橋上のトロに移動した。晴天がしばらく続き、減水したトロ。鮎が遊んでいる姿も泳いでいる姿も見えない。それでも静かに広範囲を泳がせるとポツリポツリククッときた。泳がせながら探るのはおもしろい。しかしここでタイムリミット。呼び出しの電話が掛かった。
2003年08月23日
佐波川  本橋上トロから浄水場下堰堤の下の瀬 
          12:00〜18:00 
                     13cm〜21cm  17匹 
昨日、途中で呼び出しが掛かって欲求不満になったので、改めて本橋上のトロに 入る。「今日はじっくり泳がせて探るぞ〜。」と意気込んで、少し掘り込みになって るところから始める。今日の養殖の囮は言うことをよく聞く(笑)。沖へ向かってま っすぐに泳ぎだした。しかし、思ったようには追ってこない。やはり深いポイントで は養殖囮は中層に浮いて泳ぐのか・・・そこで竿いっぱいまで沖へ向かわせ、盛 り上がりになって水深が浅くなっているところへ導いた。するとガツン!1匹目が やっときた。元気のよいの鮎に変わったので「今度こそは。」ともう一度深く掘れ 込んでいるところに入れてみるがやはり追ってこない。どうやら鮎は浅いところに 出てるらしい。そこでポイントを少し移動して深みから浅瀬へと駆け上がりになっ ているところを集中して攻める。あまり鮎の数が多いとは言えないようだ。広範囲 に探って、やっとポツリポツリと追ってくる。けれど、こういうポイントでゆっくりと鮎 を泳がせながら掛けるのはとてもおもしろい。泳がせ、掛けながら、一見変化の ないベタトロの場所の底の変化を見分ける。「あそこ、そしてあそこ。あっちはひ ょっとしたら入れ掛かりポイントかも・・・」いくつかポイントを読んで、今日の釣り が楽しみになった。ところが1時間もやったか・・・13:00過ぎになってそれまで いなかったけれどワイワイと子どもたちが川の中へやってきた。どうやら丁度昼 食時間で川からあがっていたようで、川泳ぎが始まった。仕方がないので泳いで いる子どもたちから遠ざかりながら泳がせる。しかし水泳者はとどまることがなか った。ついにはそのトロ場いっぱい。50人は泳いでいるだろうか・・・・あっけにと られ、けれど夏らしい風景にほほえましさを感じながら仕方なくそのポイントをあ きらめた。けれど遊泳者をさけながら移動したので、すでに車を止めてあるところ はずっと向こうになってしまっていた。川を歩いて遊泳者の中を横切り車に戻る の気にはなれなかったのでさらに上へ歩いて上がり浄水場下堰堤下の瀬まで移 動した。ここは本流が大きく二つに分かれ、筋が細いのでいつも竿抜けになると ころ。けれどこの日は思うように追ってはこなかった。じっくりと流れの速い早瀬 を探ってようやくポツリポツリである。どうもこの状況に納得できなかったので、い ろいろと探っていたら上から先客の釣り人が戻ってきた。とてもいい方でつい鮎 談義がはじまった。僕も竿を置いて、今年の佐波川の状況など1時間ぐらい座り 込んで二人でしゃべっていた。こういう触れ合いは私はとっても好きである。いく ら釣れてても時には半日でも話をしたりもしてしまう。相手はいい迷惑かも知れな いのですが・・・(笑)。日が落ちる頃、その方とは別れました。どうやらこのポイン トには素掛けの人がついていて、連日攻められてるらしかった。さすがに日の暮 れになると遊泳者の姿も消えていた。車の方へと下がりながらトロを泳がせてポ ツリポツリと掛けながら戻った。車についたときにはなんとか17匹になっていた。 
2003年08月25日
佐波川  新橋上トロ瀬(チャラトロ) 
          17:00〜18:00 
                     15cm〜18cm  3匹 
やっと好調になった佐波川を前に またしばらく竿が出せなくなるのが残念でい てもたってもいられません。(笑) 
そこで、仕事を急いで片づけて夕方5時から佐波川へ行った。 
もうすでに天気は下り坂に入っていたので17:00でもうす暗くなっていた。それ に、上流部ではすで雨が降ったのでしょうか?水も20cm高くらいで新橋橋上の チャラがトロ瀬になっていた。 
いつものように橋の真下を横切り、波立ちに囮を入れる。 
最初の養殖の囮はちと変な奴であちこち走り回っておちつかない。きっと川底に よう入らないのでしょう。養殖の囮はいくら元気でも川底を泳がないやつが結構 いる。 
流れの弱いところに少しづつ上がって、やっと囮が落ち着き、じっとして尾を振る ところを見つけたので、その周囲を泳がせたらやっと追う気配が・・・ 
直径1mくらいの円を2回描いて囮が回った後にようやくビビビンです。1匹目。 
けれど囮が天然に変わったにもかかわらず次が来ません。 
水位が上がって鮎の付場がかわったのでしょうか? 
