2002年 釣行記

3月9日 (土) 晴れ 
匹見川 紙祖川  9:00〜18:30
  15cm〜18cm 21匹

今年の初釣行!
3月1日解禁ではあるが、仕事の関係で今日になってしまった。
晴天ではあったが朝は放射冷却現象で大変冷え込んだ。
釣行途中、仕事の疲れで眠たくなり、PAで仮眠をし、釣り場到着が
遅くなってしまった。それで、いつもは匹見川との合流点まで先に行き、
川虫を捕って再び川を遡るのだが、今回は川の上流から釣り下がって行くことにした。
餌はそのため、養殖ぶどう虫中心でミミズと使い分けた。
朝一はやはり上流、水温が低いのかなかなか餌をとってこない。
しかし、徐々に日が高くなり水温が上がると同時に食いが上向いてきた。
ゆるい瀬ではほとんど当たりが出だしたが、
いかんせん型が小さい。
やはり、いくら暖かい冬とは言ってもまだ、上流は時期が早いのだろう。
しかし、初釣行ということもあり、当たりを楽しめるので、
そのまま徐々に川を下りながら、釣り続けた。
ミミズは食いが悪く、ほとんどがぶどう虫である。
ただ、途中釣り場で採取したおにチョロの小さいのをつけると
全然食いが違った。やはり、川虫が1番正解だろう。
小さいのでほとんどが放流。
キープサイズと針を飲んでしまったのだけ持ち帰ったが、
釣果の半分は放流した。
それでも21匹の釣果だから、魚が多いのは確かだった。
3月17日(日)  晴れ  
高津川 福川川  13:00〜18:30
  15cm〜21cm 14匹

起床が遅かったが、天気の良さに誘われて出漁。
時間も遅いので、「少しでも近場で」と徳地から柚木を抜けて
福川川へ向かった。前回上流はまだ時期早だったので、
今回は、本流狙いにする。
ところが本流に出て、びっくり!
ポイントになるところには、あちこちに車が止まり、
また人影が見える。
「どこで竿出しを」と途方にくれたが、とりあえず中流付近の瀬で
河原に降りて川虫を捕ることにする。
そこにも車が1台止まっており、先行者がいるようだった。
身支度を整えた頃、先行者が帰ってきた。
だいぶ上流の方から道路を下って歩いて来られたので、
かなり上流まで遡ったのであろう。
釣況を聞くと、「釣れない」という答え。
昨年もそこは何度も足を運んだけれど芳しくなかったので
「やっぱり そんなもんかあ」
と言う感じ。しかし、どうも川虫もいないとのことでガックリ。
「まあ、ちょっと様子を・・・」と河原に降りて石をはぐるが、「いない」。
それでも時々は羽化前の大きなヒラタとキンパクが
ちょろっといたので辛抱強く探して、ようやっと30匹くらいには
なった。
「ちと、様子を・・・」と岸際の瀬の弛みに餌を入れると
なんと1発で喰ってきた。
流心の深みや大きな落ち込み、弛みでは全然出ないが
浅くちょろちょろとしたところを流すとけっこう来る。
それで、本気で腰を据えて狙っていった。
小さなポイントも逃さないように、亀の歩みくらいのスピードで
沢を登る。ただ、河原が広く、風も強いので、
なかなか1発でポイントには投入できなかった。
けれど、丁寧にポイントをひらっていくと、時間も早くたってしまい、
気がついたら夕刻を迎えていた。
移動距離500M程度
数えたら14匹になっていたので、「先行者の後を行ったにも
かかわらず、まずまず」と満足して帰路についた。
3月24日(日)  曇り  
高津川 福川川 16:00〜18:30
             0匹

早朝から風が強く、竿が振れそうもなかったので
様子を見ていたが、我慢できずに出漁。
時間も遅いので、様子見と福川川:桃谷地区下流へ。
前回上流は小型主体だったので、
今回は、型狙いにする。
ところが・・・・・・
前回のポイントとは10kmと離れていないのに川の中が全然違う。
ヤマメの魚影がすこぶる薄い。
あたりを見せてくれるのは
カワムツ、ウグイばかり
ここぞと思うポイントでじっくり粘って流し
やっと1匹かけた。
しかし、浮かしたところで痛恨のバラシ!
25cmクラスだったようだ。
結局この日はヤマメらしき魚信はその1回だけ