いや、それだけではないでしょう。やはり例年の新橋上チャラとはわけが違いま す。石畳にも対岸の岸際にもチビ鮎が見えません。 
今年の天然遡上の少なさでしょう。どうやらかなり上のちょっと深いところに鮎は いるような感じがしました。 
少し勢いよく尾を振って鮎が泳いだ時にぐぐっと追ってきました。 
今日はいかんせん天気が悪く18:00には目印も見えなくなってしまったので18: 00納竿。 
もっと早くからできてたら今日はおもしろい釣りができる水の状況だったの に。。。。。 
2003年08月26日
佐波川  本橋上トロ 
          15:00〜18:00 
                     13cm〜21cm  14匹 
昼から時間がとれたので、再び佐波川へ、少し雨が降った後なので15cm程度水位が上がっていた。平日の昼下がりとあって、どこもポイントは空いていた。本橋下や新橋上の瀬にはいったらいかにも数がでそうであったが、先日から遊泳者がいてゆっくりとできなかった本橋の上のトロでやることにした。変化の少ないところであるが川幅も広く、ゆったりとした流れで人も少ないこのポイントで静かに泳がせるのが好きなのである。水位が高く水勢が少し強そうなので竿をF中硬硬にする。対岸の少し浅く盛り上がった流れの少し速くなっているところから始める。足下もいい石並びなのだが残念ながら足下では追わない。かなり沖に囮が出たところでようやく1匹掛かった。人の気配を悟って近くに寄ってこないのであろうか・・・・上にあがった時にはピョコンとちょっと小さめの天然遡上鮎が追ってくる。沖に出て上に上る途中で足踏みをしたら大きめの放流鮎がかかる。結構引きが強くて、また水深・水勢もあるのでうまくアタリを見取って竿をさばかないと下流に流れたらなかなか浮かない。下がって竿を立て直せばいいのだが、鮎が敏感そうなので動いて野鮎を驚かせたくない。ちょっと強引にためて引き抜くと細軸のカツイチスーパー競技V9 7.5号がのびている。この日はいつもより針や鼻環仕掛けをたくさん使った。どうやら追う場所はこの日入ったところの上下20mだけのようだった。掛かりが遠くなり、日も落ちかけてきたので少し歩きながら探ったがほかで追ってくることはなかった。数は出なかったが、久しぶりにゆったりとまた囮操作や誘いをかけてのおもしろい釣りを味わうことができた。ただ、曇ってもいたのだが18:00には目印が見えなくなって竿をたたまざるを得なかった。車へ向かう河原の足下では鈴虫が鳴いていた。日の短さや虫の音に秋を感じ、鮎の季節の終盤を実感して少し寂しい気がした。
2003年09月06日
佐波川  本橋下荒瀬と橋上のトロ 
          12:00〜18:00 
                     13cm〜27cm 18匹 
高津川にいこうかと思ったが、天気予報が雷雨予想。昼からの釣行でもあるので安全策をとり、近場の佐波川へ行った。本橋の瀬を見てみると、いつも素掛けの人が入っている瀬が丁度空いたので、入ってみた。素掛けの人が帰るとき、「昨日はよく掛かって、朝の9時までで30匹いったのに今日は全然ダメだ。」ということだった。まあそれでも友釣りなら掛かる鮎もいくらかはいるだろう・・・と瀬肩から釣り下がった。実は車を降りるときには最近ちと凝っている橋上のトロで竿を出そうと思っていたので竿はT中硬、仕掛けは道糸Vターボの0.07を中心にしたものしか持っていなかった。最初の流れの緩いところで1匹きたのは15分後。20cmのいい囮だ。それでも落差のある瀬なのでかなり下がって取り込んだのだが、上へ上るのが億劫でそのまま早瀬で囮を出した。するとすぐ次が来た。しかし速い流れをためるところで道糸がプッツ〜ン!そういえば前回道糸が木に引っかかって切れたのでそのまま結んで使っていたのだった。メタルの007に張り替える。鮎はかなりいるようでそんなに時間が掛かることなく次が来た。けれども流れも強く、鮎も20cm超えと結構型がいいので引き抜くのに一苦労。釣るたびに瀬を下がって流れのきついところに入っていくのでついには中硬・メタル007は耐えられなくなってしまう。それ以上強い仕掛けも持っていず、竿を変えに車に行くのもつらいので強行するがなんとも親子どんぶり3回!引き船の鮎が増えない。流れもきついので替え囮が十分ではないのでだんだん焦ってきた。そこで思い切って瀬を下り、瀬落ちのトロまでいった。ここは流れに掘り込まれてちと水深が深いが落差がないので流れは緩くなっている。しかし実は瀬落ちのトロは大型のポイントだ。足下でガッツ〜ン!と掛かって激流の芯を横切って対岸に突っ走り竿がそのままのばされてプッツーンです。その後、同じような感じできたのをなんとかあしらってあげたら27cm。こんなのがきても囮にに使えないのでさらに焦ってしまった。その後数匹掛けたところで一転にわかにかき曇り、雨がザー!「この降り方は雷雨になる。」と天気予報も頭にあったので急いで竿をたたみ、荒瀬を駆け上った。ようやく橋の下にたどりついてゼーゼーと息を切らせてたたずんでいるとなんと空が明るくなってきた。雨は上がった(笑)。焦ることは一つもなかったのだった。けれど再び同じように天気が急転してもいけないのでそのまま橋の上に上り、トロで釣る事にした。時間は夕方4時。けれどそんな天気なので遊泳者もなく、他に釣り人もいないのでゆっくりと広いトロを探ることができた。日が陰るまでの2時間。この方が結局橋下の瀬で悪戦苦闘した釣果よりよかった(笑)。
2003年09月07日
佐波川  人丸橋上の瀬肩と本橋上の浅トロ 
          12:00〜18:00 
                     13cm〜21cm 16匹 
今年は佐波川といえばいつも浄水場下堰堤より下ばかりに入っているのでちょっと上も様子を見てみようと最初に人丸橋の上に入る。釣り人の姿はない。まずヤナ場の浅トロへ、ここは例年大きくなりきらない天然遡上のチビ鮎が群れてはねる姿が見られるところだ。ところが全くハミ跡も見えなければチビ鮎の姿も見えない。ただ石はきれいだった。静かに、ゆっくり、広範囲に囮を泳がせてみたがやっぱり全く反応はない。早々に見切りをつけて下の抱え石がある瀬へ、ここは網が張られないので大きな放流鮎が結構残っているところだ。ところがここも反応はない。どんどん下へ下っていく。橋の下の瀬は昨年から大きく姿を変えてしまった。瀬の下流の川にユンボが入りだだっ広く川底をならしてしまったからだ。緩やかだった瀬の勾配が急になりまた瀬の長さも短くなってしまった。それによって瀬肩もほんのちょっとの長さになってしまった。その短い瀬肩を泳がせる
大きな石が一つ離れてあったところでやっと一つ出た。型はまずまず20cm級だ。囮が変わったから状況が変わるかと思ったがそうでもなかった。短い瀬肩の中心部の堀込のところで2つ続けてきたが瀬肩はそれっきり、数出てもよさそうな早瀬でも石裏のたまりで一つ二つ。大型が潜んでそうな瀬落ちの深瀬でも追いは感じられなかった。誰もいないので掛かりそうなところを一通り全部なめたつもりだが結局パッとしなかった。そこで夕方になって転進。もう日が傾きだしたのでいつもの本橋上のトロももう泳ぎにはこないだろうと入った。読みが当たって誰もいない。内心(やった!)と思いつつ釣果が比較的安定してるトロの中の浅くなったところを攻める。するとポツポツと追ってくる。いろいろと泳がせ方を変えて楽しんでいるとなんとこの時間なのに6,7人の高校生らしい男の子が泳ぎに来てしまった。高校生だから泳ぎっぷりは激しい。バシャバシャと遠慮なく泳いでくれる。しかしちゃんと気は遣ってくれてだんだん上へと泳いでいってくれた。50mも離れてくれたらまた鮎が掛かり始めた。そんなにいい調子ではないが囮が弱る前に次が掛かってくれる。今日は道糸にナイロンの0.25号を使っているので囮の泳ぎっぷりもいい。さすがに17時前にもなるとそのお兄さんたちは帰っていった。・・・と・・・今まで上で泳いでいたので下へ避難していた鮎が上にのぼってきたかのごとく急に追いが激しくなった。