河原には川虫もおらず。
養殖ブドウ虫でねらった。
3月31日(日)  晴れ  
高津川 福川川     15:00〜18:30
              0匹

起床が遅く風も強かったので様子を見ていたが
やっと天気が回復したので出漁。
時間が遅くなったので、前回思わぬ貧果だった下流部の
様子をうかがうために
前回より少し上流に行った桃谷下集落付近に入渓。
雨後の増水でちょうどおいしい流れができていたので
迷わず入渓。
ところが偶然釣友と遭遇しビックリ!!
僕より前に同じねらいで入ったらしい・・・
様子を聞くと
「全然ダメ!!」
の返答。
流れの良さに対比してがっくりしたが
「まあ、様子を見てみよう」とそのまま入る。
増水なので川虫も探れない。
養殖ブドウ虫でおいしい流れに投餌するが
やはり反応はない。
喰いが悪く、餌取りもなかなかこない。
雨による増水で水温が低下したためか・・・
しかし、続けていると少しは反応があった。
ヤマメらしき魚信は5度。
1匹はあげながら怠慢をして網で受けてなかったので
ぶら下げてたら落ちてしまった。
23cm級のアマゴだった。
残りの4回は全部バラシ。
ということで釣果は0だった。
ここはウグイの大きいのがいて
25cm級のウグイ(7匹)に楽しませてもらった。
4月1日 (月) 晴れ 
 高津川 福川川  14:00〜17:30
  アマゴ  15cm〜21cm 10匹
             ゴギ  20cm〜25cm  7匹
午前中の用事を済ませて釣行
晴天で気温も高い。
このところボウ
ズが続いたので、欲求不満気味だったので
今回は上流部へ
桃谷上集落、桃谷渓谷の下に入渓した。
さすがに入渓しやすいところ。
入渓路や河原には無数の足跡が残っている。
ひょっとしたらこの日も朝は入釣者があったのかも知れない。

川虫を捕ろうと石をめくるが全くいない。
どうもこの川は川虫が少ない。不満である。
仕方なく養殖ブドウ虫1本で釣ることにする。
すると・・・少し深みのある流れの底波をとらえて流すと喰ってきた。
大きいので慎重にあしらってあげてみると・・・なんとゴギ
1つポイントで固まって上がる。

小さなたまりや緩い瀬ではアマゴが出たが数は少ないし
型もそれほどではない。放流サイズも何匹かいた。
釣り上がっていくうちに少し型のいいゴギが釣れた。
その深みでもう1匹・・・と餌を付け替えていると、
そのゴギが魚籠から飛び出した。
「アレ?」
と魚籠を見てくるとフタのチャックが開いて完全OPEN状態。
アチャー!魚は残っていたが、何匹かは気がつかないうちに
落としてきてたかもしれない。
最後は餌切れで終了。
しかし、この川は???少しの距離の差でこれだけ魚影が違う。
また、カワムツやウグイとゴギ・アマゴが一緒にいて
本来の生息域であるはずのヤマメは全然いないのだから・・・
ちょっと興ざめである。
4月7日(日)雨 
高津川 紙祖川  14:00〜16:30
  アマゴ  15cm〜21cm 7匹
            
朝から雨風強く悪天候
けれども我慢ができずに釣行。

今回は紙祖川下流部へ型を狙って入った。
けれどもやはり悪天候
雨・風強く竿が振り辛い。

それでも負けずに竿を振るが、
ウグイばかりである。
ようやく型を見るが、期待に反してあまり大きくなく数も出ない。
瀬尻でねばるが、やはりウグイばかり
出るのは少し流れの速い瀬の流心脇だけである。

釣り上がって橋の下まできてようやくいい型が出た。
しかし、あまりに寒いので早々に納竿した。
4月14日(日)  
高津川 紙祖川  11:00〜17:30
  アマゴ  15cm〜18cm 26匹

今日は久しぶりに紙祖川まで行こうと、
朝早く出発したつもりであったが、寝不足。
途中で休憩を取り、
またポイント紹介用の写真を撮りながら進んだので、
到着は昼前になった。

匹見川との合流点で川虫を採るがそんなにはいない。
そのためかなり餌取りに時間がかかった。
ちょっと型狙いをとそのまま本流を狙ってみたが、
一つ18cmが来ただけで、あとはウグイばかり。
ウグイにはもう婚姻色が出ていた。
かなり時間をかけて粘ったが、型を見れそうもないので、紙祖川を上る。