ところが持ち針が少なくなってしまった。仕方がないので巻いてからちょっと期間がたってしまって糸巻き部分にさびが浮いている4本イカリをつけた。囮を出すとすぐ反応!けど掛からない。「ケラレたか。」と続けて泳がせるとすぐまたビビン。けどかからない。遠くまで囮が出たところでガッツーン!けどばれて掛かっていた鮎が水から跳ねた。その後も囮は逃げまどうのに掛からないのでおかしいなと手元に引き寄せてみてビックリなんと4本イカリの4本のハリが全部折れてしまっていた。かからないのではなくて掛かりすぎるくらいだったのだ。すぐ針を交換。心許ないが昨年チャラ攻めで0.8のハリスに巻いた6号4本イカリをつけるとなんとこれが当たり針!入れ掛かりになった。囮を手から放すと沖に向かう途中でガッツーン!なんと6連ちゃん。で、7連ちゃんめに・・・オバセをとっているので掛かったときに水中糸を石に巻かれてしまってズズズ、プッツ〜ン。。囮もろとも切れてしまった。時間もあまりないのに、、、と気が抜けたがもう一度仕掛けを張り替えた。しかし18時。やっぱり追いは止まってしまった。そこで納竿。ポイントにはもう20日から始まるヤナのための杭が立っていた。ここでやれるのもあとわずか・・・と思いながら帰路についた。
2003年09月13日
佐波川  本橋上のトロ 
          15:00〜18:00 
                     18cm〜21cm 12匹 
3連休の初日。ゆっくりと疲れを癒しての釣行は夕方の1地合となってしった。川は昨晩通過した台風の影響で水位30cm高。風も結構強い。いつものように松田さんのところで囮を買う。地元の人は「300円も出して囮を買うのか?高い!もったいない。」と言うが、他の河川を知っている僕にはここ松田さんのところの囮は安くて質もよい。時間が余りないし、増水しているのでいつものポイントで竿を出す。水が多く押しが強いので養殖の囮はなかなか沖に出てくれない。竿先3m・・・しかし出るまで待っているとそこで1匹掛かってしまった。18cm級。しかし口掛かり。昔はエラから前で掛かった鮎は囮にならなかったものだが、最近は針が細くてするどいのであまり掛かり鮎にはダメージが残らない。囮として交換する。足下が深く沖は浅い。囮が3mより沖へ出ようとするとそこが駆け上がりになっており鮎が集まっているようだ。すぐに掛かる。けれどおかしい全部口やエラ掛かり。ハリスの長さを変えても同じ事。けちって安い早ガケ型の針を使ったのがいけなかったようだ。針交換「カツイチのスーパー競技V97号3本イカリ」今年はこの針をよく使った。刺さりはよい。重さや針軸の細さもよい。根掛かりまずまず。けれど掛かりは遅い。追いを感じてしばらく囮を止めてやっと掛かる。けれど今年は鮎が少なくて探りながら釣る釣り方が多かったからちょうどよいような気がした。しかし先日針がなくなって去年巻いたV2スリムスペシャル6号4本イカリで入れ掛かりしていかにこの「スーパー競技V9の掛かりが遅いのかを実感した。」瀬の引き釣り以外あまり使いたくなくなってしまった。掛かりが遅い分やっぱり背掛かりが多くなった。今日は竿もF中硬硬なので抜きも楽だ。いい調子で釣れてはいたが腰まで浸かっての釣りが嫌になって下流へ回って対岸に渡る。同じところで水深はスネまで。釣りやすいが今度は掛からない。水深のある深みから浅くなる掛け上がりを攻められないのだ。けれど広範囲を泳がせたらボチボチ掛かったのでそのままやった。途中1回親子どんぶり。張り替えたばかりのサンライン複合メタル008が切れてしまった。この糸はメタルでも少し強度が落ちる気がする。メタテクミー感激スペシャル007に交換。囮の泳ぎが重くなってしまった。囮の位置が竿下の引きスタイルに変わる。けれど浅いのでオバセを入れると泳いでくれるのでそれなりに掛かる。3時間で12匹・・・こんなもんかな。
2003年09月14日
高津川  匹見川との合流点の匹見川側  13:30〜17:00
                     18cm〜21cm 7匹
ひさびさの高津川です。しかし前夜、用意万端整えてと仕掛け作りをしていたらいつの間にか4時。それから寝たので目が覚めたのは10時になっていました。
ということで高津川着釣り開始は13:30。
水位50cm高。どこに入ろうか迷った。日原漁協前には誰も入ってない。さすがに不調の高津川で9月ともなって、増水なので人はいないか・・・と思いきや
池原の洞門から様子は一変。ポイントにはずらり竿が並んでいた。ドライブインげんごろうから日原道の駅までは竿の乱立。今年の高津川はほんとすごい人気である。
横田橋の下を見るとそんなには水位も高くなく、何人かの素掛けの人しかいなかった。そういえばここが友釣り専用区なのも8月31日で終わってたのだった。それでも素掛けの人は上と下にいて中央が空いていたので入る。水位20cm高。
30分後、早瀬の下のコンクリートでガツン!けれど、プッツン!メタル007が切れてしまった。
囮はそれ1匹しか持ってなかったので、呆然とした。
仕方がないので車まで戻って漁協本所まで囮を買いに行く。
14:30ところが販売の養殖囮、小さくてやせ細って形もきたない。高津川漁協の囮は1匹400円もするのにいい囮が少ない。仕方なくその中でもましなのを2匹買い、元の場所にUターン。
やっぱり囮はまともに泳いでくれない。こんな時に限って、ケラレ、バレの連続だ。そのたびにどんどん囮は弱っていく。16:30やっと掛かったのが大きい鮎。ちゃんとしっかり下ってすくいとったらいいのに抜きにかかり、掛かり鮎の背中が出た瞬間にバレてしまいました。釣果「0」・・・が頭をよぎる。やせ細った囮とバトンタッチ。オバセをとって半フリーでポイントへ誘導。17:00あきらめてたらついにガツン!目印が吹っ飛んだ。やっと1匹網に入ったけれど、もう帰らなくてはいけない時間。下へ下がっていたのを上に上りながら探っていくと掛かり始めた。入れ掛かりに近い掛かり方。けれど時間がなかった。悔しいので目印が見えなくなるまでやるやった。結果7匹。悔しさを残して帰った。

         合流点本流側
           
                      匹見川側
2003年09月15日
佐波川  本橋上のトロ 
          16:00〜18:00 
                     18cm〜20cm  4匹 
3連休の最後。用事を済ませて夕方少し時間があったので来週には禁漁となってしまうこのポイントに入った。水が少なくなっているのでちと不安があったが、ここでは今年最後の竿だしとなるのでゆっくり臨んだ。めずらしく下手に釣り人がいた。あとでわかったのだがこのHPに訪れてくださる人だったようだ。せっかくの対面だったのに会話もしなかったのが残念である。さて釣果の方は・・・・これまでになく不思議と追わない。最初時間の早いうちに2つ連続できたが、後が続かない。ちょっと天気が悪く早くから曇ってしまったがそのせいだろうか。終盤になってくると日が差した方が追いはいいことが多い。いくらかケラレも感じたが追いが悪くその後浅場で2つ追加しただけだった。最後の竿だしだったのでもうちょっと掛かってほしかったが、仕方ない。なごりは惜しいが本橋を後にした。
2003年09月20日
佐波川  団地前のザラ瀬 
          13:30〜18:00 
                     15cm〜18cm 14匹 