途中で昨年道路工事のために川筋を真っ直ぐに整えた筋で車を止めた。
「工事後だから人は竿入れをさけるだろう」との読みである。
しかし、ここぞというポイントではあたりが出ない。
それよりも川岸沿いの浅場や落ち込み上のざら瀬で
あたりが出る。
出るところでは次々とかたまって釣れる。  
小一時間で13匹なんとかキープサイズを釣り上げる。
しかし、このポイントはだいぶ下流部でありながら、型は小さい。

それからさらに遡って前に釣行したときに堰堤の下を攻め、
上を攻め残していたので、そこを攻めることにした。
ここでもやはり浅いトロ瀬やざら瀬で釣れる。
少し水深のあるところはウグイばかりである。
型はやはり小さいが(放流サイズもかなりいた。)
ここでも小一時間で13匹なんとかキープサイズが確保できた。
やはり紙祖川は魚影が濃い。
ただし(今年は特に)小さいのが玉に瑕である。
4月20日(土)  
高津川 福川川  15:00〜18:00
  アマゴ  21cm   1匹
土曜日はどうもエンジンのかかるのが遅い。
曇りから雨の天気予報・・・早くでないと雨が降る。
朝から曇天とヤマメ釣りには絶好に日和ではあったのだが・・・
釣り場到着は、なんと15:00
出発が遅くなったので、福川川へ行く
ちょうど1ヶ月前に昼から14匹、なんとか上げたポイントに入る。
釣行途中、上流部にたくさんの人影が見えた。
しかし、前に人が入っていた集落中心部には誰も見えない。
河原に降りると思った以上に風が強い。
竿を支えていられないくらいである。
釣りを続けるのも無理なぐらいの突風が吹いたが
せっかくきたのだから・・・と突風の合間を見計らって
竿を振る・・・しかし・・・前回きたときとは大違い。
落ち込み瀬、荒らせどこに餌を入れても、コトリともしない。
たまに当たってあがってくるのはウグイばかりだ。
納竿前に荒瀬の段々の流れのたまりに投餌したときグッと
本命あたり。やっとの1匹であった。
しかしこの1匹21cmの大きさだが、姿がとっても美しく
うっとりと見とれてしまう満足な姿だった。
一雨ごとに水温が上がり、魚は上流へと登り、また、餌となる
川虫も多くなり、太ったのだろう・・
4月29日(月)  
匹見川 紙祖川  15:00〜18:00
  アマゴ  15cm〜21cm   6匹 
             ゴギ        22cm   1匹 

雨の跡
釣り場到着は、なんと15:00
出発は遅くなったがこのところまともな釣りができてないので 
思い切って紙祖川まで行った。 
けれども、以前のようには餌を喰って来ない。 
餌は雨後で水量が多いため川虫を捕ることはできず、 
養殖ブドウ虫である。 
いいポイントに投餌しても 
10ヶ所で1回さわるかさわらないかである。 
それも食い込まずさわるだけでも2度とは触らない。 
まあ、本来の渓の釣りになったということであろうが、 
それにしてもしぶかった。 
けれど、魚は確実に大きくなっており、 
かかった魚で放流サイズのものは1匹もいなかった。 
やはり、もう餌は川虫でなければ食いが極端に落ちるようである。
5月19日(日)  
匹見川 紙祖川  14:00〜19:00
  アマゴ  18cm〜22cm   5匹 
             ゴギ        23cm   1匹 


今春の竿納めになるだろう・・・ 
と思いつつ、でも出発はいつものごとく遅くなってしまった。 
そのため、川虫を捕っている時間がおしくて 
養殖ブドウ虫である。 

しかし、やはり食いは悪く、当たりは少ない。 
そこで、糸を細くしてナチュラルドリフトで 
挑戦するが、途中タモを落としてしまい、 
今度はかかった魚の型が大きく 
糸切れで逃がしてしまう。 
山の木々にはすっかり青葉が茂り 
長竿は 振りにくくなった。 
何度も天糸を木に引っかけてしまった。 
夕暮れ、藪の中から獣の鳴き声も聞こえてくる・・・・ 
途中、石をはぐると、ヒラタもだいぶ大きくなっていたので、 
朝から川虫を捕って釣ったら、かなりの釣果が見込まれる。 
本当はこれからがおもしろそうな紙祖の渓流ではあるが、 
鮎が近くなった・・・ 
今期の渓ともお別れである。


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