さて、本日から佐波川もやなが立った。下流の堤下は資源保護のため禁漁にもなった。いつもの本橋上も漁止めなのでどこに入ろうかと迷いながら車は下流へ。ほんとはこれからの1番場所は例年新橋上のチャラトロなのだが車が4台も止まっており、素掛けの人がたくさん入っていた。間に入れないこともなかったが車も止めにくいのでさらに下流へ。看護学校前の瀬には何本か竿が見えた。そこからさらに200mほど下流に団地があるのだが、その前のザラ瀬は例年小さい鮎だが天然遡上の群れ鮎がいるところだ。ただ2年ほど前にそこを産卵場にしようということで工事車両が入り川底をならしたので、なんとも変化のない浅い平場になってしまっている。釣り人は一人もいない。はてさて釣れるのか・・・準備をしていると小さいながらも浅場では鮎の跳ねるのが見えた。(何とかなるかも)と川に入る。ここから上200mほど、看護学校前のポイントまでは変化のないトロが続く。はてさてポイントはどこなのか。3年前までの川底ならポイントはわかっていたのだが・・・・まあその頃によく追った瀬肩の浅場でとりあえず囮を出す。泳がせ移動しながら掛かるところを探すがなかなか追いがない。30分ほども探って短く浅い瀬の肩の部分に近づくとやっと最初の一匹がかかった。黄色い鮎である。肩は本橋のトロに比べると一回り小さい。水深は足のスネほどしかないのでその一匹掛かったところに座り込んだ。体勢を低くしてそこにいる鮎に警戒されないためだ。できるだけ体も動かさず、おとり鮎の動きも「静かに」を心がけて座り込んだところから囮が届く範囲で泳がせる。するといい感じだ。次から次に掛かりだした。けれどうまく掛かり鮎を抜かなければ掛かり鮎が暴れて走り回るとその近くでは追いがなくなってしまう。そのうち竿が届くところでも鮎の跳ねが見られるようになった。逃げた鮎が戻ってきたのだろう。この分では今年最高の数が出るかも!と口元がほころぶ。ふと河原を見ると知り合いがそこに立っていた。久しぶりのその人と会話をするためにいったん竿をたたんで河原に上がった。15:00鮎の数は10匹である。けれども掛かりパターンがつかめたのでまだまだハイペースで掛かることが予想できた。その人と1時間ほどおしゃべりをして釣れた鮎の天然物の大きいのを6匹ほど進呈した。16:30再び再会。気になったのは日が陰ってしまったこと。「少し追いが悪くなるかな・・・」と思いながら川の中に。そのときには素掛けの人が2人ほど少し上のトロの真ん中に入っていた。今度は少し上の水深が腰ぐらいのところから始める。しかし・・・全く追う気配がない。「えっ?」っという感じで徐々にさきほど掛かっていた浅場へと向かう。掛からないし囮も小さく泳ぎが悪い。条件的に最悪のパターンに入っていく。追いはない。「そんな・・・」という感じである。浅い肩のところでやっと一匹掛かったが後は続かない。その後その下のザラ瀬やヘチなどどんどん探ったがポツンと追うだけで全然続かなかった。前半と後半の大きな状況の違い。攻め方一つで大きく釣果が変わるこの時期の浅場のザラ瀬。わかっていることではあるが改めてその事を思い知らされた日であった。
2003年09月23日
高津川  匹見川運動公園下のザラ瀬  10:30〜12:30
                                  0匹
匹見川との合流点  13:30〜17:00
                     18cm〜27cm 9匹
さて、前回の釣行で失敗したので今回はちょっと早めに家を出て本流を探ってみようと思い出発した。日原到着が10:00。これでもひさびさの午前中到着だ(笑)。水は平水。日原漁協前を見ると前回同様誰もいない。しかし上の橋上の瀬には一人入っていたのでいくらかはいるはずだと囮購入のために漁協に入る。しかし入ってみて唖然!鮎がいない。掛かりの人に「囮は・・・」というまもなく「もう置いてませんよ。」の返事。ガ〜〜〜ン!本所の方ではいつももう少しおそくまで置いているので本所に向かう。途中竿入れしてみようと思っていた池原洞門下や道の駅下、青原などには何本も竿が立っていた。仕方なくそれらポイントをあきらめ、今年はいい話は聞かないが例年好調の曽庭橋周辺をターゲットにした。本所にはいいとは言えないが囮は置いていた。よく吟味してましなのを2つ購入。目的地へ。しかし、橋の上下にはたくさんの釣り人が入っていた。竿は曲がってない。その釣り人の竿を握る手に力がこもってないところからもそんなには掛かってないことがうかがわれた。人の多いのに竿だしをあきらめてちょっと迷ったが晩秋にはいつも天然物の小型が群れている運動公園下のザラ瀬に入った。ここは周囲見えるところには誰もいない。浅いので遠回りにしずかに入川しポイントに近づく。まずは流れの緩い下の瀬尻から・・・と囮を入れるが反応がない。石はきれいで曇ってないのだがその分明確なハミ跡も見えない。???いるのかいないのか・・・・追いもなければケラレもない。結構広いザラ瀬を下から上まで探ってしまったが結局1匹の追いも見られなかった。「やっぱり今年は天然遡上狙いはダメか・・・」と場所移動。お昼を車中で食べて弱った囮でいつものように合流点のチャラ場へ。ここは平水では足首ほどの水深だ。けれどやっぱりいつもの年のように天然遡上の遊び鮎の姿は見られない。囮を入れて泳がせるが反応はない。仕方なく徐々に下から上へと探っていくがダメである。前回の釣行では増水で水況がよかったのであるが夕方のひととき入れ掛かりに近いテンポで掛かったのに・・・・。仕方がないとっておきの上の早瀬と下のチャラの境目のコンクリートの継ぎ目をねらう。やはりここにはいた。一匹掛かったと思ったらそれから5匹は入れ掛かりだ。上の早瀬を昇とガツン対岸へ向かうとガツン下のコンクリートでガツン!と気持ちがよい。5連ちゃん。しかし・・・腹掛かりの囮を対岸に出してしまって万事休す。根掛かりさせてしまった。なんとかはずそうと試みたがはずれてくれない。しかたがないはずしに向かう。入れ掛かりのポイントに足を踏み入れたくなかった。。。やはりその後はアタリが遠のいてしまった。しばらく他のところも含めて探ってみたが全く掛からなくなった。何とも寂しい釣果だ・・・今日は早く帰るつもりでもあったので前回たくさん竿が入っていた本流側が今日は空いていたので、様子見に場所を移動する。瀬尻から入って足下を泳がせる。するとすぐにグルグル足下で掛かった鮎がもがいてギラギラ光るのが見えた。竿を立てると結構大きい。23cm級だ。この大きい囮で次が来るかな。。。。と泳がせる。しかし鮎の数はやっぱり少ないようで足下、芯、対岸へと掛かり鮎は元気よく泳いでくれるが次がなかなか来ない。元気がいいので芯を上へと上ってくれる。そろりそろりと上らせるとクンと来た。竿を立てると・・・グーーーーンである。「大きい!」水中糸は最近トラブルが多かったのでちょうど0.1号に変えていたのでちょっと安心。川を上り下りしてあしらう。ようやく浮いてきたので抜きにかかるが・・・抜けない。掛かり鮎の背がいくら竿を高くかかげても出てくれない。何度もチャレンジしてたらもう掛かり鮎は手元まで寄ってきた。それでも抜けなかった。しかたなくすくい取る。27cm級だ。囮にできないのでもう一度囮には再登場してもらう。瀬を上りながら探るとしばらくしてまた来た。今度は少し小さいようだったがやはり抜けなかった。やりとりしてすくい取ったがこれも27cm級だった。「本流ではこんな大きいのが掛かるのか・・・。」そう掛かってる様子でもないのに本流でねばっている人が多い理由がやっとわかったという感じだった。あんまり大きいのは好みでない。そこで対岸に渡り夕刻の出ハミを期待してザラ瀬をねらってみたが・・・残念ながらこちらでは1匹も掛からなかった。例年なら思わぬ入れ掛かりを体験することができるのに・・・掛かった大きいのも全部放流鮎。うろこの大きさがそれを教えてくれる。天然遡上はやはり少ない。今年の高津川は漁協の追加放流でなんとか掛かる状態にあったといえるのだろう。今後の釣行の楽しみが薄くなっていく感じで竿をたたんだ。
2003年10月04日
高津川  日原道の駅下の瀬肩  12:30〜17:30
                     18cm〜22cm 5匹

今回は柿木村経由でいった。このHPを読んでくださる人に柿木村の大谷屋さんにはいい囮が置いてあると教えてもらったのです。1匹450円でしたが確かにいい囮。選ばなくても全部きれいだった。「高津川でも、こんないい囮が入手できるんだ。」です。
いい囮が手に入ったので、「今回こそは、日原漁協前のチャラに入るぞ!」と勇んで漁協前に行って唖然!。チャラのど真ん中に堰止めの網が張ってあるのです。一番好いところに張ってあるので釣りにならない。仕方なく日原道の駅前へ。すると下の瀬肩が空いていた。。しかし・・・この時期なのに鮎が見えない。やはり状況は変わることなく鮎は少ない。瀬肩の波の立ち始めに囮を入れる。いい囮なのでよく泳ぐ。けれど掛からない。下の瀬に下がります。波立ち始めの石の裏でやっと来たのは18cm級のメス。おなかボッテリ。瀬の中を元気よく泳いでくれるというわけにはいかない。ダマシダマシで瀬を下り、中段のタルミで1匹追加。やはりメス。流れの強い波立ちでは追ってくれない。結局瀬を下まで下ってこの2匹だけだった。瀬肩から上へ、トロの中でも少し浅く盛り上がって石が黄色がかっているところでやっとポツンと追ってきた。全部メスだ。それにしても魚影が薄い・・・続けて追ってくることはなかった。悪い天気ではなかったが、風が強く、川の中に立ち込んでいたら寒くて震えながらの釣りであった。結局、日暮れまでここでねばって、5匹。瀬には落ち鮎をごっそり取り尽くすために夜網が張られ、火振りの嵐。素掛けで夜掛けをする人も多数見られた。
2003年10月05日
高津川  養護学校裏のチャラ  11:30〜13:00
                                  0匹
匹見川との合流点の匹見川側  13:30〜17:30
                     18cm〜25cm 13匹
昨夜は益田泊。泊まりがけの釣りである。グッスリ眠って11:30竿入れだ。最初のポイントは養護学校裏。しかし、素掛けの人と網入れででまるでお祭りの様相であった。なんとか網と素掛けの人の間があいているところを見つけ入川した。けれど鮎は群れも小さく、すっかりおびえているようで石にはついていなかった。1時間半ほどやって「ダメだ。こりゃ」と場所変えした。網が入らず、素掛けの人も少ないのは横田地区匹見川の超チャラしかないと考えて合流点匹見川側に転進。しかし、減水。足首のくるぶしほどしか水深はなかった。まずはこのところはずれなしのコンクリートの継ぎ目。すぐに追ってきた。21cmのオスだった。元気のいい囮を足下から早瀬へと上らせると続いてガツン!同型のオスがきた。けれどくるぶし水深なので、掛かり鮎が暴るとすぐにそこは掛からなくなってしまう。そのうち根掛かりさせてしまってこのポイントはダメになってしまった。下は足の甲ほどの水深なので上に上るが掛からない。石裏で少しタルミになっているところでようやく1匹追加。けれど浅いのでこれも暴れて後が続かない。そのまま早瀬を全部上がりきってしまった。橋より上に友釣りの人が3人入っていたので、「掛かるのかな?」と上に上ってみた。トロで泳がせている人の間に入らせてもらって泳がせたがダメだったので再び橋の下流へ、時間は15:30になっていた。本流側へ移るか・・・と囮を泳がせながら下る。すると・・・足の甲ほどしかない水深のドチャラでグン!。これが大きい!抜く瞬間に、プツン!親子どんぶりだ。ガックリと力が抜けてしまい10分ほど立ちつくしてしまった。あきらめ気分で仕掛けを張り替え、10mほど下ったところで一番元気の良さそうな囮を入れる。足の甲水深のドチャラだ。ところが・・・バッチャーン!水深が浅いので掛かった鮎が水上に飛び上がる。起死回生の逆転ホームラン。これも21cm級の肥えた鮎だった。「こんなドチャラでかかるのか!」だ。同じところで数は掛からない。掛かり鮎も大きい(最大25cm)し浅いので一匹掛かったらそこのポイントは荒れてしまうからだ。一匹掛けてはポイントをずらし一匹かけてはポイントをずらししてその後は半入れ掛かり状態。目印が見えなくなるまで掛かった。結局16:00〜17:30までで10匹だ。


これで今年は竿を置くことにした。


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